JP2008166513A - キャパシタ電極の製造方法、エッチング方法およびエッチングシステム、ならびに記憶媒体 - Google Patents

キャパシタ電極の製造方法、エッチング方法およびエッチングシステム、ならびに記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008166513A
JP2008166513A JP2006354775A JP2006354775A JP2008166513A JP 2008166513 A JP2008166513 A JP 2008166513A JP 2006354775 A JP2006354775 A JP 2006354775A JP 2006354775 A JP2006354775 A JP 2006354775A JP 2008166513 A JP2008166513 A JP 2008166513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
silicon oxide
oxide film
capacitor electrode
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006354775A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5105866B2 (ja
Inventor
Yusuke Muraki
雄介 村木
Shigeki Tozawa
茂樹 戸澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2006354775A priority Critical patent/JP5105866B2/ja
Publication of JP2008166513A publication Critical patent/JP2008166513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5105866B2 publication Critical patent/JP5105866B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】所望のエッチングレートを確保しつつリーニングの問題を本質的に解消することができるキャパシタ電極の製造方法を提供すること。
【解決手段】ウエハ上に形成されたシリコン酸化膜をエッチングしてホールを形成する工程と、ホールの内面に導電体膜を成膜する工程と、シリコン酸化膜を除去して前記導電体膜を露出させてキャパシタ電極とする工程とを有するキャパシタ電極の製造方法において、シリコン酸化膜を除去して前記導電体膜を露出させる工程は、薬液を用いたウエットプロセスにより前記シリコン酸化膜を途中まで除去した後、ガスを用いたドライプロセスによりシリコン酸化物の残部を除去することにより行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板上に形成されたシリコン酸化膜をエッチングしてホールを形成し、ホールの内壁に導電体膜を形成し、シリコン酸化膜を除去して前記導電体膜を露出させてキャパシタ電極とするキャパシタ電極の製造方法、それに用いるエッチング方法およびエッチングシステム、ならびにエッチング方法を行わせるためのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
近時、半導体デバイスの高集積化にともなってパターンサイズが著しく微細化しており、例えば、DRAMの製造工程においては、円筒形状(シリンダ型)に形成されるキャパシタ電極は益々細くなり、かつ、その高さはキャパシタンスを増加させるために益々高くなってきている。
このようなシリンダ型のキャパシタ電極を製造する場合、まず、あらかじめ基板に形成したBPSG膜などのシリコン酸化膜にストレージノードホールをパターン形成させる。そして、このストレージノードホールの内面にTiN、ポリシリコンなどの導電性材料を成膜し、円筒形状のキャパシタ電極を形成する。その後、キャパシタ電極の周りに残存するシリコン酸化膜をエッチングにより除去する。この残存するシリコン酸化膜のエッチングは、従来、高いエッチングレートが得られることから、バッファードオキサイドエッチャント(BOE;Buffered Oxide Etchant)や希フッ酸(DHF;Diluted Hydro Fluoric acid)などの薬液をエッチング液として用いた湿式エッチングが一般に採用されている。
しかしながら、上述のようにシリンダ型のキャパシタ電極は細くかつ高いものであるため、シリコン酸化膜を湿式エッチングしてこのキャパシタ電極を露出させる場合には、エッチング液を除去して乾燥する際に、キャパシタ電極同士がエッチング液の表面張力により引っ張られ、キャパシタ電極の倒れ、いわゆるリーニング(leaning)が発生してしまう。
このようなリーニングの問題を解消するために、特許文献1には、希フッ酸に界面活性剤を添加したものをエッチング液として用いて乾燥時の表面張力を低下させる技術、および隣接するキャパシタ電極の間にSiN等の窒化膜からなる支持膜を形成する技術が開示されている。
しかしながら、エッチング液に界面活性剤を添加してもエッチング液が除去される際の張力がある程度低減されるに過ぎず、その効果は限定的であり、リーニングの問題を根本的に解決するものではない。また、支持膜を形成する方法は窒化膜を形成する工程が付加されることとなり、スループットの低下および製造コスト上昇につながる。加えて、エッチング液により支持膜がエッチングされ、その効果が不十分になるおそれもある。
このような表面張力に起因するリーニングの問題は、ドライプロセスでは本質的に発生しないが、上述のようにキャパシタ電極の高さが極めて高くなっていることから、従来のドライプロセスではエッチングに時間がかかり現実的ではない。
特開2005−328067号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、所望のエッチングレートを確保しつつリーニングの問題を本質的に解消することができるキャパシタ電極の製造方法、それに用いるエッチング方法およびエッチングシステムを提供することを目的とする。
また、このようなエッチング方法を実行させる制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点では、基板上に形成されたシリコン酸化膜をエッチングしてホールを形成する工程と、前記ホールの内壁に導電体膜を形成する工程と、前記シリコン酸化膜を除去して前記導電体膜を露出させてキャパシタ電極とする工程とを有するキャパシタ電極の製造方法であって、前記シリコン酸化膜を除去して前記導電体膜を露出させる工程は、薬液を用いたウエットプロセスにより前記シリコン酸化膜を途中まで除去した後、ガスを用いたドライプロセスにより前記シリコン酸化物の残部を除去することにより行われることを特徴とするキャパシタ電極の製造方法を提供する。
上記第1の観点において、前記シリコン酸化膜としてはBおよびPの少なくとも一方を含むものを用いることができる。また、前記ドライプロセスは、HFを含むガスを用い、プラズマレスで行うことができる。さらに、前記ウエットプロセスは、バッファードオキサイドエッチャント(BOE)または希フッ酸(DHF)を含む処理液を用いて行うことができる。さらにまた、前記ドライプロセスの後、基板を加熱する工程をさらに有することができる。さらにまた、前記キャパシタ電極の典型例としてシリンダ型を挙げることができる。さらにまた、前記ドライプロセスは、減圧下で行うことができる。
本発明の第2の観点では、基板上のシリコン酸化膜に形成されたホールの内壁に導電体膜を形成した後に、前記導電体膜を露出させるために前記シリコン酸化膜をエッチングするエッチング方法であって、薬液を用いたウエットプロセスにより前記シリコン酸化膜を途中まで除去した後、ガスを用いたドライプロセスにより前記シリコン酸化物の残部を除去することを特徴とするエッチング方法を提供する。
上記第2の観点において、前記シリコン酸化膜としてはBおよびPの少なくとも一方を含むものを用いることができる。また、前記ドライプロセスは、HFを含むガスを用い、プラズマレスで行うことができる。さらに、前記ウエットプロセスは、バッファードオキサイドエッチャント(BOE)または希フッ酸(DHF)を含む処理液を用いて行うことができる。さらにまた、前記ドライプロセスの後、基板を加熱するようにすることができる。さらにまた、前記エッチング後に残存する導電体によりシリンダ型のキャパシタ電極が形成されるものとすることができる。さらにまた、前記ドライプロセスは、減圧下で行うことができる。
本発明の第3の観点では、基板上のシリコン酸化膜に形成されたホールの内壁に導電体膜を形成した後に、前記導電体膜を露出させるために前記シリコン酸化膜をエッチングするエッチングシステムであって、前記シリコン酸化膜を薬液によるウエットプロセスで除去するウエットエッチング装置と、前記シリコン酸化膜をガスによるドライプロセスで除去するドライエッチング装置と、前記ウエットエッチング装置により前記シリコン酸化膜を途中まで除去した後、前記ドライエッチング装置により前記シリコン酸化物の残部を除去するように制御する制御部とを具備することを特徴とするエッチングシステムを提供する。
上記第3の観点において、前記シリコン酸化膜としてはBおよびPの少なくとも一方を用いることができる。また、前記ドライエッチング装置は、基板を収容するチャンバーと、チャンバー内にドライエッチングのためのガスを供給するガス供給機構とを有するものとすることができる。さらに、前記ドライエッチング装置は、ガスとしてHFを含むガスを用い、プラズマレスでドライエッチングを行うものとすることができる。さらにまた、前記ウエットエッチングのための薬液としてバッファードオキサイドエッチャント(BOE)または希フッ酸(DHF)を含む処理液を用いることができる。さらにまた、前記ドライプロセスの後、基板を加熱する加熱装置をさらに具備するものとすることができる。さらにまた、前記ドライエッチング装置は、チャンバー内を減圧する減圧機構をさらに有し、前記ドライエッチングプロセスを減圧下で行うものとすることができる。
本発明の第4の観点によれば、コンピュータ上で動作し、エッチングシステムを制御する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に、請求項8から請求項14のいずれかのエッチング方法が行われるように、コンピュータに前記エッチングシステムを制御させることを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供する。
本発明によれば、キャパシタ電極を形成した後にシリコン酸化膜をエッチングする際に、途中までウエットプロセスで行い、その後ドライプロセスで行うので、キャパシタ電極のリーニングが発生しない高さまでウエットプロセスでエッチングを行った後、ドライプロセスでエッチングするといったことが可能となり、所望のエッチングレートを確保しつつリーニングの問題を本質的に解消することが可能となる。
特に、ドライプロセスをHFを含むガスを用いてプラズマレスで行うことにより、下地にプラズマダメージを与えることなく高いエッチングレートを得ることができ、より高いエッチングレートで、良好なエッチング特性を得ることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について説明する。ここでは、DRAMの製造工程の一部として実施されるキャパシタ電極の製造工程の一例について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るキャパシタ電極の製造工程を示すフローチャート、図2は各工程を説明するための工程断面図である。
まず、被処理体として、図2の(a)に示す、半導体ウエハ(以下単にウエハと記す)Wの表面にシリコン酸化膜としてBおよびPの少なくとも一方を含むシリコン酸化膜200が形成され、このシリコン酸化膜200に、円柱形状のストレージノードホール201がウエハWの表面のストレージノード202に達するようにパターン形成されたものを準備する(ステップ1)。このようなBおよびPの少なくとも一方を含むシリコン酸化膜200としては、BとPの両方を含むBPSG(Boro-Phospho Silicate Glass)膜、Bを含むBSG(Boro Silicate Glass)膜、Pを含むPSG(Phospho Silicate Glass)膜を挙げることができる。以下、このようなシリコン酸化膜としてBPSGを用いた場合を例に取って説明する。なお、ストレージノードホール201は、ウエハWの表面にBPSG膜200を形成した後、フォトリソグラフィ工程、エッチング工程を経て形成することができる。
次に、図2の(b)に示すように、ストレージノードホール201の内面に、キャパシタ電極となる、TiNやポリシリコン等の導電体膜203を円筒状に成膜する(ステップ2)。この際の成膜には、この分野において適用可能ないずれの成膜方法をも採用することができ、例えば、CVDを採用することができる。
その後、導電体膜203の周囲に残存するBPSG膜200をエッチングにより除去する。
その際に、本実施形態においては、最初に、図2の(c)に示すように、ウエットプロセスによりBPSG膜200の途中までエッチング除去する(ステップ3)。この際には、導電体膜203にリーニングが生じない程度の支持部が残存するような高さまでエッチングを行う。このウエットプロセスにおいては、エッチング液としてバッファードオキサイドエッチャント(BOE)または希フッ酸(DHF)を含む処理液のような従来公知の薬液を用いることができる。このような処理液としては、バッファードオキサイドエッチャント(BOE)または希フッ酸(DHF)を単体で使用してもよいが、これら以外に界面活性剤やその他の薬液を混合して用いてもよい。このウエットプロセスにより、従来と同様の高エッチングレートでBPSG膜200をエッチングすることができるが、スループットの観点からはできるだけこのウエットプロセスを多くすることが好ましく、リーニングが発生しない限界までウエットプロセスを行うことが好ましい。ただし、プロセスマージンの観点からは多少の余裕をもつことが好ましい。
このようなウエットプロセスを行った後、図2の(d)に示すように、BPSG膜の残部をドライプロセスによりエッチングして完全に除去し、導電体膜203を完全に露出させ、各ストレージノード202に対応した円筒形状のキャパシタ電極204が得られる(ステップ4)。
この際のドライプロセスによるエッチングとしては、通常行われているプラズマによるドライエッチングを用いることもできるが、HFを含むガスを用いたプラズマレスエッチングを行うことが好ましい。これにより、BPSG膜を高エッチングレートで選択的にエッチングすることができる。また、プラズマレスであるため、キャパシタ電極204や下地にダメージを及ぼさないというメリットも得られる。BPSG膜200は水分を吸着するのでこの水分の存在下でHFガスが供給されて、これらが反応することにより、高いエッチングレートが得られるものと考えられる。BSG膜やPSG膜を用いた場合でも、これらは水分を吸着するので同様に水分とHFとの反応により高いエッチングレートでエッチングすることができる。HFを含むガスとしては、HFガス単独であってもよいし、HFガスとNガスやArガス等の不活性ガスを混合したものであってもよい。さらに、他のエッチングガスを含んでいてもよい。
以上のようにBPSG膜200をエッチング除去した後、必要に応じてステップ4のドライエッチングで生成した反応生成物の除去を目的として加熱処理を行う(ステップ5)。
このようにしてキャパシタ電極204を製造した後は、キャパシタ電極204の表面に絶縁膜を成膜し、さらにキャパシタ電極204に相対する対向キャパシタ電極を形成することにより、DRAMの構成要素であるキャパシタが形成される。この場合に、絶縁膜としては、例えば遷移金属酸化膜、希土類酸化膜などの誘電率の高い、いわゆるHigh−k膜を用いることが好ましい。
次に、このようなキャパシタ電極の製造工程の中で、本発明の特徴部分となる、シリコン酸化膜であるBPSG膜のエッチングを行うエッチングシステムの一例について具体的に説明する。図3は、このようなエッチングシステムの概略構成を示す模式図である。
このエッチングシステム10は、シリコン酸化膜であるBPSG膜を薬液によるウエットプロセスで除去するウエットエッチング装置11と、 BPSG膜をガスによるドライプロセスで除去するドライエッチング装置12と、これらの間でウエハWをキャリアCに収納した状態で搬送する搬送機構13と、ウエットエッチング装置11での処理、ドライエッチング装置12での処理および搬送機構13での搬送処理を制御するための制御部14とを有している。
ウエットエッチング装置11としては、例えば図4に示すような装置を用いることができる。この装置は、ウエハWを収納するのに充分な大きさを有する箱形の内槽21と外槽22とを有する処理槽20を有しており、搬送機構23により内槽21の上部開口から内槽21に対してウエハWの出し入れが行われる。ウエハWは1枚でも2枚以上でもよく、支持部材24に支持された状態で内槽21に装入される。内槽21にはエッチング液供給ノズル25が挿入されており、このエッチング液供給ノズル25にはエッチング液供給配管26が接続されている。そして、エッチング液供給配管26には、エッチング液として、例えばバッファードオキサイドエッチャント(BOE)または希フッ酸(DHF)のような薬液を供給するエッチング液供給源27が接続されている。また、エッチング液供給配管26には開閉バルブ28が設けられている。外槽22は、内槽21の上端からオーバーフローしたエッチング液を受けとめるように、内槽21の開口部を取り囲んで装着されている。
内槽21の底部には排液ライン29が接続されており、その途中には開閉バルブ30が設けられていて、エッチング液交換の際にこの排液ライン29を介して内槽21内のエッチング液が排出される。また、外槽22の底部には、排液ライン31が接続されており、この排液ライン31には開閉バルブ32が設けられていて、外槽22内の薬液も排出されるようになっている。
支持部材24は、搬送機構23により昇降可能となっており、内槽21内にエッチング液が貯留された状態で、ウエハWを支持した支持部材24を下降させることによりウエハWをエッチング液に浸漬させ、支持部材24を上昇させることにより、ウエハWをエッチング液から引き上げることが可能となっている。
したがって、ウエハWを支持部材24に支持させた状態で支持部材24を下降させてウエハWをエッチング液に浸漬させることにより、ウエハWのBPSG膜のウエットエッチング処理が進行する。
なお、ウエットエッチング後のリンス処理および乾燥処理は、図示しない他の槽により行われる。
ウエットエッチング装置11としては、図5に示すような枚葉式の装置を用いてもよい。この装置は、チャンバー41を有し、このチャンバー41の中には、ウエハWを水平状態で吸着保持するためのスピンチャック42設けられている。このスピンチャック42は、モーター43により回転されるようになっている。また、チャンバー41内には、スピンチャック42に保持されたウエハWを覆うようにカップ44が設けられている。カップ44の底部には、排気および排液のための排気・排液管44aが設けられている。
スピンチャック42に保持されたウエハWの上方には、エッチング液供給ノズル45が図示しない駆動機構によって移動可能に設けられている。このエッチング液供給ノズル45には、エッチング液供給配管46が接続されており、このエッチング液供給配管46には、エッチング液として上述したような薬液を供給するエッチング液供給源47が接続されている。また、エッチング液供給配管46には開閉バルブ48が設けられている。エッチング液はモーター43によりウエハWを回転させながらウエハWに供給され、これにより、ウエハWのBPSG膜がウエットエッチングされる。
一方、ウエハWの上方に移動可能に洗浄・乾燥用ノズル49が図示しない駆動機構によって移動可能に設けられている。この洗浄・乾燥用ノズル49には、配管50が接続されており、この配管50には開閉バルブ51が設けられている。また、配管50の端部には切り換えバルブ52が設けられており、この切り替えバルブ52には、リンス液供給源53から延びる配管54、IPA供給源55から延びる配管56が接続されており、切り換えバルブ53を動作させることにより、リンス液、IPAのいずれかが配管50を通って洗浄・乾燥用ノズル49からウエハW上に吐出されるようになっている。そして、モーター43によりウエハWを回転させながらノズル49を介してリンス液、例えば純水をウエハWに供給することによりウエハWをリンス処理し、その後、ウエハWにIPAを供給することにより、ウエハWを乾燥させる。
なお、ウエットエッチング装置11は、図示はしていないが、ウエハWを複数枚収納したキャリアを載置可能な搬入出部を有し、このキャリアから搬送機構により図4または図5に示す装置にウエハを搬入することが可能となっている。
ドライエッチング装置12としては、図6に示すような装置を用いることができる。この装置は、ウエハWを搬入出する搬入出部61と、搬入出部61に隣接させて設けられたロードロック室62と、実際のエッチング処理を行うエッチング処理部63と、エッチングが終了した後に加熱処理を行う熱処理部64とを有している。
このドライエッチング装置12は、ロードロック室62とエッチング処理部63と熱処理部64とが2つずつ設けられており、搬入出部61に対し、ロードロック室62、熱処理装置部64、エッチング処理部63が、この順に一直線上に並べて設けられている。なお、搬入出部61とロードロック室62との間、ロードロック室62と熱処理装置64との間、熱処理部64とエッチング処理部63との間にはゲートバルブ(図示せず)が設けられており、これにより、これらの間が開閉可能となっている。
搬入出部61は、ウエハWを搬送可能な搬送機構(図示せず)を有する搬送室71を有しており、搬送室71の長手方向の側部には、載置台72が設けられており、この載置台72には、ウエハWを複数並べて収容可能なキャリアCが例えば3つ備えられている。また、搬送室71に隣接して、ウエハWを回転させて偏心量を光学的に求めて位置合わせを行なうオリエンタ73が設置されている。搬送室71内の搬送機構は、これら3つのキャリアC、オリエンタ73および2つのロードロック室62の間でウエハWを一枚ずつ搬送することが可能となっている。
ロードロック室62は、内部に搬送機構(図示せず)を有し、大気状態と真空状態との切り替えが可能に構成されている。そして、その内部を大気状態にし、搬入出部61側のゲートバルブを開けて搬送室71の搬送機構によりキャリアCからウエハWをロードロック室62の搬送機構に搬送し、搬入出部61側のゲートバルブを閉じて熱処理部64と同等の真空度に真空引きしてから、熱処理部64側のゲートバルブおよび熱処理部64とエッチング処理部63との間のゲートバルブを開けて搬送機構によりウエハWをエッチング処理部63に搬送可能となっている。また、熱処理部64で熱処理した後のウエハWを搬送機構により戻し、熱処理部64側のゲートバルブを閉じてその中を大気状態にし、その後搬入出部61側のゲートバルブを開いて搬入出部61へウエハWを搬送することが可能となっている。
エッチング処理部63は、図7に示すように、ウエハWを収容する密閉構造のチャンバー80を備えており、チャンバー80内には、ウエハWが水平状態で載置される載置台81が設けられている。載置台81にはウエハWを所望の温度に調節する温調機構82が設けられている。チャンバー80の側壁には熱処理部64との間でウエハWを搬入出するための搬入出口(図示せず)が設けられている。
また、エッチング処理部63には、チャンバー80内にはエッチングガスとしてフッ化水素(HF)ガスを供給するHFガス供給ライン85と、チャンバー80内に希釈ガスとして不活性ガス例えば窒素(N)ガスを供給するNガス供給ライン86と、排気ライン87とが接続されている。HFガス供給ライン85はHFガス供給源90に接続されており、HF供給ライン85には、開閉およびHFガスの供給流量の調節が可能な流量調節弁91が設けられている。Nガス供給ライン86はNガス供給源95に接続され、Nガス供給ライン86には、開閉およびNガスの供給流量の調節が可能な流量調節弁96が設けられている。
チャンバー80の天壁には、HFガス供給ライン85およびNガス供給ライン86を通って供給されたHFガスおよびNガスを、載置台81に載置されたウエハWの全面に均一に供給させるためのシャワーヘッド97が設けられている。
排気ライン87には、圧力コントローラ100および強制排気を行うための排気ポンプ101が設けられている。排気ポンプ101を作動させつつ圧力コントローラ100を調整することによって、チャンバー80内の圧力が所定の減圧状態に制御可能となっている。
熱処理部64は、図8に示すように、ウエハWを収容する密閉構造のチャンバー110を備えており、チャンバー110内には、ウエハWが水平状態で載置される載置台111が設けられている。載置台には111にはウエハWを所定の温度に加熱するためのヒーター112が設けられている。チャンバー110の側壁には、エッチング処理部63との間でウエハWを搬入出するための搬入出口(図示せず)と、ロードロック室62との間でウエハWを搬入出するための搬入出口(図示せず)とが設けられている。
また、熱処理部64には、チャンバー110内に雰囲気ガスとして不活性ガス、例えばNガスを供給するNガス供給ライン115とチャンバー110内を排気する排気ライン116が接続されている。Nガス供給ライン115はNガス供給源120に接続され、Nガス供給ライン115には、開閉およびNガスの供給流量の調節が可能な流量調節弁121が設けられている。
チャンバー110の天壁には、Nガス供給ライン115を通って供給されたNガスを、載置台111に載置されたウエハWの全面に均一に供給させるためのシャワーヘッド122が設けられている。
排気ライン116には、圧力コントローラ125および強制排気を行うための排気ポンプ126が設けられている。排気ポンプ126を作動させつつ圧力コントローラ125を調整することによって、チャンバー110内の圧力が所定の減圧状態に制御可能となっている。
制御部14は、エッチングシステム10のウエットエッチング装置11、ドライエッチング装置12、搬送機構13を実際に制御する、マイクロプロセッサ(コンピュータ)を備えたプロセスコントローラ15を有している。プロセスコントローラ15には、オペレータが処理システム1を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、エッチングシステム10の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース16が接続されている。また、プロセスコントローラ15には、エッチングシステム1で実行される各種処理をプロセスコントローラ15の制御にて実現するための制御プログラムや処理条件に応じてエッチングシステム10の各構成部に所定の処理を実行させるための制御プログラムすなわちレシピ、さらに各種データベース等が格納された記憶部17が接続されている。レシピは記憶部17の中の記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、ハードディスク等の固定的に設けられているものであってもよいし、CDROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。また、他の装置から、例えば専用回線を介してレシピを適宜伝送させるようにしてもよい。
そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース16からの指示等にて任意のレシピを記憶部17から呼び出してプロセスコントローラ15に実行させることで、プロセスコントローラ15の制御下で、エッチングシステム10での所望の処理が行われる。
このように構成されたエッチングシステム10において、図2に示すようにウエハWに形成されたBPSG膜200をエッチングしてキャパシタ電極204を形成する際には、まず、搬送機構13によりウエハWが収納されたキャリアCをウエットエッチング装置11の搬入出部(図示せず)に搬入する。そして、ウエハWを1枚ずつ取り出して、図4または図5のいずれか装置において、所定のエッチング液によりBPSG膜200のウエットエッチングを行う。
この場合に、ウエットエッチングは、上述したようにキャパシタ電極となる導電体膜203がリーニングを生じない程度まで露出した状態まで行われるが、このウエットエッチングの停止タイミングはプロセスコントローラ15により制御される。すなわち、あらかじめ処理時間とエッチング量との関係を求めて記憶部17に記憶させておき、所望のエッチング量が得られる時間経過した時点でエッチングを停止するようにプロセスコントローラ15により制御する。
このようにしてウエットエッチング処理を行った後、リンス処理および乾燥処理を行い、処理が終了したウエハWをキャリアCに収納する。このようにして所定枚数のウエハWに対してウエットエッチングが終了した後、搬送機構13によりキャリアCをドライエッチング装置12に搬送する。
ドライエッチング装置12においては、キャリアCを搬入出部61の載置台72に載置し、搬送室71内の搬送機構によりキャリアCから1枚のウエハWが取り出され、ロードロック室62内に搬入される。ロードロック室62にウエハWが搬入されるとゲートバルブが閉じられてその中が密閉状態となり、真空排気することにより、エッチング処理部63のチャンバー80および熱処理部64のチャンバー110と同等の減圧状態となり、ゲートバルブを開いてこれらと連通することが可能となる。
この状態でウエハWは、まず、エッチング処理部63のチャンバー80内に搬入される。そして、デバイス形成面を上面とした状態で載置台81上に載置される。その後、ゲートバルブを閉じてチャンバー80を密閉状態とし、温調機構82によりウエハWを例えば40℃以下の所定の温度に温調される。また、チャンバー80内は、排気ポンプ101と圧力コントローラ100の調整によって、例えば400〜4000Pa(3〜30Torr)に制御される。
この状態で、HFガスおよび必要に応じて希釈ガスとしてのNガスをチャンバー80内に供給する。このとき流量調整弁91によりHFガスの供給量が1000〜3000mL/min(sccm)に調整される。なお、エッチングガスであるHFガスに加えてNガスチャンバー80内に供給することにより、載置台81内の温調機構82の熱がウエハWに効率良く伝導され、ウエハWを正確に温度制御することができる。Nガスを供給する場合には、その供給量を500〜3000mL/min(sccm)とする。
このようにHFガスが減圧下で供給されることにより、ウエットエッチングにより途中まで除去されたBPSG膜200とHFガスとが反応し、エッチングが進行する。この際に、反応生成物としてフルオロケイ酸系の反応生成物が生成するが、上述したように、BPSG膜は水分を吸着するので、水の存在下で上記反応が促進され、高エッチングレートでエッチングが進行する。このようなドライエッチング処理が終了後、流量調整弁91が閉じられ、HFガスの供給が停止される。このときNガスの供給は継続され、これによりチャンバー80内がNガスによってパージされる。
このエッチング処理部63により処理後、HFによって生成された反応生成物は水分の存在により揮発しやすい状態となっており、チャンバー80内である程度揮発可能であるが、エッチング面に残存する反応生成物を除去する目的で、エッチング処理後のウエハWを熱処理部64へ搬送する。この際には、チャンバー80とチャンバー110との間のゲートバルブが開かれてこれらが連通し、この状態でロードロック室62内の搬送機構によりチャンバー80内のウエハWを熱処理部64のチャンバー110に搬送する。
熱処理部64において、ウエハWはデバイス形成面を上面とした状態でチャンバー110内の載置台111上に載置される。そして、ゲートバルブが閉じられてチャンバー110が密閉状態とされ、熱処理工程が開始される。このとき、ヒーター112によりウエハWの温度を100〜400℃の所定の温度にされる。また、チャンバー80内は、排気ポンプ101と圧力コントローラ100の調整によって、例えば133〜400Pa(1〜3Torr)に制御される。そして、Nガスが所定の流量でチャンバー110内に供給される。この時のNガスの供給量は、例えば500〜3000mL/min(sccm)に調整される。これにより、載置台111に設けられたヒーター112の熱がウエハWに効率良く伝達され、ウエハWの温度が正確に制御される。
このような加熱処理を行うことにより、その前のエッチング処理の際に生成したフルオロケイ酸系の反応生成物が加熱により分解されて気化し、導電体膜203の周りから除去される。これによりBPSG膜200が完全に除去されて、各ストレージノード202に対応した円筒形状のキャパシタ電極204が得られる。
このような熱処理が終了すると、流量調整弁121が閉じられてNガスの供給が停止される。そして、熱処理部64とロードロック室62との間のゲートバルブが開かれ、ウエハWが熱処理部64からロードロック室62へ搬入される。そして、ゲートバルブを閉じてロードロック室62を密閉状態とし、大気圧とされた後、ロードロック室62と搬入出部61とを連通してウエハWを搬入出部61のキャリアC内に収納する。以上のようにして所定枚数のウエハWの処理が終了すると、処理後のウエハWを収納したキャリアCを搬送機構13によりエッチングシステム10から搬出する。
以上のようなBPSG膜エッチング処理においては、最初にウエットエッチングによりリーニングが生じない程度まで高速でエッチングし、次いでリーニングの懸念がないドライプロセスにより最後までエッチングを行うので、実用的なエッチングレートを保持しつつ、リーニングの問題を解消することができる。
また、ドライエッチング装置12においては、HFを含むガスを用いてプラズマレスでドライエッチングを行うので、下地にプラズマダメージを与えることなく高いエッチングレートを得ることができ、より高いエッチングレートで、良好なエッチング特性を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、シリコン酸化膜としてBPSG膜を用いた場合について示したが、シリコン酸化膜としては他のものを用いてもよい。上述したように、BPSG膜の場合には、水分を介在させたHFガスとの反応により高速でエッチングが可能であるが、同様に水分含有量の多いTEOSを原料にして成膜されたシリコン酸化膜もHFガスにより高速でエッチングが可能である。また、水分の吸着の少ない熱酸化膜の場合には、HFガス単独では反応生成物が気化しにくいものとなるが、HFガスにNHガスを加えることによって、より気化しやすいフルオロケイ酸アンモニウム((NHSiF)を生成させることができ、エッチング除去が容易となる。NHガスは、エッチング処理部63で導入してもよいし、熱処理部64で導入してもよい。
また、上記実施形態では、希釈ガス等に用いる不活性ガスとしてNガスを用いたが、その他の不活性ガス、例えばArガス、Heガス、Xeガス等の他の不活性ガスを用いることができる。
さらに、上記実施形態ではウエットエッチング後のドライエッチングにおいて、HFを含むガスを用いたプラズマレスプロセスを用いた場合について示したが、他のガスを用いてもよいし、プラズマを用いるものであってもよい。
本発明は、半導体デバイスの製造工程におけるキャパシタ電極の製造に好適である。
本発明の一実施形態に係るキャパシタ電極の製造工程を示すフローチャート。 キャパシタ電極を製造する際の各工程を説明するための工程断面図。 キャパシタ電極を製造する際のシリコン酸化膜のエッチングを行う際のエッチングシステムの概略構成を示す模式図。 図3のエッチングシステムに搭載されたウエットエッチング装置の一例を示す断面図。 図3のエッチングシステムに搭載されたウエットエッチング装置の他の例を示す断面図。 図1のエッチングシステムに搭載されたドライエッチング装置の概略構成を示す側面図。 図6のドライエッチング装置に搭載されたエッチング処理部を示す断面図。 図6のドライエッチング装置に搭載された熱処理部を示す断面図。
符号の説明
10;エッチングシステム
11;ウエットエッチング装置
12;ドライエッチング装置
13;搬送機構
14;制御部
15;プロセスコントローラ
61;搬入出部
62;ロードロック室
63;エッチング処理部
64;熱処理部
80;チャンバー
81;載置台
82;温調機構
90;HFガス供給原
200:BPSG膜(シリコン酸化膜)
201;ストレージノードホール
202;ストレージノード
203;導電体膜
204;キャパシタ電極
W;ウエハ

Claims (22)

  1. 基板上に形成されたシリコン酸化膜をエッチングしてホールを形成する工程と、
    前記ホールの内面に導電体膜を成膜する工程と、
    前記シリコン酸化膜を除去して前記導電体膜を露出させてキャパシタ電極とする工程と
    を有するキャパシタ電極の製造方法であって、
    前記シリコン酸化膜を除去して前記導電体膜を露出させる工程は、薬液を用いたウエットプロセスにより前記シリコン酸化膜を途中まで除去した後、ガスを用いたドライプロセスにより前記シリコン酸化物の残部を除去することにより行われることを特徴とするキャパシタ電極の製造方法。
  2. 前記シリコン酸化膜はBおよびPの少なくとも一方を含むものであることを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ電極の製造方法。
  3. 前記ドライプロセスは、HFを含むガスによりプラズマレスで行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のキャパシタ電極の製造方法。
  4. 前記ウエットプロセスは、バッファードオキサイドエッチャント(BOE)または希フッ酸(DHF)を含む処理液を用いて行われることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のキャパシタ電極の製造方法。
  5. 前記ドライプロセスの後、基板を加熱する工程をさらに有することを特等とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のキャパシタ電極の製造方法
  6. 前記キャパシタ電極はシリンダ型であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のキャパシタ電極の製造方法。
  7. 前記ドライプロセスは、減圧下で行われることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のキャパシタ電極の製造方法。
  8. 基板上のシリコン酸化膜に形成されたホールの内壁に導電体膜を形成した後に、前記導電体膜を露出させるために前記シリコン酸化膜をエッチングするエッチング方法であって、
    薬液を用いたウエットプロセスにより前記シリコン酸化膜を途中まで除去した後、ガスを用いたドライプロセスにより前記シリコン酸化物の残部を除去することを特徴とするエッチング方法。
  9. 前記シリコン酸化膜はBおよびPの少なくとも一方を含むものであることを特徴とする請求項8に記載のエッチング方法。
  10. 前記ドライプロセスは、HFを含むガスでプラズマレスで行われることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のエッチング方法。
  11. 前記ウエットプロセスは、バッファードオキサイドエッチャント(BOE)または希フッ酸(DHF)を含む処理液を用いて行われることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  12. 前記ドライプロセスの後、基板を加熱することを特等とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  13. 前記エッチング後に残存する導電体によりシリンダ型のキャパシタ電極が形成されることを特徴とする請求項8から請求項12のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  14. 前記ドライプロセスは、減圧下で行われることを特徴とする請求項8から請求項13のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  15. 基板上のシリコン酸化膜に形成されたホールの内壁に導電体膜を形成した後に、前記導電体膜を露出させるために前記シリコン酸化膜をエッチングするエッチングシステムであって、
    前記シリコン酸化膜を薬液によるウエットプロセスで除去するウエットエッチング装置と、
    前記シリコン酸化膜をガスによるドライプロセスで除去するドライエッチング装置と、
    前記ウエットエッチング装置により前記シリコン酸化膜を途中まで除去した後、前記ドライエッチング装置により前記シリコン酸化物の残部を除去するように制御する制御部と
    を具備することを特徴とするエッチングシステム。
  16. 前記シリコン酸化膜はBおよびPの少なくとも一方を含むものであることを特徴とする請求項15に記載のエッチングシステム。
  17. 前記ドライエッチング装置は、基板を収容するチャンバーと、チャンバー内にドライエッチングのためのガスを供給するガス供給機構とを有することを特徴とする請求項15または請求項16に記載のエッチングシステム。
  18. 前記ドライエッチング装置は、ガスとしてHFを含むガスを用い、プラズマレスでドライエッチングを行うことを特徴とする請求項15から請求項17のいずれか1項に記載のエッチングシステム。
  19. 前記ウエットエッチングのための薬液としてバッファードオキサイドエッチャント(BOE)または希フッ酸(DHF)を含む処理液を用いることを特徴とする請求項15から請求項18に記載のエッチングシステム。
  20. 前記ドライプロセスの後、基板を加熱する加熱装置をさらに具備することを特徴とする請求項15から請求項19のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  21. 前記ドライエッチング装置は、チャンバー内を減圧する減圧機構をさらに有し、前記ドライエッチングプロセスを減圧下で行うことを特徴とする請求項15から請求項20のいずれか1項に記載のエッチングシステム。
  22. コンピュータ上で動作し、エッチングシステムを制御する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に、請求項8から請求項14のいずれかのエッチング方法が行われるように、コンピュータに前記エッチングシステムを制御させることを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
JP2006354775A 2006-12-28 2006-12-28 キャパシタ電極の製造方法、エッチング方法およびエッチングシステム、ならびに記憶媒体 Expired - Fee Related JP5105866B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006354775A JP5105866B2 (ja) 2006-12-28 2006-12-28 キャパシタ電極の製造方法、エッチング方法およびエッチングシステム、ならびに記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006354775A JP5105866B2 (ja) 2006-12-28 2006-12-28 キャパシタ電極の製造方法、エッチング方法およびエッチングシステム、ならびに記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008166513A true JP2008166513A (ja) 2008-07-17
JP5105866B2 JP5105866B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=39695589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006354775A Expired - Fee Related JP5105866B2 (ja) 2006-12-28 2006-12-28 キャパシタ電極の製造方法、エッチング方法およびエッチングシステム、ならびに記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5105866B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064546A1 (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 株式会社Screenホールディングス 犠牲膜除去方法および基板処理装置
KR20170141135A (ko) 2016-06-14 2017-12-22 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 반도체 장치의 제조 방법, 열처리 장치 및 기억 매체

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07142443A (ja) * 1993-06-09 1995-06-02 Texas Instr Inc <Ti> ハードトレンチマスクの除去方法
JPH11233486A (ja) * 1997-08-27 1999-08-27 Motorola Inc 半導体基板上の誘電体層をエッチングする方法および装置
JP2000277711A (ja) * 1999-01-22 2000-10-06 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2001189438A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2004111624A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Renesas Technology Corp 半導体装置
JP2004193575A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 半導体プロセスおよびこれに関連する装置
JP2004349451A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Seiko Epson Corp 半導体装置及びその製造方法、電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器
JP2005064505A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd 半導体キャパシタ構造及びその製造方法
JP2005159363A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Samsung Electronics Co Ltd 階段形状のシリンダー型構造のキャパシタを有する半導体装置、及びその製造方法
JP2006278436A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置、制御プログラム、コンピュータ記録媒体及び処理レシピが記録された記録媒体

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07142443A (ja) * 1993-06-09 1995-06-02 Texas Instr Inc <Ti> ハードトレンチマスクの除去方法
JPH11233486A (ja) * 1997-08-27 1999-08-27 Motorola Inc 半導体基板上の誘電体層をエッチングする方法および装置
JP2000277711A (ja) * 1999-01-22 2000-10-06 Fujitsu Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2001189438A (ja) * 1999-12-28 2001-07-10 Toshiba Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2004111624A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Renesas Technology Corp 半導体装置
JP2004193575A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 半導体プロセスおよびこれに関連する装置
JP2004349451A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Seiko Epson Corp 半導体装置及びその製造方法、電気光学装置及びその製造方法並びに電子機器
JP2005064505A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd 半導体キャパシタ構造及びその製造方法
JP2005159363A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Samsung Electronics Co Ltd 階段形状のシリンダー型構造のキャパシタを有する半導体装置、及びその製造方法
JP2006278436A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置、制御プログラム、コンピュータ記録媒体及び処理レシピが記録された記録媒体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064546A1 (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 株式会社Screenホールディングス 犠牲膜除去方法および基板処理装置
JP2015088619A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 株式会社Screenホールディングス 犠牲膜除去方法および基板処理装置
US9852914B2 (en) 2013-10-30 2017-12-26 SCREEN Holdings Co., Ltd. Sacrificial-film removal method and substrate processing device
KR101836020B1 (ko) * 2013-10-30 2018-03-07 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 희생막 제거 방법 및 기판 처리 장치
KR20170141135A (ko) 2016-06-14 2017-12-22 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 반도체 장치의 제조 방법, 열처리 장치 및 기억 매체
US9997365B2 (en) 2016-06-14 2018-06-12 Tokyo Electron Limited Method of manufacturing semiconductor device, heat treatment apparatus, and storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP5105866B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5374039B2 (ja) 基板処理方法、基板処理装置及び記憶媒体
KR101165970B1 (ko) 기판의 에칭 방법 및 시스템
JP4890025B2 (ja) エッチング方法及び記録媒体
TWI538035B (zh) 基板處理系統以及使用該系統的基板處理方法
JP2009094307A (ja) エッチング方法及び記録媒体
US20190181015A1 (en) Substrate Processing Method and Substrate Processing Apparatus
US10153172B2 (en) Etching method and recording medium
US8124536B2 (en) Manufacturing method of capacitor electrode, manufacturing system of capacitor electrode, and storage medium
US11557486B2 (en) Etching method, damage layer removal method, and storage medium
JP5105866B2 (ja) キャパシタ電極の製造方法、エッチング方法およびエッチングシステム、ならびに記憶媒体
KR101389187B1 (ko) 에칭 방법, 에칭 시스템 및 에칭 장치
JP6376960B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP5292450B2 (ja) エッチング方法、エッチングシステムおよびエッチング装置
JP5069982B2 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
KR101150268B1 (ko) 열처리 장치 및 처리 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5105866

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees