JP2008176195A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2008176195A
JP2008176195A JP2007011378A JP2007011378A JP2008176195A JP 2008176195 A JP2008176195 A JP 2008176195A JP 2007011378 A JP2007011378 A JP 2007011378A JP 2007011378 A JP2007011378 A JP 2007011378A JP 2008176195 A JP2008176195 A JP 2008176195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
infrared
visible
modulation element
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007011378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4341680B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Ito
嘉高 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007011378A priority Critical patent/JP4341680B2/ja
Priority to US12/015,819 priority patent/US7934836B2/en
Publication of JP2008176195A publication Critical patent/JP2008176195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4341680B2 publication Critical patent/JP4341680B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B33/00Colour photography, other than mere exposure or projection of a colour film
    • G03B33/10Simultaneous recording or projection
    • G03B33/12Simultaneous recording or projection using beam-splitting or beam-combining systems, e.g. dichroic mirrors
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/005Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto
    • G03B21/006Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto using LCD's
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/2066Reflectors in illumination beam
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/26Projecting separately subsidiary matter simultaneously with main image

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

【課題】表示画像の制御を行うために可視画像と不可視の赤外画像とを一つの投写面上に重畳して表示することを可能にした、簡便かつ携帯性に優れたプロジェクタを提供する。
【解決手段】本発明のプロジェクタは、可視光と赤外光とを含む光を射出する光源2と、光源からの光を波長域が異なる複数の光に分離する光分離手段(ダイクロイックミラー4,5,6)と、光分離手段によって分離された可視光を変調する可視光用光変調素子(液晶ライトバルブ9R,9G,9B)と、光分離手段によって分離された赤外光を変調する赤外光用光変調素子(液晶ライトバルブ9IR)と、可視光用光変調素子による変調光と赤外光用光変調素子による変調光とを1つに合成して合成光とする光合成手段(ダイクロイックプリズム10,11,12)と、合成光を被投写面上に投写表示する投写手段(投写レンズ13)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタに関し、可視画像と赤外画像とを一つのスクリーンに表示可能なプロジェクタに関するものである。
光変調素子に形成された画像情報である光学像をスクリーンに拡大表示するプロジェクタは、コンピュータ等のデジタル機器との整合性が良いことから、主にプレゼンテーション用途、インフォメーション用途、映像鑑賞用途等で広く普及してきている。プロジェクタを含む一般的な表示装置の主たる機能は、人に対して何らかの有意な情報を伝えることであるため、表示される画像情報は人が視認できる可視画像として表示されるのが通常である。したがって、一般的なプロジェクタでは光源から放射される光から可視光を選別し、その可視光を照明光として用いて画像表示を行っている。
ところで、プレゼンテーション用途やインフォメーション用途で有意な情報を表示する場合、視認性、可読性、情報の受容性等の観点から表示に適した情報量が存在すると言われている。一度に過度の情報が表示された場合には、看板が多い都会の繁華街では必要な情報を見つけにくいように、人はそれらの情報を的確に把握できなくなるばかりでなく、個々の情報に注意を向けなくなる傾向を有するからである。
また、プレゼンテーション用途や映像鑑賞用途では、表示する情報のセキュリティー性の確保が問題となっている。すなわち、プレゼンテーション情報や映像情報を著作権者に無断で撮影、流用する事態が発生しており、大きな社会問題となりつつある。
そこで、人には視認できない赤外光を用いて表示情報(画像や映像)を制御することが検討されている。赤外光で表示された画像(赤外画像)を人は視認できないが、CCDやCMOSセンサーに代表される撮像素子は赤外域に及ぶ感度を有するため、撮像素子を用いれば表示内容を視認することができる。例えば、非特許文献1(の図1を参照)では、カラーの可視画像を表示する通常の可視光用プロジェクタと赤外光で画像を表示する赤外光用プロジェクタとを組み合わせて用いることによって、表示する情報(画像や映像)を制御する方法が提案されている。具体的には、情報の存在や概略を伝えるような不特定多数の人に見せたい情報は可視画像として表示し、さらに詳しい情報を求める人だけに見て欲しい情報は不可視である赤外画像として表示する。そして、不可視の赤外画像はデジタルカメラ等の撮像素子を用いて見てもらう、という具合である。
また、表示情報のセキュリティー性の確保の観点では、例えば特許文献1では、スクリーンに投写された画像の上に重ねて赤外光用プロジェクタにより赤外画像を投写し、スクリーンに投写された画像をデジタルビデオやデジタルカメラ等の撮像素子によって撮像したときに、撮像した画像中に赤外画像が写し込まれるようにすることで、著作権者に無断での撮影が違法行為であることを知らせて盗撮等を防止しようとする方法が提案されている。
白井良成、松下光範、「IRプロジェクタを用いた実環境への情報提示手法の提案」、"情報処理技術レターズ(FIT2003)",Vol.2,pp.287-289,2003 米国特許第6018374号明細書
上記の文献に記載されたように、スクリーンに表示する可視画像に不可視の赤外画像を重ねて表示することで表示情報(画像や映像)を制御できたり、盗撮等の不正行為の抑制に有効であるが、本来の情報を投写表示するプロジェクタに加えて、赤外画像を投写する2台目のプロジェクタが必要である。プロジェクタの小型化に伴って可搬型のプロジェクタが増加していることを考慮すると、2台のプロジェクタを用いることは携帯性を阻害するという課題がある。さらに、使用に際してはそれら2台のプロジェクタが投写表示する表示位置を正確に合わせ込む必要がある。プロジェクタを移動するたびに2台のプロジェクタの投写表示位置を正確に合わせ込む作業が必要となり、特に赤外画像は不可視の画像であるため、目視での作業ができないこともあって、設置性や使い勝手が非常に悪くなるという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、特に1台の装置で、表示画像(画像や映像)の制御を行うために可視画像と不可視の赤外画像とを一つの投写面上に重畳して表示することが可能であり、簡便かつ携帯性に優れたプロジェクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1のプロジェクタは、可視光と赤外光とを含む光を射出する光源と、前記光源からの光を波長域が異なる複数の波長域の光に分離する光分離手段と、前記光分離手段によって分離された可視光を変調する少なくとも1つの可視光用光変調素子と、前記光分離手段によって分離された1種類の赤外光または互いに波長域が異なる少なくとも2種類の赤外光を変調する少なくとも1つの赤外光用光変調素子と、前記可視光用光変調素子によって変調された変調光と前記赤外光用光変調素子によって変調された変調光とを1つに合成して合成光とする光合成手段と、前記光合成手段によって合成された合成光を被投写面上に投写表示する投写手段と、を備え、前記可視光用光変調素子によって形成された可視光画像と前記赤外光用光変調素子によって形成された赤外画像とを同一の被投写面上で重畳して表示することを特徴とする。
本発明の第2のプロジェクタは、可視光を含む光を射出する第1光源と、赤外光を含む光を射出する第2光源と、前記第1光源、前記第2光源のうち、少なくとも前記第1光源からの光を互いに波長域が異なる複数の波長域の光に分離する光分離手段と、前記光分離手段によって分離された可視光を変調する少なくとも1つの可視光用光変調素子と、前記第2光源からの赤外光を変調する少なくとも1つの赤外光用光変調素子と、前記可視光用光変調素子によって変調された変調光と前記赤外光用光変調素子によって変調された変調光とを1つに合成して合成光とする光合成手段と、前記光合成手段によって合成された合成光を被投写面上に投写表示する投写手段と、を備え、前記可視光用光変調素子によって形成された可視光画像と前記赤外光用光変調素子によって形成された赤外画像とを同一の被投写面上で重畳して表示することを特徴とする。
本発明の第3のプロジェクタは、互いに発光波長域が異なる複数の光源と、前記複数の光源の各々から射出された可視光を変調する少なくとも1つの可視光用光変調素子と、前記複数の光源の各々から射出された1種類の赤外光または互いに波長域が異なる少なくとも2種類の赤外光を変調する少なくとも1つの赤外光用光変調素子と、前記可視光用光変調素子によって変調された変調光と前記赤外光用光変調素子によって変調された変調光とを1つに合成して合成光とする光合成手段と、前記光合成手段によって合成された合成光を被投写面上に投写表示する投写手段と、を備え、前記可視光用光変調素子によって形成された可視光画像と前記赤外光用光変調素子によって形成された赤外画像とを同一の被投写面上で重畳して表示することを特徴とする。
これら本発明の第1〜第3のプロジェクタの構成によれば、可視画像と不可視の赤外画像の表示状態を独立に制御できるとともに、両方の画像を一つの被投写面上に正確に重畳した状態で表示することができ、表示情報(画像や映像)の制御が可能となる。また、可視画像と赤外画像の重畳表示を1台のプロジェクタで行えるため、プロジェクタを移動させた場合であっても可視画像と赤外画像の表示位置を合わせ込む作業が必要なく、使い勝手を大幅に向上できる。また、表示システム全体を小型化することができ、携帯性に優れたものとなる。上記第1〜第3のプロジェクタは、光源の構成を中心に分けたものであり、第1のプロジェクタは可視光と赤外光とを含む光を射出する光源(例えば白色光源)を用いたもの、第2のプロジェクタは可視光を含む光を射出する第1光源(例えば白色光源)と、赤外光を含む光を射出する第2光源(例えば赤外光源)を併用したもの、第3のプロジェクタは各色光、赤外光毎に専用の光源を用いたもの、である。
なお、本発明の第1〜第3のプロジェクタの可視光用光変調素子として、互いに波長域が異なる少なくとも3種類の可視光をそれぞれ変調する少なくとも3つの可視光用光変調素子を用いる構成とすれば、カラーの可視光画像と赤外画像とを得ることができる。
また、前記可視光用光変調素子と前記赤外光用光変調素子とを、画像表示領域の寸法および解像度が同一の光変調素子で構成することが望ましい。
この構成によれば、可視画像の1画素と赤外画像の1画素とを対応させた表示を容易に実現することができる。これにより、画像内の局所的なデータのレベル(例えば画素単位)で表示情報の細かな制御が可能となる。さらに、仕様が異なる複数種類の光変調素子を準備する必要がないため、装置のコストが低減しやすい。
また、前記赤外光を互いに波長域が異なる複数の赤外光に分離する赤外光分離手段と、前記赤外光分離手段によって分離された互いに波長域が異なる複数の赤外光をそれぞれ変調する複数の赤外光用光変調素子と、をさらに備えた構成としてもよい。
この構成によれば、2種類以上の赤外画像を独立に表示することができるため、表示情報の多様な制御が可能となる。
また、前記光合成手段は、空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する媒質からなるプリズムで構成されていることが望ましい。
この構成によれば、プリズムで光合成手段を構成することで光路長を短くできるため、多くの光変調素子を用いるために光変調素子と投写手段との距離が長くならざるを得ない場合であっても、投写手段の小型化、低コスト化、光利用効率の向上によるプロジェクタの高輝度化を実現できる。また、プリズムを構成する媒質の屈折率が高いほど光路長を短くでき、好適である。
また、前記可視光用光変調素子から前記投写手段までの距離(L)と前記赤外光用光変調素子から前記投写手段までの距離(LIR)とを異ならせることが望ましい。具体的には、L<LIRとすることが望ましい。
例えば投写手段にレンズを用いた場合、レンズを構成するレンズ硝材は屈折率の波長依存性を持っているため、色収差等の光学収差の発生が避けられない。また、投写手段の焦点距離が波長依存性を持っている場合であっても、可視光用光変調素子から投写手段までの距離と赤外光用光変調素子から投写手段までの距離とを異ならせることにより、可視画像間もしくは可視画像と赤外画像との間での光学収差の発生を抑えやすくなる。そして、各表示画像の焦点位置を合わせて(フォーカスぼけを抑制し)解像度の低下を抑制し、表示画像の高画質化を図ることができる。さらに、可視光用光変調素子が複数の場合には、その各々に対して投写手段までの距離を異ならせてもよい。
なお、光学収差の発生を抑えることで高画質化を図るその他の手法として、プリズムにアッベ数の大きな(屈折率の波長依存性が小さい)媒質を用いてもよい。同様の観点から、屈折率の波長依存性が特異な異常分散媒質(=ガラス)の使用も好適である。
また、前記赤外光用光変調素子が液晶ライトバルブで構成されている場合、前記液晶ライトバルブに付帯する偏光子が、光反射型偏光子または金属を含有する光吸収型偏光子で構成されていることが望ましい。
赤外光用光変調素子が液晶ライトバルブである場合、液晶ライトバルブの光入射側、光射出側に偏光子が必要となる。ところが、光変調素子や偏光子に赤外光を照射した場合、可視光を照射した場合に比べて光変調素子や偏光子が帯熱しやすく、光変調素子や偏光子の劣化が生じやすい。そこで、光反射型偏光子を用いれば、光反射型偏光子は光吸収が少ないため、帯熱を抑制することができる。あるいは、金属を含有する光吸収型偏光子であれば、耐熱性に優れ、帯熱による劣化が生じにくいため、このような使用形態では好適である。
また、前記可視光用光変調素子および前記赤外光用光変調素子として、透過型液晶ライトバルブ、反射型液晶ライトバルブ、微小ミラーアレイ素子のいずれかで構成することができる。
特に赤外光用光変調素子については、赤外光が照射されると帯熱が生じやすいため、反射型液晶ライトバルブ、微小ミラーアレイ素子等の反射型素子を用いた構成は熱的な影響を低減しやすく、好適である。
また、前記赤外画像を表示している状態を示すマーカーを被投写面上に表示する機能を備えることが望ましい。あるいは、前記赤外画像を表示している状態を示すインジケータを装置本体に備えることが望ましい。
この構成によれば、人には視認できない赤外画像を表示しているか否かを、プロジェクタの使用者や視聴者がカメラ等の撮像素子を用いることなく容易に判別することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態では、4つの透過型液晶ライトバルブを用いた液晶プロジェクタの一構成例について説明する。
図1は本実施形態のプロジェクタの概略構成図、図2は同プロジェクタで用いるダイクロイックミラー(ダイクロイックプリズム)の分光特性を示す図、図3は同プロジェクタで用いる液晶ライトバルブ周辺の拡大図、である。
なお、以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素毎に寸法や位置関係の縮尺を異ならせてある。
本実施形態のプロジェクタ1は、図1に示すように、光源2、紫外線カットフィルター3、ダイクロイックミラー4,5,6(光分離手段)、反射ミラー7,8、液晶ライトバルブ9R,9G,9B(可視光用光変調素子)、液晶ライトバルブ9IR(赤外光用光変調素子)、ダイクロイックプリズム10,11,12(光合成手段)、投写レンズ13(投写手段)から概略構成されている。光源2は、可視光と赤外光とを含む光を射出可能な光源である。具体的には、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ等の白色光と赤外光とを含む光を射出するランプを用いることができる。ランプから射出された照明光は、リフレクター14で集光され、紫外線カットフィルター3に入射し、紫外線カットフィルター3によって不要な紫外光が除去される。
紫外線カットフィルター3から射出された光はダイクロイックミラー4に入射する。ダイクロイックミラー4は、図2(a)に示すように、青色光(B光)、緑色光(G光)、赤色光(R光)を透過する一方、赤外光(IR光)を反射する分光特性を有している。よって、青色光、緑色光、赤色光はダイクロイックミラー4を透過し、赤外光はダイクロイックミラー4で反射する。ダイクロイックミラー4を透過した青色光、緑色光、赤色光はダイクロイックミラー5に入射する。ダイクロイックミラー5は、図2(b)に示すように、青色光を透過し、緑色光、赤色光、赤外光を反射する分光特性を有している。よって、青色光はダイクロイックミラー5を透過し、緑色光、赤色光はダイクロイックミラー5で反射する。ダイクロイックミラー5を透過した青色光は反射ミラー7を経て青色光用液晶ライトバルブ9Bに入射する。
なお、ここでは一例として、青色光:概ね380nm〜495nmの波長域の光、緑色光:概ね495nm〜585nmの波長域の光、赤色光:概ね585nm〜720nmの波長域の光、赤外光:概ね720nm〜1100nmを想定している。人間の視認波長域は一般的には380〜780nmと言われているが、実際には720nm以上になるとほとんど視感度を持たない。また、撮像素子の主流であるSi系フォトセンサーの感度限界は概ね1100nmである。
一方、ダイクロイックミラー5で反射した緑色光、赤色光はダイクロイックミラー6に入射する。ダイクロイックミラー6は、図2(c)に示すように、赤色光、赤外光を透過し、青色光、緑色光を反射する分光特性を有している。よって、赤色光はダイクロイックミラー6を透過し、緑色光はダイクロイックミラー6で反射する。ダイクロイックミラー6を透過した赤色光は赤色光用液晶ライトバルブ9Rに入射する。ダイクロイックミラー6で反射した緑色光は緑色光用液晶ライトバルブ9Gに入射される。このようにしてR,G,Bの各色光は各色光用液晶ライトバルブ9R,9G,9Bにおいて外部からの情報に基づいて変調された後、画像情報を内包した色光としてそれぞれダイクロイックプリズム10,11に向けて射出される。
また、ダイクロイックミラー4で反射した赤外光は反射ミラー8を経て赤外光用液晶ライトバルブ9IRに入射される。赤外光は赤外光用液晶ライトバルブ9IRにおいて外部からの情報に基づいて変調された後、画像情報を内包した赤外光としてダイクロイックプリズム11に向けて射出される。
図示は省略したが、各液晶ライトバルブ9R,9G,9B,9IRの光入射側および光射出側には一対の偏光子が配置され、透過型液晶ライトバルブを通過する光の偏光状態を制御して変調光の位相情報を強度情報に変換し、表示画像を形成する。特に赤外光を変調する液晶ライトバルブ9IRには、光吸収が少ない光反射型偏光子(この場合には光入射側に限定)、あるいは耐熱性に優れた金属粒子を含有した光吸収型偏光子(この場合は光入射側、光射出側の双方に設置可能)が配置されている。これにより、帯熱による偏光子や液晶ライトバルブの劣化を防ぎ、コントラストの高い画像形成を実現することができる。具体的に、光反射型偏光子としては、金属ワイヤーを微細ピッチで周期的に配列したワイヤーグリッド偏光子、複屈折率の異なる2種類の透明素材を微細ピッチで周期的に積層したDBEF板(商品名:住友スリーエム社)を使用でき、光吸収型偏光子としては、形状異方性を有する金属粒子を配向させたポーラコア(商品名:コーニング社)等を使用できる。
各液晶ライトバルブ9R,9G,9B,9IRから射出された変調光はダイクロイックプリズム10,11,12で順次合成される。すなわち、ダイクロイックプリズム10(ダイクロイックプリズム10内のダイクロイックミラー)は、図2(d)に示すように、青色光を透過し、緑色光、赤色光、赤外光を反射する分光特性を有している。よって、ダイクロイックプリズム10を青色光が透過し緑色光が反射することで、青色光と緑色光とが合成される。また、ダイクロイックプリズム11(ダイクロイックプリズム11内のダイクロイックミラー)は、図2(e)に示すように、赤外光を透過し、青色光、緑色光、赤色光を反射する分光特性を有している。よって、ダイクロイックプリズム11を赤外光が透過し赤色光が反射することで、赤色光と赤外光とが合成される。さらに、ダイクロイックプリズム12(ダイクロイックプリズム12内のダイクロイックミラー)は、図2(f)に示すように、青色光、緑色光を透過し、赤色光、赤外光を反射する分光特性を有している。よって、ダイクロイックプリズム12を青色光、緑色光が透過し赤色光、赤外光が反射することで、全ての変調光が一つに合成される。
このようにして、合成された変調光が一つの投写光となり、投写レンズ13によって図示しないスクリーン上に投写される。青色光用液晶ライトバルブ9Bと緑色光用液晶ライトバルブ9Gと赤色光用液晶ライトバルブ9Rから射出された各色光は一つに合成されて可視のカラー画像を形成し、赤外光用液晶ライトバルブ9IRから射出された赤外光は単独で不可視の赤外画像を形成する。そのため、可視のカラー画像と不可視の赤外画像とが重畳された(重ね合わされた)一つの画像となってスクリーン上に表示される。
ところで、プリズムタイプのダイクロイック素子は、可視域と赤外域で光学的に透明なガラス硝材やプラスチック樹脂からなるプリズムによってダイクロイック膜を挟持した光学素子である。このような空気よりも屈折率が高い媒質からなる光学素子を光路中に配置すると、光学素子を配置しない場合に比べて光路長を屈折率に応じて短縮できる。すなわち、ミラータイプのダイクロイック素子を用いる場合に比べて、液晶ライトバルブ9R,9G,9B,9IRと投写レンズ13との間の光路長を短くできるため、投写レンズ13の小型化と低コスト化、投写レンズ13のF値を小さくすることによる光利用効率向上に伴う高輝度化を実現しやすい。
また、ガラス硝材やプラスチック樹脂はその屈折率に波長依存性を有するため、これらの素材を用いるダイクロイックプリズムではダイクロイックプリズムと投写レンズとの間の光路長が波長によってわずかに異なる現象を生じる。同様に、これらの素材を用いる投写レンズでは焦点距離(焦点位置)が波長によって異なる現象を生じる。その結果、表示画像のフォーカスぼけや解像度の低下、色のにじみ等が発生し、画質低下を招く。
そこで、本実施形態のプロジェクタでは、図3に示すように、投写レンズ13−可視光用液晶ライトバルブ(赤色光用液晶ライトバルブ9R、緑色光用液晶ライトバルブ9G、青色光用液晶ライトバルブ9B)の(物理的な)距離LR,LG,LBと投写レンズ13−赤外光用液晶ライトバルブ9IRの(物理的な)距離LIRとを異ならせる(具体的にはLR=LG=LB<LIR)ことが望ましい。特に赤外光は、上述のように、概ね720nm〜1100nmの波長を想定しており、青色光、緑色光、赤色光の可視光に比較して、波長の範囲が広い。よって、赤外光による画質低下の影響は、可視光に比較して大きい。したがって、投写レンズ13−赤外光用液晶ライトバルブ9IRの(物理的な)距離LIRを異ならせる(具体的にはLR=LG=LB<LIR)ことで、各色光用液晶ライトバルブ9R、9G、9B間では投射レンズ13との距離を略同一として組み立ての容易さを保ちつつ、画質低下を低減することができる。あるいは、可視光用液晶ライトバルブ間においても、投写レンズ13−各色光用液晶ライトバルブ9R,9G,9Bの(物理的な)距離LB、LG、LRを異ならせても良い(具体的にはLB<LG<LR<LIR)。すなわち、長波長域の光に対応する投写レンズ13−液晶ライトバルブ9R,9G,9B,9IR間の距離を短波長域のそれよりも長く設定しても良い。こうすると、全ての液晶ライトバルブ9R,9G,9B,9IRと投射レンズ13との距離を異ならせる必要があるので、組み立ての困難さは増すが、波長による光路長を同一にし、画質低下をより防止することができる。
なお、投写レンズ13−各液晶ライトバルブ9R,9G,9B,9IR間の(物理的な)距離を異ならせる以外にも、ダイクロイックプリズム10,11,12や投写レンズ13にアッベ数の大きな(屈折率の波長依存性が小さい)媒質を用いる、屈折率の波長依存性が特異な特性を有する異常分散素材を用いる等の方法も効果的である。
赤外光を変調する赤外光用液晶ライトバルブ9IRは、可視光を変調する他の液晶ライトバルブ9R,9G,9Bと同一の液晶ライトバルブで構成されており、液晶ライトバルブの各部の寸法、解像度、画素数等が同一に設定されている。これにより、可視のカラー画像と不可視の赤外画像が画素レベルで完全に重畳された(重ね合わされた)一つの画像をスクリーン上に形成することができ、画像内の局所的なデータのレベル(画素単位)で表示情報の細かな制御が可能となる。また、この構成であれば、仕様が異なる複数種類の液晶ライトバルブを準備する必要がなく、装置のコストを低減し易いという利点もある。
なお、液晶ライトバルブ9R,9G,9B,9IRで使用する液晶材料は電気光学効果に波長依存性を有するため、変調する光の波長に応じて液晶材料を変えたり、液晶セルの厚みを変えるなどにより、形成画像の高画質化を図ることが望ましい。また、可視のカラー画像と不可視の赤外画像とで表示情報の制御性を同一にする必要がなく、画素単位での細かな制御性を必要としないならば、カラー画像を形成する液晶ライトバルブ9R,9G,9Bに対して寸法、解像度、画素数等が異なる液晶ライトバルブを赤外画像形成用の液晶ライトバルブ9IRとして用いてもよい。
また、本実施形態のプロジェクタ1は、赤外画像を表示している期間において可視画像の周辺部等の目立たない箇所に、現在赤外画像を表示していることを示す、可視画像によるマーカーを表示する機能を備えている。これにより、人には視認できない赤外画像を表示しているか否かをカメラ等の撮像素子を用いることなく、プロジェクタの使用者や視聴者が容易に判別できる。なお、可視画像でのマーカーの表示に代えて、赤外画像を表示中であることを示すインジケータ類をプロジェクタ本体に設置する等の構成であってもよい。
赤外画像は人には視認できないが、CCDやCMOSセンサー等の撮像素子を搭載したカメラや赤外線カメラ等を通して見ることができる。そのため、大まかな画像は可視画像として表示し、それらと関連する子細な情報は赤外画像として表示するようにすれば、情報量と見やすさの双方を両立することができる。また、赤外画像内の情報をネットワーク上の情報源にアクセスするための情報(例えば、URLやIPアドレス)と関連付けておけば、ネットワークに接続可能なカメラ付き携帯端末で赤外画像を撮像するだけで、詳細情報を簡単に得ることができる。
この種の使い方を想定した場合、本実施形態のプロジェクタ1では、カラーの可視画像に不可視の赤外画像を画素単位で重畳させて表示できるため、両画像の細かな関連付け、表示制御が可能となる。また、本実施形態のプロジェクタ1では、可視光の波長域と赤外光の波長域とが重ならないように波長の切り分けを行っているため、両光のカットオフ波長に対応した光フィルターを備えたカメラを用いれば、可視画像と赤外画像との正確な切り分けができ、一方の画像だけを選択的に読み取ることができる。
以上のように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、カラーの可視画像と不可視の赤外画像の表示状態を独立に制御できるとともに、両画像を一つのスクリーン上に正確に重畳した状態で表示することができ、表示情報(画像や映像)の制御が可能となる。また、可視画像と赤外画像の重畳表示を1台のプロジェクタで行えるため、プロジェクタを移動させた場合であっても可視画像と赤外画像の表示位置を合わせ込む作業が必要なく、使い勝手に優れたものとなる。また、表示システム全体を小型化することができるため、携帯性に優れたものとなる。
[第2の実施の形態]
以下、本発明の第2の実施の形態を図4を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクタの基本構成は第1実施形態のプロジェクタと略同様であるが、可視光用の白色光源とは別に赤外光用光源を独立して備えた点が異なっている。
図4は本実施形態のプロジェクタの概略構成図である。なお、図4において、第1実施形態で用いた図1と共通の構成要素には同一の符号を付し、その構成要素についての詳細な説明は省略する。
高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等の放電型の光源の多くは可視光とともに赤外光も放射するが、強度の大きな赤外光を得ることは一般的には難しい(キセノンランプやハロゲンランプでは比較的強度の大きな赤外光が得られるが、白色光を構成する三原色光の強度バランスが悪い)。また、CCDやCMOSセンサーなどの撮像素子は赤外域(概ね1100nm)まで感度を有するが、800nmを超える波長域では一般的に大幅に感度が低下する。さらに、環境光には赤外光が含まれる場合が多く、赤外画像を鮮明に表示したり、撮像素子で容易に撮像可能とするためには、赤外画像の表示輝度を高める必要がある。
そこで、本実施形態のプロジェクタ21の場合、図4に示すように、可視光用光源22とは別個に赤外光用光源23を独立して備えている。例えば、可視光用光源22に高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等を用い、赤外光用光源23にキセノンランプ、ハロゲンランプ等を用いることができる。もしくは、キセノンランプやハロゲンランプに代えて、赤外発光ダイオード(Light Emitting Diode, LED)や赤外レーザ等の固体光源を使用することができる。このように、可視光用光源22と赤外光用光源23とを別個に備えることによって赤外光の強度を高めやすくなる。
可視光用光源22の光射出側には紫外光・赤外光カットフィルター24が、赤外光用光源23の光射出側には紫外光・可視光カットフィルター25が、各々必要に応じて配置される。勿論、除去対象となる波長域の光を各々の光源22,23が射出しない場合には、対応する光カットフィルターは不要である。これは、各々の液晶ライトバルブに対応する波長域の光のみを確実に入射させ、可視画像や赤外画像における表示情報(画像や映像)の制御性を向上させたり、色純度の向上による高画質化を図ったり、液晶ライトバルブ毎の仕様を入射光に合わせて最適化しやすくするためである。
可視光用光源22から射出された光は紫外光・赤外光カットフィルター24によって不要な紫外光や赤外光が除去された可視光となり、ダイクロイックミラー5,6で青色光、緑色光、赤色光に分離された後、対応する各色光用液晶ライトバルブ9R,9G,9Bに入射する。一方、赤外光用光源23から射出された光は紫外光・可視光カットフィルター25によって不要な紫外光や可視光が除去された赤外光となり、対応する赤外光用液晶ライトバルブ9IRに入射する。そして、各々の液晶ライトバルブ9R,9G,9B,9IRで外部からの情報に基づいて光を変調し、画像情報を内包した光として射出する。以降の構成および作用は第1実施形態と同様である。
本実施形態のプロジェクタ21においても、カラーの可視画像と不可視の赤外画像を一つのスクリーン上に正確に重畳させることができ、可視画像と赤外画像の表示位置を合わせ込む作業が必要なく使い勝手に優れたものとなる、表示システムを小型化でき、携帯性に優れたものとなる、といった第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、特に本実施形態においては、赤外光用光源23を独立して備えたことにより赤外光の強度を高めやすくなり、鮮明な赤外画像を得ることができる。赤外光は西日等の通常の使用環境下に普通に存在するため、プロジェクタの使用環境によっては赤外画像の輝度が環境赤外光に比べて相対的に低く、所望の赤外表示を実現できない場合が考えられる。このような場合には本実施形態の構成が好適である。
[第3の実施の形態]
以下、本発明の第3の実施の形態を図5を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクタは第1、第2実施形態のプロジェクタと異なり、発光波長域が互いに異なる4つの光源を備えたものである。
図5は本実施形態のプロジェクタの概略構成図である。なお、図5において、図1、図4と共通の構成要素には同一の符号を付し、その構成要素についての詳細な説明は省略する。
本実施形態のプロジェクタ31は、図5に示すように、青色光を射出する青色光用光源32Bと、緑色光を射出する緑色光用光源32Gと、赤色光を射出する赤色光用光源32Rと、赤外光を射出する赤外光用光源32IRとを備えている。これらの光源32B,32G,32R,32IRにはLED、レーザー、EL素子、FED素子等の固体光源を用いることができる。各光源32B,32G,32R,32IRから射出された光はコリメートレンズ33で略平行化され、対応する液晶ライトバルブ9R,9G,9B,9IRに入射して変調される。なお、必要に応じて光フィルターを用いて各光源9R,9G,9B,9IRから射出された光から不要な波長域の光を除去してもよい。
本実施形態のプロジェクタ31においても、カラーの可視画像と不可視の赤外画像を一つのスクリーン上に正確に重畳させることができ、可視画像と赤外画像の表示位置を合わせ込む作業が必要なく使い勝手に優れたものとなる、表示システムを小型化でき、携帯性に優れたものとなる、といった第1、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、特に本実施形態においては、発光波長域が互いに重ならない4つの光源32B,32G,32R,32IRを使用しているため、ダイクロイックミラー等からなる光分離手段を用いる必要がなく、光学系を簡素化することができる。また、独立した赤外光用光源32IRを採用できるため、赤外画像の高輝度化が図りやすくなる。
[第4の実施の形態]
以下、本発明の第4の実施の形態を図6〜図8を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクタの基本構成は第1実施形態のプロジェクタと同様であるが、波長域が互いに異なる2つの赤外光に対応させて2つの赤外画像を独立して表示する構成とした点が第1実施形態と異なる。
図6は本実施形態のプロジェクタの概略構成図である。図7、図8は同プロジェクタで用いるダイクロイックミラーとダイクロイックプリズムの分光特性を示す図である。なお、図6において、図1と共通の構成要素には同一の符号を付し、その構成要素についての詳細な説明は省略する。
第1実施形態では、光源から射出された光を、青色光、緑色光、赤色光を透過し、赤外光を反射するダイクロイックミラーで分離した。これに対して、本実施形態のプロジェクタ41では、図6に示すように、光源2から射出された光を、青色光、緑色光、赤色光を透過し、赤外域の中で波長域が互いに異なる2つの赤外光(以下、便宜的にIR1光、IR2光と称する)を反射するダイクロイックミラー42(分光特性を図7(a)に示す)で分離している。すなわち、ダイクロイックミラー42によって光源2から射出された光を可視光と赤外光とに分離する。以降、可視光側の構成は第1実施形態と同様である。ダイクロイックミラー43,44の分光特性を図7(b)、(c)に示すが、これは図2(b)、(c)に示すダイクロイックミラー5,6の分光特性と基本的に同一である。
一方、ダイクロイックミラー42で反射された赤外光は、ダイクロイックミラー45に入射する。ダイクロイックミラー45は、図7(d)に示すように、IR1光を反射し、IR2光を透過する分光特性を有している。よって、IR1光はダイクロイックミラー45で反射し、IR1光用液晶ライトバルブ9IR1に入射する一方、IR2光はダイクロイックミラー45を透過し、IR2光用液晶ライトバルブ9IR2に入射する。そして、IR1、IR2の各赤外光は各液晶ライトバルブ9IR1,9IR2において外部からの情報に基づいて変調された後、画像情報を内包した赤外光としてそれぞれ両面反射プリズム46、反射プリズム47に向けて射出される。
赤色光用液晶ライトバルブ9Rによって変調された光は両面反射プリズム46によって反射され、ダイクロイックプリズム48に入射する。また、図8(a)に分光特性を示すダイクロイックプリズム10で青色光と緑色光とが合成された合成光もダイクロイックプリズム48に入射する。ダイクロイックプリズム48は、図8(b)に示すように、青色光、緑色光を透過し、赤色光を反射する分光特性を有している。よって、ダイクロイックプリズム48によって青色光と緑色光との合成光と赤色光とが合成され、変調された可視光が生成される。
両面反射プリズム46で反射された変調後のIR1光と反射プリズム47で反射された変調後のIR2光は、ダイクロイックプリズム49に入射される。ダイクロイックプリズム49は、図8(c)に示すように、IR1光を反射し、IR2光を透過する分光特性を有している。よって、ダイクロイックプリズム49によってIR1光とIR2光とが合成され、変調された赤外光が生成される。
変調後の可視光と変調後の赤外光は、ダイクロイックプリズム50に入射される。ダイクロイックプリズム50は、図8(d)に示すように、可視光(青色光、緑色光、赤色光)を透過し、赤外光(IR1光、IR2光)を反射する分光特性を有している。よって、ダイクロイックプリズム50によって可視光と赤外光とが合成され、その合成光が投写レンズ13に入射され、投写レンズ13によってスクリーン上に投写される。
本実施形態のプロジェクタ41においても、カラーの可視画像と不可視の赤外画像を一つのスクリーン上に正確に重畳させることができ、可視画像と赤外画像の表示位置を合わせ込む作業が必要なく使い勝手に優れたものとなる、表示システムを小型化でき、携帯性に優れたものとなる、といった第1〜第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、特に本実施形態においては、2種類の赤外画像を独立に表示できるため、表示情報の多様な制御が可能になる。例えば、可視画像で表示された文章の翻訳文を2種類の言語で表示するような場合、言語毎に異なる波長域の赤外画像として表示すれば、観賞者が必要な翻訳文のみを取得できるため、情報量の確保と見やすさを両立できる。勿論、同様の観点で、赤外光を波長域が異なる3つ以上の赤外光に分離し、それぞれを独立して変調できる構成としてもよい。
[第5の実施の形態]
以下、本発明の第5の実施の形態を図9、図10を参照して説明する。
上記実施形態では透過型光変調素子(透過型液晶ライトバルブ)を用いた例を挙げたが、本実施形態では反射型光変調素子(反射型液晶ライトバルブ)を用いたプロジェクタの例を説明する。
図9は本実施形態のプロジェクタの概略構成図である。図10は同プロジェクタで用いるダイクロイックミラー(ダイクロイックプリズム)、偏光ビームスプリッタ(Polarized Beam Spritter,以下、PBSと略記する)プリズムの分光特性を示す図である。なお、図9において、図1と共通の構成要素には同一の符号を付し、その構成要素についての詳細な説明は省略する。
本実施形態のプロジェクタ51は、図9に示すように、光源2、紫外線カットフィルター3、ダイクロイックミラー52(光分離手段)、波長選択位相差素子53,54、反射型の液晶ライトバルブ60R,60G,60B(可視光用空間光変調素子)、反射型の液晶ライトバルブ60IR(赤外光用空間光変調素子)、PBSプリズム55,56(光合成手段)、ダイクロイックプリズム57(光合成手段)、投写レンズ13(投写手段)から概略構成されている。可視光と赤外光を放射する光源2から射出された照明光は紫外光カットフィルター3によって不要な紫外光が除去された後、図10(a)にその分光特性を示すダイクロイックミラー52で青色光と緑色光の合成光(反射)と赤色光と赤外光の合成光(透過)とに分離される。
青色光と緑色光の合成光は不図示の偏光板で特定の偏光(例えばP偏光)に変換された後、波長選択位相差素子53に入射し、ここで青色光の偏光方向が90度回転され、S偏光となって射出される。このとき、緑色光は偏光回転作用を受けないため、P偏光のまま射出される。波長選択位相差素子53によって波長域に応じて偏光状態を変換された2つの色光は、図10(c)にその分光特性を示すPBSプリズム55に入射し、偏光状態に応じて分離され、各々対応する反射型液晶ライトバルブ(青色光用液晶ライトバルブ60B、緑色光用液晶ライトバルブ60G)に入射する。各液晶ライトバルブ60B,60Gでは外部からの情報に基づいて光の偏光状態を変換(例えばP偏光からS偏光、もしくはS偏光からP偏光)することで画像情報を内包させる。したがって、青色光用液晶ライトバルブ60Bに入射したS偏光は画像情報に応じて部分的にP偏光に変換されて射出される。一方、緑色光用液晶ライトバルブ60Gに入射したP偏光は画像情報に応じて部分的にS偏光に変換されて射出される。各液晶ライトバルブ60B,60Gから射出された色光は再びPBSプリズム55に入射し、偏光状態に応じて選択的に分離され、画像情報に応じた偏光状態を有する色光のみがダイクロイックプリズム57へと射出される。
同様に、赤色光と赤外光の合成光も波長選択位相差素子54、図10(d)にその分光特性を示すPBSプリズム56、対応する2つの液晶ライトバルブ60R,60IR、PBSプリズム56を経てダイクロイックプリズム57へと入射する。なお、PBSプリズム55,56とダイクロイックプリズム57との間にはそれぞれスペーサー58,59が装入されている。これらスペーサー58,59の使用目的は、ダイクロイックプリズム57に対してPBSプリズム55,56や波長選択位相差素子53,54等を配置し易くすることであるため、その使用は必須ではない。
4つの液晶ライトバルブ60B,60G,60R,60IRから射出された画像情報を内包した各変調光は、図10(b)にその分光特性を示すダイクロイックプリズム57で合成されて一つの投写光となり、投写レンズ13によってスクリーン上に投写される。
本実施形態のプロジェクタ51においても、カラーの可視画像と不可視の赤外画像を一つのスクリーン上に正確に重畳させることができ、可視画像と赤外画像の表示位置を合わせ込む作業が必要なく使い勝手に優れたものとなる、表示システムを小型化でき、携帯性に優れたものとなる、といった第1〜第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態の構成では、波長域の近い光を一つのPBSプリズム55,56で分光する構成としているため、PBSプリズム55,56の帯域を狭くすることができ、分光特性を高性能化しやすいという利点もある。
なお、2箇所のスペーサー58,59を波長選択位相差素子に置き換えてもよい。例えば、PBSプリズム55とダイクロイックプリズム57との間のスペーサー58を波長選択位相差素子53に置き換え、PBSプリズム56とダイクロイックプリズム57との間のスペーサー59を波長選択位相差素子54に置き換えてもよい。波長選択位相差素子53を透過する青色光の偏光状態をP偏光からS偏光に変換(緑色光の偏光状態はS偏光のままで不変)し、同様に波長選択位相差素子54を透過する赤外光の偏光状態をS偏光からP偏光に変換(赤色光の偏光状態はP偏光のままで不変)すると、ダイクロイックプリズム57で反射する青色光と緑色光とがS偏光となり、ダイクロイックプリズム57を透過する赤色光と赤外光とがP偏光となる。このようにすることで、ダイクロイックプリズム57における光合成時の光利用効率を向上することができる。また、その場合には、ダイクロイックプリズム57をPBSプリズムに置き換えることもでき、投写画像の高コントラスト化を実現しやすい点で好ましい。
[第6の実施の形態]
以下、本発明の第6の実施の形態を図11、図12を参照して説明する。
第5実施形態では反射型光変調素子として反射型液晶ライトバルブを用いた例を挙げたが、本実施形態では反射型光変調素子としてミラーアレイライトバルブを用いたプロジェクタの例を説明する。
図11(a)、(b)は本実施形態のプロジェクタの概略構成図であり、図11(a)は同プロジェクタの断面図、図11(b)は同プロジェクタの平面図である。図12は同プロジェクタで用いるダイクロイックミラーの分光特性を示す図である。なお、図11(a)、(b)において、図1と共通の構成要素には同一の符号を付し、その構成要素についての詳細な説明は省略する。
本実施形態のプロジェクタ61では、反射型光変調素子として複数の微小ミラーがアレイ状に配置されたミラーアレイライトバルブ62B,62G,62R,62IR(例えばテキサスインスツルメンツ社のDMD)が用いられている。図11(a)に示すように、可視光と赤外光を放射する光源2から射出された照明光は、紫外光カットフィルター3によって不要な紫外光が除去された後、反射ミラー7とTIR(全反射)プリズムユニット63を経て、投写光軸Lに対して(XY平面と交わるように)下方側からダイクロイックプリズムユニット64に入射する。
ダイクロイックプリズムユニット64は、図11(b)に示すように、内部に3つのダイクロイックミラー65,66,67(光分離手段)とエアーギャップを備えた反射面68とを有する光分離素子である。ダイクロイックプリズムユニット64に入射した光源2からの光のうち、まず、図12(a)にその分光特性を示すダイクロイックミラー65によって赤色光が反射分離され、次いで、図12(b)にその分光特性を示すダイクロイックミラー66によって青色光が反射分離され、さらに図12(c)にその分光特性を示すダイクロイックミラー67によって赤外光が反射分離される。なお、ダイクロイックミラー65はエアーギャップを備えている。
ダイクロイックミラー65で反射分離された赤色光は、エアーギャップを備えた反射面68に対して大きな角度で入射するため反射面68で全反射され、赤色光用ミラーアレイライトバルブ62RにXY平面と交わるように下方側から入射する。また、ダイクロイックミラー66で反射分離された青色光は、赤色光の場合と同様に、エアーギャップを備えたダイクロイックミラー65で全反射され、青色光用ミラーアレイライトバルブ62Bに入射する。さらに、ダイクロイックミラー67で反射分離された赤外光は赤外光用ミラーアレイライトバルブ62IRに入射し、ダイクロイックミラー67を透過分離された緑色光は緑色光用ミラーアレイライトバルブ62Gに入射する。
各ミラーアレイライトバルブ62B,62G,62R,62IRでは外部からの情報に基づいて光強度が変調され、画像情報を内包した色光および赤外光として射出される。このとき、各光の反射方向はXY平面と略平行な方向に変換される。各ミラーアレイライトバルブ62B,62G,62R,62IRから射出された各光は、ミラーアレイライトバルブへの入射時と概ね逆の経路を辿りつつ投射光軸Lに沿って進み、ダイクロイックプリズムユニット64で順次合成されて一つの投写光となる。このとき、投射光はエアーギャップを備えたダイクロイックミラー65や反射面68に入射するが、ミラー面や反射面に対する入射角度が小さいため反射されずにほとんど透過する。そして、この投写光はTIRプリズムユニット63をそのまま透過し(TIRプリズムユニット63の全反射面では入射角度が小さいため反射されない)、投写レンズ13によってスクリーン上に投写される。
本実施形態のプロジェクタ61においても、カラーの可視画像と不可視の赤外画像を一つのスクリーン上に正確に重畳させることができ、可視画像と赤外画像の表示位置を合わせ込む作業が必要なく使い勝手に優れたものとなる、表示システムを小型化でき、携帯性に優れたものとなる、といった第1〜第5実施形態と同様の効果を得ることができる。
[変形例1]
以下、本発明の変形例1を図13、図14を参照して説明する。
本変形例1は、第1実施形態の構成において、ダイクロイックプリズムに代えて、光合成手段としてダイクロイックミラーを用いたものである。
図13は本実施形態のプロジェクタの概略構成図であり、図14は同プロジェクタで用いるダイクロイックミラーの分光特性を示す図である。なお、図13において、図1と共通の構成要素には同一の符号を付し、その構成要素についての詳細な説明は省略する。
また、図14(a)はダイクロイックミラー72の分光特性、図14(b)はダイクロイックミラー73の分光特性、図14(c)はダイクロイックミラー74の分光特性、図14(d)はダイクロイックミラー75の分光特性、図14(e)はダイクロイックミラー76の分光特性、図14(f)はダイクロイックミラー77の分光特性、をそれぞれ示している。
本例のプロジェクタ71では、ダイクロイックミラー72,73,74を光分離手段として用い、ダイクロイックミラー75,76,77を光合成手段として用いている。それ以外の構成は、第1実施形態と同様である。
本例のプロジェクタ71においても、カラーの可視画像と不可視の赤外画像を一つのスクリーン上に正確に重畳させることができ、可視画像と赤外画像の表示位置を合わせ込む作業が必要なく使い勝手に優れたものとなる、表示システムを小型化でき、携帯性に優れたものとなる、といった上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、本構成では、光合成手段として安価なダイクロイックミラーを用いているため、第1実施形態に比べて装置コストを低減しやすい。ただし、光学特性が劣る(投写レンズ−各ライトバルブ間距離が長くなるため高輝度化に不利、光合成手段であるダイクロイックミラーで非点収差が生じる)という不利な面もある。
[変形例2]
以下、本発明の変形例2を図15〜図17を参照して説明する。
本変形例2は、第4実施形態の構成において、ダイクロイックプリズムに代えて、光合成手段としてダイクロイックミラーを用いたものである。
図15は本実施形態のプロジェクタの概略構成図であり、図16、図17は同プロジェクタで用いるダイクロイックミラーの分光特性を示す図である。なお、図15において、第4実施形態の図6と共通の構成要素には同一の符号を付し、その構成要素についての詳細な説明は省略する。
また、図16(a)はダイクロイックミラー82の分光特性、図16(b)はダイクロイックミラー83の分光特性、図16(c)はダイクロイックミラー84の分光特性、図16(d)はダイクロイックミラー85の分光特性、図17(a)はダイクロイックミラー86の分光特性、図17(b)はダイクロイックミラー87の分光特性、図17(c)はダイクロイックミラー88の分光特性、図17(d)はダイクロイックミラー89の分光特性、をそれぞれ示している。
本例のプロジェクタ81では、ダイクロイックミラー82,83,84,85を光分離手段として用い、ダイクロイックミラー86,87,88,89を光合成手段として用いている。それ以外の構成は、第4実施形態と同様である。
本構成例の作用効果は上記変形例1と同様である。勿論、第1実施形態、第4実施形態以外の他の光学構成(例えば第5実施形態)においても、ダイクロイックプリズムに代えてダイクロイックミラーを用いることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、色光を青色光、緑色光、赤色光と想定したが、必ずしもこれら3色に限るものではなく、アプリケーションによって様々な変更が考えられ、例えば4色以上の色光や、逆に2色あるいは単色の色光を用いる構成としてもよい(勿論、色光の数に対応した可視光用光変調素子を用いた構成とする必要がある)。また、上記実施形態で例示した各種構成例の詳細部分は上記の例に限るものではなく、適宜変更が可能である。例えば、光源の射出側に光強度均一化手段としてロッドインテグレータやレンズアレイインテグレータを配置しても良い。
本発明の第1実施形態のプロジェクタの概略構成図である。 同プロジェクタで用いるダイクロイックミラー(ダイクロイックプリズム)の分光特性を示す図である。 同プロジェクタで用いる液晶ライトバルブ周辺の拡大図である。 本発明の第2実施形態のプロジェクタの概略構成図である。 本発明の第3実施形態のプロジェクタの概略構成図である。 本発明の第4実施形態のプロジェクタの概略構成図である。 同プロジェクタで用いるダイクロイックミラーの分光特性を示す図である。 同プロジェクタで用いるダイクロイックプリズムの分光特性を示す図である。 本発明の第5実施形態のプロジェクタの概略構成図である。 同プロジェクタで用いるダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズム、PBSプリズムの分光特性を示す図である。 本発明の第6実施形態のプロジェクタの概略構成図である。 同プロジェクタで用いるダイクロイックミラーの分光特性を示す図である。 本発明の変形例1のプロジェクタの概略構成図である。 同プロジェクタで用いるダイクロイックミラーの分光特性を示す図である。 本発明の変形例2のプロジェクタの概略構成図である。 同プロジェクタで用いるダイクロイックミラーの分光特性を示す図である。 同プロジェクタで用いるダイクロイックミラーの分光特性を示す図である。
符号の説明
1,21,31,41,51,61,71,81…プロジェクタ、2…光源、4,5,6,42,43,44,45,52…ダイクロイックミラー(光分離手段)、9R,9G,9B,60R,60G,60B…液晶ライトバルブ(可視光用光変調素子)、9IR,9IR1,9IR2,60IR…液晶ライトバルブ(赤外光用光変調素子)、10,11,12,48,49,50,57…ダイクロイックプリズム(光合成手段)、13…投写レンズ(投写手段)、22…可視光用光源、23…赤外光用光源、32B…青色光用光源、32G…緑色光用光源、32R…赤色光用光源、32IR…赤外光用光源、55,56…PBSプリズム(光合成手段)、62R,62G,62B…ミラーアレイライトバルブ(可視光用光変調素子)、62IR…ミラーアレイライトバルブ(赤外光用光変調素子)、64…ダイクロイックプリズムユニット、72,73,74…ダイクロイックミラー(光分離手段)、75,76,77…ダイクロイックミラー(光合成手段)、82,83,84,85…ダイクロイックミラー(光分離手段)、86,87,88,89…ダイクロイックミラー(光合成手段)。

Claims (11)

  1. 可視光と赤外光とを含む光を射出する光源と、
    前記光源からの光を波長域が異なる複数の波長域の光に分離する光分離手段と、
    前記光分離手段によって分離された可視光を変調する少なくとも1つの可視光用光変調素子と、
    前記光分離手段によって分離された1種類の赤外光または互いに波長域が異なる少なくとも2種類の赤外光を変調する少なくとも1つの赤外光用光変調素子と、
    前記可視光用光変調素子によって変調された変調光と前記赤外光用光変調素子によって変調された変調光とを1つに合成して合成光とする光合成手段と、
    前記光合成手段によって合成された合成光を被投写面上に投写表示する投写手段と、を備え、
    前記可視光用光変調素子によって形成された可視光画像と前記赤外光用光変調素子によって形成された赤外画像とを同一の被投写面上で重畳して表示することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 可視光を含む光を射出する第1光源と、
    赤外光を含む光を射出する第2光源と、
    前記第1光源、前記第2光源のうち、少なくとも前記第1光源からの光を互いに波長域が異なる複数の波長域の光に分離する光分離手段と、
    前記光分離手段によって分離された可視光を変調する少なくとも1つの可視光用光変調素子と、
    前記第2光源からの赤外光を変調する少なくとも1つの赤外光用光変調素子と、
    前記可視光用光変調素子によって変調された変調光と前記赤外光用光変調素子によって変調された変調光とを1つに合成して合成光とする光合成手段と、
    前記光合成手段によって合成された合成光を被投写面上に投写表示する投写手段と、を備え、
    前記可視光用光変調素子によって形成された可視光画像と前記赤外光用光変調素子によって形成された赤外画像とを同一の被投写面上で重畳して表示することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 互いに発光波長域が異なる複数の光源と、
    前記複数の光源の各々から射出された可視光を変調する少なくとも1つの可視光用光変調素子と、
    前記複数の光源の各々から射出された1種類の赤外光または互いに波長域が異なる少なくとも2種類の赤外光を変調する少なくとも1つの赤外光用光変調素子と、
    前記可視光用光変調素子によって変調された変調光と前記赤外光用光変調素子によって変調された変調光とを1つに合成して合成光とする光合成手段と、
    前記光合成手段によって合成された合成光を被投写面上に投写表示する投写手段と、を備え、
    前記可視光用光変調素子によって形成された可視光画像と前記赤外光用光変調素子によって形成された赤外画像とを同一の被投写面上で重畳して表示することを特徴とするプロジェクタ。
  4. 前記可視光用光変調素子と前記赤外光用光変調素子とが、画像表示領域の寸法および解像度が同一の光変調素子で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  5. 前記赤外光を互いに波長域が異なる複数の赤外光に分離する赤外光分離手段と、前記赤外光分離手段によって分離された互いに波長域が異なる複数の赤外光をそれぞれ変調する複数の赤外光用光変調素子と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  6. 前記光合成手段が、空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する媒質からなるプリズムで構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  7. 前記可視光用光変調素子から前記投写手段までの距離と前記赤外光用光変調素子から前記投写手段までの距離とを異ならせたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  8. 前記赤外光用光変調素子が液晶ライトバルブで構成され、
    前記液晶ライトバルブに付帯する偏光子が、光反射型偏光子または金属を含有する光吸収型偏光子で構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  9. 前記可視光用光変調素子および前記赤外光用光変調素子が透過型液晶ライトバルブ、反射型液晶ライトバルブ、微小ミラーアレイ素子のいずれかで構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  10. 前記赤外画像を表示している状態を示すマーカーを前記被投写面上に表示する機能を備えたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  11. 前記赤外画像を表示している状態を示すインジケータを装置本体に備えたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
JP2007011378A 2007-01-22 2007-01-22 プロジェクタ Expired - Fee Related JP4341680B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007011378A JP4341680B2 (ja) 2007-01-22 2007-01-22 プロジェクタ
US12/015,819 US7934836B2 (en) 2007-01-22 2008-01-17 Projector that is capable of superimposing and displaying a visible image and an invisible infrared image

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007011378A JP4341680B2 (ja) 2007-01-22 2007-01-22 プロジェクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008176195A true JP2008176195A (ja) 2008-07-31
JP4341680B2 JP4341680B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=39640849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007011378A Expired - Fee Related JP4341680B2 (ja) 2007-01-22 2007-01-22 プロジェクタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7934836B2 (ja)
JP (1) JP4341680B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008209709A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Seiko Epson Corp プロジェクタ
WO2011024442A1 (ja) * 2009-08-25 2011-03-03 三菱電機株式会社 集光光学系及び投写型画像表示装置
WO2011105564A1 (ja) 2010-02-25 2011-09-01 シャープ株式会社 映像表示スクリーン、映像表示システム、及び盗撮用カメラの検出方法
JP2012501588A (ja) * 2008-08-26 2012-01-19 エフピーエスアイ,インコーポレイテッド カメラを検出するためのシステム及び方法
WO2012070273A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 シャープ株式会社 画像表示装置およびそれに用いられる盗撮防止装置
JP2018180229A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 キヤノン株式会社 投射型表示装置
JP2019023692A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
JP2019219513A (ja) * 2018-06-20 2019-12-26 株式会社Jvcケンウッド プロジェクタ
WO2021002048A1 (ja) * 2019-07-04 2021-01-07 マクセル株式会社 投射型映像表示装置および障害物検出方法
JP2021086087A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 株式会社Jvcケンウッド 表示装置、表示装置の制御方法
CN114143420A (zh) * 2020-09-04 2022-03-04 聚晶半导体股份有限公司 双传感器摄像系统及其隐私保护摄像方法
WO2022230380A1 (ja) * 2021-04-27 2022-11-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 投影システム

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090180079A1 (en) * 2008-01-16 2009-07-16 Oakley Willliam S Projected Overlay for Copy Degradation
US8801190B2 (en) * 2008-08-06 2014-08-12 Disney Enterprises, Inc. Infrared imaging projection for camera blocking
US8840249B2 (en) 2008-10-31 2014-09-23 Christie Digital Systems, Inc. Method, system and apparatus for projecting visible and non-visible images
US20110165923A1 (en) 2010-01-04 2011-07-07 Davis Mark L Electronic circle game system
TWI402603B (zh) * 2009-04-06 2013-07-21 Young Optics Inc 光學引擎
US20110216205A1 (en) * 2010-03-03 2011-09-08 Christie Digital Systems Usa, Inc. Automatic calibration of projection system using non-visible light
US9077915B2 (en) 2010-04-07 2015-07-07 Projectiondesign As Interweaving of IR and visible images
TWI448804B (zh) * 2010-08-20 2014-08-11 Delta Electronics Inc 光源系統及包含該光源系統之投影裝置
IL208568B (en) * 2010-10-07 2018-06-28 Elbit Systems Ltd Mapping, discovering and tracking objects in an external arena by using active vision
KR101915615B1 (ko) * 2010-10-14 2019-01-07 삼성전자주식회사 모션 기반 사용자 인터페이스 제어 장치 및 방법
US8947527B1 (en) * 2011-04-01 2015-02-03 Valdis Postovalov Zoom illumination system
JP2012234149A (ja) * 2011-04-20 2012-11-29 Panasonic Corp 映像投影装置
US8599009B2 (en) 2011-08-16 2013-12-03 Elwha Llc Systematic distillation of status data relating to regimen compliance
US8770764B2 (en) * 2012-01-16 2014-07-08 Barco Lighting Systems, Inc. Programmable de-fogger system for a light projector
US9317109B2 (en) 2012-07-12 2016-04-19 Mep Tech, Inc. Interactive image projection accessory
US10073336B2 (en) 2012-09-11 2018-09-11 Barco N.V. Projection system with safety detection
GB2505708B (en) 2012-09-11 2015-02-25 Barco Nv Projection system with safety detection
FR2998561B1 (fr) 2012-11-29 2014-11-21 Saint Gobain Ct Recherches Poudre haute purete destinee a la projection thermique
US20140267171A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Hyundai Motor Company Display device to recognize touch
US9140444B2 (en) 2013-08-15 2015-09-22 Medibotics, LLC Wearable device for disrupting unwelcome photography
US9778546B2 (en) * 2013-08-15 2017-10-03 Mep Tech, Inc. Projector for projecting visible and non-visible images
JP6314439B2 (ja) * 2013-11-19 2018-04-25 セイコーエプソン株式会社 表示装置、及び、表示装置の制御方法
US10051209B2 (en) * 2014-04-09 2018-08-14 Omnivision Technologies, Inc. Combined visible and non-visible projection system
CN106151999A (zh) * 2015-01-30 2016-11-23 欧帝尔光学镀膜有限公司 使用led或荧光粉转换光源的投射系统
CN105243997B (zh) * 2015-09-28 2019-02-12 京东方科技集团股份有限公司 一种显示装置、光转换装置以及显示系统
CN108762483B (zh) * 2018-04-16 2021-02-09 广景视睿科技(深圳)有限公司 一种互动投影仪及互动投影方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4723077A (en) * 1985-12-06 1988-02-02 Hughes Aircraft Company Dual liquid crystal light valve based visible-to-infrared dynamic image converter system
US6018374A (en) 1996-06-25 2000-01-25 Macrovision Corporation Method and system for preventing the off screen copying of a video or film presentation
DE19858591A1 (de) 1998-12-18 2000-06-21 Mannesmann Vdo Ag Projektionseinheit
KR100601608B1 (ko) 1999-06-03 2006-07-14 삼성전자주식회사 칼라 프로젝트장치
US6559883B1 (en) * 2000-09-27 2003-05-06 David H. Sitrick Movie film security system utilizing infrared patterns
US6975366B2 (en) * 2000-10-26 2005-12-13 General Atomics Digital display system using pulsed lasers
US6409349B1 (en) * 2000-12-01 2002-06-25 Intel Corporation Enhancing spectral luminosity in projection displays
US20030067538A1 (en) * 2001-10-04 2003-04-10 Myers Kenneth J. System and method for three-dimensional data acquisition
JP3901072B2 (ja) 2002-10-23 2007-04-04 ソニー株式会社 映像表示装置、映像表示方法
US7244032B2 (en) * 2003-05-28 2007-07-17 Fujinon Corporation Projector
JP4109580B2 (ja) 2003-06-30 2008-07-02 日本放送協会 電子透かし提示装置
JP4517601B2 (ja) * 2003-07-09 2010-08-04 ソニー株式会社 投射型画像表示装置
JP4140898B2 (ja) 2003-08-20 2008-08-27 日本電信電話株式会社 情報提示装置および情報提示装置の使用方法
GB2408646B (en) * 2003-11-28 2008-11-26 Seos Ltd Image Display Apparatus with Night Vision Goggle Compatibility
JP2005301243A (ja) 2004-03-18 2005-10-27 Toshiba Corp 投影装置
US7293877B2 (en) 2004-03-18 2007-11-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Projecting apparatus and projecting and displaying apparatus

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008209709A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Seiko Epson Corp プロジェクタ
JP2012501588A (ja) * 2008-08-26 2012-01-19 エフピーエスアイ,インコーポレイテッド カメラを検出するためのシステム及び方法
WO2011024442A1 (ja) * 2009-08-25 2011-03-03 三菱電機株式会社 集光光学系及び投写型画像表示装置
JP2011048021A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Mitsubishi Electric Corp 集光光学系及び投写型画像表示装置
KR101321631B1 (ko) 2009-08-25 2013-10-23 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 집광 광학계 및 투사형 화상 표시 장치
US8840251B2 (en) 2009-08-25 2014-09-23 Mitsubishi Electric Corporation Light collecting optical system and projection-type image display apparatus
WO2011105564A1 (ja) 2010-02-25 2011-09-01 シャープ株式会社 映像表示スクリーン、映像表示システム、及び盗撮用カメラの検出方法
WO2012070273A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 シャープ株式会社 画像表示装置およびそれに用いられる盗撮防止装置
JP2018180229A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 キヤノン株式会社 投射型表示装置
JP2019023692A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
JP2019219513A (ja) * 2018-06-20 2019-12-26 株式会社Jvcケンウッド プロジェクタ
WO2021002048A1 (ja) * 2019-07-04 2021-01-07 マクセル株式会社 投射型映像表示装置および障害物検出方法
JP2021012248A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 マクセル株式会社 投射型映像表示装置および障害物検出方法
JP7248527B2 (ja) 2019-07-04 2023-03-29 マクセル株式会社 投射型映像表示装置および障害物検出方法
JP2021086087A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 株式会社Jvcケンウッド 表示装置、表示装置の制御方法
JP7354801B2 (ja) 2019-11-29 2023-10-03 株式会社Jvcケンウッド 表示装置、表示装置の制御方法
CN114143420A (zh) * 2020-09-04 2022-03-04 聚晶半导体股份有限公司 双传感器摄像系统及其隐私保护摄像方法
CN114143420B (zh) * 2020-09-04 2024-05-03 聚晶半导体股份有限公司 双传感器摄像系统及其隐私保护摄像方法
WO2022230380A1 (ja) * 2021-04-27 2022-11-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 投影システム

Also Published As

Publication number Publication date
US7934836B2 (en) 2011-05-03
US20080174742A1 (en) 2008-07-24
JP4341680B2 (ja) 2009-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4341680B2 (ja) プロジェクタ
JP4395792B2 (ja) プロジェクタ
JP5045250B2 (ja) プロジェクタ
TWI448804B (zh) 光源系統及包含該光源系統之投影裝置
US7841725B2 (en) Image display device and projector
JP5034779B2 (ja) 照明装置及びプロジェクタ
JP2003098483A (ja) 光学部材およびそれを用いた照明装置、ならびに拡大投影装置
JP5141044B2 (ja) プロジェクタ
JP6942510B2 (ja) 投射型表示装置
JP2006018067A (ja) 色合成素子及びこれを用いた投影装置
JP3639842B2 (ja) 投射型表示装置
JP7447890B2 (ja) 投射型表示装置
JP2012145740A (ja) プロジェクター
JP4856863B2 (ja) 投射型画像表示装置及びそれに使用される調整方法
JP5245588B2 (ja) プロジェクタ装置およびプロジェクタ装置用の画像合成装置
TWI479253B (zh) 光源系統及包含該光源系統之投影裝置
JP2004309751A (ja) 色分解合成光学系及び画像表示装置
JP2020091342A (ja) プロジェクター
TW200921243A (en) Projection device
JP2009139875A (ja) 投射型液晶表示装置および光学ユニット
JP4432602B2 (ja) 投射型表示装置
JP2004252058A (ja) 偏光分離素子とこれを用いた投写型表示装置
JP2006113469A (ja) プロジェクタ
JP3496014B2 (ja) 液晶投射装置
CN115877642A (zh) 照明光学部以及使用该照明光学部的影像投影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090629

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4341680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees