JP2001084468A - 水門監視制御システム - Google Patents

水門監視制御システム

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JP2001084468A
JP2001084468A JP25763299A JP25763299A JP2001084468A JP 2001084468 A JP2001084468 A JP 2001084468A JP 25763299 A JP25763299 A JP 25763299A JP 25763299 A JP25763299 A JP 25763299A JP 2001084468 A JP2001084468 A JP 2001084468A
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seismic
earthquake
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JP25763299A
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Shogo Ayame
省吾 綾目
Masaru Munamoto
勝 胸元
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震発生後の水門監視データをリアルタイム
に且つネットワーク全体で収集・監視することができる
ようにする。 【解決手段】 防災情報システム情報処理サーバ8が水
門監視データの中から地震検知信号を検出した場合、防
災ネットワーク7上に接続される全ての防災情報システ
ム通信サーバ6に対して送出間隔の短縮切換え指示を行
う。そして、各防災情報システム通信サーバ6が上記短
縮切換え指示に従って送出間隔の短縮切換えを実行し、
それ以降、短縮した間隔にて防災情報システム情報処理
サーバ8側へデータ送出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐震水門の監視制
御システムに関し、特に、地震発生後の耐震水門の状態
をリアルタイムに監視することができるようにした水門
監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水門監視制御システムの
全体構成は、本実施例の説明で用いる図1の全体構成と
同一である。
【0003】同図1において、このシステムの従来構成
では、耐震水門2(2-1〜2-n)を監視する水門監視制御
システム1からの水門監視データが一定時間で防災管理
者が監視している表示端末装置9上へディスプレイされ
る仕組みとなっている。
【0004】このように、従来システムにおいては、防
災情報システム通信サーバ6(6-1〜6-n)が、水門監視
制御システム1からの水門監視データを防災ネットワー
ク7の通信トラフィックが増えないように一定間隔(例
えば、1時間毎)で防災情報システム情報処理サーバ8
にデータ送出を行っている。
【0005】通常、この種のシステムでは、地震が発生
した場合、その地震発生後の各耐震水門における各種状
態、つまり水門監視データをリアルタイムに受信して監
視する必要性が高い。
【0006】しかしながら、上記従来システムにあって
は、上述のように、地震発生後でも、防災情報システム
情報処理サーバ8側では、定期的にしか水門監視データ
の状況把握ができないため初動の体制確立が遅れる等の
不具合があった。
【0007】この不具合を解決するべく、例えば、防災
情報システム情報処理サーバ8におけるデータ収集間隔
を常に短いピッチにすると、防災ネットワーク7上の通
信負荷が増大し、防災ネットワーク7を利用した全体シ
ステムへの悪影響が生じることになる。
【0008】また、本実施例の説明で用いる図4に示す
水門監視制御システム10の従来構成においても、地震
が発生しているいないに関らず、常時短時間または長時
間の間隔で水門の監視を行う構成をとっている。
【0009】しかし、この構成では、後者の常時短時間
で監視した場合では、情報処理装置14の性能低下やメ
モリ容量を圧迫する可能性があり、また、前者の常時長
時間で監視した場合では、地震発生後の津波の発生状況
をリアルタイムで監視することが困難となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、上記従来
システムにあっては、防災ネットワークの通信トラフィ
ックあるいは情報処理装置の処理負担を考慮すると、常
時、水門監視データを一定間隔で防災管理者に通知する
構成しか採っておらず、このため、地震発生後のリアル
タイムな状況把握ができないという問題点があった。
【0011】そこで、本発明では、上記問題点を解消
し、地震発生後の水門監視データをリアルタイムに且つ
ネットワーク全体で収集・監視することができるように
した水門監視制御システムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、耐震水門側に付設された検知手
段からリアルタイムに送出される水門監視データを一定
周期の間隔で収集して管理する情報処理装置と、この情
報処理装置に接続され、前記収集された水門監視データ
を表示する端末装置とを有する水門監視制御システムに
おいて、前記情報処理装置は、前記収集した水門監視デ
ータから地震検知信号を検出した場合、前記データ収集
間隔を短縮し、それ以降、該短縮したデータ収集間隔に
てデータ収集を行うことを特徴とする。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記情報処理装置とネットワークを介して接
続され、前記検知手段の検知信号を前記ネットワークを
介して前記情報処理装置に送出する通信制御装置を更に
具備し、前記情報処理装置は、前記耐震水門から収集し
た水門監視データから地震検知信号を検出した場合、前
記通信制御装置に対してデータ送出間隔の短縮指示を行
う手段を有し、 前記通信制御装置は、前記短縮指示に
応じてデータ送出間隔を短縮する手段を有することを特
徴とする。
【0014】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、前記通信制御装置は、複数の耐震水門毎に設
けられるとともに、該複数の耐震水門の検知手段と接続
され、前記情報処理装置は、各検知手段から収集した水
門監視データから地震検知信号を検出した場合、全ての
通信制御装置に対してデータ送出間隔の短縮指示を行う
ことを特徴とする。
【0015】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
において、前記情報処理装置は、複数の耐震水門の検知
手段と接続され、各検知手段から収集した水門監視デー
タから地震検知信号を検出した場合、全ての検知手段の
データ収集間隔を短縮することを特徴とする。
【0016】また、請求項5の発明は、請求項1の発明
において、前記情報処理装置は、前記収集した水門監視
データに含まれる地震強度情報の値が予め設定された地
震強度レベルの閾値を超える場合、前記データ収集間隔
を短縮することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施の形態
を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0018】まず、本発明の第1の実施例について説明
する。
【0019】図1は、第1の実施例に係る水門監視制御
システムの全体構成を示す図であり、同図1に示すよう
に、この水門監視制御システム1では、地震検出部4
(4-1〜4-n)、各種センサ3(3-1〜3-n)、耐震水門2
(2-1〜2-n)、水門監視制御装置5(5-1〜5-n)、防災
情報システム通信サーバ6(6-1〜6-n)、防災ネットワ
ーク7、防災情報システム情報処理サーバ8、表示端末
装置9を具備して構成される。
【0020】ここで、耐震水門2は、このシステムでの
制御監視対象物であり、例えば、水門(ゲート)の開
度、水位情報、ゲートの動作状態などが監視される。
【0021】各種センサ3は、上記耐震水門2の各種状
態(例えば、水門(ゲート)の開度、水位情報、ゲート
の動作状態)を計測する計測器である。
【0022】地震検出部4は、耐震水門2の近辺で発生
する地震を検出する装置である。
【0023】水門監視制御装置5は、上記耐震水門2を
監視制御する装置であり、各種センサ3で計測された水
門監視データを管理または後段の防災情報システム情報
処理サーバ8へ送信する。また、地震検出部4により検
出された地震の強度により、ある規定以上の震度が検出
された場合に、後段の防災情報システム通信サーバ6に
地震検知信号を送出する。
【0024】防災情報システム通信サーバ6は、上記受
信した水門監視データおよび地震検知信号を、防災ネッ
トワーク7を介して防災情報システム情報処理サーバ8
へ送出する。なお、この防災情報システム通信サーバ6
では、通常時に、上記水門監視データを一定の送出間隔
(防災ネットワーク7のトラフィックに影響を及ぼさな
い間隔)で防災ネットワーク7へ送出している。
【0025】防災ネットワーク7は、このシステムにお
ける各防災情報システム通信サーバ6と防災情報システ
ム情報処理サーバ8との間の通信網であり、有線回線あ
るいは無線回線等などにより構成される。
【0026】防災情報システム情報処理サーバ8は、上
記防災ネットワーク7を介して各水門監視制御装置5か
ら送られてくる水門監視データを受信してデータ処理を
行い、自装置に接続される表示端末装置9のディスプレ
イ上に表示させて防災管理者に対して通知する。
【0027】次に、この構成による本発明のデータ収集
間隔の切換え制御動作について説明する。
【0028】まず、水門監視制御装置5が、地震検出を
行うと、防災情報システム通信サーバ6へ地震検出信号
を通知する。
【0029】この通知を受けた防災情報システム通信サ
ーバ6は、防災ネットワーク7を介して防災情報システ
ム情報処理サーバ8に地震検出を通知する。
【0030】そして、防災情報システム情報処理サーバ
8は、上述のような地震検出の通知を各水門監視制御装
置5のいずれか1つからでも受けると、防災ネットワー
ク7上の全ての防災情報システム通信サーバ6に対して
水門監視データの送出間隔の切換え(短縮)指示を行
う。
【0031】この指示により、各防災情報システム通信
サーバ6では、自装置のデータ送出間隔を切換えて(短
縮して)、それ以降、水門監視制御装置5から常時リア
ルタイムに受信している水門監視データを切換えた(短
縮した)間隔で防災情報システム情報処理サーバ8へ送
信する。
【0032】また、防災情報システム情報処理サーバ8
では、防災ネットワーク7上の全ての水門監視制御装置
5が地震検出を止めた時点、つまり、全ての水門監視制
御装置5から地震検出信号を受信しなくなった場合に、
データ収集時間を元に戻す為、ネットワーク7上の全て
の防災情報システム通信サーバ6に対してデータ送出間
隔の復旧指示を行う。
【0033】この指示により、各防災情報システム通信
サーバ6では、自装置のデータ送出間隔を初期状態に戻
し、それ以降、水門監視制御装置5から常時リアルタイ
ムに受信している水門監視データを切換えた(通常時
の)間隔で防災情報システム情報処理サーバ8へ送信す
る。
【0034】この構成によると、通常時には、防災ネッ
トワーク7の通信トラフィックに負荷を与えることな
く、地震発生時のみ全ての耐震水門2における各種状況
(上流水位、下流水位等の海岸状況の変化)をリアルタ
イムに防災管理者に把握させることが可能となり、これ
により、初動の体制確立を迅速に行うことができるよう
になる。
【0035】また、この構成によると、防災情報システ
ム情報処理サーバ8にて地震検出信号を受信した場合
に、全ての防災情報システム通信サーバ6に対してデー
タ送出間隔の切換え指示を行うようにしているので、地
震検出した水門データのみならず、全ての水門データを
一元監視することができ、広域的な全体の監視を行うこ
とができるようになる。
【0036】なお、図2および図3は、上記図1に示す
耐震水門の構成を示す図であり、図2が耐震水門の正面
図、図3が耐震水門の側面図で水位{下流側水位(海
側)および上流側水位(山側)}とゲート2の関係を示
している。
【0037】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0038】図4は、第2の実施例に係る水門監視制御
システム10の構成を示す図であり、図5は、図4に示
す情報処理装置の内部構成を示す図である。
【0039】図4において、耐震水門11(11-1〜11-
n)は、このシステムでの制御監視対象物であり、例え
ば、水門(ゲート)の開度、水位情報、ゲートの動作状
態などが監視される。
【0040】各種センサ12(12-1〜12-n)は、上記耐
震水門の各種状態(例えば、水門(ゲート)の開度、水
位情報、ゲートの動作状態)を計測する計測器であり、
後段の情報処理装置14へ計測したデータを送信する。
【0041】地震検出部13(13-1〜13-n)は、上記耐
震水門11の近辺で発生する地震を検出する装置であ
り、地震検出信号および地震強度の情報を後段の情報処
理装置14へ送信する。
【0042】情報処理装置14は、上記各種センサ12
から送られてくる計測データおよび上記地震検出部13
から送られてくる地震検出信号および地震強度の情報を
自装置内部に蓄積すると同時に自装置に接続されている
表示端末装置15へ監視結果を表示させる。
【0043】表示端末装置15は、各耐震水門11の監
視結果をディスプレイ上に表示して監視者に通知する。
【0044】なお、図6は、耐震水門11から情報処理
装置14に通知される情報の一例を示す図であり、この
例では、例えば、情報種別として「上流水位」、「下流
水位」、「地震検出信号」、「地震強度」とがあり、こ
れら各情報の内容(単位)はそれぞれ「メートル」、
「メートル」、「ON/OFF」、「gal(地震加速
度)」である。
【0045】ここで、この構成による通常時のシステム
動作について説明する。
【0046】このシステムでは、通常時には、各耐震水
門11(11-1〜11-n)、具体的には各耐震水門11(11
-1〜11-n)に配置された各種センサ12(12-1〜12-n)
から各種計測データ(水門監視データ)がリアルタイム
に情報処理装置14へ通知されている。
【0047】情報処理装置14では、図5に示すよう
に、FEP(フロントエンドプロセッサ)141が一定
周期(例えば、1時間間隔)で上記常時入力されている
情報を読み込む。そして、処理部142がデータ蓄積部
143に読み込んだ情報を蓄積すると同時に、自装置に
接続される表示端末装置15へ状態(監視結果)を表示
する。
【0048】これにより、表示端末装置15上に表示さ
れた状態(監視結果)を基に防災管理者による水門監視
制御が行われる。
【0049】次に、地震が発生した場合のシステム動作
について図7のフローチャートを用いて説明する。
【0050】図7は、地震が発生した場合の本システム
動作を示し、具体的には、情報処理装置にて地震検出信
号を検出した場合の情報処理装置内部の処理動作手順を
示すフローチャートである。
【0051】図7において、この情報処理装置14で
は、各耐震水門11から常時情報(計測データ)が入力
されている。
【0052】この情報処理装置14内部では、FEP1
41が、一定周期(例えば、1時間間隔)で上記常時入
力されている情報を読み込む(ステップS701)。
【0053】その後、FEP141は、読込んだ情報に
地震検出信号が有る(つまり、地震検出信号のフラグが
立っている)かどうか、この実施例では、全ての耐震水
門11のうち少なくとも1つの耐震水門11から地震検
出信号(フラグが立っている)を受信したかどうかを判
定する(ステップS702)。
【0054】この判定の結果、地震検出信号が有る(フ
ラグが立っている)と判定した場合(ステップS702
YES)、FEP141は、直ちにその旨と地震の強度
情報を処理部142へ通知する。
【0055】この通知を受けた処理部142は、通知さ
れた強度が予め設定された地震強度レベルを超えるかど
うかを判定する(ステップS703)。
【0056】この判定の結果、予め設定された地震強度
レベルを超えると判定した場合(ステップS703YE
S)、次に、現在、監視(読み込み)間隔が短縮モード
(例えば、1分間隔の読み込み)に設定されているかど
うかを判定する(ステップS704)。
【0057】この判定の結果、現在、監視(読み込み)
間隔が短縮モード(1分間隔)に設定されていないと判
定した場合(ステップS704NO)、処理部142
は、FEP141に対して監視(読み込み)間隔の短縮
指示を通知する。これにより、FEP141が、監視
(読み込み)間隔を短縮した間隔(1分間隔)に変更す
る(ステップS705)。
【0058】これ以降、FEP141は、短縮した間隔
(1分間隔)にて情報を読込む(ステップS706)。
【0059】その後、上記ステップS702に移行し、
以下同様の処理を行う。
【0060】なお、上記ステップS703と704の判
定の結果、それぞれ、予め設定された地震強度レベルを
超えないと判定した場合(ステップS703NO)と現
在監視(読み込み)間隔が短縮モードに設定されている
と判定された場合(ステップS704YES)は、上記
ステップS702に戻って以下所定の処理を行う。
【0061】また、上記ステップS702の判定の結
果、読込んだ情報に地震検出信号が無い(つまり、全て
の耐震水門11から地震検出信号を受信しないと判定し
た場合(ステップS702NO)、現在、短縮モードに
設定されているかどうかを判定する(ステップS70
7)。
【0062】この判定の結果、現在(読み込み)間隔が
短縮モードに設定されていると判定した場合(ステップ
S707YES)、全ての耐震水門11からの地震検出
信号を検出していないかどうかを判定する(ステップS
708)。この判定の結果、全耐震水門11から地震検
出信号を検出していないと判定した場合(ステップS7
08YES)、処理部142は、FEP141に対して
監視(読み込み)間隔の復旧指示を通知する。これによ
り、FEP141が、監視(読み込み)間隔を復旧した
間隔(1時間間隔)に変更する(ステップS709)。
【0063】なお、上記ステップS707と708の判
定の結果、それぞれ、現在(読み込み)間隔が短縮モー
ドに設定されていないと判定した場合(ステップS70
7NO)と、いずれかの耐震水門11から地震検出信号
を検出していると判定した場合(ステップS708N
O)は、上記ステップS702に戻って以下所定の処理
を行う。
【0064】その後、上記ステップS701に移行し、
以下同様の処理を行う。
【0065】なお、上記処理手順において、FEP14
1は、上記ステップS702の判定と同時に、毎時正時
に読み込んだ情報を処理部142へ通知し、処理部14
2が、通知された情報をデータ蓄積部143に蓄積する
とともに、表示端末装置15へ状態を表示する処理を行
っている。
【0066】また、図8は、上記図7の処理手順で用い
る監視間隔切替のための判定情報を記憶する監視間隔切
替判定テーブルの構成を示す図である。同図8に示すよ
うに、この監視間隔切替判定テーブルでは、全ての耐震
水門11毎に、地震検出信号の有無情報および現在の観
測間隔の情報を記憶している。
【0067】具体的には、図8に示すように、「耐震水
門11-1」については「地震検出信号の有無」が「無
し」、「現在の観測間隔」が「1時間」であり、また
「耐震水門11-n」については「地震検出信号の有無」が
「無し」、「現在の観測間隔」が「1時間」となってい
る。
【0068】なお、本実施例では、上記予め設定される
地震強度レベルの閾値として、津波が発生する可能性の
ある地震強度を設定している。
【0069】この構成によると、水門近辺の水位上昇等
による津波の状態を地震発生時の必要な時に自動的にリ
アルタイムで監視できるため、通常の運転時に情報処理
装置へ与える負荷はほとんどなく、津波が発生する可能
性があるときのみリアルタイムで状態の監視が可能とな
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、情報処理装置は、収集した水門監視データから地震
検知信号を検出した場合、データ収集間隔を短縮し、そ
れ以降、該短縮したデータ収集間隔にてデータ収集を行
うようにしているので、地震発生時のみ耐震水門におけ
る各種状況をリアルタイムに防災管理者に把握させるこ
とを可能とし、これにより、初動の体制確立を迅速に行
うことができる。
【0071】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、情報処理装置とネットワークを介して接続さ
れ、検知手段の検知信号をネットワークを介して情報処
理装置に送出する通信制御装置を更に具備し、情報処理
装置は、耐震水門から収集した水門監視データから地震
検知信号を検出した場合、通信制御装置に対してデータ
送出間隔の短縮指示を行う手段を有し、通信制御装置
は、短縮指示に応じてデータ送出間隔を短縮する手段を
有するよう構成しているので、通常時には、ネットワー
クの通信トラフィックに負荷を与えることなく、地震発
生後の水門監視データをリアルタイムに監視することが
できる。
【0072】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、通信制御装置は、複数の耐震水門毎に設けら
れるとともに、該複数の耐震水門の検知手段と接続さ
れ、情報処理装置は、各検知手段から収集した水門監視
データから地震検知信号を検出した場合、全ての通信制
御装置に対してデータ送出間隔の短縮指示を行うように
構成しているので、地震検出した水門データのみなら
ず、全ての水門データを一元監視し、それにより、広域
的な全体の監視を行うことができるようになる。
【0073】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
において、情報処理装置は、複数の耐震水門の検知手段
と接続され、各検知手段から収集した水門監視データか
ら地震検知信号を検出した場合、全ての検知手段のデー
タ収集間隔を短縮するようにしているので、通常時に情
報処理装置へ負荷をほとんど与えることなく、地震発生
後の水門監視データをリアルタイムに監視することがで
きる。
【0074】また、請求項5の発明は、請求項1の発明
において、情報処理装置は、収集した水門監視データに
含まれる地震強度情報の値が予め設定された地震強度レ
ベルの閾値を超える場合、データ収集間隔を短縮するよ
うに構成しているので、例えば、上記地震強度レベルの
閾値を津波が発生する地震強度値に設定すれば、津波が
発生する可能性があるときのみリアルタイムで状態の監
視ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る水門監視制御シス
テムの全体構成を示す図。
【図2】耐震水門の正面図。
【図3】耐震水門の側面および水位とゲートの関係を示
す図。
【図4】本発明の第2の実施例に係る水門監視制御シス
テムの構成を示す図。
【図5】図4に示す情報処理装置の内部構成を示す図。
【図6】耐震水門から情報処理装置に通知される情報の
一例を示す図。
【図7】本発明の第2の実施例の動作手順を示すフロー
チャート。
【図8】監視間隔切替判定テーブルの構成を示す図。
【符号の説明】
1、10 水門監視制御システム 2 耐震水門 3(3-1〜3-n) 各種センサ 4(4-1〜4-n) 地震検出部 5(5-1〜5-n) 水門監視制御装置 6(6-1〜6-n) 防災情報システム通信サーバ 7 防災ネットワーク 8 防災情報システム情報処理サーバ 9、15 表示端末装置 11(11-1〜11-n) 耐震水門 12(12-1〜12-n) 各種センサ 13(13-1〜13-n)地震検出部 14 情報処理装置 141 FEP(フロントエンドプロセッサ) 142 処理部 143 データ蓄積部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐震水門側に付設された検知手段からリ
    アルタイムに送出される水門監視データを一定周期の間
    隔で収集して管理する情報処理装置と、この情報処理装
    置に接続され、前記収集された水門監視データを表示す
    る端末装置とを有する水門監視制御システムにおいて、 前記情報処理装置は、 前記収集した水門監視データから地震検知信号を検出し
    た場合、前記データ収集間隔を短縮し、それ以降、該短
    縮したデータ収集間隔にてデータ収集を行うことを特徴
    とする水門監視制御システム。
  2. 【請求項2】 前記情報処理装置とネットワークを介し
    て接続され、前記検知手段の検知信号を前記ネットワー
    クを介して前記情報処理装置に送出する通信制御装置を
    更に具備し、 前記情報処理装置は、前記耐震水門から収集した水門監
    視データから地震検知信号を検出した場合、前記通信制
    御装置に対してデータ送出間隔の短縮指示を行う手段を
    有し、 前記通信制御装置は、前記短縮指示に応じてデータ送出
    間隔を短縮する手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の水門監視制御システム。
  3. 【請求項3】 前記通信制御装置は、複数の耐震水門毎
    に設けられるとともに、該複数の耐震水門の検知手段と
    接続され、 前記情報処理装置は、各検知手段から収集した水門監視
    データから地震検知信号を検出した場合、全ての通信制
    御装置に対してデータ送出間隔の短縮指示を行うことを
    特徴とする請求項2記載の水門監視制御システム。
  4. 【請求項4】 前記情報処理装置は、複数の耐震水門の
    検知手段と接続され、各検知手段から収集した水門監視
    データから地震検知信号を検出した場合、全ての検知手
    段のデータ収集間隔を短縮することを特徴とする請求項
    1記載の水門監視制御システム。
  5. 【請求項5】 前記情報処理装置は、前記収集した水門
    監視データに含まれる地震強度情報の値が予め設定され
    た地震強度レベルの閾値を超える場合、前記データ収集
    間隔を短縮することを特徴とする請求項1記載の水門監
    視制御システム。
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