JP2008105762A - エレベータの長周期振動管制運転システム - Google Patents

エレベータの長周期振動管制運転システム Download PDF

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JP2008105762A JP2006287591A JP2006287591A JP2008105762A JP 2008105762 A JP2008105762 A JP 2008105762A JP 2006287591 A JP2006287591 A JP 2006287591A JP 2006287591 A JP2006287591 A JP 2006287591A JP 2008105762 A JP2008105762 A JP 2008105762A
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Tsuyoki Hikichi
剛樹 引地
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Abstract

【課題】長周期振動用の地震計等の高価な機器を新たに追加することなく、長周期振動による被害を最小限に抑えることができるエレベータの長周期振動管制運転システムを提供する。
【解決手段】複数の地域にそれぞれ設けられ、緊急地震速報を地域毎で受信する緊急地震速報受信手段と、緊急地震速報受信手段から送信される緊急地震速報の関連情報を受信し、受信した地震が長周期振動の対象となる震度や距離であるか否かを判断する遠隔監視センター5と、遠隔監視センター5からの指令を受けて、長周期振動により被害を受ける可能性のあるエレベータに対して地震管制運転を行うエレベータの遠隔監視装置10とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、長周期振動によるエレベータの被害を最小限に抑えるエレベータの長周期振動管制運転システムに関するものである。
長周期振動は、人間が感じにくい周期が数秒から十数秒程度程度のゆっくりした揺れである。そして、このような長周期振動は巨大地震で強く発生すると言われ、柔らかい地層がたまった平野部で増幅して揺れが大きくなる。エレベータでも、300km以上離れた地震により、震度は1程度であっても長周期振動が発生し、ロープや制御ケーブルの引っ掛りなどが発生している。
上記のようなメカニズムで発生する長周期振動は、現状のエレベータに取り付けられている地震感知器では検出できず、地震管制運転や地震時復旧運転を実施することはできない。
また、地震の波から求められた少なくとも震源地及び地震発生時刻を含むリアルタイム地震情報を受信する地震情報受信手段と、この地震情報受信手段により受信したリアルタイム地震情報に含まれる情報から現在地における地震の波の到達時刻を予測する地震予測手段と、この地震予測手段により予測された地震の到達時刻に応じて、エレベータの管制運転を制御する制御手段とを有するエレベータ地震時管制運転システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−224469号公報
従来のエレベータの地震時管制運転システムでは、地震情報のインターネット配信により、地震情報に含まれるマグニチュードの情報から地震動の大きさを取得し、地震の大きさの程度を基準に最寄階停止などの地震管制運転を行うものであり、現状の地震感知器では感知できず、地盤構造や建物構造等によって地震波が増幅され、建物が共振することによってエレベータ昇降路内機器に被害を生ずる長周期振動には必ずしも対応することができないものであった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、長周期振動用の地震計等の高価な機器を新たに追加することなく、長周期振動による被害を最小限に抑えることができるエレベータの長周期振動管制運転システムを提供するものである。
この発明に係るエレベータの長周期振動管制運転システムにおいては、複数の地域にそれぞれ設けられ、緊急地震速報を地域毎で受信する緊急地震速報受信手段と、緊急地震速報受信手段から送信される緊急地震速報の関連情報を受信し、受信した地震が長周期振動の対象となる震度や距離であるか否かを判断する遠隔監視センターと、遠隔監視センターからの指令を受けて、長周期振動により被害を受ける可能性のあるエレベータに対して地震管制運転を行うエレベータの遠隔監視装置とを備えたものである。
また、緊急地震速報受信手段は、各地域に設置されるエレベータ保守会社事務所に設けたものである。
また、遠隔監視センターは、エレベータ保守会社事務所から送られてくる緊急地震速報の関連情報を一括して管理するセンターサーバと、緊急地震速報の関連情報が長周期振動の対象になる震度や距離であるか否か判断するプログラムと、エレベータ毎の長周期振動関連データベースとを備えたものである。
また、エレベータの遠隔監視装置は、長周期振動により被害を受ける可能性のあるエレベータに対し、地震低感知器の動作と同等の信号としてエレベータ制御盤に入力し、地震低感知器の動作と同様の地震管制運転及び地震時自動復旧運転を行うものである。
この発明によれば、長周期振動用の地震計等の高価な機器を新たに追加することなく、長周期振動による被害を最小限に抑えることができるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの長周期振動管制運転システムの全体構成を示すシステム構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの長周期振動管制運転システムのエレベータ側の構成を示すシステム構成図、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの長周期振動管制運転システムの全体構成側で行われる長周期振動の検出動作を説明するためのフローチャート、図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの長周期振動管制運転システムのエレベータ側で行われる管制運転動作を説明するためのフローチャートである。
図1において、1は気象庁などの緊急地震速報提供機関、2はインターネット等のネットワーク、3は全国の各地域にそれぞれ設置されているエレベータ保守会社事務所で、緊急地震速報を地域毎で受信する緊急地震速報受信手段を構成する。4は保守会社の社内ネットワーク、5は緊急地震速報受信手段である全国のエレベータ保守会社事務所3から送られてくる緊急地震速報の関連情報を一括して管理する保守会社の遠隔監視センター、6は遠隔監視センター5内に設置され、緊急地震速報の関連情報を一括して管理するセンターサーバ、7は遠隔監視センター5内に設けられたプログラムメモリで、緊急地震速報から得られた関連情報が長周期振動の対象になるか否か判断するためのプログラムが組み込まれている。8は遠隔監視センター5内に設けられたエレベータ毎の長周期振動関連データベース、8aはエレベータ毎の長周期振動関連データベース8内の震度による長周期振動適用可否データ、8bはエレベータ毎の長周期振動関連データベース8内の距離による長周期振動適用可否データ、9は公衆回線、10は遠隔監視センター5と公衆回線9で接続された各エレベータの遠隔監視装置で、遠隔監視センター5からの指令を受けて、長周期振動により被害を受ける可能性のあるエレベータに対しては、地震管制運転を行うものである。
また、図2において、11はエレベータのかご、12は主ロープ、13はつり合いおもり、14は巻上機、15は制御ケーブル、16はエレベータ制御盤、17は激しい揺れを感知する地震高感知器、18は中程度の揺れを感知する地震低感知器、19は小さい揺れを感知する地震特低感知器である。一般にエレベータの地震管制運転は、地震特低感知器19が動作すると、かごは最寄階に停止し、一定時間内に地震低感知器18が動作しなければ自動で復旧され、エレベータは正常運転に戻る。もし、一定時間内に地震低感知器18が動作すると、エレベータにどの程度の被害があったのか、異常の有無を保守・点検の専門技術者か確認するまではエレベータを停止状態とするか、或いは地震時自動復旧運転を行う。また、地震高感知器17が動作すると、最寄階に停止し、エレベータにどの程度の被害があったのか異常の有無を保守・点検の専門技術者が確認するまでは、エレベータを停止状態とし、地震時自動復旧運転は行わない。
次に、緊急地震速報の受信から長周期振動情報としてエレベータに情報を送信する動作について、図3により説明する。
先ず、気象庁などの緊急地震速報提供機関1よりインターネット等のネットワーク2を介して、全国のエレベータ保守会社事務所3からなる緊急地震速報受信手段が緊急地震速報を受信すると(ステップS1)、社内ネットワーク4を介してエレベータ保守会社の遠隔監視センター5のセンターサーバ6に緊急地震速報の関連情報を転送する(ステップS2)。遠隔監視センター5のプログラムメモリ7に記憶されているプログラムに基づいて、緊急地震速報によりセンターサーバ6が受信した地震は、長周期振動の対象となる震度であるか否かを判断する(ステップS3)。ステップS3で受信した震度が長周期振動の対象外であればここで終了し、対象であれば次のステップに進み、遠隔監視センター5のプログラムメモリ7に記憶されているプログラムに基づいて、センターサーバ6が受信した緊急地震速報は、長周期振動の対象となる距離で発生したか否かを判断する(ステップS4)。ステップS4で受信した地震の距離が長周期振動の対象外であればここで終了し、対象であれば次のステップに進み、遠隔監視センター5より、公衆回線9を介して、各エレベータの遠隔監視装置10に長周期振動情報を送信する(ステップS5)。なお、エレベータ毎の長周期振動関連データベース8は、震度による長周期振動適用可否データ8a及び距離による長周期振動適用可否データ8bとしてエレベータ毎に保有されているものであり、上記ステップS3〜S5は、エレベータ毎に行われる。
次に、エレベータの遠隔監視装置が長周期振動情報を受信した時のエレベータの管制運転動作について、図4により説明する。
先ず、エレベータの遠隔監視装置10が長周期振動情報を受信すると(ステップS6)、エレベータの遠隔監視装置10は、長周期振動により被害を受ける可能性のあるエレベータに対しては、地震管制運転を行う。すなわち、地震低感知器18の動作と同等の信号として、エレベータ制御盤16に入力する(ステップS7)。エレベータのかご11は、通常の地震低感知器18の動作時と同様の地震管制運転及び地震時自動復旧運転を行う(ステップS8)。
これにより、長周期振動発生時に、かご11の走行を停止できるため、主ロープ12及び制御ケーブル15等の引っ掛りを回避することができる。また、地震時自動復旧運転を行うことができるため、主ロープ12及び制御ケーブル15の引っ掛りが発生した場合は、走行を阻止して機器の破損を防止することができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータの長周期振動管制運転システムの全体構成を示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの長周期振動管制運転システムのエレベータ側の構成を示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの長周期振動管制運転システムの全体構成側で行われる長周期振動の検出動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの長周期振動管制運転システムのエレベータ側で行われる管制運転動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 緊急地震速報提供機関
2 ネットワーク
3 全国のエレベータ保守会社事務所
4 社内ネットワーク
5 遠隔監視センター
6 センターサーバ
7 プログラムメモリ
8 エレベータ毎の長周期振動関連データベース
8a 震度による長周期振動適用可否データ
8b 距離による長周期振動適用可否データ
9 公衆回線
10 エレベータの遠隔監視装置
11 エレベータのかご
12 主ロープ
13 つり合いおもり
14 巻上機
15 制御ケーブル
16 エレベータ制御盤
17 地震高感知器
18 地震低感知器
19 地震特低感知器

Claims (4)

  1. 複数の地域にそれぞれ設けられ、緊急地震速報を地域毎で受信する緊急地震速報受信手段と、
    前記緊急地震速報受信手段から送信される緊急地震速報の関連情報を受信し、受信した地震が長周期振動の対象となる震度や距離であるか否かを判断する遠隔監視センターと、
    前記遠隔監視センターからの指令を受けて、長周期振動により被害を受ける可能性のあるエレベータに対して地震管制運転を行うエレベータの遠隔監視装置と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの長周期振動管制運転システム。
  2. 緊急地震速報受信手段は、各地域に設置されるエレベータ保守会社事務所に設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベータの長周期振動管制運転システム。
  3. 遠隔監視センターは、エレベータ保守会社事務所から送られてくる緊急地震速報の関連情報を一括して管理するセンターサーバと、緊急地震速報の関連情報が長周期振動の対象になる震度や距離であるか否か判断するプログラムと、エレベータ毎の長周期振動関連データベースと、を備えたことを特徴とする請求項2記載のエレベータの長周期振動管制運転システム。
  4. エレベータの遠隔監視装置は、長周期振動により被害を受ける可能性のあるエレベータに対し、地震低感知器の動作と同等の信号としてエレベータ制御盤に入力し、地震低感知器の動作と同様の地震管制運転及び地震時自動復旧運転を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータの長周期振動管制運転システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270680A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Kajima Corp 振動抑制装置
JP2013147345A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータ監視装置
JP2022016918A (ja) * 2020-07-13 2022-01-25 東芝エレベータ株式会社 昇降機制御システム

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