JP2008180290A - リニアガイド装置 - Google Patents

リニアガイド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008180290A
JP2008180290A JP2007014432A JP2007014432A JP2008180290A JP 2008180290 A JP2008180290 A JP 2008180290A JP 2007014432 A JP2007014432 A JP 2007014432A JP 2007014432 A JP2007014432 A JP 2007014432A JP 2008180290 A JP2008180290 A JP 2008180290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
slider
path
end cap
guide rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007014432A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Oga
和昭 大賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2007014432A priority Critical patent/JP2008180290A/ja
Publication of JP2008180290A publication Critical patent/JP2008180290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

【課題】エンドキャップのスライダ本体側の面に、方向転換路の外側溝と、給油口から方向転換路に潤滑油を向かわせる油路を有するリニアガイド装置において、スライダ本体とエンドキャップの間から潤滑油が漏れないようにする。
【解決手段】エンドキャップ22の油路22fの面が、スライダ本体側の面の最も高い面と同じ高さになっている。油路22fの周囲を凹部22iとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、スライダが直動方向で本体とエンドキャップに分割されるリニアガイド装置に関する。
リニアガイド装置の従来例について図2〜5を用いて説明する。
図2は、エンドキャップの右側半分を外した状態のリニアガイド装置を示す正面図である。図3は、循環経路の内部が分かるように部分的に断面で示したリニアガイドの平面図である。図4は、エンドキャップとリターンガイドを示す斜視図である。図5は、従来のエンドキャップを示す正面(スライダ本体側の面)図である。図5のエンドキャップと図4のエンドキャップの基本構造は同じである。
これらの図に示すように、リニアガイド装置は、案内レール1と、スライダ(「ベアリング」とも称される。)2と、複数個のボール(転動体)3とで構成される。
案内レール1には、長手方向と平行に延びる転動溝(転動面)11が、両側面にそれぞれ二本形成されている。スライダ2は、案内レール1の幅方向両側に配置される脚部2Aと、両脚部2Aを連結する胴部2Bとからなる。胴部2Bは、案内レール1の厚さ方向(長さ方向と幅方向の両方に垂直な方向)一端側(この図では、案内レール1の上面側)に配置されている。そして、スライダ2の両内側面が案内レール1の両側面に対向配置されている。
スライダ2は、直動方向でスライダ本体21とエンドキャップ22とに分割され、エンドキャップ22がスライダ本体21の直動方向両端に配置されている。このスライダ本体21の両内側面に、案内レール1の各転動溝11と対向する転動溝(転動面)21aが形成されている。これらの転動溝11,21aでボール3の転動通路12が形成される。
また、スライダ本体21の各転動溝21aより外側に、直線状の戻し通路21bが、上下方向に間隔を開けて二本形成されている。この二本の戻し通路21bの間に、エンドキャップ22を取り付けるための雌ねじ21cが形成されている。また、スライダ本体21の胴部2BのグリースニップルNを取り付ける位置の両脇にも、エンドキャップ22を取り付けるための雌ねじ21dが形成されている。
図4に示すように、エンドキャップ22は、スライダ2の脚部2Aの直動方向端部をなす1対の第1部分22Aと、スライダ2の胴部2Bの直動方向端部をなす第2部分22Bとからなる。
各第1部分22Aのスライダ本体側の面に、二つの半円弧状の凹部22aと、リターンガイド4を取り付ける溝(リターンガイド用溝)22bが形成されている。各第1部分22Aには、また、スライダ本体21の雌ねじ21cに対応する位置に貫通穴22cが設けてあり、二つの凹部22aはこの貫通穴22bを挟んだ上下に配置されている。
リターンガイド4は半円筒状に形成され、その円弧状の凸面4aがエンドキャップ22のリターンガイド用溝22bに嵌合される。これにより、エンドキャップ22の凹部(方向転換路の外側溝)22aとリターンガイド4の円弧状の凸面(方向転換路の内側溝)4aとで、方向転換路24が形成される。なお、リターンガイド4には、上下二つの凹部22aに対応させて二つの通油穴41が設けてある。
エンドキャップ22の第2部分22Bの幅方向中心には、グリースニップルNを取り付ける給油口22dが形成されている。また、給油口22dの両脇であって、スライダ本体21の雌ねじ21dに対応する位置に、貫通穴22eが設けてある。
エンドキャップ22のスライダ本体側の面には、さらに、方向転換路24に潤滑剤を導入する油路22fが、凹部として形成されている。この油路22fは、給油口22dから左右(幅方向外側)に向かい、貫通穴22eに沿ってその周囲を通った後に、直角に曲がって凹部22aに至るように形成されている。また、アンダーシール取り付け用の凹部22g(図5参照)も形成されている。
したがって、リターンガイド4をリターンガイド用溝22bに嵌合した後に、エンドキャップ22をスライダ本体21に取り付けることにより、スライダ本体21とリターンガイド4との間に通油溝45(図3参照)が形成される。これにより、グリースニップルNから供給された潤滑剤は、油路22fを通って通油溝45に入った後、通油穴41から方向転換路24に導入され、方向転換路24でボール3が潤滑される。
また、方向転換路24で転動通路12と戻し通路21bとが連通され、これら各路でボール3を無限に循環させる循環経路25が構成される。そして、各循環経路25をボール3が転がることによって、スライダ2が案内レール1に沿ってスライドする。
また、図5において、斜線を施した部分は、エンドキャップ22のスライダ本体側の面の最も高い面を示す。また、符号22hは、エンドキャップ22を合成樹脂で射出成形する際の肉逃げ加工部(凹部)である。
このようなリニアガイド装置においては、スライダ本体とエンドキャップの間から潤滑剤が漏れることを防止する必要がある。通常、スライダ本体は金属製であり、エンドキャップは合成樹脂製であるため、特に、大型のスライダでは、両者の間に隙間が生じる場合が多い。
下記の特許文献1には、スライダ本体とエンドキャップの隙間から液状の潤滑剤が漏れないようにするため、油路の両側に微小な山形の帯状突起を一体成形することが記載されている。しかしながら、この方法でも、合成樹脂製のエンドキャップは変形し易いため、十分なシール効果が得られないという問題点がある。
実公平6−39144号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に着目してなされたものであり、スライダが直動方向で分割される本体とエンドキャップとで構成され、エンドキャップのスライダ本体側の面に、方向転換路の外側溝と、給油口から方向転換路に潤滑剤を向かわせる油路を有するリニアガイド装置において、スライダ本体とエンドキャップの間から液状の潤滑剤(潤滑油)が漏れないようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成され、案内レールの幅方向両側面に、転動体の転動面が形成され、スライダは、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、案内レールの厚さ方向一端側に配置されて両脚部を連結する胴部とからなり、前記両脚部の内側面に、案内レールの転動面に対向配置される転動面を有し、この転動面と案内レールの転動面とにより転動体の転動通路が形成され、前記両脚部に転動体の戻し通路が形成され、前記両脚部にはまた、前記戻し通路と前記転動通路を連通させる方向転換路が形成され、前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で構成された循環経路内を転動体が転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直動するリニアガイド装置において、スライダは、直動方向で分割される本体とエンドキャップとで構成され、エンドキャップはスライダ本体の直動方向両端に配置され、エンドキャップのスライダ本体側の面に、前記方向転換路の外側溝と、給油口から方向転換路に潤滑剤を向かわせる油路が形成され、前記油路の周囲を凹部とし、前記油路の面がスライダ本体側の面の最も高い面と同じ高さになっていることを特徴とするリニアガイド装置を提供する。
本発明によれば、スライダが直動方向で分割される本体とエンドキャップとで構成され、エンドキャップのスライダ本体側の面に、方向転換路の外側溝と、給油口から方向転換路に潤滑剤を向かわせる油路を有するリニアガイド装置において、スライダ本体とエンドキャップの間から液状の潤滑剤(潤滑油)が漏れないようにすることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明のリニアガイド装置は、従来技術で説明した図2〜4に示すリニアガイドと同様に、スライダ2が直動方向で分割されるスライダ本体21とエンドキャップ22とで構成されている。そして、本発明のリニアガイド装置は、このエンドキャップ22のスライダ本体21側の面に特徴があり、その他の部分は従来の構造と同じにすることができる。したがって、以下の実施形態の説明は、リターンガイド4が取り付けられる前の状態での、エンドキャップ22のスライダ本体21側の面を示す正面図を用いて行う。
図1がこの正面図であり、図1において、斜線を施した部分は、エンドキャップ22のスライダ本体側の面の最も高い面を示す。図1を図5と比較することで分かるように、図5では油路22fを凹部として形成しているが、図1では、この油路22fの面が、スライダ本体側の面の最も高い面と同じ高さになっている。そして、油路22fの周囲を凹部22iとしている。また、肉逃げ加工部22hの周囲に凸部22jを設けている。また、貫通穴22eと油路22fとの間に凹部22kを設けている。この凹部22kは潤滑油溜まりとして機能する。凹部22iの周囲に外形線に沿った凸部22mが設けてある。
図1のエンドキャップ22にリターンガイド4を取り付けて、図3に示すようにスライダ本体21と一体化すると、スライダ本体21にエンドキャップ22の図1の斜線部分が接触するが、その際に、エンドキャップ22が変形するため両者の接触面に微細な隙間が生じる。この隙間は、油路22fの面とスライダ本体21の面との間にも生じるため、給油口22dから供給された潤滑油は、毛細管減少により油路22fを伝わって通油溝45に入った後、通油穴41から方向転換路24に向かい、ボール3を潤滑する。
したがって、図1に示すエンドキャップ22を用いて組み立てたリニアガイド装置によれば、潤滑油による潤滑効果も得られ、スライダ本体21とエンドキャップ22との間から潤滑油が漏れないようにすることができる。
本発明の実施形態を説明する図であって、リターンガイドが取り付けられる前の、エンドキャップのスライダ本体側の面を示す正面図である。 エンドキャップの右側半分を外した状態のリニアガイド装置を示す正面図である。 循環経路の内部が分かるように部分的に断面で示したリニアガイドの平面図である。 エンドキャップとリターンガイドを示す斜視図である。 従来のエンドキャップのスライダ本体側の面を示す正面図である。
符号の説明
1 案内レール
11 転動溝(転動面)
12 転動通路
2 スライダ
2A 脚部
2B 胴部
21 スライダ本体
21a 転動溝(転動面)
21b 戻し通路
21c 雌ねじ
21d 雌ねじ
22 エンドキャップ
22a 半円弧状の凹部(方向転換路の外側溝)
22b リターンガイド用溝
22c 貫通穴
22d 給油口(グリースニップル取付穴)
22e 貫通穴
22f 方向転換路に潤滑剤を向かわせる油路
22g アンダーシール取り付け用の凹部
22h 肉逃げ加工部
22i 油路の周囲の凹部
22j 凸部
22k 凹部
22m 外形線に沿った凸部
24 方向転換路
3 ボール(転動体)
4 リターンガイド
4a リターンガイドの円弧状の凸面(方向転換路の内側溝)
41 通油穴
45 通油溝
N グリースニップル

Claims (1)

  1. 案内レールとスライダと複数個の転動体とで構成され、
    案内レールの幅方向両側面に、転動体の転動面が形成され、
    スライダは、案内レールの幅方向両側に配置される脚部と、案内レールの厚さ方向一端側に配置されて両脚部を連結する胴部とからなり、
    前記両脚部の内側面に、案内レールの転動面に対向配置される転動面を有し、この転動面と案内レールの転動面とにより転動体の転動通路が形成され、前記両脚部に転動体の戻し通路が形成され、前記両脚部にはまた、前記戻し通路と前記転動通路を連通させる方向転換路が形成され、
    前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で構成された循環経路内を転動体が転動することにより、案内レールおよびスライダの一方が他方に対して相対的に直動するリニアガイド装置において、
    スライダは、直動方向で分割される本体とエンドキャップとで構成され、エンドキャップはスライダ本体の直動方向両端に配置され、
    エンドキャップのスライダ本体側の面に、前記方向転換路の外側溝と、給油口から方向転換路に潤滑剤を向かわせる油路が形成され、
    前記油路の周囲を凹部とし、前記油路の面がスライダ本体側の面の最も高い面と同じ高さになっていることを特徴とするリニアガイド装置。
JP2007014432A 2007-01-25 2007-01-25 リニアガイド装置 Pending JP2008180290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007014432A JP2008180290A (ja) 2007-01-25 2007-01-25 リニアガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007014432A JP2008180290A (ja) 2007-01-25 2007-01-25 リニアガイド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008180290A true JP2008180290A (ja) 2008-08-07

Family

ID=39724340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007014432A Pending JP2008180290A (ja) 2007-01-25 2007-01-25 リニアガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008180290A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112228455A (zh) * 2019-07-15 2021-01-15 Thk株式会社 运动引导装置以及在运动引导装置中使用的润滑路径部件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112228455A (zh) * 2019-07-15 2021-01-15 Thk株式会社 运动引导装置以及在运动引导装置中使用的润滑路径部件
CN112228455B (zh) * 2019-07-15 2023-10-31 Thk株式会社 运动引导装置以及在运动引导装置中使用的润滑路径部件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4838179B2 (ja) 直動案内ユニット
JP2009014177A (ja) ローラ形式の直動案内ユニット
JP5045055B2 (ja) ボールねじ装置
JP6316093B2 (ja) 転がり案内装置
JP2008180290A (ja) リニアガイド装置
WO2014178316A1 (ja) 転がり案内装置
JP2005207469A (ja) リニアガイドウェイの潤滑システム
JP2006144840A (ja) 直動案内ユニット
JP2008039000A (ja) リニアガイド装置
JP2006226428A (ja) リニアガイド装置
JP2008138840A (ja) リニアガイド装置のスライダ
JP2005083500A (ja) 直動案内装置
JP5206472B2 (ja) リニアガイド装置
JP5733280B2 (ja) リニアガイド用潤滑剤供給機構、それを備えたリニアガイド及びリニアガイド用潤滑剤供給方法
JP2008057700A (ja) リニアガイド装置
JP2008248945A (ja) リニアガイド装置のリターンガイド、リニアガイド装置
JP2007100896A (ja) リニアガイド装置のスライダ
JP2007285359A (ja) リニアガイド装置およびそれを用いたリニアガイド組立体
JP6494692B2 (ja) 運動案内装置
JP2011153669A (ja) 運動案内装置、及びこの運動案内装置に用いられるアタッチメント
JP2008133917A (ja) リニアガイド装置のリターンガイド、リニアガイド装置
JP2007032818A (ja) リニアガイド装置のエンドキャップ
JP2008286222A (ja) 直動案内軸受装置
JP2008248944A (ja) リニアガイド装置のエンドキャップ
JP2008002490A (ja) リニアガイド装置のエンドキャップ