JP2020113077A - 設備記録システムおよび設備記録方法 - Google Patents

設備記録システムおよび設備記録方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020113077A
JP2020113077A JP2019003797A JP2019003797A JP2020113077A JP 2020113077 A JP2020113077 A JP 2020113077A JP 2019003797 A JP2019003797 A JP 2019003797A JP 2019003797 A JP2019003797 A JP 2019003797A JP 2020113077 A JP2020113077 A JP 2020113077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
equipment
measured
abnormality
moving image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019003797A
Other languages
English (en)
Inventor
山下 光夫
Mitsuo Yamashita
光夫 山下
真 篠原
Makoto Shinohara
真 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2019003797A priority Critical patent/JP2020113077A/ja
Publication of JP2020113077A publication Critical patent/JP2020113077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

【課題】保存された被計測部の計測情報の管理を容易に行うことができ、かつ、保存された被計測部の計測情報の解析を容易に行うことが可能な設備記録システムを提供する。【解決手段】この設備記録システム100は、設備200の被計測部201の音の情報301を記録するためのマイク、および、被計測部201の動画像の情報302を記録するためのカメラと、設備200の異常に関する信号400が発生した時点の前後に亘って記録された、被計測部201の音の情報301および被計測部201の動画像の情報302を、ネットワーク500を介して受信するとともに、受信された被計測部201の音の情報301および被計測部201の動画像の情報302を、設備200の異常に関する信号400と対応付けた状態で保存するサーバ20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、設備記録システムおよび設備記録方法に関し、特に、異常が発生した時点の設備の情報を記録する設備記録システムおよび設備記録方法に関する。
従来、異常が発生した時点の設備の映像の情報を記録する設備記録システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、プラントなどの設備を監視する監視制御コンピュータシステム(設備記録システム)が開示されている。この監視制御コンピュータシステムは、工業用テレビカメラにより設備を監視するように構成されている。そして、この監視制御コンピュータシステムは、設備において事象(異常)が発生した場合に、事象(異常)が発生した時点の前後に亘る工業用テレビカメラによる設備の監視映像の情報を、設備に配置された記録機に記録(保存)するように構成されている。これにより、事象(異常)の発生後に、記録機に記録(保存)された設備の監視映像の情報の解析を行うことが可能である。
特開昭63−46517号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された監視制御コンピュータシステムでは、設備に配置された記録機に設備の監視映像の情報が保存されるため、設備の運用主と、監視制御コンピュータシステムの運用主とが異なる場合には、監視制御コンピュータシステムの運用主側に属する作業者が設備に配置された記録機への保守点検などの管理作業を自由に行うことが困難である。この場合、保存された設備の監視映像の情報(被計測部の計測情報)の管理を容易に行うことが困難であるという問題点がある。
また、上記特許文献1に記載された監視制御コンピュータシステムでは、単に記録機に設備の監視映像の情報が保存されるだけであるため、保存された設備の監視映像の情報が、どのような設備の事象に起因して保存されたものであるかを事後的に確認することが困難である。このため、保存された設備の監視映像の情報(被計測部の計測情報)の解析を容易に行うことが困難であるという問題点もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、保存された被計測部の計測情報の管理を容易に行うことができ、かつ、保存された被計測部の計測情報の解析を容易に行うことが可能な設備記録システムおよび設備記録方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における設備記録システムは、設備の被計測部の音の情報を記録するためのマイク、および、被計測部の動画像の情報を記録するためのカメラのうちの少なくとも一方と、設備の異常に関する信号が発生した時点の前後に亘って記録された、被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報、のうちの少なくとも一方を、ネットワークを介して受信するとともに、受信された被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方を、設備の異常に関する信号と対応付けた状態で保存するサーバと、を備える。なお、本願明細書では、「設備」とは、単なる機器だけでなく、生産工場などの施設や、橋やトンネルなどの構造物なども含む広い概念である。
この発明の第1の局面による設備記録システムでは、上記のように、ネットワークを介して被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方を受信して保存するサーバを備えることによって、設備とは離れた遠隔地に配置されたサーバにおいて、被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方である被計測部の計測情報を管理することができる。その結果、設備の運用主と、設備記録システムの運用主とが異なる場合において、設備記録システムの運用主側に属する作業者が自由にサーバの管理作業を行うことができるので、保存された被計測部の計測情報の管理を容易に行うことができる。
また、この発明の第1の局面による設備記録システムでは、上記のように、被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方が、設備の異常に関する信号と対応付けた状態で保存されることによって、保存された被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方である被計測部の計測情報と、設備の異常との対応関係を事後的に確実に確認することができる。その結果、被計測部の計測情報の解析時に、保存された被計測部の計測情報と、設備の異常との対応関係がわからなくなることを抑制することができる。これにより、保存された被計測部の計測情報の解析を容易に行うことができる。これらの結果、保存された被計測部の計測情報の管理を容易に行うことができ、かつ、保存された被計測部の計測情報の解析を容易に行うことが可能な設備記録システムを提供することができる。
また、この第1の局面による設備記録システムにおいて、設備とは離れた遠隔地にサーバを配置して被計測部の計測情報を保存する場合には、被計測部の計測情報と、設備の異常に関する信号との対応関係を事後的に確認することが容易ではない。このため、上記のように、設備の異常との対応関係がわからなくなることを抑制して、被計測部の計測情報の解析を容易に行うことができることは、設備とは離れた遠隔地に配置されたサーバに被計測部の計測情報を保存する場合において、特に有効である。
上記第1の局面による設備記録システムにおいて、好ましくは、マイクおよびカメラは、被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報の両方を記録可能なマイク付きカメラである。このように構成すれば、マイク付きカメラにより被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報の両方を同時に記録することができるので、設備の異常に関する信号が発生した場合、設備の異常に関する信号が発生した時点の前後に亘って記録された、被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報の両方を、設備の異常に関する信号と対応付けた状態でサーバに保存することができる。その結果、被計測部の計測情報の解析時に、設備の異常に関する信号が発生した時点の前後に亘って記録された、被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報の両方を、設備の異常との対応関係と共に確認することができる。これにより、情報の解析をより容易に行うことができる。
この場合、好ましくは、設備は、互いに異なる複数の被計測部を含み、マイク付きカメラは、複数の被計測部の各々に設けられている。このように構成すれば、互いに異なる複数の被計測部の各々の音の情報および動画像の情報を記録することができるので、単一の被計測部のみの音の情報および動画像の情報が記録される場合に比べて、多くの被計測部の音の情報および動画像の情報を得ることができる。これにより、情報の解析をより一層容易に行うことができる。
上記マイク付きカメラが複数の被計測部の各々に設けられている構成において、好ましくは、設備の異常に関する信号が発生した場合、全部のマイク付きカメラによる、被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報が、設備の異常に関する信号と対応付けられた状態でサーバに保存されるように構成されている。このように構成すれば、一部の被計測部のみの音の情報および動画像の情報がサーバに保存される場合と異なり、被計測部の計測情報の解析時に、全部の被計測部の音の情報および動画像の情報を確認することができる。その結果、設備の異常に関する信号とは一見無関係の被計測部においても、音の情報及び動画像の情報が保存されることとなり、被計測部の計測情報の解析時の情報量を増加させることができるので、有意な解析結果を得やすくすることができる。
上記マイク付きカメラが複数の被計測部の各々に設けられている構成において、好ましくは、複数の被計測部の各々の音の情報および複数の被計測部の各々の動画像の情報が、発生した設備の異常に関する信号毎にグループになるように、サーバに保存されるように構成されている。このように構成すれば、被計測部の計測情報の解析時に、発生した設備の異常に関する信号毎のグループで、複数の被計測部の各々の音の情報および複数の被計測部の各々の動画像の情報を利用することができるので、被計測部の計測情報の解析をより容易に行うことができる。この効果は、設備の異常に関する信号が複数回発生している場合に、発生した設備の異常に関する信号毎のグループで情報を容易に個別に利用できる点で、特に有効である。
上記マイク付きカメラが複数の被計測部の各々に設けられている構成において、好ましくは、複数の被計測部の各々の音の情報および複数の被計測部の各々の動画像の情報が、予め決められた時間範囲の単位でグループになるように、サーバに保存されるように構成されている。このように構成すれば、有意な時間範囲を時間範囲の単位として予め決めておけば、被計測部の計測情報の解析時に、有意な時間範囲の単位でのグループで、複数の被計測部の各々の音の情報および複数の被計測部の各々の動画像の情報を利用することができるので、被計測部の計測情報の解析をより容易に行うことができる。なお、有意な時間範囲とは、設備によって異なるが、たとえば、設備の営業時間内外、昼間、夜間などであり得る。
上記第1の局面による設備記録システムにおいて、好ましくは、サーバは、保存された被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方を、ユーザの端末に、ネットワークを介して配信可能に構成されている。このように構成すれば、ユーザは、被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方の確認を要する場合、自己の端末により、確認を要する被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方の確認を行うことができる。
この発明の第2の局面における設備記録方法は、設備の被計測部の音の情報、および、被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方を記録するステップと、設備の異常に関する信号が発生した時点の前後に亘って記録された、被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報、のうちの少なくとも一方を、ネットワークを介して受信するステップと、受信された被計測部の音の情報および被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方を、設備の異常に関する信号と対応付けた状態で保存するステップと、を備える。
この発明の第2の局面による設備記録方法では、上記のように構成することによって、上記第1の局面による設備記録システムと同様に、保存された被計測部の計測情報の管理を容易に行うことができ、かつ、保存された被計測部の計測情報の解析を容易に行うことが可能な設備記録方法を提供することができる。
本発明によれば、上記のように、保存された被計測部の計測情報の管理を容易に行うことができ、かつ、保存された被計測部の計測情報の解析を容易に行うことが可能な設備記録システムおよび設備記録方法を提供することができる。
本発明の一実施形態による設備記録システムの全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態によるマイク付きカメラの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるサーバの構成を示すブロック図である。 (A)は、マイク付きカメラによる設備の被計測部の計測情報の記録を説明するための図である。(B)は、異常に関する信号の発生時のマイク付きカメラにおける処理を説明するための図である。(C)は、設備の被計測部の計測情報と異常に関する信号との対応付けの処理を説明するための図である。 (A)は、異常に関する信号の発生例を示す図である。(B)は、(A)の場合の時点T1の異常に関する信号のグループを示す図である。(C)は、(A)の場合の時点T2の異常に関する信号のグループを示す図である。 (A)は、異常に関する信号の発生例を示す図である。(B)は、(A)の場合の予め決められた時間範囲の単位でのグループを示す図である。 本発明の一実施形態によるサーバからユーザの端末への設備に被計測部の計測情報の配信を説明するための図である。 本発明の一実施形態による設備の一例であるエレベータ設備を示す図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(設備記録システムの構成)
図1〜図7を参照して、本発明の一実施形態による設備記録システム100の構成について説明する。
図1に示すように、設備記録システム100は、異常に関する事象の発生時の前後に亘る設備200の状態を記録して保存するためのシステムである。記録対象である設備200は、たとえば、エレベータなどの機器、生産工場などの施設、橋やトンネルなどの構造物などであり得る。なお、設備200がエレベータである例については、後述する。
設備200は、互いに異なる複数の被計測部201を含み得る。設備200が含む被計測部201の数はいくつであってもよいが、図1では、少なくとも3つ以上の被計測部201を設備200が含む例を示している。複数の被計測部201は、たとえば、設備200の互いに異なる部分であり得る。また、たとえば、複数の被計測部201は、設備200の互いに異なる機能部分であり得る。被計測部201としては、設備200の異常に関連する可能性が高い箇所が予め決められて選ばれている。
設備記録システム100は、設備200の複数の被計測部201の各々の状態を個別に記録するように構成されている。具体的には、設備記録システム100は、設備200の被計測部201の音の情報301および設備200の被計測部201の動画像の情報302を記録するためのマイク付きカメラ10を備えている。マイク付きカメラ10は、設備200の複数の被計測部201の各々に1台ずつ設けられている。複数のマイク付きカメラ10の各々は、設備200の複数の被計測部201の各々を監視するように設けられている。複数のマイク付きカメラ10の各々は、設備200の複数の被計測部201の各々の音の情報301を含む動画像の情報302を記録するように設けられている。なお、マイク付きカメラ10は、特許請求の範囲の「マイク」および「カメラ」の一例である。
また、マイク付きカメラ10は、設備200において設備200の異常に関する信号400が発生した場合、発生した設備200の異常に関する信号400と同期して動作するように構成されている。すなわち、マイク付きカメラ10は、設備200において設備200の異常に関する信号400が発生した場合、設備200の異常に関する信号400が発生した時点の前後に亘って記録された、設備200の被計測部201の音の情報301および動画像の情報302を保存用に外部に出力するように構成されている。設備200の異常に関する信号400は、マイク付きカメラ10の動作のトリガ信号である。なお、以下では、設備200の異常に関する信号400が発生した時点の前後に亘って記録された、設備200の被計測部201の音の情報301および動画像の情報302を、それぞれ、設備200の被計測部201の音の情報301aおよび動画像の情報302aと称する。また、以下では、説明の容易化のために、設備200の被計測部201の音の情報301(301a)および動画像の情報302(302a)の両方を含む情報を、設備200の被計測部201の計測情報300(300a)と称することがある。
設備200の異常に関する信号400は、たとえば、設備200に設けられた設備200の異常の検知用のセンサによる検知対象の検知結果に基づいて設備200の異常が認識された場合に設備200において発生する信号であり得る。設備200の異常の検知用のセンサは、設備200によって異なるが、たとえば、位置センサ、速度センサ、加速度センサ、ひずみセンサ、振動センサ、電流センサ、電圧センサ、電力センサ、温度センサ、湿度センサ、重量センサ、磁気センサなどであり得る。また、設備200の異常に関する信号400は、たとえば、設備200に設けられた設備200の異常に関する操作を行うための操作部が操作された場合に設備200において発生する信号であり得る。設備200の異常に関する操作を行うための操作部は、たとえば、設備200の動作停止用の操作部、設備200の動作再開用の操作部などであり得る。設備200の異常に関する信号400は、複数の種類の信号を含み得る。
ここで、本実施形態では、設備記録システム100は、マイク付きカメラ10から出力された、設備200の被計測部201の音の情報301aおよび動画像の情報302aを、設備200とは離れた遠隔地において保存して管理するように構成されている。具体的には、設備記録システム100は、マイク付きカメラ10から出力された、設備200の被計測部201の音の情報301aおよび動画像の情報302aを、インターネットなどのネットワーク500を介して受信するサーバ20を備えている。サーバ20は、ネットワーク500を介して受信された、設備200の被計測部201の音の情報301aおよび動画像の情報302aを、設備200の異常に関する信号400と対応付けた状態で保存するように構成されている。
(マイク付きカメラの構成)
次に、図2を参照して、設備記録システム100のマイク付きカメラ10の構成について説明する。図2に示すように、マイク付きカメラ10は、音取得部11と、動画像取得部12と、記憶部13と、通信部14と、制御部15とを備えている。音取得部11は、マイク付きカメラ10のマイク(マイクロフォン)として機能する部分である。音取得部11は、被計測部201で生じた音を取得して、取得した音に応じた電気信号である被計測部201の音の情報301(音のデータ)を出力する。動画像取得部12は、マイク付きカメラ10のカメラとして機能する部分である。動画像取得部12は、被写体である被計測部201を撮影して、撮影した被計測部201に応じた電気信号である被計測部201の動画像の情報302(動画像のデータ)を出力する。
記憶部13は、たとえばフラッシュメモリを含む記憶媒体であり、音取得部11により取得された被計測部201の音の情報301および動画像取得部12により取得された被計測部201の動画像の情報302を記録(記憶)する。通信部14は、通信用のインターフェースであり、マイク付きカメラ10と通信対象とを通信可能に接続する。マイク付きカメラ10の通信対象は、たとえば、サーバ20、設備200に設けられた設備200用の制御装置202(図1参照)などであり得る。また、マイク付きカメラ10の通信は、有線通信でも無線通信でもよいが、マイク付きカメラ10の設置の容易さの観点から、無線通信であることが好ましい。制御部15は、CPUなどのプロセッサと、情報を記憶するメモリとを含んでおり、マイク付きカメラ10の動作を制御する制御回路である。なお、設置の容易さを向上させる観点から、マイク付きカメラ10への電力の供給は、電池や非接触給電であることが好ましい。すなわち、マイク付きカメラ10は、ワイヤレス技術により無線化されていることが好ましい。また、設置の容易さを向上させる観点から、マイク付きカメラ10は、マグネットやクランプ、クリップなどの、設置位置への設置が容易な取り付け部を備えていることが好ましい。
(サーバの構成)
次に、図3を参照して、設備記録システム100のサーバ20の構成について説明する。図3に示すように、サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備えている。通信部21は、通信用のインターフェースであり、サーバ20とネットワーク500とを通信可能に接続する。すなわち、通信部21は、サーバ20と、ネットワーク500に接続された通信対象とをネットワーク500を介して通信可能に接続する。サーバ20の通信対象は、たとえば、マイク付きカメラ10、制御装置202(図1参照)などであり得る。記憶部22は、たとえばハードディスクドライブなどの大容量の記憶媒体であり、マイク付きカメラ10から出力された、被計測部201の音の情報301aおよび動画像の情報302aを保存(記憶)する。なお、図3では、理解の容易化のために、音の情報301aおよび動画像の情報302aを1つだけ示しているが、実際には、より多くの音の情報301aおよび動画像の情報302aが記憶部22に保存され得る。制御部23は、CPUなどのプロセッサと、情報を記憶するメモリとを含んでおり、サーバ20の動作を制御する制御回路である。
(異常に関する信号が発生した場合の処理)
次に、図4(A)〜(C)を参照して、設備200において設備200の異常に関する信号400が発生した場合の、設備記録システム100の処理について説明する。
図4(A)に示すように、マイク付きカメラ10の制御部15は、設備200の被計測部201の計測情報300(音の情報301および動画像の情報302)を記憶部13に常時連続的に記録する制御を行っている。また、マイク付きカメラ10の制御部15は、記憶部13に記録された、設備200の被計測部201の計測情報300の容量が、予め決められた容量(上限値)に達した場合、記憶部13に記録された、設備200の被計測部201の計測情報300のうちの古い情報を順次消去する制御を行う。これにより、マイク付きカメラ10の記憶部13には、設備200の被計測部201の最新の計測情報300が記録され続けている。
図4(B)に示すように、設備200において設備200の異常に関する信号400が発生した場合、マイク付きカメラ10の制御部15は、設備200の異常に関する信号400が発生した時点の前後に亘って記録された、設備200の被計測部201の計測情報300(すなわち、計測情報300a)を、出力する制御を行う。出力される計測情報300aは、たとえば、設備200の異常に関する信号400が発生した時点の所定の時間分だけ前の時点から、所定の時間分だけ後の時点までの情報であり得る。所定の時間は、どのぐらいの時間であってもよいが、たとえば、数分程度であり得る。また、所定の時間は、設備200の異常に関する信号400が発生した時点の前と後で、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。所定の時間が数分程度である場合、設備200の異常に関する信号400が発生した時点の前後に亘る数分〜十数分程度の被計測部201の状態(音および動画像)を記録した情報である計測情報300aが出力されることになる。
計測情報300aの出力先は、たとえば、設備200に設けられた制御装置202であり得る。この場合、制御装置202が、取得した計測情報300aを、ネットワーク500を介してサーバ20に送信する制御を行う。また、たとえば、計測情報300aの出力先は、サーバ20であり得る。すなわち、マイク付きカメラ10の制御部15が、制御装置202を介さずに、取得した計測情報300aを、ネットワーク500を介してサーバ20に送信する制御を行ってもよい。
そして、図4(C)に示すように、計測情報300a(音の情報301aおよび動画像の情報302a)が、設備200の異常に関する信号400と対応付けられた状態で、サーバ20の記憶部22に保存される。計測情報300aと、設備200の異常に関する信号400との対応付けの処理は、たとえば、設備200側で行われ得る。すなわち、制御装置202、または、マイク付きカメラ10の制御部15が、計測情報300aと、設備200の異常に関する信号400との対応付けの処理を行い得る。この場合、サーバ20は、設備200の異常に関する信号400と対応付けられた状態の計測情報300aを受信して記憶部22に保存する。また、計測情報300aと、設備200の異常に関する信号400との対応付けの処理は、サーバ20側で行われ得る。
また、設備200の異常に関する信号400と対応付ける情報は、設備200の被計測部201の音の情報301aおよび動画像の情報302aだけでなくてもよい。すなわち、設備200の被計測部201の音の情報301aおよび動画像の情報302aに加えて、設備200の被計測部201の音の情報301aおよび動画像の情報302a以外の付加情報を、設備200の異常に関する信号400と対応付けてもよい。このような付加情報は、たとえば、設備200の異常の検知用のセンサにより、設備200の異常に関する信号400が発生した時点の前または後において取得された検知対象の情報であり得る。この場合、付加情報は、位置情報、速度情報、加速度情報、ひずみ情報、振動情報、電流情報、電圧情報、電力情報、温度情報、湿度情報、重量情報、磁気情報などであり得る。
また、本実施形態では、設備200の異常に関する信号400が発生した場合、全部のマイク付きカメラ10から、設備200の被計測部201の計測情報300a(音の情報301aおよび動画像の情報302a)が出力される。具体的には、いずれの種類の設備200の異常に関する信号400が発生した場合にも、全部のマイク付きカメラ10から、設備200の被計測部201の計測情報300aが出力される。そして、全部のマイク付きカメラ10による、設備200の被計測部201の計測情報300aが、設備200の異常に関する信号400と対応付けられた状態でサーバ20に保存される。
〈設備の被計測部の計測情報のグループ化に関する処理〉
また、本実施形態では、図5(A)〜(C)および図6(A)(B)に示すように、設備記録システム100は、取得した設備200の被計測部201の複数の計測情報300aが、グループになるように、サーバ20に保存されるように構成されている。なお、複数の計測情報300aが、グループになるように、サーバ20に保存されるとは、たとえば、グループにする計測情報300aが、グループを識別するための目印情報であるタグを含む状態で、サーバ20に保存されることであり得る。
たとえば、設備記録システム100は、図5(A)〜(C)に示すように、複数の被計測部201の各々の計測情報300a(音の情報301aおよび動画像の情報302a)が、発生した設備200の異常に関する信号400毎にグループになるように(グループとして利用可能なように)、サーバ20に保存されるように構成されている。設備記録システム100は、複数の被計測部201の各々の計測情報300aを、発生した設備200の異常に関する信号400毎のグループの単位で管理可能に構成されている。
図5(A)〜(C)に示す例では、図5(A)に示すように、時点T1と、時点T1よりも後の時点である時点T2とにおいて、設備200の異常に関する信号400が発生している。この場合、時点T1に発生した設備200の異常に関する信号400に起因して、1番目の被計測部201の計測情報300a、2番目の被計測部201の計測情報300a、3番目の被計測部201の計測情報300a・・・(すなわち、全部の被計測部201の計測情報300a)が、複数のマイク付きカメラ10から出力される。同様に、時点T2に発生した設備200の異常に関する信号400に起因して、1番目の被計測部201の計測情報300a、2番目の被計測部201の計測情報300a、3番目の被計測部201の計測情報300a・・・(すなわち、全部の被計測部201の計測情報300a)が、複数のマイク付きカメラ10から出力される。
そして、サーバ20では、図5(B)に示すように、時点T1に発生した設備200の異常に関する信号400に起因する、複数の計測情報300aの全部が1つのグループになるように保存される。同様に、サーバ20では、図5(C)に示すように、時点T2に発生した設備200の異常に関する信号400に起因する、複数の計測情報300aの全部が1つのグループになるように保存される。詳細な説明は省略するが、その他の時点に発生した設備200の異常に関する信号400に起因する、計測情報300aの処理についても、同様である。
また、図6(A)(B)に示す別の態様では、設備記録システム100は、複数の被計測部201の各々の計測情報300a(音の情報301aおよび動画像の情報302a)が、予め決められた時間範囲の単位でグループになるように(グループとして利用可能なように)、サーバ20に保存されるように構成されている。設備記録システム100は、複数の被計測部201の各々の計測情報300aを、予め決められた時間範囲によるグループの単位で管理可能に構成されている。なお、予め決められた時間範囲は、設備200によって異なるが、たとえば、設備200の営業時間である時間範囲、設備200の営業時間外である時間範囲、昼間を示す時間範囲、夜間を示す時間範囲などであり得る。また、予め決められた時間範囲は、複数の時間範囲を含み得る。
図6(A)(B)に示す例では、図6(A)に示すように、時点T3と、時点T3よりも後の時点である時点T4とにおいて、設備200の異常に関する信号400が発生している。この場合、時点T3に発生した設備200の異常に関する信号400に起因して、1番目の被計測部201の計測情報300a、2番目の被計測部201の計測情報300a、3番目の被計測部201の計測情報300a・・・(すなわち、全部の被計測部201の計測情報300a)が、複数のマイク付きカメラ10から出力される。同様に、時点T4に発生した設備200の異常に関する信号400に起因して、1番目の被計測部201の計測情報300a、2番目の被計測部201の計測情報300a、3番目の被計測部201の計測情報300a・・・(すなわち、全部の被計測部201の計測情報300a)が、複数のマイク付きカメラ10から出力される。
また、図6(A)(B)に示す例では、時点T3および時点T4が予め決められた時間範囲内である。この場合、サーバ20では、図6(B)に示すように、時点T3に発生した設備200の異常に関する信号400に起因する、複数の計測情報300aの全部、および、時点T4に発生した設備200の異常に関する信号400に起因する、複数の計測情報300aの全部、が1つのグループになるように保存される。なお、予め決められた時間範囲外に発生した設備200の異常に関する信号400に起因する、複数の計測情報300aは、グループにはならない。
(ユーザの端末に計測情報を配信する場合の処理)
次に、図7を参照して、サーバ20からユーザの端末600への計測情報300aの配信について説明する。ユーザは、たとえば、設備200の運用主であり得る。図7に示すように、サーバ20は、記憶部22に保存された設備200の被計測部201の計測情報300a(音の情報301aおよび動画像の情報302a)を、ユーザの端末600に、ネットワーク500を介して配信可能に構成されている。サーバ20の制御部23は、記憶部22に保存された設備200の被計測部201の複数の計測情報300aのうち、指定された計測情報300aを、ネットワーク500を介してユーザの端末600に配信する制御を行う。
たとえば、サーバ20の制御部23は、ユーザの端末600から配信指示を受け付けた場合、記憶部22に保存された設備200の被計測部201の複数の計測情報300aのうち、ユーザの端末600から指定された計測情報300aを、ネットワーク500を介してユーザの端末600に配信する制御を行う。また、たとえば、サーバ20の制御部23は、解析装置(図示せず)による計測情報300aの解析結果の通知を要する場合、記憶部22に保存された設備200の被計測部201の複数の計測情報300aのうち、通知を要する計測情報300aを、ネットワーク500を介してユーザの端末600に配信する制御を行う。
(設備がエレベータ設備である場合の設備記録システム)
次に、図8を参照して、設備200がエレベータ設備700である場合の設備記録システム100の構成と動作とについて説明する。
〈エレベータ設備の構成〉
図8に示すように、エレベータ設備700は、人や荷物を輸送するためのかご701と、かご701を移動させるためのワイヤロープ702と、ワイヤロープ702を駆動するための巻き上げ機703とを備えている。エレベータ設備700は、巻き上げ機703によりワイヤロープ702を移動させることにより、かご701を上下方向に移動させるように構成されている。また、エレベータ設備700は、エレベータ設備700の各部の動作を制御するための制御装置704を備えている。なお、制御装置704は、上記した「制御装置202」の一例である。
また、エレベータ設備700のかご701には、かご701に積載された人や荷物であるかご701の積載物の重量を検知するための重量センサ705が設けられている。重量センサ705は、かご701の積載物の重量の検知結果を、制御装置704に出力する。また、エレベータ設備700のワイヤロープ702には、ワイヤロープ702の状態を磁気的に検知するための磁気センサ706が設けられている。磁気センサ706は、ワイヤロープ702の状態の検知結果を、制御装置704に出力する。なお、重量センサ705および磁気センサ706は、上記した「設備200の異常の検知用のセンサ」の一例である。
また、エレベータ設備700は、3つの被計測部201を含んでいる。3つの被計測部201は、かご701およびその近傍である被計測部201aと、ワイヤロープ702およびその近傍である被計測部201bと、巻き上げ機703およびその近傍である被計測部201cとを含んでいる。被計測部201aには、かご701およびその近傍の音の情報301および動画像の情報302を記録するためのマイク付きカメラ10aが設けられている。また、被計測部201bには、ワイヤロープ702およびその近傍の音の情報301および動画像の情報302を記録するためのマイク付きカメラ10bが設けられている。また、被計測部201cには、巻き上げ機703およびその近傍の音の情報301および動画像の情報302を記録するためのマイク付きカメラ10cが設けられている。
〈エレベータ設備の状態を記録する設備記録システムの動作〉
たとえば、重量センサ705によるかご701の積載物の重量の検知結果に基づいて、エレベータ設備700のかご701の重量の異常(すなわち、過積載)が制御装置704により認識された場合、制御装置704からエレベータ設備700の異常に関する信号400が出力される。そして、制御装置704から出力された異常に関する信号400に対応するようにエレベータ設備700が動作されるとともに、エレベータ設備700の制御装置704から出力された異常に関する信号400に同期して設備記録システム100のマイク付きカメラ10a〜10cが動作される。
すなわち、マイク付きカメラ10aから、重量センサ705の検知結果に起因したエレベータ設備700の異常に関する信号400が発生した時点の前後に亘って記録された、かご701およびその近傍の音の情報301および動画像の情報302(すなわち、計測情報300a)が、エレベータ設備700の制御装置704に出力される。同様に、マイク付きカメラ10b(10c)から、重量センサ705の検知結果に起因したエレベータ設備700の異常に関する信号400が発生した時点の前後に亘って記録された、ワイヤロープ702(巻き上げ機703)およびその近傍の音の情報301および動画像の情報302(すなわち、計測情報300a)が、エレベータ設備700の制御装置704に出力される。
そして、被計測部201a〜201cの各々の計測情報300aと、重量センサ705の検知結果に起因したエレベータ設備700の異常に関する信号400とを対応付ける処理が、エレベータ設備700の制御装置704により行われる。その後、エレベータ設備700の制御装置704から設備記録システム100のサーバ20へ、ネットワーク500を介して被計測部201a〜201cの各々の計測情報300aが送信される。そして、重量センサ705の検知結果に起因したエレベータ設備700の異常に関する信号400と対応付けられた状態の被計測部201a〜201cの各々の計測情報300aがサーバ20により受信されて保存される。
サーバ20に保存された計測情報300aからは、エレベータ設備700の異常に関する信号400が発生した時点の前後における、かご701、ワイヤロープ702および巻き上げ機703の状態を確認することができる。具体的には、マイク付きカメラ10aによる、かご701およびその近傍の音の情報301aおよび動画像の情報302aからは、異常な揺れや異常な音などのかご701の状態を確認することができる。また、マイク付きカメラ10bによる、ワイヤロープ702およびその近傍の音の情報301aおよび動画像の情報302aからは、異常な緩みなどのワイヤロープ702の状態を確認することができる。また、マイク付きカメラ10cによる、巻き上げ機703およびその近傍の音の情報301aおよび動画像の情報302aからは、巻き上げ機703の滑車の汚れ、傷、巻き上げ機703に巻かれたワイヤロープ702の変形、巻き上げ機703の滑車の異常な音などの巻き上げ機703の状態を確認することができる。
なお、以上では、重量センサ705の検知結果に起因したエレベータ設備700の異常に関する信号400が発生した場合の動作について説明したが、磁気センサ706の検知結果に起因したエレベータ設備700の異常に関する信号400が発生した場合にも同様の動作が行われる。すなわち、磁気センサ706によるワイヤロープ702の状態の検知結果に基づいて、エレベータ設備700のワイヤロープ702の状態の異常(すなわち、ワイヤロープ702の傷み)が制御装置704により認識された場合、制御装置704からエレベータ設備700の異常に関する信号400が出力される。そして、制御装置704から出力された異常に関する信号400に対応するようにエレベータ設備700が動作されるとともに、エレベータ設備700の制御装置704から出力された異常に関する信号400に同期して設備記録システム100のマイク付きカメラ10a〜10cが動作される。詳細な説明は省略するが、その後は、上記した動作と同様の動作が行われる。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、設備記録システム100が、ネットワーク500を介して被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aを受信して保存するサーバ20を備えることによって、設備200とは離れた遠隔地に配置されたサーバ20において、被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aである被計測部201の計測情報300aを管理することができる。その結果、設備200の運用主と、設備記録システム100の運用主とが異なる場合において、設備記録システム100の運用主側に属する作業者が自由にサーバ20の管理作業を行うことができるので、保存された被計測部201の計測情報300aの管理を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aが、設備200の異常に関する信号400と対応付けた状態で保存されることによって、保存された被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aである被計測部201の計測情報300aと、設備200の異常との対応関係を事後的に確実に確認することができる。その結果、被計測部201の計測情報300aの解析時に、保存された被計測部201の計測情報300aと、設備200の異常との対応関係がわからなくなることを抑制することができる。これにより、保存された被計測部201の計測情報300aの解析を容易に行うことができる。これらの結果、保存された被計測部201の計測情報300aの管理を容易に行うことができ、かつ、保存された被計測部201の計測情報300aの解析を容易に行うことが可能な設備記録システム100を提供することができる。
また、本実施形態による設備記録システム100のように、設備200とは離れた遠隔地にサーバ20を配置して被計測部201の計測情報300aを保存する構成では、サーバ20が設備200とは離れた遠隔地に配置されているために、被計測部201の計測情報300aと、設備200の異常に関する信号400との対応関係を事後的に確認することが容易ではない。このため、上記のように、設備200の異常との対応関係がわからなくなることを抑制して、被計測部201の計測情報300aの解析を容易に行うことができることは、設備200とは離れた遠隔地に配置されたサーバ20に被計測部201の計測情報300aを保存する本構成において、特に有効である。
また、本実施形態では、上記のように、設備記録システム100のマイクおよびカメラを、被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aの両方を記録可能なマイク付きカメラ10であるように構成する。これにより、マイク付きカメラ10により被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aの両方を同時に記録することができるので、設備200の異常に関する信号400が発生した場合、設備200の異常に関する信号400が発生した時点の前後に亘って記録された、被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aの両方を、設備200の異常に関する信号400と対応付けた状態でサーバ20に保存することができる。その結果、被計測部201の計測情報300aの解析時に、設備200の異常に関する信号400が発生した時点の前後に亘って記録された、被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aの両方を、設備200の異常との対応関係と共に確認することができる。これにより、情報の解析をより容易に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、設備200を、互いに異なる複数の被計測部201を含むように構成する。また、マイク付きカメラ10を、複数の被計測部201の各々に設ける。これにより、互いに異なる複数の被計測部201の各々の音の情報301aおよび動画像の情報302aを記録することができるので、単一の被計測部201のみの音の情報301aおよび動画像の情報302aが記録される場合に比べて、多くの被計測部201の音の情報301aおよび動画像の情報302aを得ることができる。これにより、情報の解析をより一層容易に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、設備記録システム100を、設備200の異常に関する信号400が発生した場合、全部のマイク付きカメラ10による、被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aが、設備200の異常に関する信号400と対応付けられた状態でサーバ20に保存されるように構成する。これにより、一部の被計測部201のみの音の情報301aおよび動画像の情報302aがサーバ20に保存される場合と異なり、被計測部201の計測情報300aの解析時に、全部の被計測部201の音の情報301aおよび動画像の情報302aを確認することができる。その結果、設備200の異常に関する信号400とは一見無関係の被計測部201においても、音の情報301a及び動画像の情報302aが保存されることとなり、被計測部201の計測情報300aの解析時の情報量を増加させることができるので、有意な解析結果を得やすくすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、設備記録システム100を、複数の被計測部201の各々の音の情報301aおよび複数の被計測部201の各々の動画像の情報302aが、発生した設備200の異常に関する信号400毎にグループになるように、サーバ20に保存されるように構成する。これにより、被計測部201の計測情報300aの解析時に、発生した設備200の異常に関する信号400毎のグループで、複数の被計測部201の各々の音の情報301aおよび複数の被計測部201の各々の動画像の情報302aを利用することができるので、被計測部201の計測情報300aの解析をより容易に行うことができる。この効果は、設備200の異常に関する信号400が複数回発生している場合に、発生した設備200の異常に関する信号400毎のグループで情報を容易に個別に利用できる点で、特に有効である。
また、本実施形態では、上記のように、設備記録システム100を、複数の被計測部201の各々の音の情報301aおよび複数の被計測部201の各々の動画像の情報302aが、予め決められた時間範囲の単位でグループになるように、サーバ20に保存されるように構成する。これにより、有意な時間範囲を時間範囲の単位として予め決めておけば、被計測部201の計測情報300aの解析時に、有意な時間範囲の単位でのグループで、複数の被計測部201の各々の音の情報301aおよび複数の被計測部201の各々の動画像の情報302aを利用することができるので、被計測部201の計測情報300aの解析をより容易に行うことができる。なお、有意な時間範囲とは、設備200によって異なるが、たとえば、設備200の営業時間内外、昼間、夜間などであり得る。
また、本実施形態では、上記のように、サーバ20を、保存された被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aを、ユーザの端末600に、ネットワーク500を介して配信可能に構成する。これにより、ユーザは、被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aの確認を要する場合、自己の端末600により、確認を要する被計測部201の音の情報301aおよび被計測部201の動画像の情報302aの確認を行うことができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、設備記録システムのマイクおよびカメラが、マイク付きカメラである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、設備の被計測部の動画像の情報を記録する必要がない場合、設備記録システムのマイクが、マイク付きカメラではなく、単なるマイクであってもよい。同様に、設備の被計測部の音の情報を記録する必要がない場合、設備記録システムのカメラが、マイク付きカメラではなく、単なるカメラであってもよい。また、設備記録システムが、マイクおよびカメラのうちのいずれか一方のみを被計測部の情報の記録用の部分として備えていてもよい。
また、上記実施形態では、設備の異常に関する信号が発生した場合、全部のマイク付きカメラによる、被計測部の音の情報および動画像の情報が、マイク付きカメラから出力されて、サーバに保存される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、設備の異常に関する信号が発生した場合、一部のマイク付きカメラによる、被計測部の音の情報および動画像の情報が、マイク付きカメラから出力されて、サーバに保存されてもよい。この場合、発生した設備の異常に関する信号に応じて予め決められた一部のマイク付きカメラから、被計測部の音の情報および動画像の情報が出力されてもよい。
また、上記実施形態では、被計測部の複数の音の情報および動画像の情報が、発生した設備の異常に関する信号毎にグループになるように、サーバに保存される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、被計測部の複数の音の情報および動画像の情報が、発生した設備の異常に関する信号の種類の単位でグループになるように、サーバに保存されてもよい。また、本発明では、被計測部の複数の音の情報および動画像の情報が、被計測部毎(マイク付きカメラ毎)にグループになるように、サーバに保存されてもよい。このように構成すれば、特定の被計測部の音の情報および動画像の情報を定点観測することができるので、設備の異常に関する信号別、または、時間帯別に、特定の被計測部の音の情報および動画像の情報の内容(振る舞い)に差があるかどうかを容易に確認することができる。
10、10a〜10c マイク付きカメラ(マイク、カメラ)
20 サーバ
100 設備記録システム
200 設備
201、201a〜201c 被計測部
301、301a 音の情報
302、302a 動画像の情報
400 設備の異常に関する信号
500 ネットワーク
600 ユーザの端末
700 エレベータ設備(設備)

Claims (8)

  1. 設備の被計測部の音の情報を記録するためのマイク、および、前記被計測部の動画像の情報を記録するためのカメラのうちの少なくとも一方と、
    前記設備の異常に関する信号が発生した時点の前後に亘って記録された、前記被計測部の音の情報および前記被計測部の動画像の情報、のうちの少なくとも一方を、ネットワークを介して受信するとともに、受信された前記被計測部の音の情報および前記被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方を、前記設備の異常に関する信号と対応付けた状態で保存するサーバと、を備える、設備記録システム。
  2. 前記マイクおよび前記カメラは、前記被計測部の音の情報および前記被計測部の動画像の情報の両方を記録可能なマイク付きカメラである、請求項1に記載の設備記録システム。
  3. 前記設備は、互いに異なる複数の前記被計測部を含み、
    前記マイク付きカメラは、前記複数の被計測部の各々に設けられている、請求項2に記載の設備記録システム。
  4. 前記設備の異常に関する信号が発生した場合、全部の前記マイク付きカメラによる、前記被計測部の音の情報および前記被計測部の動画像の情報が、前記設備の異常に関する信号と対応付けられた状態で前記サーバに保存されるように構成されている、請求項3に記載の設備記録システム。
  5. 前記複数の被計測部の各々の音の情報および前記複数の被計測部の各々の動画像の情報が、発生した前記設備の異常に関する信号毎にグループになるように、前記サーバに保存されるように構成されている、請求項3または4に記載の設備記録システム。
  6. 前記複数の被計測部の各々の音の情報および前記複数の被計測部の各々の動画像の情報が、予め決められた時間範囲の単位でグループになるように、前記サーバに保存されるように構成されている、請求項3〜5のいずれか1項に記載の設備記録システム。
  7. 前記サーバは、保存された前記被計測部の音の情報および前記被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方を、ユーザの端末に、前記ネットワークを介して配信可能に構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の設備記録システム。
  8. 設備の被計測部の音の情報、および、前記被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方を記録するステップと、
    前記設備の異常に関する信号が発生した時点の前後に亘って記録された、前記被計測部の音の情報および前記被計測部の動画像の情報、のうちの少なくとも一方を、ネットワークを介して受信するステップと、
    受信された前記被計測部の音の情報および前記被計測部の動画像の情報のうちの少なくとも一方を、前記設備の異常に関する信号と対応付けた状態で保存するステップと、を備える、設備記録方法。
JP2019003797A 2019-01-11 2019-01-11 設備記録システムおよび設備記録方法 Pending JP2020113077A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019003797A JP2020113077A (ja) 2019-01-11 2019-01-11 設備記録システムおよび設備記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019003797A JP2020113077A (ja) 2019-01-11 2019-01-11 設備記録システムおよび設備記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020113077A true JP2020113077A (ja) 2020-07-27

Family

ID=71667548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019003797A Pending JP2020113077A (ja) 2019-01-11 2019-01-11 設備記録システムおよび設備記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020113077A (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019677A (ja) * 1983-07-15 1985-01-31 株式会社日立製作所 エレベ−タ−用ワイヤ−ロ−プの自動監視装置
JPH02117580A (ja) * 1988-10-27 1990-05-02 Hitachi Elevator Eng & Service Co Ltd エレベータの故障診断装置
JP2004189358A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Mitsubishi Electric Corp エレベーター監視装置
JP2006180212A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Mitsubishi Electric Plant Engineering Corp 計測データ・画像データ記録装置およびこれを用いた遠隔監視システム
JP2007254047A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの地震発生時状態記録システム
JP2009046245A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Mitsubishi Electric Corp エレベータの監視記録システム
JP2009182853A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Toshiba Corp 電子透かしを用いた映像管理システム
JP2014233060A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 東芝Itコントロールシステム株式会社 プラント遠隔監視制御装置
WO2017208391A1 (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 三菱電機株式会社 監視装置および監視方法
JP2018034959A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社日立ビルシステム エレベーターおよびエレベーター調査用データ提供システム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019677A (ja) * 1983-07-15 1985-01-31 株式会社日立製作所 エレベ−タ−用ワイヤ−ロ−プの自動監視装置
JPH02117580A (ja) * 1988-10-27 1990-05-02 Hitachi Elevator Eng & Service Co Ltd エレベータの故障診断装置
JP2004189358A (ja) * 2002-12-09 2004-07-08 Mitsubishi Electric Corp エレベーター監視装置
JP2006180212A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Mitsubishi Electric Plant Engineering Corp 計測データ・画像データ記録装置およびこれを用いた遠隔監視システム
JP2007254047A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの地震発生時状態記録システム
JP2009046245A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Mitsubishi Electric Corp エレベータの監視記録システム
JP2009182853A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Toshiba Corp 電子透かしを用いた映像管理システム
JP2014233060A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 東芝Itコントロールシステム株式会社 プラント遠隔監視制御装置
WO2017208391A1 (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 三菱電機株式会社 監視装置および監視方法
JP2018034959A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 株式会社日立ビルシステム エレベーターおよびエレベーター調査用データ提供システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100833615B1 (ko) 원격 감시 시스템 및 원격 감시 방법
JP2016052919A (ja) 搬送車システム
CN110412904A (zh) 大楼维护系统以及大楼维护辅助方法
KR102314069B1 (ko) 자동화 시스템 진단 시스템 및 방법
WO2020012608A1 (ja) エレベーターの昇降路の内部の状態を提示する機能を備えた点検装置
CN106791223A (zh) 一种监控终端掉线原因的检测方法及系统
CN114727069A (zh) 一种充电站维护方法、装置、设备和计算机可读介质
JPWO2006016405A1 (ja) エレベータ監視システム
JP2020113077A (ja) 設備記録システムおよび設備記録方法
KR102206832B1 (ko) 설비 관리 통합관제시스템
CN105359197A (zh) 具有智能可互换摄像机的监控系统
KR102312581B1 (ko) 스마트 랙 통합 관리 시스템
JP2013125371A (ja) 機械設備の管理システム
KR100440786B1 (ko) 디지털영상 원격감시 및 비상감지시스템
US20230026092A1 (en) Equipment recording system and equipment recording method
KR20180114498A (ko) 감시 시스템 및 감시 시스템에 있어서의 정보단말장치
KR100699332B1 (ko) 전력선통신을 이용한 무인 원격감시 보안시스템
JP6571817B2 (ja) エレベーター用インターホンの監視装置
KR101916014B1 (ko) Can 통신기능을 탑재한 기상관측용 데이터 수집 시스템
JP6611012B2 (ja) 昇降装置の遠隔監視システム
CN207557737U (zh) 一种工业远程监控系统
JP2005001864A (ja) エレベータの監視装置
CN112437265A (zh) 适用于安防监控网络及其智能故障处理方法
JP2006199486A (ja) 昇降機保守情報提供システム
CN105045245A (zh) 一种舞台运行安全监测系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230627