JP2008174004A - 建設機械の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気側の防音性能と風量確保を両立させる。
【解決手段】カバー材21で覆われたエンジンルーム22内に、エンジン23と冷却ファン24と熱交換器25とを設ける一方、熱交換器25の吸気側に吸気室26を形成する。この吸気室26の上部室壁に第1吸気口27を設けるとともに、吸気室26内における熱交換器コア面25aの前面側にダクト28を設ける。この構成を前提として、ダクト28の正面部33を、これとカバー材側面部との間に形成される吸気通路37の断面積が上部で最大となり下部に向かって漸減する方向に傾斜させ、この正面部33の下半部に第2吸気口34を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は外部から取り込んだ冷却空気を熱交換器に導く吸気側に防音機能を設けた建設機械の冷却構造に関するものである。
油圧ショベル等の建設機械において、吸気側の防音性能を高める技術として、特許文献1,2に示されたものが公知である。
この公知技術を図13,14によって説明する。ここでは油圧ショベルを例にとっている。
上部旋回体の後部に、エンジンガードやカウンタウェイトの一部、燃料タンクの上面等のカバー材1で覆われたエンジンルーム2が設けられている。
このエンジンルーム2内にはエンジン3と、図示しない油圧ポンプと、エンジン3で駆動されて外部空気を吸入する冷却ファン4と、エンジン冷却用のラジエータをはじめ、オイルクーラ、インタークーラー等の複数の熱交換器(ここでは一つのものとして示す)5とが設けられている。
エンジンルーム2内における熱交換器5の吸気側に吸気室6が形成され、この吸気室6の上面(カバー材1の吸気側端部の上面部)に、外部空気を導入する第1吸気口7が設けられている。
吸気室6は、エンジンルーム2におけるエンジン3等が収容された空間に対して、熱交換器5、適宜の仕切り材及びシール材により独立して(空気の流通を遮断した状態で)形成され、この吸気室6に遮蔽部材(図13に示す公知技術ではダクト8、図14に示す公知技術では遮蔽板9。以下、これらをまとめて遮蔽部材という場合がある)が設けられている。
ダクト8は、カバー材1とは別のダクト材によって箱状に形成され、熱交換器コア面5aを周囲から気密に囲う状態で取付けられている。
一方、遮蔽板9は、熱交換器コア面5aと第1吸気口7との間を吸気室全幅に亘って遮蔽する状態で設けられている。
また、ダクト式の場合は熱交換器コア面5aに対向するダクト正面部10、遮蔽板式の場合は遮蔽板9に第2吸気口11が設けられ、この第2吸気口11に、防塵用のフィルタ12が同吸気口全面を覆う状態で設けられている。
なお、吸気室6内の壁面、すなわち吸気室6を形成するカバー材1の内面、及びダクト8の内外面にそれぞれ吸音材13が設けられている。
これらの構成によると、特許文献1,2にも詳述されているように、遮蔽部材8,9によって吸気室6内を二つに仕切った二重構造であるため、熱交換器コア面5aから外部に直接抜ける音(直接音)を遮蔽部材8,9で規制し、その拡散を抑えること、吸気室6の室壁による減音効果に加えて、遮蔽部材8,9での音の反射・減衰による減音効果が得られること等により、遮蔽部材8,9を設けない場合と比較して吸気側の防音性能を格段に高めることができる。
特開2006−206034号公報 特開2006−207576号公報
上記のように吸気室6内に遮蔽部材8,9を設けた構成では、遮蔽部材8,9(ダクト式の場合はダクト正面部10)とカバー材1との間に上下方向に延びる吸気通路14が形成される。
図13に示すダクト式を例にとると、ダクト正面部(吸気通路形成面)10と、これに対向するカバー材1との間に吸気通路14が形成され、第1吸気口7から吸い込まれた外部空気がこの吸気通路14を下向きに通り、第2吸気口11で水平に方向転換してダクト8内に入り、熱交換器コア面5aに向かうこととなる。
ここで、熱交換器5等の冷却効率は、吸気通路14を通過する空気量(風量)が多いほど高くなる。そして、この風量は吸気通路14の断面積に左右されるが、この吸気通路断面積は、とくに油圧ショベルのように小型化の要請から吸気室6のスペースに制限を受ける建設機械では必ずしも十分大きく取れないのが実情であった。
この点、上記公知技術では、吸気側の防音性能のみに着目して遮蔽部材8,9を設けており、図示のようにダクト正面部10または遮蔽板9を鉛直に設けた場合、風量確保という問題が残されることになっていた。
そこで本発明は、吸気側の防音性能と風量確保を両立させることができる建設機械の冷却構造を提供するものである。
請求項1の発明は、カバー材で覆われたエンジンルーム内に、エンジンと熱交換器と冷却ファンを設け、上記冷却ファンの回転により外部空気をエンジンルーム内に吸い込んで上記熱交換器に通すように構成し、かつ、次の要件を具備するものである。
(A) 上記エンジンルーム内における上記熱交換器の吸気側に、吸気室をエンジンルーム内の他の空間に対し独立して形成したこと。
(B) カバー材で形成される上記吸気室の室壁に、外部空気を吸気室に導入する第1吸気口を設けたこと。
(C) 上記吸気室内における熱交換器コア面の前面側に、遮蔽部材を、熱交換器コア面と第1吸気口との間を遮断して吸気室内を二室に仕切るとともに、少なくともその一面である吸気通路形成面とカバー材との間に吸気通路が形成される状態で設けたこと。
(D) この遮蔽部材における上記吸気通路形成面に、上記第1吸気口から吸い込んだ空気を熱交換器コア面に導く第2吸気口を設けたこと。
(E) 遮蔽部材の上記吸気通路形成面における少なくとも上記第2吸気口が設けられた部分を、上記吸気通路の断面積が第1吸気口側で最大となり反対側に向かって漸減する方向に傾斜させたこと。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、第1吸気口と熱交換器コア面との間に、吸気通路を含めて屈折した空気の流路が形成される状態で第1及び第2両吸気口を配置したものである。
請求項3の発明は、請求項2の構成において、空気の流路が略L字形に形成される状態で第1及び第2両吸気口を配置したものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、遮蔽部材として、カバー材とは別のダクト材によって独立して形成したダクトを、熱交換器のコア面を周囲から気密に囲い、かつ、少なくともその一面とカバー材との間に吸気通路が形成される状態で吸気室内に設け、このダクトにおける上記吸気通路を形成する吸気通路形成面に第2吸気口を設けるとともに、上記吸気通路形成面における少なくともこの第2吸気口が設けられた部分を傾斜させたものである。
請求項5の発明は、請求項4の構成において、ダクトは、熱交換器コア面と対向する正面部と、この正面部の水平方向両側から熱交換器コア面に向かって延びる両側面部とを備え、この両側面部に第2吸気口を設けたものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至3のいずれかの構成において、遮蔽部材として、遮蔽板を、熱交換器コア面と第1吸気口との間を吸気室全幅に亘って遮蔽し、かつ、遮蔽板自体が吸気通路形成面としてカバー材との間に吸気通路を形成する状態で設け、この遮蔽板に第2吸気口を設けるとともに、遮蔽板における少なくともこの第2吸気口が設けられた部分を傾斜させたものである。
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかの構成において、遮蔽部材における第2吸気口が設けられた部分を含む吸気通路形成面全体を傾斜させたものである。
請求項8の発明は、請求項7の構成において、第2吸気口を、吸気通路形成面の吸気下流側に設けたものである。
請求項9の発明は、請求項7の構成において、第2吸気口を、吸気通路形成面の全面に設けたものである。
請求項10の発明は、請求項1乃至6のいずれかの構成において、遮蔽部材の吸気通路形成面のうち吸気上流側部分のみを傾斜させたものである。
請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれかの構成において、熱交換器のコア面が第1及び第2両吸気口を通して外部から直視されないように両吸気口の位置関係を設定したものである。
請求項12の発明は、請求項1乃至11のいずれかの構成において、第2吸気口を覆う状態で遮蔽部材にフィルタを設けたものである。
請求項13の発明は、請求項1乃至12のいずれかの構成において、吸気室内における第2吸気口の空気入口部分に、吸い込み空気を第2吸気口に誘導する空気案内手段を設けたものである。
本発明によると、吸気室内における熱交換器コア面の前面側に遮蔽部材(請求項4,5ではダクト、請求項6では遮蔽板)を設ける構成を前提として、遮蔽部材の吸気通路形成面に第2吸気口を設けるとともに、吸気通路形成面における少なくとも第2吸気口が設けられた部分を、吸気通路の断面積が第1吸気口側で最大となり反対側に向かって漸減する方向に傾斜させたから、次の点により、遮蔽部材による防音性能を生かしながら冷却のための風量を増加させることができる。
風量に関して
第1吸気口を吸気室の上面に設けるとともに、吸気通路が上広がりとなるように遮蔽部材全体を上下方向に傾斜させ、同部材の下半部に第2吸気口を設けた構成(図1参照)を例にとると、遮蔽部材の下端位置を図13,14に示す公知技術と同じとした場合、遮蔽部材を上記のように傾斜させることで、第2吸気口部分での吸気通路の断面積を公知技術よりも増加させることができるため、通風抵抗が小さくなり、遮蔽部材内への吸い込み空気量を増加させることができる。
ところで、吸気通路形成面を本発明のように傾斜させるのではなく、図13,14の公知技術において遮蔽部材8,9全体を鉛直のまま図示の位置よりも熱交換器側に移動させることによっても吸気通路の断面積を増加させることはできる。
しかし、こうすると遮蔽部材8,9の内側の空間(第2吸気口11と熱交換器コア面5aとの間隔)全体が狭められるため、第2吸気口から同空間に流入した空気が熱交換器コア面全体に均等に行き渡りにくくなる。従って、熱交換器等の冷却効率が悪くなり、吸い込み空気量を増加させることの本来の目的である冷却効率の向上が十分達成されない。
これに対し本発明によると、遮蔽部材を傾斜させることで遮蔽部材内側の空間が連続して変化するため、吸い込み空気が熱交換器コア面全体に均等に行き渡り易くなる。つまり、熱交換器コア面全体に対する空気の均等供給作用を確保しながら風量を増加させることができる。
防音性能に関して
遮蔽部材によって吸気室内を二つに仕切った二重構造に基づく直接音の拡散・漏洩規制効果や、吸気室の室壁による減音効果、遮蔽部材での音の反射・減衰による減音効果といった、遮蔽部材を設けたことによる防音効果は、吸気通路形成面を傾斜させない場合とほぼ同等に得ることができる。
また、上記のように風量を増加させて冷却能力を高め得ることから、冷却ファンの回転数(ファン騒音)を低下させることも可能となる。
こうして、吸気側の防音性能と風量確保を両立させることが可能となる。
この場合、請求項2,3の発明によると、第1吸気口と熱交換器コア面との間の流路を屈折(請求項3では略L字形に屈折)させるため、この屈折した流路での音の反射・減衰による減音効果が加わることにより、防音性能を高める上で効果がある。
また、遮蔽部材としてダクトを設けた請求項4,5の発明によると、吸気室内にさらに独立したダクトが存在するいわば二重ダクト構造となるため、内部での音の反射・減衰が活発となってより高い減音効果を得られる点、音漏れ防止効果が高い点、二重ダクト構造により音の伝播経路を制限し、とくに内部に吸音材を設けた場合に吸音材による減音効果をより高めることができる点等により、防音性能確保の点でとくに有利となる。
このダクト構造において、請求項5の発明によると、正面部でなく両側面部を吸気通路形成面としてここに第2吸気口を設けたから、第2吸気口の合計の開口面積を大きくとることができる。このため、増加させた風量を低抵抗で効率良く熱交換器コア面に供給することができる。
また、遮蔽部材の吸気通路形成面全体を傾斜させた請求項7の発明によると、吸気通路の最大断面積を大きくできるとともに、この断面積の変化が反対側に向かって長くかつ緩やかになる。このため、たとえば吸気下流側のみを傾斜させた場合と比較して、通風抵抗がより少なくなるため、風量増加の効果が高い。
一方、請求項8の発明によると、第2吸気口を吸気通路形成面の吸気下流側(第1吸気口から遠い側)に設けたから、熱交換器コア面が第1吸気口を通して外部から直視させる度合いが小さくなる(両吸気口の位置関係によって直視されない状態にもできる)ため、熱交換器コア面からから外部に直接抜ける直接音を遮断する点で効果がある。
これに対し、第2吸気口を吸気通路形成面の全面に設けた請求項9の発明によると、請求項8の発明と比較すると直接音の遮断の点で不利となる半面、吸い込んだ空気を熱交換器コア面に対して最小の抵抗で効率良く供給できるため、冷却効果の点で有利となる。
従って、風量増加と防音性能向上という二つの目的の軽重に応じて請求項8,9両発明を選択すればよい。
請求項10の発明によると、遮蔽部材の吸気通路形成面のうち吸気上流側部分のみを傾斜させる(第2吸気口はこの傾斜部分のみ、または非傾斜部分を含めた全体に設ける)ため、熱交換器コア面の入口側にエアクリーナ等の機器類を設置したい場合に、非傾斜部分の内側にその設置スペースを確保し易いという利点がある。
請求項11の発明によると、請求項8の発明の趣旨をさらに推し進めて、熱交換器コア面が第1及び第2両吸気口を通して外部から直視されないように両吸気口の位置関係を設定したから、直接音の遮断効果が高くなる。
請求項12の発明によると、第2吸気口にフィルタを設けたから、第1吸気口のみにフィルタを設けた場合と比較して、吸い込み空気に含まれた粉塵等の除去効率が高くなる。
請求項13の発明によると、吸気室内における第2吸気口の空気入口部分に、吸い込み空気を第2吸気口に誘導する空気案内手段を設けたから、空気の良好な流れを促進し、良好な吸気性能を得ることができる。この点の効果は、第2吸気口を、空気が回りにくい吸気下流側に設けた場合にとくに顕著となる。
なお、空気案内手段としては、後述の実施形態で挙げたように案内板を設けてもよいし、とくに後方小旋回型の機械に採用されるようにカウンタウェイトをカバー材として兼用する構成において、カウンタウェイトの一部を第2吸気口に向かって傾斜させることによって導風面を形成してもよい。
第1実施形態(図1,2参照)
図1〜図11に示す第1〜第9各実施形態では、遮蔽部材としてダクトを設けている。
第1実施形態において、次の基本的構成は図13に示す公知技術と同じである。
(イ) 上部旋回体の後部に、エンジンガードやカウンタウェイトの一部、燃料タンクの上面等のカバー材21で覆われたエンジンルーム22を設けている。
(ロ) このエンジンルーム22に、エンジン23、図示しない油圧ポンプ、冷却ファン24、ラジエータ等の熱交換器(一つのものとして示す)25を設けている。
(ハ) エンジンルーム22内における熱交換器25の吸気側に吸気室26を形成し、この吸気室26の上面(カバー材21の上面部)に、外部から冷却空気を導入する第1吸気口27を設けている。
(ニ) 吸気室26は、エンジンルーム22におけるエンジン23等が収容された空間に対して、熱交換器25、適宜の仕切り材及びシール材により独立して(空気の流通を遮断した状態で)形成し、この吸気室26にダクト28を設けている。
ダクト28は、カバー材21とは別のダクト材により、上面部29、底面部30、前後両側面部31,32、それに熱交換器コア面25aに対向する正面部33を備えた独立した箱状に形成している。
このダクト28は、熱交換器コア面25aを周囲から気密に囲う状態(たとえば熱交換器側の開口縁部が熱交換器コア面25aの縁枠部分に気密に接する状態)で取付けている。
また、ダクト28の正面部33に水平方向に開口する第2吸気口34を設けている。この第2吸気口34には、防塵用のフィルタ35を、同吸気口34を覆う状態で設けている。
なお、ダクト底面部30は、この実施形態では熱交換器コア面25aに向かって先下がりに傾斜して設けている。
このダクト28により、熱交換器コア面25aと第1吸気口27との間が遮断されて吸気室26内が二つ(ダクト内空間とそれ以外の空間。以下、第1室、第2室という)26a,26bに仕切られる。
また、ダクト28により、図1中に矢印で示すように第1吸気口27から下向きに取り込まれた外気を第2吸気口34で横向きに方向転換して熱交換器コア面25aに至らせる略L字形の屈折した空気流路が形成される。
なお、吸気室26を形成するカバー材21の内面、及びダクト28の内外面にそれぞれ吸音材36を設けている。
上記基本的構成による防音性能は、図13に示す公知技術と基本的には同じである。
すなわち、熱交換器コア面25aを独立したダクト28で囲い、かつ、コア面25aと外部とを結ぶ流路を略L字形に屈折させているため、コア面25aから外部に直接抜ける直接音をダクト28で遮断することができる。
一方、熱交換器コア面25aから出る吸気音は、吸気室26内において第1室26aと第2室26bとで反射・減衰を繰り返すため、高い減音効果を得ることができる。
さらに、吸気室26という一種のダクト内にさらに独立したダクト28を設けたいわば全周二重ダクト構造であるため、吸気室26のみの一重構造とした場合と比較して、吸気室26を形成するカバー材21とダクト28の全周部分において音を二重にブロックすることで音漏れ防止効果を格段に高めることができるとともに、二重ダクト構造により音の伝播経路を制限し、とくにこの実施形態のように内部に吸音材36を設けた場合にこの吸音材36による減音効果をより高めることができる。
また、音の出口である熱交換器コア面25aをダクト28で囲っているため、音が四方八方に放散される音の拡散を抑えることができる。
これらの点により、ダクト28を設けない場合と比較して、吸気側での防音効果を格段に高めることができる。
しかも、吸気室26内にダクト28を設けることによって上記効果を得る構成であるため、吸気室26を拡張することによって防音性能を高める構成をとった場合のように、他の設備のスペースが侵食されるという弊害が生じないとともに、既存の機械にも容易に適用することができる。
また、ダクト28と熱交換器コア面周囲との間の気密性さえ保持すれば、コア面25aからの直接音をダクト28によって確実に遮断することができるため、3次元曲面を含む複雑な形状のカバー材21の内面すべてについて気密に構成する場合と比べて、シール範囲が遥かに狭くてすむ。さらに、シールし易いことにより、高いシール性を得ることができる。
この実施形態において、ダクト28の正面部(吸気通路形成面)33と、これに対向するカバー材21の側面部との間に吸気通路37を形成する点も図13に示す公知技術と同じである。
ここで、実施形態においては、ダクト28の正面部33全体を、吸気通路37の断面積が吸気入口側である第1吸気口27側(上部)で最大となり反対側(下部)に向かって漸減する方向に傾斜させ、この傾斜した正面部33の下流側半部(下半部)に第2吸気口34を設けている。
なお、図13の構造(正面部10が鉛直となった構造)との比較でいうと、実施形態では正面部33の下端を正面部10の下端と同じ位置に設定した状態で正面部33全体を熱交換器25側に傾斜させている。
この構成によると、
(i) ダクト正面部33を上記のように傾斜させることで、第2吸気口34部分での吸気通路37の断面積を図13の構造の場合よりも増加させることができるため、通風抵抗が小さくなり、ダクト28内への吸い込み空気量を増加させることができる。
(ii) 吸気通路37の断面積が第1吸気口27に近い上部(吸気入口側)で大きくなるため、下部で大きくなる場合と比較して、空気の吸い込み効率が良い。
(iii) ダクト正面部33を傾斜させることによって吸気通路37の断面積を増加させる構成であるため、図13の構造において鉛直な正面部10を熱交換器5側に移動させた場合、すなわち、吸気通路断面積を増加させる一方で、第2吸気口11と熱交換器コア面5aとの間隔を減少させた場合と比較して、第1室26aの下部空間を十分確保できる。このため、吸い込み空気を熱交換器コア面25a全体に均等に行き渡らせることができる。つまり、熱交換器コア面25a全体に対する空気の均等供給作用を確保しながら風量を増加させることができる。
(iv) ダクト正面部33全体を傾斜させているため、吸気通路37の最大断面積を大きくできるとともに、この断面積の変化が反対側に向かって長くかつ緩やかになる。このため、たとえば吸気下流側のみを傾斜させた場合と比較して、通風抵抗がより少なくなるため、風量増加の効果が高い。
こうして、吸気側に一定の防音性能を確保しながら風量を増加させ、冷却効率を高めること、すなわち、防音性能と冷却効率の両立を実現することができる。
また、上記のように風量を増加させて冷却能力を高め得ることから、冷却ファン24の回転数を低下させてファン騒音をさらに低減することも可能となる。
なお、この実施形態において、第2吸気口34は、全体が第1吸気口27よりも下位に位置するため、音が機械側面側に直接抜けるおそれがない。つまり、『機側騒音』を大幅に軽減することができる。
第2実施形態(図3参照)
第1実施形態においては、熱交換器コア面25aの一部が第1及び第2両吸気口27,34を通して外部から直視されるレイアウトとなっている。
具体的には、図1に示すように、第1吸気口27の最も外側の端と第2吸気口34の上端とを結ぶ直線Bが、第1吸気口外端と熱交換器コア面25aの下端とを結ぶ直線Aよりも少しだが明らかに上側にくるレイアウトとなっている。
このため、少ないとはいえ、熱交換器コア面25aから外部に直接抜ける直接音の漏れが生じる。
第2実施形態においては、この点の改良技術として、第2吸気口34を第1実施形態と同じサイズのまま、第1実施形態よりも下方かつ熱交換器25と反対側に位置させることにより、上記直線Bが直線Aとほぼ一致する(完全一致、もしくは直線Aよりも下側にくる、または直線Aよりもごくわずかだけ上側にくる)レイアウトをとっている。
なお、この場合、ダクト正面部33を傾斜したまま下方に延長させるとともに、ダクト底面部30を水平とすればよい。
これにより、直接音をダクト28で遮断することができる。
第3実施形態(図4参照)
第1及び第2実施形態では、第2吸気口34をダクト正面部33の吸気下流側(下半部)のみに設けたのに対し、第3実施形態ではダクト正面部全面に第2吸気口34を設けている。なお、この場合、ダクト正面部は面としては実質上存在しなくなるため、図4中に符号は付していない。
この構成によると、熱交換器コア面25aのうち外部から直視される範囲が広くなるため、直接音の遮断の点では不利となるが、吸い込んだ空気を最小の抵抗で熱交換器コア面25aに供給できることから冷却効率の点で有利となる。
第4実施形態(図5参照)
第4実施形態では、第3実施形態と同様にダクト正面部全面に第2吸気口34を設けるが、吸気上流側(上半部)のみを傾斜させている。
この場合でも、少なくともダクト正面部における第2吸気口34が設けられた部分を傾斜させる点の構成、及び第2吸気口部分で吸気通路断面積を公知技術よりも増加させることができる点の効果において第1〜第3各実施形態と同じである。
なお、フィルタ35は、全体を傾斜部分と鉛直部分とから成る一枚物で構成してもよいし、図示のように傾斜部分と鉛直部分とに分けた二枚物として構成してもよい。
この構成によると、吸気室第1室26aにエアクリーナ等の機器類を設置したい場合に、底部(非傾斜部分の内側)にその設置スペースを確保し易いという利点がある。
ここで、本発明による風量増加効果を検証するために行った数値解析の結果を説明する。
解析1
図1,2に示す第1実施形態(ダクト正面部全体を傾斜させて下半部に第2吸気口34を設けた構造)と、図13に示す構造(ダクト正面部10を鉛直として下半部に第2吸気口11を設けた構造)について、ダクト8のサイズ、第2吸気口34,11の開口面積等の基本的条件を同一として両構造をモデル化し、市販の解析ソフト(FLUENT)を用いてそれぞれの吸気通路14,37を通過する風量を解析した。第1実施形態モデルのダクト正面部33の傾きは鉛直線に対して23°とした。
その結果、図13に示す構造では風量が83.8m3/minであったのに対し、第1実施形態構造では85.6m3/minで、2%の風量増加をみた。
解析2
図4に示す第3実施形態(ダクト正面部全体を傾斜させて正面部全体に第2吸気口34を設けた構造)と、同実施形態構造と同様にダクト正面部全体に第2吸気口を設けるが正面部を傾斜させない構造(非傾斜構造という)とをモデル化し、上記同様の解析を行った。ダクト正面部33の傾きは同じく23°である。
この結果、非傾斜構造では、通過風量が84.0m3/minであったのに対し、第3実施形態構造では、88.7m3/minとなり、7%の風量増加をみた。
また、図5に示す第4実施形態(タンク正面部全体に第2吸気口34を設けるが、上半部のみを傾斜させた構造)の構造についても解析を行った結果、対比構造に対して4%の風量増加が得られた。
第5実施形態(図6,7参照)
第1〜第4各実施形態ではダクト正面部33を吸気通路形成面としてここに第2吸気口34を設けたのに対し、第5実施形態においては、ダクト28の前後両側面部31,32を吸気通路形成面として、同側面部31,32全体を、吸気通路37,37の断面積が第1吸気口27側(上部)で最大となり反対側(下部)に向かって漸減する方向に傾斜させ、この傾斜させた両側面部31,32に第2吸気口34,34を設けている。
この構成によると、第2吸気口34,34の合計の開口面積を大きくとることができる。このため、増加させた風量を低抵抗で効率良く熱交換器コア面25aに供給することができる。
なお、この実施形態においては、両側面部31,32の上部と下部以外のほぼ全体に第2吸気口34,34を設けているが、両側面部全体に第2吸気口34,34を設けてもよい。あるいは、第2実施形態のように両側面部31,32の下半部のみに第2吸気口34,34を設けてもよいし、第4実施形態のように全体に吸気口34,34を設けるが上半部のみを傾斜させてもよい。
第6実施形態(図8参照)
図4に示す第3実施形態のようにダクト正面部33全体を傾斜させ、かつ、全体に第2吸気口34を設けると、図中の直線A,Bの関係でわかるように熱交換器コア面25aのかなり広い範囲が両吸気口27,34を通して外部から直視されるため、直接音の遮断の点で不利となる。
そこで第6実施形態においては、第3実施形態の構成を前提として、カバー材21の上面部を上げて、第1吸気口27を第3実施形態の場合よりも高い位置に、かつ、熱交換器25側(図の右側)にずれた位置に設けている。
この場合、同吸気口27に必要な開口面積を確保するために、カバー材21における第1吸気口27の熱交換器側の開口縁部を図示のように傾斜させるのが望ましい。
こうすれば、図示のように直線A,Bをほぼ一致させ、熱交換器コア面25aが外部から直視されない状態を得ることができる。
第7実施形態(図9参照)
第7実施形態においては、第1及び第2両実施形態の変形形態として、ダクト正面部33全体を傾斜させ、その上半部のみに第2吸気口34を設けている。
こうすると、第1、第2両実施形態と比較して、熱交換器コア面25aが外部から直視され易い不利点がある一方で、最大断面積部分に第2吸気口34があることで吸い込んだ空気を無駄なくスムーズにダクト28内に取り込むことができるため、風量増加の効果が高いものとなる。
第8実施形態(図10参照)
第8実施形態においては、吸気室第2室26bの下方における第2吸気口34の入口部分に案内板38を設けている。
この案内板38は、図示のように第2吸気口34の下縁部に向かって先下がりに傾斜して設けられている。
この構成によると、上から吸い込んだ空気を第2吸気口34の入口部分で案内板38によりスムーズに方向転換させて第2吸気口34に確実に誘導することができる。
しかも、案内板38を傾斜させたから、第2吸気口34の入口部分での空気の滞留や乱流の発生を抑えることができる。
なお、ここでは第1実施形態の構成を前提とした場合を例示しているが、この案内板38を設ける構成は他の実施形態にも適用することができる。
第9実施形態(図11参照)
第9実施形態では、カウンタウェイトがエンジンルーム後方のカバー材として兼用され、かつ、その左右両サイド部分(左側部分のみ図示)39がエンジンルーム22の側方に回り込む状態で設置される所謂後方小旋回型(後方超小旋回型を含む)の機械において、カウンタウェイトにおける吸気室26に臨む左サイド部分39の内面下部に、吸い込み空気を第2吸気口34に誘導する導風面40を先下がりの階段状に傾斜して形成している。
こうすれば、導風面40によって第2吸気口34の入口部分での空気の流れを良くすることができる。すなわち、別の案内板を追加しないでも良好な吸気性能を得ることができる。このため、コストが安くてすむ。
なお、この実施形態では、カウンタウェイトの成形上の制限等から導風面40を階段状に形成しているが、制限等がない場合には、導風面40を図11中に二点鎖線で示す先下がりの直線状の傾斜面とするのが望ましい。
第10実施形態(図12参照)
第10実施形態においては、遮蔽部材として第1〜第9各実施形態のダクト28に代えて、四角板状の遮蔽板41を設けている。
この遮蔽板41は、周縁部が四周のカバー材21の内面に接し、吸気室26内を機械の前後方向の全幅に亘って熱交換器15側の第1室26aと、これと反対側の第2室26bとに仕切る状態で設けている。
この構成の場合、遮蔽板41全体が、カバー材側面部との間に吸気通路37を形成する吸気通路形成面となり、この遮蔽板41全体を、吸気通路37の断面積が上部で最大となり下部に向かって漸減する方向に傾斜させている。
この遮蔽板41にフィルタ35付きの第2吸気口34を設ける点、及び遮蔽板41によりL字形の屈折した空気流路を形成する点の構成は他の実施形態と同じである。
なお、第2吸気口34は、図示のように下半部のみに設けてもよいし、遮蔽板全体に設けてもよい。また、遮蔽板41全体を傾斜させるのではなく、ダクト式における第4実施形態のように上半部のみを傾斜させてもよい。
この第10実施形態の遮蔽板式の構成によっても、吸気室26内に遮蔽板41を設けることによって吸気室26が水平方向に二重壁構造となるため、カバー材21と遮蔽板41で二重に音をブロックできる点、吸気室26内において音が第1室26aと第2室26bとで反射・減衰を繰り返すため、高い減音効果を得ることができる点、L字形の屈折流路による減音効果が得られる点等により、第1〜第9各実施形態で示したダクト式とほぼ同等の防音効果を得ることができる。
また、遮蔽板41を傾斜させることによる風量増加の効果もダクト式の場合と同様に得ることができる。
つまり、遮蔽板式においても、防音性能と冷却効率の両立を実現することができる。
本発明の第1実施形態を示す概略断面図である。 図1のII−II線断面図である。 本発明の第2実施形態を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態を示す概略断面図である。 本発明の第4実施形態を示す概略断面図である。 本発明の第5実施形態を示す概略断面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 本発明の第6実施形態を示す概略断面図である。 本発明の第7実施形態を示す概略断面図である。 本発明の第8実施形態を示す概略断面図である。 本発明の第9実施形態を示す概略断面図である。 本発明の第10実施形態を示す概略断面図である。 従来の技術を示す概略断面図である。 別の従来技術を示す概略断面図である。
符号の説明
21 カバー材
22 エンジンルーム
23 エンジン
24 冷却ファン
25 熱交換器
25a 熱交換器コア面
26 吸気室
26a 吸気室の第1室
26b 同第2室
27 第1吸気口
28 遮蔽部材としてのダクト
29 ダクト上面部
30 ダクト底面部
31,32 ダクト両側面部
33 ダクト正面部
34 第2吸気口
35 フィルタ
36 吸音材
37 吸気通路
38 空気案内手段としての案内板
39 カウンタウェイト左サイド部分
40 空気案内手段としての導風面
41 遮蔽板

Claims (13)

  1. カバー材で覆われたエンジンルーム内に、エンジンと熱交換器と冷却ファンを設け、上記冷却ファンの回転により外部空気をエンジンルーム内に吸い込んで上記熱交換器に通すように構成し、かつ、次の要件を具備することを特徴とする建設機械の冷却構造。
    (A) 上記エンジンルーム内における上記熱交換器の吸気側に、吸気室をエンジンルーム内の他の空間に対し独立して形成したこと。
    (B) カバー材で形成される上記吸気室の室壁に、外部空気を吸気室に導入する第1吸気口を設けたこと。
    (C) 上記吸気室内における熱交換器コア面の前面側に、遮蔽部材を、熱交換器コア面と第1吸気口との間を遮断して吸気室内を二室に仕切るとともに、少なくともその一面である吸気通路形成面とカバー材との間に吸気通路が形成される状態で設けたこと。
    (D) この遮蔽部材における上記吸気通路形成面に、上記第1吸気口から吸い込んだ空気を熱交換器コア面に導く第2吸気口を設けたこと。
    (E) 遮蔽部材の上記吸気通路形成面における少なくとも上記第2吸気口が設けられた部分を、上記吸気通路の断面積が第1吸気口側で最大となり反対側に向かって漸減する方向に傾斜させたこと。
  2. 第1吸気口と熱交換器コア面との間に、吸気通路を含めて屈折した空気の流路が形成される状態で第1及び第2両吸気口を配置したことを特徴とする請求項1記載の建設機械の冷却構造。
  3. 空気の流路が略L字形に形成される状態で第1及び第2両吸気口を配置したことを特徴とする請求項2記載の建設機械の冷却構造。
  4. 遮蔽部材として、カバー材とは別のダクト材によって独立して形成したダクトを、熱交換器のコア面を周囲から気密に囲い、かつ、少なくともその一面とカバー材との間に吸気通路が形成される状態で吸気室内に設け、このダクトにおける上記吸気通路を形成する吸気通路形成面に第2吸気口を設けるとともに、上記吸気通路形成面における少なくともこの第2吸気口が設けられた部分を傾斜させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建設機械の冷却構造。
  5. ダクトは、熱交換器コア面と対向する正面部と、この正面部の水平方向両側から熱交換器コア面に向かって延びる両側面部とを備え、この両側面部に第2吸気口を設けたことを特徴とする請求項4記載の建設機械の冷却構造。
  6. 遮蔽部材として、遮蔽板を、熱交換器コア面と第1吸気口との間を吸気室全幅に亘って遮蔽し、かつ、遮蔽板自体が吸気通路形成面としてカバー材との間に吸気通路を形成する状態で設け、この遮蔽板に第2吸気口を設けるとともに、遮蔽板における少なくともこの第2吸気口が設けられた部分を傾斜させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建設機械の冷却構造。
  7. 遮蔽部材における第2吸気口が設けられた部分を含む吸気通路形成面全体を傾斜させたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の建設機械の冷却構造。
  8. 第2吸気口を、吸気通路形成面の吸気下流側に設けたことを特徴とする請求項7記載の建設機械の冷却構造。
  9. 第2吸気口を、吸気通路形成面の全面に設けたことを特徴とする請求項7記載の建設機械の冷却構造。
  10. 遮蔽部材の吸気通路形成面のうち吸気上流側部分のみを傾斜させたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の建設機械の冷却構造。
  11. 熱交換器のコア面が第1及び第2両吸気口を通して外部から直視されないように両吸気口の位置関係を設定したことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の建設機械の冷却構造。
  12. 第2吸気口を覆う状態で遮蔽部材にフィルタを設けたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の建設機械の冷却構造。
  13. 吸気室内における第2吸気口の空気入口部分に、吸い込み空気を第2吸気口に誘導する空気案内手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の建設機械の冷却構造。
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