JP2019160005A - 監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】限られたシステムリソースにおいて複数の構造物の監視を行う際に、状況に応じて所定の構造物の監視を強化させることができる監視システムを提供する。【解決手段】監視システム1は、健全性の監視を行う対象である監視対象物10−1〜10−Nの各々に設けられ、監視対象物の健全性に関する監視データを送信する測定装置GW30−1〜GW30−Nと、測定装置の各々から監視データを受信する受信部と、測定装置の各々が監視データを送信する頻度を、監視対象物それぞれの監視データの測定環境に応じて調整する制御部と、を有するサーバ装置50とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、監視システムに関する。
橋梁やトンネルなどの構造物の維持や管理を行うため、構造物の健全性を監視するために必要な測定が定期的に行われている。また、災害が発生した場合には、構造物がこの災害から受けた影響を把握するために測定を行う必要がある。構造物に対して上記計測を行うために、例えば、計測対象物である構造物を構成する構造部材の変位を計測する変位計測装置が知られている(例えば、特許文献1)。
一方、通信ネットワークの普及に伴い、広域に分布する複数の構造物における監視の結果を集約させ、遠隔地にある管理センタ―等において、複数の構造物の各々における健全性を分析することが可能となってきている。管轄の対象とする管轄地域に含まれる全ての構造物を一括して監視することにより、管轄地域の全体を俯瞰して、例えば、いずれの構造物の修理を優先させるか、或いはいずれの構造物に詳細な測定が必要であるか等、状況に応じた判断をすることができる。
特許第4721324号公報
しかしながら、複数の構造物の各々から得られる多数のセンサからの測定値を、ネットワークを介してサーバ装置等に集約させた場合、大容量のデータがサーバ装置に集中する。このため、通信回線の電送容量、集約側における信号処理装置の処理能力、集約したデータを記憶するメモリの記憶容量等の処理能力や容量(以下、システムリソースという)のほぼ上限に近くなるまで消費してしまうことが想定される。
また、多数の構造物の設備の故障が疑われた場合や、或いは、災害が発生した場合など、構造物の監視を強化し、詳細な測定を行うために、構造物からサーバ装置に送信させるデータの頻度を増加させる対応が行われることが考えられる。
このため、多数の構造物の測定結果がサーバ装置に集約される状況で、特定の構造物からサーバ装置に送信させるデータの頻度を上げれば、ほぼ上限に近くなるまで消費していたシステムリソースをさらに逼迫させることになる。システムリソースが限界に達してしまうと、データを送信したり、信号を処理したり、データを記憶させたりすることができなくなってしまう場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、限られたシステムリソースにおいて複数の構造物の監視を行う際に、状況に応じて所定の構造物の監視を強化させることができる監視システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、健全性の監視を行う対象である監視対象物の各々に設けられ、前記監視対象物の健全性に関する監視データを送信する測定装置と、前記測定装置の各々から監視データを受信する受信部と、前記測定装置の各々が監視データを送信する頻度を、前記監視対象物それぞれの前記監視データの測定環境に応じて調整する制御部とを有するサーバ装置とを備える監視システムである。
また、本発明は、上述した監視システムであって、前記サーバ装置は、災害に関する災害情報を取得する災害情報取得部と、前記災害情報取得部により取得される前記災害情報に基づいて、前記監視対象物の各々の設置場所を含む領域に災害が発生したか否かを判定する災害判定部とを更に備え、前記制御部は、前記災害判定部により前記監視対象物の設置場所を含む領域に災害が発生したと判定された場合に、当該監視対象物に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を増加させ、他の地域の前記監視対象物に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を減少させる。
また、本発明は、上述した監視システムであって、前記制御部は、前記災害判定部により災害が発生したと判定された位置からの距離に応じて、他の前記監視対象物の各々に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を調整する。
また、本発明は、上述した監視システムであって、前記制御部は、前記災害判定部により前記監視対象物の設置場所を含む領域に災害が発生したと判定される場合に、前記監視対象物の種別に応じて、当該監視対象物に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を変更する。
また、本発明は、上述した監視システムであって、前記サーバ装置は、前記監視データに基づいて、前記監視対象物の各々において異常が発生したか否かを判定する異常判定部を更に備え、前記制御部は、異常が発生したと判定した前記監視対象物に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を増加させ、他の前記監視対象物に備えられた前記測定装置が監視データを送信する頻度を減少させる。
また、本発明は、上述した監視システムであって、前記監視対象物に対し、複数種類のセンサが前記測定装置として設けられており、前記制御部は、異常が発生したと判定した前記監視対象物に設けられたセンサのうち、所定のセンサから監視データが送信する頻度を増加させ、他のセンサから監視データが送信する頻度を減少させる。
また、本発明は、上述した監視システムであって、前記測定装置は、前記監視対象物に設けられたセンサの各々により測定された監視データを所定の頻度で取得する測定制御部と、前記監視データに基づいて、前記監視対象物に異常が発生したか否かを判定する異常判定部と、を備え、前記測定制御部は、前記監視対象物に異常が発生したと判定された場合に、当該監視対象物に設けられた複数のセンサのうち所定のセンサにより測定された監視データを取得する頻度を増加させ、他のセンサにより測定された監視データを取得する頻度を減少させる。
この発明によれば、限られたシステムリソースにおいて複数の構造物の監視を行う場合であっても所定の構造物の監視を強化させることができる。
第1の実施形態の監視システム1の構成例を示す図である。 第1の実施形態のGW30の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態のデータ集約サーバ装置50の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態のデータ集約サーバ装置50が行う処理を説明するための図である。 第1の実施形態の監視システム1の動作例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態のデータ集約サーバ装置50Aの構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態のGW30Aの構成例を示すブロック図である。
以下、発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の監視システム1の構成例を示す図である。監視システム1は、監視対象物10の各々にセンサ20を設けることにより、複数の監視対象物10(監視対象物10−1、10−2、…、10−N、Nは任意の自然数)を監視する。
監視システム1は、例えば、GW(ゲートウェイ)30(GW30−1、30−2、…、30−N)、通信ネットワーク40、データ集約サーバ装置50、記憶装置60、データ提供サーバ装置70、及び災害情報システム80を備える。ここで、GW30は、「測定装置」の一例である。また、データ集約サーバ装置50は、「サーバ装置」の一例である。
監視対象物10は、例えば、ダム、発電所、橋梁等、産業や生活の基盤として整備される構造物(インフラストラクチャ)などである。監視システム1では、このような監視対象物10を監視することにより、生活の基盤となる構造物の健全性が維持され、構造物に障害が発生しないように管理を行う。以下では、監視対象物10が橋梁である場合を例示して説明する。
センサ20は、監視対象物10の構造体を構成する構造部材に設けられ、監視対象物10における各構造部材の劣化、及び障害状態を含む健全性を示す測定データを測定する。ここで、測定データは「監視データ」の一例である。センサ20は、監視対象物10において測定が必要な様々な箇所である測定位置に設けられる。センサ20は、例えば、構造部材である橋梁の橋台や橋脚の根本や支承付近、及び橋桁の中央付近等に設置される。このように、橋梁における様々な箇所の構造部材にセンサ20を設置することで、設置されたセンサ20の各々によりそれぞれ測定された測定データにおけるセンサ間の遅延相関をとることができる。これにより、例えば監視対象物10にひびが入るなどの異常が発生したことや、地震や台風による強風等の外力が働いたことによる異常が発生したことを把握することが可能となる。
また、センサ20は、例えば、ひずみセンサ(応力センサ)、加速度センサ、方位センサ、及び傾きセンサ等であり、監視対象物10の同じ位置において、X軸方向(橋軸方向)、Y軸方向(橋軸直角方向)、Z軸方向(鉛直方向)の3方向における状態変化(変位)を検出するように、3つのセンサ20、或いは3軸のセンサ20が設置されるようにしてよい。
また、センサ20には、例えば、図示しないマイクロチップが接続される。マイクロチップは、GW30からの要求に応じてセンサ20により測定された測定データをGW30に出力する。また、マイクロチップは、センサ20により測定された測定データが、予め定めた所定の閾値以上である場合に、GW30からの要求の有無に関わらず、センサ20により測定された測定データが所定の条件(例えば、測定データの値が所定の閾値以上である等)を満たす場合に、その測定データをGW30に出力する。
GW30は、監視対象物10の近傍に設置され、その監視対象物10に設けられたセンサ20の各々から出力される測定データを取得する。また、GW30は、通信ネットワーク40に接続し、通信ネットワーク40を介して、データ集約サーバ装置50と通信を行う。
GW30は、センサ20から取得した測定データに基づいて、送信処理を行う。ここでの送信処理は、測定データを、通信ネットワーク40を介してデータ集約サーバ装置50に送信する送信データを生成する処理である。送信処理は、例えば、ネットワーク上でデータが盗み見られても解読されないようにする暗号化処理、ネットワーク上で通信されるデータ数を低減させる圧縮処理、及び通信ネットワーク40の通信プロトコルに応じたデータパケットを作成する処理等である。ここで、送信データは「監視データ」の一例である。
また、GW30は、図示しない記憶部を備えていてもよい。この場合、GW30は、例えば、記憶部にセンサ20の各々から取得した測定データを、一旦記憶させる。GW30は、データ集約サーバ装置50からの要求に応じて記憶部を参照し、データ集約サーバ装置50からの要求された測定データに応じた送信データを生成し、生成した送信データをデータ集約サーバ装置50に送信する。
通信ネットワーク40は、物理的に広い範囲における相互の通信を行う広域回線網(WAN(Wide Area Network)、インターネット、或いはこれらの組合せ)である。通信ネットワーク40は、例えば、既存の携帯電話回線(例えば、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、LTE(Long Term Evolution)等)である。既存の回線を用いることにより、GW30の各々とデータ集約サーバ装置50とを通信可能に接続する専用回線を用いる場合より、ネットワークを敷設するコストを低減させることが可能である。また、通信処理により消費される電力を低減させるために、LPWA(Low Power Wide Area)が用いられてもよい。通信ネットワーク40は、既存の携帯電話回線とLPWAとを組み合わせて実現されてもよい。携帯電話回線やLPWAを用いた場合、通信ネットワーク40には、例えば、携帯電話事業者等との契約に応じた通信回線の通信路容量(以下、単に容量という)の上限が設定される。この場合、監視システム1において通信回線の容量の上限を超過しないように、GW30の各々とデータ集約サーバ装置50との間の通信が行われる必要がある。すなわち、通信ネットワーク40における通信回線の容量は「システムリソース」の一例である。
データ集約サーバ装置50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、プロセッサが実行するプログラムを格納するプログラムメモリとを備えるコンピュータである。データ集約サーバ装置50は、GW30の各々から送信される送信データを受信し、受信したデータに基づいて、受信処理を行う。ここでの受信処理は、GW30において行われる送信処理に対応する処理であり、例えば、暗号化されたデータを復号する復号処理、圧縮されたデータを解凍する解凍処理、通信ネットワーク40の通信プロトコルに応じたデータパケットからデータ部分を抽出する処理等である。
データ集約サーバ装置50は、受信したデータに基づいて受信処理を行い、受信したデータが、いずれの監視対象物10において、いずれの位置に設置されたセンサ20により測定された測定データであるかを判定する。データ集約サーバ装置50は、判定した結果に基づいて、測定データに付随する情報を対応付ける。測定データに付随する情報は、例えば、監視対象物10を識別する識別子(ID、Identifier)、センサ20を識別する識別子、及び測定された日時等を示す情報である。データ集約サーバ装置50は、測定データ、及び測定データに付随する情報を記憶装置60に書込んで記憶させる。
上述したように、データ集約サーバ装置50では、受信処理や書き込み処理等の信号処理が実行される。このような信号処理においては、種々の信号処理が確実に実行される必要がある。ここで、信号処理を行う能力は、主に、データ集約サーバ装置50に備えられたCPU等のプロセッサの性能に依存する。例えば、データ集約サーバ装置50に過度な信号処理を実行させようとすれば、未処理のデータが蓄積されたり、種々の信号処理が遅延したりして正常な処理が行われなくなってしまうことから、データ集約サーバ装置50の処理の能力に応じた適切な信号処理が実行される必要がある。すなわち、データ集約サーバ装置50における信号処理の能力は「システムリソース」の一例である。
記憶装置60は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)などにより実現される。記憶装置60は、センサ20により測定された測定データ、及び測定データに付随する監視対象物10を識別する識別子や測定された日時等を示す情報を記憶する。ここで、記憶装置60は、HDD等のメモリ容量に応じて、センサ20により測定された測定データ等を保存できる情報量が決定される。記憶装置60は、予め決められた情報量を超過する情報を記憶させることができないことから、メモリ容量に応じた情報量が適切に記憶される必要がある。すなわち、記憶装置60におけるHDD等のメモリ容量は「システムリソース」の一例である。
データ提供サーバ装置70は、ユーザに対し、監視対象物10の状況を示すデータを提供する。データ提供サーバ装置70は、ユーザの要求に応じて記憶装置60を参照し、所定の監視対象物10に設置されたセンサ20により測定された測定データを出力する。データ提供サーバ装置70は、例えば、図示しない表示装置を備え、ユーザの要求に応じた測定データを表示させてもよい。
災害情報システム80は、地震や台風等の災害に関する災害情報をデータ集約サーバ装置50に出力する。災害情報システム80は、監視対象物10が影響を受けると予想される災害情報をデータ集約サーバ装置50に出力する。
ここで、監視対象物10が影響を受けると予想される災害情報について補足する。監視対象物10として橋梁やダムがある場合、例えば、地震の情報は、監視対象物10が影響を受けたことが予想される災害情報である。橋梁の設置場所の周辺において地震が発生した場合、地震の揺れにより構造部材に亀裂が生じたりする場合があるためである。また、監視対象物10として橋梁やダムがある場合、例えば、豪雨の情報は、監視対象物10が影響を受けると予想される災害情報である。橋梁が設けられた河川や、ダムの上流の地域において豪雨が発生した場合、河川やダムの水位が上昇し、橋脚が架線から受ける力が増加して影響を受けたり、周辺住民に注意を呼びかけたりすることが必要となる場合があると考えられるためである。また、監視対象物10として発電所がある場合、例えば、地震の情報は、監視対象物10が影響を受けたことが予想される災害情報である。発電所の設置場所の周辺において、ある程度規模が大きい地震が発生した場合、影響を受けた発電所における発電が停止されたり、点検が必要となったりする場合があるためである。
また、災害情報システム80は、監視対象物10の設置場所に対応する地域における災害情報をデータ集約サーバ装置50に出力する。ここでの監視対象物10の設置場所に対応する地域とは、例えば、監視対象物10が設置された場所を含む領域、或いは監視対象物10の設置場所に近接する地域等である。すなわち、その対応する地域は、地震が発生したり、台風等により強風や豪雨が発生したりした場合に、監視対象物10が影響を受けることが想定される地域である。災害情報システム80は、例えば、通信ネットワーク40を介して災害情報を取得し、取得した災害情報をデータ集約サーバ装置50に出力する。
ここで、監視システム1では、例えば、以下の方式A〜Cにより、データ集約サーバ装置50に送信データを集約させる。
方式A:一定の時間間隔で、GW30の各々からデータ集約サーバ装置50に送信データを送信させる。
方式B:データ提供サーバ装置70のユーザから要求があった場合に、所定のGW30からデータ集約サーバ装置50に送信データを送信させる。
方式C:GW30が所定の条件(例えば、測定データの値が所定の閾値以上である等)を満たす測定データを取得した場合、そのGW30からデータ集約サーバ装置50に送信データを送信させる。
監視システム1では、監視対象物10の測定環境に応じて、監視対象物10の各々の監視を強化するようにする。ここでの測定環境は、監視対象物10の設置場所における環境や、監視対象物10に設けられたセンサ20が測定データを測定する際の環境であって、監視対象物10の設置場所における災害の発生の状況や、測定データの異常の発生の状況などが含まれる。
具体的には、監視対象物10の各々の設置場所で、災害が発生したり、火災等の事故が発生したり、測定データに異常値が取得された場合など、特定の監視対象物10において監視を強化させる要因が発生した場合、その監視対象物10に備えられたGW30からデータ集約サーバ装置50に送信させる送信データの送信頻度を増加させる。具体的には、データ集約サーバ装置50は、その監視対象物10に備えられたGW30に対し、方式Aによる送信データの送信周期を短くし、方式Cの条件を所定の閾値を小さくする等して変更して、変更前よりも頻繁に、GW30からデータ集約サーバ装置50に送信データが送信されるようにする。
また、監視システム1では、特定の監視対象物10の監視を強化した場合であっても、システムリソースを過剰に消費しないようにして、監視対象物10の各々の監視が維持されるようにする。具体的には、データ集約サーバ装置50は、災害等が発生した特定の監視対象物10において監視を強化させる一方で、災害等が発生していない他の監視対象物10について、方式Aによる送信データの送信周期を長くするように変更して、他のGW30からデータ集約サーバ装置50に送信データが送信される頻度を、変更前よりも減少させるようにする。或いは、データ集約サーバ装置50は、他のGW30においては、方式Aによる送信データの送信を停止させ、方式B及び方式Cによる送信データの送信のみとする。こうすることで、監視システム1の全体におけるシステムリソースの消費を増大させないよう、予め定められたシステムリソースの範囲内で処理することが可能となるように送信データにおけるデータ量の均衡(バランス)を保つ。
図2は、第1の実施形態のGW30の構成例を示すブロック図である。GW30は、例えば、測定データ取得部301、制御指示受信部302、データ送信部303、送信処理部304、及び送信制御部305を備える。
測定データ取得部301は、送信制御部305の制御に応じてセンサ20により測定された測定データを取得し、取得した測定データを送信処理部304に出力する。
制御指示受信部302は、データ集約サーバ装置50により送信された制御指示を示す情報を受信する。ここで制御指示は、例えば、GW30からデータ集約サーバ装置50に送信データを送信するタイミングの指示や、送信する送信データを送信する頻度等、送信に関する指示である。制御指示受信部302は、受信した制御指示を示す情報を送信制御部305に出力する。
データ送信部303は、送信制御部305の制御に応じてデータ集約サーバ装置50に送信データを送信する。
送信処理部304は、測定データ取得部301により取得された測定データについて送信処理を行うことにより送信データを生成し、生成した送信データを送信制御部305に出力する。
送信制御部305は、送信処理部304により生成された送信データを、データ送信部303を介してデータ集約サーバ装置50に送信する。また、送信制御部305は、制御指示受信部302により受信された制御指示に応じて、送信データの送信頻度を変更する。
図3は、第1の実施形態のデータ集約サーバ装置50の構成例を示すブロック図である。データ集約サーバ装置50は、例えば、データ受信部501、受信処理部502、測定データ出力部503、災害情報取得部504、制御指示送信部505、災害判定部506、及びデータ制御部507を備える。ここで、データ制御部507は、「制御部」の一例である。
データ受信部501は、GW30により送信された送信データを、通信ネットワーク40を介して受信し、受信したデータを受信処理部502に出力する。
受信処理部502は、データ受信部501により受信されたデータについて受信処理を行うことにより、暗号化等の送信処理が施されたデータから測定データを抽出する。受信処理部502は、抽出した測定データを、その測定データに付随する情報(センサ20の識別子等)とともに測定データ出力部503に出力する。
測定データ出力部503は、受信処理部502により出力された測定データを、記憶装置60に記憶させる。
災害情報取得部504は、災害情報システム80により出力された災害情報を取得し、取得した災害情報を災害判定部506に出力する。
制御指示送信部505は、データ制御部507の制御に応じて制御指示を示す情報をGW30に送信する。ここで制御指示は、例えば、GW30からデータ集約サーバ装置50に送信データを送信するタイミングの指示や、送信する送信データの送信頻度等、送信に関する指示である。
災害判定部506は、災害情報取得部504により取得された災害情報に基づいて、監視対象物10の設置場所に対応する地域に災害が発生したか否かを判定する。災害判定部506は、例えば、災害情報に示される災害の種別や災害の規模、及び災害の発生地域が、予め定めた災害の種別や災害の規模、及び災害の発生地域の条件を充足する場合、監視対象物10の設置場所に対応する地域に災害が発生したと判定する。
災害判定部506は、監視対象物10の設置場所に対応する地域に災害が発生したと判定する場合、その災害により影響を受けることが予想される監視対象物10に関する情報をデータ制御部507に出力する。影響を受けることが予想される監視対象物10に関する情報には、例えば、災害が発生した地域を識別する情報、災害の種別を示す情報、災害の影響を受けることが予想される監視対象物10を示す情報が含まれる。
データ制御部507は、監視対象物10の各々から送信される送信データについて、その送信データを送信させる頻度を調整する。具体的には、データ制御部507は、制御指示送信部505を介してGW30に制御指示を送信することにとより、GW30から送信される送信データの送信頻度を調整する。
この場合において、データ制御部507は、監視対象物10の各々に備えられたGW30の各々が送信データを送信する頻度を、監視対象物10それぞれの送信データの測定環境に応じて調整する。具体的には、データ制御部507は、GW30の各々からデータ集約サーバ装置50に送信される送信データの合計の容量が増加しないようGW30の各々が送信データを送信する頻度を調整する。例えば、GW30−1から送信される送信データの送信頻度を増加させた場合には、GW30−2、30−3から送信される送信データの送信頻度を減少させ、GW30の全体(GW30−1〜30−3)から送信される送信データの合計の容量が増加しないようにする。これにより、システムリソースが限られた場合であっても、システムリソースの上限を超過させることなく、特定のGW30から送信される送信データの送信頻度を増加させることができる。
より具体的には、データ制御部507は、制御指示送信部505を介してGW30−1に制御指示を送信することにとより、GW30−1から送信させる送信データの送信頻度を増加させる。また、データ制御部507は、GW30−2、及び30−3に制御指示を送信することにとより、GW30−2、及び30−3から送信させる送信データの送信頻度を減少させる。ここでの「送信頻度を増加させる」とは、それまでに送信されていた送信データの送信頻度が、例えば、1秒間あたり10回であった場合に、1秒間あたり10回よりも多い回数(例えば20回)、送信データを送信することをいう。また、ここでの「送信頻度を減少させる」とは、それまでに送信されていた送信データの送信頻度が、例えば、1秒間あたり10回であった場合に、1秒間あたり10回よりも少ない回数(例えば5回)、送信データを送信することをいう。
データ制御部507は、例えば、災害判定部506により出力された情報に基づいて、GW30の各々から送信される送信データの送信頻度を制御する。データ制御部507は、例えば、監視対象物10−1の設置場所の周辺で地震や強風が発生した場合、監視対象物10−1における送信データの送信頻度を増加させ、監視対象物10−1とは異なる他の監視対象物10(監視対象物10−2、…、10−N)の各々における送信データの送信頻度を減少させる。
この場合、データ制御部507は、例えば、他の監視対象物10(監視対象物10−2、…、10−N)の各々の設置場所から災害が発生したと判定された地域までの距離に応じて、他の監視対象物10(監視対象物10−2、…、10−N)の各々における送信データを送信させる頻度を変更する。具体的には、データ制御部507は、災害が発生したと判定された地域から遠い位置に設置されている監視対象物10における送信データの送信頻度を最も減少させる。また、データ制御部507は、災害が発生したと判定された地域に近い位置に設置されている監視対象物10ほど、その監視対象物10における送信データの送信頻度を増加させる。
或いは、データ制御部507は、他の監視対象物10(監視対象物10−2、…、10−N)の各々における種別(「対象物種別」の一例)に応じて、他の監視対象物10(監視対象物10−2、…、10−N)の各々における送信データを送信させる頻度を、限られたシステムリソースで規定されたデータ量となる範囲内において、任意に変更する構成してもよい。ここでの種別は、監視対象物10が、ダムであるのか、発電所であるのか、橋梁であるのかといった監視対象物の種類を示す情報である。データ制御部507は、例えば、地震が発生したと判定された場合、発電所における送信データの送信頻度を増加させる。また、データ制御部507は、例えば、豪雨が発生したと判定された場合、ダムにおける送信データの送信頻度を増加させる。なお、地震が発生した場合に、橋梁、ダム、及び発電所のいずれの監視対象物10における送信データを送信させる頻度を増加させるかは、監視システム1における監視領域の状況や、監視対象物10の設置の状況に応じて任意に決定されてよい。
図4は、第1の実施形態のデータ制御部507が行う処理を説明するための図である。図4には、監視システム1の監視領域Mにおける複数の監視対象物10−1〜10−5の分布が示されている。また、図4には、災害が発生した領域Dと、領域Dから等距離にある領域E1〜E3が示されている。図4では、領域E1〜E3の順に、領域Dからより離れた距離にある領域を示している。
図4に示すように、領域Dにおいて災害が発生した場合、データ制御部507は、例えば、領域Dに最も近い領域E1にある監視対象物10−4における送信データを送信させる頻度を増加させ、例えば、1秒間あたりの送信頻度を10回から20回に変更する。また、データ制御部507は、例えば、領域E1の次に領域Dに近い領域E2にある監視対象物10−3における送信データを送信させる頻度を増加させ、例えば、1秒間あたりの送信頻度を10回から15回に変更する。また、領域E2より領域Dから遠い領域にある監視対象物10−1、10−2、及び10−5における送信データを送信させる頻度を減少させ、例えば、1秒間あたりの送信頻度を10回から5回にそれぞれ変更する。
なお、上記ではデータ制御部507が、監視対象物10−3及び10−4における送信データを送信させる頻度を増加させ、監視対象物10−1、10−2、及び10−5における送信データを送信させる頻度を減少させる場合を例示したが、これに限定されることはない。データ制御部507は、頻度を変更する前と後とにおいて監視対象物10の各々から送信される送信データの総量が変わらないように頻度を変更すればよい。データ制御部507は、災害が発生した領域Dから所定の範囲にある領域E3の中にある監視対象物10−3〜10−5における送信データを送信させる頻度を増加させ、例えば、1秒間あたりの送信頻度を10回から15回としてもよい。また、データ制御部507は、領域E3の外にある監視対象物10−1及び10−2における送信データを送信させる頻度を減少させ、例えば、監視対象物10−2における1秒あたりの送信頻度を10回から3回とし、監視対象物10−1における1秒あたりの送信頻度を10回から2回としてもよい。
図5は、第1の実施形態の監視システム1の動作例を示すシーケンス図である。
本シーケンス図においては、GW30の各々からデータ集約サーバ装置50に送信データが所定の送信頻度(例えば、1秒間に10回)で送信されているものとする。
まず、災害情報システム80に災害情報が入力される(ステップS101)。
災害情報システム80は、災害情報を取得し(ステップS102)、取得した災害情報に基づいて、データ集約サーバ装置50に災害情報を出力する(ステップS103)。災害情報システム80は、例えば、監視する監視対象物10の設置場所の周囲等、設置場所に対応した領域において、監視対象物10が影響を受けることが予想される災害が発生した場合に、データ集約サーバ装置50に災害情報を出力する。
データ集約サーバ装置50は、災害情報システム80により出力された災害情報を取得し(ステップS104)、取得した災害情報に基づいてGW30の各々(GW30−1、30−2、…、30−N)における送信頻度を算出する(ステップS105)。データ集約サーバ装置50は、災害が発生した地域と監視対象物10の設置場所の関係や、監視対象物10の種別に応じて、その監視対象物10におけるGW30の送信データの送信頻度を、システムリソースで処理可能なデータ量の範囲に入るように算出する。
データ集約サーバ装置50は、算出した送信頻度に基づいて、GW30の各々(GW30−1、30−2、…、30−N)に送信頻度の変更を指示する制御指示を送信する(ステップS106)。
データ集約サーバ装置50は、GW30の各々(GW30−1、30−2、…、30−N)に制御指示を送信する(ステップS107、S109、S111)。制御指示を受信したGW30の各々は、受信した制御指示に基づいて送信データの送信頻度を変更する(ステップS108、S110、S112)。
データ集約サーバ装置50は、GW30の各々に制御指示を送信した後、所定時間(例えば、30分)が経過したら、GW30の各々における送信頻度を変更前の頻度に戻す(ステップS113)。具体的には、データ集約サーバ装置50は、送信頻度を元の所定の送信頻度(例えば、1秒間に10回)に戻すように指示する制御指示をGW30の各々に送信する。
なお、上記のシーケンス図では、送信頻度を変更させてから所定時間が経過した後に、送信頻度を元に戻す場合を例示したが、これに限定されることはない。データ集約サーバ装置50は、例えば、大雨警報に基づいて送信頻度を変更させた場合、大雨警報が解除された時点で送信頻度を元に戻すようにしてもよい。また、データ集約サーバ装置50は、送信頻度を変更させてから所定時間が経過した後に、その間にGW30から送信された送信データに基づいて送信頻度を元に戻すか否かを判定するようにしてもよい。
以上、説明したように第1の実施形態の監視システム1は、健全性の監視を行う対象である監視対象物10の各々に設けられ、監視対象物10の健全性に関する送信データを送信するGW30と、GW30の各々から送信データを受信するデータ受信部501と、GW30の各々が送信データを送信する頻度を、監視対象物10それぞれの送信データの測定環境に応じて調整するデータ制御部507とを有するデータ集約サーバ装置50とを備える。これにより、第1の実施形態の監視システム1は、監視対象物10の各々の監視を状況に応じて調整することができ、ある監視対象物10における送信データの送信頻度を変更させた場合に他の監視対象物10における送信データの送信頻度を調整することができるため、データ集約サーバ装置50が受信する送信データの総量を、システムリソースを用いて処理可能な範囲とすることが可能である。すなわち、限られたシステムリソースにおいて複数の構造物の監視を行う際に、状況に応じて所定の構造物の監視を強化させることができる。
また、第1の実施形態の監視システム1では、データ集約サーバ装置50は、災害に関する災害情報を取得する災害情報取得部504と、災害情報取得部504により取得される災害情報に基づいて、監視対象物10の設置場所を含む領域に災害が発生したか否かを判定する災害判定部506とを更に備える。データ制御部507は、災害判定部506により監視対象物10の設置場所に対応する地域において災害が発生したと判定される場合に、当該監視対象物10に備えられたGW30が送信データを送信する頻度を増加させ、他の地域の監視対象物10に備えられたGW30が送信データを送信する頻度を減少させる。これにより、第1の実施形態の監視システム1は、監視対象物10の設置場所を含む地域や周辺の地域において災害が発生した場合に、その監視対象物10の監視を強化させた場合であっても、他の監視対象物10における送信データを送信させる頻度を減少さることができるため、データ集約サーバ装置50が受信する送信データの総量を増加させないようにして、限られたシステムリソースにおいて複数の構造物の監視を行う際に、状況に応じて所定の構造物の監視を強化させることができることが可能である。
また、第1の実施形態の監視システム1では、データ制御部507は、災害判定部506により災害が発生したと判定された位置からの距離に応じて、他の監視対象物10の各々に備えられたGW30が送信データを送信する頻度を調整する。これにより、第1の実施形態の監視システム1は、監視システム1の監視領域において災害が発生した場合に、その災害が発生した地域と監視対象物10の設置場所と距離に応じて、監視対象物10の各々に対する監視の強度を調整することができる。
また、第1の実施形態の監視システム1では、データ制御部507は、災害判定部506により監視対象物10の設置場所を含む領域に災害が発生したと判定される場合に、監視対象物10の種別に応じて、当該監視対象物10に備えられたGW30が監視データを送信する頻度を変更する。これにより、第1の実施形態の監視システム1は、監視システム1の監視領域において災害が発生した場合に、監視対象物10の種別に応じて、発電所の監視を強化させる等、監視対象物10の各々に対する監視の強度を変更することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、監視対象物10の異常の有無を示す情報に基づいて送信頻度を変更する点において、上述した実施形態と相違する。以下では、上述した実施形態と異なる点を説明し、上述した実施形態と同一または類似の機能を有する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図6は、第2の実施形態のデータ集約サーバ装置50Aの構成例を示すブロック図である。データ集約サーバ装置50Aは、例えば、受信処理部502A、データ制御部507A、及び異常判定部508を備える。
受信処理部502Aは、データ受信部501により受信された送信データについて受信処理を行うことにより測定データを抽出し、抽出した測定データを測定データに付随する情報(監視対象物10の識別子、及びセンサ20の識別子等)とともに異常判定部508に出力する。
異常判定部508は、受信処理部502Aにより抽出された測定データに基づいて、監視対象物10の各々に異常が発生したか否かを判定する。異常判定部508は、例えば、測定データに示される値が、所定の閾値以上となる等、予め定めた異常の条件を充足する場合、監視対象物10に異常が発生したと判定する。
異常判定部508は、監視対象物10に異常が発生したと判定する場合、その監視対象物10に関する情報(例えば、監視対象物10の識別子)をデータ制御部507Aに出力する。
データ制御部507Aは、異常判定部508により出力された情報に基づいて、GW30の各々から送信される送信データの送信頻度を制御する。データ制御部507Aは、例えば、監視対象物10−1に異常が発生した場合、監視対象物10−1における送信データの送信頻度を増加させ、監視対象物10−1とは異なる他の監視対象物10(監視対象物10−2、…、10−N)の各々における送信データの送信頻度を減少させる。
また、データ制御部507Aは、異常判定部508により出力された情報に基づいて、監視対象物10に設けられたセンサ20の各々から取得する測定データの取得頻度を変更させるようにしてもよい。データ制御部507Aは、例えば、監視対象物10−1に設置されたセンサ20により測定された測定データが異常値であった場合、監視対象物10を監視する上で、重要な箇所に設置されたセンサ20による測定を頻繁に行い、当該重要な箇所の監視を強化させる。ここで、監視対象物10を監視する上で重要な箇所とは、例えば、監視対象物10が橋梁である場合、橋桁と橋脚を接続する支承部分である。支承部分には橋桁からの振動や荷重が集中するように設計されている。このため、支承部分に破壊や劣化等が疑われる場合には、橋桁が落橋する等の危険性があり、即座に通行止め等の対応をとる必要があるためである。
この場合、データ制御部507Aは、支承部分に設けられたセンサ20により測定された測定データを取得する頻度を増加させる一方で、他の箇所(例えば、橋桁や橋脚)に設けられた他のセンサ20により測定された測定データを取得する頻度を減少させる。具体的には、データ制御部507Aは、特定の監視対象物10に設けられたセンサ20の各々からGW30に取得される測定データの合計の容量(例えば、60データ/分)が増加しないようセンサ20の各々により測定された測定データを取得する頻度を調整する。例えば、センサ20−1から測定される測定データの取得頻度を増加させた場合には、センサ20−2、20−3、…から測定される測定データの取得頻度を減少させ、センサ20全体から測定される測定データの合計の容量が増加しないようにする。これにより、システムリソースが限られた場合であっても、システムリソースの上限を超過させることなく、特定のセンサ20から測定される測定データの取得頻度を増加させることができる。
具体的には、データ制御部507Aは、監視対象物10−1に設けられたセンサ20のうち、いずれのセンサ20から異常な測定データが測定されたかを判定する。
データ制御部507Aは、監視対象物10−1に設けられた複数のセンサ20(例えば、センサ20−1、20−2、…、20−M)(Mは任意の整数)のうち何れかのセンサ20により異常な測定データが測定された場合、GW30−1に対し、特定のセンサ20(例えば、センサ20−1)により測定された測定データを取得する頻度を増加させる。また、データ制御部507Aは、その他のセンサ20(センサ20−2、…、20−M)により測定された測定データを取得させる頻度を減少させる。
より具体的には、データ制御部507Aは、GW30−1に、制御指示送信部505を介して制御指示を送信することにとより、GW30−1がセンサ20の各々から取得する測定データの取得頻度を変更させる。この場合の制御指示は、例えば、GW30−1がセンサ20−1における測定データを取得する頻度を増加させ、その他のセンサ20における測定データを取得する頻度を減少させる旨を指示する内容である。
GW30の制御指示受信部302は、データ制御部507Aから制御指示を受信し、受信した制御指示を、送信制御部305に出力する。
送信制御部305は、制御指示受信部302により受信された制御指示に基づいて、送信データの送信頻度を変更するとともに、測定データの取得頻度を変更させる。
なお、上記では、データ制御部507Aは、監視対象物10において異常な測定データが測定された場合、監視対象物10の何れの箇所の監視を強化させるかについて、監視対象物10に応じて任意に決定してよい。例えば、監視対象物10が橋梁である場合、データ制御部507Aは、橋梁のいずれの箇所において異常な測定データが測定された場合であっても、その異常が疑われる箇所と共にその箇所に最も近い支承付近の監視を強化するようにしてもよい。
なお、データ制御部507Aは、GW30から送信される送信データの送信頻度を増加させた上で、監視対象物10に設けられたセンサ20の各々から取得する測定データの取得頻度を変更させるようにしてもよい。また、データ制御部507Aは、GW30から送信される送信データの送信頻度を変更させることなく、監視対象物10に設けられたセンサ20の各々から取得する測定データの取得頻度を変更させるようにしてもよい。
以上説明したように、第2の実施形態の監視システム1Aでは、データ集約サーバ装置50Aは、送信データに基づいて、監視対象物10の各々において異常が発生したか否かを判定する異常判定部508を更に備え、データ制御部507Aは、異常が発生したと判定した監視対象物10に備えられたGW30が送信データを送信する頻度を増加させ、他の監視対象物10に備えられたGW30が送信データを送信する頻度を減少させる。これにより、第2の実施形態の監視システム1Aは、監視対象物10において異常な測定データが測定された場合に、その監視対象物10における送信データの送信頻度を増加させる一方で、他の監視対象物10における送信データの送信頻度を減少させることができるため、システムリソースを用いて処理可能な範囲で異常が疑われる監視対象物10の監視を強化することができる。
また、第2の実施形態の監視システム1Aでは、監視対象物10に対し、複数種類のセンサ20が設けられており、データ制御部507Aは、異常が発生したと判定した監視対象物10に設けられたセンサ20のうち、所定のセンサ20から測定データを取得する頻度を増加させ、他のセンサ20から測定データを取得する頻度を減少させる。これにより、第2の実施形態の監視システム1Aは、監視対象物10において異常な測定データが測定された場合に、監視対象物10の箇所毎に測定データを取得する取得頻度を変更させることができるため、システムリソースを用いて処理可能な範囲で監視対象物10において影響を受けやすい箇所の監視を強化することができる。
(第2の実施形態の変形例)
次に、第2の実施形態の変形例について説明する。本実施形態では、GW30が監視対象物10の異常の有無を示す情報に基づいて監視対象物10の箇所毎に測定データを取得する頻度を変更する点において、上述した実施形態と相違する。以下では、上述した実施形態と異なる点を説明し、上述した実施形態と同一または類似の機能を有する構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は、第2の実施形態の変形例におけるGW30Aの構成例を示すブロック図である。GW30Aは、例えば、測定データ取得部301A、送信制御部305A、及び異常判定部306を備える。ここで、送信制御部305Aは、「測定制御部」の一例である。
測定データ取得部301Aは、送信制御部305Aの制御に応じてセンサ20により測定された測定データを所定の取得頻度で取得し、取得した測定データを異常判定部306に出力する。
異常判定部306は、測定データ取得部301Aにより抽出された測定データに基づいて、監視対象物10に異常が発生したか否かを判定し、監視対象物10に異常が発生したと判定する場合、その旨の情報を送信制御部305Aに出力する。なお、異常判定部306の機能は、上述したデータ集約サーバ装置50における異常判定部508と同等であるため、その説明を省略する。
送信制御部305Aは、異常判定部306により監視対象物10に異常が発生したと判定された場合、測定データの取得頻度を変更させる。送信制御部305Aは、監視対象物10−1に設けられた複数のセンサ20(例えば、センサ20−1、20−2、…、20−M)のうち、例えば、センサ20−1により異常な測定データが測定された場合、測定データ取得部301Aに対し、センサ20−1により測定された測定データを取得させる頻度を増加させる。この場合、送信制御部305Aは、その他のセンサ20(センサ20−2、…、20−M)により測定された測定データを取得させる頻度を減少させる。
送信制御部305Aは、測定データの取得頻度を変更させる場合、例えば、取得頻度を変更する前と後とにおいて取得される測定データの総量が変わらないように頻度を変更する。これにより、送信データの容量を増加させることなく、監視対象物10において監視を強化させる箇所の測定データの取得頻度を増加させることができる。
なお、上記では、送信制御部305Aが異常な測定データを測定したセンサ20のみについて、その測定データを取得する頻度を増加させる場合を例示して説明したが、これに限定されることはない。送信制御部305Aは、監視対象物10において異常な測定データが測定された場合、監視対象物10の何れの箇所の監視を強化させるかについて、監視対象物10に応じて任意に決定してよい。
以上説明したように、第2の実施形態の変形例における監視システム1Aでは、GW30は、監視対象物10に設けられたセンサ20の各々により測定された測定データを所定の頻度で取得する送信制御部305Aと、測定データに基づいて、前記監視対象物に異常が発生したか否かを判定する異常判定部306と、を備える。送信制御部305Aは、監視対象物10に異常が発生したと判定された場合に、当該監視対象物10に設けられた複数のセンサ20のうち所定のセンサ20により測定された測定データを取得する頻度を増加させ、他のセンサ20により測定された測定データを取得する頻度を減少させる。これにより、第2の実施形態の変形例における監視システム1Aは、監視対象物10において異常な測定データが測定された場合に、システムリソースを過度に消費させることなく監視対象物10の箇所毎に測定データを取得する取得頻度を変更させることができ、監視対象物10において影響を受けやすい箇所の監視を強化することができる。また、GW30に異常判定部306が備えられているため、GW30がデータ集約サーバ装置50に送信データを送信する前に異常を判定することができる。このため、通信ネットワーク40における通信の負荷や、データ集約サーバ装置50の処理負担を低減させることが可能である。
上述した実施形態における監視システム1(1A)の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 監視システム
10 監視対象物
20 センサ
30 GW
40 通信ネットワーク
50 データ集約サーバ装置
60 記憶装置
70 データ提供サーバ装置
80 災害情報システム
301 測定データ取得部
302 制御指示受信部
303 データ送信部
304 送信処理部
305 送信制御部
306 異常判定部
501 データ受信部
502 受信処理部
503 測定データ出力部
504 災害情報取得部
505 制御指示送信部
506 災害判定部
507 データ制御部
508 異常判定部

Claims (7)

  1. 健全性の監視を行う対象である監視対象物の各々に設けられ、前記監視対象物の健全性に関する監視データを送信する測定装置と、
    前記測定装置の各々から監視データを受信する受信部と、
    前記測定装置の各々が監視データを送信する頻度を、前記監視対象物それぞれの前記監視データの測定環境に応じて調整する制御部と
    を有するサーバ装置と
    を備える監視システム。
  2. 前記サーバ装置は、
    災害に関する災害情報を取得する災害情報取得部と、
    前記災害情報取得部により取得される前記災害情報に基づいて、前記監視対象物の各々の設置場所を含む領域に災害が発生したか否かを判定する災害判定部と
    を更に備え、
    前記制御部は、前記災害判定部により前記監視対象物の設置場所を含む領域に災害が発生したと判定された場合に、当該監視対象物に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を増加させ、他の地域の前記監視対象物に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を減少させる
    請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記制御部は、前記災害判定部により災害が発生したと判定された位置からの距離に応じて、他の前記監視対象物の各々に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を調整する
    請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記制御部は、前記災害判定部により前記監視対象物の設置場所を含む領域に災害が発生したと判定される場合に、前記監視対象物の種別に応じて、当該監視対象物に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を変更する
    請求項2又は請求項3に記載の監視システム。
  5. 前記サーバ装置は、
    前記監視データに基づいて、前記監視対象物の各々において異常が発生したか否かを判定する異常判定部
    を更に備え、
    前記制御部は、異常が発生したと判定した前記監視対象物に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を増加させ、他の前記監視対象物に備えられた前記測定装置が前記監視データを送信する頻度を減少させる
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の監視システム。
  6. 前記監視対象物に対し、複数種類のセンサが設けられており、
    前記制御部は、異常が発生したと判定した前記監視対象物に設けられた前記センサのうち、所定の前記センサから前記監視データを取得する頻度を増加させ、他のセンサから前記監視データを取得する頻度を減少させる
    請求項5に記載の監視システム。
  7. 前記測定装置は、
    前記監視対象物に設けられたセンサの各々により測定された監視データを所定の頻度で取得する測定制御部と、
    前記監視データに基づいて、前記監視対象物に異常が発生したか否かを判定する異常判定部と、
    を備え、
    前記測定制御部は、前記監視対象物に異常が発生したと判定された場合に、当該監視対象物に設けられた複数のセンサのうち所定のセンサにより測定された前記監視データを取得する頻度を増加させ、他のセンサにより測定された前記監視データを取得する頻度を減少させる
    請求項5に記載の監視システム。
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