JP2019023692A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
Description
従って、大型化を抑制し、可視光による投写画像の品質低下を防止し、検出光を適切に投写領域に投写するインタラクティブ機能を備えたプロジェクターが要望されていた。
このような構成とすることにより、投写面に投写する可視光の光学系と、同じく投写面に投写する赤外光の光学系とを分けて構成する必要がなくなり、可視光と赤外光とを一体の光学系として構成し、同一の投写レンズから同一の投写面(投写領域)に投写させることができる。従って、インタラクティブ機能を備えたプロジェクターの大型化を抑制し、検出光としての赤外光を適切に投写領域に投写することができる。
このような構成とすることにより、投写面に投写する可視光の光学系と、同じく投写面に投写する赤外光の光学系とを分けて構成する必要がなくなり、可視光と赤外光とを一体の光学系として構成し、同一の投写レンズから同一の投写面(投写領域)に投写させることができる。従って、インタラクティブ機能を備えたプロジェクターの大型化を抑制し、検出光としての赤外光を適切に投写領域に投写することができる。
このようなプリズムに対して、本適用例では、例えば、断面視で隣り合わない対向する交点を結ぶ様に、また、可視光の射出方向に合わせて、赤外光反射用のダイクロイック膜を配置することで、可視光が入射するそれぞれの側面に対して垂直方向となる側面から赤外光を入射させることにより、入射した赤外光は赤外光反射用のダイクロイック膜により反射されると共に、可視光と合成されてプリズムから射出される。
この構成により、1つのプリズムで可視光と赤外光とを合成して射出することができるため、複数のプリズムを用いる必要がなくなり光学系を小型化することができる。また、複数のプリズムを用いる場合に比べて、投写レンズのバックフォーカスを短くすることができる。これらにより、投写レンズの大型化を抑制し、投写レンズの性能低下等を抑制することができることで、フォーカスぼけや解像度の低下等、可視光による投写画像の品質低下を防止することができる。
図1は、第1実施形態に係るプロジェクターの光学系の構成を示す概略図である。図2は、赤色光/赤外光用光源1を平面視した場合の構成を示す概略図である。なお、図1では、各色光の概略の光路を色光毎に矢印で示している。図1、図2を参照してプロジェクターの光学系について説明する。
(1)本実施形態のプロジェクターにおいて、光学系は、上述したように、赤色光/赤外光用光源1と、緑色光用光源1Gと、青色光用光源1Bと、偏光分離合成素子5と、反射型の赤色光用偏光変換素子8Rと、赤外光用偏光変換素子9と、プリズム(クロスダイクロイックプリズム10)と、投写レンズ11とを備えて構成されている。この光学系の動作により、投写面に投写する可視光の光学系と、同じく投写面に投写する赤外光IRの光学系とを分けて構成する必要がなくなり、可視光と赤外光IRとを一体の光学系として構成し、同一の投写レンズ11から同一の投写面(投写領域)に可視光と赤外光IRとを重畳させて投写させることができる。従って、インタラクティブ機能を備えたプロジェクターの大型化を抑制し、検出光としての赤外光IRを適切に投写領域に投写することができる。
図3は、第2実施形態に係るプロジェクターの光学系の構成を示す概略図である。なお、図3では、各色光の概略の光路を色光毎に矢印で示している。図3を参照してプロジェクターの光学系について説明する。なお、本実施形態の光学系は、第1実施形態の光学系と比べて、構成要素の配置等が異なっている。なお、図3において、図1と共通の構成要素には同一の符号を付記し、その構成要素についての詳細な説明は省略する。
(1)本実施形態のプロジェクターにおいて、光学系は、上述したように、赤色光/赤外光用光源1と、緑色光用光源1Gと、青色光用光源1Bと、偏光分離合成素子16と、プリズム(クロスダイクロイックプリズム18)と、反射型の赤色光用偏光変換素子8Rと、緑色光用偏光変換素子8Gと、青色光用偏光変換素子8Bと、赤外光用偏光変換素子9と、投写レンズ11とを備えて構成されている。この光学系の動作により、第1実施形態と同様に、投写面に投写する可視光の光学系と、同じく投写面に投写する赤外光IRの光学系とを分けて構成する必要がなくなり、可視光と赤外光IRとを一体の光学系として構成し、同一の投写レンズ11から投写面に投写させることができる。従って、インタラクティブ機能を備えたプロジェクターの大型化を抑制し、検出光としての赤外光IRを適切に投写領域に投写することができる。
図4は、第2実施形態での第1変形例に係る光学系のプリズムの構成を示す概略図である。図5は、第1変形例に係る光学系の他のプリズムの構成を示す概略図である。図4、図5は、詳細には、図3におけるプリズムとしてのクロスダイクロイックプリズム18と同様の機能を有し、クロスダイクロイックプリズム18と置き換えることが可能なプリズムを示す図である。図4、図5を参照してプリズムの構成と動作に関して概略説明する。
このように構成されるフィリップスプリズム18Aを、クロスダイクロイックプリズム18と置き換えて使用することができる。
このように構成されるギャップレスプリズム18Bを、クロスダイクロイックプリズム18と置き換えて使用することができる。
図6は、第2実施形態での第2変形例に係る光学系の構成を示す概略図である。図6は詳細には、図3に示す光学系の偏光分離合成素子16から投写レンズ11に至る領域を取り出して図示している。図6を参照して偏光分離合成素子16から投写レンズ11に至る光学系を主に説明する。
図7は、第3実施形態に係るプロジェクターの光学系の構成を示す概略平面図である。図8は、プロジェクターの光学系の構成を示す概略断面図である。なお、図7、図8では、プリズムとしてのクロスダイクロイックプリズム23を中心に光学系の概構成を図示している。また、図8は、図7におけるA−A断面図である。図7、図8を参照してプロジェクターの光学系を説明する。なお、図7、図8において、図1、図3と共通の構成要素には同一の符号を付記し、その構成要素についての詳細な説明は省略する。
(1)本実施形態のプロジェクターにおいて、プリズム(クロスダイクロイックプリズム23)は、可視光が入射するそれぞれの側面に対して垂直方向となる側面から赤外光IRを入射させて、可視光に合成して射出する。そのため、断面視で隣り合わない対向する交点を結ぶように、また、可視光の射出方向に合わせて、赤外光反射用のダイクロイック膜を配置することで、可視光が入射するそれぞれの側面に対して垂直方向となる側面から赤外光IRを入射させることにより、入射した赤外光IRは赤外光反射用のダイクロイック膜により反射されると共に、可視光と合成されてクロスダイクロイックプリズム23から射出される。
この構成により、1つのプリズム(クロスダイクロイックプリズム23)で可視光と赤外光IRとを合成して射出することができるため、複数のプリズムを用いる必要がなくなり光学系を小型化することができる。また、複数のプリズムを用いる場合に比べて、投写レンズ11のバックフォーカスを短くすることができる。これらにより、投写レンズ11の大型化を抑制し、投写レンズ11の性能低下等を抑制することができることで、フォーカスぼけや解像度の低下等、可視光による投写画像の品質低下を防止することができる。
Claims (10)
- 投写面に可視光と赤外光とを投写するプロジェクターであって、
赤色光及び赤外光を互いに異なる直線偏光光として射出する赤色光/赤外光用光源と、
緑色光を射出する緑色光用光源と、
青色光を射出する青色光用光源と、
前記赤色光/赤外光用光源から射出された前記赤色光と、前記赤外光とのうち一方を透過し、他方を反射することで分離する偏光分離合成素子と、
前記偏光分離合成素子で分離された前記赤色光を画像データに応じて偏光変換して射出する反射型の赤色光用偏光変換素子と、
前記偏光分離合成素子で分離された前記赤外光を偏光変換して射出する赤外光用偏光変換素子と、
前記偏光分離合成素子により、前記赤色光用偏光変換素子で偏光変換されて射出された前記赤色光と、前記赤外光用偏光変換素子で偏光変換されて射出された前記赤外光とのうち一方を透過し、他方を反射することで、前記赤色光と前記赤外光とを合成し、
合成された前記赤色光及び前記赤外光と、前記緑色光及び前記青色光とを合成して合成光として射出するプリズムと、
前記プリズムから射出された前記合成光を投写する投写レンズと、
を備えたことを特徴とするプロジェクター。 - 投写面に可視光と赤外光とを投写するプロジェクターであって、
赤色光及び赤外光を互いに異なる直線偏光光として射出する赤色光/赤外光用光源と、
緑色光を射出する緑色光用光源と、
青色光を射出する青色光用光源と、
前記赤色光/赤外光用光源、前記緑色光用光源、及び前記青色光用光源から射出された前記赤外光と、前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光とのうち一方を透過し、他方を反射することで分離する偏光分離合成素子と、
前記偏光分離合成素子で分離された前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光を各色光に分離を行うプリズムと、
前記プリズムで分離された前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光を画像データに応じて偏光変換して射出する反射型の赤色光用偏光変換素子、反射型の緑色光用偏光変換素子、及び反射型の青色光用偏光変換素子と、
前記偏光分離合成素子で分離された前記赤外光を、偏光変換して射出する反射型の赤外光用偏光変換素子と、
前記赤色光用偏光変換素子、前記緑色光用偏光変換素子、及び前記青色光用偏光変換素子から射出された前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光は、前記プリズムに入射して可視光の合成光として射出され、
前記偏光分離合成素子により、前記可視光の合成光と、偏光変換された前記赤外光とのうち一方を透過し、他方を反射することで前記可視光の合成光と前記赤外光とを合成し、
前記偏光分離合成素子で合成された前記可視光の合成光と前記赤外光とを投写する投写レンズと、
を備えたことを特徴とするプロジェクター。 - 投写面に可視光と赤外光とを投写するプロジェクターであって、
可視光となる赤色光と緑色光と青色光とを合成するプリズムを備え、
前記プリズムは、前記可視光が入射するそれぞれの側面に対して垂直方向となる側面から前記赤外光を入射させて、前記可視光に合成して射出することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記プリズムは、クロスダイクロイックプリズム、ギャップレスプリズム、及びフィリップスプリズムのいずれかを用いていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記投写レンズの前段に設置される偏光板と、
前記偏光板の前段に設置される前記赤外光の偏光を変換する位相差板と、を備えていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1、請求項2、請求項4、請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記赤外光用偏光変換素子は、反射型の赤外光用液晶ライトバルブ、又は反射板を有する1/4波長板を含んで構成されていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項3に記載のプロジェクターであって、
前記赤外光が入射する前記プリズムの前記側面に、透過型の赤外光用偏光変換素子を備えたことを特徴とするプロジェクター。 - 請求項3または請求項7に記載のプロジェクターであって、
前記赤外光を射出する光源は、放電式ランプ、発光ダイオード、半導体レーザー、エレクトロルミネッセンス素子のいずれかを用いていることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記赤外光用偏光変換素子は、前記赤外光を画像データに応じて変調し、構造化光として射出することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記赤外光を構造化光として射出する遮光部を備えていることを特徴とするプロジェクター。
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