JP2008180908A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現像剤撹拌混合用の搬送スクリュー6K2およびこの搬送スクリュー6K2により汲み上げられた現像剤を周面に担持して静電潜像の可視像処理を行う現像部材6K1を備えた現像装置において、上記現像部材6K1に対する上記撹拌スクリュー6K2の現像剤汲み上げ位置に、上記搬送スクリュー6K2の上周面に向け張り出す先端を有した可撓性シート200を設けたことを特徴としている。
【選択図】図10
Description
露光(書込)工程により感光体上に形成された静電潜像は、トナーにより可視像処理されるが、視像処理に用いられる現像装置としてトナーとキャリアとを混合した二成分系現像剤を用いる構成が知られている。
(1)現像剤撹拌混合用の搬送スクリューおよびこの搬送スクリューにより汲み上げられた現像剤を周面に担持して静電潜像の可視像処理を行う現像部材を備えた現像装置において、
上記現像部材に対する上記撹拌スクリューの現像剤汲み上げ位置に、上記搬送スクリューの上周面に向け張り出す先端を有した可撓性シートを設けたことを特徴とする現像装置。
図1は、本発明による現像装置が適用される画像形成装置を示す模式図であり、同図に示す画像形成装置は、複数色の画像形成が可能なカラープリンタ1であり、カラープリンタ1は、各色の作像部を転写装置に用いられる転写ベルトの展張面に沿って並置したタンデム方式と称される構成を備えている。
黒画像の作像部2Kには、潜像担持体として用いられる感光体ドラム3Kが備えられており、感光体ドラム3Kの周囲には、画像形成処理を行うための装置である帯電装置4K,書込装置5,現像装置6K,クリーニング装置8Kが配置されている。
各作像部2Y,2M,2C,2Kの近傍には、転写ベルト7Aを備えた転写装置7が配置されており、転写ベルト7Aの展張面において各作像部の感光体ドラムと対峙する位置には転写ローラ7K,7C,7M,7Yがそれぞれ配置されている。
トナー補給に関して黒画像の作像部で説明すると、プロセスカートリッジ100のケーシングには、後述する搬送スクリューの収容部上方にトナー導入部TB1が設けられており、トナー導入部TBには、トナーホッパTHに連通する空間に補給用搬送スクリューがTB2が配置されている。
上記現像装置においては、トナーの体積粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあるトナーが用いられている。これは、600dpi以上の微小ドットを再現することを目的としており、このような設定により小粒径の粒径分布が狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一となり、地肌汚れの少ない高品位の画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率が高められる。
図8,図9は、形状係数SF1、形状係数SF2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。
形状係数SF1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図面面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)・・・式(1)
SF1の値が100の場合、トナーの形状は真球となり、SF1の値が大きくなるほど不定形になる。
SF2={(PERI)2/AREA}×(100/(4π)) ・・・式(2)
SF2の値が100の場合、トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して解析して計算した。トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体との接触状態が点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなりしたがって流動性が高くなり、また、トナーと感光体との吸着力も弱くなって、転写率は高くなる。形状係数SF1、SF2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため好ましくない。
図4,図5,図10〜図12は、本発明の特徴部を説明するための図であり、同図に示される実施例での特徴は、搬送スクリューの螺旋羽根により押し動かされて盛り上がる現像剤を均す構成を設けたことにある。
図4において現像部材として用いられる現像スリーブ6K1に対する第1の搬送スクリュー6K2からの現像剤汲み上げ位置には、第1の搬送スクリュー6K1の上周面に向け張り出す先端を有した可撓性シート200が設けられている。
可撓性シート200は、図10に示すように、現像スリーブ6K1側に位置する第1の搬送スクリュー6K2に有する螺旋羽根6K2A同士の間に位置する片持ち梁状のシートであり、図4に示すように、現像槽の内壁面に取り付けられる基端側の位置が第1の搬送スクリュー6K2の上方に位置し、基端から張り出している先端が第1の搬送スクリュー6K2の外周面から螺旋羽根6K2Aの内側に向けて食い込む状態(図4中、符号H1で示す食い込み量を持つ状態)で設けられている。これにより、螺旋羽根6K2により押し動かされて盛り上がる状態となっている現像剤に確実に接触することができ、接触する際には、基端側が先端側よりも先に現像剤と接触するようなことがないので、基端側が先に盛り上がった現像剤に接触して先端側を盛り上がった現像剤の上方に変位させることなく盛り上がった現像剤を先端側にて突き崩すことができる。
2K 作像部
3K 感光体ドラム
6K 現像装置
6K1 現像スリーブ
6K2 第2の搬送スクリュー
6K2A 螺旋羽根
6K3 第2の搬送スクリュー
200 可撓性シート
H1 食い込み量
L1 羽根の中心から離れる量
DM 盛り上がり部分
DA 均された部分
Claims (14)
- 現像剤撹拌混合用の搬送スクリューおよびこの搬送スクリューにより汲み上げられた現像剤を周面に担持して静電潜像の可視像処理を行う現像部材を備えた現像装置において、
上記現像部材に対する上記撹拌スクリューの現像剤汲み上げ位置に、上記搬送スクリューの上周面に向け張り出す先端を有した可撓性シートを設けたことを特徴とする現像装置。 - 上記可撓性シートが、上記搬送スクリューの軸方向で螺旋羽根間にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 上記可撓性シートが、その先端を上記螺旋羽根の外周面から該螺旋羽根の内側に向けて食い込んだ状態で設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
- 上記可撓性シートの先端が、上記螺旋羽根の外径に対して0〜3mm食い込んだ状態で設けられていることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
- 上記可撓性シートが、上記螺旋羽根のリード角と同等となる向きに先端を張り出させて設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置。
- 上記可撓性シートの配置間隔(P2)が、上記螺旋羽根の配置間隔(P1)に対して、P2≦P1の関係に設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置。
- 上記可撓性シートが、上記搬送スクリューの回転方向でその回転により現像剤が盛り上がり始める側の羽根表面に対向していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置。
上記搬送スクリューの搬送羽根の表面のうちで、上記現像剤が軸方向に押し動かされる側の表面に対向していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置。 - 上記可撓性シートが、上記搬送スクリューの収納部内壁部に支持され、該収納部内壁での基端支持位置として、上記搬送スクリューの上方に相当する位置を設定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の現像装置。
- 上記可撓性シートの先端位置が、上記搬送スクリューの径方向で該搬送スクリューの中心から外周面側に向けて離されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の現像装置。
- 上記可撓性シートの先端位置が、該可撓性シートの張り出し方向と上記搬送スクリューの平行させた場合に、該径方向で該搬送スクリューの中心から5mm以下の範囲で離されていることを特徴とする請求項9に記載の現像装置。
- 上記可撓性シートの厚さが0.05〜0.3mmに設定されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の現像装置。
- 請求項1乃至11のいずれかに記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
- 上記現像装置には、体積粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあるトナーが用いられることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
- 上記トナーが、形状係数SF1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF2が100〜180の範囲にあることを特徴とする請求項12又は13に記載の画像形成装置。
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JP2007014304A JP2008180908A (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | 現像装置及び画像形成装置 |
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2007
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