JP2009036805A - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Takayuki Yamanaka
隆幸 山中
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Abstract

【課題】現像装置内におけるフィルミングや感光体ドラムへのフィルミングを発生させることなく、きれいな現像特性を有する一成分系現像剤を用いた現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナーによって感光体ドラム30に形成された静電潜像をトナー像として可視化する現像装置10において、トナーが収容される現像ケース20の内壁面20cに、現像ケース20内で搬送されるトナーの搬送をガイドするリブ40を、トナー供給ローラ22によって搬送されるトナーの搬送方向に沿って、現像ケース20の内側に突出形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、現像装置及びこれを用いた画像形成装置に係り、特に、電子写真方式により静電潜像担持体上に形成された静電潜像を一成分系現像剤によって可視像化する現像装置とこれを用いた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置は、一般に、帯電、露光、現像、転写、剥離、クリーニング、除電、および定着の各工程を有して、静電潜像担持体の表面に形成された静電潜像を現像剤によって可視化し、その現像剤像を記録媒体上に転写することで画像を出力するようにされている。
画像形成装置において、画像を形成する工程は、例えば、帯電装置によって回転駆動される静電潜像担持体、例えば、感光体ドラムの表面を均一に帯電して、露光装置によって帯電した感光体ドラム表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成し、現像装置によって感光体ドラム上の静電潜像を現像して、感光体ドラム表面上にトナー像を形成する。
感光体ドラム上のトナー像は転写装置によって記録媒体上に転写され、その後、未定着のトナー像が形成された記録媒体は定着装置によって加熱・加圧され、トナー像が記録媒体上に定着固定される。
尚、感光体ドラム上から記録媒体に転写されずに該感光体ドラム表面上に残った転写残留トナーは、クリーニング装置により除去されて所定の回収部に回収される。そして、クリーニングされた後の感光体ドラム表面は、除電装置により残留電荷が除去されて次の画像形成に備える。
一般に、感光体ドラム上の静電潜像を現像する現像剤としては、トナーのみからなる一成分系現像剤やトナーとキャリアとからなる二成分現像剤が一般に用いられる。一成分系現像剤は、キャリアを使用しないことから、トナーとキャリアを均一に混合するための攪拌機構が不要となり、現像装置がシンプルになるといった利点がある。そのため、小型の画像形成装置においてよく使用されている。
一成分系現像剤を用いた一成分現像方法は、例えば、一成分系現像剤としてトナーを用いて、現像ローラ上に帯電したトナーの薄層を形成し、現像ローラの回転に伴って、このトナーの薄層を静電潜像が形成された感光体ドラムと対向する現像位置へ搬送することにより感光体ドラム上の静電潜像を現像するものである。従って、いかに現像ローラを均一に帯電して、均一な層厚のトナーの薄層を安定して形成するかが良好な画像を得るための重要なポイントになっている。
現像ローラ上のトナーの帯電及びトナーの薄層の形成は、現像ローラにトナー層厚規制部材を所定圧力で押圧することにより行なわれる。
しかしながら、トナー層厚規制部材を長期間使用すると、摩擦熱や圧力、若しくは装置内温度の上昇等によって、トナー層厚規制部材と現像ローラとの接触部位周辺において、トナーがトナー層厚規制部材表面に強く付着(トナー固着)する場合がある。その結果、均一な層厚のトナー薄層が形成できなくなり、白スジ等の画質劣化を招来するという問題が生じる。
また、トナー層厚規制部材において、トナーが消費されにくい両端部にストレスを受けたトナーが溜まることで、現像画像にガサツキを発生し易かった。さらに、ストレスを受けたトナーによって、トナー層厚規制部材へのフィルミング(融着)だけでなく、感光体ドラムへのフィルミングが発生するという問題が生じる。
そこで、上記従来の問題を解決するために、根本的にトナー固着を発生させない対策が検討されている。従来技術として、例えば、現像装置において、現像ローラとトナー層厚規制部材との間にスライド可能な清掃部材を設け、トナー層厚規制部材にトナー固着物が発生した場合に、前記清掃部材をスライドさせることでトナーの固着物を除去するようにしたものが開示されている(特許文献1を参照)。また、フィルミングを防止するために、粉砕トナーを熱処理することによって球形化する方法が開示されている(特許文献2を参照)。
特開2001−249538号公報 特公平4−27897号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、清掃部材の配置スペースを現像容器内に確保し、清掃部材をスライド可能な構造とする必要があるため、現像装置の構造が複雑化するといった問題があった。また、現像ローラ上に均一な層厚のトナー薄層を形成させるために、現像ローラとの接触部位に屈曲先端部を設けたトナー層厚規制部材が使用されている場合は、トナー層厚規制部材表面に強く付着したトナー固着物を完全に取り除くことが困難であった。
また、上記特許文献2の構成では、トナー製造装置としては大掛かりとなるとともに、感光体ドラム上のトナーの転写性が低下するという欠点を有していた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で現像装置の構造を複雑化することなく、一成分系現像剤が層厚規制部材の表面に強く付着することを防止でき、現像剤飛散が少なく、高画質な画像を形成できる現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る現像装置及びこれを用いた画像形成装置の各構成は、次の通りである。
請求項1に記載した現像装置は、周面に一成分系現像剤を担持して静電潜像が形成された静電潜像担持体に供給する現像ローラと、前記現像ローラの周面に一成分系現像剤を供給する供給ローラと、前記現像ローラの周面に圧接して該現像ローラの周面に担持された一成分系現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、前記現像ローラ、供給ローラ、層厚規制部材および一成分系現像剤等を収容する現像ケースとを備え、前記現像ローラから供給される一成分系現像剤によって静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤像として可視化する現像装置において、前記現像ケースの内壁面に、現像ケース内で搬送される一成分系現像剤の搬送をガイドするリブを、前記一成分系現像剤の搬送方向に沿って、前記現像ケースの内側に突出形成したことを特徴とするものである。
請求項2に記載した現像装置は、請求項1に記載した構成に加えて、前記リブを、前記供給ローラの周面に対向して略垂直に形成された内壁面に形成することを特徴とするものである。
請求項3に記載した現像装置は、請求項1または2に記載した構成に加えて、前記リブを、前記供給ローラの軸心方向両端部付近の内壁面に形成することを特徴とするものである。
請求項4に記載した現像装置は、請求項2に記載した構成に加えて、前記リブを、前記供給ローラの軸心方向に対して垂直な方向から20度〜60度の範囲で傾斜して形成することを特徴とするものである。
請求項5に記載した現像装置は、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記供給ローラを、前記現像ローラと同一方向に回転させることを特徴とするものである。
請求項6に記載した現像装置は、請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載した構成に加えて、前記現像ケースに、静電潜像が形成される静電潜像担持体が一体的に設けられていることを特徴とするものである。
請求項7に記載した画像形成装置は、周面に一成分系現像剤を担持して静電潜像が形成された静電潜像担持体に供給する現像ローラと、前記現像ローラの周面に一成分系現像剤を供給する供給ローラと、前記現像ローラの周面に圧接して該現像ローラの周面に担持された一成分系現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、前記現像ローラ、供給ローラ、層厚規制部材および一成分系現像剤等を収容する現像ケースとを備え、前記現像ローラから供給される一成分系現像剤によって静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤像として可視化する現像装置を備えて、電子写真方式により前記静電潜像担持体の表面に形成された現像剤像を記録媒体上に転写することで画像を出力する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることを特徴とするものである。
請求項1に記載した発明によれば、周面に一成分系現像剤を担持して静電潜像が形成された静電潜像担持体に供給する現像ローラと、前記現像ローラの周面に一成分系現像剤を供給する供給ローラと、前記現像ローラの周面に圧接して該現像ローラの周面に担持された一成分系現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、前記現像ローラ、供給ローラ、層厚規制部材および一成分系現像剤等を収容する現像ケースとを備え、前記現像ローラから供給される一成分系現像剤によって静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤像として可視化する現像装置において、前記現像ケースの内壁面に、現像ケース内で搬送される一成分系現像剤の搬送をガイドするリブを、一成分系現像剤の搬送方向に沿って、前記現像ケースの内側に突出形成したことで、前記現像剤が停滞することなく前記リブに沿ってスムーズに搬送されるため、前記現像剤が局部的に高温になることを抑制できる。これにより、前記現像剤が層厚規制部材の表面に強く付着することを防止でき、また、静電潜像担持体へのトナーフィルミングを防止でき、さらに、前記現像剤の飛散を少なくしてガサツキのない現像特性を有する現像装置を提供することができる。
また、請求項1〜7に記載の発明で得られる上記共通の効果に加え、各請求項に記載の発明によれば次の効果を得ることができる。
詳しくは、請求項2に記載した発明によれば、請求項1に記載の発明で得られる効果に加え、前記リブを、前記供給ローラの周面に対向して略垂直に形成された内壁面に形成することで、前記供給ローラの搬送作用により現像剤が前記内壁面付近に停滞することなく、上下方向への現像剤の搬送がスムーズとなる。これにより、現像剤の循環が更によくなるため、現像剤の劣化やストレスを少なくすることができる。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1または2に記載の発明で得られる効果に加え、前記リブを、前記供給ローラの軸心方向両端部付近の内壁面に形成することで、現像ケースの両端部で停滞し易い現像剤を循環し易くできる。
請求項4に記載した発明によれば、請求項3に記載の発明で得られる効果に加え、前記リブを、前記供給ローラの軸心方向に対して垂直な方向から20度〜60度の範囲で傾斜して形成することで、供給ローラによる上下方向への現像剤の搬送を効率よく行うことができる。
請求項5に記載した発明によれば、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の発明で得られる効果に加え、前記供給ローラを、前記現像ローラと同一方向に回転させることで、供給ローラへの現像剤の供給を定常的行うことができるため、現像ローラへの現像剤供給をスムーズに行うことができる。
請求項6に記載した発明によれば、請求項1ないし5のうちの何れか一項に記載の発明で得られる効果に加え、前記現像ケースに、静電潜像が形成される静電潜像担持体を一体的に設けることで、カートリッジ式に構成して一体的な、いわゆるプロセスカートリッジを実現でき、より取り扱いを容易にできる。
請求項7に記載した発明によれば、周面に一成分系現像剤を担持して静電潜像が形成された静電潜像担持体に供給する現像ローラと、前記現像ローラの周面に一成分系現像剤を供給する供給ローラと、前記現像ローラの周面に圧接して該現像ローラの周面に担持された一成分系現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、前記現像ローラ、供給ローラ、層厚規制部材および一成分系現像剤等を収容する現像ケースとを備え、前記現像ローラから供給される一成分系現像剤によって静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤像として可視化する現像装置を備えて、電子写真方式により前記静電潜像担持体の表面に形成された現像剤像を記録媒体上に転写することで画像を出力する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることで、前記現像剤が層厚規制部材の表面に強く付着することを防止でき、また、静電潜像担持体へのトナーフィルミングを防止でき、さらに、前記現像剤の飛散を少なくしてガサツキのない現像特性を有する画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明に係る現像装置の概略構成を示す説明図である。
本実施形態は、図1に示すように、周面にトナー(一成分系現像剤)を担持して静電潜像が形成された感光体ドラム(静電潜像担持体)30に供給する現像ローラ21と、現像ローラ21の周面にトナーを供給するトナー供給ローラ(供給ローラ)22と、現像ローラ21の周面に圧接して現像ローラ21の周面に担持されたトナーの層厚を規制するトナー層厚規制部材(層厚規制部材)23と、現像ローラ21、トナー供給ローラ22、トナー層厚規制部材23およびトナー等を収容する現像ケース20とを備え、現像ローラ21から供給されるトナーによって感光体ドラム30に形成された静電潜像を現像剤像として可視化する現像装置10において、現像ケース20の内壁面20cに本発明に係るトナーの搬送をガイドするリブ40を設けたことを特徴とするものである。
まず、現像装置10の全体構成について図面を参照して説明する。
現像装置10は、図1に示すように、現像ケース20の上側にトナーが充填されたトナーカートリッジ19が着脱自在に装着され、トナーカートリッジ19から現像ケース20内にトナーを供給するようになっている。
トナーカートリッジ19は、一成分系現像剤としてトナーが収納されており、このトナーをトナー補給口19aから現像ケース20内に自然落下させて補給するようになっている。
現像ケース20の内部には、現像ケース20の開口部20aにおいて感光体ドラム30と対峙するように現像ローラ21が略水平に、詳しくは、搬送される記録媒体の搬送方向に対して略垂直に配置され、この現像ローラ21に接触するようにトナー供給ローラ22が該現像ローラ21と略平行に配置されている。
現像ローラ21の近傍には、現像ローラ21に担持されたトナーの層厚を所定量に規制するためのトナー層厚規制部材23が配置されている。トナー供給ローラ22の上部近傍には、トナーを攪拌搬送するための重り部材であり、撹拌部材であるステンレスシャフト28がアーム部材28bを介して支軸28aにより水平に配置されており、このステンレスシャフト28の外周にコイルスプリング27が挿入された状態になっている。支軸28aの回転に連動してシャフト28上のコイルスプリング27が回転する構成となっている。尚、このステンレスシャフト28及びコイルスプリング27の構成は、本願発明の要部ではないので、ここでは詳細な説明を省略する。
現像ローラ21は、筒状体であって、その円筒状部材の表面にカーボンブラックなどの導電化剤が添加された導電性ウレタンゴムからなる導電性弾性ローラであり、図1の矢印R1方向に周速Vb(例えば、225mm/s)で回転している。この現像ローラ21には、図示しない導電性支持体(ステンレス、導電性樹脂など)のシャフトを介して現像バイアス電源によりE1(例えば、−400V)の電圧が印加されている。
トナー供給ロ一ラ22は、現像ローラに圧接するように配置され、トナー供給ローラ22の回転方向は、現像ローラ21と同一方向(矢印R2方向)、すなわち、現像ローラ21との対向部における両ローラの表面の移動方向が互いに逆方向に回転するようになっている。
このトナー供給ローラ22は、筒状体であって、トナーを攪拌する機能と現像後のトナーを除去する機能を兼ね備えた導電性ウレタンフォームからなり、矢印方向に周速Vc(例えば、133mm/s)で回転している。このトナー供給ローラ22には、図示しない導電性支持体(ステンレス、導電性樹脂など)のシャフトを介して供給バイアス電源によりE2(例えば、−450V)の電圧が印加されている。その電圧は、電気的にトナーを現像ローラ21の方へ押す方向、例えば、負極性トナーであれば、より負極側に大きなバイアス電圧となっている。
トナー層厚規制部材23は、現像ローラの軸線方向に沿って長く延設され、その上側基部23a1側が現像ケース20のケース本体20bに取付ネジ29により固定され、トナー層厚規制部材23の先端部23a2側が現像ローラ21の回転方向(矢印R1方向)の下流側に向かって延設された片持ち状態で配置されている。その先端部23a2は、現像ローラ21の表面に圧接するように配置され、その現像ローラ21の周面との当接部23a3から先端に向かい現像ローラ21から離れる方向に略「く」の字状に屈曲して形成されている。
このトナー層厚規制部材23は、厚み0.1mmの導電性(ステンレス、リン青銅、導電性樹脂など)板状部材であり、上記したように片持ち状の板バネ構造となっており、現像ローラ21に線圧約15〜30gf/cmで当接している。また、トナー層厚規制部材23には、図示しないバイアス電源によりE3(例えば、−450V)の電圧が印加されている。
ここで、トナー供給ローラ22及び現像ローラ21によるトナーの搬送について説明する。
トナー供給ローラ22によって摩擦接触帯電されるとともに、バイアス電圧によって負に予備帯電されて現像ローラ21の表面に供給された非磁性一成分のトナーは、現像ローラ21の回転動作によってトナー層厚規制部材23が当接する位置に搬送される。そして、現像ローラ21上のトナーは、トナー層厚規制部材23によって所定の帯電電荷量と厚みに規制された後、現像ローラ21の回動により感光体ドラム30と接触対向する現像領域へと搬送され、現像領域(静電潜像の形成された感光体ドラム30との対向部)に搬送されて現像工程に移行し、接触反転現像を行うようになっている。
現像工程で使用されなかった現像ローラ21上の未現像トナーは、現像ローラ21の回転によって現像ケース20内に戻り、トナー供給ローラ22の手前に設置された電荷除電装置26によって現像ローラ21上の残存トナーの帯電電荷が除去され、トナー供給ローラ22と現像ローラ21との圧接によって剥離回収されて再利用される。
感光体ドラム30は、図示しない導電性基材が接地され、表面電位が例えば−600Vに帯電された負帯電ドラムであって、現像ローラ21と対峙する位置で回転可能に、且つ現像ケース20に一体的に設けられ、図1の矢印方向に周速Va(例えば、117mm/s)で回転するようにされている。
次に、本実施形態に係る現像装置10の特徴的な構成について図面を参照して説明する。図2は本実施形態に係る現像装置を構成する現像ケースの内壁面の構成を示す部分斜視図、図3は図2のZ−Z断面矢視図である。
本実施形態に係る現像装置10を構成する現像ケース20は、図1,図2に示すように、トナー供給ローラ22の周面に対向する内壁面20cの底面20c2から略垂直に立ち上がる垂直壁面20c1に複数のリブ40が内側に向かい突出して形成されている。
リブ40は、図2,図3に示すように、トナー供給ローラ22の軸線方向(仮想線L1)に沿って略等間隔に並設され、トナー供給ローラ22の軸心方向(仮想線L1)に対して垂直な方向(仮想線L2)から傾斜角θ傾斜して(仮想線L3)形成されている。
本実施形態では、傾斜角θは20度〜60度の範囲としている。
現像ケース20内のトナーは、トナー供給ローラ22と垂直壁面20c1との間でリブ40に沿って上方向に効率よく搬送される。具体的には、トナーは、トナー供給ローラ22の垂直壁面20c1に対向する周面の回転方向(図1中の矢印R2方向)に沿って、すなわち、上方に向かって搬送される。この時、トナーは、傾斜したリブ40によって下方への落下する作用が抑制されるとともに、トナー供給ローラ22の軸心に沿った方向へ斜めに移動するようにガイドされる。このようにして、リブ40によりトナーの搬送作用が向上してトナーが効率良く循環されるようになる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、現像装置10における現像ケース20内にトナーの搬送をガイドするリブ40を設けることにより、現像ケース20内のトナー供給ローラ22の軸心に沿った両端部に溜まり易い(消費されにくい)トナーを、停滞させることなく、効率良く搬送し、循環することができる。
これにより、トナー層厚規制部材23の表面に強く付着(トナー固着)するフィルミングの発生を防止し、画質のガサツキを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、現像ケース20内にリブ40を設けたことにより、トナーが効率よく搬送、循環されるので、トナーが搬送、循環する際に受けるストレスを抑制できる。これにより、トナー外添剤の埋め込みや遊離を防止できるので、感光体ドラム30表面へのトナーフィルミングを抑制することができる。
また、本実施形態では、リブ40の現像ローラ21やトナー供給ローラ22の軸心方向に対して垂直な方向から20度〜60度の範囲の傾斜角θで傾斜して形成することで、トナーを効率良く搬送、循環するようにしているが、より好ましくは、リブ40を25度〜50度の範囲の傾斜角で傾斜させることで、さらに効率の良い搬送、循環の作用効果を期待できる。
尚、リブ40の傾斜状態について、リブ40の傾斜角θが20度未満では、傾斜角度が垂直過ぎるため、トナーを上方に搬送する、いわゆる持ち上げ効果が得られにくい。また、リブ40の傾斜角θが60度を越えると、トナー供給ローラ22の軸心方向に沿った搬送作用が過度に生じるため、現像ケース20の端部方向にトナーが集まり過ぎてトナー固着が発生し易くなる虞がある。
また、本実施形態によれば、現像装置10を、現像ケース20に感光体ドラム30を一体的に組み込んだ、いわゆるプロセスカートリッジとして構成したので、カートリッジ毎に現像装置10内に現像に寄与しないトナーを残すことなく完全に使用することができる。また、現像ケース20内に充填されるトナー量を感光体ドラム30の寿命までに消費するおよその量とすることで、トナーの補給と感光体ドラム30の交換とを一括して行うことができるので、メンテナンスを容易にしたプロセスカートリッジを得ることができる。
さらに、本実施形態に係る現像装置10を画像形成装置に用いる現像装置として採用することで、トナーによるフィルミング発生がなく、画質も優れた画像形成装置を簡単に提供することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
本発明の実施形態に係る現像装置の概略構成を示す説明図である。 前記現像装置を構成する現像ケースの内壁面の構成を示す部分斜視図である。 図2のZ−Z断面矢視図である。
符号の説明
10 現像装置
19 トナーカートリッジ
19a トナー補給口
20 現像ケース
20a 開口部
20c1 垂直壁面
21 現像ローラ
22 トナー供給ローラ
23 トナー層厚規制部材(層厚規制部材)
30 感光体ドラム(静電潜像担持体)
40 リブ

Claims (7)

  1. 周面に一成分系現像剤を担持して静電潜像が形成された静電潜像担持体に供給する現像ローラと、前記現像ローラの周面に一成分系現像剤を供給する供給ローラと、前記現像ローラの周面に圧接して該現像ローラの周面に担持された一成分系現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、前記現像ローラ、供給ローラ、層厚規制部材および一成分系現像剤等を収容する現像ケースとを備え、前記現像ローラから供給される一成分系現像剤によって静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤像として可視化する現像装置において、
    前記現像ケースの内壁面に、現像ケース内で搬送される一成分系現像剤の搬送をガイドするリブを、前記一成分系現像剤の搬送方向に沿って、前記現像ケースの内側に突出形成したことを特徴とする現像装置。
  2. 前記リブは、前記供給ローラの周面に対向して略垂直に形成された内壁面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記リブは、前記供給ローラの軸心方向両端部付近の内壁面に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記リブは、前記供給ローラの軸心方向に対して垂直な方向から20度〜60度の範囲で傾斜して形成されることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  5. 前記供給ローラは、前記現像ローラと同一方向に回転することを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  6. 前記現像ケースに、静電潜像が形成される静電潜像担持体が一体的に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  7. 周面に一成分系現像剤を担持して静電潜像が形成された静電潜像担持体に供給する現像ローラと、前記現像ローラの周面に一成分系現像剤を供給する供給ローラと、前記現像ローラの周面に圧接して該現像ローラの周面に担持された一成分系現像剤の層厚を規制する層厚規制部材と、前記現像ローラ、供給ローラ、層厚規制部材および一成分系現像剤等を収容する現像ケースとを備え、前記現像ローラから供給される一成分系現像剤によって静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像剤像として可視化する現像装置を備えて、電子写真方式により前記静電潜像担持体の表面に形成された現像剤像を記録媒体上に転写することで画像を出力する画像形成装置において、
    前記現像装置として、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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