JPS60132883A - 地震後のエレベ−タ監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は地震後にエレベータを監視する装置の改良に
関するものである。□ 〔従来技術〕 地震後のエレベータ運転には細心の注意を要する。

大規模な地震が発生すると、昇降路内機器２部材等に変
形、脱落等が生じ、ときにつり合おもりがそのガイドレ
ールｄ＝ら脱出することもある。このようなときに、か
ごを走行させると、つり合おもりと衝突することもあり
、非常に危険である。

地震時の蔓しベータ運転は、例えば日本建築センター・
日本昇降機安全センター編集「建築基準法及び同法施行
令昇降機の技術基準の解説」（昭和５６年３月１５日）
日本エレベータ協会発行、第１８９ページに示されてい
るように行われる。これに基づいて、地震後エレベータ
を通常運転に復帰するまでの手順の概要、を、第１因の
動作の流れ図によって説明する。□ すなわち、地震を感知すると、手順Ａでかごが走行中で
あるかを判断し、走行中であれば手順Ｂでつり合おもり
が脱レールしているかを判断する。

脱レール１−てい方５け一五げ一５ｌｌｋｉｉｃ−″Ｐ
禍λど充白行プ−ン（乗場のない区間）を走行中である
かを判断し、急行ゾーンを走行していなければ、手順り
でかごを最寄９階に停止させ、手順Ｅで戸を開き所定時
間後に戸を閉じる。なお、手順Ａでかごが走行中でない
（停止中）と判断されると、手順Ｅへ飛ぶ。次に、手順
Ｆでエレベータを起動不能とし、手順Ｇで専門の保守員
による点検が行われる。その結果、手順Ｈで異常がない
と判断されると、手順工で平常運転に復帰させる。もし
異常があれば、手ＩＩＩ　Ｊで修復が行われた後、手顯
工で平常運転に復帰させる。

次に、手ＩＩＩ　Ｂでつり合おもりが脱レールしている
と判断されたとき、及び手ＪｌＩ　Ｃでかごが急行ゾー
ンを走行していると判断されたときは、手順にでかごを
急停止させる。そして、手順りで地震の規模が１５０ガ
ル以下であるかを判断し、１５０ガル以下であれば、手
順Ｍでかごをつり合おもりのある方向と反対方向、すな
わちかごとつり合おもりとが遠ざかる方向にある最寄り
階に向かって、かを行う。手順りで地震の規模が１５０
ガルを越えていると判断されると、手順Ｎでかご内に乗
客がいるかをインタホンを使用して呼び掛けて確認する
。

かご内に乗客がいなければ、手順Ｅ−Ｊを行う。

かご内に乗客がいれば、手順Ｐでインタホンを使用して
、゛かごをつり合おもりのある方向と反対方向にある最
寄り階へ低速で運転するように乗客に指示する。その後
、手順Ｅ　−Ｊを行う。

このようにして、エレベータを平常運転に復帰させるが
、つり合おもりの脱レール等を検出して低速運転等をさ
せるのは、自動的に行われるので、人が点検するのに比
べて、点検項目数が少ないという点で、万全を期するこ
とは困難である。そのため、手順Ｂでつり合おもりの脱
レールが検出されなかったとしても、手順Ｇの専門保守
員の点検なしでは、平常運転への復帰はさせないように
している。、また、専門保守員による昇降路機器１部材
等の「標準状態」と「地震後の状態」との比較、　とい
う点では、非専門家の介入が及ばないところである。し
たがって、管理人（エレベータの保守（４） については非専門家）等がいたとし工も、専門保守員が
到着して点検するまでは、エレベータを平常運転に復帰
させることはできず、乗客の救出が遅れることも起こる
。

〔発明の概要〕

この発明、は上記不具合を改良するもので、昇降路内（
撮像装置を設置し、その画像信号又は地震前後の画像信
号の差を表示することにより、地震後の昇降路内の状態
を目視でき、地震後の平常運転復帰を５早期に５．終了
できるようにした地震後のエレペ、−タ監視装置を提供
す仝ことを目的とする。

〔発明の実施例〕

以下、第２図によりこの発明の一実施例を説明する。

図中、（１）はエレベータ機械室、（２）は機械室（１
）に設置された巻上機（電動機により駆動）の駆動綱車
、（３）は機械室（すの床部分に設置されたそらせ車、
（４）は機械室（１）に設置さ、れ上記電動機を制御す
る制御盤、（５）はエレベータ昇降路、（６）は綱車（
２）及びそらせ車（３）Ｋ巻き掛けられた主索、（７）
は主索（６）の一端に結合されたかご枠、（８）はかご
枠（７）に支持されたかご室、（９）はかご枠（７）と
昇降路（５）の間に懸垂され制御盤（４）とかご室（８
）の間に電力供給及び信号授受を行う移動ケーブル、Ｑ
ｏは主索（６）の他端に結合されたつり合おもＣ１Ｑη
はかご枠（７）の上部に設置された照明灯、（６）は同
じく撮像素子が用いられ画像信号を発する電子カメラか
らなる撮像装置、（至）は撮像装置（６）に接続されて
管理室等に設置され上記画像信号を受像して表示する陰
極線管からなる画像表示器、Ｃ４１は同じく管理人の操
作によりエレベータの運転信号（１４ａ）を制御盤（４
）へ送出するエレベータ管理盤である。

次に、この実施例の動作を説明する。

地震が発生すると、第１図で述べたように、エレベータ
を通常運転に復帰させる手順が行われる。

そして、手順Ｆでエレベータが起動不能にされた□後、
専門保守員が到着する前に、管理人は照明灯０ηを点灯
し、撮像装置（６）を作動させる。これで、昇降路（５
）内の画像信号（１２ａ）は表示器０で画像として表示
される。管理人はこれを見ながら、エレベータ管理盤ａ
４）を操作して、エレベータ運転信号（１４ａ）を制御
盤（４）に与えて電動機を駆動し、かごを低速運転する
。これで管理人は昇降路（５）内の状態を知ることがで
き、異常がなければエレベータを通常運転に復帰させる
ことＫなる。

このようにして、管理人が目と脳で判断するので、異常
が確認でき、かつ多項目にわたり点検ができるので、安
全度高く地震時運転の再開が可能となる。

第３図はこの発明の他の実施例を示す。

最近、対象物を撮像装置（２）で撮影して画像信号（１
２ａ）を発生させ１．それを電子、計算機で特徴抽出し
、その□特徴から対象物の認識をする技術が発達して来
ている。これは、例えばメカトロシステム事典編集委員
金輪「メカトロシステム事典」（昭和５７４ｆ：’８月
、１日″）株式会社産業調査門出版部、第４８５〜第４
８９−′＜′−ジに示されている。この実施例は上記技
：術、を応用したものである。

図中１．Ｑｌは・撮像装装置（ロ）に接続され画像イ日
号（１２ａ）から特徴抽出して特徴信号を発するパター
ン認識装置、Ｑ？）は上記特徴信号を記憶する記憶装置
、（至）はパターン認識装置ａ・の出力と記憶装置Ｑ′
ｉ）の出力を比較してその差を出力するパターン比較器
、０１はパターン比較器（ト）の出力を表示する差表示
器である。

上記以外は第２図と同様である。ただし、画像表示器（
６）は第３図には図示してないが、これを併用してもよ
い。

平常時、あらかじめ設定された撮像装置＠の角度で、昇
降路全高にわたり、複数点において昇降路機器（図示し
ない）、主索（６）、移動ケーブル（９）等の画像信号
が取得される。・すなわち、照明灯Ｑｌ）を点灯し、撮
像装置（２）の画像信号（１２ａ）をパターン認識装置
α・で特徴抽出して発せられる特徴信号が記憶装置αη
に記憶される。　・ 地震が発生し、第１図の手順Ｆでエレベータ゛が起動不
能にされた後、第２図で説明したように、ビル管理人は
エレベータ管理盤Ｑ４を操作して、かごを低速運転する
。これで、上記複数点において、撮像装置（６）の画像
信号（１２ａ）がめられ、パターン認識装置Ｑ・から上
述のように特徴信号が発せられる。パターン比較器（ト
）では、現在の特徴信号と記憶装置αηの出力、すなわ
ち平常時の特徴信号とを比較し、その差に応じた出力が
発せられ、表示器ａ呻により表示される。上記差が大き
い場合は、地震前後の昇降路（５）内機器及び部材に相
当な変化があったことを意味するので、管理人は次の設
定点までかごを走行させないようにする。上記差が小さ
い場合は、−震前後の変化が少ないことを意味するので
、エレベータ管理盤Ｑ膏により、次の設定点までかごを
走、行させ、上述と同様の点検を行う。そして、すべて
の設定点で、地震前後のパターン認識上の差がわずかな
ときには、エレベータ管理盤α→により為速自動運転を
行うようにする。

第２図及び第３−では、撮像装置（２）をかご枠（７）
に設置したものを示したが、これをエレベータとは別に
昇降する専用の昇降体（図示しない）Ｋ設置することも
可能である。

このようにして、パターン認識装置Ｕ呻の特徴信置の点
検手段をあらかじめ設定しておくことが可能でちゃ、更
に安全性を増すことができる。

第４図もこの発明の他の実施例を示す。

この実施例は、第２図及び第３図が撮像装置Ｑのをかご
枠（７）に設置（又は専用の昇降体に設置）したのに対
し、昇降路（５）の壁に設置したものである。

すなわち、撮像装置Ｏ’４はその方向変更及びズームレ
ンズの制御をする駆動機（１２Ａ）を介して昇降路（５
）の壁に設置されている。駆動機（１２Ａ）は第２図又
は第３図のエレベータ管理盤α◆からの駆動信号（１４
ｂ）により動作する。画像信号（１２ａ）は第２図の表
示器Ｑｌ又は第３図のパターン認識装置Ｍへ入力される
。

この実施例、では、あらかじめ設定されたかごの位置、
撮像装置（６）の方向及びズームの倍率から得、られる
画像信−８（１２ａ）を、地震前後で比較することにな
る。

〔発明の効果〕

以上述べたとおりこの発明では、エレベータ昇降路内の
固定部又は昇降体に撮像装置を設置し、その画像信号を
昇降路とは別の場所で表示するようにしたので、管理人
等は地震後の昇降路内の状態を目視でき、専門保守員の
力を借りることなく地震後にエレベータを早く平常運転
に復帰させることができる。

また、昇降体に撮像装置を設置し、その画像信号を地震
前後で比較してその差を表示するようにしたので、昇降
路内の状態が自動的に監視され、いっそう安全に地震後
の平常運転復帰を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の地震後のエレベータ平常運転復帰の手順
を示す動作の流れ図、第２図はこの発明による地震後の
エレベータ監視装置の一実施例を示す昇降路縦断面図、
第３図はこの発明の他の実施例を示すブロック回路図、
第４図もこの発明の他の実施例を示す、昇降路部分縦断
面図である。 図中、（５）はエレベータ昇降路、（７）はかご枠、ａ
４は撮像装置、（２）は画像表示器である。 なお、図中向〒符号は同−又は相当部分を示丸第１図 第３ １２ 第４ ゜°　−艷−〆 。／２Ａ １２ａ　１４６ 、図 ■ ｏ、　−−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）昇降路内の固定部又は上記昇降路内を昇降する昇
   降体に設置され上記昇降路内を撮影して画像信号を発す
   る撮像装置、及び上船昇降路内とは別の場所に設けられ
   上記画像信号を画像に変換して表示する画像表示器を備
   えてなる地震後のエレベータ監視・装置。゛
2. （２）・昇降路内を□昇・降する昇降体に設置され上記
   昇降路内を撮影して画像信号を発する撮像装置、地震前
   後の上記画像信号を比較しその差を表示する比較装置、
   及び上記昇降路内とは別の場所に設、けられ上記比較装
   置の出力を表示する差表示器を備えてなる“地震後・の
   エレベータ監視装置。