JP2008162444A - 車載部品取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業スペースが狭くても、容易に車載部品取り付けが出来る車載部品取り付け構造を提供する。
【解決手段】車載部品取り付け構造であって、取付部材23には、車体側基板20に突設された取り付け軸21に嵌挿される貫通穴22と、締結部材31が貫通される締結穴28と、貫通穴22より所定量離れ車載部品が取り付けられる取り付け位置Q1と、貫通穴より所定量離れた端縁より突設されるストッパ部材24とを形成し、車体側基板20には、取付部材23が取り付け軸回りに揺動する際にストッパ部材24が係止される係止部Cと、係止部Cにストッパ部材が係止された際に取付部材の締結穴28と対向し同締結穴に貫通された締結部材31が螺着されるねじ穴44とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンルーム内の車体側基板に車載部品を締結する車載部品取り付け作業を容易化できる車載部品取り付け構造に関するものである。
エンジンルーム内に装着される車載部品であるホーンは音波の外部への伝播が容易に成されるようにホーン周辺に大きな空間が確保できる比較的前方、あるいは上部に配設される。この常用のホーンの取り付け構造の一例を図7に示した。
ここで、エンジンルーム100内の車体基部110に固着された取り付けブラケット120にホーン130を支持する取り付け部材140がボルト150によって締結されている。この場合、取り付けブラケット120は比較的高位置に配備され、そこに取り付け部材140を締結するボルト150は比較的作業性よく締結処理できる。
ところで、常用のホーンに対し、別途、盗難防止ホーンをエンジンルームに配備し、盗難検知指令を受けた際に、この盗難防止ホーンを駆動させ、盗難防止を図ることが行われている。
この盗難防止ホーンは機能上、外部からの第3者による攻撃を受けて不作動状態に陥ることがないよう、容易には手の入りにくい位置に装着される。
例えば、これらの場所は、ストラットハウスの後ろ側等、の位置が有効である。しかし、ホーンの取り付け作業時においては、ホーンを片手で持ち、もう一方の手で工具を操作し、締結作業等を行う必要があり、所定量の作業スペースが必要となる。
なお、車載部品の取り付け構造の技術の一例が特開2003−127825号公報(特許文献1)に開示される。ここでは、シートベルトアンカープレートとシートブラケットを重ね、両者を車体基部に締結するに当たり、一つの爪が2つの部品の回り止め機能を発揮するようにして加工工数の削減、小型化を実現できるとしている。
特開2003−127825号公報
ところで、常用の車載部品の場合、作業スペースの確保は比較的容易である。しかし、盗難防止ホーンのように、第3者の攻撃を受けることのない部位に装着する必要のあるものにおいては、作業スペースの確保は容易ではない。特に、耐攻撃性の要件を満たす狭い場所でも、盗難防止ホーンのような車載部品の取り付けが容易に出来るという、両要望を満たすことは困難となっている。なお、引用文献1の技術も十分な対策とはなってなく、改善が望まれている。
本発明は、上述の各問題点に着目してなされたもので、作業スペースが狭くても、容易に車載部品取り付けが出来る車載部品取り付け構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本願請求項1の発明は、車体側基板に取付部材を介して車載部品を取り付ける車載部品取り付け構造であって、前記取付部材には、車体側基板に突設された取り付け軸に嵌挿される貫通穴と、締結部材が貫通される締結穴と、前記貫通穴より所定量離れ車載部品が取り付けられる取り付け位置と、前記貫通穴より所定量離れた端縁より突設されるストッパ部材と、を形成し、前記車体側基板には、前記取付部材が前記取り付け軸回りに揺動する際に前記ストッパ部材が係止される係止部と、前記係止部に前記ストッパ部材が係止された際に前記取付部材の締結穴と対向し同締結穴に貫通された締結部材が螺着されるねじ穴と、を備えることを特徴とする。
本願請求項2の発明は、請求項1記載の車載部品取り付け構造において、前記ストッパ部材は前記車体側基板に形成される係止部に突入する方向に屈曲された屈曲部と同屈曲部先端より折り返されて延びる延出片部が形成され、前記係止部は、前記ストッパ部材が差し込まれた上で前記取付部材が前記取り付け軸回りに所定量揺動する際に前記屈曲部の差込揺動を可能とするかぎ型穴と、前記延出片部に当接して前記ストッパ部材と前記係止部との係止状態を保持する係止突部と、が形成されたことを特徴とする。
本願請求項3の発明は、請求項1記載の車載部品取り付け構造において、前記ストッパ部材は直状片に形成され、前記車体側基板に形成される係止部は、前記取り付け軸回りに所定量揺動してくる前記ストッパ部材を受け入れる開口部と、前記直状片に当接して前記開口部内に達した前記ストッパ部材と前記係止部との係止状態を保持する膨出状突部と、が形成されたことを特徴とする。
本願請求項4の発明は、請求項1,2又は3記載の車載部品取り付け構造において、車体側基板と取付部材との取り付け面は所定量傾斜する上向き面であることを特徴とする。
本願請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の車載部品取り付け構造において、前記締結穴に通される締結部材はアースボルトであることを特徴とする。
請求項1記載の車載部品取り付け構造によれば、取付部材がその貫通穴を車体側基板に突設された取り付け軸に嵌挿することで、車載部品の重量によって取付部材が取り付け軸回りに揺動変位する習性を保持するので、係止部にストッパ部材が係止された際に取付部材が車体側基板上に仮止め状態に保持される。その上で、取付部材上の締結穴に通された締結部材がねじ穴に容易に螺着され、車載部品を支持する取付部材を車体側基板に容易に締結できる。
請求項2記載の車載部品取り付け構造によれば、車載部品の重量によって取付部材が取り付け軸回りに揺動変位する習性を保持するので、かぎ型穴に差し込まれたストッパ部材が、かぎ型穴の最深部に移動習性を有すると共に延出片部が係止突部に係止されるとともに、係止突部でその係止状態の抜け防止をするので、取付部材が車体側基板上に仮止め状態に保持され、その上で、車載部品を支持する取付部材を車体側基板に容易に締結できる。
請求項3記載の車載部品取り付け構造によれば、車載部品の重量によって取付部材が取り付け軸回りに揺動変位する習性を保持するので、ストッパ部材を開口部内に容易に進入させるだけ係止状態の抜け防止も行うことができ、取付部材が車体側基板上に仮止め状態に保持され、その上で、車載部品を支持する取付部材を車体側基板に容易に締結できる。
請求項4記載の車載部品取り付け構造によれば、取り付け面が所定量傾斜することで、車載部品の重量によって取付部材が取り付け軸回りに容易に揺動変位する習性を保持でき、取付部材が取り付け面上に容易に仮止め状態に保持される。
請求項5記載の車載部品取り付け構造によれば、締結穴に通される締結部材はアースボルトであるので、アースボルトが締結穴に螺着されることで、車載部品を支持する取付部材を取り付け面に容易に締結できると共に、車載部品、取付部材、車体側基板間の通電性が確保され、車載部品駆動が安定する。
図1にはこの発明の適用された車載部品取り付け構造の1実施形態としてのホーン取り付け構造を搭載する車両の前部のエンジンルームERを示した。
尚、図1において、車幅方向をYとし、車両前後方向をXとした。
この車両のエンジンルームERはその底部に前後方向Xに延びる左右のサイドメンバー1を並列配備し、その前端側を前クロスメンバ2で相互に連結し、その後方にエンジンサポートメンバ3を車幅方向Yに配備する。更に、前クロスメンバ2の上方には前向きの縦壁部材であるランプサポート4が配備され、同ランプサポート4の上端には車幅方向Yに長いアッパーバー401が取り付けられている。
左右のサイドメンバー1には同部に下端が溶着され、それより上方に左右のフェンダカバーインナ5が延出形成される。左右のフェンダカバーインナ5はその前端がランプサポート4及びアッパーバー401によって相互に連結され、後端がダッシュボード6の前壁面にそれぞれ溶着され、中間部位には縦方向に長く突出するストラットハウス7が一体的にそれぞれ取り付けられている。
このように左右のフェンダカバーインナ5と前後のランプサポート4及びダッシュボード6によってエンジンルームERの前後左右の側壁面が形成され、その上方開口は不図示のエンジンフードで開閉される。なお、ランプサポート4の前部はラジエーターグリル8で覆われ、左右のフェンダカバーインナ5の外側は左右のフェンダ9で覆われている。
このようなエンジンルームERの中央には横置きでエンジン10が配備され、その前方に冷却水放熱用とエアコン冷媒の放熱用の各ラジエーター11w、11aが配備される。エンジン10にはエアクリーナ12を含む不図示の給気管系や排気管系の配管が接続され、しかも、エンジン10の周囲には冷却水循環系のウオッシャータンク13や不図示の配管類が配備され、エアコンの冷媒循環系のコンデンスタンク14や不図示のパイプ類が配備され、バッテリ15やヒューズボックス16を含む電気配線類が配備される。
更に、ダッシュボード6側にはブレーキマスタバック17及びそれに接続される不図示のブレーキ配管系も配設されている。
このようにエンジンルームERは多種の部材が装着され、その一部の空間、即ち、前後がストラットハウス7とダッシュボード6により、左右がフェンダカバーインナ5とブレーキマスタバック17とにより覆われたホーン取り付け空間HEに本発明の適用されたホーン取り付け構造が装着されている。
ここで、図2,3に示すように、ホーン取り付け構造はフェンダカバーインナ5に溶着されるホーンブラケット20と、ホーンブラケット20の取り付け面F1に突設された取り付け軸21と、取り付け軸21に嵌挿される貫通穴22が形成された取付部材23と、ホーンブラケット20に形成され取付部材23が取り付け軸21回りに揺動する際に取付部材23側の搖動端より突出するストッパ部材24が係止される係止部Cと、ホーンブラケット20に形成されるねじ穴44とを備える。
ホーンブラケット20は、フェンダカバーインナ5に基端部201が溶着されることで車体側基板を成す。この基端部201の上端より屈曲して取り付け部202がホーン取り付け空間HEに突設される。この取り付け部202には上向き傾斜面である取り付け面F1が形成され、全体は略かぎ型ブラケットの構造を採る。
ここで、取り付け面F1は所定量傾斜する上向き面として形成される。このような取り付け面F1に取り付け軸21が突設される。
図4に示すように、取り付け軸21は直状ピン部材(ボルトねじ軸であっても良い)であり、取り付け面F1に対して略垂直に所定の突き出し量tだけ突き出している。ここで、取り付け軸21の突き出し量tは比較的長く設定され、これによって取付部材23の貫通穴22が取り付け軸21に係合された際に、その傾向き状態に関係なく離脱しないよう比較的長く形成される。
図2に示すように、取付部材23は取り付け面F1に重なる主部231と、同主部231の一端より斜めに屈曲された屈曲傾斜部232と、同屈曲傾斜部232の裏面(斜め下面)に重合され溶着あるいは不図示のボルトで締結された上で斜め上方に延出する長片部233とを備える。さらに、この長片部233の突端である最上端には車載部品である盗難防止ホーン(以後、単にホーンと記す)25を取り付ける取り付け位置Q1が設定され、同位置Q1にホーン25の取付けボルト251が挿通される取付け穴234が形成される。この取付け穴234に挿通された取付けボルト251はナット26の締結によってホーン25が取り付け位置Q1に一体的に取り付けられる。なお、長片部233はホーン25の振動吸収機能を発揮する弾性薄板からなり、しかも、ホーン25のアース側導体として機能する。
取付部材23の主部231の一端側には取り付け軸21に嵌挿される貫通穴22が形成され、この貫通穴22中心に取付部材23が搖動する。ここで、取り付け面F1が所定量傾斜する上向き面として形成されているので、取付部材23の落下を防止しながらも、車載部品であるホーン25の重量によって取付部材23が取り付け軸21回りに容易に揺動変位可能に保持され、即ち、取付部材23が取り付け面F1上で比較的容易に搖動可能に仮止めされる。
取付部材23の主部231の搖動端側、即ち、貫通穴22と所定量離れた端縁にストッパ部材24が突設される。
図2乃至図4に示すように、ストッパ部材24は主部231の搖動端側より取り付け部202上の取り付け面F1に突入する方向に屈曲された屈曲部dと、同屈曲部d先端より折り返されて主部231より突き出す方向に延びる延出片部eとが連続形成される。即ち、ストッパ部材24は主部231の延長面(不図示)より下方に向けて屈曲部dが延出し、その下方の先端より延出片部eが主部231の延長面(不図示)と同方向に所定量延出する屈曲長片として形成される。
このようなストッパ部材24と対向するホーンブラケット20の取り付け部202には係止部Cが形成される。この係止部Cは取り付け部202を上下に貫通するかぎ型穴26と係止突部27とを有する。
ここで、かぎ型穴26はストッパ部材24の屈曲部d及び延出片部eを共に取り付け面F1上方より差し込み可能な上に、取り付け軸21回りに主部231と一体のストッパ部材24が所定量揺動する際に屈曲部dと干渉せずに屈曲部dを最深部nに搖動することを許容するような形状を有する。その際、屈曲部dと一体的に搖動する延出片部eはかぎ型穴26の中央縁部を成す係止突部27の下面近傍を搖動し、相互干渉を阻止される。
ここで、かぎ型穴26の中央縁部を成す係止突部27の下面にストッパ部材24の延出片部eが対向した際に、取付部材23側である延出片部eが取り付け面F1上方へ移動することを阻止するように機能できる。つまりストッパ部材24がかぎ型穴26から抜けないように係止状態を保持する。
ホーンブラケット20の取り付け部202には、取り付け軸21とかぎ型穴26との間の中間部に取付部材23を締結するねじ穴44が形成される。ねじ穴44は取り付け部202に形成された取り付け穴(不図示)とその取り付け穴と対向するよう裏面に溶着されたウエルドナットwn(図4参照)とで形成される。
これに対し、取付部材23が取り付け軸21に嵌挿された上で、ストッパ部材24の延出片部eがかぎ型穴26に挿入され係止突部27の下面に係止された状態において、取り付け部202のねじ穴44に対向する位置に締結穴28が形成されている。
この締結穴28には締結部材であるアースボルト31が螺着され、これによってホーンブラケット20の取り付け部202にホーン25を支持する取付部材23が締結処理される。ここで、車体側基板側のホーンブラケット20の取り付け面F1はボデー塗装されており、その際に貫通穴22への塗料の付着が生じている。しかし、ここでは、締結穴28にアースボルト31が螺着されることで、アースボルト31の先端の不図示のエッジ状部が締結穴28の塗膜を切除するので、この締結部分でのアース側の導電性を確保でき、ホーン25の作動の安定性を確保している。
このようなホーン25取り付け構造を用いて、ホーン25をエンジンルームER内のホーン取り付け空間HEに対向配備されたホーンブラケット20に取り付ける手順を説明する。
まず、図5(a)に示すように、ホーン25を支持する取付部材23が、ホーン取り付け空間HEに作業者によって対向配備される。この際、取付部材23の貫通穴22がホーンブラケット20上に突設された取り付け軸21に嵌挿される。
この場合、取り付け軸21は比較的長く形成されており、比較的容易に嵌挿作業が成され、これ以後、たとえ取付部材23を作業者が離しても、取付部材23の取り付け軸21に対する離脱は防止される。
次いで、作業者は取付部材23側のストッパ部材24(屈曲部d及び延出片部e)を取り付け面F1上方よりかぎ型穴26内に差し込み、次いで、図5(b)に示すように、取り付け軸21回りに取付部材23を所定量搖動させ、ストッパ部材24の屈曲部dをかぎ型穴26の最深部nに係止させ、同時に、係止突部27の下面にストッパ部材24の延出片部eが対向配備される。
このような状態に達すると、以後、作業者がホーン25を支持する取付部材23を離しても、ホーン25の重量を受ける取付部材23が貫通穴22中心に搖動付勢される。この搖動方向はストッパ部材24の屈曲部dをかぎ型穴26の最深部nに向けて押し込む方向であり、ホーン25を支持する取付部材23の搖動は阻止され、ホーン25側を締結位置P1に位置決めできる。
しかも、係止突部27の下面にストッパ部材24の延出片部eが対向配備されるので、作業者がホーン25を支持する取付部材23を離しても、係止突部27の下面に延出片部eが係止され、ストッパ部材24がかぎ型穴26より離脱して取り付け面F1の上方へ外れることを確実に阻止できる。このため、ホーン25を支持する取付部材23を離しても、締結位置P1に位置決めできる。即ち、この状態で、取り付け部202のねじ穴44に取付部材23の締結穴28が対向配備される。この状態以後の適時において、図5(c)に示すように、取り付け部202のねじ穴44に取付部材23の締結穴28を通してアースボルト31の先端が挿入され、次いで螺合処理がなされる。
この場合、取り付け部202のねじ穴44と取付部材23の締結穴28が安定して対向配備されているので、たとえホーン取り付け空間HEが狭くてもアースボルト31の螺合処理は容易に成され、ホーンブラケット20の取り付け部202上にホーン25を支持する取付部材23を確実に締結処理できる。
しかも、アースボルト31の螺合処理を行うので、ホーン25を支持する取付部材23、ホーンブラケット20の取り付け部202間の、即ち、ホーン25のアース側の導電性を確保できる。この後、ホーン25にプラス側の配線Wが接続されることで、ホーン25の作動が可能となり、作動の安定性が確保される。
上述のところで、ホーンブラケット20の取り付け部202上に取付部材23をアースボルト31により締結していたが、通常のボルトを用いることも可能である。
上述のところにおいて、ストッパ部材24は屈曲部d及び延出片部eからなり、屈曲部dがかぎ型穴26最深部nに係止され、係止突部27の下面にストッパ部材24の延出片部eが係合される構成を採っていたが、これに代えて、図6に示すように構成されても良い。
この場合、ストッパ部材24aは直状片に形成される。一方、ホーンブラケット20aの取り付け部201a上に形成される係止部Caは、取り付け軸21a回りに揺動してくるストッパ部材24aを受け入れる開口部40と同開口部40内の最深部nに達したストッパ部材24aの取り付け面F1上方への移動を阻止する膨出状突部41とが形成される。
この場合も、図2のホーン取り付け構造と同様の作用、効果が得られる。特に、ストッパ部材24の形状を簡素化でき、低コスト化を図れる。
上述のところにおいて、ホーン25は盗難防止ホーン25であるとして説明したが、定常使用されるメインのホーン(不図示)の取り付けに本願発明を同様に採用することもでき、この場合も、図1,2のホーン取り付け構造と同様の作用、効果が得られる。
上述のところにおいて、本願発明の車載部品取り付け構造の1実施形態としてホーン取り付け構造を説明したが、その他の車載部品の取り付けに本願発明の車載部品取り付け構造を採用でき、その場合も、図1,2のホーン取り付け構造と同様の作用、効果が得られる。
本発明の一実施形態としてのホーン取り付け構造を装備する車両のエンジンルームの概略平面図である。 図1のホーン取り付け構造を構成するホーンブラケットとホーンを支持する取付部材の分解平面図である。 図1のホーン取り付け構造を構成するホーンブラケットとホーンを支持する取付部材の係合時の要部拡大断面図である。 図3のA−A線断面図である。 図1のホーン取り付け構造の組付け工程を説明する図であり、(a)には貫通穴の取り付け軸への係合完了状態が、(b)にはストッパ部材のかぎ型穴内への係合状態が、(c)には位置決め時の締結状態が示される。 本発明の他の実施形態でのホーンブラケットの膨出状突部とホーンを支持する取付部材のストッパ部材の係合状態を説明する斜視図である。 従来構造の斜視図である。
符号の説明
5 フェンダカバーインナ
20 ホーンブラケット(車体側基板)
21 取り付け軸
201 突設基端部
202 取り付け部
22 貫通穴
23 取付部材
24 ストッパ部材
25 ホーン(車載部品)
26 かぎ型穴
27 係止突部
28 締結穴
31 アースボルト(締結部材)
44 ねじ穴
d 屈曲部
e 延出片部
C 係止部
F1 取り付け面
ER エンジンルーム
HE ホーン取り付け空間
P1 締結位置
Q1 取り付け位置
X 前後方向
Y 車幅方向

Claims (5)

  1. 車体側基板に取付部材を介して車載部品を取り付ける車載部品取り付け構造であって、
    前記取付部材には、
    車体側基板に突設された取り付け軸に嵌挿される貫通穴と、
    締結部材が貫通される締結穴と、
    前記貫通穴より所定量離れ車載部品が取り付けられる取り付け位置と、
    前記貫通穴より所定量離れた端縁より突設されるストッパ部材と、
    を形成し、
    前記車体側基板には、
    前記取付部材が前記取り付け軸回りに揺動する際に前記ストッパ部材が係止される係止部と、
    前記係止部に前記ストッパ部材が係止された際に前記取付部材の締結穴と対向し同締結穴に貫通された締結部材が螺着されるねじ穴と、
    を備えることを特徴とする車載部品取り付け構造。
  2. 請求項1記載の車載部品取り付け構造において、
    前記ストッパ部材は前記車体側基板に形成される係止部に突入する方向に屈曲された屈曲部と同屈曲部先端より折り返されて延びる延出片部が形成され、
    前記係止部は、
    前記ストッパ部材が差し込まれた上で前記取付部材が前記取り付け軸回りに所定量揺動する際に前記屈曲部の差込揺動を可能とするかぎ型穴と、
    前記延出片部に当接して前記ストッパ部材と前記係止部との係止状態を保持する係止突部と、が形成されたことを特徴とする車載部品取り付け構造。
  3. 請求項1記載の車載部品取り付け構造において、
    前記ストッパ部材は直状片に形成され、
    前記車体側基板に形成される係止部は、
    前記取り付け軸回りに所定量揺動してくる前記ストッパ部材を受け入れる開口部と、
    前記直状片に当接して前記開口部内に達した前記ストッパ部材と前記係止部との係止状態を保持する膨出状突部と、が形成されたことを特徴とする車載部品取り付け構造。
  4. 請求項1,2又は3記載の車載部品取り付け構造において、
    車体側基板と取付部材との取り付け面は所定量傾斜する上向き面であることを特徴とする車載部品取り付け構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の車載部品取り付け構造において、
    前記締結穴に通される締結部材はアースボルトであることを特徴とする車載部品取り付け構造。
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