JP2008162200A - 卓上カレンダー及びその製造方法。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一部を折り返すことで自立しうる台紙1と、台紙1と各枚の上辺同士が揃うように重ねられた複数の中紙2と、重ね合わせた台紙1及び複数の中紙2の各上辺を、最上枚の中紙2の表面から台紙1の裏面にかけてくるんで綴った綴り紙3とを具備する。また、中紙2の各枚と台紙1と綴り紙とが、綴り紙でくるまれた綴り領域内で互いに接着されてなる。
【選択図】図1
Description
重ね合わせた台紙1及び複数の中紙2の各上辺を、最上枚の中紙2の表面から台紙1の裏面にかけてくるんで綴った綴り紙3とを具備することを特徴とする。
重ねられた各接着用切欠き部4H内に接着剤4が充填されることで、台紙1と中紙2の各枚と綴り紙3とが互いに接着されてなることが好ましい。
・台紙1と複数の印刷済みの中紙2とを共に丁合する丁合工程と、
・丁合工程後の台紙1及び中紙2の上辺に沿って配置した横長短冊状の綴り紙3の下辺部分(綴り後の背包部分33に相当する部分)に、丁合した台紙1及び中紙2を載せ、
次に前記短冊状の綴り紙3の上辺部分(綴り後の腹包部分31に相当する部分)を最上枚の中紙2の表面に折り返して、台紙1及び複数の中紙2を纏めてくるむことで、
丁合した台紙1及び中紙2の上辺側を綴る綴り工程とを順に具備するものとすることができる。
・台紙1と複数の印刷済みの中紙2とを共に丁合する丁合工程と、
・丁合工程後の台紙1及び中紙2の上辺側にある綴り領域内を切欠いて、接着用切欠き部4Hを設ける切欠き工程と、
・先ず切欠き工程後の台紙1及び中紙2の上辺に沿って配置した横長短冊状の綴り紙3の下辺部分(綴り後の背包部分33に相当する部分)に、丁合した台紙1及び中紙2を載せ、
次に、重ねあわされた接着用切欠き部4Hで構成される接着用切欠き孔内に接着剤4を注入充填し、
そして前記短冊状の綴り紙3の上辺部分(綴り後の腹包部分31に相当する部分)を最上枚の中紙2の表面に折り返して、台紙1及び複数の中紙2を纏めてくるむことで、
丁合した台紙1及び中紙2の上辺側を綴る綴り工程とを順に具備するものとすることができる。
本発明の卓上カレンダーは、図1に示すように、中紙2及び台紙1の上辺を揃えて重ね合わせ、この上辺側を綴り紙3で一括りにくるんだ上綴りのカレンダーであって、一部を折り返すことで自立しうる台紙1と、台紙1と各枚の上辺同士が揃うように重ねられた複数の中紙2と、重ね合わせた台紙1及び複数の中紙2の各上辺を、最上枚の中紙2の表面から辺側面を亘った台紙1の裏面にかけてくるみ、これによって上辺を綴った綴り紙3とを具備する。また、台紙1と中紙2の各枚と綴り紙3とが、丁合された上辺側にあるて綴り紙3でくるまれた綴り領域内で互いに接着されてなる。以下、各実施例の構成につき詳述する。
台紙1は、中紙2と略同幅であって中紙2よりも厚手の形状保持用紙である。一部を折り返すことで、卓上などの設置面上に自立しうる。実施例1では1枚のみであるが、実施例2のように2枚以上の複数枚から構成されるものとしてもよい。また必要に応じて、折り線5、切り取り線6、及び吊り孔7が形成される。
台紙1は、自立状態では、差込み構造12によって脚部11が形成される。差込み構造12は、差込口a及び差込口12aに差し込まれる差込片12bから構成される。
中紙2は、カレンダー面が印刷された同一形状の複数枚からなる。カレンダー表示順に重ねあわされて丁合された各枚が綴り紙3から下方に連なリ、各枚の下端が開放される。中紙2は台紙1と略同幅であり、台紙1よりも薄手である。台紙1と複数の中紙2とは上辺が揃うように丁合される。
綴り紙3は、上端の幅方向に沿う横長かつ細長短冊状の用紙を折り返したものからなる。横長短冊状の用紙は、最上枚の中紙2の表面を覆う腹包部分31から丁合された用紙群の上辺側面を覆う天包部分32を亘って、台紙1の裏面を覆う背包部分33にかけて折り返される。
綴り紙3は、上辺側を綴った綴り状態において、最上枚の中紙2の表面を覆う腹包部分31、丁合された用紙群の上辺側面を覆う天包部分32、及び台紙1の裏面を覆う背包部分33から構成される。これら各部分と中紙2や台紙1に接触した接触部が接着剤4によって接着される。
前記腹包部分31又は背中包部分33の少なくともいずれかには、上辺に沿って横幅方向へ伸びた型押し筋34を有する。実施例では腹包部分31の下辺近傍に、表側及び裏側へ一方向ずつ型押しされた型押し筋34を有している。型押し筋34によって、幅方向への反りや撓み、或いは波うちの発生を抑止することができ、またデザイン上のポイントとなる。
綴り領域とは、台紙1及び中紙2の各枚において、丁合された上辺側にて綴り紙3でくるまれた領域をいう。綴り領域内で表側から裏側へ貫通して接着用切欠き部4Hが設けられ、ここに接着剤4が表側から裏側へ充填されるものとしている(図2)。綴り紙3のうち前記腹包部分31及び背中包部分33と丁合用紙(最上枚の中紙2、及び台紙1)との間には、接着剤4が過量に充填され、綴り紙3が表裏それぞれにわずかに膨出している。
台紙1及び中紙2の各枚が、丁合された上辺側にある綴り領域内の一又は複数箇所に、各枚間略同形状の接着用切欠き部4Hを各枚間略同位置に有する。実施例1では図4の上中図の工程において、多数の円形孔が綴り領域内に等間隔に設けられる。
本発明の卓上カレンダーは、下記各工程を順に具備する製造方法によって製造される(図4)。
イ)台紙1と複数の印刷済みの中紙2とを共に丁合する丁合工程(図4上左図から上中図)、
ロ)丁合工程後の台紙1及び中紙2の上辺側にある綴り領域内を切欠いて、接着用切欠き部4Hを設ける切欠き工程(図4上中図)、並びに、
ハ−1)先ず切欠き工程後の台紙1及び中紙2の上辺に沿って配置した横長短冊状の綴り紙3の下辺部分(綴り後の背包部分33に相当する部分)に、丁合した台紙1及び中紙2を載せる第一綴り工程(図4上右図)、
ハ−2)次に、重ねあわされた接着用切欠き部4Hで構成される接着用切欠き孔内に、接着剤充填器4Cによって接着剤4を注入充填する第二綴り工程(図4下右図)、
ハ−3)そして前記短冊状の綴り紙3の上辺部分(綴り後の腹包部分31に相当する部分)を最上枚の中紙2の表面に折り返して、台紙1及び複数の中紙2を纏めてくるむ第三綴り工程(図4下右図から図4下中図)によって、
丁合した台紙1及び中紙2の上辺側を綴る一連の綴り工程。
11 脚部
12 差込み構造
12a 差込み口
12b 差込み片
1A 第一の台紙
1B 第二の台紙
2 中紙
3 綴り紙
31 腹包部分
32 天包部分
33 背包部分
34 型押し筋
4 接着剤
4C 接着剤充填器
4H 接着用切欠き部
5 折り線
6 切り取り線
6C ミシン罫カッター
7 吊り孔
7C 孔開けカッター
Claims (6)
- 折り返すことで自立しうる台紙1と、台紙1と各枚の上辺同士が揃うように重ねられた複数の中紙2と、重ね合わせた台紙1及び複数の中紙2の各上辺側を、最上枚の中紙2の表面から台紙1の裏面にかけてくるんだ綴り紙3とを具備することを特徴とする卓上カレンダー。
- 台紙1と中紙2の各枚と綴り紙3とが、綴り紙3でくるまれた綴り領域内で互いに接着されてなる請求項1記載の卓上カレンダー。
- 台紙1及び中紙2の各枚が、上辺側の綴り領域内に略同形状の接着用切欠き部3Hを略同位置に有し、重ねられた各接着用切欠き部3H内に接着剤4が充填されることで、台紙1と中紙2の各枚と綴り紙3とが互いに接着されてなる請求項2記載の卓上カレンダー。
- 綴り紙3が、最上枚の中紙2の表面を覆う腹包部分31から台紙1の裏面を覆う背包部分33にかけて、横長短冊状の用紙を折り返したものからなり、前記腹包部分31又は背中包部分33の少なくともいずれかに、上辺に沿って伸びた型押し筋34を有する請求項1、2、又は3記載の卓上カレンダー。
- 台紙1と複数の印刷済みの中紙2とを共に丁合する丁合工程と、
丁合工程後の台紙1及び中紙2の上辺に沿って配置した横長短冊状の綴り紙3の下辺部分に、丁合した台紙1及び中紙2を載せ、前記短冊状の綴り紙3の上辺部分を最上枚の中紙2の表面に折り返して、台紙1及び複数の中紙2を纏めてくるむことで、丁合した台紙1及び中紙2の上辺側を綴る綴り工程とを順に具備する卓上カレンダーの製造方法。 - 台紙1と複数の印刷済みの中紙2とを共に丁合する丁合工程と、
丁合工程後の台紙1及び中紙2の上辺側にある綴り領域内を切欠いて、接着用切欠き部3Hを設ける切欠き工程と、
切欠き工程後の台紙1及び中紙2の上辺に沿って配置した横長短冊状の綴り紙3の下辺部分に、丁合した台紙1及び中紙2を載せ、接着用切欠き部3H内に接着剤4を充填し、前記短冊状の綴り紙3の上辺部分を最上枚の中紙2の表面に折り返して、台紙1及び複数の中紙2を纏めてくるむことで、丁合した台紙1及び中紙2の上辺側を綴る綴り工程とを順に具備する卓上カレンダーの製造方法。
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