JP2007254047A - エレベータの地震発生時状態記録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】地震発生後の保守作業員による安全確認作業を容易にし、エレベータの迅速な運転再開に寄与することを可能にする。
【解決手段】地震発生情報受信手段3は、P波検知に基づく地震発生情報を地震情報供給源2からインターネット1を介して受信する。S波到達時点予測手段4は、この地震発生情報に基づき、S波がエレベータ設置地点に到達する時点を予測する。記録データ収集機器制御手段5は、地震発生時のエレベータ設備の挙動に関する記録データを収集するためエレベータ設備の所定場所に予め設置されている記録データ収集機器6を、S波到達時点の前後の所定時間にわたって稼働させる。記録データ格納手段9は、この稼働により収集された記録データを格納し、記録データ再生手段10は格納された記録データを再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震発生後におけるエレベータ復旧作業を支援するためのエレベータの地震発生時状態記録システムに関するものである。
最近のエレベータシステムの多くは地震時管制運転装置を具備しており、地震発生の際はその管制運転機能に基づいて乗りかごを自動的に最寄り階に停止させ、乗客がかご外へ脱出できるようにしている。そして、比較的小さな地震の場合は、管制運転実行後にシステムが自動的に安全を確認した後に通常運転を再開するようになっているが、一定レベル以上の大きな地震の場合は、安全上問題がないかどうかにつき保守作業員が現場で実際に確認した後でなければ、通常運転を再開できないようになっている。
これは、昇降路の内壁や乗りかご外側には種々の機器や部材が設置されているため、大きな地震発生時にはこれらの機器や部材に対しエレベータ運転に支障をきたすほどの大きな衝撃や変位が加わることがあるが、システム自身の安全確認機能だけに頼っていたのでは、このような状態を看過する虞があるからである。
例えば、乗りかごには、メインロープ、ガバナロープ、テールコード等が取り付けられており、これらが大きく揺れて昇降路内の構造物に引っ掛かった状態となることがあるが、システムの安全確認機能のみではこのような状態が看過される可能性がある。そして、このような状態が看過されたままエレベータの運転が再開されてしまうと、カウンタウェイトがガイドレールから脱落して落下したり、昇降路の内壁の一部が落下したりして機器を破損してしまうばかりか、復旧作業中の保守作業員が怪我をするなどの二次災害を引き起こすことにもなりかねない。それ故、大きな地震の発生後に通常運転を再開するにあたっては、保守作業員が現場で実際に安全を確認することが必要不可欠となる。
この場合、ロープ等が障害物に引っ掛かっていたり、カウンタウェイトが外れかかっていたりする等の一見して明白な事象であれば、保守作業員が看過することは殆どないと言うことができる。しかし、外見には現れにくい事象(例えば、ボルトの緩み、部材の微小なき裂等)については保守作業員が看過する虞が大きいと言わざるを得ない。
そこで、例えば特許文献1に開示されているように、一定容量のメモリを用いて常時運転音を記録するようにしておき(録音可能時間が例えば80秒間で順次古いデータを消去していく方式)、地震検知器が地震を検知した時点の前後の運転音を保守作業員が聞き分けることにより、看過し易い異常を発見できるようにした技術も提案されている。
特開平9−175749号公報
しかし、特許文献1における地震検知器はエレベータが設置されている建物内に設けられているものであるため、地震発生の直前まで検知動作を行うことはなく、検知動作を行った時点では既に地震発生前の大半の運転音データが消去されていることが多い。そのため、保守作業員が地震発生前後の運転音同士を充分に比較することができず、この特許文献1の構成は、異常の看過を有効に防止しようとする観点からはなお改善の余地を有するものであった。
また、特許文献1の構成では、地震発生後に保守作業員が再生して確認できる記録データは音データのみであり、保守作業員は異常音に気がついたとしても、それが何の異常音であるのかを直ぐには分からないことが多い。それ故、記録データとして音データに加えて映像データを含めることも望まれるが、映像データを得るためには監視カメラの他に、真っ暗な昇降路内を照らす照明機器が必要となる。しかし、何時発生するか分からない地震のために、照明機器を常時点灯しておくことは、ユーザ側に多大なコスト負担を強いることになるため困難である。そのため、従来は、保守作業員の安全確認作業に多くの時間及び労力を要することとなり、地震発生後の運転再開が大きく遅れる結果となっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、地震発生後の保守作業員による安全確認作業を容易にし、エレベータの迅速な運転再開に寄与することが可能なエレベータの地震発生時状態記録システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明は、P波検知に基づく地震発生情報を地震情報供給源からネットワークを介して受信する地震発生情報受信手段と、前記地震発生情報受信手段が受信した地震発生情報に基づき、S波がエレベータ設置地点に到達する時点を予測するS波到達時点予測手段と、地震発生時のエレベータ設備の挙動に関する記録データを収集するためエレベータ設備の所定場所に予め設置されている記録データ収集機器を、前記S波到達時点予測手段が予測したS波到達時点の前後の所定時間にわたって稼働させる記録データ収集機器制御手段と、前記記録データ収集機器の稼働により収集された記録データを格納する記録データ格納手段と、前記記録データ格納手段に格納された記録データを再生する記録データ再生手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記記録データ収集機器には、少なくとも、カメラ及び照明灯を含んで構成される映像データ収集機器、又はマイクロホンを含んで構成される音声データ収集機器のいずれかが含まれる、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記エレベータ設備の所定場所には、昇降路の最下部及び最上部、並びに乗りかごの底部及び屋根部が含まれる、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記記録データ収集機器制御手段は、前記地震発生情報受信手段が受信した地震情報に含まれる地震の大きさのレベルに応じて、稼働する記録データ収集機器を選択するものである、ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ネットワークには、前記記録データ格納手段に格納された記録データを再生可能なエレベータ監視センターのセンター側遠隔監視装置が接続されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ側に多大なコスト負担を強いることなく、地震発生前後におけるエレベータ設備の挙動に関する記録データを確実に記録できるので、地震発生後の保守作業員による安全確認作業が容易になり、エレベータの迅速な運転再開に寄与することが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。地震発生時に震源から地中を伝播する地震波は、P波と呼ばれる速度の速い初期微動の縦波と、S波と呼ばれる速度の遅い主要動の横波とに分類される。地震発生後、震源から離れたある地点に最初に到達する地震波はP波であり、その後にS波が到達することになる。そして、大きな揺れを伴う地震波はS波であり、このS波による地殻の揺れが大きな被害をもたらす地震として一般的に認識されている。
したがって、P波発生の情報を早期に取得することができれば、S波到達時点を予め予測して記録データ収集に備えることができるので、記録データ収集機器を常時稼働させていなくても地震発生前及び地震発生後の双方の記録データを確実に収集することができる。そして、本発明は、地震情報供給源からネットワークを介してP波発生の情報を早期に取得することが可能な構成としたものである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエレベータの地震発生時状態記録システムの構成図である。この図において、ネットワークであるインターネット1には、地震情報供給源2と、エレベータが設置されている建物内に設けられている地震発生情報受信手段3とが接続されている。本実施形態では、この地震情報供給源2として、例えば、独立行政法人防災科学技術研究所のサーバを想定している。防災科学技術研究所は、日本全国の各地震観測点における揺れの様子を収集してデータ化することが可能な高感度地震観測網(Hi−net)の普及を全国的に展開・推進している。したがって、この防災科学技術研究所のサーバを地震情報供給源2として利用することにより、地震発生情報受信手段3はP波検知に基づく地震発生情報を早期に取得することが可能となる。
地震発生情報受信手段3がインターネット1を介して地震情報供給源2から受信した地震発生情報は、S波到達時点予測手段4に送出されるようになっている。S波到達時点予測手段4は、このP波検知に基づく地震発生情報からS波がエレベータ設置地点に到達する時点を予測演算し、そのS波到達時点に係る情報を記録データ収集機器制御手段5に出力するようになっている。
記録データ収集機器制御手段5は、S波到達時点予測手段4からS波到達時点に係る情報を入力すると共に、地震発生情報受信手段3から地震の大きさのレベルに係る情報を入力するようになっており、これらの入力情報に基づき記録データ収集機器6の稼働を制御するようになっている。
記録データ収集機器6は、地震発生時のエレベータ設備の挙動に関する記録データを収集するためエレベータ設備の所定場所に予め設置されているものであり、映像データ収集機器7及び音データ収集機器8を含んで構成されている。ここで、「エレベータ設備の所定場所」とは、例えば、昇降路最下部及び昇降路最上部や乗りかごの底部及び屋根部などである。また、映像データ収集機器7はカメラ及び照明灯を含んで構成されており、音データ収集機器8はマイクロホンを含んで構成されている。
記録データ収集機器6の稼働により収集された記録データは記録データ格納手段9に格納されるようになっており、この格納された記録データ再生手段10により再生できるようになっている。なお、記録データ格納手段9及び記録データ再生手段10は、通常、管理室又は機械室などに設けられるものである。
図2は、図1における記録データ収集機器6の設置場所の例を示す説明図である。但し、本実施形態では設置個所が4個所となっているので、図2においては、各設置個所における記録データ収集機器6を符号6A〜6D、映像データ収集機器7を符号7A〜7D、音データ収集機器8を符号8A〜8Dでそれぞれ示している。
この図において、昇降路13の上部位置には巻上機シーブ14及びそらせシーブ15が配設されており、これらのシーブにメインロープ16が巻回されている。メインロープ16の一端側には乗りかご17が吊下されており、他端側にはカウンタウェイト18が吊下されている。
巻上機シーブ14付近にはガバナ19が配設されており、このガバナ19にガバナロープ20が巻回されている。ガバナロープ20の下側部分はガバナテンションシーブ21に巻回されており、このガバナテンションシーブ21にガバナテンションウェイト22が吊下されている。また、ガバナロープ20の中間部分で乗りかご17の側方位置には、「キャッチ」と呼ばれるリンク機構23が設けられている。このリンク機構23は、乗りかご17の速度が危険レベルまで上昇した場合にブレーキ動作を行うものである。
昇降路13の上端位置には、また、エレベータ制御盤24が配設されており、このエレベータ制御盤24と乗りかご17の各種機器との間はテールコード25により接続され、各種信号の送受信が行われるようになっている。図1における地震発生情報受信手段3、S波到達時点予測手段4、及び記録データ収集機器制御手段5は、このエレベータ制御盤24内に設けられている。
そして、昇降路13の最下部及び最上部にはそれぞれ映像データ収集機器7A,7D及び音データ収集機器8A,8Dを有する記録データ収集機器6A,6Dが設置され、乗りかご17の底部及び屋根部にはそれぞれ映像データ収集機器7B,7C及び音データ収集機器8B,8Cを有する記録データ収集機器6B,6Cが設置されている。
図1における記録データ収集機器制御手段5は、上記のように設置された記録データ収集機器6A〜6Dの中から、地震の大きさのレベルに応じて稼働する機器を選択するようになっている。図3は、この選択の際に用いる選択テーブルの例を示す説明図であり、記録データ収集機器制御手段5はこの選択テーブルの内容を自己の内部メモリに記憶している。
次に、上記のように構成される第1の実施形態の動作につき説明する。なお、本実施形態では、例えば地震の震源地が関東地方北部のA市であり、エレベータの設置場所が関東地方南部のB市であるとする。
地震が発生すると震源からのP波が速い速度で地中を伝播する。すると、上述した高感度地震観測網の全国の観測点のうちこの震源に最も近いA市の観測点が最初にP波を検知する。地震情報供給源2は、このA市の観測点のP波検知に基づく地震発生情報を直ちにインターネット1上に流し、地震発生情報受信手段3はこの地震発生情報を受信する。この地震発生情報には、地震発生時刻、震源位置、地震の大きさなどを特定する情報が含まれている。
地震発生情報受信手段3は受信した地震発生情報をS波到達時点予測手段4に送出し、S波到達時点予測手段4はこの地震発生情報からS波がB市のエレベータ設置地点に到達する時点を予測演算し、その演算結果を記録データ収集機器制御手段5に出力する。
記録データ収集機器制御手段5はS波到達時点予測手段4からS波到達時点に係る情報を入力すると共に、地震発生情報受信手段3から地震の大きさのレベルに係る情報を入力する。例えば、S波到達時点が現在時点から30秒後で、予測される地震の大きさのレベルが震度4であったとすると、記録データ収集機器制御手段5は、現在時点から10秒後〜90秒後の時間だけ記録データ収集機器6A,6B,6CをONにして稼働させることとする。これにより、S波到達時点前の20秒間、及びS波到達時点後の60秒間は、昇降路13最下部の記録データ収集機器6A,乗りかご17底部の記録データ収集機器6B、乗りかご17屋根部の記録データ収集機器6Cにより昇降路13内のエレベータ設備の挙動に関する映像データ及び音データが収集される。そして、これらの機器により収集された記録データは、管理室又は機械室に設けられた記録データ格納手段9に格納される。
上記のような地震が発生すると、昇降路13内の所定個所に設置されている地震検知器(図示せず)が作動し、エレベータは管制運転実施後に停止する。この後、エレベータ保守会社の保守作業員(又はエレベータの管理を担当する管理人)がエレベータ運転再開のための安全確認作業を開始する。そして、保守作業員は管理室又は機械室に入り、記録データ格納手段9に格納されている記録データを記録データ再生手段10により再生して、地震発生時のエレベータ設備の挙動を確認する。
このときの記録データの再生において、例えば、記録データ収集機器6Aの記録データによれば、保守作業員は、乗りかご17、カウンタウェイト18、及びテールコード25を下から見た場合の揺動の様子や衝突音などを確認することができ、また、記録データ収集機器6B,6Cの記録データによれば、保守作業員は、乗りかご17の底部及び屋根部における視点で乗りかご17、メインロープ16、ガバナロープ20、及びテールコード25などの揺れ具合や衝突音などを確認することができる。あるいは更に、落下物の有無の確認や、落下物による損傷の程度の推測を映像データ及び音データにより行うことができる。
そして、このとき再生される記録データは、S波到達時点の前後の充分な時間にわたるものであるため、保守作業員は、地震発生前のエレベータ設備の挙動と地震発生後のエレベータ設備の挙動とを充分に比較検討することができる。したがって、保守作業員は、地震発生後におけるエレベータ運転再開のための安全確認作業及び保守作業を従来に比べて確実且つ迅速に行うことができる。
また、記録データ収集機器6A〜6Dは常時稼働させておく必要はなく、S波到達時点の前後の所定時間でよいため、ユーザに多大なコスト負担を強いることはなく、記録データに映像データを含めることができる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るエレベータの地震発生時状態記録システムの構成図である。図4が図1と異なる点は、インターネット1にセンター側遠隔監視装置11及び記録データ管理手段12が接続されている点である。
センター側遠隔監視装置11はエレベータ監視センターに設置されているものであり、記録データ格納手段9に格納されている記録データを再生する機能を具備したものである。また、記録データ管理手段12は、関係者以外の第三者が記録データ格納手段9に対して不正にアクセスするのを防止するためのものである。
本実施形態によれば、エレベータ監視センターのオペレータは、地震発生後に記録データ管理手段12を介して記録データ格納手段9にアクセスし、格納された記録データをセンター側遠隔監視装置11により再生して地震発生時のエレベータ設備の挙動を確認することができる。
したがって、地震発生後にエレベータ保守会社から派遣される保守作業員が現場に到着するまでの間に、オペレータはエレベータ設備の異常の有無を確認し、保守作業員に対して点検すべき個所及び事項等をいち早く知らせることができる。そのため、地震発生後におけるエレベータ運転再開に要する時間を一層短縮することができる。
本発明は上述した形態の他に、次のような形態をも広く包含するものである。
(1)上記実施形態では、地震情報供給源2として独立行政法人防災科学技術研究所のサーバを想定しているが、これのみに限定されることはなく、P波検知に基づく地震発生情報を早期に供給できるものであれば、気象庁など他の機関に帰属するものであってもよい。
(2)上記実施形態では、地震情報供給源2と地震発生情報受信手段3との間に介在するネットワークがインターネット1である場合を示しているが、インターネット1に限定されることはなく、地震情報供給のために構築された専用のネットワークであってもよい。
(3)上記実施形態では、図3にも示したように、「地震の大きさ」を示す単位として、「震度」を用いているが、「マグニチュード」、「ガル」、「カイン」など他の単位を用いることも勿論可能である。
(4)上記実施形態では、記録データ収集機器制御手段5が図3に示したテーブルに基づき、地震の大きさのレベルに応じて稼働する記録データ収集機器を選択する構成としているが、全てのレベルにおいて一律に記録データ収集機器6A〜6Dの全部を稼働することとし、テーブルを不要とする構成にすることもできる。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータの地震発生時状態記録システムの構成図。 図1における記録データ収集機器6の設置場所の例を示す説明図。 図1における記録データ収集機器制御手段5が、稼働する機器を選択する際に用いる選択テーブルの例を示す説明図。 本発明の第2の実施形態に係るエレベータの地震発生時状態記録システムの構成図。
符号の説明
1:インターネット
2:地震情報供給源
3:地震発生情報受信手段
4:S波到達時点予測手段
5:記録データ収集機器制御手段
6,6A〜6D:記録データ収集機器
7,7A〜7D:映像データ収集機器
8,8A〜8D:音データ収集機器
9:記録データ格納手段
10:記録データ再生手段
11:センター側遠隔監視装置
12:記録データ管理手段
13:昇降路
14:巻上機シーブ
15:そらせシーブ
16:メインロープ
17:乗りかご
18:カウンタウェイト
19:ガバナ
20:ガバナロープ
21:ガバナテンションシーブ
22:ガバナテンションウェイト
23:リンク機構
24:エレベータ制御盤
25:テールコード

Claims (5)

  1. P波検知に基づく地震発生情報を地震情報供給源からネットワークを介して受信する地震発生情報受信手段と、
    前記地震発生情報受信手段が受信した地震発生情報に基づき、S波がエレベータ設置地点に到達する時点を予測するS波到達時点予測手段と、
    地震発生時のエレベータ設備の挙動に関する記録データを収集するためエレベータ設備の所定場所に予め設置されている記録データ収集機器を、前記S波到達時点予測手段が予測したS波到達時点の前後の所定時間にわたって稼働させる記録データ収集機器制御手段と、
    前記記録データ収集機器の稼働により収集された記録データを格納する記録データ格納手段と、
    前記記録データ格納手段に格納された記録データを再生する記録データ再生手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの地震発生時状態記録システム。
  2. 前記記録データ収集機器には、少なくとも、カメラ及び照明灯を含んで構成される映像データ収集機器、又はマイクロホンを含んで構成される音声データ収集機器のいずれかが含まれる、
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの地震発生時状態記録システム。
  3. 前記エレベータ設備の所定場所には、昇降路の最下部及び最上部、並びに乗りかごの底部及び屋根部が含まれる、
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの地震発生時状態記録システム。
  4. 前記記録データ収集機器制御手段は、前記地震発生情報受信手段が受信した地震情報に含まれる地震の大きさのレベルに応じて、稼働する記録データ収集機器を選択するものである、
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの地震発生時状態記録システム。
  5. 前記ネットワークには、前記記録データ格納手段に格納された記録データを再生可能なエレベータ監視センターのセンター側遠隔監視装置が接続されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータの地震発生時状態記録システム。
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