JP6607324B2 - エレベーターの管制運転機能点検システム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターの管制運転機能点検システムに関する。
従来、災害発生時に管制運転を行うエレベーターが知られている。エレベーターの管制運転に関する技術として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
日本特開2006−160449号公報
管制運転機能が正常に動作するか否かの点検は、例えば、エレベーターの設置場所を訪問した保守作業者によって行われる。このため、エレベーターの管制運転機能の点検には手間を要する。
本発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、エレベーターの管制運転機能の点検を自動化することができるエレベーターの管制運転機能点検システムを提供することである。
本発明に係るエレベーターの管制運転機能点検システムは、予め設定されたタイミングで点検開始指令を送信する点検制御部と、点検制御部から点検開始指令を受信した場合に、エレベーターに設けられた災害検出部の種類に応じた模擬災害を発生させる模擬災害発生部と、災害検出部の出力に応じて実行されるエレベーターの管制運転の動作が正常であるか否かを判定する判定部と、判定部による判定結果に基づいて管制運転の動作が良好であることまたは良好でないことのいずれかを示す点検結果を監視センターに通報する通報部と、通報部により通報された管制運転の点検結果に基づいて、個々のエレベーターごとに存在するデータベースに示される点検計画及び点検実績を更新する更新部と、エレベーターのかごに設けられ、情報を報知するかご内報知部と、エレベーターのかごに設けられ、管制運転の実行時にかご内報知部により報知されている情報を取得する報知状態取得部と、を備え、判定部は、報知状態取得部により取得された情報に基づいて管制運転の実行時におけるかご内への報知状態が正常であるか否かを判定する報知状態判定部と、管制運転のシーケンスが正常であるか否かを判定するシーケンス判定部と、を有し、模擬災害発生部は、エレベーターに設けられた災害検出部を災害発生時と同様に動作させる機構であるものである。
本発明において、模擬災害発生部は、点検開始指令を受信した場合に、エレベーターに設けられた災害検出部の種類に応じた模擬災害を発生させる。判定部は、災害検出部の出力に応じて実行されるエレベーターの管制運転の動作が正常であるか否かを判定する。通報部は、判定部による判定結果に基づいて管制運転の点検結果を監視センターに通報する。このため、本発明によれば、エレベーターの管制運転機能の点検を自動化することができる。
エレベーターの構造の一例を示す模式図である。 実施の形態1におけるエレベーターの管制運転機能点検システムの機能ブロック図である。 実施の形態1におけるエレベーターの管制運転機能点検システムの動作例を示すフローチャートである。 保守装置のハードウェア構成図である。
添付の図面を参照して、エレベーターの管制運転機能点検システムを詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1は、エレベーターの構造の一例を示す模式図である。
図1に示すように、エレベーター1は、昇降路2、巻上機3、ロープ4、かご5、釣合おもり6及び制御盤7を備える。昇降路2は、例えば、図示しない建物の各階を貫くように形成されている。巻上機3は、例えば、図示しない機械室等に設けられている。ロープ4は、巻上機3に巻き掛けられている。かご5及び釣合おもり6は、ロープ4によって昇降路2内に吊り下げられている。かご5及び釣合おもり6は、巻上機3が駆動することにより昇降する。巻上機3は、制御盤7によって制御される。
制御盤7は、巻上機3及び保守装置8と電気的に接続されている。保守装置8は、監視センター9と通信する機能を有する。つまり、制御盤7は、保守装置8を介して監視センター9と通信可能である。
制御盤7及び保守装置8は、例えば、エレベーター1が設置された建物に設けられている。監視センター9は、例えば、エレベーター1が設置された建物とは別の建物に設けられている。監視センター9は、例えば、エレベーター1の管理会社に設けられたサーバー等である。
監視センター9は、例えば、複数のエレベーター1の制御盤7と通信可能であってもよい。監視センター9は、例えば、異なる建物に設けられた複数の保守装置8と通信可能であってもよい。
図2は、実施の形態1におけるエレベーターの管制運転機能点検システムの機能ブロック図である。
図2に示すように、管制運転機能点検システムは、制御盤7、保守装置8、監視センター9、かご内報知部10、報知状態取得部11、災害検出部12及び模擬災害発生部13を備える。制御盤7は、運転制御部14、管制運転制御部15及び報知制御部16を有する。保守装置8は、点検制御部17、判定部18及び通報部19を有する。判定部18は、シーケンス判定部20及び報知状態判定部21を有する。監視センター9は、記憶部22及び更新部23を有する。
かご内報知部10及び報知状態取得部11は、例えば、エレベーター1のかご5に設けられている。災害検出部12及び模擬災害発生部13は、例えば、エレベーター1の昇降路2に設けられている。かご内報知部10、報知状態取得部11、災害検出部12及び模擬災害発生部13は、制御盤7と電気的に接続されている。
かご内報知部10は、かご5内に情報を報知する。かご内報知部10から報知される情報は、例えば、制御盤7又は保守装置8からの信号に基づく。かご内報知部10としては、例えば、液晶モニタ、インジケータ、スピーカー及びインターホン等の少なくとも1つが用いられる。かご内報知部10は、例えば、文字及び画像等の視覚情報を表示する機能を有する。かご内報知部10は、例えば、ブザー音及び音声アナウンス等の音声情報を放送する機能を有する。
報知状態取得部11は、かご5内から情報を取得する。報知状態取得部11は、例えば、取得した情報を制御盤7又は保守装置8に送信する。報知状態取得部11としては、例えば、防犯カメラ、マイク及びインターホン等の少なくとも1つが用いられる。報知状態取得部11は、例えば、かご5内の画像を撮影する機能を有する。報知状態取得部11は、例えば、かご5内の音を検出する機能を有する。
災害検出部12は、エレベーター1に発生した災害を検出する。災害検出部12は、例えば、災害を検出すると、制御盤7又は保守装置8に信号を出力する。
災害検出部12は、例えば、地震感知器、火災感知器及び冠水検知器等である。地震感知器は、例えば、昇降路2のピット又は図示しない機械室等に設けられる。火災感知器は、例えば、昇降路2において建物の最上階に対応する位置に設けられる。冠水検知器は、例えば、昇降路2のピットに設けられる。
模擬災害発生部13は、点検開始指令を受信した場合に、エレベーター1に模擬災害を発生させる。模擬災害発生部13は、例えば、災害検出部12を災害発生時と同様に動作させる。模擬災害発生部13は、例えば、エレベーター1に設けられた個々の災害検出部12に対応して設けられる。
地震感知器に対応する模擬災害発生部13は、例えば、地震感知器を地震発生時と同様に動作させる機構である。当該機構は、例えば、地震感知器と同様に、昇降路2のピット又は図示しない機械室等に設けられる。当該機構は、例えば、サーボモータ等によって振動を発生させる。当該機構は、例えば、地震感知器に内蔵されていてもよい。当該機構は、例えば、地震感知器に振動を伝えることが可能であれば、地震感知器とは別個の機器に設けられてもよい。
火災感知器に対応する模擬災害発生部13は、例えば、火災感知器を火災発生時と同様に動作させる機構である。当該機構は、例えば、火災感知器と同様に、昇降路2において建物の最上階に対応する位置に設けられる。
冠水検知器に対応する模擬災害発生部13は、例えば、冠水検知器を冠水発生時と同様に動作させる機構である。当該機構は、例えば、冠水検知器と同様に、昇降路2のピットに設けられる。当該機構は、例えば、冠水検知器がフロートスイッチである場合、フロート部を上下方向に移動させる。
運転制御部14は、エレベーター1の動作を制御する。運転制御部14は、例えば、巻上機3の駆動を制御することで、かご5の移動を制御する。運転制御部14は、例えば、図示しない戸開閉装置を介して、エレベーター1のドアの開閉を制御する。
管制運転制御部15は、災害検出部12の出力に応じてエレベーター1の管制運転を実行する。管制運転制御部15は、例えば、地震感知器から信号が出力された場合、地震時管制運転を実行する。管制運転制御部15は、例えば、火災感知器から信号が出力された場合、火災時管制運転を実行する。管制運転制御部15は、例えば、冠水検知器から信号が出力された場合、冠水時管制運転を実行する。管制運転制御部15は、実行している管制運転のシーケンスを示す信号を保守装置8に送信する。
報知制御部16は、かご内報知部10の動作を制御する。報知制御部16は、例えば、エレベーター1の管制運転が実行された際に、当該管制運転の種類に応じた情報をかご内報知部10から報知させる。当該情報は、例えば、発生した災害の種類及び避難方法等をかご5内の利用者に知らせるためのものである。
点検制御部17は、模擬災害発生部13に対して点検開始指令を送信する。点検制御部17は、例えば、予め設定された日付、時刻及び曜日等に該当するタイミングで点検開始指令を送信する。当該タイミングとしては、例えば、エレベーター1の利用者が居ない深夜又は休日等が設定される。なお、点検制御部17は、例えば、当該タイミングに関係なく、監視センター9からの信号に基づいて点検開始指令を送信してもよい。
判定部18は、エレベーター1の管制運転の動作が正常であるか否かを判定する。シーケンス判定部20は、管制運転制御部15からの信号に基づいて、管制運転のシーケンスが正常であるか否かを判定する。報知状態判定部21は、報知状態取得部11により取得された情報に基づいて、管制運転の実行時におけるかご5内への報知状態が正常であるか否かを判定する。
報知状態判定部21は、例えば、報知状態取得部11により撮影されたかご5内の液晶モニタ及びインジケータ等の表示内容が正常であるか否かを判定する。報知状態判定部21は、例えば、報知状態取得部11により検出されたスピーカー及びインターホン等からの放送内容が正常であるか否かを判定する。
通報部19は、監視センター9に対する通報を行う。通報部19は、例えば、保守装置8の動作に関する情報を監視センター9に通報する。通報部19は、例えば、制御盤7から得られるエレベーター1の状態を示す情報を監視センター9に通報する。
通報部19は、例えば、判定部18による判定結果に基づいて、管制運転の点検結果を監視センター9に通報する。点検結果には、例えば、管制運転の点検が実行された日時を示す情報が含まれる。
通報部19は、例えば、管制運転のシーケンス及びかご5内への報知状態の双方が正常であると判定された場合、管制運転の動作が良好であることを示す点検結果を監視センター9に通報する。通報部19は、例えば、管制運転のシーケンス及びかご5内への報知状態の少なくとも一方が正常でないと判定された場合、管制運転の動作が良好でないことを示す点検結果を監視センター9に通報する。
通報部19は、例えば、管制運転のシーケンスが正常でないと判定された場合、その旨を示す情報を含む点検結果を監視センター9に通報してもよい。通報部19は、例えば、管制運転中のかご5内への報知状態が正常でないと判定された場合、その旨を示す情報を含む点検結果を監視センター9に通報してもよい。
記憶部22は、号機カルテ24を記憶している。号機カルテ24は、エレベーター1の点検計画及び点検実績を示すデータベースである。号機カルテ24は、例えば、個々のエレベーター1ごとに存在する。点検計画は、例えば、同じ機種のエレベーター1については、同じ内容であってもよい。号機カルテ24には、点検項目として、例えば、地震時管制運転、火災時管制運転及び冠水時管制運転等が含まれている。
更新部23は、例えば、管制運転の動作が良好であることを示す点検結果が通報部19により通報された場合、当該管制運転の点検結果が良好である旨を実績として号機カルテ24に登録する。更新部23は、例えば、管制運転の動作が良好でないことを示す点検結果が通報部19により通報された場合、当該管制運転の点検結果が良好でない旨を実績として号機カルテ24に登録する。つまり、更新部23は、通報部19により監視センター9に通報された管制運転の点検結果に基づいて、号機カルテ24を更新する。
図3は、施の形態1におけるエレベーターの管制運転機能点検システムの動作例を示すフローチャートである。
点検制御部17から点検開始指令が送信されると(ステップS101)、模擬災害発生部13は、模擬災害を発生させる(ステップS102)。管制運転制御部15は、動作した災害検出部12に対応する管制運転を実行する(ステップS103)。シーケンス判定部20は、管制運転のシーケンスが正常であるか否かを判定する(ステップS104)。報知状態判定部21は、かご5内への報知状態が正常であるか否かを判定する(ステップS105)。
ステップS104で管制運転のシーケンスが正常であると判定され、且つ、ステップS105でかご5内への報知状態が正常であると判定された場合、更新部23は、当該管制運転の点検結果が良好である旨を実績として登録する(ステップS106)。
ステップS104で管制運転のシーケンスが正常でないと判定された場合、更新部23は、管制運転の点検結果が良好でない旨を実績として登録する(ステップS107)。ステップS105でかご5内への報知状態が正常でないと判定された場合、更新部23は、管制運転の点検結果が良好でない旨を実績として登録する(ステップS107)。
実施の形態1において、点検制御部17は、例えば、予め設定されたタイミングで点検開始指令を送信する。模擬災害発生部13は、例えば、点検制御部17から点検開始指令を受信した場合に、エレベーター1に設けられた災害検出部12の種類に応じた模擬災害を発生させる。判定部18は、例えば、災害検出部12の出力に応じて実行されるエレベーター1の管制運転の動作が正常であるか否かを判定する。通報部19は、例えば、判定部18による判定結果に基づいて管制運転の点検結果を監視センター9に通報する。このため、実施の形態1によれば、エレベーターの管制運転機能の点検を自動化することができる。その結果、エレベーターの保守点検を効率化できる。
実施の形態1において、判定部18は、管制運転のシーケンスが正常であるか否かを判定するシーケンス判定部20を有する。このため、実施の形態1によれば、保守作業者がエレベーターの設置場所を訪問してシーケンスの良否を判断する必要がない。その結果、エレベーターの保守点検を効率化できる。
実施の形態1において、かご内報知部10は、エレベーター1のかごに設けられ、情報を報知する。報知状態取得部11は、エレベーター1のかごに設けられ、管制運転の実行時にかご内報知部10により報知されている情報を取得する。判定部18は、報知状態取得部11により取得された情報に基づいて管制運転の実行時におけるかご内への報知状態が正常であるか否かを判定する報知状態判定部21を有する。このため、実施の形態1によれば、保守作業者がエレベーターのかご内で報知状態を確認する必要がない。その結果、エレベーターの保守点検を効率化できる。
実施の形態1において、更新部23は、通報部19により通報された管制運転の点検結果に基づいて、エレベーター1の点検計画及び点検実績を示すデータベースを更新する。このため、実施の形態1によれば、保守作業者は、エレベーターの設置場所を訪問する前に管制運転の点検結果を確認できる。その結果、例えば、点検結果が良好でないエレベーターの訪問点検を優先して実施できる。また、例えば、点検結果が良好なエレベーターの訪問点検を省略できる。
実施の形態1において、模擬災害発生部13としては、例えば、エレベーター1に設けられた地震感知器を地震発生時と同様に動作させる機構が設けられる。模擬災害発生部13としては、例えば、エレベーター1に設けられた火災感知器を火災発生時と同様に動作させる機構が設けられる。模擬災害発生部13としては、例えば、エレベーター1に設けられた冠水検知器を冠水発生時と同様に動作させる機構が設けられる。このため、実施の形態1によれば、設けられる模擬災害発生部に応じて、エレベーターの地震時管制運転、火災時管制運転及び冠水時管制運転のうち少なくとも1種類の点検を自動化することができる。その結果、エレベーターの保守点検を効率化できる。
実施の形態1において、点検制御部17、シーケンス判定部20、報知状態判定部21及び通報部19は、例えば、制御盤7の機能として設けられてもよい。この場合であっても、エレベーターの管制運転機能の点検を自動化することができる。
実施の形態1において、災害検出部12として設けられる地震感知器は、例えば、制御盤7及び保守装置8との双方向通信を行う機能を有してもよい。この場合、地震感知器と制御盤7との間で送受信される信号は、例えば、接点信号ではない。この場合、地震感知器と制御盤7との間の伝送方式は、例えば、シリアル伝送等である。この場合、地震感知器は、例えば、揺れを加速度として検出し、検出した加速度に基づく数値を出力する。この場合、保守装置8は、例えば、地震感知器に対してリセット信号を送信してもよい。地震感知器は、例えば、リセット信号を受信すると、加速度に基づく数値の出力を停止する。
地震感知器が制御盤7との双方向通信を行う機能を有する場合、保守装置8は、例えば、定期的に地震感知器の死活チェックを行ってもよい。保守装置8は、例えば、地震感知器に対して要求信号を送信する。地震感知器は、例えば、要求信号に対する応答信号を返信する。保守装置8は、例えば、要求信号を送信してから一定時間以内に応答信号を受信した場合、地震感知器が動作していると判定する。保守装置8は、例えば、要求信号を送信してから一定時間以内に応答信号を受信しない場合、地震感知器が動作していない或いは制御盤7と地震感知器との接続が切断されていると判定する。これにより、地震感知器と制御盤7との接続状態の点検を自動化することができる。
地震感知器は、制御盤7との双方向通信を行う機能に加えて、自己診断機能を有してもよい。この場合、保守装置8は、例えば、地震感知器に対して機能診断指令を送信してもよい。機能診断指令には、例えば、地震感知器に対応する模擬災害発生部13を動作させる指令が含まれてもよい。地震感知器は、例えば、機能診断指令に基づく診断動作を行う。診断動作は、例えば、加速度の検出又は地震感知器のリセット等が正常に行われるか否かを点検することである。地震感知器は、例えば、診断結果を保守装置8に返信する。これにより、地震感知器の動作点検を自動化することができる。
図4は、保守装置のハードウェア構成図である。
保守装置8における点検制御部17、シーケンス判定部20、報知状態判定部21及び通報部19の各機能は、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア50であってもよい。処理回路は、プロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。処理回路は、一部が専用ハードウェア50として形成され、更にプロセッサ51及びメモリ52を備えていてもよい。図4は、処理回路が、その一部が専用ハードウェア50として形成され、プロセッサ51及びメモリ52を備えている場合の例を示している。
処理回路の少なくとも一部が、少なくとも1つの専用ハードウェア50である場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ51及び少なくとも1つのメモリ52を備える場合、点検制御部17、シーケンス判定部20、報知状態判定部21及び通報部19の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。プロセッサ51は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPとも呼ぶ。メモリ52は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、保守装置8の各機能を実現することができる。なお、制御盤7、監視センター9、かご内報知部10、報知状態取得部11、災害検出部12及び模擬災害発生部13の各機能も、図4に示す処理回路と同様の処理回路により実現される。
以上のように、本発明は、エレベーターに適用できる。
1 エレベーター
2 昇降路
3 巻上機
4 ロープ
5 かご
6 釣合おもり
7 制御盤
8 保守装置
9 監視センター
10 かご内報知部
11 報知状態取得部
12 災害検出部
13 模擬災害発生部
14 運転制御部
15 管制運転制御部
16 報知制御部
17 点検制御部
18 判定部
19 通報部
20 シーケンス判定部
21 報知状態判定部
22 記憶部
23 更新部
24 号機カルテ
50 専用ハードウェア
51 プロセッサ
52 メモリ

Claims (4)

  1. 予め設定されたタイミングで点検開始指令を送信する点検制御部と、
    前記点検制御部から点検開始指令を受信した場合に、エレベーターに設けられた災害検出部の種類に応じた模擬災害を発生させる模擬災害発生部と、
    前記災害検出部の出力に応じて実行されるエレベーターの管制運転の動作が正常であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて管制運転の動作が良好であることまたは良好でないことのいずれかを示す点検結果を監視センターに通報する通報部と、
    前記通報部により通報された管制運転の点検結果に基づいて、個々のエレベーターごとに存在するデータベースに示される点検計画及び点検実績を更新する更新部と、
    エレベーターのかごに設けられ、情報を報知するかご内報知部と、
    エレベーターのかごに設けられ、管制運転の実行時に前記かご内報知部により報知されている情報を取得する報知状態取得部と、
    を備え、
    前記判定部は
    前記報知状態取得部により取得された情報に基づいて管制運転の実行時におけるかご内への報知状態が正常であるか否かを判定する報知状態判定部と、
    管制運転のシーケンスが正常であるか否かを判定するシーケンス判定部と、
    を有し、
    前記模擬災害発生部は、エレベーターに設けられた災害検出部を災害発生時と同様に動作させる機構である
    エレベーターの管制運転機能点検システム。
  2. 前記模擬災害発生部として、エレベーターに設けられた地震感知器を地震発生時と同様に動作させる機構を備えた請求項に記載のエレベーターの管制運転機能点検システム。
  3. 前記模擬災害発生部として、エレベーターに設けられた火災感知器を火災発生時と同様に動作させる機構を備えた請求項1または2に記載のエレベーターの管制運転機能点検システム。
  4. 前記模擬災害発生部として、エレベーターに設けられた冠水検知器を冠水発生時と同様に動作させる機構を備えた請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベーターの管制運転機能点検システム。
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