JP4529398B2 - ダミーパターン情報生成装置、パターン情報生成装置、マスク作成方法、ダミーパターン情報生成方法、プログラム及び上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ダミーパターン情報生成装置、パターン情報生成装置、マスク作成方法、ダミーパターン情報生成方法、プログラム及び上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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本発明は、ダミーパターン情報生成装置、パターン情報生成装置、マスク作成方法、ダミーパターン情報生成方法、プログラム及び上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。特に、荷電粒子線投影露光方法で用いるマスクのパターン面積密度を均一化する手法、マスク作成方法、半導体装置の製造方法に関する。また、同一のレジスト層に荷電粒子線投影露光とそれ以外の露光とを組みあせてパターンを形成する方法、および、ダミーパターンの形成方法に関する。
近年ますます微細化される半導体集積回路を製造するために、紫外線露光技術に代わる新しい露光技術が求められており、荷電粒子線投影露光、特に、電子線投影露光技術が注目されている。この電子線投影露光技術で用いるマスクにはステンシル型と散乱メンブレン型とが知られているが、どちらの構造も薄膜基板を用いるため、回路パターンの配置に偏りがある場合は、自身の持つ応力などで歪みやすい。
半導体集積回路などの作成に用いられる半導体基板を平坦化するための工程(主に化学機械研磨が用いられる)でも、回路パターンの配置に偏りがあると均一に平坦化できないので、ダミーパターンを回路パターンに配置する種々の方法が提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
一方、ステンシルマスクを用いる場合は、ドーナッツ状のパターンの形成が不可能なので、1つのパターンを2つの相補的なパターンに分割(相補分割)し、2枚のステンシルマスクで2回の露光が必要である。ただし、この相補露光はスループット(単位時間あたりの処理量)、マスク面積、マスク強度などで不利であるため、荷電粒子線投影露光と従来の紫外線露光とを組み合わせた同層ミックス・アンド・マッチ(以下、同層M&M)露光も提案されている(例えば、特許文献5参照)。
特開平8−160590号公報 特開平10−293391号公報 特開2001−267321号公報 特開2002−176102号公報 特開2001−144001号公報
上述した基板の平坦化技術を荷電粒子線投影露光においても用いることができるが、ダミーパターンは回路パターンの無いところにしか配置できないので、回路パターンが存在する領域の面積密度偏りは補正できない。これは、荷電粒子線投影露光では、基板全体の平坦化ということよりも一部の狭い範囲だけを見た場合でもパターン面積密度を均一にする必要があるからである。
また、密なパターン面積密度にあわせてダミーパターンを配置したのでは、マスクを透過する荷電粒子線の量が増え荷電粒子線同士のクーロン反発に起因する露光ビームのボケが増大する。つまり解像力が低下する。さらにマスクの強度も低下するので、できるだけ低い(疎な)パターン面積密度にあわせてダミーパターンを配置したい。
また、上記した同層M&M露光では、荷電粒子線投影露光用マスクの回路パターン配置の偏りを補正する提案はなされていない。
本発明は、パターン面積密度の偏りを少なく均一にすることを目的とする。
また、本発明は、できるだけ低い(疎な)パターン面積密度にあわせてダミーパターンを配置することを目的とする。
この発明に係るダミーパターン情報生成装置は、マスクに配置するためのパターン情報を記憶する記憶部と、上記マスク上に所定の領域を仮想配置する仮想配置部と、上記仮想配置部により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させる移動部と、上記記憶部により記憶されたパターン情報に基づいて、上記移動部により上記所定の領域が移動させられるごとにパターン情報により描かれるパターンの所定の領域における面積密度を計算する計算部と、上記計算部により計算された面積密度に基づいて、上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する生成部とを備え、上記生成部は、上記移動部により移動させられる所定の領域の中央部にダミーパターンが配置された場合に、上記計算部により計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくようにダミーパターン情報を生成する。
上記ダミーパターン情報生成装置は、さらに、上記計算部により計算された面積密度が所定の値より小さいかどうかを判断する判断部と、上記判断部により判断された結果、面積密度が所定の値より小さくない場合に、上記記憶部により記憶されたパターン情報を複数のパターン情報に分割する分割部とを備え、上記移動部は、上記仮想配置部により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させ、上記計算部は、上記分割部により分割された複数のパターン情報のうちのいずれかのパターン情報に基づいて、上記移動部により上記所定の領域が移動させられるごとに所定の領域における面積密度を再計算し、上記生成部は、上記計算部により再計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくように、上記分割部により分割された複数のパターン情報のうちのいずれかのパターン情報と共に上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する。
この発明に係るダミーパターン情報生成装置は、上記マスクに配置するためのパターン情報を記憶する記憶部と、上記記憶部により記憶されたパターン情報に基づいて、パターンの線幅を所定の大きさだけ仮想縮小する仮想縮小部と、上記仮想縮小部により仮想縮小された結果、消滅することになったパターンの面積密度を計算する計算部と、上記計算部により計算された面積密度に基づいて、上記消滅することになったパターンと共に上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する生成部と、上記マスク上に所定の領域を仮想配置する仮想配置部と、上記仮想配置部により仮想配置された所定の領域を所定の距離だけ移動させる移動部とを備え、上記計算部は、上記移動部により上記所定の領域が移動させられるごとに、上記消滅することになったパターンの所定の領域における面積密度を計算し、上記生成部は、上記計算部により計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくようにダミーパターン情報を生成する。
この発明に係るパターン情報生成装置は、上記ダミーパターン情報生成装置により生成されたダミーパターン情報に基づいて、マスクに配置するためのパターン情報を生成することを特徴とする。
この発明に係るマスク作成方法は、以下の工程を備えたことを特徴とする。
(1)回路パターンを所定の大きさの計算ウィンドウで区分けする工程、
(2)上記区分けする工程により区分けされた各計算ウィンドウにおけるパターン面積密度を計算する第1の計算工程、
(3)上記第1の計算工程により計算された結果、同層ミックス・アンド・マッチ(M&M)露光を実施するかどうかを決定する工程、
(4)上記決定する工程により同層M&M露光を実施する場合に、同層M&M露光で露光するパターンを切り分ける工程、
(5)上記切り分ける工程により切り分けられた同層M&M露光で露光しないパターンのパターン面積密度を上記計算ウィンドウごとに計算する第2の計算工程、
(6)上記第2の計算工程により計算された同層M&M露光で露光しないパターンのパターン面積密度に基づいて、平均化の目標パターン面積密度を算出する第1の算出工程、
(7)上記切り分ける工程により切り分けられた同層M&M露光で露光しないパターンに対し、ダミーパターンを生成してはならない禁止領域を算出する第2の算出工程、
(8)上記第1の算出工程により算出された平均化の目標パターン面積密度と上記第2の算出工程により算出された禁止領域とに基づいて、ダミーパターンの生成/配置を補正ウィンドウごとに行う工程、
(9)上記ダミーパターンの生成/配置を補正ウィンドウごとに行う工程によりダミーパターンの生成/配置が行なわれたパターンに対し、計算ウィンドウごとにパターン面積密度を計算する第3の計算工程、
(10)上記第3の計算工程により計算された面積密度が所定の範囲内にあるかどうかを決定する工程。
この発明に係るダミーパターン情報生成方法は、マスクに配置するためのパターン情報を記憶装置に記憶する記憶工程と、上記マスク上に所定の領域を仮想配置する仮想配置工程と、上記仮想配置工程により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させる移動工程と、上記記憶工程により記憶装置に記憶されたパターン情報に基づいて、上記移動工程により上記所定の領域が移動させられるごとにパターン情報により描かれるパターンの所定の領域における面積密度を計算する計算工程と、上記計算工程により計算された面積密度に基づいて、上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する生成工程とを備え、上記ダミーパターン情報を生成する生成工程は、上記計算工程により計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくようにダミーパターン情報を生成する
この発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、マスクに配置するためのパターン情報を記憶装置に記憶する記憶処理と、上記マスク上に所定の領域を仮想配置する仮想配置処理と、上記仮想配置処理により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させる移動処理と、上記記憶処理により記憶装置に記憶されたパターン情報に基づいて、上記移動処理により上記所定の領域が移動させられるごとにパターン情報により描かれるパターンの所定の領域における面積密度を計算する計算処理と、上記計算処理により計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくように、上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する生成処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム又は上記プログラムを記録した。
本発明によれば、荷電粒子線投影露光用マスクのパターン面積密度が均一化されるので、位置精度が向上する。
また、荷電粒子線投影露光用マスクのパターン面積密度が均一化されるので、近接効果補正が不要もしくは軽減され、マスクと転写結果の線幅精度が向上する。
また、荷電粒子線投影露光用マスクの開口部の面積密度が均一化されるので、マスクの機械的強度が向上する。
また、荷電粒子線投影露光用マスクにおいて大開口をなくすことが出来るので、マスク破損を防止できる。
また、荷電粒子線投影露光用マスクのパターン面積密度が低い(疎な)値で均一化されるので、荷電粒子線同士のクーロン反発に起因するビームのボケ量を減らすことが出来る。
また、荷電粒子線投影露光用マスクの製造コストを下げることが出来る。
また、CMP(化学機械研磨)などの他プロセス用のダミーパターンを生成させる必要が無くなる。
以下に説明するように、本実施の形態では、荷電粒子線投影露光方法で用いるマスクのパターン面積密度を均一化する手法、マスク、マスク作成方法、半導体装置の製造方法に関し、ダミーパターンの形成方法と、同一のレジスト層に荷電粒子線投影露光とそれ以外の露光とを組みあせてパターンを形成する方法を提供する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における情報生成装置の外観を示す図である。
図1において、CRT(Cathode Ray Tube)表示装置41、キーボード(K/B)42、マウス43、コンパクトディスク装置(CDD)86、プリンタ装置87、スキャナ装置88は、情報生成装置(ダミーパターン情報生成装置、ダミーパターン情報生成装置の一例である)としてのパーソナルコンピュータ(PC)100にケーブルで接続されている。PC100は、例えば、パターン回路設計に用いるCAD装置が挙げられる。
図2は、実施の形態1における情報生成装置のハードウェア構成図である。
図2において、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)37は、バス38を介してROM(Read Only Memory)39(記憶装置の一例である)、RAM(Random Access Memory)40(記憶装置の一例である)、CRT表示装置41、K/B42、マウス43、通信ボード44、FDD(Flexible Disk Drive)45、磁気ディスク装置46(記憶装置の一例である)、CDD86、プリンタ装置87、スキャナ装置88と接続されている。通信ボード44は、他の装置、或いはネットワーク30に接続されている。
ここで、ネットワーク30は、例えば、インターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)、或いはISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)でも構わない。
磁気ディスク装置46には、オペレーティングシステム(OS)47、ウィンドウシステム48、プログラム群49、ファイル群50が記憶されている。プログラム群49は、CPU37、OS47、ウィンドウシステム48により実行される。
また、以下の説明において、各実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、一部或いはすべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。これらのプログラムは、例えば、C言語により作成することができる。或いは、HTMLやSGMLやXMLを用いても構わない。或いは、JAVA(登録商標)を用いて画面表示を行っても構わない。或いは、各実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、一部或いはすべてハードウェアにより構成することもできる。
プログラムにより構成する場合、上記プログラム群には、各実施の形態の説明において「〜部」として説明したものにより実行されるプログラムが記憶されている。
また、各実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、ROMに記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェア或いは、ハードウェア或いは、ソフトウェアとハードウェアとファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
また、上記各実施の形態を実施させるプログラムは、記憶装置の一例として、磁気ディスク装置、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体による記録装置を用いて記憶されても構わない。
また、出力部は、CRT表示装置、その他の表示装置、プリンタ装置等の出力装置を用いても構わない。
図3は、本実施の形態1における情報生成装置のブロック図である。
図3において、情報生成装置としてのPC100は、ダミーパターン情報生成装置200、パターン情報生成装置300を備えている。
ダミーパターン情報生成装置200は、仮想配置部110、移動部120、計算部130、生成部140、判断部150、分割部160、記憶部170、仮想縮小部180、入力部190、出力部195を備えている。
パターン情報生成装置300は、入力部310、出力部320、生成部330、記憶部340を備えている。
図4は、実施の形態1における情報生成装置の動作を説明するフローチャートを示す図である。
S(ステップ)401において、入力工程として、入力部190は、マスクに配置するためのパターン情報を入力する。
S402において、記憶工程として、記憶部170は、マスクに配置するためのパターン情報を記憶する。或いは、記憶装置に記憶させる。
S403において、仮想配置工程として、仮想配置部110は、上記マスク上に所定の領域を仮想配置する。言いかえれば、仮想配置部110は、回路パターンを所定の大きさの計算ウィンドウで区分けする。
S404において、第1の移動工程として、移動部120は、上記仮想配置部110により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させる。
S405において、第1の計算工程として、計算部130は、上記記憶部170により記憶されたパターン情報に基づいて、上記移動部120により上記所定の領域が移動させられるごとにパターン情報により描かれるパターンの所定の領域における面積密度を計算する。言いかえれば、計算部130は、上記区分けする工程により区分けされた各計算ウィンドウにおけるパターン面積密度を計算する。
S406において、第1の判断工程として、判断部150は、上記計算部130により計算された面積密度が所定の値より小さいかどうかを判断する。言いかえれば、判断部150は、上記第1の計算工程により計算された結果、同層ミックス・アンド・マッチ(M&M)露光を実施するかどうかを決定する。
S407において、第1の仮想縮小工程として、仮想縮小部180は、上記記憶部170により記憶されたパターン情報に基づいて、パターンの線幅を所定の大きさだけ仮想縮小する。所定の大きさとして、例えば、200nmとする。或いは、荷電粒子線投影露光により露光可能であるが、例えば、紫外線露光では露光不可能であるパターンの線幅を所定の大きさとする。荷電粒子線投影露光以外で露光可能であるパターンの線幅は、なるべく、荷電粒子線投影露光以外で露光することで、荷電粒子線投影露光により露光するパターンをできる限り疎にすることができる。
S408において、第1の分割工程として、分割部160は、上記判断部150により判断された結果、面積密度が所定の値より小さくない場合に、上記記憶部170により記憶されたパターン情報を複数のパターン情報に分割し、上記複数のパターン情報を元のパターンの線幅に復元する。すなわち、上記仮想縮小部180により仮想縮小された上記複数のパターン情報を所定の大きさだけ太らせる。言いかえれば、分割部160は、上記決定する工程により同層M&M露光を実施する場合に、同層M&M露光で露光するパターンを切り分ける。
S409において、第2の仮想縮小工程として、仮想縮小部180は、分割部160により分割された同層M&M露光で露光するパターンのパターン情報に基づいて、パターンの線幅を所定の大きさだけ仮想縮小する。ここでは、第2の仮想縮小工程を行なっているが、第2の仮想縮小工程は無くても構わない。
S410において、第2の分割工程として、分割部160は、第2の仮想縮小工程として上記仮想縮小部180により仮想縮小されたパターン情報をさらに複数のパターン情報に分割し、上記複数のパターン情報を元のパターンの線幅に復元する。すなわち、上記仮想縮小部180により仮想縮小された上記複数のパターン情報を所定の大きさだけ太らせる。ここでは、第2の分割工程を行なっているが、第2の分割工程は無くても構わない。
S411において、第2の移動工程として、上記移動部120は、上記仮想配置部110により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させる。
S412において、第2の計算工程として、上記計算部130は、上記分割部160により分割された複数のパターン情報のうちのいずれかのパターン情報に基づいて、上記移動部120により上記所定の領域が移動させられるごとに所定の領域における面積密度を再計算する。言いかえれば、上記計算部130は、上記仮想縮小部180により仮想縮小された結果、消滅することになったパターンの面積密度を計算する。上記計算部130は、上記移動部120により上記所定の領域が移動させられるごとに、上記消滅することになったパターンの所定の領域における面積密度を計算する。さらに言いかえれば、上記計算部130は、上記切り分ける工程により切り分けられた同層M&M露光で露光しないパターンのパターン面積密度を上記計算ウィンドウごとに計算する。
S413において、第1の算出工程として、計算部130は、上記第2の計算工程により計算された同層M&M露光で露光しないパターンのパターン面積密度に基づいて、平均化の目標パターン面積密度を算出する。
S414において、第2の算出工程として、計算部130は、上記切り分ける工程により切り分けられた同層M&M露光で露光しないパターンに対し、ダミーパターンを生成してはならない禁止領域を算出する。
S415において、生成工程として、生成部140は、上記計算部130により計算された面積密度に基づいて、上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する。上記生成部140は、上記移動部120により移動させられる所定の領域の中央部にダミーパターンが配置された場合に、上記計算部130により計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくようにダミーパターン情報を生成する。上記生成部140は、上記計算部130により再計算された面積密度に基づいて、上記分割部160により分割された複数のパターン情報のうちのいずれかのパターン情報と共に上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する。また、生成部140は、上記計算部130により計算された面積密度に基づいて、上記消滅することになったパターンと共に上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する。言いかえれば、生成部140は、上記第1の算出工程により算出された平均化の目標パターン面積密度と上記第2の算出工程により算出された禁止領域とに基づいて、ダミーパターンの生成/配置を補正ウィンドウごとに行う。
S416において、第3の計算工程として、計算部130は、上記ダミーパターンの生成/配置を補正ウィンドウごとに行う工程によりダミーパターンの生成/配置が行なわれたパターンに対し、計算ウィンドウごとにパターン面積密度を計算する。
S417において、第2の判断工程として、判断部150は、上記第3の計算工程により計算された面積密度が所定の範囲内にあるかどうかを決定する。
S418において、出力工程として、出力部195は、上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を出力する。
本実施の形態では、上記各ステップおよび、これらの組み合わせによりダミーパターン情報生成方法を提案する。
パターン情報生成装置300の入力部310は、上記ダミーパターン情報生成装置200により生成されたダミーパターン情報を入力する。
記憶部340は、入力されたダミーパターン情報を記憶する。或いは、記憶装置に記憶させる。
生成部330は、入力されたダミーパターン情報に基づいて、マスクに配置するためのパターン情報を生成する。
出力部320は、生成されたマスクに配置するためのパターン情報を出力する。
以上のように、荷電粒子線投影露光に用いられるマスクの回路パターンの面積密度が均一になるように、所定の大きさのパターン面積密度の計算領域を所定のステップで動かして回路パターンの面積密度を計算して、ダミーパターンを配置する。
図4におけるS403の仮想配置工程における四角状に仮想配置された所定の領域の長さとS404、S411の第1と第2の移動工程における所定の距離とは同じでも良いが、所定の距離が所定の領域の長さ(四角状の領域の一辺の長さ)より小さい方が望ましい。言い換えれば、所定の領域の一例である計算領域と所定の距離の一例であるステップ量とは同じでも良いが、通常は異なっている。ステップ量が小さい方が望ましい。荷電粒子線投影露光用マスクは、クーロン反発によるビームのぼけとパターン開口によるマスクの変形を避けるために、パターン面積密度を低くかつ一定にするのが望ましく、上記一定にする領域が小さい方が望ましい。或いはあまり大きくない方が望ましい。例えば、100μm□(角)の計算領域で10%の面積密度としても、その内部の10μm□に50%のパターン集中があると、ビームのぼけとマスクの変形にとって悪影響があるからである。また、上記一定にする領域を小さくする方が良いからといって、例えば、計算領域とステップ量との両方を10μm□とすると、ある10μm□とその隣接領域とで大きくパターン集中部の位置に差があっても把握できない。よって、移動部120は、上記仮想配置部110により四角状に仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させることが望ましい。
また、生成部140によるダミーパターンを配置する領域(補正ウィンドウ)は前記計算領域の中央に仮想配置され、その領域の大きさは前記ステップ量と同じである。補正ウィンドウどうしを重ねると補正まで複数回かかってしまうからである。よって、四角状に仮想配置する補正ウィンドウの一辺長さとステップ量とを同じにするのが望ましい。
また、上記計算部130によるパターン面積密度計算と生成部140によるダミーパターンの配置は、所定の収束条件を満たすまでに繰り返し実施するか、もしくは、所定の繰り返し回数だけ実施する。所定の収束条件は、マスクに許容される線幅に応じて決められる。
また、上記計算部130によるダミーパターンを配置することを禁止する禁止領域を、回路パターンの着目しているレイヤーと回路として接続しているレイヤーの回路パターンを所定量だけ太らせることで生成する。
また、回路として接続しているレイヤーもダミーパターンを発生させる場合、そのレイヤーと回路として接続しているレイヤーの回路パターンも禁止領域演算に用いる。
また、特定のレイヤーに含まれる全回路パターンを禁止領域とすることも可能である。
また、上記生成部140は、後述するように、繰り返して配置されていないダミーパターンを優先的に変形、除去するのが望ましい。
上記分割部160は、回路パターンを半導体基板に一度の荷電粒子線投影露光だけで露光するのではなく、複数回の露光によって行う場合に、おのおのの露光で用いるマスクの内、荷電粒子線投影露光に用いるマスクについては回路パターンの面積密度が均一になるように、回路パターンをそれぞれの露光に用いるマスクに分割する。そのため、判断部150が上記計算部130により計算された面積密度が所定の値より小さいかどうかを判断する。言い換えれば、荷電粒子線投影露光に用いるマスクについて面積密度が所定の値より小さくなるように、分割部160は、回路パターンをそれぞれの露光に用いるマスクに分割する。すなわち、荷電粒子線投影露光とそれ以外の露光とのパターンを、パターンの寸法に応じて区分けする。
上記第1の分割工程では、複数回の露光のうち少なくとも一回は荷電粒子線投影露光であるが、それ以外については紫外線露光、電子線直接描画など、どのような露光技術を用いても良い。
上記第2の分割工程では、荷電粒子線投影露光ではない露光のパターンをさらにパターンの寸法に応じて区分けして、小さい寸法のパターンは荷電粒子線投影露光ではない露光でのみパターンを形成し、大きい寸法のパターンはその領域に荷電粒子線投影露光でのダミーパターンを生成させることがある。
また、荷電粒子線投影露光ではない露光パターンのうち大きい寸法のパターンから所定量のみ細らせた領域を、ダミーパターン禁止領域から除外する。
以下に上記各工程について詳細に説明する。
図5は、計算ウィンドウとステップ・ピッチを示す図である。
図4におけるS403について、回路パターンを所定の大きさの計算ウィンドウで区分けする。このときウィンドウのステップ・ピッチは計算ウィンドウの大きさとは独立に決められるものとする。計算ウィンドウの大きさとステップ・ピッチは荷電粒子線投影露光装置の電子光学特性や、マスクの製造プロセスと求められる仕様などから決定される。ともに概ね数umから200um程度が好適である。図5では計算ウィンドウサイズを100um、ステップ・ピッチを10umとした。
図4におけるS405について、各計算ウィンドウにおけるパターン面積密度を計算する。
図4におけるS406について、S405で求めた各計算ウィンドウでのパターン面積密度から、同層M&M露光を実施するかどうかを決定する。パターンの線幅に応じてあらかじめマスクに許容される、各計算ウィンドウにおける最大パターン面積密度と、各計算ウィンドウ間における最大のパターン面積密度差を決めておき、これを超える計算ウィンドウが発生した場合は回路パターン全体に同層M&M露光を実施する。パターン面積密度が大きいとクーロン反発によるぼけが生じ、パターン面積密度差が大きいとマスクにひずみが生じるからである。一般的に極めて高密度なパターン領域は、回路ブロック間配線の太い配線が引かれている領域や、電気測定やパッケージ外への配線引出しのためのピンパッドなどがほとんどなので、同層M&M露光(荷電粒子線投影露光に比べて低解像力)に太いパターンを振り分けることが、その領域のパターン面積密度を下げるのに効果的である。
図4におけるS407、S408について、同層M&M露光を行う場合は、同層M&Mで露光するパターンを切り分ける(例えば、別の設計レイヤーに振り分ける)。同層M&Mをどの露光機、どのプロセスで行うかによって振り分け条件が決まる。高解像なKrF露光機とそのプロセスを用いるなら、例えば0.2um以上のパターンは同層M&M(KrF露光)にて実施する、とすればよい。ある大きさ以上のパターンを切り出すには仮想縮小部180により、あるサイズだけ回路パターンを細らせれば、そのサイズ以下の回路パターンは消滅している。そして、分割部160により分割し、さらに、消滅しなかった一方の回路パターンを細らせた分と同じだけ太らせると消滅しなかった一方の回路パターンについて元に復元できる。ただし、ある大きさ以上のパターンを切り出す方法は、これに限るものではなく、他の公知な手段を用いても構わない。
図4におけるS409、S410について、切り分けられた同層M&M露光パターンをさらに2種類に分ける。1種は同層M&M露光するパターン部に荷電粒子線投影露光のダミーパターンを配置することの無いパターン(以下、これを同層M&Mパターン1、と呼ぶ)で、もう一つはダミーパターンを配置することもあるパターン(以下、これを同層M&Mパターン2、と呼ぶ)である。
この同層M&Mパターン1と同層M&Mパターン2は大きさにより振り分けられる。同層M&Mパターン2はそのパターンの領域に荷電粒子線投影露光でダミーパターンが配置された場合、パターンを変形させるか二重露光かが必要となるのでサイズ下限が存在し、その大きさは概ね1um程度である。同層M&Mパターン1は同層M&Mパターン2より小さいパターンで同層M&M露光でのみ形成されるパターンである。
図6は、同層M&M露光へのパターンを切り分けを示す図である。
仮想縮小部180が、上記記憶部170により記憶されたパターン情報に基づいて、パターンの線幅を所定の大きさだけ仮想縮小する(細らせる)。回路パターンを細らせれば、そのサイズ以下の回路パターンは消滅している。そして、分割部160により分割し、さらに、消滅しなかった一方の回路パターンを細らせた分と同じだけ太らせると消滅しなかった一方の回路パターンについて元に復元できる。ここでは、2回分割して、3つの回路パターンに分けているため、上記操作を再度繰り返す。
また、荷電粒子線投影露光による近接効果(高加速された荷電粒子がレジストに進入した後、進入個所近辺に露光エネルギーを与えてしまう現象)が同層M&M露光に与える影響の補正に関しては、既知の手法(補助露光や同層M&M露光側データのリサイズなど)を用いればよい。
図4におけるS412について、同層M&M露光に回路パターンを振り分けた後に、仮想縮小部180により、あるサイズだけ回路パターンを細らせることにより消滅することになった消滅荷電粒子線投影露光に用いるマスクのための回路パターンについて、再度計算ウィンドウごとにパターン面積密度を計算する。
図4におけるS413について、仮想縮小部180により、あるサイズだけ回路パターンを細らせることにより消滅することになった消滅荷電粒子線投影露光に用いるマスクのための回路パターンについて、平均化の目標パターン面積密度を算出する。この目標パターン面積密度にどの程度尤度をもたせるかは、荷電粒子線投影露光装置の電子光学特性や、マスクの製造プロセスと求められる仕様などからあらかじめ求めておく。計算部130は、回路パターンに対する各計算ウィンドウごとのパターン面積密度の平均値が目標とする目標パターン面積密度を算出する。例えば、仮想縮小部180により、消滅することになった回路パターンの各計算ウィンドウごとのパターン面積密度値のうち最も密な値を目標パターン面積密度としてもよい。
図4におけるS414について、ダミーパターンを生成してはならない禁止領域を算出する。元々の回路パターンと注目している設計レイヤーと電気的に接している設計レイヤーのパターンから同層M&M露光でダミー生成可能とされた領域を引いたパターンの領域とその周辺である。上記領域の周囲をどの程度禁止領域とするかは、露光の位置精度などから、ダミーパターンによって回路に短絡などの欠陥が生じないように量を決める。
上述したように同層M&Mパターン2の領域にはダミーパターンを配置しても良いので、その領域はダミーパターン禁止領域ではなくなる。このとき、パターン端からどの距離まで禁止領域から除外するのかは、荷電粒子線投影露光と同層M&M露光の合わせ精度や、両方から露光された場合のパターンの太り量などから決定する。一連の作業を図7に示す。
図7は、ダミーパターンの禁止領域生成を示す図である。
図7では、素子分離レイヤー、ゲートレイヤー、コンタクトレイヤーの各回路情報を示している。各レイヤー情報毎に所定量を仮想拡大させる(太らせる)。そして、関連全レイヤーの和をとり、関連全レイヤーの和からダミーパターンを配置しても良い同層M&M露光用のパターンである同層M&Mパターン2の領域を除外する。
また、さらに設計者が意図的にダミーパターン生成禁止領域を指定できるような工夫(例えば、特定の設計レイヤーのパターン部は禁止領域である、など)のあることが望ましい。
電気的に接している複数のレイヤーでダミーパターンを発生させる場合、例えばソース・ドレイン形成レイヤーとゲート形成レイヤーの双方でダミーパターンを発生させる場合は、各レイヤーで形成したダミーパターンによって回路に短絡などの欠陥が発生しないように配慮する必要がある。この場合、ダミーパターン生成禁止領域を算出する際の設計レイヤーを拡張することで解決できる。
図4におけるS415について、ダミーパターンの生成/配置は面積密度の補正ウィンドウごとに行う。この補正ウィンドウの大きさは計算ウィンドウのステップ・ピッチと同じで、計算ウィンドウとは違い補正ウィンドウはお互いが重なり合わない。
図8は、計算ウィンドウと補正ウィンドウとステップ・ピッチを示す図である。
図8に示すように、補正ウィンドウは計算ウィンドウの中央に位置している。計算ウィンドウ全域でパターン面積密度が目標値となるようにダミーパターンを仮に生成/配置し、実際のパターンデータへの生成/配置は補正ウィンドウ内のみとする。
ダミーパターンの生成/配置の方法は既知のものを利用する。例えば、あるウィンドウ内で一定のグリッドに乗るようにダミーを配置していく、空間利用効率を上げるためにダミーパターンのグリッド座標系を傾ける、などが既に考案されている。
ただしダミーパターン発生後のデータ圧縮効率を考慮して、個々のダミーパターンは出来るだけ同じものを利用することが望ましい。また、出来るだけ配列構造を崩さないことも考慮すべきである。具体的には、狭い空き領域に配置されるなどした配列構造を持たないダミーパターンを除去することなどでダミーパターンの面積密度を修正する。
同層M&Mパターン2の領域にダミーパターンを配置した場合は、その同層M&Mパターン2に修正を施す必要がある。ダミーパターンと同層M&Mパターン2が二重露光されてもパターン形状に悪影響が無い場合(そうなるようにプロセスと計算パラメータを設定した場合)は、この修正は必要が無い。それ以外では、同層M&Mパターン2からダミーパターン部分をくりぬく処理を行う。以下、図9〜12にはくりぬき処理を施した例を示す。
図9は、ダミーパターン発生対象パターンを示す図である。
図9におけるダミーパターン発生対象パターンには、同層M&Mパターン1,2、荷電粒子線層投影パターンの3つのパターン情報が示されている。
図10は、ダミーパターン禁止領域を示す図である。
上述したように、各パターン情報毎に所定量を仮想拡大させる(太らせる)。そして、関連全パターンの和をとり、関連パターンの和からダミーパターンを配置しても良い同層M&M露光用のパターンである同層M&Mパターン2の領域が除外されている。
図11は、荷電粒子線層投影パターン(ダミーパターン有り)を示す図である。
図11では、図10のダミーパターン禁止領域以外の領域にダミーパターンが配置され、目標パターン面積密度となっている荷電粒子線層投影パターンが示されている。
図12は、同層M&Mパターンを示す図である。
図12では、同層M&Mパターン2からダミーパターン部分がくりぬかれた同層M&Mパターン2及び同層M&Mパターン1が示されている。
図4におけるS416について、回路パターンの全領域についてダミーパターンの生成/配置が完了すれば、再度計算ウィンドウごとにパターン面積密度を計算する。
図4におけるS417について、S416で求めた各計算ウィンドウでのパターン面積密度から、ダミーパターンの生成/配置によって回路パターンの面積密度が均一化されているかどうかを決定する。あらかじめマスクに許容される、各計算ウィンドウにおける最大パターン面積密度と、各計算ウィンドウ間における最大のパターン面積密度差を決めておき、これを超える計算ウィンドウが発生した場合は、S415から再実行する。
なお、相補分割に関しては本実施の形態では言及しないが、これまで述べたような計算パラメータの算定には、相補分割を考慮しての数値決定が望ましい。例えば、同層M&M露光を行う場合には、同層M&M露光へのパターン振り分けによって相補分割を不要とするような計算パラメータを求める、などである。
以上のように、本実施の形態によれば回路パターンの面積密度が均一化される。さらに均一化されるパターン面積密度は従来手法より低い値に抑えられる。
そして、本実施の形態による荷電粒子線投影露光方法で用いるマスクのパターン面積密度を均一化する手法、ダミーパターンの形成方法、或いは同一のレジスト層に荷電粒子線投影露光とそれ以外の露光とを組みあせてパターンを形成する方法より生成されたパターン情報を用いて、マスクを作成する。また、上記マスク作成方法により作成されたマスクを用いて露光するころにより半導体装置を製造する。
以上のように、本実施の形態は、荷電粒子線投影露光において、
1.荷電粒子線投影露光に用いられるマスクの回路パターンの面積密度が均一になるように、所定の大きさのパターン面積密度の計算領域を所定のステップで動かして回路パターンの面積密度を計算して、ダミーパターンを配置する、
2.回路パターンを半導体基板に一度の荷電粒子線投影露光だけで露光するのではなく、複数回の露光によって行う場合に、おのおのの露光で用いるマスクの内、荷電粒子線投影露光に用いるマスクについては回路パターンの面積密度が均一になるように、回路パターンをそれぞれの露光に用いるマスクに分割する、およびこれらを組み合わせてマスク・データを作成する。
実施の形態1における情報生成装置の外観を示す図である。 実施の形態1における情報生成装置のハードウェア構成図である。 本実施の形態1における情報生成装置のブロック図である。 実施の形態1における情報生成装置の動作を説明するフローチャートを示す図である。 計算ウィンドウとステップ・ピッチを示す図である。 同層M&M露光へのパターンを切り分けを示す図である。 ダミーパターンの禁止領域生成を示す図である。 計算ウィンドウと補正ウィンドウとステップ・ピッチを示す図である。 ダミーパターン発生対象パターンを示す図である。 ダミーパターン禁止領域を示す図である。 荷電粒子線層投影パターン(ダミーパターン有り)を示す図である。 同層M&Mパターンを示す図である。
符号の説明
30 ネットワーク、37 CPU、38 バス、39 ROM、40 RAM、41 CRT表示装置、42 K/B、43 マウス、44 通信ボード、45 FDD、46 磁気ディスク装置、47 OS、48 ウィンドウシステム、49 プログラム群、50 ファイル群、86 コンパクトディスク装置、87 プリンタ装置、88 スキャナ装置、100 PC、110 仮想配置部、120 移動部、130 計算部、140 生成部、150 判断部、160 分割部、170 記憶部、180 仮想縮小部、190 入力部、195 出力部、200 ダミーパターン情報生成装置、300 パターン情報生成装置、310 入力部、320 出力部、330 生成部、340 記憶部。

Claims (7)

  1. マスクに配置するためのパターン情報を記憶する記憶部と、
    上記マスク上に所定の領域を仮想配置する仮想配置部と、
    上記仮想配置部により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させる移動部と、
    上記記憶部により記憶されたパターン情報に基づいて、上記移動部により上記所定の領域が移動させられるごとにパターン情報により描かれるパターンの所定の領域における面積密度を計算する計算部と、
    上記計算部により計算された面積密度に基づいて、上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する生成部と
    を備え、
    上記生成部は、上記移動部により移動させられる所定の領域の中央部にダミーパターンが配置された場合に、上記計算部により計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくようにダミーパターン情報を生成する
    ダミーパターン情報生成装置。
  2. マスクに配置するためのパターン情報を記憶する記憶部と、
    上記マスク上に所定の領域を仮想配置する仮想配置部と、
    上記仮想配置部により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させる移動部と、
    上記記憶部により記憶されたパターン情報に基づいて、上記移動部により上記所定の領域が移動させられるごとにパターン情報により描かれるパターンの所定の領域における面積密度を計算する計算部と、
    上記計算部により計算された面積密度に基づいて、上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する生成部と、
    上記計算部により計算された面積密度が所定の値より小さいかどうかを判断する判断部と、
    上記判断部により判断された結果、面積密度が所定の値より小さくない場合に、上記記憶部により記憶されたパターン情報を複数のパターン情報に分割する分割部と
    を備え、
    上記移動部は、上記仮想配置部により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させ、
    上記計算部は、上記分割部により分割された複数のパターン情報のうちのいずれかのパターン情報に基づいて、上記移動部により上記所定の領域が移動させられるごとに所定の領域における面積密度を再計算し、
    上記生成部は、上記計算部により再計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくように、上記分割部により分割された複数のパターン情報のうちのいずれかのパターン情報と共に上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する
    ダミーパターン情報生成装置。
  3. マスクに配置するためのパターン情報を記憶する記憶部と、
    上記記憶部により記憶されたパターン情報に基づいて、パターンの線幅を所定の大きさだけ仮想縮小する仮想縮小部と、
    上記仮想縮小部により仮想縮小された結果、消滅することになったパターンの面積密度を計算する計算部と、
    上記計算部により計算された面積密度に基づいて、上記消滅することになったパターンと共に上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する生成部と、
    上記マスク上に所定の領域を仮想配置する仮想配置部と、
    上記仮想配置部により仮想配置された所定の領域を所定の距離だけ移動させる移動部とを備え、
    上記計算部は、上記移動部により上記所定の領域が移動させられるごとに、上記消滅することになったパターンの所定の領域における面積密度を計算し、
    上記生成部は、上記計算部により計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくようにダミーパターン情報を生成する
    ダミーパターン情報生成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載のダミーパターン情報生成装置により生成されたダミーパターン情報に基づいて、マスクに配置するためのパターン情報を生成するパターン情報生成装置。
  5. 以下の工程を備えたことを特徴とするマスク作成方法、
    (1)回路パターンを所定の大きさの計算ウィンドウで区分けする工程、
    (2)上記区分けする工程により区分けされた各計算ウィンドウにおけるパターン面積密度を計算する第1の計算工程、
    (3)上記第1の計算工程により計算された結果、同層ミックス・アンド・マッチ(M&M)露光を実施するかどうかを決定する工程、
    (4)上記決定する工程により同層M&M露光を実施する場合に、同層M&M露光で露光するパターンを切り分ける工程、
    (5)上記切り分ける工程により切り分けられた同層M&M露光で露光しないパターンのパターン面積密度を上記計算ウィンドウごとに計算する第2の計算工程、
    (6)上記第2の計算工程により計算された同層M&M露光で露光しないパターンのパターン面積密度に基づいて、平均化の目標パターン面積密度を算出する第1の算出工程、
    (7)上記切り分ける工程により切り分けられた同層M&M露光で露光しないパターンに対し、ダミーパターンを生成してはならない禁止領域を算出する第2の算出工程、
    (8)上記第1の算出工程により算出された平均化の目標パターン面積密度と上記第2の算出工程により算出された禁止領域とに基づいて、ダミーパターンの生成/配置を補正ウィンドウごとに行う工程、
    (9)上記ダミーパターンの生成/配置を補正ウィンドウごとに行う工程によりダミーパターンの生成/配置が行なわれたパターンに対し、計算ウィンドウごとにパターン面積密度を計算する第3の計算工程、
    (10)上記第3の計算工程により計算された面積密度が所定の範囲内にあるかどうかを決定する工程。
  6. マスクに配置するためのパターン情報を記憶装置に記憶する記憶工程と、
    上記マスク上に所定の領域を仮想配置する仮想配置工程と、
    上記仮想配置工程により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させる移動工程と、
    上記記憶工程により記憶装置に記憶されたパターン情報に基づいて、上記移動工程により上記所定の領域が移動させられるごとにパターン情報により描かれるパターンの所定の領域における面積密度を計算する計算工程と、
    上記計算工程により計算された面積密度に基づいて、上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する生成工程と
    を備え、
    上記ダミーパターン情報を生成する生成工程は、上記計算工程により計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくようにダミーパターン情報を生成する
    ダミーパターン情報生成方法。
  7. マスクに配置するためのパターン情報を記憶装置に記憶する記憶処理と、
    上記マスク上に所定の領域を仮想配置する仮想配置処理と、
    上記仮想配置処理により仮想配置された所定の領域を前回の領域と重なるように所定の距離だけ移動させる移動処理と、
    上記記憶処理により記憶装置に記憶されたパターン情報に基づいて、上記移動処理により上記所定の領域が移動させられるごとにパターン情報により描かれるパターンの所定の領域における面積密度を計算する計算処理と、
    上記計算処理により計算された所定の領域毎の面積密度が均一に近づくように、上記マスクに配置するためのダミーパターン情報を生成する生成処理と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム又は上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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