JP2008174443A - セラミックス接合体およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高純度な接合部によりセラミックス焼結体が接合されてなる、接合強度が高く耐食性に優れたセラミックス接合体およびその製造方法を提供する。
【解決手段】セラミックス接合体10は、同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体12a,12bと、これらを接合する接合部14とを有する。セラミックス焼結体12a,12bと同じ材料の、不純物含有量が合計で100ppm以下であり粒径が30nm以上300nm以下であるセラミックス粒子のみを固形分として含むスラリーを、セラミックス焼結体12a,12bの接合面に塗布してこれらの接合面を接着し、その後、所定温度に加熱し、セラミックス焼結体12a,12bの接合面に挟まれたセラミックス粒子を焼結させることで、接合部14を形成するとともにセラミックス焼結体12a,12bを接合する。
【選択図】図1

Description

本発明は同じ材料からなるセラミックス焼結体を接合してなるセラミックス接合体およびその製造方法に関する。
所謂エンジニアリングセラミックスは、耐熱性や耐食性、耐摩耗性に優れていることから、産業用構造部材として広く利用されている。しかし、エンジニアリングセラミックスは難加工性であることから、複雑な形状のものの製造には加工コストが高くなるという問題がある。
そこで、1個のセラミックス部品を構成する複数のセラミックス焼結体を作製し、これらをセラミックス系スラリーを用いて接合することにより、そのセラミックス部品を製造する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来のセラミックス系スラリーを用いた接合方法では、スラリーに含まれる固形成分たるセラミックス粒子の純度が高くない。そのため、例えば、半導体製造装置に用いられるセラミックス部品のように、ウエハ汚染を防止するために高純度材料で構成しなければならないセラミックス部品の製造方法として用いることができない。
特開2003−128473号公報(段落[0009]等)
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、高純度な接合部によりセラミックス焼結体が接合されてなる、接合強度が高く耐食性に優れたセラミックス接合体およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体と、これら2個のセラミックス焼結体を接合する接合部とを有するセラミックス接合体であって、前記接合部は、前記セラミックス焼結体と同じ材料であり、平均粒径が100nm以上400nm以下であるセラミックス粒子で構成されたセラミックス焼結体であることを特徴とするセラミックス接合体が提供される。
本発明の第2の観点によれば、同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体と、前記2個のセラミックス焼結体を接合する接合部とを有するセラミックス接合体であって、前記接合部は、前記セラミックス焼結体と同じ材料であり、不純物含有量が合計で100ppm以下であり、平均粒径が30nm以上300nm以下のセラミックス粒子を1300℃以上1600℃以下で焼結させることにより形成されたものであることを特徴とするセラミックス接合体が提供される。
このようなセラミックス接合体に用いる材料としてはアルミナが好適である。
本発明の第3の観点によれば、このようなセラミックス接合体の製造方法が提供される。すなわち、同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体を接合するセラミックス接合体の製造方法であって、前記セラミックス焼結体と同じ材料の、不純物含有量が合計で100ppm以下であり、平均粒径が30nm以上300nm以下であるセラミックス粒子のみを固形分として含むスラリーまたはペーストを、前記2個のセラミックス焼結体の接合面に塗布してこれらの接合面を接着し、その後、1300℃以上1600℃以下で加熱し、前記2個のセラミックス焼結体の接合面に挟まれたセラミックス粒子を焼結させることで前記2個のセラミックス焼結体を接合することを特徴とするセラミックス接合体の製造方法が提供される。
また、前記スラリーまたはペーストを構成する溶媒分は、純水であることが好適である。
本発明に係るセラミックス接合体は、その接合部が高純度セラミックスで形成されているために高い耐食性を示し、しかも高い接合強度を示す。そのため、例えば、本発明に係るセラミックス接合体を半導体製造装置等において腐食性流体雰囲気やプラズマ雰囲気等にさらされる部品として用いた場合、接合部の腐食が抑制され、長寿命となる。これにより、パーティクル発生が抑えられてウエハが汚染され難くなり、また、装置のメンテナンス回数が減ることで装置のランニングコストが下がり、生産性も高められるという優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1にセラミックス接合体の概略断面図を示す。このセラミックス接合体10は、同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体12a,12bと、これら2個のセラミックス焼結体12a,12bを接合する接合部14とを有している。勿論、セラミックス接合体は、2個のセラミックス焼結体のみからなるものに限定されるものではなく、3個以上のセラミックス焼結体が接合部を介して接合された構造であってもよい。
同じ材料からなるセラミックス焼結体12a,12bとは、例えば、材料がアルミナである場合、セラミックス焼結体12a,12bはともにアルミナ焼結体であることをいう。
後述するように、接合部14の形成は焼結により行われるため、加熱時におけるセラミックス焼結体12a,12bの熱的挙動が同じとなるように、セラミックス焼結体12a,12bは組成が同じであり、同じ製造方法により製造された同じ材料であることが好ましい。また、接合部14の形成時にセラミックス焼結体12a,12bから接合部14へ不純物が拡散しないように、セラミックス焼結体12a,12bは高純度であることが好ましい。セラミックス接合体10を、例えば半導体製造装置用部材として用いる場合には、セラミックス焼結体12a,12bは、高い耐食性を維持する観点から、純度が99.9%以上のものであることが好ましい。
また、セラミックス焼結体12a、12bとの接合の際、加熱時におけるセラミックス焼結体12a、12bと熱的挙動が同じとなるように接合部14においても、セラミックス焼結体12a、12bと同じ材料であることが好ましい。
接合部14がセラミックス焼結体12a,12bと同じ材料であるとは、セラミックス焼結体12a,12bがアルミナ焼結体である場合には、接合部14もまたアルミナからなることをいう。
接合部14は、平均粒径が100nm以上400nm以下のセラミックス粒子から構成された焼結体である。なお、接合部14を構成するセラミックス粒子の平均粒径は、セラミックス接合体10をその接合面で破断させ、破断面をSEM観察して得られる画像を分析することにより求められる。
一般的に、接合部14の厚さが薄すぎるとセラミックス焼結体12a,12bどうしが接合せず、厚すぎると接合強度が低下するが、高い接合強度が得られる接合部14の厚さは、セラミックス焼結体12a,12bの接合面の表面粗さに依存して変化する。そのため、接合部14の厚さは、高い接合強度が得られるようにセラミックス焼結体12a,12bの接合面の表面粗さを考慮して、適宜、決定される。
セラミックス接合体10を構成する材料としては、アルミナ(Al),酸化亜鉛(ZnO),酸化ケイ素(SiO),酸化セリウム(CeO),酸化ホルミウム(Ho),酸化チタン(TiO),酸化マグネシウム(MgO),酸化イットリウム(Y),酸化ジルコニウム(ZrO)が挙げられ、特にアルミナは、高純度な超微粒子を容易に入手することができる点で有利であり、また、後述する実施例に示すように、優れた接合特性が得られる。
次に、セラミックス接合体10の製造方法について説明する。
接合対象となるセラミックス焼結体12a,12bと同じ材料からなり、不純物含有量が合計で100ppm以下であり、焼結助剤等を用いず、平均粒径が30nm以上300nm以下であるセラミックス粒子のみを固形分として含むスラリーまたはペースト(以下「スラリー等」という)を作製する。ここでは、固形分とは、後の焼結処理後に残留する成分をいう。
このスラリー等をセラミックス焼結体12a,12bの接合面の両方または一方に塗布して、一定の加重を掛けて接着する。必要に応じて、スラリー等に含まれる溶媒を蒸発させるために、貼り合わされたセラミックス焼結体12a,12bを100℃程度で乾燥させる。次に、貼り合わされたセラミックス焼結体12a,12bを電気炉等に載置して所定温度に加熱し、所定時間保持する。これにより、スラリー等の塗布により形成されていた塗布膜が焼結して接合部14が形成されると同時にセラミックス焼結体12a,12bどうしが接合され、セラミックス接合体10が得られる。
この接合処理の温度は、アルミナの場合には、1300℃〜1600℃とすることが好ましい。1300℃未満の場合には、スラリー等の塗布部たる接合部での粒成長が進行せず、高い接合強度が得られない。一方、1600℃超の場合には、接合部での粒成長が進み過ぎることで高い接合強度が得られなくなったり、着色する等の問題が発生する。
また、スラリー等に用いられる固形分以外の溶媒分は純水を用いることが好ましい。その他の溶媒、例えば、アルコール類等を用いる場合には、セラミックス粒子をより多く溶解させることが難しい。このため、セラミックス接合体10の結合強度が低下するため、好ましくない。
こうして、接合部14は高純度な材料で構成されるために優れた耐食性を示し、また接合部14の形成のためにセラミックスの超微粒子を用いているために、高い結合強度を得ることができる。
(実施例1)
不純物として含まれるナトリウム(Na)が7ppm、マグネシウム(Mg)が8ppm、シリコン(Si)が7ppm、リン(P)が6ppm、その他の元素が5ppm以下であり、平均粒径が30nm(最小粒径が10nm、最大粒径が50nm)、比表面積が52m/gのアルミナ超微粒子を、溶媒として純水を用いて、ポットミルで粉砕分散し、スラリーを作製した。
一方、JIS−R1624(ファインセラミックス接合の曲げ強さ試験方法)に則り、6mm×6mm×18mmで、表面粗さがRa=0.2μmに加工されたアルミナ焼結体を所定数準備した。アルミナ焼結体の純度は99.9%以上で、1500℃に昇温しても焼結が進まない条件にて作製されている。
アルミナ焼結体の6mm×6mmの面全体にスラリーを塗布して、2個のアルミナ焼結体をその塗布面で貼り合わせ、2kgfの荷重を掛けて接着した。こうして作製したアルミナ焼結体の接着体を1500℃で1時間焼成し、実施例1に係るセラミックス接合体を得た。
(比較例)
実施例1と同様にしてセラミックス焼結体の接着体を作製し、これを900℃焼成で1時間焼成して、比較例1に係るセラミックス接合体を作製した。同様に、セラミックス焼結体の接着体を作製し、1200℃焼成で1時間焼成して、比較例2に係るセラミックス接合体を作製した。さらに、実施例1に係るセラミックス接合体の作製に用いたものと同じアルミナ焼結体を、アルミナ接着剤(CERAMABOND503(Aremco Products INC.製))を用いて、300℃の焼成により接合し、比較例3に係るセラミックス接合体を作製した。また、溶媒としてエタノールを用いて、それ以外は実施例1と同様な条件で行い、比較例4に関るセラミックス接合体を作製した。
作製したセラミックス接合体における接合部の厚さは50μmであった。これらのセラミックス接合体における接合強度を四点曲げ強度により評価した。図2に四点曲げ強度の測定結果を示す。比較例1,2と実施例1の曲げ強度から、焼成温度が高くなるほど曲げ強度が大きくなっていることがわかる。したがって、比較例1,2の曲げ強度が小さい理由としては、焼成温度が低かったためにアルミナ超微粒子の焼結が不十分であったことが考えられる。比較例3の曲げ強度は、全ての接合体の中で最も大きくなっているが、比較例3のアルミナ接着剤には、エネルギー分散型X線分光装置(EDX)による分析結果から、リン(P)が5.8重量%含まれていることが確認され、そのため、耐食性の点で問題があると判断される。また、比較例4においては焼成温度が高くても曲げ強度が大きく低下することが確認された。
実施例1の曲げ強度は比較例3に近い高い値を示し、しかも不純物が少ないために耐食性に優れていることは明らかであるので、特性バランスの良好なセラミックス接合体と判断することができる。
実施例1の接合体の破断面をSEM観察した結果、平均粒径は100nmで、最大粒径は約200nmであった。また、EDXによる組成分析では、接合部へのアルミナ焼結体からの不純物元素の拡散は観察されなかった。
(実施例2)
不純物として含まれるナトリウム(Na)が7ppm、マグネシウム(Mg)が8ppm、シリコン(Si)が7ppm、リン(P)が6ppm、その他の元素が5ppm以下であり、平均粒径が200nm(最小粒径が150nm、最大粒径が250nm)のアルミナ超微粒子を、溶媒として純水を用いて、ポットミルで粉砕分散し、スラリーを作製した。
一方、JIS−R1624(ファインセラミックス接合の曲げ強さ試験方法)に則り、6mm×6mm×18mmで、表面粗さがRa=0.2μmに加工されたアルミナ焼結体を所定数準備した。アルミナ焼結体の純度は99.9%以上で、1500℃に昇温しても焼結が進まない条件にて作製されている。
アルミナ焼結体の6mm×6mmの面全体にスラリーを塗布して、2個のアルミナ焼結体をその塗布面で貼り合わせ、2kgfの荷重を掛けて接着した。こうして作製したアルミナ焼結体の接着体を1500℃で1時間焼成し、実施例2に係るセラミックス接合体を得た。
作製したセラミックス接合体における接合部の厚さは50μmであった。これらのセラミックス接合体における接合強度を四点曲げ強度により評価した。図2に四点曲げ強度の測定結果を示す。
その結果、実施例1とほぼ同様な曲げ強度を得ることができた。
従って、実施例2の曲げ強度においても比較例3に近い高い値を示し、しかも不純物が少ないために耐食性に優れていることは明らかであるので、特性バランスの良好なセラミックス接合体と判断することができる。
実施例2の接合体の破断面をSEM観察した結果、平均粒径は300nmで、最大粒径は約400nmであった。また、EDXによる組成分析では、接合部へのアルミナ焼結体からの不純物元素の拡散は観察されなかった。
(実施例3)
不純物として含まれるナトリウム(Na)が7ppm、マグネシウム(Mg)が8ppm、シリコン(Si)が7ppm、リン(P)が6ppm、その他の元素が5ppm以下であり、平均粒径が300nm(最小粒径が250nm、最大粒径が350nm)のアルミナ超微粒子を、溶媒として純水を用いて、ポットミルで粉砕分散し、スラリーを作製した。
一方、JIS−R1624(ファインセラミックス接合の曲げ強さ試験方法)に則り、6mm×6mm×18mmで、表面粗さがRa=0.2μmに加工されたアルミナ焼結体を所定数準備した。アルミナ焼結体の純度は99.9%以上で、1500℃に昇温しても焼結が進まない条件にて作製されている。
アルミナ焼結体の6mm×6mmの面全体にスラリーを塗布して、2個のアルミナ焼結体をその塗布面で貼り合わせ、2kgfの荷重を掛けて接着した。こうして作製したアルミナ焼結体の接着体を1500℃で1時間焼成し、実施例3に係るセラミックス接合体を得た。
作製したセラミックス接合体における接合部の厚さは50μmであった。これらのセラミックス接合体における接合強度を四点曲げ強度により評価した。図2に四点曲げ強度の測定結果を示す。
その結果、実施例1とほぼ同様な曲げ強度を得ることができた。
従って、実施例3の曲げ強度においても比較例3に近い高い値を示し、しかも不純物が少ないために耐食性に優れていることは明らかであるので、特性バランスの良好なセラミックス接合体と判断することができる。
実施例3の接合体の破断面をSEM観察した結果、平均粒径は400nmで、最大粒径は約600nmであった。また、EDXによる組成分析では、接合部へのアルミナ焼結体からの不純物元素の拡散は観察されなかった。
本発明に係るセラミックス接合体は、その利用分野が限定されるものでなく、構造部材として広く用いることができるが、特に、高純度材料から構成され、高い耐食性が要求される半導体製造装置用部品やFPD(Flat Panel Display)製造装置用部品として、好適である。
セラミックス接合体の概略構造を示す断面図。 実施例および比較例の接合強度を示すグラフ。
符号の説明
10…セラミックス接合体、12a,12b…セラミックス焼結体、14…接合部。

Claims (6)

  1. 同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体と、これら2個のセラミックス焼結体を接合する接合部とを有するセラミックス接合体であって、
    前記接合部は、前記セラミックス焼結体と同じ材料であり、平均粒径が100nm以上400nm以下であるセラミックス粒子で構成されたセラミックス焼結体であることを特徴とするセラミックス接合体。
  2. 同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体と、これら2個のセラミックス焼結体を接合する接合部とを有するセラミックス接合体であって、
    前記接合部は、前記セラミックス焼結体と同じ材料であり、不純物含有量が合計で100ppm以下であり、平均粒径が30nm以上300nm以下のセラミックス粒子を1300℃以上1600℃以下で焼結させることにより形成されたものであることを特徴とするセラミックス接合体。
  3. 前記セラミックス焼結体および前記セラミックス粒子を構成する材料がアルミナであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセラミックス接合体。
  4. 同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体を接合するセラミックス接合体の製造方法であって、
    前記セラミックス焼結体と同じ材料の,不純物含有量が合計で100ppm以下であり、平均粒径が30nm以上300nm以下であるセラミックス粒子のみを固形分として含むスラリーまたはペーストを、前記2個のセラミックス焼結体の接合面に塗布してこれらの接合面を接着し、その後、1300℃以上1600℃以下で加熱し、前記2個のセラミックス焼結体の接合面に挟まれたセラミックス粒子を焼結させることで前記2個のセラミックス焼結体を接合することを特徴とするセラミックス接合体の製造方法。
  5. 前記セラミックス焼結体および前記セラミックス粒子を構成する材料はアルミナであることを特徴とする請求項4に記載のセラミックス接合体の製造方法。
  6. スラリーまたはペーストを構成する溶媒分は、純水であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のセラミックス接合体の製造方法。
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