JP2008178183A - 電動車両 - Google Patents

電動車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2008178183A
JP2008178183A JP2007007811A JP2007007811A JP2008178183A JP 2008178183 A JP2008178183 A JP 2008178183A JP 2007007811 A JP2007007811 A JP 2007007811A JP 2007007811 A JP2007007811 A JP 2007007811A JP 2008178183 A JP2008178183 A JP 2008178183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric
power supply
power
voltage
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007007811A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5228324B2 (ja
Inventor
Takeshi Nakajima
中島  剛
Takeshi Fujimaru
剛 藤丸
Yoshitaka Tsuji
善誉 辻
Hayayuki Murata
隼之 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2007007811A priority Critical patent/JP5228324B2/ja
Publication of JP2008178183A publication Critical patent/JP2008178183A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5228324B2 publication Critical patent/JP5228324B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】走行中の制動などの動作を確保しつつ、電動ブレーキ装置や電動パワーステアリング装置の電源として走行用の高圧系を使用可能とした電動車両を提供する。
【解決手段】走行系モータ6を駆動する高圧系電源1と、低圧系電源2とを備える。パワーステアリング装置及びブレーキ装置の駆動モータ11,12を高圧系及び低圧系の両電源1,2に接続する。高圧系電源1と走行系モータ6とが電気的に接続されている状態では、高圧系電源1で駆動モータ11,12を作動させ、高圧系電源1と走行系モータ6とが電気的に非接続の状態では、低圧系電源2で駆動モータ11,12を作動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータで車輪を駆動制御する電動車両に関する。
従来、車輪をモータで駆動する駆動装置としては、例えば特許文献1に記載の装置がある。この装置では、車輪に連結した走行用のモータ(発電電動機)に電力を授受可能に接続される高圧蓄電装置と、低圧蓄電装置と、その高圧蓄電装置と低圧蓄電装置とを接続するDC/DCコンバータとを備える。そして、大きなエンジン始動用電力の一部を、低圧電気負荷給電用の低圧蓄電装置に分担させている。また、上記低圧蓄電装置には、ランプ装置などの低圧負荷装置が接続されて、低圧負荷装置は低圧蓄電装置から給電される電力で駆動される。
一般に、高圧系の電源は走行用のモータで使用されており、部品保護の観点から異常時にはリレーの接点を開放して、高圧系の電源を遮断している。
一方、ブレーキが電動の場合には、当該電動ブレーキ装置は、走行系の電気系統に異常が発生しても両走行中はできるだけ動作させる必要があることから、低圧系の電源の負荷装置として、当該低圧系の電源で動作するようにしている。
同様に、電動パワーステアリング装置の電動アクチュエータも低圧系の電源で動作している。
特開2002−176704号公報
ブレーキ装置が低圧系の電源で動作する構成の場合には、そのメカニカル動作部(例えば、ディスクブレーキのキャリパ)を駆動する電動モータへの供給電圧も低電圧になり、動作時に電流量増大により発熱が大きいことから部品の大型化を招いている。
電動パワーステアリング装置の電動アクチュエータについても同様である。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、走行中の制動などの動作を確保しつつ、電動ブレーキ装置や電動パワーステアリング装置の電源として走行用の高圧系を使用可能とすることを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明の電動車両は、走行用電動モータを駆動する高圧系の電源と、低圧負荷装置用の低圧系の電源とを備え、パワーステアリング装置もしくはブレーキ装置の少なくとも一方の電動駆動部を、高圧系及び低圧系の両電源に接続し、
高圧系電源と走行用電動モータとが電気的に接続されている状態では、高圧系の電力で上記電動駆動部を作動させ、高圧系電源と走行用電動モータとが電気的に非接続の状態では、低圧系の電源で上記電動駆動部を作動させることを特徴とする。
本発明によれば、通常の走行においては、高圧系の電源でパワーステアリング装置もしくはブレーキ装置の少なくとも一方を駆動出来る。一方、走行系もしくは高圧系電源関係が故障の場合には、低圧系の電源でワーステアリング装置もしくはブレーキ装置の少なくとも一方を駆動することで、走行中の電動ブレーキなどの作動電力を確保する。
(第1実施形態)
次に、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態にかかるパワーエレクトロニクス部の概要構成を示す図である。
(構成)
まず構成について説明すると、図1に示すように、電源として走行用の高圧系電源1と、低圧負荷装置20用の低圧系電源2の2系統の電源を備える。この実施形態では、高圧系電源1は、例えば60Vのバッテリであり、低圧系電源2は、例えば12Vのバッテリからなる。
そして、高圧系電源1には、第1及び第2電線3,4を通じて走行系インバータ5が電気的に接続され、高圧系電源1からの電力が走行系インバータ5で3相交流に変換されて走行系モータ6に供給される。走行系モータ6の出力は、不図示の減速機がクラッチなどを介して駆動輪に伝達可能となっている。
上記第1及び第2電線3,4の途中には第1リレー7が設けられていて、その第1リレー7の接点を開放することで、高圧系電源1は、走行系インバータ5及び走行系モータ6から遮断される。上記第1リレー7の接点は、高圧系電源1及び走行系が正常な状態では閉状態に設定され、走行系もしくは高圧系電源1に異常が発生したら、開放されるように制御されている。
また、上記高圧系電源1に対し、上記第1及び第2電線3,4を介してパワーステアリング用インバータ8、ブレーキ用インバータ9、エアコン用インバータ10が電気的に接続されている。
すなわち、第1及び第2電線3,4における上記第1リレー7の介装位置よりも走行系モータ6側で、当該電線3,4が分岐して、上記パワーステアリング用インバータ8、ブレーキ用インバータ9、エアコン用インバータ10が電気的に接続されている。各インバータ8〜10は、それぞれ供給されてきた電力を3相交流に変換して対応する駆動モータ11,12、13に供給可能となっている。
ここで、上記各インバータ5,8,9,10は、いずれも平滑用のコンデンサ14〜17を備える。
更に、本実施形態では、第1及び第2電線3,4における上記第1リレー7の介装位置よりも走行系モータ6側で、電線3,4が分岐し、DC/DCコンバータ18を介して低圧系電源2が接続されている。
DC/DCコンバータ18は、双方向性のコンバータであって、コンバータ制御部40でのスイッチング制御によって、高圧電力を低圧電力に変換して低圧系電源2に供給する第1の変換状態と、低圧系電源2の低圧電力を高圧電力に変換して出力する第2の変換状態をとることが可能となっている。
そして、DC/DCコンバータ18のコンバータ制御部40は、走行中において、上記第1リレー7の接点が閉じている状態では、適宜、第1の変換状態で動作するようにスイッチング制御を行い、また、第1リレー7の接点が開放したことを検知すると第2の変換状態で動作するようにスイッチング制御する。
なお、上記低圧系電源2には、不図示のランプなどの低圧負荷装置20が電気的に接続されている。
ここで、高圧系電源1が電力供給装置を、DC/DCコンバータ18及び低圧系電源2が、充放電可能な蓄電装置を構成する。またパワーステアリング用インバータ8及び駆動モータ11、ブレーキ用インバータ9及び駆動モータ12が電動駆動部を構成する。
(作用効果)
上記構成の電気車両では、車両走行中において、走行系及び高圧系電源1に故障が無い場合には、第1リレー7が閉じているので、高圧系電源1からの電力によって走行系モータ6が駆動制御されて車両が走行する。また、高圧系電源1からの高圧電力によって電動パワーステアリング装置や電動ブレーキ装置の駆動モータ11,12が作動することで、操舵アシストが行われたり制動が行われたりする。
このように、電動パワーステアリング装置や電動ブレーキ装置の駆動モータ11,12を高電圧で作動させるので、低電圧で作動させる場合に比べ、動作時の電流量が減少して発熱が小さくなる。この結果、当該駆動モータ11,12で駆動させるメカニカル動作部(ディスクブレーキのキャリパやステアリングコラム軸など)を小型化することが可能となる。
また、電動パワーステアリング装置や電動ブレーキ装置の駆動モータ11,12を高電圧で作動させることで駆動トルクが大きくなる結果、減速機構を不要とすることが出来る。減速機構を用いないで駆動する場合には、当該駆動モータ11,12で駆動させるメカニカル動作部の応答性が向上する。
さらに、走行中において、例えば高圧系電源1関係に故障が発生するなどの異常時に、高圧系の部品保護の観点から第1リレー7の接点が開放したときには、走行系インバータ5を停止、つまりモータ6を停止すると共に、DC/DCコンバータ18を第2の変換状態に制御される。
これによって、低圧系電源2の電力がDC/DCコンバータ18で昇圧されて、電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置の駆動モータ11,12が作動可能となる。つまり、走行系や高圧系に異常が発生しても、電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置を高圧電力で作動させることが確保できる。
ここで、上記実施形態では、電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置の両方の駆動モータ11,12を、第1リレー7を介して高圧系電源1に接続する場合で例示しているが、一方の装置、例えば電動ブレーキ装置の駆動モータ12だけを高圧系電源1に接続しても良い。
また、上記実施形態では、双方向性のDC/DCコンバータ18、及び低圧系電源2によって放充電可能な蓄電装置を構成する場合で説明したが、これに限定されない。例えば図2に示すように、双方向性のDC/DCコンバータ18、及び低圧系電源2に代えて、別置きのコンデンサなどからなる蓄電装置21を、第3リレー22を介して接続することで構成しても良い。例えば、高圧系が正常の状態で適宜、第3リレー22の接点を閉じてコンデンサなどからなる蓄電装置21に蓄電しておき、高圧系が異常となって第1リレー7が開放されたときに、電動パワーステアリング装置もしくは電動ブレーキ装置の駆動モータ11,12が作動する際に第3リレー22を閉じて当該駆動モータ11,12に電力を供給する。
また、上記実施形態では、電力供給装置として、60Vバッテリなどから高圧系電源1を例示しているが、これに限定されない。例えば、主駆動輪をエンジンで駆動し、そのエンジンで駆動される発電機を電力供給装置としても良い。この場合には、電力供給装置が故障してはいないが、発電機の発電不足などで上記第1リレー7を開放した場合にも、低圧系電源2の電力を高圧に昇圧して、電動ブレーキ装置の駆動モータ11,12などに供給するようにしても良い。発電機が発電不足などとなっても、電動ブレーキ装置の作動を確保することが出来る。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部品などについては同一の符号を付して説明する。
図3は、本実施形態に係るパワーエレクトロニクス部の概要構成を示す図である。
(構成)
本実施形態に基本構成は、上記第1実施形態と同様である。
だたし、高圧系電源1に対して、走行系と並列に、つまり独立して、電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置の両方の駆動モータ11,12を、それぞれのインバータ8,9を介して電気的に接続したものである。符号25は、電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置側の電線3,4に設けられた第2リレーである。
また、双方向性のDC/DCコンバータ18及び低圧系電源2などから構成される放充電可能な蓄電装置は、電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置側の電線に接続されている。すなわち、放充電可能な蓄電装置は、駆動モータ11,12と高圧系電源1に電気的に接続されている。
なお、DC/DCコンバータ18の第1の変換状態及び第2の変換状態の切替は第2リレー25の開閉に基づき切り替える。
(作用効果)
この実施形態では、走行系の異常によって第1リレー7の接点が開放されても、高圧系電源1に異常が無ければ、高圧系電源1の電力を電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置の駆動モータ11,12に供給することが可能となる。
更に、高圧系電源1関係に異常が発生して第2リレー25の接点が開放されても、低圧系電源2の電圧がDC/DCコンバータ18で昇圧されてなる高圧の電力を、電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置の駆動モータ11,12に供給することが可能となる。
その他の作用効果や構成については上記第1実施形態と同様である。
ここで、図4のように、高圧系電源1に対して、電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置の駆動モータ11,12をそれぞれ独立にして接続するようにしても良い。この場合には、双方向性のDC/DCコンバータ18及び低圧系電源2などから構成される放充電可能な蓄電装置は、電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置側の両方の電線に個別に接続する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部品などについては同一の符号を付して説明する。
図5は、本実施形態に係るパワーエレクトロニクス部の概要構成を示す図である。
本実施形態に基本構成は、図5のように、上記第1実施形態の図1と同様である。
ただし、走行系インバータ5で走行系モータ6を回生制御可能とする。そして、高圧系電源1の異常によって第1リレー7の接点が開放されたと判定し、車両が走行中は走行系モータ6を回生状態とする。符号41は、走行系インバータ5をスイッチング制御する走行系モータ制御部である。
これによって、車両が動いている間は、高圧系電源1に異常が発生しても、回生電力が低圧系電源2と共に、もしくは回生電力だけで、電動パワーステアリング装置及び電動ブレーキ装置の駆動モータ11,12に供給可能となる。これによって、車両が動いている間は、確実に操舵アシスト及び制動が可能となる。
次に、上記走行系モータ6による回生時の制御の一例を、図6に基づき説明する。以下の説明は、異常時にブレーキ装置に駆動電力を供給する場合を例に説明するが、異常にパワーステアリング装置に駆動電力を供給も同様な処理となる。
所定サンプリング周期で実施されて、まずステップS10にて高圧系の故障で第1リレー7の接点が開放されたか否かを判定し、開放されていない場合には処理を終了し、開放されている場合にはステップS20に移行する。
ステップS20では、車速が所定の低速度以下か否か、たとえば停車もしくは停車に近い速度か否かを判定し、低速度以下と判定した場合には、ステップS30に移行して、走行系インバータ5のコンデンサ14の放電を行い処理を終了する。
一方、ステップS20で車速が所定の低速度よりも大きく、所定以上の回生電力を発生可能と判定すると、ステップS40に移行する。
ステップS40では、走行系モータ6側が故障しているか否かを判定し、走行系モータ6側が故障していると判定した場合にはステップS50に移行し、走行系モータ6が故障していないと判定するとステップS60に移行する。
ステップS50では、インバータ5中の放電回路(抵抗)などで平滑コンデンサ14の放電を行い処理を終了する。
また、ステップS60では、走行系インバータ5のコンデンサ14の電圧が許容値以下か否かを判定し、許容値以下の場合には、ステップS80に移行する。許容値より大きい場合にはステップS70に移行する。
ステップS70では、コンデンサ14に十分な電圧が蓄電されているので、走行系モータ6による回生を行わないで処理を終了する。この場合には、走行系インバータ5のコンデンサ14の電力が電動ブレーキ装置の駆動モータ12に供給されることでブレーキが作動する。この状態で回生をしないのは、機器の耐性悪化を防止するためである。
ステップS80では、ブレーキ動作を行うために必要な要求電力を計算してステップS90に移行する。
ステップS90では、ブレーキの要求電力分だけ走行系モータ6で発電(回生)して、ステップS100に移行する。これによって、回生電力が電動ブレーキ装置の駆動モータ12に供給されることで作動する。なお、低圧系電源2からの給電と併用する場合には、低圧系電源2から給電に応じて走行系モータ6での回生(発電)を抑制する。
ステップS100では、上記回生による制動力発生による、ブレーキ装置で発生する制動力低減指令をブレーキ装置の制動コントローラに出力して処理を終了する。
以上のように制御することで、車両が所定低速度以下となるまでは、駆動モータ12及び走行系インバータ5に異常が無い場合には、インバータ5のコンデンサ14の放電を行うことが行われず、当該コンデンサ14の電圧が高い場合には、その電力で電動ブレーキ装置が駆動可能となる。
また、コンデンサ14が許容電圧以下の場合には、走行系モータ6の回生で電動ブレーキ装置が駆動可能となる。このとき回生によって制動が掛かっている状態であるので、電動ブレーキ装置で発生する制動力をその分、小さく、つまり消費電力を小さく抑えることが出来る。
なお、一般に、車両が停止もしくは異常となったら、安全のために、上記インバータ5のコンデンサ14はすぐに放電する処理が施されるが、本実施形態では、コンデンサ14を充放電可能な蓄電装置として扱い、車両が走行中は、コンデンサ14の放電を抑制し、当該走行系インバータ5のコンデンサ14に蓄電された電力で、電動ブレーキ装置や電動パワーステアリング装置を駆動可能としている。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記実施形態と同様な部品などについては同一の符号を付して説明する。
図7は、本実施形態に係るパワーエレクトロニクス部の概要構成を示す図である。
本実施形態に基本構成は、図7のように、上記第1実施形態と同様である。
ただし、走行系インバータ5の平滑用コンデンサ14を、走行系が異常が無ければ、放電開始を通常よりも遅らせることで、当該コンデンサ14の電力でも、電動ブレーキ装置や電動パワーステアリング装置を駆動可能としたものである。
(第1実施例)
次に、その制御の第1実施例について図8を参照して説明する。
まず、ステップS200にて、車両が走行中であって、高圧系の故障によって第1リレー7の接点が開放されたか否かを判定し、開放されたと判定した場合にはステップS210に移行する。
ステップS210では、故障の原因が走行系か否かを判定し、走行系が原因と判定した場合にはステップS220に移行して、走行系インバータ5の抵抗を使用してコンデンサの放電を開始して処理を終了する。
一方、故障の原因が走行系でない場合にはステップS230に移行して、上記第1リレー7が開放されてから所定時間経過したか判断し、所定時間経過するまで放電を遅らせる。そして所定時間経過したらステップS240に移行して放電を開始して処理を終了する。
この第1実施例では、高圧系が故障して走行のための駆動が不能になったら、運転者がブレーキを掛けると想定される十分な時間だけコンデンサ14の放電を遅らせることで、上記コンデンサ14の電力により電動ブレーキ装置及び電動パワーステアリング装置の駆動を可能とする。
(第2実施例)
第2実施例では、図9に示すように、上記第1実施例の処理におけるステップS230の処理だけが異なる。
すなわち、第2実施例では、車速が所定の低速度以下、例えば停止した状態に等しい速度か否かを判定し、低速度以下になったらステップS240に移行して放電を開始する。
これによって走行系の異常で無ければ、車両が所定の低速度以下の車速になるまで走行系のコンデンサ14の電力を供給可能となる。
(第3実施例)
第3実施例では、図10に示すように、上記第1及び第2実施例におけるステップS230の処理の代わりに、ステップS300及びS310の処理を行う。
この実施例では、ステップS300及びS310にて、ABS信号を使用して、走行系モータ6で駆動される駆動輪、及び従動輪の両方の車輪速が共に所定低速度以下になるまで、ステップS240での放電開始を延期するものである。
走行路面がアイスバーンなど路面によっては駆動輪と従動輪の挙動が違うことを考慮して、駆動輪及び従動輪が共に所定低速度になったときに放電開始するようにして、走行状態をより確実に検出しようとしたものである。
なお、第1実施例〜第3実施例を適宜組み合わせても良い。
本発明に基づく第1実施形態に係る電動車両のパワーエレクトロニクス部の構成を示す概要図である。 本発明に基づく第1実施形態に係る電動車両のパワーエレクトロニクス部の別の構成を示す概要図である。 本発明に基づく第2実施形態に係る電動車両のパワーエレクトロニクス部の構成を示す概要図である。 本発明に基づく第2実施形態に係る電動車両のパワーエレクトロニクス部の別の構成を示す概要図である。 本発明に基づく第3実施形態に係る電動車両のパワーエレクトロニクス部の構成を示す概要図である。 本発明に基づく第3実施形態に係る処理例を示す図である。 本発明に基づく第4実施形態に係る電動車両のパワーエレクトロニクス部の構成を示す概要図である。 本発明に基づく第4実施形態に係る処理例を示す図である。 本発明に基づく第4実施形態に係る処理例を示す図である。 本発明に基づく第4実施形態に係る処理例を示す図である。
符号の説明
1 高圧系電源
2 低圧系電源
3,4 電線
5 走行系インバータ
6 走行系モータ
7 第1リレー
8 パワーステアリング用インバータ
9 ブレーキ用インバータ
11,12 駆動モータ
14 コンデンサ
18 DC/DCコンバータ
20 低圧負荷装置
21 蓄電装置
22 第3リレー
25 第2リレー

Claims (8)

  1. 電力供給装置と、上記電力供給装置からの電力で車輪を回転駆動する電動モータと、上記電力供給装置とは別の充放電可能な蓄電装置と、備え、
    上記電力供給装置及び電動モータが正常と判定したら、パワーステアリング装置もしくはブレーキ装置の少なくとも一方の電動駆動部を、上記電力供給装置に電気的に接続し、
    上記電力供給装置もしくは電動モータの異常を検出したら、上記電動駆動部を上記蓄電装置に電気的に接続することを特徴とする電動車両。
  2. 電力供給装置と、上記電力供給装置に第1リレーを介して接続されて当該電力供給装置からの電力で車輪を回転駆動する電動モータと、上記電力供給装置とは別の充放電可能な蓄電装置と、備え、
    パワーステアリング装置もしくはブレーキ装置の少なくとも一方の電動駆動部を、第2リレーを介して上記電力供給装置に接続すると共に、上記低電圧蓄電装置にも接続し、
    上記第2リレーの接点が閉じ状態では、当該電力供給装置からの電力で上記電動駆動部を作動させると共に、上記第2リレーの接点が開放されると蓄電装置の電力を上記電動駆動部に供給可能とすることを特徴とする電動車両。
  3. 上記蓄電装置は、上記電力供給装置の許容される上限の電圧よりも低電圧のバッテリと、双方向に変換可能なDC/DCコンバータと、から構成し、上記第2リレーの接点が開放された状態では、上記DC/DCコンバータを低圧から高圧に変換する状態に制御してバッテリの電圧を昇圧して上記電動駆動部に供給可能にすることを特徴とする請求項1に記載した電動車両。
  4. 上記第1リレーと第2リレーは同一のリレーであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載した電動車両。
  5. 上記電動モータは、インバータを介して上記電動供給装置及び電動駆動部と電気的に接続され、
    車両が走行中に上記第2リレーの接点が開放されると上記電動モータを回生可能状態とし、その回生によって発生した電力を上記電動駆動部に供給可能とすることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載した電動車両。
  6. 上記電動駆動部はブレーキ装置の電動駆動部であり、ブレーキ作動要求があるときに上記電動モータを回生状態とすることを特徴とする請求項5に記載した電動車両。
  7. 上記インバータはコンデンサを有し、コンデンサの電圧が所定値以下になったら上記回生を行うことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載した電動車両。
  8. 上記電動モータは、コンデンサを有するインバータを介して上記電動供給装置及び電動駆動部と電気的に接続され、
    上記第1リレーの接点開放後、所定時間経過後もしくは車両が停止した後に、上記コンデンサの放電を行うことを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載した電動車両。
JP2007007811A 2007-01-17 2007-01-17 電動車両 Expired - Fee Related JP5228324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007007811A JP5228324B2 (ja) 2007-01-17 2007-01-17 電動車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007007811A JP5228324B2 (ja) 2007-01-17 2007-01-17 電動車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008178183A true JP2008178183A (ja) 2008-07-31
JP5228324B2 JP5228324B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=39704786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007007811A Expired - Fee Related JP5228324B2 (ja) 2007-01-17 2007-01-17 電動車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5228324B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013013270A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Denso Corp 絶縁不良診断装置
WO2013021437A1 (ja) * 2011-08-05 2013-02-14 三菱電機株式会社 駆動制御装置
CN103612567A (zh) * 2013-11-22 2014-03-05 上海翼锐汽车科技有限公司 一种电动汽车高压安全保护系统及其方法
JP2014057415A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置とこの電源装置を備える電動車両
JP2014057508A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Siemens Aktiengesellschaft 緊急時の車両の複数のアクチュエータを駆動制御するための方法及び制御ユニット
CN104691349A (zh) * 2015-02-16 2015-06-10 北京新能源汽车股份有限公司 电动汽车的高压部件余电的放电装置
CN104691350A (zh) * 2015-02-16 2015-06-10 北京新能源汽车股份有限公司 电动汽车的高压部件余电的放电装置
JP2015162933A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 株式会社デンソー 電気自動車の回生制動制御装置
JP2016054606A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置
CN105501066A (zh) * 2015-11-30 2016-04-20 奇瑞汽车股份有限公司 电动汽车中高压环路故障的检测系统和方法
CN106029429A (zh) * 2013-12-24 2016-10-12 依促迅欧洲私人有限公司 用于电动车辆的电力转换器
JP2019518647A (ja) * 2016-05-20 2019-07-04 ルノー エス.ア.エス.Renault S.A.S. ギヤ変更中にハイブリッド車両で利用可能なトルクを制御するための方法
JP2019213400A (ja) * 2018-06-07 2019-12-12 株式会社ジェイテクト 補助電源装置及び電動パワーステアリング装置
CN111196235A (zh) * 2018-11-20 2020-05-26 矢崎总业株式会社 电源系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01136503A (ja) * 1987-11-24 1989-05-29 Hitachi Ltd 交流電気車制御装置
JP2004194438A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Toyota Motor Corp 電源付き作動装置および電源付き作動装置制御方法
JP2005073399A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Toyota Motor Corp 電源装置およびそれを搭載した自動車
JP2006074870A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Nissan Motor Co Ltd 電動自動車の電力供給装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01136503A (ja) * 1987-11-24 1989-05-29 Hitachi Ltd 交流電気車制御装置
JP2004194438A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Toyota Motor Corp 電源付き作動装置および電源付き作動装置制御方法
JP2005073399A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Toyota Motor Corp 電源装置およびそれを搭載した自動車
JP2006074870A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Nissan Motor Co Ltd 電動自動車の電力供給装置

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013013270A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Denso Corp 絶縁不良診断装置
WO2013021437A1 (ja) * 2011-08-05 2013-02-14 三菱電機株式会社 駆動制御装置
JP2014057415A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置とこの電源装置を備える電動車両
JP2014057508A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Siemens Aktiengesellschaft 緊急時の車両の複数のアクチュエータを駆動制御するための方法及び制御ユニット
CN103612567A (zh) * 2013-11-22 2014-03-05 上海翼锐汽车科技有限公司 一种电动汽车高压安全保护系统及其方法
CN103612567B (zh) * 2013-11-22 2015-12-09 上海翼锐汽车科技有限公司 一种电动汽车高压安全保护系统及其方法
CN106029429A (zh) * 2013-12-24 2016-10-12 依促迅欧洲私人有限公司 用于电动车辆的电力转换器
JP2015162933A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 株式会社デンソー 電気自動車の回生制動制御装置
JP2016054606A (ja) * 2014-09-03 2016-04-14 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置
CN104691349A (zh) * 2015-02-16 2015-06-10 北京新能源汽车股份有限公司 电动汽车的高压部件余电的放电装置
CN104691350A (zh) * 2015-02-16 2015-06-10 北京新能源汽车股份有限公司 电动汽车的高压部件余电的放电装置
CN105501066A (zh) * 2015-11-30 2016-04-20 奇瑞汽车股份有限公司 电动汽车中高压环路故障的检测系统和方法
JP2019518647A (ja) * 2016-05-20 2019-07-04 ルノー エス.ア.エス.Renault S.A.S. ギヤ変更中にハイブリッド車両で利用可能なトルクを制御するための方法
CN109996696A (zh) * 2016-05-20 2019-07-09 雷诺两合公司 用于控制混合动力车辆挡位改变时可用转矩的方法
KR20210130855A (ko) * 2016-05-20 2021-11-01 르노 에스.아.에스. 기어 변경 중에 하이브리드 차량에 이용 가능한 토크의 제어 방법
JP7090556B2 (ja) 2016-05-20 2022-06-24 ルノー エス.ア.エス. ギヤ変更中にハイブリッド車両で利用可能なトルクを制御するための方法
KR102444255B1 (ko) 2016-05-20 2022-09-16 르노 에스.아.에스. 기어 변경 중에 하이브리드 차량에 이용 가능한 토크의 제어 방법
JP2019213400A (ja) * 2018-06-07 2019-12-12 株式会社ジェイテクト 補助電源装置及び電動パワーステアリング装置
JP7243047B2 (ja) 2018-06-07 2023-03-22 株式会社ジェイテクト 補助電源装置及び電動パワーステアリング装置
CN111196235A (zh) * 2018-11-20 2020-05-26 矢崎总业株式会社 电源系统
CN111196235B (zh) * 2018-11-20 2024-02-09 矢崎总业株式会社 电源系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5228324B2 (ja) 2013-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228324B2 (ja) 電動車両
JP5011940B2 (ja) 電源装置、および車両
JP4450095B2 (ja) ハイブリッド車両の制御システム及び制御方法
JP5669846B2 (ja) エネルギーシステムの故障時にハイブリッド車両を動作させる方法および装置
US9340111B2 (en) Control device for electric vehicle
JP5171578B2 (ja) 車両用バッテリー制御装置
US11458844B2 (en) Power supply system for vehicle
WO2008010281A1 (en) Controller of electric vehicle
JP2006280109A (ja) 電気自動車用電圧変換回路
US10008969B2 (en) Power supply system for electrically powered vehicle
JP2011116328A (ja) ハイブリッド車両のモータ駆動システム及びその制御方法
JP2008179182A (ja) 電源制御装置および電源制御方法
JP4048787B2 (ja) 負荷駆動装置
JP3542198B2 (ja) 電動車両の制御装置
JP2012135083A (ja) 電動車両の制御装置
JP2008195255A (ja) 車両の電源システム
JP4778562B2 (ja) 緊急ジェネレーターモードを有するパルス幅変調インバータ
JP2010215106A (ja) ハイブリッド車両の制御システム
JP6673046B2 (ja) 電気自動車用の電源システム
JP2004248384A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2010063274A (ja) モータ駆動用電源装置
JP5870544B2 (ja) 電動車両
JP7373114B2 (ja) 車両用電源制御装置
JP7041567B2 (ja) 車両用電源装置
JP2018042308A (ja) 電気自動車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100216

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120914

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130304

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees