JP2008181458A - 遠隔監視システム - Google Patents

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剛 小川
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Abstract

【課題】 災害等が発生した場合であっても、監視対象機器の監視を安定して行うことができる遠隔監視システムを提供する。
【解決手段】 遠隔監視システムは、監視対象機器と、当該監視対象機器の稼働状況を示すパラメータを取得するローカル端末と、当該ローカル端末とネットワークを介して接続された監視装置とを備え、ローカル端末によって、排水設備の周辺で大雨の災害が発生したことを判断した場合に(ステップS11)、降雨量が規定値以上であるか否かを判定する(ステップS12)。その結果、降雨量が規定値以上である場合には、排水設備の異常と判定するしきい値を変更し(ステップS13)、又は、排水設備の異常を監視装置に通知する頻度を調整する(ステップS14)。これによって、ローカル端末から監視装置に異常信号が送信される頻度を抑制する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、災害の影響を受ける設備機器である複数の監視対象機器を統括して監視装置により監視する遠隔監視システムに関する。
従来より、複数の監視対象機器の異常を監視装置で統括して監視するためには、下記の特許文献1、特許文献2に記載された技術が知られている。
特許文献1に記載された遠隔監視システムは、監視対象機器の測定部と監視部とが遠隔に配置されて構成されている。この遠隔監視システムにおいて、監視部は、設定範囲内における測定値の経時変化に基づく異常判定や、測定値の積算量や積算量の変化率に基づく異常判定を行う。これにより、監視部は、異常値が観測される前に異常を検知している。
特許文献2に記載された遠隔監視システムは、被災地域での安否確認情報を収集できるようにするために、通信の輻輳の発生を防止している。この遠隔監視システムは、被災地域とセンタ局とが遠隔に配置されて構成されている。災害の発生が検出されると、センタ局は、災害状況から予想される通信の輻輳の規模を予測してアクセス制限のレベルを決定し、通信が輻湊する可能性のある被災地域の端末にアクセス制限の情報をブロードキャストする。被災地域の端末は、アクセス制限の情報に基づいて、データ量を調整した安否情報を送信する。
特開2003−296851号公報 特開2004−297131号公報
局地的な災害が発生した場合、当該災害の影響がある範囲内に複数の監視対象機器が存在すると、当該複数の監視対象機器が一斉に異常状態となることがある。このような状態では、当該複数の監視対象機器から監視装置に、一度に警報情報が送信される。この場合、監視装置は、警報情報に対する処理が急激に増加して、処理が不可能となる可能性や警報情報に基づく対応処理が実施できない可能性がある。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、災害等が発生した場合であっても、監視対象機器の監視を安定して行うことができる遠隔監視システムを提供することを目的とする。
本発明は、監視対象機器と、当該監視対象機器の稼働状況を示すパラメータを取得するローカル端末と、当該ローカル端末とネットワークを介して接続された監視装置とを備えた遠隔監視システムである。この遠隔監視システムは、ローカル端末に設けられ、パラメータが異常であることを判断した場合に、監視対象機器の異常を通知するための異常信号を監視装置に送信する異常処理手段と、監視対象機器の設置場所における災害情報を取得する災害情報取得手段とを備える。上述の課題を解決するために、ローカル端末の異常処理手段は、災害情報取得手段により取得された災害情報に基づいて、異常信号を生成して監視装置に送信する条件を変化させる。
本発明に係る遠隔監視システムによれば、災害情報に基づいて、ローカル端末から監視装置に異常信号を送信する条件を変化させることによって、災害発生時に監視装置への異常信号の送信頻度を抑制することができる。これにより、災害の影響を受けている複数のローカル端末から監視装置に、多数の異常信号が送信されることを抑制することができ、監視装置の処理負担を軽減できる。したがって、この遠隔監視システムによれば、異常信号に対する監視装置の処理量が多くなって監視装置の動作が不安定になることなく、監視装置によって複数の監視対象機器を安定して監視するができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明は、例えば図1に示すように、ネットワークNTに、監視装置1と、複数の監視対象2A,2B・・・(以下、総称する場合には単に「監視対象2」と呼ぶ。)と、災害情報取得装置3とが接続された遠隔監視システムに適用される。この遠隔監視システムは、監視装置1によって監視対象2の排水設備12を監視して、当該排水設備12の異常を検知するものである。
監視装置1は、複数の監視対象2とネットワークNTを介して通信を行い、複数の監視対象2を遠隔から監視する。監視装置1は、SNMP(Simple Network Management Protocol)に準拠したポーリングを行って当該監視対象2により収集された排水設備12の状態情報を取得する遠隔監視装置である。
各監視対象2は、それぞれ異なる場所に設置されている。例えば、各監視対象2は、異なるマンションに設置され、当該マンションに設けられた設備機器である監視対象機器からデータを収集して蓄える。この説明では、マンションに設置される監視対象機器として、排水設備12を例に挙げて説明する。
排水設備12は、ポンプ21と排水槽22とからなる。排水槽22は、建物の地下等で発生する汚水、湧水、雑排水を公共下水道などに自然流下できない場合に設けるもので、当該排水を一時的に蓄積する。ポンプ21は、排水槽22に集められた排水を、揚水排除する。ポンプ21は、排水を公共下水道に流下する場合に、当該排水を吸引して排出する。このポンプ21の稼働状態である実測電流値信号は、ローカル端末11によって取得される。排水槽22には、排水の水位を検知する水位センサが設けられている。水位センサで検知された水位信号は、ローカル端末11に出力される。
ローカル端末11は、監視対象2ごとに1台設けられる。ローカル端末11は、排水設備12のポンプ21から読み込んだ実測電流値信号及び排水設備12の排水槽22から出力された水位信号が入力される。また、ローカル端末11は、ネットワークNTを介して監視装置1と接続されている。ローカル端末11は、排水設備12の状態情報を監視装置1に送信する。これにより、ローカル端末11は、排水設備12の状態を監視装置1に監視させる。
ローカル端末11は、図2に示すように、ネットワークNTと接続されたネットワーク通信部31と、排水設備12と接続された状態取得部32と、状態記憶部33と、異常処理部34と、災害情報処理部35とを備える。
状態取得部32は、排水設備12の稼働状況を示すパラメータとして、所定時間ごとにポンプ21の実測電流値信号及び排水槽22の水位信号を取得する。ポンプ21の実測電流値信号及び排水槽22の水位信号は、状態取得部32によって、状態記憶部33に記憶される。状態記憶部33は、ポンプ21の実測電流値信号及び排水槽22の水位信号を排水設備12の状態情報として蓄積する。
異常処理部34は、状態記憶部33に新たに入力されたポンプ21の実測電流値信号及び排水槽22の水位信号と、所定のしきい値とを比較する。このしきい値は、ポンプ21の実測電流値信号の異常を判定するためのしきい値と、排水槽22の水位信号の異常を判定するためのしきい値との双方を含む。異常処理部34は、新たに状態記憶部33に記憶されたポンプ21の実測電流値信号又は排水槽22の水位信号と、しきい値とを比較して、ポンプ21又は排水槽22が異常であると判定した場合には、その旨をネットワーク通信部31に通知する。
災害情報処理部35は、排水設備12の設置場所における災害情報が入力される。この災害情報は、災害情報取得装置3で取得された情報である。災害情報取得装置3は、地点情報を付加した災害情報をネットワークNTに送出し、災害情報処理部35は、災害情報に含まれる地点に自己の設置場所が該当する場合に、災害情報を受信する。この災害情報としては、大雨警報の情報、大雪の情報、停電の情報などを始めとして、排水設備12の状態に影響を与える災害の情報が含まれる。
災害情報処理部35は、入力された災害情報に基づいて、異常処理部34によって異常信号を生成して監視装置1に送信する条件を変化させる。例えば災害情報が大雨情報であり、排水設備12の設置場所に大雨が降っている環境である場合には、排水槽22の水位が急上昇して、異常な水位となる。従って、災害情報として大雨警報の情報が入力された場合には、災害情報処理部35は、異常処理部34で判定する水位信号に対するしきい値を高く設定する。これにより、災害情報処理部35は、異常処理部34によって異常信号を生成して監視装置1に送信する条件を緩和するように変化させる。
また、災害情報処理部35は、災害情報が入力された場合に、監視装置1に異常信号を通報する間隔を長くしても良い。これにより、災害が発生している地域が広く、他の監視対象2でも異常となった場合であっても、急激に監視装置1の処理量が高くなることを抑制できる。
災害情報取得装置3は、排水設備12の設置場所の周辺に設けられて災害の度合いを測定する災害情報測定装置であっても良い。この災害情報測定装置は、降雨量センサ、電源監視装置などの災害情報を取得する装置が挙げられる。これにより、ローカル端末11は、実際の排水設備12の位置における災害情報により、排水設備12の状態が異常であるか否かを判断できる。
ネットワーク通信部31は、例えばSNMPに準拠した処理を行って、ネットワークNTを介して監視装置1との間で通信を行う。ネットワーク通信部31は、監視装置1からSNMPにおけるGetコマンドを受信する。Getコマンドを受信した場合、ネットワーク通信部31は、状態記憶部33に記憶された排水設備12の状態情報を取り出す。排水設備12の状態情報は、ネットワーク通信部31により、Getコマンドに対するレスポンス(応答)として監視装置1に送信される。また、ネットワーク通信部31は、異常処理部34から排水設備12の状態が異常である旨の信号を受信した場合には、SNMPにおけるTrapと称される異常信号を監視装置1に送信する。更に、ネットワーク通信部31は、ネットワークNTから災害情報を受信した場合には、当該災害情報を災害情報処理部35に出力する。
監視装置1は、図3に示すように、ネットワークNTと接続されたネットワーク通信部41と、複数の監視対象2から送信された排水設備12の状態情報を蓄積する記憶部42と、状態表示出力部43とを備える。
ネットワーク通信部41は、監視対象2のネットワーク通信部31と同様に、SNMPに準拠した処理を行う。監視対象2に蓄積された排水設備12の状態情報を取得する場合、ネットワーク通信部31は、SNMPに準拠したGetコマンドを監視対象2に送信し、その後に、排水設備12の状態情報を受信する。受信した排水設備12の状態情報は、監視対象2ごとに記憶部42に蓄積される。また、ネットワーク通信部41により監視対象2から異常信号が入力された場合、異常信号は、記憶部42に記憶される。
状態表示出力部43は、複数の監視対象2を管理する管理者の操作によって、複数の監視対象2の状態を表示させる。状態表示出力部43は、異常信号や排水設備12の状態情報を表示する表示ディスプレイや音響出力装置等からなる。監視対象2から異常信号が送信されて記憶部42に記憶された場合、状態表示出力部43は、その旨を管理者に警告するように表示する。
つぎに、上述したように構成された遠隔監視システムにおける処理について説明する。
図4に示すように、ステップS1において、ローカル端末11の状態取得部32により、排水設備12の状態情報を取得して状態記憶部33に蓄積する。
次のステップS2において、ローカル端末11の状態記憶部33に記憶された排水設備12の状態情報を異常処理部34によって検査し、ステップS1で記憶された排水設備12の状態情報が異常状態となったか否かを判定する。このとき、異常処理部34は、所定のしきい値と、状態記憶部33に新たに入力された排水設備12の状態情報とを比較する。この所定のしきい値は、排水設備12の異常を検知するために予め設定された一定のしきい値、又は、災害発生時に災害情報処理部35によって変更されたしきい値である。異常処理部34によって排水設備12の状態情報が異常となったと判定された場合には、ステップS3に処理を進め、異常と判定されなかった場合には、ステップS1に処理を戻す。
例えば、排水槽22の水位が満水状態(100%)に対する40%の水位且つポンプ21の実測電流値が動作電流値以下の時には、異常処理部34によってポンプ21の故障と判定する。また、排水槽22の水位が満水状態に対する75%の水位且つポンプ21の実測電流値が動作電流値以上の時には、異常処理部34によって排水処理遅れの異常と判定する。更に、排水槽22の水位が100%である時には、異常処理部34によって水槽オーバーフローの異常であると判定する。
次のステップS3においては、ステップS2にて排水設備12の状態情報が異常と判定したことに応じて、異常処理部34により、その旨がネットワーク通信部31に通知され、ネットワーク通信部31によって、状態記憶部33に新たに記憶された排水設備12の状態情報(異常状態)を読み込む。
その後、ネットワーク通信部31は、SNMPにおけるTrapとして異常信号を監視装置1に送信する。監視装置1は、ローカル端末11から異常信号を受信し、その後に、Getコマンドをローカル端末11に送信する。これに応じ、ローカル端末11は、異常と判定した排水設備12の状態情報を監視装置1に返信する。
監視装置1は、異常と判定した排水設備12の状態情報をネットワーク通信部41によって受信すると、当該排水設備12の状態情報を記憶部42に記憶する。これにより、監視装置1は、状態表示出力部43によって排水設備12の状態情報を表示可能な状態とする。
このように、ローカル端末11は、ステップS1〜ステップS3の処理を定期的に行うことにより、ポンプ21の稼働状況である実測電流値及び排水槽22の状態である排水槽22の水位を取得できる。そして、排水設備12に異常が発生した場合には、ローカル端末11から監視装置1に異常信号を送信し、監視装置1によって、異常と判定された排水設備12の状態情報を受信できる。
災害情報処理部35によって、ネットワーク通信部31を介して災害情報を受信し、図示しないメモリに格納した場合には、図5に示す処理を行う。なお、図4の処理と図5の処理とは、ローカル端末11によって並列的に行われる。また、以下の説明は、災害情報に位置情報及び降雨量情報が含まれているものとする。
図5に示すように、先ずステップS11においては、ローカル端末11の災害情報処理部35により、格納した災害情報に含まれる位置情報と、予め記憶した排水設備12の位置情報とを比較する。災害情報処理部35によって災害情報に含まれる位置情報と排水設備12の位置情報とが近く、排水設備12の周辺で災害が発生していると判定した場合には、ステップS12に処理を進める。一方、災害情報処理部35によって災害情報に含まれる位置情報と排水設備12の位置情報とが近くなく、排水設備12の周辺では災害が発生していないと判定した場合には、処理を終了する。
ステップS12においては、災害情報処理部35により、ステップS11にて格納した災害情報に含まれる排水設備12の周辺での降雨量が規定値以上か否かを判定する。この規定値は、ポンプ21が通常の電流値で動作しても排水槽22の水位が異常に高い値となってしまう程度の降雨量が予め設定されている。災害情報に含まれる降雨量が規定値以上である場合には、処理をステップS13に進め、災害情報に含まれる降雨量が規定値以上ではない場合には、排水設備12の異常が発生する可能性がないので処理を終了する。
ステップS13においては、異常処理部34により、排水設備12の状態が異常であると判定する判定値であるしきい値を変更する。異常処理部34は、排水槽22の水位に基づいて異常と判定するしきい値を、高く変更する。又は、異常処理部34は、ポンプ21の実測電流値に基づいて異常と判定するしきい値を、高く変更する。これにより、異常処理部34は、降雨量が多いために排水槽22の水位が上昇しても、異常と判定される確率を低くする。
ステップS14においては、異常処理部34により、ネットワーク通信部31から異常信号を送信する頻度を調整する。すなわち、異常処理部34は、災害時における監視装置1での異常信号の集中を抑制するために、異常信号を送信する頻度を抑制する。これにより、降雨量が異常に多くなり排水槽22における水位が高く、状態記憶部33に排水設備12の状態が異常であることが記憶されて、異常処理部34によって排水設備12の状態が異常と判定される状態が継続しても、監視装置1に異常信号を送信する回数を減らす。
また、この遠隔監視システムは、ローカル端末11によって異常信号(Trap)を送信する間隔を長くしても良いが、監視装置1のポーリング間隔を長くしても良い。
この遠隔監視システムは、災害が発生していない場合には、図6に示すように動作する。図6によれば、遠隔監視システムは、監視装置1により、建物Aに設置された排水設備12の状態情報を取得するローカル端末11、建物Bに設置された排水設備12の状態情報を取得するローカル端末11を含む複数のローカル端末11に、予め設定されたポーリング間隔でGetコマンドを送信する。
建物Aに設置された排水設備12の状態情報を取得するローカル端末11には、所定のポーリング間隔T1でGetコマンドC1,C3,C5が送信される。建物Aに設置された排水設備12の状態情報を取得するローカル端末11は、当該GetコマンドC1,C3,C5に対するレスポンスR1,R3,R5をポーリング間隔のT1で返信する。同様に、建物Bに設置された排水設備12の状態情報を取得するローカル端末11には、所定のポーリング間隔T1でGetコマンドC2,C4,C6が送信され、建物Bに設置された排水設備12の状態情報を取得するローカル端末11は、当該GetコマンドC2,C4,C6に対するレスポンスR2,R4,R6をポーリング間隔のT1で返信する。
この遠隔監視システムにおいて、建物Bが存在する区域において災害が発生したことを災害情報取得装置3からの災害情報によって監視装置1が認識したとする。この場合、監視装置1は、建物Bに存在するローカル端末11に対するポーリング間隔を、ポーリング間隔をT1から、当該T1よりも長いポーリング間隔であるTnに変更する。また、災害が発生していない災害影響区域外の建物Aに対しては、そのままのポーリング間隔のT1を維持する。
これにより、建物Aに設置された排水設備12の状態情報を取得するローカル端末11には、所定のポーリング間隔T1でGetコマンドC11,C13,C14が送信され、建物Aに設置された排水設備12の状態情報を取得するローカル端末11は、当該GetコマンドC11,C13,C14に対するレスポンスR11,R13,R14を返信する。一方、建物Bに設置された排水設備12の状態情報を取得するローカル端末11には、所定のポーリング間隔T2でGetコマンドC12,C15が送信され、建物Bに設置された排水設備12の状態情報を取得するローカル端末11は、当該GetコマンドC12,C15に対するレスポンスR12,R15を返信する。
このように、遠隔監視システムによれば、災害情報に基づいて、排水設備12に対する災害の影響度合いが大きいほど、ローカル端末11から監視装置1に、排水設備12の状態情報を送信する頻度を低くすることができる。なお、監視装置1は、災害影響度が大きい区域に存在するローカル端末11ほど、Getコマンドの送信後の待ち時間を長くすることによって確実に排水設備12の状態情報を取得することが望ましい。
以上説明したように、本発明を適用した遠隔監視システムによれば、災害情報に基づいて、ローカル端末11から監視装置1に異常信号を送信する条件を変化させることによって、災害発生時に監視装置1への異常信号の送信頻度を抑制することができる。これにより、災害の影響を受けている複数のローカル端末11から監視装置1に、多数の異常信号が送信されることを抑制することができ、監視装置1の処理負担を軽減できる。したがって、この遠隔監視システムによれば、異常信号に対する監視装置1の処理量が多くなって監視装置1の動作が不安定になることなく、監視装置1によって複数のローカル端末11を安定して監視するができる。
また、この遠隔監視システムによれば、排水設備12の設置場所の周辺に設けられた災害情報測定装置により災害を測定するので、実際の設置場所の災害の状況によって監視装置1に異常信号を送信する条件を変化させることができる。排水設備12に周囲に、他の排水設備12が存在する場合、実際の位置における災害の状況を検知する災害情報測定装置は、複数の排水設備12で1つでも良い。このように、複数の排水設備12で1つの災害情報測定装置を用いる場合には、災害情報測定装置が設置されている場所のローカル端末11から、他の排水設備12のローカル端末11に災害情報を送信する。これにより、遠隔監視システムは、災害情報に基づいて異常信号の送信する条件を変化させる構成を、低コストで実現できる。
更に、この遠隔監視システムによれば、災害発生時においては、異常信号を監視装置1に送信する条件として当該異常信号の送信周期を変化させるので、監視装置1によって複数の排水設備12についての状態情報を均一に取得することができ、複数の排水設備12における異常の発生を複数の排水設備12全体でとらえることができ、監視装置1の処理負荷を低減することができる。
更にまた、遠隔監視システムによれば、災害情報に基づいて、排水設備12に対する災害の影響度合いが大きいほど、ローカル端末11から監視装置1に、排水設備12の状態情報を送信する頻度を低くすることができるために、災害影響度が大きい区域のみならず災害影響度が小さい区域における排水設備12の状態情報を確実に取得できる。例えば災害情報として大雨警報が発生した場合、ある地域の降雨量が他の地域よりも多い場合には、当該他の地域に設置されたローカル端末11の情報の送信間隔よりも、ある地域における情報の送信間隔を長くする。これにより、災害影響度が大きい地域に設置されたローカル端末11から監視装置1への通信トラフィックを低減させることができる。
更にまた、この遠隔監視システムによれば、異常信号を監視装置1に送信する条件として排水設備12の状態が異常であると判定するしきい値を変化させるので、異常と判定する頻度を少なくして、異常信号を送信する頻度を少なくできる。また、監視装置1には、より異常の度合いが高い排水設備12の状態情報のみが送信されることになるので、当該異常の度合いが高い排水設備12に早期の故障対策等を取ることができる。
上述した遠隔監視システムは、ローカル端末11によって、ネットワークNTを介して災害情報取得装置3からの災害情報を得る構成や、排水設備12が設けられた場所で実際の災害情報を得る構成であったが、ローカル端末11によって災害を予測し、災害の予報情報を取得して監視装置1に異常信号を送信する条件を変化させても良い。
これにより、遠隔監視システムは、実際に排水設備12の周辺に災害が発生して排水設備12に異常が発生する前に、しきい値を変更又は異常信号の送信周期の設定などを行うことができる。
例えば、ローカル端末11の災害情報処理部35は、排水設備12の設置場所における災害の予報情報を災害情報として取得する。この場合、災害情報取得装置3は、将来において災害が発生する可能性がある地域、災害が発生する可能性がある日時、当該地域における降雨量等を含む災害の予報情報を送信する必要がある。災害の予報情報が災害情報処理部35により入力された場合、災害情報処理部35は、災害の予報情報に基づいて、異常処理部34によって異常信号を生成して監視装置1に送信する条件を変化させる。これにより、災害情報処理部35は、異常処理部34によって異常信号が発生する前に、異常信号を生成する条件を変化させることができる。
また、災害の度合いを測定する災害情報測定装置を複数備え、災害情報測定装置を備えていない場所における災害を測定するために、自己が設置された場所とは異なる災害情報測定装置から災害情報を取得して、自己が設置された場所における災害情報を演算しても良い。
すなわち、遠隔監視システムは、排水設備12、各排水設備12の稼働状況を示すパラメータを取得するローカル端末を、それぞれ複数備えると共に、当該複数の排水設備12ごとに設けられた災害情報測定装置を備える。そして、自己の設置場所に災害情報測定装置が設置されていないローカル端末11の災害情報処理部35は、他の監視対象機器の設置場所に設けられた複数の災害情報取得装置から災害情報を取得し、当該複数の災害情報に基づいて災害の影響度合いの変化分を演算する。例えば、ある地域で災害情報を代表して取得する災害情報測定装置を設置し、当該災害情報測定装置によって測定された災害情報を、ローカル端末11によって中継することによって、複数のローカル端末11で災害情報を取得する。これにより、各ローカル端末11は、複数の地域から、複数の災害情報を取得できる。複数の災害情報を取得した場合、ローカル端末11の災害情報処理部35は、複数の災害情報に含まれる降雨量と位置から、当該災害の影響度合いの変化分を生成し、自己の設置場所の災害影響度を推測する。この推測した災害影響度は、自己の設置場所における災害の予報値となる。
このように、複数の地域から複数の災害情報を取得して、自己の場所における災害影響度に基づいて異常信号の送信する条件を変化させるので、排水設備12が設置されている場所ごとに災害情報測定装置を設ける必要が無く、低コスト化が実現できる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用した遠隔監視システムの構成を示すブロック図である。 本発明を適用した遠隔監視システムを構成するローカル端末のブロック図である。 本発明を適用した遠隔監視システムを構成する監視装置1のブロック図である。 本発明を適用した遠隔監視システムの全体の処理手順を示すフローチャートである。 本発明を適用した遠隔監視システムにおいて、災害情報をローカル端末で取得した時のフローチャートである。 本発明を適用した遠隔監視システムにおいて、災害が発生していない時に監視装置が排水設備の状態情報を取得する処理手順を示すシーケンス図である。 本発明を適用した遠隔監視システムにおいて、災害が発生した時に監視装置が排水設備の状態情報を取得する処理手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 監視装置
2 監視対象
3 災害情報取得装置
11 ローカル端末
12 排水設備
21 ポンプ
22 排水槽
31 ネットワーク通信部
32 状態取得部
33 状態記憶部
34 異常処理部
35 災害情報処理部
41 ネットワーク通信部
42 記憶部
43 状態表示出力部

Claims (8)

  1. 監視対象機器と、当該監視対象機器の稼働状況を示すパラメータを取得するローカル端末と、当該ローカル端末とネットワークを介して接続された監視装置とを備えた遠隔監視システムであって、
    前記ローカル端末に設けられ、前記パラメータが異常であることを判断した場合に、前記監視対象機器の異常を通知するための異常信号を前記監視装置に送信する異常処理手段と、
    前記監視対象機器の設置場所における災害情報を取得する災害情報取得手段とを備え、
    前記ローカル端末の異常処理手段は、前記災害情報取得手段により取得された災害情報に基づいて、前記異常信号を生成して前記監視装置に送信する条件を変化させることを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 前記災害情報取得手段は、前記監視対象機器の設置場所の周辺に設けられた災害情報測定装置であることを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視システム。
  3. 前記災害情報取得手段は、前記災害情報として災害の予報情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視システム。
  4. 前記監視対象機器、各監視対象機器の稼働状況を示すパラメータを取得するローカル端末を、それぞれ複数備えると共に、当該複数の監視対象機器ごとに設けられた災害情報測定装置を備え、
    各ローカル端末は、
    他の監視対象機器の設置場所に設けられた複数の災害情報取得装置により取得された災害情報に基づいて災害の影響度合いの変化分を演算し、
    当該災害の影響度合いの変化分と、当該災害情報を取得した他の複数の災害情報取得装置の設置場所の位置関係とに基づいて、前記異常信号を生成すること
    を特徴とする請求項2に記載の遠隔監視システム。
  5. 前記ローカル端末の異常処理手段は、前記異常信号を前記監視装置に送信する条件として当該異常信号の送信周期を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の遠隔監視システム。
  6. 前記災害情報に基づいて、前記監視対象機器に対する災害の影響度合いが大きいほど、前記ローカル端末から前記監視装置に、前記監視対象機器の状態を示す情報を送信する頻度を低くすることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の遠隔監視システム。
  7. 前記ローカル端末の異常処理手段は、前記異常信号を前記監視装置に送信する条件として前記パラメータが異常値であると判定するしきい値を変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の遠隔監視システム。
  8. 前記災害情報取得手段は、地点情報を付加した災害情報を前記ネットワークに送出し、前記ローカル端末は、前記災害情報取得手段から送信された災害情報のうち、予め設定された自己の設置場所に対応する地点情報が付加された災害情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視システム。
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