JP2008165847A - 半導体メモリ装置、半導体装置、メモリシステム及びリフレッシュ制御方法 - Google Patents

半導体メモリ装置、半導体装置、メモリシステム及びリフレッシュ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のバンクに付随するキャッシュメモリの有効活用とPASRによるセルフリフレッシュ時の消費電流の低減を両立可能な半導体メモリ装置等を提供する。
【解決手段】本発明の半導体メモリ装置は、複数のバンク(A、B、C、D)に区分されたメモリセルアレイと、複数のバンクにそれぞれ付随しワード線のデータを保持する複数のキャッシュメモリとを備える。各バンクにはセルフリフレッシュ期間中にデータを保持する保持領域と非保持領域とが共通に含まれるように設定されている。セルフリフレッシュ期間中に所定の間隔t0で、PASR状態制御部19とバンク活性化制御部20の動作により、ロウアドレスの一部(X5〜X8)に基づき選択ワード線が保持領域に含まれる場合は全バンクが同時に活性化されてリフレッシュが実行され、選択ワード線が非保持領域に含まれる場合は全バンクが非活性状態となってリフレッシュが実行されない。
【選択図】図6

Description

本発明は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリ装置に対するリフレッシュ技術の分野に関し、特に、待機時に消費電流を低減するためにメモリセルアレイ中に設定された一部の領域のみを対象とするパーシャルアレイセルフリフレッシュ方式の技術分野に関するものである。
近年、携帯電話等の携帯機器には大容量のDRAMが搭載されるようになっているが、携帯機器の待機時の低消費電力化を図るため、DRAMのセルフリフレッシュ時の消費電流を低減することが要望されている。そのための有効な手法として、パーシャルアレイセルフリフレッシュ(以下、PASRと呼ぶ)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このPASRは、一般に複数のバンクから構成されるメモリセルアレイ内において、一部のバンクに対して選択的にセルフリフレッシュを実行するものである。この場合、保持する必要があるデータを特定のバンクに記憶させた状態で、そのバンクに対してのみセルフリフレッシュを実行すればよい。
図13に、上述のPASRの設定例を示している。PASRは、例えば所定の設定コマンドを入力することにより、設定用レジスタの一部(図13では、下位3ビット)にPASRの設定情報が書き込まれる。DRAMが全部で4つのバンクA、B、C、Dを有するとすると、PASRの設定情報に基づき、データを保持すべきリフレッシュ対象のバンク数を、全バンク、2バンク(バンクA/B)、1バンク(バンクA)の3通りから選択的に設定することができる。バンクの選択は、図13に示すように2ビットのバンク選択アドレスBA0、BA1に基づいて行われる。
図14は、図13のPASRの制御を実現するためのDRAMの要部構成を示すブロック図である。図14においては、DRAMの全体構成のうちセルフリフレッシュ制御部101、PASR状態制御部102、バンク活性化制御部103の部分のみを示している。セルフリフレッシュの開始時/終了時には、セルフリフレッシュ制御部101、PASR状態制御部102、バンク活性化制御部103のそれぞれにPASREntry/Exit信号が入力される。また、図13のPASRの設定情報として、2通りのリフレッシュ対象バンク(2バンク/1バンク)に対応する制御信号がPASR状態制御部102に入力される。
セルフリフレッシュが開始されると、セルフリフレッシュ制御部101のセルフリフレッシュオシレータ101aから所定の間隔で発生される内部クロックに同期して、リフレッシュカウンタ101bがロウアドレスを順次カウントアップして出力する。PASR状態制御部102では、図13の設定情報に応じて、2バンクの設定時にはレジスタR10がハイレベルにセットされ、1バンクの設定時にはレジスタR11がハイレベルにセットされる。2つのANDゲートA10、A11は、一端に2つのレジスタR10、R11の出力が接続され、他端にPASREntry/Exit信号が接続され、バンク停止信号S1、S2をそれぞれ出力する。
バンク活性化制御部103では、バンク選択デコーダ104に入力される2ビットのバンク選択アドレスBA0、BA1に応じて、通常動作時に4本のデコード信号のうちの1本が選択的に活性化される。一方、バンク選択デコーダ104に入力されるPASREntry/Exit信号により、セルフリフレッシュの期間中は4本のデコード信号の全てが活性化される。4本のデコード信号はそれぞれ各バンクA〜Dのバンクアクティブ信号発生部105a、105b、105c、105dに入力される。また、上述のバンク停止信号S1がバンクC、Dのバンクアクティブ信号発生部105c、105dに入力され、バンク停止信号S2がバンクB、C、Dのバンクアクティブ信号発生部105b、105c、105dに入力される。
各々のバンクアクティブ信号発生部105a〜105dは、入力されているバンク停止信号S1、S2が非活性の状態(ローレベル)で、入力されているデコード信号が活性化された状態(ハイレベル)のとき、対応するバンクに出力されるバンクアクティブ信号Aa、Ab、Ac、Adを活性化する。これにより、1バンクを対象にセルフリフレッシュが実行される場合、バンクアクティブ信号Aaのみが活性化され、2バンクを対象にセルフリフレッシュが実行される場合、バンクアクティブ信号Aa、Abの2つのみが活性化される。セルフリフレッシュ期間中は、所定の間隔でリフレッシュカウンタ101bから出力されるロウアドレスにより、リフレッシュ対象のバンクの選択ワード線のみが活性化されてリフレッシュが実行され、リフレッシュ対象ではないバンクのリフレッシュの実行が停止される。
図15は、リフレッシュ対象として1バンク(バンクA)が設定される場合のセルフリフレッシュの動作例を示す図である。セルフリフレッシュ期間中は、セルフリフレッシュオシレータ101aから間隔t0の内部クロックが出力され、それに同期してコマンドデコーダから内部コマンドREFが供給される。このとき、設定用レジスタの設定情報に応じてリフレッシュ対象であるバンクAが指定され、これにより図14の構成においてバンクアクティブ信号Aaのみ選択的に活性化される。よって、バンクAの選択ワード線のリフレッシュが実行され、他のバンクB、C、Dのリフレッシュは実行されない。同様の動作は間隔t0で繰り返され、セルフリフレッシュ期間が終了するまで継続される。このような動作により、セルフリフレッシュ期間中にリフレッシュ対象のバンク数が削減されるので、その分だけDRAMの待機時の消費電流を低減することが可能となる。
特開2004−118938号公報
一般にDRAMのメモリセルアレイにおいて、選択ワード線上の各メモリセルのデータがセンスアンプ列に読み出された後、バンクごとのセンスアンプ列がキャッシュメモリとして機能する。この場合、1バンクを活性化してアクセスする場合のキャッシュ容量は、選択ワード線に対応する1ページ分になる。一方、例えば4バンク構成のDRAMに対し、全てのバンクを同時に活性化してアクセスする場合、4バンクに対応する4ページ分のキャッシュ容量を利用することができる。
しかし、上述のPASRによりリフレッシュ対象のバンク数が限定されている場合、DRAMのセルフリフレッシュ期間中には、リフレッシュ対象のバンクのみが活性化されてデータが保持される。一方、リフレッシュ対象以外のバンクは、キャッシュメモリの保持される1ページ分のデータを含めてセルフリフレッシュの実行によりデータが消失する。携帯機器に搭載されるDRAMは待機時に頻繁にセルフリフレッシュが実行されるのが通常であり、セルフリフレッシュ期間中もキャッシュメモリのデータを保持し続けることが望ましい。しかし、キャッシュ容量を最大化するには、全バンクをリフレッシュ対象としてPASRを設定する必要があるので、待機時に消費電流を低減することができなくなる。このように、従来のDRAMでは、全バンクのキャッシュ容量の最大化とPASRによる消費電流の低減を両立することが難しいという問題がある。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、複数のバンクに付随するキャッシュメモリを有効に活用しつつ、セルフリフレッシュ時にデータを保持すべき領域を限定して待機時の消費電流を低減可能な半導体メモリ装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の半導体メモリ装置は、複数のワード線と複数のビット線の交点に配置されたメモリセル群を複数のバンクに区分して配置したメモリセルアレイと、前記複数のバンクにそれぞれ付随し、ロウアドレスにより選択されるワード線のデータを保持する複数のキャッシュメモリと、前記複数のバンクのそれぞれにおいて、セルフリフレッシュ期間中にデータを保持する保持領域とデータを保持しない非保持領域とが共通に含まれるように、前記メモリセルアレイ全体のデータ保持容量を設定する設定手段と、セルフリフレッシュ期間中に所定の間隔でリフレッシュ対象のロウアドレスを順次出力し、活性化されたバンクにおいて前記リフレッシュ対象のロウアドレスに対応する選択ワード線に対するリフレッシュを実行するリフレッシュ制御手段と、前記所定の間隔でセルフリフレッシュを実行する際、前記リフレッシュ対象のロウアドレスに基づき、前記選択ワード線が前記保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを活性化するとともに、前記選択ワード線が前記非保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを非活性状態とするバンク制御手段とを備えて構成される。
このような構成を備えた本発明によれば、通常動作時に全てのバンクにそれぞれ付随するキャッシュメモリにデータが保持された状態でセルフリフレッシュ期間に移行すると、所定間隔で出力されるリフレッシュ対象のロウアドレスが参照され、各バンクの保持領域に対してリフレッシュが実行される一方、各バンクの非保持領域に対するリフレッシュは実行されない。この場合、データを保持すべきバンク数を限定するのではなく、各バンクに共通に含まれる保持領域を限定するように設定される。そのため、全てのバンクの保持領域に含まれるデータがキャッシュメモリに保持される場合、セルフリフレッシュ期間をまたがってキャッシュメモリを利用し続けることができる。従って、利用可能なキャッシュ容量を減少させることなく、PASRによる待機時の消費電流の低減を実現することができる。
本発明の半導体メモリ装置において、前記キャッシュメモリは、前記バンク内の選択ワード線上の各メモリセルのデータを前記複数のビット線を介して増幅する複数のセンスアンプを含むセンスアンプ列であってもよい。
本発明の半導体メモリ装置において、前記設定手段は、前記データ保持容量を前記メモリセルアレイ全体の記憶容量の2分の1(N:1以上M以下の整数)のM段階の記憶容量の中から選択的に設定可能としてもよい。これにより、簡単な構成で所望のデータ保持容量を選択することができる。
本発明の半導体メモリ装置において、前記バンク制御手段は、前記リフレッシュ対象のロウアドレスに含まれるKビットのパターンに基づき、前記保持領域と前記非保持領域を判別するようにしてもよい。
本発明の半導体メモリ装置において、各々の前記バンクは、同一容量の複数のメモリマットに分割され、前記保持領域と前記非保持領域が前記複数のメモリマットのそれぞれに分散配置されるように構成してもよい。
本発明の半導体メモリ装置において、前記ロウアドレスは、前記メモリマットを選択するための第1のビット群と、各々の前記メモリマット内のワード線を選択するための第2のビット群とを含み、前記バンク制御手段は、前記第2のビット群のパターンに基づき前記保持領域と前記非保持領域を判別するようにしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、メモリ集積回路と論理集積回路が同一チップ上に構成された半導体装置であって、前記メモリ集積回路は、複数のワード線と複数のビット線の交点に配置されたメモリセル群を複数のバンクに区分して配置したメモリセルアレイと、前記複数のバンクにそれぞれ付随し、ロウアドレスにより選択されるワード線のデータを保持する複数のキャッシュメモリと、前記複数のバンクのそれぞれにおいて、セルフリフレッシュ期間中にデータを保持する保持領域とデータを保持しない非保持領域とが共通に含まれるように、前記メモリセルアレイ全体のデータ保持容量を設定する設定手段と、セルフリフレッシュ期間中に所定の間隔でリフレッシュ対象のロウアドレスを順次出力し、活性化されたバンクにおいて前記リフレッシュ対象のロウアドレスに対応する選択ワード線に対するリフレッシュを実行するリフレッシュ制御手段と、前記所定の間隔でセルフリフレッシュを実行する際、前記リフレッシュ対象のロウアドレスに基づき、前記選択ワード線が前記保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを活性化するとともに、前記選択ワード線が前記非保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを非活性状態とするバンク制御手段とを備え、前記論理集積回路は、前記メモリ集積回路の通常動作を制御するとともに、前記メモリセルアレイにおける前記セルフリフレッシュの開始及び終了を制御するメモリ制御手段と、少なくとも前記キャッシュメモリに保持されるデータを用いて、所定の機能を実現するための演算を実行する演算手段とを備えて構成される。
本発明の半導体装置において、前記メモリ制御手段は、前記設定手段に対し前記データ保持容量を設定するためのコマンドと、セルフリフレッシュ期間の開始と終了を指令するための各コマンドとを前記メモリ集積回路に送出するように構成してもよい。
上記課題を解決するために、本発明のメモリシステムは、メモリ集積回路と論理集積回路が複数のバンクに区分して配置された主記憶メモリと、前記複数のバンクにそれぞれ付随し、アドレスにより選択される領域のデータを保持する複数のキャッシュメモリと、前記複数のバンクのそれぞれにおいて、セルフリフレッシュ期間中にデータを保持する保持領域とデータを保持しない非保持領域とが共通に含まれるように、前記主記憶メモリ全体のデータ保持容量を設定する設定手段と、セルフリフレッシュ要求を受けたとき前記主記憶メモリに対するセルフリフレッシュの実行を制御するコマンドデコーダと、セルフリフレッシュ期間中にリフレッシュ対象のアドレスを順次出力し、活性化されたバンクにおいて前記リフレッシュ対象のアドレスに対応する選択領域に対するリフレッシュを実行するリフレッシュ制御手段と、前記セルフリフレッシュを実行する際、前記リフレッシュ対象のアドレスに基づき、前記選択領域が前記保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを活性化するとともに、前記選択領域が前記非保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを非活性状態とするバンク制御手段とを備えて構成される。
本発明のメモリシステムにおいて、前記主記憶メモリに対する通常動作を指令するとともに、前記主記憶メモリに対する前記セルフリフレッシュの開始及び終了を指令するメモリ制御手段をさらに備えていてもよい。
上記課題を解決するために、本発明のリフレッシュ制御方法は、それぞれキャッシュメモリが付随する複数のバンクに区分されたメモリセルアレイに対するリフレッシュ制御方法であって、前記複数のバンクのそれぞれにおいて、セルフリフレッシュ期間中にデータを保持する保持領域とデータを保持しない非保持領域とが共通に含まれるように、前記メモリセルアレイ全体のデータ保持容量を設定するステップと、セルフリフレッシュ期間の開始を指令するステップと、前記セルフリフレッシュ期間中に所定の間隔でリフレッシュ対象のロウアドレスを順次出力するステップと、前記リフレッシュ対象のロウアドレスに基づき、選択ワード線が前記保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを活性化するとともに、前記選択ワード線が前記非保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを非活性状態とするステップと、活性化された前記複数のバンクにおいて前記リフレッシュ対象のロウアドレスに対応する前記選択ワード線に対するリフレッシュを実行するステップと、前記セルフリフレッシュ期間の終了を指令するステップと、を含んでいる。
本発明のリフレッシュ制御方法において、前記セルフリフレッシュ期間に、同一のロウアドレスに対応する選択ワード線が前記複数のバンクの前記保持領域に含まれる場合、前記複数のバンクを同時に活性化してリフレッシュを実行してもよい。
本発明によれば、半導体メモリ装置のセルフリフレッシュ期間において、リフレッシュ対象のロウアドレスに基づいて、複数のバンクに共通に設定される保持領域のみを対象としてリフレッシュを実行することができる。よって、各バンクの保持領域の一部のデータがそれぞれキャッシュメモリに保持されているとき、PASRに制約されることなくキャッシュメモリを利用できるので、複数のバンクを有する半導体メモリ装置を用いる場合にキャッシュ容量の最大化とPASRによる消費電流の低減を両立することができる。また、本発明の構成及び効果は、半導体メモリ装置に加えて、メモリ集積回路と論理集積回路を有する半導体装置、メモリシステム、リフレッシュ制御方法においても実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態においては、複数のバンクに区分されたメモリセルアレイのセルフリフレッシュを実行する構成を備えたDRAMに対して本発明を適用する場合を説明する。
図1は、本実施形態のDRAMにおける概略の全体構成を示すブロック図である。本実施形態では、全体の記憶容量が512Mビットで4バンク構成のDRAMを例にとって説明する。図1に示すDRAMは、メモリセルアレイ10、ロウ周辺回路11、カラム周辺回路12、ロウアドレスバッファ13、カラムアドレスバッファ14、I/O制御部15、コマンドデコーダ16、設定用レジスタ17、セルフリフレッシュ制御部18、PASR状態制御部19、バンク活性化制御部20を含んで構成される。
メモリセルアレイ10は、4つのバンクA、B、C、Dに区分され、各バンクが同一の記憶容量(128Mビット)と同一の構成を備えている。メモリセルアレイ10は、複数のワード線と複数のビット線の交点に配置された多数のメモリセルを含んでいる。メモリセルアレイ10へのアクセス時は、指定されたバンクを独立にアクセスすることができる。また、各バンクに対し通常動作時のオートリフレッシュと、待機時のセルフリフレッシュを実行することができる。セルフリフレッシュに関しては、PASRに基づき4つのバンクA、B、C、Dの所定領域に対する部分的なリフレッシュを制御することができるが、詳細は後述する。
ロウ周辺回路11は、メモリセルアレイ10の複数のワード線に付随して設けられ、ロウデコーダやワードドライバを含んでいる。カラム周辺回路12は、メモリセルアレイ10の複数のビット線に付随して設けられ、カラムデコーダやセンスアンプ列を含んでいる。ロウ周辺回路11においては、ロウアドレスバッファ13に保持されるロウアドレスに対応するワード線が選択され、カラム周辺回路12においてはカラムアドレスバッファ14に保持されるカラムアドレスに対応するビット線が選択される。選択されたワード線及びビット線に対応するメモリセルのデータは、I/O制御部15により外部との間で入出力される。
コマンドデコーダ16は、入力された外部コマンドを判別して、対応する内部コマンド又は制御信号を生成して各部に送出する。一方、設定用レジスタ17には、コマンドデコーダ16に所定の設定コマンドが入力されたとき、DRAMの各種動作モードを設定するために必要な情報が書き込まれる。また、外部コマンドに付随して入力されたアドレスのうち、ロウアドレスがロウアドレスバッファ13に送られ、カラムアドレスがカラムアドレスバッファ14に送られる。本実施形態においては、14ビットのロウアドレスと8ビットのカラムアドレスに応じてメモリセルが選択されるとともに、2ビットのバンク選択アドレスに応じて4つのバンクA、B、C、Dの中の1つが選択される場合を説明する。
セルフリフレッシュ制御部18は、DRAMの待機時のセルフリフレッシュの動作を制御し、所定の間隔でリフレッシュ対象のワード線のロウアドレスを発生する。PASR状態制御部19は、PASRの設定情報を保持し、セルフリフレッシュ制御部18のロウアドレスに基づき各バンクをリフレッシュ対象とするか否かを選択的に切り替え制御する。バンク活性化制御部20は、PASR状態制御部19の切り替え制御に応じてバンクA、B、C、Dのそれぞれに対しバンクアクティブ信号Aa、Ab、Ac、Adを供給する。これらPASR状態制御部19及びバンク活性化制御部20は、一体的に本発明のバンク制御手段として機能する。なお、これらのセルフリフレッシュ制御部18、PASR状態制御部19、バンク活性化制御部20の具体的な構成及び動作については後述する。
図2は、4バンク構成のメモリセルアレイ10とロウアドレス及びカラムアドレスとの関係を示す図である。メモリセルアレイ10は、所定数のビット線を含む領域ごとにバンクA、B、C、Dに区分される。図2の上部に配置されたバンクAに関し、ロウアドレスの上位3ビットX11、X12、X13と、カラムアドレスの下位1ビットY0と、32ビット分のDQ0〜31との関係が示されている。以下では、バンクAの構成を例にとって説明するが、他のバンクB、C、Dについても同様の構成が前提となる。
図2に示すようにバンクAは、ビット線方向に沿って配置されたロウデコーダ(XDEC)21を挟んで上下に2分割され、X13=0に対応する上側の領域とX13=1に対応する下側の領域が対称的に配置される。また、ワード線方向に沿って配置されたカラムデコーダ(YDEC)22を挟んで左右に2分割され、左側の領域と右側の領域が対称的に配置される。さらに、バンクAの上下左右の各領域をDQ(入出力端子)の4ビット分ごとのグループに細分化して示すとともに、X11、X12、X13、Y0が同一となる4ビット分のDQの2グループを含む単位領域URを示している。
例えば、バンクAの左上隅には、DQ0〜7を含む単位領域URが配置されるとともに、ビット線延伸方向に同様のX11、X12、X13、Y0に対応する4つの単位領域URが配置される。これら4つの単位領域URの中には、32ビットのDQ0〜31が含まれる。そして、バンクAの全体では、全部で16個の単位領域URが配置され、32ビットのDQ0〜31がワード線延伸方向に4系統(32×4)含まれる。このように、本実施形態のDRAMは32ビットの入出力構成を備え、ビット線方向の4つの単位領域URを介して、指定されたアドレスに対応する32ビットのデータを同時に入出力することができる。
図2においては、バンクAの特定のロウアドレスが指定されたときに、活性化される選択ワード線WLを太線で示している。選択ワード線WLは、X13に応じて上側又は下側のいずれかの領域で4本に分かれて活性化されるとともに、Y0に応じて定まる2つの隣接する単位領域URが選択され、選択ワード線WL上の各メモリセルにアクセスすることができる。
図3は、各バンクA〜Dにおける単位領域URの構成を細分化して示す図である。図3に示すように、図2の1つの単位領域URは、さらに32個のメモリマットMに分割される。ビット線延伸方向には16個のメモリマットMが配置され、ワード線延伸方向には2個のメモリマットMが配置されている。各メモリマットMのワード線延伸方向の両端には、サブワードドライバSWDが配置されている。また、各メモリマットMのビット線延伸方向の両端には、センスアンプ列SRが配置されている。図3に示す各々のメモリマットMに対し、ロウアドレスのうちの9ビットX0〜X8により選択されるワード線と、カラムアドレスのうちの7ビットY1〜Y7に応じて選択されるビット線との交点のメモリセルにアクセスすることができる。また、ワード線延伸方向に隣接する2つのメモリマットMのうち、上側のメモリマットMにDQ0、2、4、6が割り当てられ、下側のメモリマットMにDQ1、3、5、7が割り当てられる。
サブワードドライバSWDは、上側又は下側のメモリマットM内に配置されたワード線(サブワード線)を活性化する回路である。図3では、特定のロウアドレスが指定されたとき、対応するサブワードドライバSWDにより、縦方向に隣接する2つのメモリマットMで選択ワード線WLが活性化された状態を示している。一方、センスアンプ列SRは、メモリマットMの複数のビット線を介してデータを増幅する多数のセンスアンプを含んで構成され、両側の2つのメモリマットMに共有されている。図3の配置では、全部で34個のセンスアンプ列SRが含まれ、活性化された選択ワード線WLを含む2つのメモリマットSRに付随する4つのセンスアンプ列SRをハッチングで示している。
本実施形態のDRAMでは、上述のセンスアンプ列SRがキャッシュメモリとして機能する。すなわち、ロウアドレスに基づき特定のバンクの選択ワード線WLを活性化したときにメモリセルから読み出されたデータは、その後もセンスアンプ列SRに保持される。この状態において、カラムアドレスを指定してアクセスすれば、センスアンプ列に保持されたデータを所定のDQを介して外部に読み出すことができる(カラムアクセス)。選択されたメモリマットMに対しては、両側の2つのセンスアンプ列がそれぞれキャッシュメモリとして機能し、カラムアドレスに応じて選択的にデータを読み出すことができる。
1つのバンク全体では、カラムアクセス時に、8ビットのカラムアドレスに基づき32ビットのDQを介してキャッシュメモリのデータを読み出すことができるので、選択されたワード線に対応する1ページ分のデータ容量は、8kビットとなる。一方、本実施形態のDRAMでは、上述のバンク選択アドレスBA0、BA1により選択されたバンクを活性化する場合に加えて、4つのバンクを同時に活性化することを想定している。この場合は、カラムアクセス時に4バンク分のキャッシュメモリのデータ容量は、32kビットとなる。なお、キャッシュメモリのデータ容量(キャッシュ容量)とPASRの動作との関係については後述する。
図4は、上述のキャッシュメモリとしてのセンスアンプ列SRの構成例を示す図である。メモリマットMの両側には2つのセンスアンプ列SR(L)、SR(R)が配置される。ここでは、右側のセンスアンプ列SR(R)について説明するが、左側のセンスアンプ列SR(L)も対称的な構成を有するので、以下の説明は共通する。図4において、メモリマットMには、2本のビット線が相補対をなすビット線ペアを構成し、各々のビット線ペアが両側のセンスアンプ列SR(L)、SR(R)と交互に接続されている。例えば、ビット線ペアBL1B、BL1Tは、右側のセンスアンプ列SR(R)内のセンスアンプSAと接続されている。
センスアンプSAは、メモリセルの蓄積電荷に応じた各々のビット線ペアの微小電位差を増幅する。センスアンプSAの出力側は、1対の選択トランジスタSTを経由して一対のローカルI/O線に接続される。1対の選択トランジスタSTの各ゲートには、ビット線ペアごとに異なる選択制御線YSが印加される。図4の例では、センスアンプ列SR(R)において、ビット線ペアBL1B、BL1Tに対応する選択制御線YS1と、ビット線ペアBL3B、BL3Tに対応する選択制御線YS3が示されている。カラムアドレスに応じて選択制御線YSが活性化されると、1対の選択トランジスタSTがオンとなって、センスアンプSAをローカルI/O線に接続することができる。
次に、本実施形態におけるPASRの設定情報を保持する設定手段としての設定用レジスタ17について説明する。図5は、設定用レジスタ17の具体的な設定例を示す図である。図5に示す設定用レジスタ17は、下位3ビット分がPASRの設定情報に割り当てられ、そのビットパターンに応じてPASRによるデータ保持容量の設定が可能となっている。設定用レジスタ17には、セルフリフレッシュ時にリフレッシュ対象となる保持領域の記憶容量を、全領域(512Mビット)、256Mビット、128Mビット、64Mビット、32Mビットの5通りの中から選択的に設定することができる。図5に示すように、5通りのデータ保持容量と、リフレッシュ対象とされるロウアドレスのビットX5〜X8のパターンの関係を示しているが、具体的な動作については後述する。
次に図6は、本実施形態のDRAMにおけるセルフリフレッシュに関わる要部構成を示すブロック図である。図6においては、図1の全体構成のうちセルフリフレッシュ制御部18、PASR状態制御部19、バンク活性化制御部20の部分を詳細に示している。セルフリフレッシュの開始時/終了時には、コマンドデコーダ16(図1)からセルフリフレッシュ制御部18、PASR状態制御部19、バンク活性化制御部20のそれぞれにPASREntry/Exit信号が送出される。また、設定用レジスタ17から読み出されたPASRの設定情報として、4通りのデータ保持容量(256Mビット/128Mビット/64Mビット/32Mビット)に対応する制御信号がコマンドデコーダ16からPASR状態制御部19に送出される。
セルフリフレッシュ制御部18は、セルフリフレッシュオシレータ30とリフレッシュカウンタ31を含んで構成される。セルフリフレッシュオシレータ30は、DRAMのデータ保持特性に適合する所定の間隔t0の内部クロックを発生する。リフレッシュカウンタ31は、セルフリフレッシュオシレータ30の内部クロックに同期するカウンタであり、そのカウント値に対応するリフレッシュ対象のロウアドレスを順次出力する。図6に示すように、リフレッシュカウンタ31から出力されるロウアドレスのうち4ビットX5、X6、X7、X8は、PASR状態制御部19に入力される。
PASR状態制御部19は、4つのレジスタR0〜R3と、8つのANDゲートA0〜A7と、3つのORゲートO0〜O2を含んで構成される。上述の4通りのデータ保持容量の中で、設定用レジスタ17の設定情報に含まれる1つのデータ保持容量に対応してレジスタR0〜R3のいずれか1つがハイレベルにセットされる。4つのANDゲートA0〜A3は、一端に4つのレジスタR0〜R3の出力が接続され、他端に上述のPASREntry/Exit信号が接続される。よって、ANDゲートA0〜A3のうちの1つは、設定用レジスタ17のデータ保持容量に応じてレジスタR0〜R3のいずれかを介して一端がハイレベルとなり、セルフリフレッシュの開始時にPASREntry/Exit信号により他端がハイレベルとなり、その出力がハイレベルに変化する。
一方、ANDゲートA4には、ANDゲートA0の出力と上述のロウアドレスのビットX8が入力される。ORゲートO0には、ロウアドレスの2ビットX7、X8が入力され、ANDゲートA5には、ANDゲートA1の出力とORゲートO0の出力が入力される。ORゲートO1には、ロウアドレスの3ビットX6〜X8が入力され、ANDゲートA6には、ANDゲートA2の出力とORゲートO1の出力が入力される。ORゲートO2には、ロウアドレスの4ビットX5〜X8が入力され、ANDゲートA7には、ANDゲートA3の出力とORゲートO2の出力が入力される。そして、それぞれのANDゲートA4〜A7からは、この順にバンクA、B、C、Dに対するバンク停止信号Sa、Sb、Sc、Sdが出力される。
バンク活性化制御部20は、バンク選択デコーダ32と、各バンクA〜Dのバンクアクティブ信号発生部33(33a、33b、33c、33d)を含んで構成される。バンク選択デコーダ32には、2ビットのバンク選択アドレスBA0、BA1とPASREntry/Exit信号が入力される。通常動作時は、バンク選択各バンクA〜Dに供給される4本のデコード信号のうち、2ビットのバンク選択アドレスBA0、BA1に応じて選択された1本のデコード信号のみが活性化される。一方、PASREntry/Exit信号に応じて、セルフリフレッシュ期間においては、バンク選択アドレスBA0、BA1に関わらず4本のデコード信号が活性化される。
各バンクA〜Dのバンクアクティブ信号発生部33には、4つのバンク停止信号Sa、Sb、Sc、Sdと、バンク選択デコーダ32からの4本のデコード信号の中の対応する1本がそれぞれ入力され、各バンクA〜Dに供給されるバンクアクティブ信号Aa、Ab、Ac、Adを出力する。例えば、バンクA用のバンクアクティブ信号発生部33aは、入力されるバンク停止信号Sa〜Sdが全て非活性の状態(ローレベル)で、かつ入力されたデコード信号が活性化された状態(ハイレベル)のとき、バンクAに対するバンクアクティブ信号Aaを活性化する。これに対し、バンク停止信号Sa〜Sdのいずれかが活性化された状態(ハイレベル)か、あるいは入力されたデコード信号が非活性の状態(ローレベル)のとき、バンクAに対するバンクアクティブ信号Aaを非活性にする。他のバンクB、C、Dへのバンクアクティブ信号Ab、Ac、Adについても、同様の制御が行われる。
図6の構成において、PASRにより設定されたデータ保持容量に応じた動作を説明する。まず、PASRが全領域に設定されているときは、PASR状態制御部19から出力される4つのバンク停止信号Sa、Sb、Sc、Sdが全て非活性の状態となるので、セルフリフレッシュ時にバンク活性化制御部20から出力される4つのバンクアクティブ信号Aa、Ab、Ac、Adが全て活性化される。これに対し、PASRが一部の領域(256Mビット、128Mビット、64Mビット、32Mビット)に設定されているときは、バンク停止信号Sa、Sb、Sb、Sdが活性化される否かは、ロウアドレスのビットX5〜X8のパターンに依存して定まる。以下、図7〜図9を参照して、PASRのデータ保持容量に応じたセルフリフレッシュの動作について説明する。
図7は、所定のデータ保持容量に対応する保持領域が各バンクに設定されている場合のセルフリフレッシュ期間におけるリフレッシュ動作を示す図である。ここでは、簡単のため、リフレッシュカウンタ31から出力されるロウアドレスの下位9ビットが0からスタートすると仮定する。セルフリフレッシュ開始直後は、ロウアドレスのビットX5〜X8が0であるため、4バンクが同時にバンクアクティブ信号Aa〜Adにより活性化される。これにより、4バンクのそれぞれの保持領域においてロウアドレスが共通の4本のワード線がリフレッシュ対象として選択されリフレッシュが実行される。一方、リフレッシュカウンタ31のカウントアップが進みロウアドレスのビットX5〜X8が変化すると、あるタイミングでバンク停止信号Sa〜Sdのいずれかが活性化される。これにより、4バンクが同時に非活性状態になり、それぞれの非保持領域に対応するワード線のリフレッシュは実行されない。このように、4つのバンクの保持領域に対するリフレッシュを同時に実行する時間帯と、4つのバンクの非保持領域に対するリフレッシュを実行しない時間帯が繰り返される。
図8は、PASRの異なるデータ保持容量ごとに図7のセルフリフレッシュ動作を時間軸で比較した図である。図5の設定用レジスタ17に示す5通りのデータ保持容量として、全領域、256Mビット、128Mビット、64Mビット、32Mビットの順に、それぞれ1つのメモリマットM内でロウアドレスが変化するセルフリフレッシュの時間範囲内で、4バンクが同時に活性化される時間帯(ハッチング部)と、4バンクが非活性となる時間帯(白抜き部)を示している。なお、時間Tmは、ロウアドレスの下位9ビットX0〜X8が一巡して1つのメモリマットM内の全てのワード線が順次リフレッシュされるのに必要な時間を表す。メモリマットM内においてロウアドレスの9ビットX0〜X8により512本のワード線が選択される場合、セルフリフレッシュの間隔t0に対し、時間Tmは、512×t0の関係を満たす。
まず、図8(a)に示すように、データ保持容量が全領域に設定されている場合は、セルフリフレッシュ期間の全ての時間帯で4バンクが同時に活性化されてリフレッシュが実行される。一方、図8(b)に示すように、データ保持容量が256Mビットに設定されている場合、Tm/2の時間だけ4バンクが同時に活性化されてリフレッシュが実行され、残りのTm/2の時間は4バンクが非活性となる。同様に、図8(c)、(d)、(e)に示すように、データ保持容量の設定が128Mビット、64Mビット、32Mビットと小さくなるに従って、4バンクが同時に活性化されてリフレッシュが実行される時間が順にTm/4、Tm/8、Tm/16と短くなり、4バンクが非活性となる時間が相対的に長くなる。
次に図9は、PASRの異なるデータ保持容量ごとのメモリマットMの構成に着目して比較した図である。図8と同様の5通りのデータ保持容量に対し、セルフリフレッシュ期間中にメモリマットM内でデータが保持される保持領域(ハッチング部)と、データが保持されない非保持領域(白抜き部)をそれぞれ示している。図9の例では、マットM内で縦方向に延伸される各ワード線が左側から右側にかけてロウアドレスが増加する場合を想定する。メモリマットM内の512本のワード線のうち、保持領域に含まれるワード線数をデータ保持容量ごとに示している。なお、データ保持容量の設定が同様である限り、4バンクの全てのメモリマットMにおける保持領域と非保持領域の構成は共通となる。
図9(a)に示すように、データ保持容量が全領域に設定されている場合は、512本のワード線を含むメモリマットMの全体が保持領域となる。一方、図9(b)に示すように、データ保持領域が256Mビットに設定されている場合、ビットX8が0から1になる位置を境界として、保持領域と非保持領域のワード線数はともに256本となる。同様に、図9(c)〜(e)に示すように、データ保持容量が128Mビット、64Mビット、32Mビットと限定されるに従って、ビットX5〜X8のパターンに応じて保持領域が小さくなり、保持領域のワード線数が順に128本、64本、32本と減少していく。保持領域と非保持領域に違いは、ロウアドレスに基づき判別できるので、セルフリフレッシュ期間にまたがって保持すべきデータを保持領域に記憶し、セルフリフレッシュ期間に破壊されてもよいデータを非保持領域に記憶するように制御する必要がある。また、保持領域の記憶されたデータのうちキャッシュメモリに保持されている1ページ分のデータは、セルフリフレッシュ期間をまたがっても有効に利用できる。
次に、本実施形態のPASRを採用する場合の効果について図10を用いて説明する。図10(a)は、本実施形態で述べた仕様を有するDRAMに関し、PASRのデータ保持容量に対応して待機時の消費電流とカラムアクセス時のキャッシュ容量を表に示している。また、図10(b)は、従来のバンクごとのPASRを採用したDRAMに関し、記憶容量やバンク構成が本実施形態のDRAMと同様であるとして、図10(a)に対する比較例として示している。
図10(a)に示すように、DRAMの待機時の消費電流については、データ保持容量に比例して変化し、バンク数に換算したときの容量が同一である限り図10(b)と同様になっている。ただし、従来のPASRではデータ保持容量の下限が1バンクであるのに対し、本実施形態のPASRはバンクによる制約を受けることなくデータ保持容量を縮小でき、その分だけ消費電流を低減することができる。また、カラムアクセス時のキャッシュ容量については、本実施形態のPASRでは4バンク全てがリフレッシュ対象となるので、常に4バンク分のキャッシュ容量である32kビットが保たれる。これに対し、従来のPASRでは、データを保持するバンク数を制限するほど、キャッシュ容量が小さくなっていく。このように、本実施形態のPASRは、キャッシュ容量を犠牲にすることなく、データ保持容量の縮小による消費電流の低減の効果を得られる点で優れている。
以上説明した本発明のPASRは、上述のDRAMに適用する場合に限られることなく、多様な応用例がある。まず、本発明のPASRの概念を一般的なメモリシステムに対して適用する場合について、図11を用いて説明する。図11に示すメモリシステムは、4つのバンクA、B、C、Dに区分されたメモリ回路40と、クロックバッファ41と、コマンドデコーダ42と、セルフリフレッシュコントローラ43を含んでいる。このように構成されるメモリシステムは、本実施形態のDRAMの仕様や半導体チップの構成による制約は受けないが、理解の容易のために記憶容量とバンク構成については既に述べた実施形態と共通である場合を説明する。
各バンクのメモリ回路40は、128Mビットの主記憶メモリと8kビットのキャッシュメモリを備え、14ビットのロウアドレス(X0〜X13)と8ビットのカラムアドレス(Y0〜Y7)に基づきアクセスが制御される。また、各バンクのメモリ回路40の主記憶メモリは、図5のデータ保持容量128Mビットの設定と同等の領域区分により保持領域RHと非保持領域RNに分けられている。よって、保持領域RHの記憶容量は各バンクの4分の1の32Mビットとなり、非保持領域RNの記憶容量は各バンクの4分の3の96Mビットとなる。なお、図11では簡単のため、保持領域RHと非保持領域RNに2分割される例を示しているが、それぞれ細分化された多数の領域から構成されていてもよい。
クロックバッファ41は、入力されるクロックCLK及び反転クロックCLKBに基づき動作タイミングを制御するための内部クロックを発生する。コマンドデコーダ42は、外部から入力される制御信号RASB、CASB、WEB、CKEのパターンによるコマンドを判別し、バンク選択信号BA0、BA1に基づく所定の制御信号を生成する。そして、セルフリフレッシュ時の開始時/終了時には所定のタイミングでコマンドデコーダ42がEntry/Exit信号をセルフリフレッシュコントローラ43に供給する。セルフリフレッシュコントローラ43は、セルフリフレッシュ期間中に各バンクのリフレッシュ動作を制御するとともに、リフレッシュ対象のワード線に対応するロウアドレスを順次各バンクに供給する。
セルフリフレッシュ期間においては、各バンクの主記憶メモリの保持領域RHのみを対象にリフレッシュが実行され、非保持領域RNに対するリフレッシュが実行されない。この点では本実施形態のDRAMと同様であり、セルフリフレッシュに伴う消費電流を低減することができる。通常動作時は、4バンク全てのキャッシュメモリに全部で4ページ分(32kビット)を保持し、外部との間で32ビットのデータをDQを介して入出する。この場合、各キャッシュメモリはセルフリフレッシュ期間をまたがって使用を継続することができる。このように、本発明のPASRをメモリシステムに適用する場合も、キャッシュ容量の最大限の活用とセルフリフレッシュ時の電流低減の両立が可能である。
次に、本発明のPASRの概念を半導体装置としてSOC (System On Chip)に対して適用する場合について、図12を用いて説明する。図12に示すSOCは、本実施形態のDRAMを実現する回路に加えて、DRAMの制御に必要な回路を含む全体のシステムをチップ上に集積したものである。図12に示すSOCは、全体がメモリ集積回路CMと論理集積回路CLに大別される。メモリ集積回路CMの構成については、図11と同様であるので説明を省略する。
論理集積回路CLは、クロックジェネレータ51と、メモリコントローラ52と、ロジック演算回路53を含んでいる。クロックジェネレータ51は、タイミング基準としてのクロックCLK及び反転クロックCLKBを生成し、メモリ集積回路CMのクロックバッファ41に供給する。メモリコントローラ52は、上述のコマンドに対応する制御信号RASB、CASB、WEB、CKEと、ロウアドレス(X0〜X13)及びカラムアドレス(Y0〜Y7)と、バンク選択信号BA0、BA1をそれぞれ発生し、メモリ集積回路CMのコマンドデコーダ42に供給する。ロジック演算回路53は、4バンクの各キャッシュメモリからDQを介して入力された32ビットのデータを用いて、メモリコントローラ52の制御の下で所定の機能を実現する演算を実行する。
図12のSOCにおいて、セルフリフレッシュ期間における動作と、その効果に関しては図11の場合と同様である。この場合、PASRによる消費電流の低減の効果を保ちつつ、キャッシュ容量を最大限に活用することができるので、ロジック演算回路53における演算効率の向上が可能となる。
以上、本実施形態に基づき本発明について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことができる。例えば、メモリセルアレイ10は、4個のバンクに限られことなく任意のバンク数に区分される場合であっても本発明を適用することができる。同様に各々のバンクについても、例えば、メモリマットMに分割される場合の構成を含め、多様な構成に対して本発明を適用することができる。また、PASR状態制御部19やバンク活性化制御部20の構成及び動作についても、本実施形態の構成に限られることなく、多様な構成を採用することができる。
本実施形態のDRAMにおける概略の全体構成を示すブロック図である。 4バンク構成のメモリセルアレイとロウアドレス及びカラムアドレスとの関係を示す図である。 各バンクA〜Dにおける単位領域URの構成を細分化して示す図である。 キャッシュメモリとしてのセンスアンプ列SRの構成例を示す図である。 設定用レジスタの具体的な設定例を示す図である。。 本実施形態のDRAMにおけるセルフリフレッシュに関わる要部構成を示すブロック図である。 所定のデータ保持容量に対応する保持領域が各バンクに設定されている場合のセルフリフレッシュ期間におけるリフレッシュ動作を示す図である。 PASRの異なるデータ保持容量ごとに図7のセルフリフレッシュ動作を時間軸で比較した図である。 PASRの異なるデータ保持容量ごとのメモリマットMの構成に着目して比較した図である。 本実施形態のPASRを採用する場合の効果について説明する図である。 本発明のPASRの概念を一般的なメモリシステムに対して適用する場合について説明する図である。 本発明のPASRの概念を半導体装置としてSOCに対して適用する場合について説明する図である。 従来のPASRの設定例を示す図である。 従来のPASRの制御を実現するためのDRAMの要部構成を示すブロック図である。 従来のPASRのリフレッシュ対象として1バンク(バンクA)が設定される場合のセルフリフレッシュの動作例を示す図である。
符号の説明
10…メモリセルアレイ
11…ロウ周辺回路
12…カラム周辺回路
13…ロウアドレスバッファ
14…カラムアドレスバッファ
15…I/O制御部
16…コマンドデコーダ
17…設定用レジスタ
18…セルフリフレッシュ制御部
19…PASR状態制御部
20…バンク活性化制御部
21…ロウデコーダ
22…カラムデコーダ
30…セルフリフレッシュオシレータ
31…リフレッシュカウンタ
32…バンク選択デコーダ
33…バンクアクティブ信号発生部
41…クロックバッファ
42…コマンドデコーダ
43…セルフリフレッシュコントローラ
51…クロックジェネレータ
52…メモリコントローラ
53…ロジック演算回路
SA…センスアンプ
203〜206…OR回路
M…メモリマット
SWD…サブワードドライバ
SR…センスアンプ列
SA…センスアンプ
ST…選択トランジスタ
R0〜R3…レジスタ
A0〜A7…ANDゲート
O0〜O2…ORゲート

Claims (12)

  1. 複数のワード線と複数のビット線の交点に配置されたメモリセル群を複数のバンクに区分して配置したメモリセルアレイと、
    前記複数のバンクにそれぞれ付随し、ロウアドレスにより選択されるワード線のデータを保持する複数のキャッシュメモリと、
    前記複数のバンクのそれぞれにおいて、セルフリフレッシュ期間中にデータを保持する保持領域とデータを保持しない非保持領域とが共通に含まれるように、前記メモリセルアレイ全体のデータ保持容量を設定する設定手段と、
    セルフリフレッシュ期間中に所定の間隔でリフレッシュ対象のロウアドレスを順次出力し、活性化されたバンクにおいて前記リフレッシュ対象のロウアドレスに対応する選択ワード線に対するリフレッシュを実行するリフレッシュ制御手段と、
    前記所定の間隔でセルフリフレッシュを実行する際、前記リフレッシュ対象のロウアドレスに基づき、前記選択ワード線が前記保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを活性化するとともに、前記選択ワード線が前記非保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを非活性状態とするバンク制御手段と、
    を備えること特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 前記キャッシュメモリは、前記バンク内の選択ワード線上の各メモリセルのデータを前記複数のビット線を介して増幅する複数のセンスアンプを含むセンスアンプ列であることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  3. 前記設定手段は、前記データ保持容量を前記メモリセルアレイ全体の記憶容量の2分の1(N:1以上M以下の整数)のM段階の記憶容量の中から選択的に設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  4. 前記バンク制御手段は、前記リフレッシュ対象のロウアドレスに含まれるKビットのパターンに基づき、前記保持領域と前記非保持領域を判別することを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  5. 各々の前記バンクは、同一容量の複数のメモリマットに分割され、前記保持領域と前記非保持領域が前記複数のメモリマットのそれぞれに分散配置されることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  6. 前記ロウアドレスは、前記メモリマットを選択するための第1のビット群と、各々の前記メモリマット内のワード線を選択するための第2のビット群とを含み、前記バンク制御手段は、前記第2のビット群のパターンに基づき前記保持領域と前記非保持領域を判別することを特徴とする請求項5に記載の半導体メモリ装置。
  7. メモリ集積回路と論理集積回路が同一チップ上に構成された半導体装置であって、
    前記メモリ集積回路は、
    複数のワード線と複数のビット線の交点に配置されたメモリセル群を複数のバンクに区分して配置したメモリセルアレイと、
    前記複数のバンクにそれぞれ付随し、ロウアドレスにより選択されるワード線のデータを保持する複数のキャッシュメモリと、
    前記複数のバンクのそれぞれにおいて、セルフリフレッシュ期間中にデータを保持する保持領域とデータを保持しない非保持領域とが共通に含まれるように、前記メモリセルアレイ全体のデータ保持容量を設定する設定手段と、
    セルフリフレッシュ期間中に所定の間隔でリフレッシュ対象のロウアドレスを順次出力し、活性化されたバンクにおいて前記リフレッシュ対象のロウアドレスに対応する選択ワード線に対するリフレッシュを実行するリフレッシュ制御手段と、
    前記所定の間隔でセルフリフレッシュを実行する際、前記リフレッシュ対象のロウアドレスに基づき、前記選択ワード線が前記保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを活性化するとともに、前記選択ワード線が前記非保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを非活性状態とするバンク制御手段と、
    を備え、
    前記論理集積回路は、
    前記メモリ集積回路の通常動作を制御するとともに、前記メモリセルアレイにおける前記セルフリフレッシュの開始及び終了を制御するメモリ制御手段と、
    少なくとも前記キャッシュメモリに保持されるデータを用いて、所定の機能を実現するための演算を実行する演算手段と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  8. 前記メモリ制御手段は、前記設定手段に対し前記データ保持容量を設定するためのコマンドと、セルフリフレッシュ期間の開始と終了を指令するための各コマンドとを前記メモリ集積回路に送出することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 複数のバンクに区分して配置された主記憶メモリと、
    前記複数のバンクにそれぞれ付随し、アドレスにより選択される領域のデータを保持する複数のキャッシュメモリと、
    前記複数のバンクのそれぞれにおいて、セルフリフレッシュ期間中にデータを保持する保持領域とデータを保持しない非保持領域とが共通に含まれるように、前記主記憶メモリ全体のデータ保持容量を設定する設定手段と、
    セルフリフレッシュ要求を受けたとき前記主記憶メモリに対するセルフリフレッシュの実行を制御するコマンドデコーダと、
    セルフリフレッシュ期間中にリフレッシュ対象のアドレスを順次出力し、活性化されたバンクにおいて前記リフレッシュ対象のアドレスに対応する選択領域に対するリフレッシュを実行するリフレッシュ制御手段と、
    前記セルフリフレッシュを実行する際、前記リフレッシュ対象のアドレスに基づき、前記選択領域が前記保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを活性化するとともに、前記選択領域が前記非保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを非活性状態とするバンク制御手段と、
    を備えるメモリシステム。
  10. 前記主記憶メモリに対する通常動作を指令するとともに、前記主記憶メモリに対する前記セルフリフレッシュの開始及び終了を指令するメモリ制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のメモリシステム。
  11. それぞれキャッシュメモリが付随する複数のバンクに区分されたメモリセルアレイに対するリフレッシュ制御方法であって、
    前記複数のバンクのそれぞれにおいて、セルフリフレッシュ期間中にデータを保持する保持領域とデータを保持しない非保持領域とが共通に含まれるように、前記メモリセルアレイ全体のデータ保持容量を設定するステップと、
    セルフリフレッシュ期間の開始を指令するステップと、
    前記セルフリフレッシュ期間中に所定の間隔でリフレッシュ対象のロウアドレスを順次出力するステップと、
    前記リフレッシュ対象のロウアドレスに基づき、選択ワード線が前記保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを活性化するとともに、前記選択ワード線が前記非保持領域に含まれる場合は前記複数のバンクの全てを非活性状態とするステップと、
    活性化された前記複数のバンクにおいて前記リフレッシュ対象のロウアドレスに対応する前記選択ワード線に対するリフレッシュを実行するステップと、
    前記セルフリフレッシュ期間の終了を指令するステップと、
    を含むこと特徴とするリフレッシュ制御方法。
  12. 前記セルフリフレッシュ期間において、同一のロウアドレスに対応する選択ワード線が前記複数のバンクの前記保持領域に含まれる場合、前記複数のバンクを同時に活性化してリフレッシュが実行されることを特徴とする請求項11に記載のリフレッシュ制御方法。
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