JP2008171478A - 半導体メモリデバイスおよびセンスアンプ回路 - Google Patents

半導体メモリデバイスおよびセンスアンプ回路 Download PDF

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Abstract

【課題】読み出しマージンを拡大する。
【解決手段】可変抵抗素子をそれぞれ有するメモリセルMCおよび参照セルRCと、センスアンプ回路(ビット線センスアンプ7B)とを備える。ビット線センスアンプ7Bは、差動アンプDAMPと、その第1差動入力(入力電圧VIN)とセンス線(グローバルビット線GBL)間に接続され、制御端子にプリチャージ電圧(ゲート供給電圧VGATE)を保持可能な電圧ゲートトランジスタ(75N)と、第2差動入力(参照入力電圧VIN(Ref.))と参照センス線(グローバル参照ビット線GBL(Ref.))間に接続され、制御端子にゲート供給電圧VGATEを保持な参照電圧ゲートトランジス(75N)と、第1および第2差動入力と電圧ゲートトランジスタ(75N)の制御端子間に交差結合される2つの結合キャパシタCCと、を有する。
【選択図】図14

Description

本発明は、2本の配線間に接続される可変抵抗素子をそれぞれが有するメモリセルと参照セルを備える半導体メモリデバイスと、当該半導体メモリデバイスのセル読み出しに好適なセンスアンプ回路とに関する。
2端子可変抵抗型メモリの一つとして、スピン注入メモリが知られている(特許文献1、2参照)。
スピン注入メモリは、磁性体に注入されたスピン偏極した伝導電子と、磁性体で磁化を担っている電子スピンとの相互作用によって、磁性体の磁化状態が変化する現象を応用したメモリである。
メモリ素子であるトンネル磁気抵抗素子(以下、TMRと記す)について説明する。
トンネル磁気抵抗素子TMRは、図1に示すように、トンネルバリア層101で隔たれた2枚の磁性体層からなる積層体が基本構造である。
磁性体層は、磁化状態が変化しないように設計された磁化固定層102、および、磁化固定層102の磁化方向に対して平行もしくは非平行が安定な磁化状態となるように設計された自由層103からなる。
2枚の磁性体層(磁化固定層102および自由層103)を持つ積層膜は、それらの磁化のなす角度によって導電率が変化する磁気抵抗効果(MR効果)を示す。メモリデータの読み出しは、この積層体の両端子に電圧を印加し、MR効果によって自由層103の磁化方向に応じて変化した抵抗に依存する電流を出力することで行われる。このときトンネル磁気抵抗素子TMR内で流れるトンネル電流によるMR効果をTMR効果と言う。
図2に、トンネル磁気抵抗素子TMRを応用したスピン注入メモリのセル構成を示す。また、図3に、メモリセルの等価回路図を示す。
図解されているメモリセルMCは、1つのトンネル磁気抵抗素子TMRと、1つのセレクトトランジスタSTとを有する。
トンネル磁気抵抗素子TMRの一端がビット線BLに接続され、他端がセレクトトランジスタSTのドレインに接続され、セレクトトランジスタSTのソースがソース線SLに、ゲートがワード線WLにそれぞれ接続されている。
次に、トンネル磁気抵抗素子TMRの電気的特性について説明する。
トンネル磁気抵抗素子TMRは、トンネル電流が流れることにより磁化反転(スピン注入磁化反転という)が生じ、これにより電気的メモリ特性、即ち抵抗値のヒステリシス特性が変化する。
図4に、トンネル磁気抵抗素子TMRの電流−電圧特性(ヒステリシス特性)を示す。図1を参照すると、磁化固定層102から自由層103に電流を流す方向が図4のセル電流の正方向である。よって、自由層103の電位を基準に磁化固定層102に正または負の電圧を与えたのが図4の横軸に示すセル印加電圧である。
図示する電気的特性は、ゼロクロスして傾きが相対的に大きな低抵抗状態と、ゼロクロスして傾きが相対的に小さい高抵抗状態とが存在する。低抵抗状態にあるときに、セル印加電圧を増加すると、例えばセル印加電圧が+0.5〜+1[V]の間のある電圧で、図4に示す矢印Ahのように状態変化(高抵抗遷移)が生じる。また、高抵抗状態にあるとき、セル印加電圧を減らすと、例えばセル電圧が−0.5〜1.0[V]の間のある電圧で、図4に示す矢印Alのようにもう一つの状態変化(低抵抗遷移)が生じる。
セル動作では、セル印加電圧を+1.0[V]にすることで高抵抗遷移、−1[V]にすることで低抵抗遷移を制御する。
以上の電気的特性から、2つの状態を2値データに対応させると、データ反転が可能であるため、メモリデータの書き込み動作が可能なことがわかる。具体的には、例えばセル印加電圧を+1.0[V]にすることにより“0”データの書き込み(Write0)が可能であり、逆に、セル印加電圧を−1.0[V]にすることにより“1”データの書き込み(Write1)が可能である。
メモリデータの読み出し動作では、磁気抵抗比(MR比)がある程度大きな電位状態、例えば0.3[V]程度をメモリセルに印加する。そして、このとき、トンネル磁気抵抗素子TMRの抵抗値が書き込み状態によって違いがあるため、この抵抗値を読み出すことにより、高抵抗状態(“0”データの書き込み状態)か、低抵抗状態(“1”データの書き込み状態)かの判別が可能である。
以上は、Write0(高抵抗遷移)側で読み出しを行う場合であるが、Write1(低抵抗遷移)でも同様に、例えば−0.3[V]のセル印加電圧で読み出しが可能である。
その際、読み出す抵抗値の差が大きければそれだけデータ判別の容易性が高いため、読み出し時のセル印加電圧(読み出し電圧)が絶対値で大きいほど好ましい。しかし、読み出し電圧の絶対値を大きくすると、状態遷移を生じさせる遷移電圧とのマージンが取れなくなり、同一ビット線に接続されているメモリセルで誤書込みが生じる可能性がある(リードディスターブ)。リードディスターブ防止のためには、読み出し時にセル印加電圧を精密に制御する必要がある。また、MR比にセル印加電圧依存性がある場合、最適なMR比を確保した条件で読み出し動作を行う必要がある。
このような要請の下、リードディスターブマージンの確保のために、センスアンプの参照電圧を、トンネル磁気抵抗素子TMRを有するメモリセル(または参照セル)から発生させる技術が知られている(例えば特許文献3参照)。
特許文献3では、セル印加電圧を制限する手法として、センスノードとビット線間に電圧制限手段として機能し、電圧降下を生じさせる電圧ゲートトランジスタ(V-gate Tr.(NMOS))を挿入し、電圧ゲートトランジスタのゲート電圧をVBIAS(VddとGND電位の中間電位)に設定することにより、セルに印加するビット線電圧を制御する。
図5に、例えば上記特許文献3の手法を適用可能なカラム回路の一部を示す。
図解されているカラム回路では、GND電位で保持されたソース線SLとビット線BLとの間に図3と同様なメモリセルMCが接続され、さらに、ビット線BLと電源電圧Vddの供給線との間に電圧ゲートトランジスタMn(V-gate Tr.(NMOS))が接続されている。特に図示しないが、電圧ゲートトランジスタのゲートに、参照電圧を発生させる電圧発生回路が接続されている。電圧発生回路にメモリセルを模し、かつ、メモリセルMR比の半分のMR比を持つ参照セルを有し、これによりVBIASを発生させて電圧ゲートトランジスタMnのゲートに与えている。
このカラム回路が、メモリセルアレイの列ごとに設けられているが、VBIASを与えるカラム回路と、電圧ゲートトランジスタで電圧制限を余り行わないように制御されるカラム回路を隣り合う対で形成し、その2つのカラム回路のビット線間にセンスアンプを接続させて読み出しを行う。
また、メモリセル読み出し手法として、リファレンス電流IREFと、選択メモリセルのセル電流Iと差動センスする手法がある(例えば特許文献4参照)。
図6に、上記特許文献4に記載された回路の一部を示す。
図6に示すように、メモリセルMCと回路構成は同じであるが、MR比が異なる参照セルRCを設ける。参照セルRCは、セル電流Iの最大値をImax、最小値をIminとしたときに、(Imax+Imin)/2の参照電流IREFを流すことができるように構成されている。
メモリセルMCに流すセル電流Iと参照電流IREFとを電流−電圧変換した後、差動アンプDAMPで電圧センスする。これにより電流比に応じた出力VOUTが得られる。
この差動読み出しの手法は、メモリセルMCと参照セルRCにおいて、抵抗変化型のMR素子以外の回路構成、周辺レイアウト環境を同一にすることでノイズに強くなる利点がある。
特開2003−17782P号公報 特開2006−196612号公報 特開2002−197853号公報 特開2005−501370号公報
上記特許文献3、4に記載された読み出し法において、読み出し電流差マージンはメモリセルのMR素子の抵抗比で決まるが、メモリセルのMR素子の抵抗値分布バラツキ、周辺トランジスタバラツキ等を考慮するとより大きなMR比を確保する必要がある。
上記特許文献4に記載された方法では、読み出し電流差(IとIREFの差)はメモリセルMCと参照セルRCのMR比で決まる。
しかし、実際は、更に読み出し電流パスの寄生抵抗によりMR比が大きくとれなくなる。よって、メモリセルMCと参照セルRCのMR比で決まる電流差以上の電流差を確保する技術が要求される。
本発明に係る半導体メモリデバイスは、2本の配線間に接続される可変抵抗素子を有するメモリセルと、2本の参照セル配線間に接続される参照可変抵抗素子を有する参照セルと、センスアンプ回路とを備える。
前記センスアンプ回路は、一方の前記配線と電気的接続が制御されるセンス線と、一方の前記参照セル配線と電気的接続が制御される参照センス線との電圧差を差動検出する。そして前記センスアンプ回路は、第1および第2差動入力を有する差動アンプと、前記第1差動入力と前記センス線間に接続され、制御端子にプリチャージ電圧を保持可能な電圧ゲートトランジスタと、前記第2差動入力と前記参照センス線間に接続され、制御端子にプリチャージ電圧を保持可能な参照電圧ゲートトランジスタと、前記第2差動入力と前記電圧ゲートトランジスタの制御端子間、前記第1差動入力と前記参照電圧ゲートとトランジスタの制御端子間に交差結合される2つの結合キャパシタと、を有する。
本発明では好適に、前記電圧ゲートトランジスタおよび前記参照電圧ゲートトランジスタは、それぞれ、制御端子と一定電圧ノードとの間に接続されている保持キャパシタと、制御端子に前記プリチャージ電圧の供給を制御する充電トランジスタとが接続されている。
本発明では好適に、前記第1および第2差動入力の電位を各々プルアップする2つのプルアップ経路を有し、各プルアップ経路に、前記一方の配線と前記センス線との接続時、および、前記一方の参照セル配線と前記参照センス線との接続時にオンして給電経路を確保する給電トランジスタを有する。
上記構成によれば、一方の配線とセンス線が接続されると、センス線からメモリセルに可変抵抗素子の抵抗に応じた(セル)電流が流れる。同様に、一方の参照配線と参照センス線が接続されると、参照センス線から参照セルに参照可変抵抗の抵抗に応じた(参照セル)電流が流れる。
したがって、その2つの電流差に応じて差動アンプの第1および第2差動入力に電位差が発生する。第1差動入力の電位変化は、電圧ゲートトランジスタの制御端子に結合キャパシタを介してフィードバックされ、第2差動入力の電位変化は、参照ゲートトランジスタの制御端子にもう1つの結合キャパシタを介してフィードバック制御される。これによりセル電流と参照セル電流に対する規制作用(ゲート作用)が2つの電圧ゲートトランジスタで異なってくる。
セル電流差があり、それによって生じる差動入力電位差を更に拡大できる。
本発明によれば、セル抵抗で決まる電流差を電圧変化したときの電圧差を更に拡大することで読み出し動作マージンを向上できるという利益が得られる。
以下、本発明に係る半導体メモリデバイス、および、センスアンプ回路の実施形態を、図面を参照して説明する。
《全体構成》
図7に、(N+1)×(N+1)のアレイ構成をもつ半導体メモリデバイスのブロック図を示す。
図解されている半導体メモリデバイスは、図3に示すメモリセルMCをマトリクス状に行(ロウ)方向に(N+1)個、列(カラム)方向に(N+1)個配置しているメモリセルアレイ1と、参照セルRCを絡む方向に(N+1)個配置している参照セルアレイ1Rと、それらの周辺回路とを有する。なお、「N」は任意の正の整数であり、ロウ方向とカラム方向で異なる値をとり得る。
参照セルRCは、等価回路上ではメモリセルMCと等しいが、そのトンネル磁気抵抗素子TMRrのMR比(高抵抗状態と低抵抗状態の抵抗比)が、メモリセルMCが持つトンネル磁気抵抗素子TMRのMR比の、例えば半分程度に変えてある。
メモリセルアレイ1と参照セルアレイ1Rにおいて、ロウ方向に並ぶ(N+1)個のメモリセルMCと1個の参照セルRCでセレクトトランジスタSTのゲート同士をそれぞれ共通接続する(N+1)本のワード線WL(0)〜WL(N)が、カラム方向に所定間隔で配置されている。
メモリセルアレイ1において、カラム方向に並ぶ(N+1)個のメモリセルMCでトンネル磁気抵抗素子TMRの一端同士をそれぞれ共通接続する(N+1)本のビット線BL(0)〜BL(N)が、ロウ方向に所定間隔で配置されている。同様に、カラム方向に並ぶ(N+1)個のメモリセルMCでセレクトトランジスタSTのソース同士をそれぞれ共通接続する(N+1)本のソース線SL(0)〜SL(N)が、ロウ方向に所定間隔で配置されている。
参照セルアレイ1Rにおいて、カラム方向に並ぶ(N+1)個の参照セルRCでトンネル磁気抵抗素子TMRrの一端同士を共通接続する1本の参照ビット線BL(ref.)がロウ方向に所定間隔で配置され、これと平行に、当該(N+1)個の参照セルRCでセレクトトランジスタSTのソース同士を共通接続する1本の参照ソース線SL(Ref.)が配置されている。
周辺回路は、図7に示すように、Xアドレスデコーダ(X-Address Decoder)2、Yアドレスデコーダ(Y-Address Decoder)3、ロウデコーダ(Row Decoder)4、カラムデコーダ(Column Decoder)6、ビット線センスアンプ(BL S.A)7B、ソース線読み出しドライバ(SL Read Driver)7S、カラム選択スイッチ回路8、I/Oバッファ(Input/Output Buffer)9、ビット線書き込みドライバ(BL Write Driver)10B、ソース線書き込みドライバ(SL Write Driver)10S、制御回路11、および、駆動電圧発生回路(Power Generator)12を含む。
このうちビット線センスアンプ7Bが本発明の「センスアンプ回路」の一態様に該当する。
Xアドレスデコーダ2は、Xセレクタ20を基本単位として構成されている。Xアドレスデコーダ2は、入力するXアドレス信号(X-Address)をデコードし、そのデコードの結果、選択されたXセレクト信号X_SELをロウデコーダ4に送る回路である。Xセレクタ20の詳細は後述する。
Yアドレスデコーダ3は、Yセレクタ30を基本単位として構成されている。Yアドレスデコーダ3は、入力するYアドレス信号(Y-Address)をデコードし、そのデコードの結果、選択されたYセレクト信号Y_SELをカラムデコーダ6に送る回路である。Yセレクタ30の詳細は後述する。
ロウデコーダ4は、ワード線WLごとのロウデコーダユニット40を(N+1)個含む。各ロウデコーダユニット40の出力に、(N+1)本のワード線WL(0)〜WL(N)のうち、対応する1本のワード線が接続されている。Xアドレスデコーダ2から入力されるXセレクト信号X_SELに応じて、ロウデコーダユニット40の1つが選択される。ロウデコーダユニット40は、選択されたときに、その出力に接続されているワード線WLに所定電圧を印加する回路である。ロウデコーダユニット40の詳細は後述する。
カラムデコーダ6は、YSWゲート回路60を基本単位として構成されている。カラムデコーダ6は、カラム選択スイッチ回路8を制御するための信号として、Yスイッチ信号YSW、および、その反転信号(反転Yスイッチ信号YSW_)を、入力されるYセレクト信号Y_SELに応じて発生する回路である。また、YSWゲート回路60からは、読み出し時であれば常時活性化するYスイッチ信号YSW(Ref.)と、その反転信号(反転Yスイッチ信号YSW_(Ref.))も出力される。YSWゲート回路60の詳細は後述する。
カラム選択スイッチ回路8は、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタとを、ソース同士、ドレイン同士で接続しているトランスミッションゲート(TG)を基本構成単位として2(N+1)個含む。図7において、TGの半分はソース線SLに接続されているため、ソース線TG8S(0)〜8S(N)と記す。また、TGの残り半分はビット線BLに接続されているため、ビット線TG8B(0)〜8B(N)と記す。
さらにカラム選択スイッチ回路8は、参照ソース線TG8S(Ref.)と、参照ビット線TG8B(Ref.)をそれぞれ1つずつ含む。
ソース線TG8S(0)〜8S(N)の反メモリセルアレイ側の端子が1本のグローバルソース線GSLに共通接続されている。ソース線TG8S(0)〜8S(N)は、(N+1)本のソース線SL(0)〜SL(N)とグローバルソース線GSLの接続を制御する。
グローバルソース線GSLに、ソース線読み出しドライバ7Sとソース線書き込みドライバ10Sが接続されている。
ビット線TG8B(0)〜8B(N)の反メモリセルアレイ側の端子が1本のグローバルビット線GBLに共通接続されている。ビット線TG8B(0)〜8B(N)は、(N+1)本のビット線BL(0)〜BL(N)とグローバルビット線GBLの接続を制御する。
グローバルビット線GBLに、ビット線センスアンプ7Bとビット線書き込みドライバ10Bが接続されている。
ビット線センスアンプ7Bは、本実施形態の特徴部分であり、詳細は後述する。
参照ソース線TG8S(Ref.)の反参照セルアレイ側の端子が1本のグローバル参照ソース線GSL(Ref.)に接続されている。グローバル参照ソース線GSL(Ref.)はソース線読み出しドライバ7Sに接続されている。
参照ビット線TG8B(Ref.)の反参照セルアレイ側の端子が1本のグローバル参照ビット線GBL(Ref.)に接続されている。グローバル参照ビット線GBL(Ref.)はビット線センスアンプ7Bに接続されている。
制御回路11は、チップイネーブル信号CE、書き込みイネーブル信号WE、読み出しイネーブル信号REを入力し、これらの3つのイネーブル信号に基づいて動作する4つの制御回路を有する。この4つの制御回路とは、読み出し時にソース線読み出しドライバ7Sおよびビット線センスアンプ7Bを制御する読み出し制御(Read Control)回路11Aと、書き込み時にソース線書き込みドライバ10Sおよびビット線書き込みドライバ10Bを制御する書き込み制御(Write Control)回路11Bと、書き込みおよび読み出し時にロウデコーダ4を制御するワード線制御(WL Control)回路11Cと、書き込みおよび読み出し時にカラムデコーダ6を介してカラム選択スイッチ回路8を制御するカラムスイッチ制御(CSW control)回路11Dである。
なお、この4つの制御回路により出力される各種制御信号は、符号のみ図7で示し、詳細は後述する。
駆動力発生回路12は、電源供給を受けて電源電圧から各種電圧を発生する回路である。図7では、本実施形態の特徴部であるビット線センスアンプ7Bに出力するゲート供給電圧VGATEのみ示す。駆動力発生回路12は、この3つの電圧以外に、他の各種電圧の発生および供給を行うように構成してよい。
《制御系回路の構成例》
図8に、Xセレクタ20の回路例を示す。
図解されているXセレクタ20は、初段の4つのインバータINV0〜INV3、中段の4つのナンド回路NAND0〜NAND3、後段に接続されている他の4つのインバータINV4〜INV7から構成されている。
Xセレクタ20は、XアドレスビットX0,X1を入力し、そのデコード結果に応じて、Xセレクト信号X_SEL0〜X_SEL3のいずれかを活性化する(たとえばハイレベルにする)回路である。
図8は2ビットデコードの例であるが、Xアドレスデコーダ2は、その入力されるXアドレス信号のビット数に応じて、図8の構成を拡張または多段展開することで実現される。
図9に、Yセレクタ30の回路例を示す。
図解されているYセレクタ30は、初段の4つのインバータINV8〜INV11、中段の4つのナンド回路NAND4〜NAND7、後段に接続されている他の4つのインバータINV12〜INV15から構成されている。
Yセレクタ30は、YアドレスビットY0,Y1を入力し、そのデコード結果に応じて、Yセレクト信号Y_SEL0〜Y_SEL3のいずれかを活性化する(たとえばハイレベルにする)回路である。
図9は2ビットデコードの例であるが、Yアドレスデコーダ3は、その入力されるYアドレス信号のビット数に応じて、図9の構成を拡張または多段展開することで実現される。
図10に、ロウデコーダ4の基本構成であるロウデコーダユニット40の回路例を示す。図解されているロウデコーダユニット40は、ロウデコーダ4内にカラム方向のセル数(N+1)だけ設けられている(図7参照)。
この(N+1)個のロウデコーダユニット40は、図8に示すXセレクタ20等によって選択(活性化)された1つのXセレクト信号X_SELによって動作し、その信号に応じた1本のワード線WLを活性化するための回路である。
図10に図解しているロウデコーダユニット40は、ナンド回路NAND8とインバータINV16から構成されている。
ナンド回路NAND8の一方入力に書き込み選択イネーブル信号WLEが入力され、他方入力にXセレクト信号X_SELが入力され、ナンド回路NAND8の出力がインバータINV16の入力に接続されている。インバータINV16の出力に接続されたワード線WLが活性化、または非活性となる。
図11に、YSWゲート回路60の回路例を示す。
図解されているYSWゲート回路60は、1つのナンド回路NAND12と、その出力に接続されている1つのインバータINV21とからなる。
ナンド回路NAND12の一方入力にYスイッチ・イネーブル信号YSWEが入力され、他方入力に図9に示すYセレクタ30により選択(活性化)された1つのYセレクト信号Y_SELが入力される。このYセレクト信号Y_SELとYスイッチ・イネーブル信号YSWEがともに活性(ハイレベル)のときに、ナンド回路NAND12の出力がローレベルとなり、インバータINV21から活性レベル(ハイレベル)のYスイッチ信号YSWが、図7のカラム選択スイッチ回路8を構成するビット線TG8B(0)〜8B(N)およびソース線TG8S(0)〜8S(N)の何れか一のNMOSトランジスタのゲートに出力される。また、図11では図示を省略しているが、Yスイッチ信号YSWがインバータ等で反転され、その出力信号である反転Yスイッチ信号YSW_が、Yスイッチ信号YSWが出力される上記NMOSトランジスタと対を成すPMOSトランジスタのゲートに出力される。
つぎに、図7の読み出し制御回路11Aに設けられているセンスアンプ制御信号の発生回路例を説明する。
この信号発生回路は、例えば図12に示すように構成されている。図13(A)〜図13(C)は、その動作波形を示す図である。
図12に図解されている信号発生回路110は、4つの遅延回路(Delay)111(0)〜111(3)と、4つのナンド回路NAND9(0)〜NAND9(3)と、4つのインバータINV17(0)〜INV17(3)とを含む。それぞれ遅延回路、NAND回路、インバータが1つずつ直列接続されて遅延段が構成され、遅延段が4段直列接続されてディレイラインが形成されている。
なお、図12および図13の説明では便宜上、各遅延段の遅延時間は単位期間Tと一定とするが、後述する実際のデータ読み出し例のようにパルス長(持続時間:duration)およびパルス間隔は、動作の安定性等を考慮して任意に決めてよい。
図7の制御回路11に入力される読み出しイネーブル信号REから、図13(A)に示すように単位期間Tの5倍の持続時間(duration)を持つパルスとして、読み出しイネーブル信号RE_BUFが発生する。
読み出しイネーブル信号RE_BUFのパルスが、時間t0で初段の遅延回路111(0)に入力され、各段で単位期間Tの遅延が行われる。遅延段のタップ、即ちインバータINV17(0)〜INV17(3)の出力から遅延出力が得られる。図12では、時間t0で読み出しイネーブル信号RE_BUFの立ち上がりエッジが入力された遅延動作で、単位時間Tの経過ごとに各タップから出力される時間を(t1)〜(t4)により示す。
図12に示すナンド回路NAND9(0)〜NAND9(3)は、遅延入力が与えられる入力と異なる他の入力が共通接続されて、遅延回路111(0)の入力に接続されている。よって、時間t0までは遅延動作が許可されるが、時間t5で遅延動作が停止され、各段の出力がローレベルに強制的に落とされる。
信号発生回路110は、遅延段のタップからの遅延出力から制御信号を発生する回路部が、3つの入力側のインバータINV19(0)〜INV19(2)と、2つのナンド回路NAND18(0)およびNAND(1)と、3つの出力側のインバータINV18(0)〜INV18(2)とを含む。
このうちインバータINV19(2)と18(2)は、読み出しイネーブル信号REを遅延して読み出しイネーブル信号RE_BUF(図13(A))として、そのまま出力するために設けられている。
入力側の他の2つのインバータINV19(0)〜INV19(2)は、制御信号の立ち下がり(パルス停止)タイミングを2つのナンド回路NAND18(0)とNAND(1)に与えるために設けられている。
ナンド回路NAND10(0)の一方入力に初段の遅延出力が入力され、他方入力にインバータINV19(0)を介して、2段目の遅延出力が入力されている。ナンド回路NAND10(0)の出力はインバータINV18(0)で反転され、プリチャージ・イネーブル信号PREとして出力される。よって、プリチャージ・イネーブル信号PREは、図13(B)に示すように、時間t1で立ち上がり、時間t2で立ち下がる、持続時間(T)を持つパルスとなる。
出力にインバータINV18(1)が接続されたナンド回路NAND10(1)の一方入力に、3段目の遅延出力が入力され、他方入力にインバータINV19(1)を介して、4段目(最終段)の遅延出力が入力されている。
よって、インバータINV18(1)から出力される読み出し駆動イネーブル信号RDEが、図13(C)に示すように、時間t3で立ち上がり、時間t4で立ち下がる、持続時間(T)を持つパルスとなる。
以上のように発生された3つの制御信号は、適宜反転され、同期されて次に説明する駆動系回路に入力される。以下、この3つの信号を含め制御のための信号は、簡略化のため「信号(参照符号)」で表す。また、反転されてローアクティブとなる信号では、参照符号の末尾に「_」を付して、ローアクティブであることを表す。
《駆動系回路の構成例》
図14に、ソース線読み出しドライバ7S、ビット線センスアンプ7B、ソース線書き込みドライバ10S、ビット線書き込みドライバ10Bの回路例の構成と、メモリセルに対する接続関係を示す。
図14に示すメモリセルMC(M,M)は、Xアドレスが「M」、Yアドレスが「M」のメモリセルである(図7参照)。ここで示す2つの「M」は0以上、N以下の任意かつ独立に選択可能な数字を表す。メモリセルMC(M,M)はワード線WL(M)、ビット線BL(M)およびソース線SL(M)に接続されている。
同様に、参照セルRC(M)は、Xアドレスが「M」のメモリセルである(図7参照)。ここで示す「M」は0以上、N以下の任意に選択可能な数字を表す。参照セルRC(M,M)はワード線WL(M)、参照ビット線BL(ref.)および参照ソース線SL(Ref.)に接続されている。
ビット線BL(M)とグローバルビット線GBLとの間にTG8B(M)が接続され、ソース線SL(M)とグローバルソース線GSLとの間にTG8S(M)が接続されている。
同様に、参照ビット線BL(ref.)とグローバル参照ビット線GBL(Ref.)との間にTG8B(R)が接続され、参照ソース線SL(Ref.)とグローバル参照ソース線GSL(Ref.)との間にTG8S(R)が接続されている。
なお、ソース線SL側にビット線センスアンプ7Bと同じ構成のソース線センスアンプ(SL S.A)を配置し、ビット線BL側にビット線センスアンプ7Bと同じ構成のビット線読み出しドライバ(BL Read Driver)を配置するように、図7の半導体メモリデバイスを変更してよい。
ビット線書き込みドライバ10Bは、ライトドライバ80を含む。
ライトドライバ80は、図7の書き込み制御回路11Bから出力されるライトドライバイネーブル信号(WDE)の入力に応じて、I/Oバッファ9内の書き込みラッチ回路に保持されている反転入力データ電圧DIN_をグローバルビット線GBLに出力する回路である。
ライトドライバ80は、2つのPMOSトランジスタ81P,82P、2つのNMOSトランジスタ83N,84Nおよびインバータ85を有する。PMOSトランジスタ81P,82PとNMOSトランジスタ83N,84Nが、電源電圧線と基準電圧線(例えばGND線)との間に縦続接続されている。そのうちPMOSトランジスタ82PとNMOSトランジスタ83Nは、ゲート同士が接続され、当該共通ゲートに反転入力データ電圧DIN_が供給可能となっている。PMOSトランジスタ82PとNMOSトランジスタ83Nの接続点がグローバルビット線GBLに接続されている。PMOSトランジスタ81P、NMOSトランジスタ84Nおよびインバータ85により、インバータ85の入力に印加される信号(WDE)に応じて電源供給が制御される。
ソース線書き込みドライバ10Sも同様な構成のライトドライバ80を有する。ただし、ソース線書き込みドライバ10S内のライトドライバ80は、図7の書き込み制御回路11Bから出力される信号(WDE)の入力に応じて、I/Oバッファ9内の書き込みラッチ回路に保持されている入力データ電圧DINをグローバルソース線GSLに出力する回路である。よって、ソース線書き込みドライバ10S内のライトドライバ80では、PMOSトランジスタ82PとNMOSトランジスタ83Nとの共通ゲートに、入力データ電圧DINが供給可能となっており、PMOSトランジスタ82PとNMOSトランジスタ83Nのドレイン同士の接続点がグローバルソース線GSLに接続されている。
以上より、ソース線書き込みドライバ10S内のライトドライバ80と、ビット線書き込みドライバ10B内のライトドライバ80とは差動的に動作し、グローバルビット線GBLがハイレベルに駆動されるときは、グローバルソース線GSLがローレベルに駆動され、逆に、グローバルビット線GBLがローレベルに駆動されるときは、グローバルソース線GSLがハイレベルに駆動される。
図14に示すソース線読み出しドライバ7Sは、図7の読み出し制御回路11Aから信号(RE_BUF)の供給を受けて動作する。
また、ビット線センスアンプ7Bは、読み出し制御回路11Aから信号(RE_BUF)とその反転信号(RE_BUF_)、(RDE)とその反転信号(RDE_)、(PRE_)の供給を受け、また、駆動力発生回路12から、ゲート供給電圧VGATEの供給を受けて動作する。
ソース線読み出しドライバ7S内で、図14に示すように、グローバルソース線GSLとGND電位との間に、NMOSトランジスタ70Nが接続されている。また、グローバル参照ソース線GSL(Ref.)とGND電位との間に、NMOSトランジスタ70N(R)が接続されている。これら2つのNMOSトランジスタ70Nと70N(R)は、ゲートに信号(RE_BUF)が入力されるため、読み出し期間中(図13(A)参照)オンし、グローバルソース線GSLおよびグローバル参照ソース線GSL(Ref.)にGND電位を設定する。
ビット線センスアンプ7Bは、同じ構成の2つの電流−電圧(I−V)変換部70Mおよび70Sと、1つの差動アンプDAMPとを有する。
I−V変換部70Mは、セル電流Icellを入力電圧VINに変換し、当該電圧を差動アンプDAMPの非反転入力「+」に印加可能に接続されている。I−V変換部70Sは、参照セル電流Icell(Ref.)を参照入力電圧VIN(Ref.)に変換し、当該電圧を差動アンプDAMPの反転入力「−」に印加可能に接続されている。
I−V変換部70M,70Sは、それぞれ、図14に示すように、4つのPMOSトランジスタ71P,72P,74P,75Pと、3つのNMOSトランジスタ73N,74N,75Nと、保持キャパシタCGおよび結合キャパシタCC(またはCC(Ref.))を有する。
このうち、I−V変換部70M内のNMOSトランジスタ75Nが、本発明との対応では「(第1)電圧ゲートトランジスタ」の一態様に、I−V変換部70M内のNMOSトランジスタ75Nが「(第2または参照)電圧ゲートトランジスタの一態様にそれぞれ該当する。また、PMOSトランジスタ72Pが本発明との対応では「充電トランジスタ」の一態様に、PMOSトランジスタ74Pが「給電トランジスタ」の一態様にそれぞれ該当する。
なお、本発明との対応で「(第1)センス線」は、上記動作例ではグローバルビット線GBL、あるいは、グローバルビット線GBLからNMOSトランジスタ74Nを通りNMOSトランジスタ75Nのソースに至る線を言う。また、「参照(または第2)センス線」は、上記動作例ではグローバル参照ビット線GBL(Ref.)、あるいは、グローバル参照ビット線GBL(Ref.)からNMOSトランジスタ74Nを通りNMOSトランジスタ75Nのソースに至る線を言う。
保持キャパシタCGの一方電極がGND電位に接続され、他方電位がゲート電位VG(または参照ゲート電圧VG(Ref.))の設定ノードに接続されている。よって、保持キャパシタCGは、GND電位を基準にゲート電圧VG(または参照ゲート電圧VG(Ref.))を保持する。
結合キャパシタCCが、I−V変換部70M内のゲート電圧VGの設定ノードと、I−V変換部70S内の参照入力電圧VIN(Ref.)の設定ノードとの間に接続されている。他の結合キャパシタCC(Ref.)が、I−V変換部70S内の参照ゲート電圧VG(Ref.)の設定ノードと、I−V変換部70M内の入力電圧VINの設定ノードとの間に接続されている。
電源電圧VDDの供給ノードと入力電圧VIN(またはVIN(Ref.))の設定ノードとの間に、PMOSトランジスタ74P,75Pが縦続接続されている。
PMOSトランジスタ74Pは、信号(RDE_)により制御される。PMOSトランジスタ75Pはゲートとドレイン(入力電圧の設定ノード)が共通接続されている。
I−V変換部70Mにおいて、入力電圧VINの設定ノードとグローバルビット線GBLとの間に、NMOSトランジスタ75Nと74Nが縦続接続されている。NMOSトランジスタ75Nのゲートがゲート電圧VGの設定ノードに接続されている。
同様に、I−V変換部70Sにおいて、入力電圧VIN(Ref.)の設定ノードとグローバル参照ビット線GBL(Ref.)との間に、NMOSトランジスタ75Nと74Nが縦続接続されている。NMOSトランジスタ75Nのゲートが参照ゲート電圧VG(Ref.)の設定ノードに接続されている。
2つのNMOSトランジスタ74Nは信号(RDE)により制御される。
ゲート電圧VG(またはVG(Ref.))の設定ノードとゲート供給電圧VGATEの供給ノードとの間に、PMOSトランジスタ72Pが接続されている。また、ゲート電圧VG(またはVG(Ref.))の設定ノードとGND電位との間にNMOSトランジスタ73Nが接続されている。
一方、入力電圧VIN(またはVIN(Ref.))の設定ノードと電源電圧VDDの供給ノードとの間にPMOSトランジスタ71Pが接続されている。
PMOSトランジスタ72Pは信号(PRE_)により制御され、NMOSトランジスタ73Nは信号(RE_BUF)により制御され、PMOSトランジスタ71Pは、信号(RE_BUF_)により制御される。
このI−V変換部70M,70Sの構成において、NMOSトランジスタ75Nは、そのゲート電圧VG(またはVG(Ref.))によってソース電位、即ちグローバルビット線GBLまたはグローバル参照ビット線GBL(Ref.)の電位をクランプし、これによりトランジスタのバラツキに応じたセル電流Icell(またはIcell(Ref.))の変動を抑制することができる。
I−V変換部70M,70Sの各差動アンプ入力ノードと各ゲート電圧ノードとを結合キャパシタCCによって交差結合し、次に述べるように差動入力を拡大できる。
《“L”データ読み出し動作》
図15(A)〜図15(H)に、メモリセルMC(M,M)から“L”データを読み出すときの波形図を示す。
なお、以下の説明では図14を適宜参照し、特にI−V変換部70Mでのトランジスタ動作を述べるが、同じ制御信号により制御されるI−V変換部70S内のトランジスタも同様に動作する。I−V変換部70S内の動作は適宜括弧により記す。
図15において、時間T0〜T5が図13の時間t0〜t5に対応するが、時間t0〜t5と異なり時間T0〜T5は等間隔である必要ない。図13を参照すると、時間T1〜T2でゲート電圧VGのプリチャージ(VIN Pre-Charge)が行われ、その後、時間T3〜T4で入力電圧VINのディスチャージ(VIN Discharge)が行われる。ゲート電圧VGのプリチャージを、読み出しの事前準備の意味でプリ読み出し(Pre-Read)という。また、入力電圧VINのディスチャージによりメモリセルMC(M,M)の読み出し(Read)が実行される。
時間T0で読み出しサイクルが開始する。その前の、例えば時間Tsにおけるスタンバイ状態では、“L”データを保持しているメモリセルMC(M,M)内のトンネル磁気抵抗素子TMRが高抵抗状態となっている。
スタンバイ状態では、信号(RE_BUF)がローレベルであるため、図14のPMOSトランジスタ71PとNMOSトランジスタ73Nがともにオンしている。よって、入力電圧VIN(およびVIN(Ref.))の設定ノードが電源電圧VDDにリセットされ、ゲート電圧VG(およびVG(Ref.))の設定ノードがGND電位で保持されている。また、図14に示すNMOSトランジスタ70N,70N(R)がオンし、グローバルソース線GSLおよびグローバル参照ソース線GSL(Ref.)がGND電位に設定されている。
読み出しサイクルを通して書き込み駆動イネーブル信号WDEは非活性(ローレベル)である(図15(F))。
また、読み出しサイクル期間では、図10に示す書き込み選択イネーブル信号WLEが活性(ハイレベル)であるため、ロウデコーダユニット40は、Xセレクト信号X_SELに対応した1本のワード線WL(本例ではWL(M))を活性化し、ハイレベルにしておく。他のワード線は非活性(ローレベル)である。
時間T0で、信号(RE_BUF)がハイレベルに立ち上がると(図15(A))、図14のPMOSトランジスタ71PとNMOSトランジスタ73Nがオフする。これにより、入力電圧VIN(およびVIN(Ref.))の設定ノードを電源電圧VDDで保持し、ゲート電圧VG(およびVG(Ref.)の設定ノードをGND電位で保持しているリセットが解除され、両設定ノードがフローティング状態になる。
時間T1で、信号(PRE)が活性化しハイレベルになると(図15(B))、図14のPMOSトランジスタ72Pがオンする。これにより、ゲート電圧VG(およびVG(Ref.)の設定ノードにゲート供給電圧VGATEが設定される(図15(H))。このとき、入力電圧VIN(およびVIN(Ref.))は電源電圧VDDにプリチャージされたままである。
その後、時間T2で信号(PRE)が立ち下がり(図15(B))、PMOSトランジスタ72Pがオフする。このため、ゲート電圧VGの設定ノードは、ゲート供給電圧VGATEを保持したままフローティング状態となる。
このときの状態(プリ読み出し状態)を図16に示す。
プリ読み出し状態では、図14におけるゲート電圧VGとゲート電圧VG(Ref.)の設定ノードに、ゲート供給電圧VGATEがフローティング状態(F.S.)でダイナミックに保持される。これにより、NMOSトランジスタ75Nがオンするが、NMOSトランジスタ74Nはオフしているので、入力電圧VIN(またはVIN(Ref.))からNMOSトランジスタ75Nのソース側に至る部分がフローティング状態(F.S.)でダイナミックに保持される。
つぎに、図15(C)に示すように、時間T3にて信号(RDE)が立ち上がると、ディスチャージ(読み出し)が開始される。
この読み出し時の状態を図17に示す。
図17のPMOSトランジスタ74PとNMOSトランジスタ74Nが共にオンする。これにより、メモリセルMC(M,M)のセル電流Icellの経路が形成される。よって、トンネル磁気抵抗素子TMRの抵抗値に応じたセル電流Icellが入力電圧VINの設定ノードのチャージを供給電源として、オン状態のNMOSトランジスタ75N,74Nを通ってメモリセルMC(M,M)に流れる。
入力電圧VINの設定ノードの電圧低下は、PMOSトランジスタ74Pがオンし、当該PMOSトランジスタ74Pと、ダイオード接続されたPMOSトランジスタ75P(負荷PMOSダイオード)を介して電流Iが入力電圧VINに供給されることによって補償される。またNMOSトランジスタ75Nは、ゲート電位に応じてセル電流を制限する電圧ゲートトランジスタ(Vgate Tr.)として機能する。
以上の動作は参照セルRCでも同じである。
このときI−V変換部70Mにおいて、ディスチャージによって入力電圧VINの設定ノードの電位がセル電流Icellに応じて下げられ、一方で、同じセル電流Icellに応じて当該電位が上昇しようとする。その電位上昇分は、PMOSトランジスタ74Pと負荷PMOSダイオード(74P)が成すプルアップ経路の抵抗を「Rp」とすると、「Rp×Icell」で表される。但し、ディスチャージ力が強いため入力電圧VINの電位はΔVINだけ低下する。
同様にI−V変換部70Sにおいても参照セル電流Icell(Ref.)に応じて、参照入力電圧VIN(Ref.)にΔVIN(Ref.)の電圧降下が生じる。
この2つの電位降下量ΔVIN,ΔVIN(Ref.)は、それぞれ結合キャパシタCCを介して相手方の電圧ゲートトランジスタ(75N)のゲートに対し、結合キャパシタCCによる結合を介してフィードバックされる。
このとき結合キャパシタCCの容量値(キャパシタンス)を「C」、結合係数を「α」とすると、フィードバック経路で各電位降下量が「αC」倍される。
その結果、図17に示すように、ゲート電圧VGが「VGATE−ΔVIN(Ref.)×αC」、参照ゲート電圧VG(Ref.)が「VGATE−ΔVIN×αC」に電圧降下する。
“L”データの読み出しでトンネル磁気抵抗素子TMRは高抵抗状態であるためセル電流Icellは、参照セル電流Icell(Ref.)より小さい。
したがって、入力電圧VINの設定ノード電位の電位降下量ΔVINは、参照入力電圧VIN(Ref.)の設定ノード電位の電位降下量ΔVIN(Ref.)より小さくなる。つまり、ΔVIN<ΔVIN(Ref.となる(電位的にはVIN>VIN(Ref.))。
以上より、VG(={VGATE−ΔVIN(Ref.)×αC})<VG(Ref.)(={VGATE−ΔVIN×αC})となり、ゲート電圧VGの電圧降下がより大きくなる。
このため電圧ゲートトランジスタ(75N)による電流制限力がセル電流経路に働くが、この電流制限力はI−V変換部70M側で強く、これよりI−V変換部70Sで弱い。このことは、入力電圧VINに印加されているディスチャージ力が、参照入力電圧VIN(Ref.)側より相対的に大きく低下し、プルアップの向きに作用する。逆に、参照入力電圧VIN(Ref.)ではプルダウンの向きに作用する。
このため、セル電流量による決まる前述した入力電位差(VIN>VIN(Ref.)がさらに拡大する。そして、この入力電位差の拡大が結合キャパシタCCを介して相互にフィードバックされ、さらに入力電位差が拡大する。
結果として、図15(H)に示すゲート電位差ΔVg以上に、入力電位差ΔVinが拡大しながら、それぞれの収束点まで入力電圧VINと参照入力電圧VIN(Ref.)が電圧降下される。
差動アンプDAMPは、セル電流Icellと参照セル電流Icell(Ref.)の電流差に依存して、大小関係が決まり、かつ、容量結合フィードバックにより拡大された入力電圧VIN,VIN(Ref.)を差動入力とし、差動入力差を増幅して出力VOUTに発生させる(図15(G)および(H))。
その後、図15(A)と(C)に示すように、信号(RE_BUF)と信号(RDE)とを立ち下げると、当該読み出し動作が終了する。
差動アンプDAMPの出力VOUTは、読み出し出力データDOUTとして図7のI/Oバッファ9を通ってバス(I/Oバス)に排出される。
図18に、2つの結合キャパシタCCを省略した比較例の動作波形を示す。制御信号およびそのパルスタイミングは図15と同じである。
2つの結合キャパシタCCを省略すると、図18(H)に示すようにNMOSトランジスタ75Nのゲート電圧はゲート供給電圧VGATEでプリチャージされたまま、セル電流が流れる始める時間T3になっても変化しない。したがって、セル電流比(MR比)のみできまる小さな入力電位差ΔVinしか得られない。
このように、本実施形態では、メモリセルMCと参照セルRCのMR比以上のセンス入力電位差を得ることができる。
《“H”データ読み出し動作》
図19に、“H”データの読み出し動作時の波形図を示す。なお、ビット線センスアンプ7Bに対する動作制御は、上記“L”データ読み出し時と同じであるため、ここでの説明は省略する。
このときトンネル磁気抵抗素子TMRは低抵抗状態にあり、セル電流Icellが参照セル電流Icell(Ref.)より大きいため、入力電圧VIN,VIN(Ref.)の大小関係が図15の場合と逆になり、かつ、同様に容量結合フィードバックにより、その電圧差(入力電位差ΔVin)が拡大している(図19(G))。
差動アンプDAMPの出力VOUT(ハイレベル)は、読み出し出力データDOUTとして図7のI/Oバッファ9を通ってバス(I/Oバス)に排出される。
《データ書き込み動作》
以下、図14ならびに図20〜図23を用いて書き込み動作を説明する。
図20は“L”データ書き込み動作時の波形図、図21は、当該動作時にセル電流Icellの流れる向きを示すセル回路図である。
“L”データ書き込み動作では、トンネル磁気抵抗素子TMRを低抵抗状態から高抵抗状態に変化させる。
図20(A)〜図20(D)に示すように、書き込み動作を通して読み出し制御信号、即ち信号(RE_BUF)、(PRE)、(RDE)を非活性とする。また、ワード線WLを活性化しておく(図20(D))。
まず、入力データ電圧DIN(書き込みデータ)DIN、DIN_を確定した後(時間T1)、信号(WDE)のパルスを印加する(図20(E))。すると、図14に示すソース線書き込みドライバ10Sから入力データ電圧DINがソース線SLに供給され、ビット線書き込みドライバ10Bから反転入力データ電圧DIN_がビット線BLに供給される。“L”データは入力データ電圧DINが電源電圧VDDレベル、反転入力データ電圧DIN_がGNDレベルであるから、ソース線SLとビット線BLの電位関係は図21に示すようになる。
信号(WDE)のパルスが印加されると、図4で示したようにトンネル磁気抵抗素子TMRの端子間に書き込み状態電位差が生じ、高抵抗状態に遷移する(矢印Ah)。
その後、時間T3で信号(WDE)を立ち下げて、ワード線WLを非活性にすると書き込みが終了する。
図22は“H”データ書き込みの動作におけるフローチャート、図23は、当該動作時にセル電流Icellの流れる向きを示すセル回路図である。
“H”データ書き込み動作では、トンネル磁気抵抗素子TMRを高抵抗状態から低抵抗状態に変化させる。
図22(A)〜図22(D)に示すように、書き込み動作を通して読み出し制御信号を図20と同様非活性とする。また、ワード線WLを活性化しておく。
まず、入力データ電圧DIN(書き込みデータ)DIN、DIN_を確定した後(時間T1)、信号(WDE)のパルスを印加する(図22(E))。すると、図14に示すソース線書き込みドライバ10Sから入力データ電圧DINがソース線SLに供給され、ビット線書き込みドライバ10Bから反転入力データ電圧DIN_がビット線BLに供給される。“H”データは入力データ電圧DINがGNDレベル、反転入力データ電圧DIN_が電源電圧VDDレベルであるから、ソース線SLとビット線BLの電位関係は図23に示すようになる。
信号(WDE)のパルスが印加されると、図4で示したようにトンネル磁気抵抗素子TMRの端子間に書き込み状態電位差が生じ、低抵抗状態に遷移する(矢印Al)。
その後、時間T3で信号(WDE)を立ち下げて、ワード線WLを非活性にすると書き込みが終了する。
本実施形態はスピン注入メモリを例に説明したが、その他提案されている抵抗変化型メモリの読み出し動作においての適用も可能である。
例えば特開2001−127263号公報に記載されている相変化型メモリに適用可能である。
また、例えば特開2004−260162号公報に記載されているRRAM(可変抵抗材料による抵抗変化型ランダムアクセスメモリ)に適用可能である。
また、例えば特開2002−197853号公報に記載されているMRAM(磁気ランダムアクセスメモリ)に適用可能である。
本実施形態の半導体メモリデバイスでは、読み出し動作において、読み出し対照のメモリセルと参照セルとのMR比がセル電流差に変換されて、ビット線センスアンプ7Bでさらに入力電圧差に変換される。その際、動作説明で記載した如く、容量結合フィードバックの作用により、入力電圧差が拡大される。この結果、センス電圧差(差動入力差)を大きくして、読み出し時のディスターブおよび誤動作を有効に防止することができる。
なお、図16に示すプリ読み出しを行う必要があるが、その間、入力電圧の設定ノードがダイナミック保持動作しているため、その間のノイズ印加を有効に吸収して、これによる誤動作を防いでいる。
トンネル磁気抵抗素子の積層体構造図である。 スピン注入メモリのセル構成を示す立体図である。 スピン注入メモリのセル等価回路図である。 トンネル磁気抵抗素子ヒステリシス特性図である。 背景技術の一例を示すメモリのカラム回路図である。 背景技術の他の例を示すビット線電圧印加のための回路図である。 本実施形態に関わる半導体メモリデバイスのブロック図である。 Xセレクタの回路図である。 Yセレクタの回路図である。 ロウデコーダユニットの回路図である。 YSWゲート回路の回路図である。 制御信号発生回路の回路図である。 (A)〜(C)は制御信号発生の波形図である。 駆動系回路の回路図である。 (A)〜(H)は“L”データ読み出し動作時の波形図である。 プリ読み出し状態を示すセンスアンプ回路図である。 読み出し状態を示すセンスアンプ回路図である。 (A)〜(H)は比較例における“L”データ読み出し動作時の波形図である。 (A)〜(H)は“H”データの読み出し動作時の波形図である。 (A)〜(F)は“L”データ書き込み動作時の波形図である。 “L”データ書き込み動作時にセル電流が流れる向きを示すセル回路図である。 (A)〜(F)は“H”データ書き込み動作時の波形図である。 “H”データ書き込み動作時にセル電流が流れる向きを示すセル回路図である。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2…Xアドレスデコーダ、20…Xセレクタ、3…Yアドレスデコーダ、30…Yセレクタ、4…ロウデコーダ、40…ロウデコーダユニット、6…カラムデコーダ、60…YSWゲート回路、7B…ビット線センスアンプ、7BB…ビット線読み出しドライバ、7S…ソース線読み出しドライバ、8…カラム選択スイッチ回路、8S(0)〜8S(N),8S(R)…ソース線TG、8B(0)〜8B(N),8B(R)…ビット線TG、9…I/Oバッファ、10B…ビット線書き込みドライバ、10S…ソース線書き込みドライバ、11…制御回路、11A…読み出し制御回路、11B…書き込み制御回路、11C…ワード線制御回路、11D…カラムスイッチ制御回路、12…駆動力発生回路、MC…メモリセル、RC…参照セル、WL…ワード線、BL,BL(Ref.)…ビット線、SL,SL(Ref.)…ソース線、GBL…グローバルビット線、GBL(Ref.)…グローバル参照ビット線、GSL…グローバルソース線、GSL(Ref.)…グローバル参照ソース線、ST…セレクトトランジスタ、TMR,TMRr…トンネル磁気抵抗素子、CG…保持キャパシタ、CC…結合キャパシタ、VIN,VIN(Ref.)…入力電圧、VG,VG(Ref.)…ゲート電圧、VGATE…ゲート供給電圧、75N…NMOSトランジスタ(電圧ゲートトランジスタ)、Vthg…閾値電圧、Icell…セル電流、Icell(Ref.)…参照セル電流

Claims (6)

  1. 2本の配線間に接続される可変抵抗素子を有するメモリセルと、
    2本の参照セル配線間に接続される参照可変抵抗素子を有する参照セルと、
    一方の前記配線と電気的接続が制御されるセンス線と、一方の前記参照セル配線と電気的接続が制御される参照センス線との電圧差を差動検出するセンスアンプ回路と、
    を備え、
    前記センスアンプ回路は、
    第1および第2差動入力を有する差動アンプと、
    前記第1差動入力と前記センス線間に接続され、制御端子にプリチャージ電圧を保持可能な電圧ゲートトランジスタと、
    前記第2差動入力と前記参照センス線間に接続され、制御端子にプリチャージ電圧を保持可能な参照電圧ゲートトランジスタと、
    前記第2差動入力と前記電圧ゲートトランジスタの制御端子間、前記第1差動入力と前記参照電圧ゲートとトランジスタの制御端子間に交差結合される2つの結合キャパシタと、
    を有する半導体メモリデバイス。
  2. 前記電圧ゲートトランジスタおよび前記参照電圧ゲートトランジスタは、それぞれ、制御端子と一定電圧ノードとの間に接続されている保持キャパシタと、制御端子に前記プリチャージ電圧の供給を制御する充電トランジスタとが接続されている
    請求項1に記載の半導体メモリデバイス。
  3. 前記第1および第2差動入力の電位を各々プルアップする2つのプルアップ経路を有し、各プルアップ経路に、前記一方の配線と前記センス線との接続時、および、前記一方の参照セル配線と前記参照センス線との接続時にオンして給電経路を確保する給電トランジスタを有する
    請求項1または2に記載の半導体メモリデバイス。
  4. 第1および第2センス線の電圧を差動検出するセンスアンプ回路であって、
    第1および第2差動入力を有する差動アンプと、
    前記第1差動入力と前記第1センス線間に接続され、制御端子にプリチャージ電圧を保持可能な第1電圧ゲートトランジスタと、
    前記第2差動入力と前記第2センス線間に接続され、制御端子にプリチャージ電圧を保持可能な第2電圧ゲートトランジスタと、
    前記第2差動入力と前記第1電圧ゲートトランジスタの制御端子間、前記第1差動入力と前記第2電圧ゲートとトランジスタの制御端子間に交差結合される2つの結合キャパシタと、
    を有するセンスアンプ回路。
  5. 前記第1および第2電圧ゲートトランジスタは、それぞれ、制御端子と一定電圧ノードとの間に接続されている保持キャパシタと、制御端子に前記プリチャージ電圧の供給を制御する充電トランジスタとが接続されている
    請求項4に記載のセンスアンプ回路。
  6. 前記第1および第2差動入力の電位を各々プルアップする2つのプルアップ経路を有し、各プルアップ経路に、前記第1および第2センス線のディスチャージ時にオンして給電経路を確保する給電トランジスタを有する
    請求項1または2に記載のセンスアンプ回路。
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