JP2008163698A - 擁壁及び擁壁の構築方法 - Google Patents

擁壁及び擁壁の構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】防護材が表面板に追従して動くのを抑える。
【解決手段】擁壁は、法面8の前方に砕石Rを敷き、該砕石Rの上に、法面8の前方に起立する表面板21と、該表面板21の後方に離間して起立する控板31と、表面板と21控板31とを連結した繋ぎ板26とを含む擁壁用ブロック20を、表面板21どうしが左右に隣接するように複数並べ、左右に連なる2つの表面板21の裏面に、両表面板21の相互間を跨いであてがわれる前面部51と、該前面部51の下端から表面板21と控板31との間の空所41の底面に沿って後方へ延びる底面部52とを備え、そのうちの少なくとも底面部52は砕石Rが突出可能な大きさの網目を備えた網状体である防護材50を設置し、空所41に砕石Rを充填し構築している。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種法面において土砂の崩落を防止する擁壁、及びその構築方法に関する。
この種の擁壁の中には、本発明者が既に開示した図10(a)に示す従来例1の擁壁180(特許文献1)や、図11(a)に示す従来例2の擁壁190(特許文献2)等がある。
従来例1の擁壁180は、法面8の前方に起立する表面板182と、該表面板182の後方に離間して起立する控板184と、表面板182と控板184とを連結した繋ぎ板183とを含む擁壁用ブロック181が、各擁壁用ブロック181の表面板182どうしが左右に隣接するように複数並べられ、表面板182と控板184との間の空所185に、充填材Roが充填されることによって構築されている。
また、従来例2の擁壁190も、従来例1とは形状が異なるが、ブロック191が左右に複数並べられ、空所195に充填物Rsが充填されることによって構築されており、更に、ここでは、左右に連なるブロック191の表面板192どうしの間の縦隙間を閉塞する垂下ネット部197と、上段及び下段に詰まれるブロック191の表面板192どうしの間の横隙間を被覆する被覆ネット部198とを備えた防護材196によって、空所195に充填される充填物Rsを被覆し該充填物Rsの流出を防止している。
特開2004−76343号公報 特開2002−285566号公報
従来例1の擁壁180は、耐震性に優れた強固なものではあるが、それでも、なお、大型の地震が直撃し地盤が動いた場合等には、図10(b)に示すように擁壁用ブロック181がずれ、左右に隣接する表面板182の相互間に隙間gができてしまう場合がある。そして、その際には、その隙間gから充填材Roが流出してしまうといった問題が発生する。
また、従来例2の擁壁190においては、防護材196があるため、同様に地盤が動きブロック191が多少ずれた場合にも、該防護材196によって充填物Rsの流出が防止されることとなるが、それでも、なお、強い振動が長時間続いた際には、該防護材196は、当接するブロック191に追従して振動し、充填物Rsに対して相対移動を繰り返すことによって、図11(b)に示すように、歪んだりせり上がる等してずれ、表面板192どうしの隙間gから充填物Rsが流出してしまうおそれがある。
防護材196がブロック191に追従して振動すると懸念される理由としては、特許文献2に、充填物Rsとして小石以外に現場の土砂が挙げられていること、ネット部197,198の網目の大きさについて記載が無いこと、防護材がコンクリート遮蔽板でもよいとされていること等に照らして、後述する本発明によるようなインタロッキング効果を特に意図していないことが挙げられる。すなわち、防護材196は、垂下ネット部197及び被覆ネット部198の双方とも、専ら自身に当接する充填物Rsを押えることによってその流出を防止することを目的としたものであり、自身が充填物Rsに拘束されることによって、該防護材196をずれ難くすること等は主な目的とはしていないため、各ネット部197,198とも、その両側に充填物Rsが配されている部分はないか少なく、また、例えあったとしても、該ネット部の網目から充填物Rs内の小石等を積極的に突出させることによって、該両側の小石等どうしの噛み合わせで該ネット部を拘束するものではないと考えられる。
そこで、防護材が表面板に追従して動くのを抑えることを目的とする。
(1)本発明の擁壁は、法面の前方に砕石を敷き、該砕石の上に、前記法面の前方に起立する表面板と、該表面板の後方に離間して起立する控板と、前記表面板と前記控板とを連結した繋ぎ板とを含む擁壁用ブロックを、前記表面板どうしが左右に隣接するように複数並べ、左右に連なる2つの前記表面板の裏面に、両表面板の相互間を跨いであてがわれる前面部と、前記前面部の下端から前記表面板と前記控板との間の空所の底面に沿って後方へ延びる底面部とを備え、少なくとも前記底面部は砕石が突出可能な大きさの網目を備えた網状体である防護材を設置し、前記空所に砕石を充填し構築している。
(2)本発明の擁壁の構築方法は、法面の前方に砕石を敷く工程と、該砕石の上に、前記法面の前方に起立する表面板と、該表面板の後方に離間して起立する控板と、前記表面板と前記控板とを連結した繋ぎ板とを含む擁壁用ブロックを、前記表面板どうしが左右に隣接するように複数並べる工程と、左右に連なる2つの前記表面板の裏面に、両表面板の相互間を跨いであてがわれる前面部と、前記前面部の下端から前記表面板と前記控板との間の空所の底面に沿って後方へ延びる底面部とを備え、少なくとも前記底面部は砕石が突出可能な大きさの網目を備えた網状体である防護材を設置する工程と、前記空所に砕石を充填する工程とを含んでいる。
これらの発明(1)又は(2)において、防護材は、前面部と底面部とのみを備えるもののみならず、それらに加え、前面部の右端から後方へ延びる右側面部、前面部の左端から後方へ延びる左側面部、底面部の後端から上方へ延びる後面部、又は、前面部の上端から後方へ延びる天面部、のうちの少なくとも一つ又は複数を備えるものも例示できる。それら各面部の組み合わせの態様を、次の(a)〜(c)に例示する。
(a)防護材は、前面部と底面部に加え、前面部の右端から後方へ延びる右側面部と、前面部の左端から後方へ延びる左側面部とを備え、右側面部及び左側面部は前記網目を備えた網状体であり、右側面部の下端と底面部の右端とが結合し、左側面部の下端と底面部の左端とが結合した態様。
(b)防護材は、前面部と底面部、及び上記(a)の右側面部と左側面部に加え、底面部の後端から上方に延びる後面部を備え、後面部は前記網目を備えた網状体であり、右側面部の後端と底面部の右端とが結合し、且つ左側面部の後端と底面部の左端が結合することによって、上方開口型の箱状に形成された形態。
(c)防護材は、前面部と底面部に加え、前面部の上端から後方へ延びる天面部と、底面部の後端から上方へ延びる後面部とを備え、天面部及び後面部は前記網目を備えた網状体であり、天面部の後端と後面部の上端とが結合することによって、左右に抜けた環状に形成された態様。
なお、防護材は、いずれの前記2つの表面板の相互間にあてがってもよく、よって、該防護材の数は、特に限定されないが、全ての前記表面板の相互間にあてがうことが好ましい。擁壁が全体的により地震に対して強いものになるからである。
また、擁壁は、通常、前記発明(1)又は(2)を上へ複数段積み重ねて実施することにより構築されるが、一段であってもよい。
1.砕石
前記砕石は、特に限定されないが、20〜60mmの大きさのものが好ましい。また、同範囲内のものが混ざっていてもよいが、同範囲内における一種の単粒度砕石、すなわち、2号(40〜60mmの範囲内の大きさの砕石)、3号(30〜40mmの範囲内の大きさの砕石)又は4号(20〜30mmの範囲内の大きさの砕石)のいずれか一種の単粒度砕石とすることが好ましい。このように砕石の粒度を揃えることによって、砕石による底面部の拘束をより安定させることができるからである。
2.防護材
2−1.作用
防護材の各部は、次の作用を奏する。
前面部は、地震が発生して地盤がずれ両表面板の相互間に隙間ができた際にも、該前面部により該隙間を閉塞することができ、それによって砕石の流出を防止する。
底面部は、該底面部の上下に配された砕石どうしが該底面部の網目を通して噛み合うことにより、インターロック効果が確保されるとともに、該底面部が拘束され、それによって、地震の発生時等に表面板が動いた際にも、防護材が表面板に追従して動くのを抑える。
右側面部及び左側面部(上記の態様a)は、各側面部の左右両側に配された砕石どうしの噛み合わせにより、左右から挟み拘束することができる。そのため、左右へのせん断抵抗力等によって表面板が左右に動いた際にも、該防護材はその動きに追従し難い。
右側面部及び左側面部に後面部が加わると(上記の態様b)、該防護材の内側に砕石を充填することで、底面部、右側面部、左側面部及び後面部の4面が砕石の噛み合せにより拘束され、それによって、せん断抵抗が更に増す。
天面部及び後面部(上記の態様c)は、防護材により結合拘束した砕石は強固でその周囲は一体となり、表面板の沈下、地震時の滑動など直下型大規模地震による擁壁の破壊を防止する。
2−2.網状体
上記作用を得るために、防護材の前面部以外の各面部、すなわち、底面部、右側面部、左側面部、後面部及び天面部は、砕石が突出可能な大きさの網目を備えた網状体である必要がある。同網目とすることにより、前記のとおり、各面部の両側に配された砕石どうしが各面部の網目を通して噛み合い、インターロック効果が得られるからである。
数値的に示すならば、網状体の網目の大きさは、砕石(好ましくは前記のとおり一種の単粒度砕石)の平均的な大きさの20〜75%であることが好ましく、20〜60%であることがさらに好ましい。具体的には、前記2号(40〜60mmの範囲内の大きさ)の単粒度砕石である場合は、10〜30mmの網目が好ましく、前記3号(30〜40mmの範囲内の大きさ)の単粒度砕石である場合は、10〜20mmの網目が好ましく、前記4号(20〜30mmの範囲内の大きさ)の単粒度砕石である場合は、5〜15mmの網目が好ましい。この範囲内の大きさの網目であれば、網目に砕石一個の一部がちょうど嵌り易く、それによって、該砕石による拘束力を得易いからである。但し、網目の大きさは、例えば、網目が長方形の場合は短辺の長さで評価でき、それ以外の形の場合は、一つの網目の最も狭いところの間隔で評価できる。
網状体の網目の形状としては、特に限定されないが、三角〜六角程度の多角形、円形、異形、これらの混合等を例示できる。
防護材の前面部については、底面部等と同様の網目を有する網状体でもよいし、それ以外の大きさの網目を有する網状体でもよいし、網状体以外のもの(例えば板状体、柵状体等)でもよい。但し、前面部を底面部等と同様の網目を有する網状体とすることは、前面部も砕石による拘束が期待できることと、防護材の製造が容易になる点で好ましい。
2−3.結合
前面部と底面部との結合は、一つの網状体を曲げてなる一体結合でもよいし、二つの網状体を連結したものでもよいし、網状体以外のものと網状体とを連結したものでもよい。前面部、底面部、右側面部、左側面部、後面部及び天面部のそれぞれの間の結合についても、同様である。
2−4.材質
網状体の材質としては、所定の密度や耐候性を備えたものであれば、天然・人工物を問わず樹脂、金属、繊維、紙、木質等を例示でき、その具体的な形態も、特に限定されない。但し、強度、入手の容易性、コスト等の点で、網状体は上記の網目を選定したジオグリッドであることが好ましい。
2−5.前面部の寸法
前面部の上下の長さは、特に限定されないが、表面板の高さの5割以上であることが好ましく、9割以上であることがより好ましい。短過ぎると、機能しなくなるからである。また、前面部と左右の各表面板との重なり幅は、特に限定されないが、それぞれ100mm以上であることが好ましく、200mm以上であることがより好ましい。重なり幅は長い程、前面部の砕石と表面板の裏面との間に狭持される部分の面積が大きくなり、結合強度が強くなるからである。
2−6.底面部の寸法
底面部の前後への長さは、特に限定されないが、200mm以上であることが好ましく、300mm以上であることがより好ましい。また、底面部の左右方向への長さは、特に限定されないが、400mm以上であることが好ましく、500mm以上であることがより好ましい。底面部は、その面積が大きい程、底面部が砕石によって拘束される面積が大きくなり、砕石への結合強度が強くなるからである。
3.擁壁用ブロック
擁壁用ブロックは、表面板の高さに対し、控板の高さ及び繋ぎ板の後部の高さが約1/2であるものが好ましい。控板の上部の砕石により上下段のインタロッキング効果が高まること等による。
本発明によれば、該防護材の底面部をその上下に配された砕石どうしの噛み合せ(インタロッキング効果)により拘束することによって、地震の発生時等、表面板が動いた際にも、該防護材が表面板に追従して動くのを抑えることができる。
本発明の擁壁は、法面8の前方に砕石Rを敷き、該砕石Rの上に、法面8の前方に起立する表面板21と、該表面板21の後方に離間して起立する控板31と、表面板と21控板31とを連結した繋ぎ板26とを含む擁壁用ブロック20を、表面板21どうしが左右に隣接するように複数並べ、左右に連なる2つの表面板21の裏面に、両表面板21の相互間を跨いであてがわれる前面部51と、該前面部51の下端から表面板21と控板31との間の空所41の底面に沿って後方へ延びる底面部52とを備え、そのうちの少なくとも底面部52は砕石Rが突出可能な大きさの網目を備えた網状体である防護材50を設置し、空所41に砕石Rを充填し構築している。
本実施例1の図1〜図4に示す擁壁は、地面と略水平になった底面7と、該底面7から斜め上方に傾斜した法面8とからなる現場地盤6に設けられている。なお、以下(実施例1〜4)に挙げる寸法は例示であり、適宜変更できる。
擁壁の各擁壁段9は、法面8の前方に敷かれた砕石Rを含む基礎10と、該基礎10の上面に沿って左右に列をなすように複数並べられた擁壁用ブロック20と、左右に連なる2つの擁壁用ブロック20の各相互間に設置された防護材50と、擁壁用ブロック20間の空所41及び擁壁用ブロック20と法面8との間の空隙46に敷き詰められた砕石Rとを含み構成されている。そして、この擁壁段9は、法面8の傾斜に沿って、同様のものが、斜め上方に複数段に渡って積み重ねられている。
砕石Rは、その上下に配される砕石Rと噛み合うことで、擁壁用ブロック20を現場地盤6に固定するためのものであり、30〜40mmの範囲内の大きさの砕石(いわゆる3号の単粒度砕石)が使用されている。
基礎10は、底面7に左右に細長く掘削された溝11と、該溝11に敷き詰められた砕石Rと、該砕石Rを包み込んだ基礎用ネット13とから構成されている。
溝11は、砕石Rを充填するためのもので、前後の幅が、上端部(開口部)で1500〜2000mm、下端部(底部)で1000〜2000mmとなっており、深さが200〜500mmとなっている。
基礎用ネット13は、砕石Rが流出しないように一塊に包み込むためのものであり、ジオグリッドからなる網状体となっている。この基礎用ネット13の網目の大きさは、砕石Rが突出可能な大きさ、よって、該網目を通して砕石Rが噛み合い得る大きさとなっており、詳しくは、該網目の大きさは、砕石Rの平均的な大きさ(約35mm)の約40%にあたる、約14mmとなっている。
擁壁用ブロック20は、法面8の前方に起立する表面板21と、該表面板21の後方に離間して起立する控板31と、表面板21の左右方向中間部と控板31の左右方向中間部とを連結した繋ぎ板26とが、コンクリートで一体的にプレキャストされている。この擁壁用ブロック20の重さは約1300kgであり、各構成要素の形状及び寸法は、次のようになっている。
表面板21は、左右の長さが約2000mm、高さが約1000mm、厚さが約120mmの長方形板であり、その表面には、例えば石垣模様、溝模様等の模様が設けられている。この表面板21は、繋ぎ板26との連結部から突出した突出部22を左右両側に備え、該突出部22の先端の上下両端には凹部23が形成されている。各擁壁用ブロック20は、各表面板21どうしが左右に隣接するように並べられており、各表面板21どうしの相互間には、凹部23によってスリット24が形成されている。
控板31は、左右の長さが約1860mm、高さが約500mm、厚さが約120mmの長方形板である。この控板31の左右両端には、繋ぎ板26との連結部から突出した突出部32が形成されている。
繋ぎ板26は、前後の長さが1000mm、高さが約500mm、厚さが約100mmの一対の板である。但し、この繋ぎ板26の前方(表面板側)には、補強部27が上方に突出形成されており、該前方での高さは、該補強部27によって約900mmに増加されている。
防護材50は、左右に連なる2つの表面板21の相互間に隙間gができた際に該隙間gから砕石Rが流出するのを防止するためのものであり、左右に連なる2つの表面板21の裏面に両表面板21の相互間を跨いであてがわれる前面部51と、該前面部51の下端から屈曲して空所41の底面に沿って後方へ延びる底面部52とから構成されている。この防護材50は、ジオグリッドからなる網状体を曲げて形成されており、その網目の大きさは、基礎用ネット13と同じく、砕石Rが突出可能な大きさ、よって、該網目を通して砕石Rが噛み合い得る大きさとなっており、詳しくは、該網目の大きさは、砕石Rの平均的な大きさ(約35mm)の約40%にあたる、約14mmとなっている。この防護材50は、このように網状であるため、前面部51は、雨水がスリット24から流れ落ちるのを阻害することはなく、また、底面部52は、その上下に配された砕石Rどうしが噛み合うことによって、その間に拘束されることとなる。
防護材50の寸法は、前面部51の上下の長さHが、表面板21の高さと略等しく約1000mmとなっており、前面部51及び底面部52の左右の長さWが約500mmとなっており、底面部52の前後の長さLが約300mmとなっている。なお、この防護材50は、該前面部51の上下の端を表面板21の上下の端に合わせ、且つ前面部51の左右の中心を両表面板21の相互間に合わせて設置されることとなり、よって、前面部51と左右の各表面板21との重なり幅pは、それぞれ約250mmとなる。
なお、空所41は、各擁壁用ブロック20の内側において表面板21と控板31と両繋ぎ板26とに囲まれた中央空所42と、左右に隣り合う2つの擁壁用ブロック20の相互間において両表面板21の突出部22と両控板31の突出部32と2本の繋ぎ板26とに囲まれた側部空所43とから構成されている。
以上に示した擁壁を構築する方法を、基礎の構築→擁護用ブロックの設置→防護材の設置→砕石の充填 の順に以下に詳述する。
(基礎の構築)
底面7に溝11を、左右へ細長く掘削する。そして、その溝11に基礎用ネット13を、その両端が溝11の前後に余るように敷き、基礎用ネット13の上に基礎材としての砕石Rを載せたのち、余らせておいた基礎用ネット13の両端を砕石Rの上に巻いて巻き端とし、該巻き端どうしを締結部材、熱融着部材等により結合し基礎10とする。
(擁壁用ブロックの設置)
図3(a)に示すように、基礎10の上に、擁壁用ブロック20を複数、左右に一列に並べる。このとき、各擁壁用ブロック20の表面板21どうしが隙間なく左右に隣接して連なるようにする。
(防護材の設置)
図3(b)に示すように、左右に連なる2つの表面板21の裏面に、防護材50の前面部51を、両表面板21の相互間を跨ぐようにあてがうと伴に、底面部52を、空所41の底面に沿わせることによって、該防護材50を配置する。このとき、前面部51の縁部分を表面板21の裏面に粘着テープ59で貼り付けることによって、該前面部51を表面板21の裏面に仮止めする。但し、該粘着テープ59による仮止めは充分に弱いものであるため、該擁壁の完成後、地震の発生等によって表面板21が動いた際には、該仮止めは簡単に外れることとなる。
(砕石の充填)
図3(c)に示すように、表面板21と控板31との間の空所41及び控板31と法面8との間の空隙46に、砕石Rを充填し、擁壁用ブロック20を現場地盤6に固定する。このとき、防護材50の前面部51は、充填された砕石Rからの圧力によって、表面板21の裏面に押圧され該裏面に摩擦で結合することとなる。また、それに加えて、該防護材50の底面部52は、その下方に配されていた砕石Rと該充填された砕石Rとが、該底面部52の網目から突出して互いに噛み合うことによって、それら砕石Rの相互間に拘束されることとなる。なお、このように、防護材50の前面部51と表面板21の裏面とは摩擦によって結合するため、該砕石Rを充填した後に、該前面部51を該裏面に仮止めした粘着テープ59が剥がれたとしても特に問題はない。
このようにして構築した最下段の擁壁段9の斜め上方に、上段の擁壁段9を上記と同様に構築し、その繰り返しで擁壁段9を法面8に沿って斜め上方に積み重ねていくことにより、擁壁段9を複数段に渡って構築する。但し、該最下段よりも上段に位置する擁壁段9の構築過程においては、基礎10を構築することはなく、その過程では、基礎10の上に擁壁用ブロック20を並べる代わりに、その擁壁段9の下段に位置する擁壁段9の一部として充填された砕石Rの上に、該擁壁用ブロック20を並べることとなる。
以上のように擁壁を構築した現場地盤6が、地震の発生等により振動した後、該地盤の一部がずれた際の様子を以下に説明する。まず、該地震が発生し該現場地盤6が振動した際には、防護材50は、その前面部51と表面板21との間の摩擦で該表面板21に追従して動こうとするが、該防護材50の底面部52は砕石Rによって拘束されているため、該表面板21に追従して大きく動くことはなく、よって、砕石Rに対して相対移動し難いため、該防護材50は、歪んだりせり上がる等してずれることが起こり難い。そのため、地震が発生した後には、表面板21の一部が移動し、図4(b)に示すように、隣り合う表面板21どうしの相互間に隙間gができてしまうこともあるが、その際にも、該ずれることなく留まった防護材50の前面部51によって砕石Rの流出を防止することができる。
なお、このとき、該移動した表面板21と前面部50との相対位置は当然ずれることとなるが、この両者は、砕石Rの押圧力による両者間の摩擦によって結合しているため、該表面板21の裏面と該前面部51との重なり幅が残っている限り、該重なり幅に応じた強度分だけ両者の結合は維持されることとなる。そして、本実施例1では、初期状体での重なり幅pを250mmと充分大きく確保しているため、該相対位置が多少ずれたとしても該結合の強度が極度に小さくなってしまうことはない。そのため、前面部51は、砕石Rの内圧に耐え切れず表面板21の裏面から剥がれ隙間gから流れ落ちてしまうといったことはない。
本実施例2は、実施例1と略同様であるが、図5に示す防護材70のみが、実施例1のものと相違している。すなわち、本実施例2の防護材70は、実施例1と同様に、左右に連なる2つの表面板21の裏面に両表面板21の相互間を跨いであてがわれる前面部71と、前面部71の下端から屈曲して空所41の底面に沿って後方へ延びる底面部72とを備えているのに加え、該前面部71の右端から屈曲して後方へ延びる右側面部73と、前面部71の左端から屈曲して後方へ延びる左側面部74とを備えている。そして、右側面部73の下端と底面部72の右端とが結合し、左側面部74の下端と底面部72の左端とが結合している。なお、この防護材70の各面部は、実施例1の防護材50の各面部と同じジオグリッドからなる網状体となっている。
この防護材70の寸法は、前面部71並びに右側面部73及び左側面部74の上下の長さH2が、略等しく約980mmとなっており、前面部71及び底面部72の左右の長さW2が、約500mmとなっており、底面部72の前後の長さL2が、約500mmとなっている。また、右側面部73及び左側面部74の前後の長さLsが、約300mmとなっている。
本実施例2によれば、右側面部73及び左側面部74を、各側面部の左右両側に配された砕石Rどうしの噛み合わせにより、左右から挟み拘束することができる。そのため、左右へのせん断抵抗力等によって表面板21が左右に動いた際にも、該防護材70はその動きに追従し難い。
本実施例3は、実施例1,2と略同様であるが、図6に示す防護材80のみが、実施例1,2のものと相違している。すなわち、本実施例3の防護材80は、実施例2と同様に、左右に連なる2つの表面板21の裏面に両表面板21の相互間を跨いであてがわれる前面部81と、前面部81の下端から屈曲して空所41の底面に沿って後方へ延びる底面部82と、該前面部81の右端から屈曲して後方へ延びる右側面部83と、前面部81の左端から屈曲して後方へ延びる左側面部84とを備えているのに加え、底面部82の後端から屈曲して上方に延びる後面部85を備えている。そして、実施例2と同様に、右側面部83の下端と底面部82の右端とが結合し、左側面部84の下端と底面部82の左端とが結合しているのに加え、右側面部83の後端と底面部82の右端とが結合し、且つ左側面部84の後端と底面部82の左端が結合することによって上方開口型の箱状に形成されている。なお、この防護材80の各面部は、実施例1の防護材50の各面部と同じジオグリッドからなる網状体となっている。
この防護材80の寸法は、前面部81、右側面部83、左側面部84及び後面部85の上下の長さH3が、略等しく約980mmとなっており、前面部81、底面部82及び後面部85の左右の長さW3が、略等しく約500mmとなっており、底面部82、右側面部83及び左側面部84の前後の長さL3が、略等しく約400mmとなっている。
本実施例3によれば、上方開口型の箱状に形成された防護材80の内側に砕石Rを充填することで、底面部82、右側面部83、左側面部84及び後面部85の4面が砕石Rの噛み合せにより拘束され、それによって、せん断抵抗が実施例1,2に比べて更に増す。また、該箱状になることによって自立した該防護材80は砕石Rを保持する。
本実施例4は、実施例1〜3と略同様であるが、図7に示す防護材90のみが、実施例1〜3のものと相違している。すなわち、本変更例4の防護材90は、実施例1と同様に、左右に連なる2つの表面板21の裏面に両表面板21の相互間を跨いであてがわれる前面部91と、前面部91の下端から屈曲して空所41の底面に沿って後方へ延びる底面部72とを備えているのに加え、底面部92の後端から屈曲して上方に延びる後面部95と、前面部91の上端から屈曲して後方に延びる前側天面部97と、後面部95の上端から屈曲して前方に延びる後側天面部98とを備え、前側天面部97と後側天面部98とが重複した部分が金具100で連結されることによって環状に形成されている。そのため、砕石Rを充填する際には、該金具100による連結を外し前後両側97,98からなる天面部96を開くことによって、上方から砕石Rを充填することもできる。なお、この防護材90の各面部は、実施例1の防護材50の各面部と同じジオグリッドからなる網状体となっている。
この防護材90の寸法は、前面部91及び後面部95の上下の長さH4が、略等しく約990mmとなっており、前面部91、底面部92、後面部95及び天面部96の左右の長さW4が、略等しく約990mmとなっており、底面部92及び天面部96の前後の長さL4が、略等しく約990mmとなっている。また、詳しくは、前側天面部97の前後の長さLfは、約700mmとなっており、後側天面部98の前後の長さLrは、約400mmとなっており、よって、これら前側天面部97と後側天面部98とが重複した部分99の前後の長さLoは、約110mmとなっている。
本実施例4によれば、環状の防護材90により結合拘束した砕石Rは強固でその周囲は一体となり表面板21の沈下、地震時の滑動など直下型大規模地震による擁壁の破壊を防止する。
なお、本発明は上記実施例1〜4に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもでき、例えば、実施例1において、防護材50の前面部51を表面板21の裏面に粘着テープ59で貼り付ける代わりに、表面板21にアンカーを設け該アンカーに該前面部51を係止することによって、該前面部51を該裏面に仮止めするようにしてもよい。そのアンカーの具体例としては、次の(i)(ii)に示すもの等が挙げられる。
(i)自身に防護材50の前面部51の網目が引っ掛けられる形態のアンカー。
該アンカーの具体的な形状としては、特に限定されないが、棒状、又は図9(a)に示すアンカー101のように、ループ状のものが表面板の裏面からその法線方向へ突出したのち上方向へ屈曲して延びたものや、図9(b)に示すアンカー102のように、先端部分が傘状に広がったものが表面板の裏面からその法線方向へ突出したものが例として挙げられる。但し、それらのアンカーにおいては、表面板21が地震等により動いた際には、該前面部51の係止がすぐに外れるものであることが好ましい。上記防護材50を表面板21に追従させ難くする効果を弱めないためである。
(ii)自身と表面板21の裏面との間に、前面部51の左右又は上の縁及びその周辺を挟み込む形態のアンカー。
該アンカーの具体的な形状としては、特に限定されないが、棒状、又は図9(c)に示すアンカー103のように、ループ状のものが、該挟み込む縁より外側における表面板の裏面からその法線方向へ突出したのち、該縁側へ屈曲して該縁より内側へ延びたものが例として挙げられる。このような形態であれば、両表面板21が互いに左右へ離れる方向に動いた際にも、該アンカーによって前面部51が引きずられることはない。
本発明の実施例1の擁壁を示す斜視図である。 同実施例1の擁壁を示す断面図である。 同実施例1の(a)(b)(c)は擁壁を構築する際の様子を示す斜視図、(d)は防護材を示す斜視図である。 同実施例1の(a)は擁壁を示す斜視図、(b)は地盤が動いた際の擁壁の様子を示す斜視図である。 実施例2の(a)は擁壁を構築する際の様子を示す斜視図、(b)は防護材を示す斜視図である。 実施例3の(a)は擁壁を構築する際の様子を示す斜視図、(b)は防護材を示す斜視図である。 実施例4の擁壁を構築する際の様子を示す斜視図である。 同実施例4の防護材を示す斜視図である。 仮止め手段としてのアンカーを示す斜視図である。 従来例1の(a)は擁壁を示す斜視図、(b)は地盤が動いた際のその擁壁の様子を示す斜視図である。 従来例2の(a)は擁壁を示す斜視図、(b)は地盤が動いた際のその擁壁の様子を示す斜視図である。
符号の説明
8 法面
9 擁壁
20 擁壁用ブロック
21 表面板
26 繋ぎ板
31 控板
41 空所
50 防護材
51 前面部
52 底面部
R 砕石

Claims (8)

  1. 法面の前方に砕石を敷き、
    該砕石の上に、前記法面の前方に起立する表面板と、該表面板の後方に離間して起立する控板と、前記表面板と前記控板とを連結した繋ぎ板とを含む擁壁用ブロックを、前記表面板どうしが左右に隣接するように複数並べ、
    左右に連なる2つの前記表面板の裏面に、両表面板の相互間を跨いであてがわれる前面部と、前記前面部の下端から前記表面板と前記控板との間の空所の底面に沿って後方へ延びる底面部とを備え、少なくとも前記底面部は砕石が突出可能な大きさの網目を備えた網状体である防護材を設置し、
    前記空所に砕石を充填し構築した擁壁。
  2. 前記防護材は、前記前面部の右端から後方へ延びる右側面部と、前記前面部の左端から後方へ延びる左側面部とを備え、前記右側面部及び前記左側面部は前記網目を備えた網状体であり、前記右側面部の下端と前記底面部の右端とが結合し、前記左側面部の下端と前記底面部の左端とが結合した請求項1記載の擁壁。
  3. 前記防護材は、前記底面部の後端から上方に延びる後面部を備え、前記後面部は前記網目を備えた網状体であり、前記右側面部の後端と前記底面部の右端とが結合し、且つ前記左側面部の後端と前記底面部の左端が結合することによって、上方開口型の箱状に形成された請求項2記載の擁壁。
  4. 前記防護材は、前記前面部の上端から後方へ延びる天面部と、前記底面部の後端から上方へ延びる後面部とを備え、前記天面部及び前記後面部は前記網目を備えた網状体であり、前記天面部の後端と前記後面部の上端とが結合することによって、左右に抜けた環状に形成された請求項1記載の擁壁。
  5. 法面の前方に砕石を敷く工程と、
    該砕石の上に、前記法面の前方に起立する表面板と、該表面板の後方に離間して起立する控板と、前記表面板と前記控板とを連結した繋ぎ板とを含む擁壁用ブロックを、前記表面板どうしが左右に隣接するように複数並べる工程と、
    左右に連なる2つの前記表面板の裏面に、両表面板の相互間を跨いであてがわれる前面部と、前記前面部の下端から前記表面板と前記控板との間の空所の底面に沿って後方へ延びる底面部とを備え、少なくとも前記底面部は砕石が突出可能な大きさの網目を備えた網状体である防護材を設置する工程と、
    前記空所に砕石を充填する工程とを含む擁壁の構築方法。
  6. 前記防護材は、前記前面部の右端から後方へ延びる右側面部と、前記前面部の左端から後方へ延びる左側面部とを備え、前記右側面部及び前記左側面部は前記網目を備えた網状体であり、前記右側面部の下端と前記底面部の右端とが結合し、前記左側面部の下端と前記底面部の左端とが結合した請求項5記載の擁壁の構築方法。
  7. 前記防護材は、前記底面部の後端から上方に延びる後面部を備え、前記後面部は前記網目を備えた網状体であり、前記右側面部の後端と前記底面部の右端とが結合し、且つ前記左側面部の後端と前記底面部の左端が結合することによって、上方開口型の箱状に形成された請求項6記載の擁壁の構築方法。
  8. 前記防護材は、前記前面部の上端から後方へ延びる天面部と、前記底面部の後端から上方へ延びる後面部とを備え、前記天面部及び前記後面部は前記網目を備えた網状体であり、前記天面部の後端と前記後面部の上端とが結合することによって、左右に抜けた環状に形成された請求項5記載の擁壁の構築方法。
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