JP2008248945A - リニアガイド装置のリターンガイド、リニアガイド装置 - Google Patents

リニアガイド装置のリターンガイド、リニアガイド装置 Download PDF

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Abstract

【課題】転動体の方向転換路をスライダの脚部に沿って2個有するリニアガイド装置を構成するリターンガイドにおいて、通油穴から方向転換路に供給される潤滑剤の量の、エンドキャップの給油路に近い側と遠い側とでの差を小さくする。
【解決手段】各通油穴41を、各曲面42の給油溝45に沿った方向の、中心より互いに接近する側に配置する。給油溝45の両通油穴51を含む中心部分45aの幅を、それ以外の部分45bの幅より広く形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リニアガイド装置のスライダを構成するリターンガイドに関する。
リニアガイド装置の従来例について図2〜4を用いて説明する。
図2は、エンドキャップの右側半分を外した状態のリニアガイド装置を示す正面図である。図3は、循環経路の内部が分かるように部分的に断面で示したリニアガイド装置の平面図である。図4は、エンドキャップとリターンガイドを示す斜視図である。
これらの図に示すように、リニアガイド装置は、案内レール1と、スライダ(「ベアリング」とも称される。)2と、複数個のボール(転動体)3とで構成される。
案内レール1には、長手方向と平行に延びる転動溝11が、両側面にそれぞれ二本形成されている。スライダ2は、案内レール1の幅方向両側に配置される脚部2Aと、両脚部2Aを連結する胴部2Bとからなる。そして、スライダ2の両内側面が案内レール1の両側面に対向配置されている。
スライダ2は、直動方向でスライダ本体21とエンドキャップ22とに分割され、合成樹脂製のエンドキャップ22が、金属製のスライダ本体21の直動方向両端に配置されている。さらに、エンドキャップ22の外側に、サイドシール23が配置されている。そして、スライダ本体21の両内側面に、案内レール1の各転動溝11と対向する転動溝21aが形成されている。これらの転動溝11,21aでボール3の転動通路12が形成される。
スライダ本体21の各転動溝21aより外側に、直線状の戻し通路21bが、上下方向に間隔を開けて二本形成されている。この二本の戻し通路21bの間に、エンドキャップ22およびサイドシール23を取り付けるための雌ねじ21cが形成されている。スライダ本体21の胴部2Bにも、エンドキャップ22およびサイドシール23を取り付けるための雌ねじ21dが形成されている。
図4に示すように、エンドキャップ22は、スライダ2の脚部2Aの直動方向端部をなす1対の脚部22Aと、スライダ2の胴部2Bの直動方向端部をなす胴部22Bとからなる。
各脚部22Aのスライダ本体21側の面に、二つの半円弧状の凹部22aと、リターンガイド40を取り付ける溝(リターンガイド用溝)22bが形成されている。各脚部22Aには、また、スライダ本体21の雌ねじ21cに対応する位置に、軸方向に延びる貫通穴22cが設けてあり、二つの凹部22aはこの貫通穴22cを挟んだ上下に配置されている。
リターンガイド40は半円筒状に形成され、その円弧状の凸面40aがエンドキャップ22のリターンガイド用溝22bに嵌合される。これにより、エンドキャップ22の凹部22aとリターンガイド40の円弧状の凸面40aとで、方向転換路24が形成される。リターンガイド40には、上下二つの凹部22aに対応させて二つの通油穴401が設けてある。
また、一方のエンドキャップ22の胴部22Bの幅方向中心には、グリースニップル等の給油管の先端部Nを取り付ける給油穴22dが形成され、その両脇に、スライダ本体21の雌ねじ21dに対応する貫通穴22eが設けてある。
エンドキャップ22のスライダ本体21側の面には、さらに、方向転換路24に潤滑油を導入する給油溝22fが形成されている。この給油溝22fは、給油穴22dから左右(幅方向外側)に向かい、貫通穴22eに沿ってその周囲を通った後に、直角に曲がって凹部22aに至るように形成されている。
したがって、リターンガイド40をエンドキャップ22のリターンガイド用溝22bに嵌合し、このエンドキャップ22の外側にサイドシール23を配置して、これらをボルト5によりスライダ本体21に固定する。これにより、スライダ本体21とリターンガイド40との間に油路405(図3参照)が形成される。これにより、給油管の先端部Nから供給された潤滑油は、給油溝22fを通って油路405に入った後、通油穴401から方向転換路24に導入され、方向転換路24でボール3が潤滑される。
また、方向転換路24で転動通路12と戻し通路21bとが連通され、これら各路でボール3を無限に循環させる循環経路25が構成される。そして、各循環経路25をボール3が循環することによって、スライダ2が案内レール1に沿ってスライドする。
上述のように、このリニアガイド装置においては、リターンガイド40の各通油穴401が、各方向転換路24の幅方向(リターンガイド40とスライダ本体21とで構成される油路405に沿った方向)の中心に配置されている(特許文献1参照)。
リターンガイドの別の従来例としては、図5に示すものが挙げられる。図5(a)は、このリターンガイドの正面図(このリターンガイドをエンドキャップに取り付けた時に露出する面を示す図)である。図5(b)は、このリターンガイドを図5(a)のA方向から見た側面図である。図5(c)は、このリターンガイドの背面図(このリターンガイドをエンドキャップに取り付けた時に隠れる面を示す図)である。
このリターンガイド400は、ボールに対応させた球面状の曲面42aが形成された上下二つの方向転換路形成部42を有し、これらの曲面42aの反対面に、エンドキャップの給油路(図4の給油溝22f)に接続する給油溝45を有する。この給油溝45に各曲面42aの部分を貫通する各通油穴41が形成され、各通油穴41は、各曲面42aの給油溝45に沿った方向の中心に配置され、給油溝45の幅は一定になっている。また、二つの方向転換路形成部42が結合部43で結合され、スライダ本体21の戻し路21b内に挿入される挿入部44,46を有している。
特開2004−225758号公報の図5〜7
しかしながら、上述のような従来のリターンガイドでは、二つの通油穴が離れた配置となっているため、エンドキャップの給油路に近い側と遠い側とで、通油穴から方向転換路に供給される潤滑剤の量に差が生じるという問題点がある。
本発明は、このような従来技術の問題点に着目してなされたものであり、転動体の方向転換路をスライダの脚部に沿って2個有するリニアガイド装置を構成するリターンガイドにおいて、通油穴から方向転換路に供給される潤滑剤の量の、エンドキャップの給油路に近い側と遠い側とでの差を小さくすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、転動体の方向転換路をスライダの脚部に沿って2個有するリニアガイド装置を構成し、エンドキャップに設けた凹部とともに前記各方向転換路を形成する各曲面を有し、これらの曲面の反対面にエンドキャップの給油路に接続する給油溝を有し、この給油溝に各曲面の部分を貫通する各通油穴が形成されたリターンガイドであって、前記各通油穴は、前記各曲面の前記給油溝に沿った方向の中心より互いに接近する側に配置され、前記給油溝の両通油穴を含む中心部分の幅を、それ以外の部分の幅より広く形成したことを特徴とするリニアガイド装置のリターンガイドを提供する。
このリターンガイドによれば、前記各通油穴が、前記各曲面の前記給油溝に沿った方向の中心より互いに接近する側に配置されているため、両通油穴の距離が従来のリターンガイドより短くなる。また、前記給油溝の両通油穴を含む中心部分の幅を、それ以外の部分の幅より広く形成したため、この中心部分に潤滑剤が滞留する。これらのことから、従来のリターンガイドと比較して、各通油穴から方向転換路に向かう潤滑剤の圧力差を小さくすることができる。よって、通油穴から方向転換路に供給される潤滑剤の量の、エンドキャップの給油路に近い側と遠い側とでの差を小さくすることができる。
本発明はまた、転動体の方向転換路をスライダの脚部に沿って2個有するリニアガイド装置であって、エンドキャップに設けた凹部とともに前記各方向転換路を形成する各曲面を有し、これらの曲面の反対面にエンドキャップの給油路に接続する給油溝を有し、この給油溝に各曲面の部分を貫通する各通油穴が形成され、前記各通油穴は、前記各曲面の前記給油溝に沿った方向の中心より互いに接近する側に配置され、前記給油溝の両通油穴を含む中心部分の幅を、それ以外の部分の幅より広く形成したリターンガイドを備えたことを特徴とするリニアガイド装置を提供する。
本発明のリターンガイドによれば、通油穴から方向転換路に供給される潤滑剤の量の、エンドキャップの給油路に近い側と遠い側とでの差を小さくすることができる。
本発明のリニアガイド装置は、本発明のリターンガイドを備えていることにより、スライダの脚部に沿って2個配置された転動体の方向転換路に対する潤滑を、両方でほぼ同等に行うことができるようになる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、この実施形態のリターンガイドを示す図である。
図1(a)は、このリターンガイドの正面図(このリターンガイドをエンドキャップに取り付けた時に露出する面を示す図)である。図1(b)は、このリターンガイドを図1(a)のA方向から見た側面図である。図1(c)は、このリターンガイドの背面図(このリターンガイドをエンドキャップに取り付けた時に隠れる面を示す図)である。
なお、本発明の特徴は、スライダのリターンガイド4にあり、これ以外のリニアガイド装置としての基本的な構成および作用は、前述の図2〜4を用いた説明と同じであるためここでは省略し、各図の符号を使用する。すなわち、この実施形態では、図4のリターンガイド40に代えて図1のリターンガイド4を使用する。
このリターンガイド4は、図1に示すように、取り付け状態でスライダ本体21の面から突出し、エンドキャップ22の凹部22aとともにボールの方向転換路を形成する曲面42aが形成された上下二つの方向転換路形成部42と、両者を結合する結合部43と、各方向転換路形成部42に連続してスライダ本体21の戻し路21b内に挿入される挿入部44,46と、からなる。
また、リターンガイド4の正面に、エンドキャップ22の給油溝(給油路)22fと接続する給油溝45が形成され、この給油溝45に、各曲面42の部分を貫通する通油穴41が形成されている。各通油穴41は、各曲面42の給油溝45に沿った方向の中心線Lより互いに接近する側に配置されている。また、給油溝45の両通油穴41を含む中心部分45aの幅が、それ以外の部分45bの幅より広く形成されている。
このリターンガイド4は、両通油穴41の距離が図5のリターンガイド400より短く、給油溝45の両通油穴41を含む中心部分45aの幅が、それ以外の部分45bの幅より広いため、中心部分に45a潤滑剤が滞留する。したがって、この実施形態のリターンガイド4によれば、図5のリターンガイド400と比較して、各通油穴41から各方向転換路(図3の符号24)に向かう潤滑剤の圧力差を小さくすることができる。よって、通油穴41から方向転換路に供給される潤滑剤の量が、エンドキャップの給油路に近い側と遠い側とで差が生じないようにすることができる。
この実施形態のリターンガイドを示す図である。 リニアガイド装置の従来例を、エンドキャップの右側半分を外した状態で示す正面図である。 図2のリニアガイド装置を、循環経路の内部が分かるように部分的に断面で示した平面図である。 従来例のエンドキャップとリターンガイドを示す斜視図である。 リターンガイドの従来例を示す図である。
符号の説明
1 案内レール
11 転動溝
12 転動通路
2 スライダ
2A スライダの脚部
2B スライダの胴部
21 スライダ本体
21a 転動溝
21b 戻し通路
21c 雌ねじ
21d 雌ねじ
22 エンドキャップ
22A エンドキャップの脚部
22B エンドキャップの胴部
22a 方向転換路を形成する凹部
22b リターンガイド用溝
22c 貫通穴
22d 給油穴
22e 貫通穴
22f 給油溝(給油路)
23 サイドシール
24 方向転換路
25 循環経路
3 ボール(転動体)
4 リターンガイド
40 リターンガイド
40a 方向転換路を形成する凸面
41 通油穴
42 方向転換路形成部
42a 方向転換路を構成する曲面
43 結合部
44,46 挿入部
45 給油溝
45a 給油溝の中心部分
45b 給油溝の中心部分以外の部分
401 通油穴
405 リターンガイドとスライダ本体とで構成される油路
N 給油管の先端部

Claims (2)

  1. 転動体の方向転換路をスライダの脚部に沿って2個有するリニアガイド装置を構成し、
    エンドキャップに設けた凹部とともに前記各方向転換路を形成する各曲面を有し、これらの曲面の反対面にエンドキャップの給油路に接続する給油溝を有し、この給油溝に各曲面の部分を貫通する各通油穴が形成されたリターンガイドであって、
    前記各通油穴は、前記各曲面の前記給油溝に沿った方向の中心より互いに接近する側に配置され、前記給油溝の両通油穴を含む中心部分の幅を、それ以外の部分の幅より広く形成したことを特徴とするリニアガイド装置のリターンガイド。
  2. 転動体の方向転換路をスライダの脚部に沿って2個有するリニアガイド装置であって、
    エンドキャップに設けた凹部とともに前記各方向転換路を形成する各曲面を有し、これらの曲面の反対面にエンドキャップの給油路に接続する給油溝を有し、この給油溝に各曲面の部分を貫通する各通油穴が形成され、前記各通油穴は、前記各曲面の前記給油溝に沿った方向の中心より互いに接近する側に配置され、前記給油溝の両通油穴を含む中心部分の幅を、それ以外の部分の幅より広く形成したリターンガイドを備えたことを特徴とするリニアガイド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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