JP2008174443A - セラミックス接合体およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】セラミックス接合体10は、同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体12a,12bと、これらを接合する接合部14とを有する。セラミックス焼結体12a,12bと同じ材料の、不純物含有量が合計で100ppm以下であり粒径が30nm以上300nm以下であるセラミックス粒子のみを固形分として含むスラリーを、セラミックス焼結体12a,12bの接合面に塗布してこれらの接合面を接着し、その後、所定温度に加熱し、セラミックス焼結体12a,12bの接合面に挟まれたセラミックス粒子を焼結させることで、接合部14を形成するとともにセラミックス焼結体12a,12bを接合する。
【選択図】図1
Description
接合部14は、平均粒径が100nm以上400nm以下のセラミックス粒子から構成された焼結体である。なお、接合部14を構成するセラミックス粒子の平均粒径は、セラミックス接合体10をその接合面で破断させ、破断面をSEM観察して得られる画像を分析することにより求められる。
不純物として含まれるナトリウム(Na)が7ppm、マグネシウム(Mg)が8ppm、シリコン(Si)が7ppm、リン(P)が6ppm、その他の元素が5ppm以下であり、平均粒径が30nm(最小粒径が10nm、最大粒径が50nm)、比表面積が52m2/gのアルミナ超微粒子を、溶媒として純水を用いて、ポットミルで粉砕分散し、スラリーを作製した。
実施例1と同様にしてセラミックス焼結体の接着体を作製し、これを900℃焼成で1時間焼成して、比較例1に係るセラミックス接合体を作製した。同様に、セラミックス焼結体の接着体を作製し、1200℃焼成で1時間焼成して、比較例2に係るセラミックス接合体を作製した。さらに、実施例1に係るセラミックス接合体の作製に用いたものと同じアルミナ焼結体を、アルミナ接着剤(CERAMABOND503(Aremco Products INC.製))を用いて、300℃の焼成により接合し、比較例3に係るセラミックス接合体を作製した。また、溶媒としてエタノールを用いて、それ以外は実施例1と同様な条件で行い、比較例4に関るセラミックス接合体を作製した。
不純物として含まれるナトリウム(Na)が7ppm、マグネシウム(Mg)が8ppm、シリコン(Si)が7ppm、リン(P)が6ppm、その他の元素が5ppm以下であり、平均粒径が200nm(最小粒径が150nm、最大粒径が250nm)のアルミナ超微粒子を、溶媒として純水を用いて、ポットミルで粉砕分散し、スラリーを作製した。
不純物として含まれるナトリウム(Na)が7ppm、マグネシウム(Mg)が8ppm、シリコン(Si)が7ppm、リン(P)が6ppm、その他の元素が5ppm以下であり、平均粒径が300nm(最小粒径が250nm、最大粒径が350nm)のアルミナ超微粒子を、溶媒として純水を用いて、ポットミルで粉砕分散し、スラリーを作製した。
Claims (6)
- 同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体と、これら2個のセラミックス焼結体を接合する接合部とを有するセラミックス接合体であって、
前記接合部は、前記セラミックス焼結体と同じ材料であり、平均粒径が100nm以上400nm以下であるセラミックス粒子で構成されたセラミックス焼結体であることを特徴とするセラミックス接合体。 - 同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体と、これら2個のセラミックス焼結体を接合する接合部とを有するセラミックス接合体であって、
前記接合部は、前記セラミックス焼結体と同じ材料であり、不純物含有量が合計で100ppm以下であり、平均粒径が30nm以上300nm以下のセラミックス粒子を1300℃以上1600℃以下で焼結させることにより形成されたものであることを特徴とするセラミックス接合体。 - 前記セラミックス焼結体および前記セラミックス粒子を構成する材料がアルミナであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセラミックス接合体。
- 同じ材料からなる2個のセラミックス焼結体を接合するセラミックス接合体の製造方法であって、
前記セラミックス焼結体と同じ材料の,不純物含有量が合計で100ppm以下であり、平均粒径が30nm以上300nm以下であるセラミックス粒子のみを固形分として含むスラリーまたはペーストを、前記2個のセラミックス焼結体の接合面に塗布してこれらの接合面を接着し、その後、1300℃以上1600℃以下で加熱し、前記2個のセラミックス焼結体の接合面に挟まれたセラミックス粒子を焼結させることで前記2個のセラミックス焼結体を接合することを特徴とするセラミックス接合体の製造方法。 - 前記セラミックス焼結体および前記セラミックス粒子を構成する材料はアルミナであることを特徴とする請求項4に記載のセラミックス接合体の製造方法。
- スラリーまたはペーストを構成する溶媒分は、純水であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のセラミックス接合体の製造方法。
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