JP2008175965A - レンズ保持構造、レンズ鏡筒およびカメラ - Google Patents

レンズ保持構造、レンズ鏡筒およびカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】材質の異なる複数のレンズを保持するレンズ保持構造において、光学性能の劣化を防止しつつ、設計の自由度を高める。
【解決手段】レンズ保持構造は、第3レンズ53と、第4レンズ54と、第1枠50と、接着剤58と、を備えている。第1枠50は、第3レンズ53が嵌め込まれる第1部分55と、第4レンズ54が内周側に配置された第2部分56と、を有している。接着剤58は第4レンズ54を第1枠50に固定する。第3レンズ53はガラス製であり、第4レンズ54はプラスチック製である。第4レンズ54と第2部分56との半径方向間には、隙間Sが形成されている。第1部分55の内径は第2部分56の内径よりも小さい。
【選択図】図5

Description

本発明は、レンズ保持構造、レンズ鏡筒およびカメラ、特に、材質の異なる複数のレンズを保持するレンズ保持構造、レンズ鏡筒およびカメラに関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子を用いて、光学像を電気信号に変換し、電気信号をデジタル化して記録するデジタルカメラが普及している。
デジタルカメラの分野においては、携帯性能の向上のため、本体の小型化が求められている。具体的には、本体の小型化に大きく貢献すると考えられるレンズ鏡筒の小型化が求められている。レンズ鏡筒を光軸に沿った方向に小型化する方法として、例えばレンズ間の距離を短縮することが考えられる。
また、レンズ枠の寸法精度には限界がある。このため、レンズ枠を基準にレンズの位置決めを行うと、レンズの位置決め精度が低下する。
そこで、複数のレンズを光軸に沿った方向に直接当接させるレンズ保持構造が提案されている。レンズ面の加工精度はレンズ枠の加工精度に比べて高い。このため、レンズ同士を直接当接させることで、レンズの位置決め精度が向上するとともに、レンズ間の距離を短縮することが可能となる。
一方で、このような光学系には、ガラスレンズのみならず、製造コストを考慮してプラスチックレンズが採用されている。
しかし、一般的に、プラスチックなどの樹脂はガラスに比べて、剛性が低く線膨張係数が大きい。このため、プラスチックレンズがレンズ枠に隙間なく嵌め込まれている場合、例えば温度が上昇してプラスチックレンズの外径が大きくなると、プラスチックレンズの外周部がレンズ枠に押さえつけられる。この結果、プラスチックレンズが変形し、光学性能が劣化する。
そこで、光学性能の劣化を防止するために、プラスチックレンズの外周部とレンズ枠との間に隙間が確保されているレンズ保持構造が提案されている(例えば、特許文献1、2を参照)。
これにより、温度変化に伴いプラスチックレンズの外径の変化が隙間により吸収され、温度が変化しても光学性能が劣化しない。
特開平8−220408号公報 特開平9−281374号公報
しかし、特許文献1および2に記載のレンズ枠では、ガラスレンズを保持する部分の内径とプラスチックレンズが内周側に配置される部分の内径とが同じである。このため、この構造が適用できる場合は、ガラスレンズの外径がプラスチックレンズの外径よりも大きい場合に限られる。すなわち、このようなレンズ保持構造で材質の異なる複数のレンズを保持する場合、設計の自由度が低下する。
また、一般的に、レンズ保持部とレンズとの半径方向間の隙間を所定量に収めるために、あるいは各レンズを同軸上に配置するために、レンズ保持部の寸法の修正が行われる。
しかし、前述のようなレンズ保持構造では、各レンズが配置される部分の内径が同じであるため、各レンズに対してレンズ保持部の修正を行うのが困難である。この結果、レンズ保持部の寸法精度が低下し、光学性能が劣化するおそれがある。
以上のように、材質の異なる複数のレンズを保持する場合、従来のレンズ保持構造では、光学性能の劣化を防止しつつ設計の自由度を高めるのは困難である。
本発明の課題は、材質の異なる複数のレンズを保持するレンズ保持構造において、光学性能の劣化を防止しつつ、設計の自由度を高めることにある。
第1の発明に係るレンズ保持構造は、第1レンズと、第2レンズと、保持部材と、接着剤と、を備えている。第2レンズは第1レンズと材質が異なる。保持部材は、第1および第2レンズを保持する部材であって、第1レンズが嵌め込まれる第1部分と、第2レンズが内周側に配置された第2部分と、を有している。接着剤は第2レンズを保持部材に固定する。第2レンズの材質は、第1レンズの材質に比べて剛性が低い、または線膨張係数が大きい。第2レンズと第2部分との半径方向間には、隙間が形成されている。第1部分の内径は第2部分の内径と異なる。
このレンズ保持構造では、第2レンズと第2部分との半径方向間に隙間が形成されている。このため、第2レンズが第1レンズに比べて線膨張係数が大きい場合でも、温度変化に伴う第2レンズの外径の変化が隙間により吸収され、第2レンズの外周部と第2部分とが干渉することがない。すなわち、第2レンズが変形するのを防止でき、光学性能が劣化するのを防止できる。
それに加えて、このレンズ保持構造では、第1部分の内径が第2部分の内径と異なる。このため、第1レンズの外径が第2レンズの外径と異なる場合であっても、第1部分の内径と第2部分の内径とを別々に調節することができる。すなわち、従来のレンズ保持構造に比べて、このレンズ保持構造は設計の自由度を高めることができる。
以上のように、このレンズ保持構造では、光学性能の劣化を防止しつつ、設計の自由度の向上を図ることができる。
第2の発明に係るレンズ保持構造は、第1の発明に係るレンズ保持構造において、第2レンズの外周部が第1レンズの外周部と光軸に沿った方向に当接している。
第3の発明に係るレンズ保持構造は、第1または第2の発明に係るレンズ保持構造において、保持部材が、第2部分の内周側に形成され第2レンズの光軸に沿った方向に延びる少なくとも1つの接着溝をさらに有している。接着剤は接着溝に充填されている。
ここで、第2レンズを第2部分に接着剤により固定できる程度に、接着溝は第2部分において光軸に沿った方向の少なくとも一部に形成されていればよい。
第4の発明に係るレンズ保持構造は、第3の発明に係るレンズ保持構造において、第2部分に形成される接着溝が第1部分の内周側まで光軸に沿った方向に延びている。
第5の発明に係るレンズ保持構造は、第1から第4のいずれかの発明に係るレンズ保持構造において、第1部分が第1レンズの外周部を半径方向内側に押圧している。
第6の発明に係るレンズ保持構造は、第1から第5のいずれかの発明に係るレンズ保持構造において、保持部材が、第1および第2部分のうち一方から半径方向内側に延びるように形成され、第1および第2レンズのうち一方の外周部が光軸に沿った方向に当接する当接部をさらに有している。
第7の発明に係るレンズ鏡筒は、撮像光学系を保持するためのレンズ鏡筒であって、第1から第6のいずれかの発明に係るレンズ保持構造と、支持枠と、を備えている。支持枠は保持部材を撮像光学系の光軸回りに回転可能にかつ光軸に沿った方向へ移動可能に支持する。
第8の発明に係るカメラは、第1から第7のいずれかの発明に係るレンズ鏡筒と、撮像光学系と、撮像部と、外装部と、を備えている。撮像光学系はレンズ鏡筒に保持されている。撮像部は撮像光学系により形成された被写体の光学像を撮像する。外装部はレンズ鏡筒を保持する。
本発明に係るレンズ保持構造、レンズ鏡筒およびカメラでは、上記の構成により、光学性能の劣化を防止しつつ、設計の自由度を高めることができる。
以下、本発明に係るレンズ鏡筒およびカメラについて、図面を参照しながら説明する。
〔1:デジタルカメラの概要〕
図1〜図2を用いて本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1について説明する。図1および図2にデジタルカメラ1の概略斜視図を示す。図1はレンズ鏡筒3が撮影状態である場合を示している。
デジタルカメラ1は被写体の画像を取得するためのカメラである。デジタルカメラ1には、高倍率化および小型化のために、多段沈胴式のレンズ鏡筒3が搭載されている。
なお、以下の説明では、デジタルカメラ1の6面を以下のように定義する。
デジタルカメラ1による撮影時に被写体側を向く面を前面、その反対側の面を背面とする。被写体の鉛直方向上下とデジタルカメラ1で撮像される長方形の像(一般には、アスペクト比(長辺対短辺の比)が3:2、4:3、16:9など)の短辺方向上下とが一致するように撮影を行う場合に、鉛直方向上側に向く面を上面、その反対側の面を底面とする。さらに、被写体の鉛直方向上下とデジタルカメラ1で撮像される長方形の像の短辺方向上下とが一致するように撮影を行う場合に、被写体側から見て左側にくる面を左側面、その反対側の面を右側面とする。なお、以上の定義は、デジタルカメラ1の使用姿勢を限定するものではない。
以上の定義によれば、図1は、前面、上面および左側面を示す斜視図ということになる。
なお、デジタルカメラ1の6面だけでなく、デジタルカメラ1に配置される各構成部材の6面も同様に定義する。すなわち、デジタルカメラ1に配置された状態の各構成部材の6面に対して、上述の定義が適用される。
また、図1に示すように、撮像光学系O(後述)の光軸Aに平行なY軸を有する3次元直交座標系(右手系)を定義する。この定義によれば、光軸Aに沿って背面側から前面側に向かう方向がY軸正方向であり、光軸Aに直交し右側面側から左側面側に向かう方向がX軸正方向であり、X軸およびY軸に直交し底面側から上面側に向かう方向がZ軸正方向となる。
以下、それぞれの図面において、このXYZ座標系を基準として説明を行う。すなわち、それぞれの図面におけるX軸正方向、Y軸正方向、Z軸正方向は、それぞれ同じ方向を示している。
〔2:デジタルカメラの全体構成〕
図1および図2に示すように、デジタルカメラ1は主に、各ユニットを収容する外装部2と、被写体の光学像を形成する撮像光学系Oと、撮像光学系Oを移動可能に保持するレンズ鏡筒3と、から構成されている。
撮像光学系Oは複数のレンズ群から構成されており、複数のレンズ群がY軸方向に並んだ状態で配置されている。レンズ鏡筒3は、多段沈胴式であり、外装部2に支持されている。複数のレンズ群は、レンズ鏡筒3によりY軸方向に相対的に移動可能なように保持されている。レンズ鏡筒3の構成の詳細については後述する。
外装部2には、光学像に対して光電変換を行う撮像部としてのCCDユニット21と、CCDユニット21により取得された画像を記録する画像記録部16と、が内蔵されている。外装部2の背面には、CCDユニット21により取得された画像を表示する液晶モニタ15が設けられている。
外装部2の上面には、撮影者が撮像動作などの操作を行えるように、レリーズボタン11と、操作ダイアル12と、電源スイッチ13と、ズーム調節レバー14と、が設けられている。レリーズボタン11は撮影者が露光のタイミングを入力するためのボタンである。操作ダイアル12は撮影者が撮影動作に関する各種設定を行うためのダイアルである。電源スイッチ13は撮影者がデジタルカメラ1のONおよびOFFを操作するためのスイッチである。ズーム調節レバー14は、撮影者がズーム倍率を調節するためのレバーであり、レリーズボタン11を中心として所定の角度の範囲内で回転可能である。
なお、図1および図2は、デジタルカメラ1の主要な構成のみを示している。このため、前述の構成以外の構成がデジタルカメラ1に設けられていてもよい。
〔3:レンズ鏡筒の構成〕
図3および図4を用いて、レンズ鏡筒3の全体構成ついて説明する。図3にレンズ鏡筒3の分解斜視図、図4に駆動枠および固定枠の概略斜視図を示す。
図3に示すように、レンズ鏡筒3は主に、外装部2に固定されるベースプレート31と、ベースプレート31に固定される駆動源としてのズームモータ32と、各枠体をベースプレート31との間に収容する固定枠33と、ズームモータ32の駆動力が入力される駆動枠34と、固定枠33によりY軸方向に移動可能に支持される直進枠35と、から構成されている。ベースプレート31にはCCDユニット21のCCD22が取り付けられている。ズームモータ32としては、例えばステッピングモータなどが挙げられる。
レンズ鏡筒3はさらに、第1レンズ群G1を保持する第1レンズ枠36と、第2レンズ群G2を保持する第2レンズ枠37と、第3レンズ群G3を保持する第3レンズ枠38と、を備えている。第1レンズ群G1は、例えば全体として負のパワーを持つレンズ群であり、被写体からの光を取り込む。第2レンズ群G2は、例えば全体として正のパワーを持つレンズ群である。第3レンズ群G3は、例えば焦点を調節するための正のパワーを持つレンズ群である。第1レンズ群G1、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3により撮像光学系Oが構成されている。
(3.1:固定枠)
固定枠33は、駆動枠34を案内するための部材であり、ベースプレート31とともにレンズ鏡筒3の固定側の部材を構成している。固定枠33はベースプレート31にねじにより固定されている。固定枠33は主に、主要部を構成する略筒状の固定枠本体33aと、固定枠本体33aに回転可能に支持される駆動ギア33bと、から構成されている。
固定枠本体33aは、ベースプレート31に固定されており、内周側に駆動枠34が配置されている。駆動ギア33bは、ズームモータ32の駆動力を駆動枠34に伝達するための部材であり、ズームモータ32のギア(図示せず)と噛み合っている。固定枠本体33aの内周側には、駆動枠34を案内するための3本のカム溝33cと、直進枠35を案内するための3本の直進溝33dと、が形成されている。カム溝33cは円周方向に等間隔で配置されている。直進溝33dは、Y軸方向に延びており、円周方向に等間隔で配置されている。
(3.2:駆動枠)
駆動枠34は、第1レンズ枠36および第2レンズ枠37を案内するための部材であり、固定枠33の内周側に配置されている。駆動枠34は主に、固定枠本体33aの内周側に配置される略筒状の駆動枠本体34aから構成されている。
駆動枠本体34aの外周側にはカム部材としての3本のカムピン43が設けられており、内周側には3本の第1カム溝34cおよび3本の第2カム溝34dが形成されている。第1カム溝34cは第1レンズ枠36を案内するための溝である。第2カム溝34dは第2レンズ枠37を案内するための溝である。3本のカムピン43は、円周方向に等間隔に配置されており、固定枠33の3本のカム溝33cに係合している。すなわち、駆動枠34はカムピン43を介して固定枠33に支持されている。
駆動枠本体34aの外周側にはギア部34eが形成されている。ギア部34eは固定枠33の駆動ギア33bと噛み合っている。これにより、ズームモータ32の駆動力が駆動ギア33bを介して駆動枠34に伝達される。
駆動枠34はズームモータ32の駆動力により光軸A回り(R1方向およびR2方向)に駆動される。例えば、沈胴状態から撮影状態に移行する場合は、ズームモータ32により駆動枠34はR1側に駆動される。この結果、固定枠33のカム溝33cに沿ってカムピン43が移動し、駆動枠34は固定枠33に対してY軸方向正側に移動する。撮影状態から沈胴状態に移行する場合は、ズームモータ32により駆動枠34はR2側に駆動される。この結果、駆動枠34は固定枠33に対してY軸方向負側に移動する。
このように、カム溝33cの形状に応じて、駆動枠34は固定枠33に対して回転しながらY軸方向に移動可能である。
(3.3:直進枠)
直進枠35は、第1レンズ枠36が固定枠33に対して回転するのを防止するための部材であり、駆動枠34の内周側に配置されている。直進枠35は主に、筒状の直進枠本体35aと、直進枠本体35aの外周側に形成された3本の直進ピン35bと、から構成されている。
直進ピン35bは、駆動枠34と干渉しないように直進枠本体35aのY軸方向負側に配置されており、固定枠33の直進溝33dに係合している。すなわち、直進枠35は固定枠33によりY軸方向に直進可能に支持されている。
また、直進枠本体35aの外周側には、バヨネット溝35eが形成されている。バヨネット溝35eには、駆動枠34の内周側に形成されたバヨネット爪34f(図4参照)が係合している。これにより、直進枠35は、駆動枠34に対して回転可能かつY軸方向に一体で移動可能である。
すなわち、駆動枠34が固定枠33に対して回転すると、直進枠35は、固定枠33に対して回転することなく(駆動枠34に対して回転しながら)、駆動枠34とともにY軸方向へ移動する。
直進枠本体35aには、Y軸方向に延びる3本の第1ガイド溝35cおよび3本の第2ガイド溝35dが形成されている。3本の第1ガイド溝35cは円周方向に等間隔に配置されており、3本の第2ガイド溝35dは円周方向に等間隔に配置されている。第1ガイド溝35cには第1レンズ枠36のカムピン36b(後述)が挿入されている。第2ガイド溝35dには第2レンズ枠37のカムピン37b(後述)が挿入されている。すなわち、第1レンズ枠36および第2レンズ枠37の固定枠33に対する回転が、直進枠35により規制されている。なお、第1ガイド溝35cおよび第2ガイド溝35dにより、第1レンズ枠36および第2レンズ枠37のY軸方向への移動は規制されていない。
(3.4:第1レンズ枠)
第1レンズ枠36は、第1レンズ群G1をY軸方向に移動可能に保持するための部材であり、直進枠35の内周側に配置されている。第1レンズ枠36は主に、第1レンズ群G1を内部に収容する第1レンズ枠本体36aと、第1レンズ枠本体36aの外周側に設けられた3本のカムピン36bと、から構成されている。カムピン36bは、第1ガイド溝35cを貫通した状態で、駆動枠34の第1カム溝34cに係合している。
駆動枠34が固定枠33に対して回転すると、第1ガイド溝35cに沿ってカムピン36bが移動する。このとき、カムピン36bの回転方向の移動は、直進枠35の第1ガイド溝35cにより規制される。このため、第1カム溝34cおよび第1ガイド溝35cに沿ってカムピン36bはY軸方向にのみ移動する。このように、第1レンズ枠36は、固定枠33に対して回転することなく、第1カム溝34cの形状に応じて駆動枠34に対してY軸方向に移動可能である。
(3.5:第2レンズ枠)
第2レンズ枠37は、第2レンズ群G2をY軸方向に移動可能に保持するための部材であり、直進枠35の内周側であって第1レンズ枠36のY軸方向負側に配置されている。第2レンズ枠37は主に、第2レンズ群G2を内部に収容する第1枠50および第2枠59と、第1枠50の外周側に設けられた3本のカムピン37bと、から構成されている。カムピン37bは、第2ガイド溝35dを貫通した状態で、駆動枠34の第2カム溝34dに係合している。
駆動枠34が固定枠33に対して回転すると、第2ガイド溝35dに沿ってカムピン37bが移動する。このとき、カムピン37bの回転方向の移動は、直進枠35の第2ガイド溝35dにより規制される。このため、第1レンズ枠36の場合と同様に、第2カム溝34dおよび第2ガイド溝35dに沿ってカムピン37bはY軸方向にのみ移動する。
このように、第2レンズ枠37は、固定枠33に対して回転することなく、第2カム溝34dの形状に応じて駆動枠34に対してY軸方向に移動可能である。
(3.6:第3レンズ枠)
第3レンズ枠38は、第3レンズ群G3をY軸方向に移動可能に保持するための部材であり、ベースプレート31のフォーカスシャフト31a、31bによりY軸方向に移動可能に支持されている。第3レンズ枠38の駆動は、ベースプレート31に固定されたフォーカスモータ39により行われる。フォーカスモータ39により、第3レンズ枠38はベースプレート31に対してY軸方向に移動する。
(3.7:まとめ)
以上の構成をまとめると、固定枠33、駆動枠34および直進枠35を介して、ズームモータ32により第1レンズ枠36および第2レンズ枠37は光軸Aに沿った方向に移動可能である。フォーカスモータ39により第3レンズ枠38は光軸Aに沿った方向に移動可能である。
したがって、これらの構成により、撮像光学系Oのズーム倍率およびフォーカスを調節可能な沈胴式のレンズ鏡筒3が実現される。
〔4:レンズ保持構造について〕
このレンズ鏡筒3はレンズ保持構造に特徴を有している。ここでは、第2レンズ群G2を例にレンズ保持構造について説明する。図5に第2レンズ群G2周辺の概略断面図、図6に図5のA−A断面図を示す。
図5に示すように、第2レンズ群G2は、第1レンズ51と、第2レンズ52と、第3レンズ53(課題を解決するための手段に記載されている第1レンズ)と、第4レンズ54(課題を解決するための手段に記載されている第2レンズ)と、から構成されている。
第1レンズ51はガラス製の凸メニスカスレンズである。第2レンズ52はガラス製の両凸レンズである。第3レンズ53はガラス製の両凹レンズである。第3レンズ53のY軸方向正側のレンズ面には第2レンズ52が接合されている。第4レンズ54はプラスチック製の両凸レンズである。第4レンズ54の外径は、第3レンズ53の外径よりも大きい。第4レンズ54はプラスチック製であるため、第3レンズ53に比べて剛性が低く、また線膨張係数が大きい。
これらのレンズは保持部材としての第1枠50の各部に固定されている。具体的には図5および図6に示すように、第1枠50は、第3レンズ53を保持する環状の第1部分55と、第1部分55のY軸方向負側に形成され第4レンズ54を保持する第2部分56と、第1レンズ51を保持する第3部分57と、から構成されている。第3部分57のY軸方向正側には第1レンズ51が固定されている。
第1部分55は第1枠50の主要部を構成する環状の部分であり、第1部分55の内周側には第3レンズ53が極微小な隙間を介して嵌め込まれている、または圧入されている。具体的には、圧入の場合、第1部分55の内径は、第3レンズ53の外径よりも若干小さく、第1部分55は第3レンズ53を半径方向内側に押圧している。第1部分55の内周面55aは、第3レンズ53の外周面53bに当接している。これにより、第3レンズ53は第1枠50に対して半径方向に位置決めされる。
第1部分55のY軸方向正側の内周部には、半径方向内側に延びる環状の第3部分57が形成されている。第3部分57は半径方向内側かつY軸方向負側に延びる環状の当接部57aを有している。当接部57aは第3レンズ53の外周部とY軸方向に当接している。これにより、第3レンズ53は第1枠50に対してY軸方向に位置決めされるとともに、第3レンズ53の光軸Aに対する姿勢(角度)が安定する。
第2部分56の内周側には第4レンズ54が配置されている。具体的には、第4レンズ54の外周面54cと第2部分56の内周面56cとの半径方向間には、隙間Sが確保されている。
第4レンズ54は第2部分56に接着により固定されている。具体的には、第2部分56には円周方向に等ピッチで配置された3つの接着溝56aが形成されている。なお、第2部分56には、少なくとも2つの接着溝56aが形成されていればよい。各接着溝56aには接着剤58が充填されており、接着剤58により第4レンズ54と第2部分56とが互いに接着されている。すなわち、接着剤58により第4レンズ54は3点で第1枠50に固定されている。接着剤58としては、例えば紫外線照射により硬化する紫外線硬化接着剤などが挙げられる。
第4レンズ54は第3レンズ53とマージナルコンタクトしている。具体的には、第3レンズ53のY軸方向負側には、第3レンズ53の光軸に垂直な環状の当接面53aが形成されている。第4レンズ54のY軸方向正側には、第4レンズ54の光軸に垂直な環状の当接面54aが形成されている。当接面53a,54aは第2レンズ群G2の光学性能に影響を及ぼさない領域に配置されている。第4レンズ54の当接面54aは、第3レンズ53の当接面53aと当接している。これにより、第4レンズ54は第3レンズ53に対してY軸方向に位置決めされるとともに、第4レンズ54の光軸Aに対する姿勢(角度)が安定する。
さらに、接着溝56aは第3レンズ53のY軸方向中央付近まで延びている。このため、接着剤58により、第3レンズ53の外周部および第4レンズ54の外周部が第2部分56に固定されている。また、接着剤58により第4レンズ54の外周部が第3レンズ53の外周部に接着されている。これにより、第3レンズ53および第4レンズ54が第1枠50に対してずれるのを防止できる。
また、第4レンズ54は半径方向外側に延びる突出部54bを有している。なお、突出部54bは複数カ所に形成されていてもよい。第2部分56には3つの切欠部56bが形成されている。切欠部56bは接着溝56a同士の円周方向(回転方向)間に配置されている。突出部54bは切欠部56bに隙間を介して挿入されている。なお、突出部54bは製造上の都合で発生するものも含む。突出部54bとしては、例えば、プラスチックレンズの成型時のゲート部等が考えられる。
このレンズ保持構造では、第1部分55の内径が第2部分56の内径と異なる。具体的には、第1部分55の内径は第2部分56の内径よりも小さい。このため、第1部分55の内径と第2部分56の内径とを別々に調節することができる。
寸法の調節方法としては、例えば第1枠50が射出成形により製作されている場合は、金型の調節が挙げられ、第1枠50が機械加工により製作されている場合は、加工による調節が挙げられる。これにより、第3レンズ53の外径と第4レンズ54の外径とが異なる場合であっても、このレンズ保持構造により対応することが可能となる。
また、このレンズ保持構造では、各レンズ53,54の同軸を調整する際に、各レンズ53,54に対応する部分の内径のみを調節することが可能となる。すなわち、このレンズ保持構造では、各レンズの同軸を高精度で調整することが可能となり、光学性能の劣化を防止できる。
以上より、このレンズ保持構造では、光学性能の劣化を防止しつつ、設計の自由度を高めることができる。
〔5:デジタルカメラの動作〕
図1〜図3を用いて、デジタルカメラ1の動作について説明する。
(5.1:電源OFF時の状態)
電源スイッチ13がOFFの状態では、レンズ鏡筒3が外装部2のY軸方向の外形寸法内に収まるように、レンズ鏡筒3は沈胴状態(レンズ鏡筒3のY軸方向の寸法が最も短い状態)で停止している。
(5.2:電源ON時の動作)
電源スイッチ13がONに切り換えられると、各部に電源が供給され、レンズ鏡筒3が沈胴状態から撮影状態に駆動される。具体的には、ズームモータ32により駆動枠34が固定枠33に対して所定角度だけR1側に駆動される。この結果、駆動枠34は、固定枠33に対して回転しながら、カム溝33cの形状に応じて固定枠33に対してY軸方向正側に移動する。
駆動枠34が固定枠33に対して回転および直進すると、第1レンズ枠36および第2レンズ枠37は、駆動枠34とともに固定枠33に対してY軸方向正側へ移動する。このとき、第1レンズ枠36および第2レンズ枠37は固定枠33に対して回転しない。
第1レンズ枠36および第2レンズ枠37は、駆動枠34とともにY軸方向正側へ移動しながら、第1カム溝34cおよび第2カム溝34dの形状に応じて、駆動枠34に対してY軸方向へ移動する。このとき、第1レンズ枠36および第2レンズ枠37はY軸方向に相対的に移動する。すなわち、第1レンズ枠36および第2レンズ枠37は、駆動枠34のY軸方向への移動量よりも大きい(あるいは小さい)移動量だけ、固定枠33に対してY軸方向に移動する。
駆動枠34の回転が停止すると、第1レンズ枠36および第2レンズ枠37のY軸方向への移動も停止し、レンズ鏡筒3は撮影状態になる。
(5.3:撮影時のズーム動作)
ズーム調節レバー14が望遠側に操作されると、ズーム調節レバー14の回転角度および操作時間に応じて、ズームモータ32により駆動枠34が固定枠33に対してR1側に駆動される。この結果、駆動枠34、第1レンズ枠36および第2レンズ枠37が、全体として固定枠33に対してY軸方向正側に移動し、撮像光学系Oのズーム倍率が大きくなる。
ズーム調節レバー14が広角側に操作されると、ズーム調節レバー14の回転角度および操作時間に応じて、ズームモータ32により駆動枠34が固定枠33に対してR2側に駆動される。この結果、駆動枠34、第1レンズ枠36および第2レンズ枠37が、全体として固定枠33に対してY軸方向負側に移動し、撮像光学系Oのズーム倍率が小さくなる。
〔6:効果〕
デジタルカメラ1およびレンズ鏡筒3の効果は以下の通りである。
(6.1)
このレンズ鏡筒3では、第2レンズ群G2においてプラスチック製の第4レンズ54と第1枠50の第2部分56との半径方向間に隙間Sが形成されている。このため、温度変化に伴う第4レンズ54の外径の変化が隙間Sにより吸収され、第4レンズ54の外周部と第2部分56とが干渉することがない。すなわち、温度変化により第4レンズ54がひずむのを防止でき、光学性能の劣化を防止できる。
それに加えて、このレンズ鏡筒3では、第1枠50の第1部分55の内径が第2部分56の内径よりも小さい。このため、第3レンズ53の外径が第4レンズ54の外径と異なる場合であっても、第1部分55の内径と第2部分56の内径とを別々に調節することができる。すなわち、従来のレンズ保持構造に比べて、レンズ保持部の寸法精度が向上し、光学性能の劣化を防止できる。また、このレンズ保持構造では、各レンズ53,54の外径が異なる場合にでも対応可能であり、このため設計の自由度を高めることができる。
以上より、このレンズ鏡筒3では、光学性能の劣化を防止しつつ、設計の自由度を高めることができる。
(6.2)
このレンズ鏡筒3では、3つの接着溝56aに充填された接着剤58により、第3レンズ53が第1枠50に対して固定されている。これにより、温度変化に伴う第4レンズ54の外径の変化を隙間Sにより吸収しつつ、第4レンズ54を第1枠50に対して確実に固定することができる。
また、接着溝56aが第3レンズ53の外周部中央付近まで延びており、接着剤58により第3レンズ53が第1枠50に固定されている。このため、第4レンズ54だけでなく第3レンズ53も第1枠50に対して確実に固定することができる。また、第3レンズ53および第4レンズ54が共通の接着溝56aを利用しているため、一度の接着剤充填作業により、2つのレンズを第1枠50に接着固定することができる。
さらに、接着剤58により第3レンズ53に第4レンズ54が固定されている。このため、第4レンズ54の第3レンズ53に対する位置ずれを抑制することができる。
(6.3)
このレンズ鏡筒3では、第3レンズ53の外周部が当接部57aとY軸方向に当接している。このため、第3レンズ53のY軸方向の位置が安定するとともに、第3レンズ53にマージナルコンタクトする第4レンズ54のY軸方向の位置も安定する。
(6.4)
以上に述べたように、このデジタルカメラ1では、上記のレンズ保持構造を有するレンズ鏡筒3が搭載されている。このため、光学性能の劣化を防止しつつ、設計の自由度を高めることが可能となる。
〔7:他の実施形態〕
本発明に係るレンズ保持構造、レンズ鏡筒およびカメラは、前述の実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の修正および変更が可能である。
レンズ保持構造は前述の構造に限定されない。例えば、図7および図8に示すような実施形態も考えられる。図7および図8に他の実施形態に係る5つのレンズ保持構造を示す。なお、図7および図8は、前述の第3レンズ53および第4レンズ54周辺の構造のみを示している。
(7.1)
図7(a)に示すレンズ保持構造では、ガラスレンズ153が凸メニスカスレンズであり、第1枠150の第1部分155に極微小な隙間を介して嵌め込まれている、あるいは圧入されている。プラスチックレンズ154は両凸レンズであり、第2部分156の内周側に配置されている。第2部分156には3つの接着溝156aが形成されており、接着溝156aには接着剤158が充填されている。
ガラスレンズ153の外径はプラスチックレンズ154の外径よりも小さい。第1部分155の内径は第2部分156の内径よりも小さい。プラスチックレンズ154と第2部分156との半径方向間には隙間S1が確保されている。
この場合も、前述の実施形態と同様に、温度変化に伴うプラスチックレンズ154の外径の変化が隙間S1により吸収される。また、第1部分155の内径と第2部分156の内径とが異なるため、第1部分155および第2部分156の内径を別々に調節することができ、設計の自由度が向上するとともにレンズ保持部の寸法精度を高めることができる。
以上より、このレンズ保持構造では、光学性能の劣化を防止しつつ設計の自由度を高めることができる。
(7.2)
図7(b)に示すレンズ保持構造では、前述の実施形態に比べて、ガラスレンズとプラスチックレンズとの配置が入れ替わっている。具体的には、プラスチックレンズ254は両凸レンズであり、第1枠250の第2部分256の内周側に配置されている。ガラスレンズ253は、両凹レンズであり、第1部分255に極微小な隙間を介して嵌め込まれている、あるいは圧入されている。第1部分255には3つの接着溝255aが形成されており、接着溝256aには接着剤258が充填されている。
プラスチックレンズ254の外径はガラスレンズ253の外径よりも小さい。第2部分256の内径は第1部分255の内径よりも小さい。プラスチックレンズ254と第2部分256との半径方向間には隙間S2が確保されている。
この場合も、前述の実施形態と同様に、プラスチックレンズ254の外径の変化が隙間S2により吸収される。また、第1部分255の内径と第2部分256の内径とが異なるため、第1部分255および第2部分256の内径を別々に調節することができ、設計の自由度が向上するとともにレンズ保持部の寸法精度を高めることができる。
以上より、このレンズ保持構造では、光学性能の劣化を防止しつつ、設計の自由度を高めることができる。
(7.3)
図7(c)に示すレンズ保持構造では、プラスチックレンズ354は両凹レンズであり、第1枠350の第2部分356の内周側に配置されている。ガラスレンズ353は両凹レンズであり、第1部分355に極微小な隙間を介して嵌め込まれている、あるいは圧入されている。第1部分355には3つの接着溝356aが形成されており、接着溝356aには接着剤358が充填されている。
プラスチックレンズ354の外径はガラスレンズ353の外径よりも小さい。第2部分356の内径は第1部分355の内径よりも小さい。プラスチックレンズ354と第2部分356との半径方向間には隙間S3が確保されている。
この場合も、前述の実施形態と同様に、プラスチックレンズ354の外径の変化が隙間S3により吸収される。また、第1部分355の内径と第2部分356の内径とが異なるため、第1部分355および第2部分356の内径を別々に調節することができ、設計の自由度が向上するとともにレンズ保持部の寸法精度を高めることができる。
以上より、このレンズ保持構造では、光学性能の劣化を防止しつつ設計の自由度を高めることができる。
(7.4)
図8(a)に示すレンズ保持構造では、プラスチックレンズ454は両凹レンズであり、第1枠450の第2部分456の内周側に配置されている。ガラスレンズ453は両凸レンズであり、第1部分455に極微小な隙間を介して嵌め込まれている、あるいは圧入されている。第1部分455には3つの接着溝456aが形成されており、接着溝456aには接着剤458が充填されている。
プラスチックレンズ454の外径はガラスレンズ453の外径よりも小さい。第2部分456の内径は第1部分455の内径よりも小さい。プラスチックレンズ454と第2部分456との半径方向間には隙間S4が確保されている。
この場合も、前述の実施形態と同様に、プラスチックレンズ454の外径の変化が隙間S4により吸収される。また、第1部分455の内径と第2部分456の内径とが異なるため、第1部分455および第2部分456の内径を別々に調節することができ、設計の自由度が向上するとともにレンズ保持部の寸法精度を高めることができる。
以上より、このレンズ保持構造では、光学性能の劣化を防止しつつ設計の自由度を高めることができる。
(7.5)
図8(b)に示すレンズ保持構造では、プラスチックレンズ554は両凸レンズであり、第1枠550の第2部分556の内周側に配置されている。ガラスレンズ553は凹メニスカスレンズであり、第1部分555に極微小な隙間を介して嵌め込まれている、あるいは圧入されている。第1部分555には3つの接着溝556aが形成されており、接着溝556aには接着剤558が充填されている。
プラスチックレンズ554の外径はガラスレンズ553の外径よりも小さい。第2部分556の内径は第1部分555の内径よりも小さい。プラスチックレンズ554と第2部分556との半径方向間には隙間S5が確保されている。
この場合も、前述の実施形態と同様に、プラスチックレンズ554の外径の変化が隙間S5により吸収される。また、第1部分555の内径と第2部分556の内径とが異なるため、第1部分555および第2部分556の内径を別々に調節することができ、設計の自由度が向上するとともにレンズ保持部の寸法精度を高めることができる。
以上より、このレンズ保持構造では、光学性能の劣化を防止しつつ設計の自由度を高めることができる。
(7.6)
前述のレンズ鏡筒3が搭載される装置としては、動画や静止画を撮影可能なデジタルカメラや、銀塩フィルムを用いたフィルムカメラなどが考えられる。いずれの場合であっても、前述の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明に係るレンズ保持構造、レンズ鏡筒およびカメラでは、光学性能の劣化を防止しつつ設計の自由度を高めることができる。このため、本発明に係るレンズ保持構造、レンズ鏡筒およびカメラは、光学性能および設計の自由度が求められる分野において有用である。
デジタルカメラの概略斜視図 デジタルカメラの概略斜視図 レンズ鏡筒の分解斜視図 駆動枠および固定枠の概略斜視図 第2レンズ群G2周辺の概略断面図 第2レンズ群G2周辺の概略平面図 第2レンズ群G2周辺の概略断面図(他の実施形態) 第2レンズ群G2周辺の概略断面図(他の実施形態)
符号の説明
1 デジタルカメラ(カメラ)
2 外装部
3 レンズ鏡筒
11 レリーズボタン
12 操作ダイアル
13 電源スイッチ
14 ズーム調節レバー
15 液晶モニタ
16 画像記録部
21 CCDユニット(撮像部)
33 固定枠
34 駆動枠
35 直進枠
36 第1レンズ枠
37 第2レンズ枠
38 第3レンズ枠
50 第1枠
51 第1レンズ
52 第2レンズ
53 第3レンズ(第1レンズ)
54 第4レンズ(第2レンズ)
55 第1部分
56 第2部分
56a 接着溝
56b 切欠部
57 第3部分
58 接着剤
59 第2枠
A 光軸
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群

Claims (8)

  1. 第1レンズと、
    前記第1レンズと材質が異なる第2レンズと、
    前記第1および第2レンズを保持する部材であって、前記第1レンズが嵌め込まれる第1部分と、前記第2レンズが内周側に配置された第2部分と、を有する保持部材と、
    前記第2レンズを前記保持部材に固定する接着剤と、を備え、
    前記第2レンズの材質は、前記第1レンズの材質に比べて剛性が低い、または、線膨張係数が大きく、
    前記第2レンズと前記第2部分との半径方向間には、隙間が形成されており、
    前記第1部分の内径は、前記第2部分の内径と異なる、
    レンズ保持構造。
  2. 前記第2レンズの外周部は、前記第1レンズの外周部と前記光軸に沿った方向に当接している、
    請求項1に記載のレンズ保持構造。
  3. 前記保持部材は、前記第2部分の内周側に形成され前記第2レンズの光軸に沿った方向に延びる少なくとも1つの接着溝をさらに有しており、
    前記接着剤は、前記接着溝に充填されている、
    請求項1または2に記載のレンズ保持構造。
  4. 前記第2部分に形成される接着溝は、前記第1部分の内周側まで前記光軸に沿った方向に延びている、
    請求項3に記載のレンズ保持構造。
  5. 前記第1部分は、前記第1レンズの外周部を半径方向内側に押圧している、
    請求項1から4のいずれかに記載のレンズ保持構造。
  6. 前記保持部材は、前記第1および第2部分のうち一方から半径方向内側に延びるように形成され、前記第1および第2レンズのうち一方の外周部が前記光軸に沿った方向に当接する当接部をさらに有している、
    請求項1から5のいずれかに記載のレンズ保持構造。
  7. 撮像光学系を保持するためのレンズ鏡筒であって、
    請求項1から6のいずれかに記載のレンズ保持構造と、
    前記保持部材を前記撮像光学系の光軸回りに回転可能にかつ前記光軸に沿った方向へ移動可能に支持する支持枠と、を備えた、
    レンズ鏡筒。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒に保持される撮像光学系と、
    前記撮像光学系により形成された被写体の光学像を撮像する撮像部と、
    前記レンズ鏡筒を保持する外装部と、
    を備えたカメラ。
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