JP2008177224A - 図形データの検証方法 - Google Patents

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淳 笠原
Shigehiro Hara
重博 原
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Abstract

【目的】変換エラーの検証を高精度に行なう検証方法を提供することを目的とする。
【構成】本発明の一態様の図形データの検証方法は、設計データと描画データを入力する工程と、設計データの図形を任意角図形と非任意角図形とに振り分ける工程と、描画データの図形を任意角図形に対応する図形と上述した非任意角図形に対応する図形とに振り分ける工程と、任意角図形のデータと対応図形のデータとで排他的論理和演算を行なう工程と、非任意角図形のデータと対応図形のデータとで排他的論理和演算を行なう工程と、任意角図形の演算の結果生じた図形から第1の許容誤差値より小さい図形を除去する工程と、非任意角図形の演算の結果生じた図形から第2の許容誤差値より小さい図形を除去する工程と、除去後の結果を出力する工程と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図17は、従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線描画装置(EB(Electron beam)描画装置)では、以下のように描画される。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向される。そして、可変成形開口421の一部を通過して、ステージ上に搭載された試料340に照射される。その際、ステージは、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動している。すなわち、開口411と可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、試料340の描画領域に描画される。開口411と可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。可変成形型の電子ビーム描画装置については、開示された文献が存在する。
かかる電子ビーム描画を行なうにあたり、まず、半導体集積回路のレイアウトが設計される。そして、レイアウトデータ(設計データ)が生成される。そして、かかるレイアウトデータが変換され、電子ビーム描画装置に入力される描画データが生成される。そして、描画データに基づいて、さらに、電子ビーム描画装置内のフォーマットのデータに変換されて描画される。
ここで、CADデータを変換したEB用データが元のCADデータと相違ないかどうかを検証する手段として、以下の内容が開示されている。この文献では、電子線露光装置について述べている。LSI設計データ(CADデータ)とそのデータ変換後のEBデータとの間で、排他的論理和(XOR)演算等を行う。そして、出力から図形数が0かどうかを判断する。図形数が0でない時、データ変換時に変換エラーがあったかどうかを効率的に判断するように動作する(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−344302号公報
ここで、設計データから描画データに変換する際に、成形アパーチャの形状で構成できない図形は、成形アパーチャの形状に合った図形で近似される。例えば、45度の三角形或いは矩形のアパーチャをもった描画装置の場合、45度の整数倍の角度を除く任意角の図形は、任意角(斜線)図形が45度の台形或いは長方形の図形でスリット分割される。
図18は、設計データの一例を示す図である。
ここでは、非任意角図形となる図形214,215と図形群217と、任意角図形216とが混在したCADデータ210を示している。
図19は、変換後の描画データの一例を示す図である。
ここでは、非任意角図形となる図形223,225,228と図形群227と、任意角図形がスリット分割された非任意角図形群のスリット分割図形群226とが混在した描画データ220を示している。ここでは、図形228は図形群226を構成する各図形よりも小さいとする。
そして、変換後のデータ検証として、排他的論理和(XOR)演算を行なう。データ変換前後でデータ中の図形位置や形状などが変化してなければ、その演算結果の図形数はゼロとなるはずである。したがって、演算結果として図形が出力されなければ、変換エラー(不具合)は発生していないと考えられる。しかしながら、実際のデータ変換では、前述の通り、任意角図形のスリット分割近似やアドレスユニット(AU)の変更による数値の変換といった処理がある。このため、演算結果は、近似した図形(任意角図形)の誤差部分と、アドレスユニット(AU)の変換誤差部分と、取得したい変換エラー部分(不具合部分)とが混在した状態で出力されてしまう。そして、混在した結果をモニタ等で表示してユーザが目視することで確認していた。しかし、演算結果として表示される図形が多数存在する場合には、すべてを目視で判断するには限界がある。時間もかかるし、チェック漏れも生じてしまうといった問題があった。
そこで、あるサイズ以下の図形を削除することで、許容できる誤差部分を除去し、その数を減らすことが試みられている。
図20は、演算結果の一例を示す図である。
図20に示すように、演算結果として、図形214と位置ずれを起こしていた図形223との間で一致しない箇所として、図形244,246が示されている。設計データ210には存在せず描画データ220に何らかの不具合で作成されてしまった図形228も一致しない箇所として示されている。また、任意角図形216とスリット分割されたスリット分割図形群226との間での不一致箇所となる任意角図形群242が示されている。ここでは、話を簡単にするため、変換に際し、AU誤差は発生していないと仮定している。任意角図形のスリット分割による近似は、変換前後の図形の差がある一定の許容誤差内に収まるように実施される。したがって、演算結果に出力された任意角図形部分の不一致箇所の図形が許容誤差内であれば、その図形は誤差として無視できる。この許容誤差内に収まる任意角図形の誤差分を除くため、それ以下のサイズの図形を削除する。その演算結果が図21である。しかしながら、この手法では、任意角誤差の値よりも小さいサイズのその他のエラー図形を発見することが困難となってしまう。例えば、図21に示す例では、図形228が本来エラー図形でありながら検出することができなくなってしまっていた。
本発明は、かかる問題点を克服し、変換エラーの検証を高精度に行なう検証方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の図形データの検証方法は、
設計データを入力する工程と、
設計データから変換された描画データを入力する工程と、
設計データに含まれる図形を45度の整数倍の角度を除く任意角図形と非任意角図形とに振り分ける工程と、
描画データに含まれる図形を上述した任意角図形に対応する第1の図形と上述した非任意角図形に対応する第2の図形とに振り分ける工程と、
任意角図形のデータと第1の図形のデータとで排他的論理和演算を行なう工程と、
非任意角図形のデータと第2の図形のデータとで排他的論理和演算を行なう工程と、
任意角図形のデータと第1の図形のデータとの演算の結果生じた図形から第1の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する工程と、
非任意角図形のデータと第2の図形のデータとの演算の結果生じた図形から第2の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する工程と、
除去後の結果を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様の図形データの検証方法は、
設計データを入力する工程と、
設計データから変換された描画データを入力する工程と、
設計データに含まれる図形のデータと描画データに含まれる図形のデータとで排他的論理和演算を行なう工程と、
演算の結果生じた図形を45度の整数倍の角度を除く任意角図形と非任意角図形とに振り分ける工程と、
任意角図形から第1の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する工程と、
非任意角図形から第2の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する工程と、
除去後の結果を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成により、任意角図形と非任意角図形とに振り分けることができる。そのため、任意角図形が配置された領域で除去する図形サイズと非任意角図形が配置された領域で除去する図形サイズとを独立に設定することが可能となる。
そして、第2の許容誤差値は、AU変換で数値の丸めが実施されるときに発生する誤差の値を使用すると好適である。
さらに、第1の許容誤差値は、任意角のスリット分割によって発生すると想定できる誤差の値で、第2の許容誤差より大きな値となるのが、一般的である。また、任意角の値に応じて異なる値を使用できると好適である。
また、ここでの描画データは、荷電粒子ビームを用いて試料に図形パターンを描画する描画装置の入力フォーマットに変換されたデータである。
本発明によれば、非任意角図形が配置された領域において、任意角誤差よりも小さいエラー図形を発見することができる。よって、変換エラーの検証を高精度に行なうことができる。
以下、実施の形態では、荷電粒子線(荷電粒子ビーム)の一例として、電子線(電子ビーム)を用いた構成について説明する。但し、荷電粒子線は、電子線に限るものではなく、イオン線等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるシステム構成の一例を示す概念図である。
図1に示すように、まず、半導体集積回路のレイアウトが設計される。そして、レイアウトデータとなるCADデータ(設計データ)10が生成される。そして、CADデータ10が変換装置20で変換され、電子ビーム描画装置に入力される描画データ12が生成される。描画データ12は、電子ビームを用いて試料に図形パターンを描画する電子ビーム描画装置の入力フォーマットに変換されたデータとなる。そして、描画データ12に基づいて、さらに、電子ビーム描画装置内のフォーマットのデータに変換されて描画されることになる。そして、CADデータ10とこれを変換した描画データ12とが相違ないかどうかをデータ検証装置200で検証する。データ検証装置200は、検証部100とモニタ102とインターフェース(I/F)回路104を備えている。そして、検証部100は、CADデータ10と描画データ12を入力して、排他的論理和(XOR)演算を行なう。そして、その結果データ14をI/F回路104を介して外部に出力する。或いは、モニタ102に表示する。ユーザがこの結果データ14を確認することで変換前後の図形の一致或いは不一致を検証することができる。
図2は、実施の形態1におけるデータ検証装置の内部構成の一例を示す概念図である。
図2において、検証部100は、CADデータ振分回路112、描画データ振分回路114、メモリ106、XOR演算回路122,124、誤差除去回路132,134を有している。
まず、入力工程として、検証部100は、CADデータ10を入力する。そして、入力されたCADデータ10は、CADデータ振分回路112に送られる。他方、検証部100は、CADデータ10から変換された描画データ12を入力する。
図3は、実施の形態1におけるCADデータに含まれる図形の一例を示す図である。
図3では、45度の整数倍の角度を除く任意角図形150と、非任意角図形となる図形144,146と図形群148とが混在したCADデータ10を示している。ここで、任意角図形とは、描画装置がもつ成形アパーチャで成形できない角度をもつ図形を示している。例えば、45度と90度の角度が成形可能な成形アパーチャをもつ描画装置であれば、任意角θは、その角度以外の0度<θ<45度、45度<θ<90度、90度<θ<135度、135度<θ<180度、180度<θ<225度、225度<θ<270度、270度<θ<315度、及び、315度<θ<360度の角度となる。よって、非任意角は、成形アパーチャで成形可能な45度の整数倍の角度となる。また、例えば、90度の角度だけが成形可能な成形アパーチャをもつ描画装置であれば、任意角θは、その角度以外の0度<θ<90度、90度<θ<180度、180度<θ<270度、及び、270度<θ<360度の角度とすればよい。そして、その場合には、非任意角は、成形アパーチャで成形可能な90度の角度となる。
図4は、実施の形態1における変換後の描画データに含まれる図形の一例を示す図である。
ここでは、非任意角図形となる図形164,166,167と図形群168と、任意角図形がスリット分割された非任意角図形のスリット分割図形群168とが混在した描画データ12を示している。尚、変換時に、90度より大きい角度の図形は必要に応じ、40度、90度、130度で構成される台形や矩形の組み合わせに分割される。
そして、入力された描画データ12は、描画データ振分回路114に送られる。図2では、直接、各振分回路がデータを入力しているが、I/F回路104を介して入力されても構わない。
次に、振分工程として、CADデータ振分回路112は、CADデータ12に含まれる図形を任意角図形と非任意角図形とに振り分ける。
図5は、図3に示すCADデータに含まれる非任意角図形を示す図である。
図6は、図3に示すCADデータに含まれる任意角図形を示す図である。
図5では、CADデータ10に含まれる図形のうち、非任意角図形を残して定義させている。すなわち、図形144,146と図形群148だけを定義させている。そして、CADデータ振分回路112は、非任意角図形だけを定義させたファイル42を作成して、メモリ106に格納する。そして、図6では、CADデータ10に含まれる図形から任意角図形150だけを新たに定義させている。そして、CADデータ振分回路112は、任意角図形150だけを定義させたファイル32を作成して、メモリ106に格納する。
他方、描画データ振分回路114は、描画データ12に含まれる図形を上述した任意角図形に対応する図形群(第1の図形)と上述した非任意角図形に対応する図形(第2の図形)とに振り分ける。
図7は、図4に示す描画データに含まれる非任意角図形に対応する図形群を示す図である。
図8は、図4に示す描画データに含まれる任意角図形に対応するスリット分割図形群を示す図である。
図7では、描画データ12に含まれる図形のうち、非任意角図形に対応する図形だけを残して定義させている。すなわち、図形164,166,167と図形群168だけを定義させている。そして、描画データ振分回路114は、非任意角図形だけを定義させたファイル44を作成して、メモリ106に格納する。そして、図8では、描画データ12に含まれる図形から任意角図形に対応するスリット分割図形群168だけを新たに定義させている。そして、描画データ振分回路114は、スリット分割図形群168だけを定義させたファイル34を作成して、メモリ106に格納する。
次に、XOR演算工程として、XOR演算回路122は、メモリ106から任意角図形のデータファイル32とスリット分割図形群のデータファイル34を読み出す。そして、ファイル32に含まれる任意角図形のデータとファイル34に含まれるスリット分割図形群のデータとで排他的論理和演算を行なう。他方、XOR演算回路124は、メモリ106から非任意角図形のデータファイル42と非任意角対応図形のデータファイル44を読み出す。そして、ファイル42に含まれる非任意角図形のデータとファイル44に含まれる非任意角対応図形のデータとで排他的論理和演算を行なう。
そして、除去工程として、誤差除去回路132は、任意角図形のデータと対応するスリット分割図形群のデータとの演算の結果生じた図形から第1の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する。第1の許容誤差値として、任意角部分の近似誤差値を用いると好適である。任意角部分の近似誤差値は、ある程度変換パラメータから予測可能なので、その値を用いればよい。
図9は、実施の形態1における任意角部分の演算結果の一例を示す図である。
図6と図8との間で、変換エラーが発生している場合、図9に示すように、任意角誤差分の任意角図形群186が残る結果が結果データ51として出力される。このように、任意角部分の近似誤差値よりも大きいサイズの図形が存在すれば、エラー図形として検出することができる。もしも、任意角が許容誤差内で、適切に近似されていれば、任意角図形群186は除去されるので、結果データ51として図形は何も出力されない。その場合、任意角部分に関して、変換エラーは発生していないと判断できる。
他方、誤差除去回路134は、非任意角図形のデータとそれに対応する図形のデータとの演算の結果生じた図形から第2の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する。第2の許容誤差値として、AUの変換誤差値を用いると好適である。
図10は、CADデータのグリッド上の図形と描画データのグリッド上の図形の一例を示す図である。
図10において、図形80は、CADデータ10のAUで格子状に引かれたグリッド71に定義される。この図形80が描画データ12に変換されると図形82となる。そして、図形82は、描画データ12のAUで格子状に引かれたグリッド73に定義される。このデータ変換前後のAUの変更によって誤差が生じることになる。
図11は、図10の一部を拡大した図である。
定義される図形は、各データのAUに従うため、図11に示すように、±0.5AU分の誤差が生じ得る。よって、1AU分の誤差がAUの変換誤差値となる。そこで、AUの変換誤差値より小さいサイズの図形を除去することで、この誤差による図形を排除することができる。
図12は、図10の図形のXOR演算の結果として検出されてしまうAU変換誤差部分を示す図である。
斜線に示す領域の図形84がAU変換誤差で生じた図形となる。このAU変換誤差で生じた図形をXOR演算結果から排除することで、検証されるデータ量を少なくすることができる。
図13は、実施の形態1における非任意角部分の演算結果の一例を示す図である。
図5と図7との間で、図形144と図形164とに位置ずれが生じているので、ずれた分の図形182,184とが結果データ53として出力される。さらに、ここでは、任意角図形とは独立に誤差値を設定しているため、任意角部分の近似誤差値よりも小さいサイズの図形167もエラー図形として検出することができる。エラー図形として最小サイズとなるAU変換誤差を閾値としているので、高精度にエラー検出を行なうことができる。
そして、出力工程として、検証部100は、除去後の結果を出力する。出力は、I/F回路104を介して外部に出力してもよいし、モニタ102に表示させても構わない。以上のように構成することにより、高精度なデータ検証を行なうことができる。
ここで、任意角部分の近似誤差値は、一意に設定する場合に限るものではない。任意角部分の近似誤差値は、任意角の値に応じて変化させるようにしても好適である。
図14は、実施の形態1における任意角の角度と誤差値の関係を示す図である。
図14に示すように、角度を所定の範囲毎にグループ化して、グループ毎に任意角部分の近似誤差値を設定する。ここでは、例えば、0〜30度までは誤差値α1を用いる。30〜60度までは誤差値α2を用いる。60〜90度までは誤差値α3を用いる。それ以降も同様に設定すればよい。そして、誤差除去回路132は、任意角図形の角度に応じて、対応するグループの誤差値を使って処理を行なうようにしても好適である。
実施の形態2.
実施の形態1では、任意角図形と非任意角図形とに振り分けてからXOR演算を行なったがこれに限るものではない。実施の形態2では、XOR演算を行なってから任意角図形と非任意角図形とに振り分ける構成について説明する。
図15は、実施の形態2におけるデータ検証装置の内部構成の一例を示す概念図である。
図15において、検証部100は、振分回路116、メモリ106、XOR演算回路126、誤差除去回路132,134を有している。
まず、入力工程として、検証部100は、CADデータ10を入力する。そして、入力されたCADデータ10は、XOR演算回路126に送られる。他方、検証部100は、CADデータ10から変換された描画データ12を入力する。そして、入力された描画データ12もXOR演算回路126に送られる。図15では、直接、XOR演算回路126がデータを入力しているが、I/F回路104を介して入力されても構わない。
そして、XOR演算工程として、XOR演算回路126は、CADデータ10に含まれる図形のデータと描画データ12に含まれる図形のデータとで排他的論理和演算を行なう。
次に、振分工程として、振分回路116は、演算の結果生じた図形を任意角図形と非任意角図形とに振り分ける。この場合に、任意角図形とスリット分割図形とでXOR演算すれば、必ず任意角図形が残る。よって、演算結果に任意角図形があれば、そこは元々任意角部分の領域だったと判定することができる。そして、振分回路116は、任意角図形だけを定義させたファイル61を作成して、メモリ106に格納する。他方、振分回路116は、非任意角図形だけを定義させたファイル63を作成して、メモリ106に格納する。
そして、除去工程として、誤差除去回路132は、メモリ106から任意角図形だけを定義させたファイル61を読み出す。そして、ファイル61に定義された図形から第1の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する。第1の許容誤差値として、任意角部分の近似誤差値を用いると好適である点は実施の形態1と同様である。
他方、誤差除去回路134は、メモリ106から非任意角図形だけを定義させたファイル63を読み出す。そして、ファイル63に定義された図形から第2の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する。第2の許容誤差値として、AU変換誤差値を用いると好適である点は実施の形態1と同様である。
そして、出力工程として、検証部100は、実施の形態1と同様、除去後の結果を出力すればよい。
以上のように構成しても、任意角図形と非任意角図形はそれぞれ独立に誤差値を設定しているため、実施の形態1と同様、高精度なデータ検証を行なうことができる。
以上の説明において、「〜回路」或いは「〜工程」と記載したものは、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ファームウェアとの組合せでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。
図16は、プログラムにより構成する場合のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
コンピュータとなるCPU50は、バス74を介して、RAM(ランダムアクセスメモリ)52、ROM54、磁気ディスク(HD)装置62、キーボード(K/B)56、マウス58、外部インターフェース(I/F)60、モニタ64、プリンタ66、FD68、DVD70、CD72に接続されている。ここで、RAM(ランダムアクセスメモリ)52、ROM54、磁気ディスク(HD)装置62、FD68、DVD70、CD72は、記憶装置の一例である。キーボード(K/B)56、マウス58、外部インターフェース(I/F)60、FD68、DVD70、CD72は、入力手段の一例である。外部インターフェース(I/F)60、モニタ64、プリンタ66、FD68、DVD70、CD72は、出力手段の一例である。ここでは、検証部100内の各回路が行なう動作をCPU50により実行させるように構成すればよい。そして、CPU50内で演算される入力データは、RAM52等の記憶装置に記憶させればよい。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、データ検証装置200の構成については、さらに、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いても構わないことは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての電子線描画データの作成方法、電子線描画データの変換方法、及びそれらの装置は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1におけるシステム構成の一例を示す概念図である。 実施の形態1におけるデータ検証装置の内部構成の一例を示す概念図である。 実施の形態1におけるCADデータに含まれる図形の一例を示す図である。 実施の形態1における変換後の描画データに含まれる図形の一例を示す図である。 図3に示すCADデータに含まれる非任意角図形を示す図である。 図3に示すCADデータに含まれる任意角図形を示す図である。 図4に示す描画データに含まれる非任意角図形に対応する図形群を示す図である。 図4に示す描画データに含まれる任意角図形に対応するスリット分割図形群を示す図である。 実施の形態1における任意角部分の演算結果の一例を示す図である。 CADデータのグリッド上の図形と描画データのグリッド上の図形の一例を示す図である。 図10の一部を拡大した図である。 図10の図形のAU変換誤差を示す図である。 実施の形態1における非任意角部分の演算結果の一例を示す図である。 実施の形態1における任意角の角度と誤差値の関係を示す図である。 実施の形態2におけるデータ検証装置の内部構成の一例を示す概念図である。 プログラムにより構成する場合のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。 設計データの一例を示す図である。 変換後の描画データの一例を示す図である。 演算結果の一例を示す図である。 演算結果の他の一例を示す図である。
符号の説明
10,210 CADデータ
12,220 描画データ
14,51,53 結果データ
20 変換装置
32,34,42,44,61,63 ファイル
50 CPU
52 RAM
54 ROM
56 K/B
58 マウス
60 I/F
62 HD装置
64 モニタ
66 プリンタ
68 FD
70 DVD
72 CD
71,73 グリッド
74 バス
100 検証部
102 モニタ
104 I/F回路
106 メモリ
112 CADデータ振分回路
114 描画データ振分回路
116 振分回路
122,124,126 XOR演算回路
132,134 誤差除去回路
80,82,84,144,146,164,166,167,182,184 図形
148,168,217 図形群
150,216 任意角図形
170,226 スリット分割図形群
200 データ検証装置
214,215,223,225,228,244,246 図形
242 任意角図形群
330 電子線
340 試料
410 第1のアパーチャ
411 開口
420 第2のアパーチャ
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. 設計データを入力する工程と、
    設計データから変換された描画データを入力する工程と、
    前記設計データに含まれる図形を45度の整数倍の角度を除く任意角図形と45度の整数倍の角度で構成される非任意角図形とに振り分ける工程と、
    前記描画データに含まれる図形を前記任意角図形に対応する第1の図形と前記非任意角図形に対応する第2の図形とに振り分ける工程と、
    前記任意角図形のデータと前記第1の図形のデータとで排他的論理和演算を行なう工程と、
    前記非任意角図形のデータと前記第2の図形のデータとで排他的論理和演算を行なう工程と、
    前記任意角図形のデータと前記第1の図形のデータとの演算の結果生じた図形から第1の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する工程と、
    前記非任意角図形のデータと前記第2の図形のデータとの演算の結果生じた図形から第2の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する工程と、
    除去後の結果を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする図形データの検証方法。
  2. 設計データを入力する工程と、
    設計データから変換された描画データを入力する工程と、
    前記設計データに含まれる図形のデータと前記描画データに含まれる図形のデータとで排他的論理和演算を行なう工程と、
    演算の結果生じた図形を45度の整数倍の角度を除く任意角図形と45度の整数倍の角度で構成される非任意角図形とに振り分ける工程と、
    前記任意角図形から第1の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する工程と、
    前記非任意角図形から第2の許容誤差値より小さいサイズの図形を除去する工程と、
    除去後の結果を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする図形データの検証方法。
  3. 前記第2の許容誤差値は、前記第1の許容誤差値より小さい値を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の図形データの検証方法。
  4. 前記第1の許容誤差値は、任意角の値に応じて変化させることを特徴とする請求項3記載の図形データの検証方法。
  5. 前記描画データは、荷電粒子ビームを用いて試料に図形パターンを描画する描画装置の入力フォーマットに変換されたデータであることを特徴とする請求項1〜4記載の図形データの検証方法。
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