JP4089932B2 - 卓上式カレンダー及びそれに用いるホルダー並びに卓上式カレンダーセット - Google Patents

卓上式カレンダー及びそれに用いるホルダー並びに卓上式カレンダーセット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、机や家具などの上に載置して使用する卓上式カレンダーの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の卓上式カレンダーとしては、暦欄と絵柄等を印刷した複数枚の紙葉とこれらを保持するためのプラスチック製ケースとからなるものが一般的に知られている。そして、プラスチックケースと一体に折り畳み脚部を形成したものや、紙葉群の一番下に挿入した板紙を脚板とし、これに折り畳み脚部を設けたものとがあり、使用時にはこの脚部を起こして立てるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の卓上式カレンダーは、紙葉を束ねて収納するのにいずれも塩化ビニル等のプラスチックケースを使用している。したがって、使い終わって廃棄する時に環境問題の一因になるという欠点がある。したがって、プレミアム等として顧客に頒布する際に、企業のイメージを損なうことにもなりかねない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、本発明は、環境に優しい紙のみを使用して卓上式カレンダーを作製することとしている。そして、このように全体を紙製とすることにより、廃棄した場合に環境問題を起こすのが防止できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に係る第1のタイプの卓上式カレンダーは、複数枚の紙葉とこれらをまとめて傾斜状態に保持するホルダーとからなる卓上式カレンダーであって、各紙葉には上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されており、前記ホルダーは1枚の板紙からなるもので、紙葉と略同じサイズの脚板部と、この脚板部の上辺側に設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の脚板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、前記ホルダーの脚板部には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられており、前記ホルダーの脚板部に前記複数枚の紙葉を重ねた状態で、折返し部が折り返されて足片が紙葉のスリットに挿入され、その足片の先側が脚板部のスリットから露出し且つこの足片の露出した部分が脚板部の裏面側に係止されたものである。
【0006】
そして、各紙葉の切取り操作を容易とするため、紙葉のスリットと同じ高さ位置の左右側縁に切欠き部を設けるか、紙葉のスリットと同じ高さ位置に紙葉を横断するミシン目を設けた形態にするのが好ましい。或いは、紙葉のスリットより下の高さ位置に各紙葉を横断するミシン目を設けるようにしても構わない。
【0007】
また、本発明に係る第1のタイプのホルダーは、上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されてなる複数枚の紙葉をまとめて傾斜状態に保持する卓上式カレンダー用のホルダーであって、当該ホルダーは1枚の板紙からなり、前記紙葉と略同じサイズの脚板部と、この脚板部の上辺側に設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の脚板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、脚板部には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられ、足片には挿入されたスリットに係合する係止部が設けられているものである。
【0008】
また、本発明に係る第1のタイプの卓上式カレンダーセットは、上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されてなる複数枚の紙葉と、これらをまとめて傾斜状態に保持するためのホルダーとの組合せであって、当該ホルダーは1枚の板紙からなり、前記紙葉と略同じサイズの脚板部と、この脚板部に連接して設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の脚板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、脚板部には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられ、足片には挿入されたスリットに係合する係止部が設けられていることを特徴としている。
【0009】
本発明に係る第2のタイプの卓上式カレンダーは、複数枚の紙葉とこれらをまとめて傾斜状態に保持するホルダーとからなる卓上式カレンダーであって、各紙葉には上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されており、前記ホルダーは紙葉と略同じサイズの脚板とこの脚板を紙葉と綴じ合わせるための綴じ板の2枚の板紙からなるもので、脚板には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられており、綴じ板は脚板のスリットと略合致するスリットを有する後板部と、この後板部に繋がって設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の後板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、前記脚板に前記複数枚の紙葉を重ねた状態で、綴じ板の後板部が紙葉の裏面上部に互いのスリットが合致するように当てがわれ、折返し部が折り返されて足片が紙葉のスリットに挿入され、その足片の先側が脚板のスリットを通過して綴じ板の後板部のスリットから露出し且つこの足片の露出した部分が綴じ板の後板部の裏面側に係止されたものである。
【0010】
そして、このタイプの卓上式カレンダーにおいても、各紙葉の切取り操作を容易とするため、紙葉のスリットと同じ高さ位置の左右側縁に切欠き部を設けるか、紙葉のスリットと同じ高さ位置に紙葉を横断するミシン目を設けた形態にするのが好ましい。或いは、紙葉のスリットより下の高さ位置に各紙葉を横断するミシン目を設けるようにしても構わない。
【0011】
また、本発明に係る第2のタイプのホルダーは、上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されてなる複数枚の紙葉をまとめて傾斜状態に保持する卓上式カレンダー用のホルダーであって、当該ホルダーは紙葉と略同じサイズの脚板とこの脚板を紙葉と綴じ合わせるための綴じ板の2枚の板紙からなり、脚板には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられており、綴じ板は脚板のスリットと略合致するスリットを有する後板部と、この後板部に繋がって設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の後板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、足片には挿入されたスリットに係合する係止部が設けられているものである。
【0012】
また、本発明に係る第2のタイプの卓上式カレンダーセットは、上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されてなる複数枚の紙葉と、これらをまとめて傾斜状態に保持するためのホルダーとの組合せからなる卓上式カレンダーセットであって、前記ホルダーは紙葉と略同じサイズの脚板とこの脚板を紙葉と綴じ合わせるための綴じ板の2枚の板紙からなり、脚板には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられており、綴じ板は脚板のスリットと略合致するスリットを有する後板部と、この後板部に繋がって設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の後板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、足片には挿入されたスリットに係合する係止部が設けられていることを特徴としている。
【0013】
【実施例】
図1〜図5は本発明に係る第1のタイプの卓上式カレンダーの一例を示すもので、図1はカレンダーを立てた状態で斜め前方から見た斜視図、図2は同じく斜め後方から見た斜視図、図3は紙葉の平面図、図4はホルダーの展開図、図5は図1及び図2に示すカレンダーの上部を拡大して示す側面図である。
【0014】
図1及び図2に示すように、この卓上式カレンダーは複数枚の紙葉Sとこれらをまとめて傾斜状態に保持するホルダーHとからなる。
【0015】
紙葉Sは複数枚、例えば1枚の表紙と各月の暦欄を表した12枚のシートの合計13枚が準備される。そして、図3に示すように、各紙葉Sにはその上縁から所定幅αだけ下がった高さ位置に横向きのスリット10が離間した状態で2つ設けられている。また、図示の例ではスリット10と同じ高さ位置に各紙葉Sを横断するミシン目11が設けられている。このミシン目11は、不要になった紙葉Sを切り取って破る際に利用されるものである。このようなミシン目11を設けるに当たり、スリット10と同じ高さにする以外に、スリット10より下の高さ位置に設けるようにしても構わない。その場合は、全幅に渡ってミシン目11を設ける必要がある。また、ミシン目11をスリット10と同じ高さに設ける仕様においては、更にスリット10と同じ高さの位置で紙葉Sの左右縁に切欠きを設けることにより、切り離しをより確実なものとすることができる。
【0016】
一方、ホルダーHは紙製の加工品であって、具体的には1枚の板紙を打抜き加工して形成されたものであるが、十分な強度のある用紙や和紙、複数枚の紙を積層(貼り合わせ)して強度を持たせた厚紙等を打ち抜いて形成されたものであっても構わない。この例のホルダーは、図4に示すように、紙葉Sと略同じサイズの脚板部20と、この脚板部20の上辺側に折罫aを介して連接された連結部21と、この連結部21の上辺側に折罫bを介して連接された前記所定幅αと略同じ幅の折返し部22と、この折返し部22の脚板部20と反対側に折罫cで連接された2つの足片23とから構成されている。なお、図示の例では、脚板部20と折返し部22との間に、綴じる紙葉Sの束の厚み分の連結部21を設けてあるが、このような連結部21を設けない場合は、脚板部20と折返し部22を上下に少し長めにすればよい。
【0017】
ホルダーHの脚板部20には、切込線dと折罫eとにより脚片24,24が区画され、切込線fと折罫gとにより係合片25が区画されている。これらの脚片24,24と係合片25は互いに係合して脚板部20を傾斜状態に保持するようになっている。なお、脚片と係合片の形状は図示の例に限るものではなく、公知のどのような形状であっても構わないことは言うまでもない。さらに、脚板部20の上辺付近には、前記紙葉Sと略同じ位置に同様な横向きのスリット26が離間した状態で2つ設けられている。
【0018】
ホルダーHの足片23は、スリット26を通過できる大きさの差込み部分23aとその両側の折曲げ部分23bとからなり、各折曲げ部分23bは折罫cから所定長さだけ離れたところから差込み部分23aの両側に延設されている。ここでいう所定長さは、綴じる紙葉Sの束の厚み分とホルダーHの厚み分を合わせた長さと略等しい。なお、図4に示す足片23の場合、折曲げ部分23bは差込み部分aの両側に折罫を介して設けてあるが、このような折罫は特になくても構わない。
【0019】
この実施例の卓上式カレンダーは、複数枚の紙葉SをホルダーHで綴じ合わせた状態で供給されることもあり、またこれらが別々となったカレンダーセットで供給されることもある。後者の場合は使用者が綴じ合わせを行うことになる。
【0020】
図5に複数枚の紙葉Sを上記のホルダーHで綴じ合わせた状態を示す。この綴じ合わせの手順は次のようである。まず、ホルダーHの脚板部20に複数枚の紙葉Sを上向きに重ね合わせ、脚板部20のスリット26と各紙葉Sのスリット10をすべて合わせた状態とする。次いで、ホルダーHの折返し部22を折罫a,bで紙葉Sの表側に折り返し、各足片23を紙葉Sのスリット10に挿入し、その足片23の先側を脚板部20のスリット26から露出させる。この場合、足片23の折曲げ部分23bを折り曲げて差込み部分23aに重ねた状態で挿入させる。そして、露出した足片23の折曲げ部分23bを拡げて脚板部20の裏面側に係止させる。
【0021】
上記のように複数枚の紙葉SをホルダーHで綴じ合わせたカレンダーは、使用時に際しホルダーHの脚板部20を利用して机上等に傾斜状態で立てる。この例では、脚片24,24を折罫eで直角に立てた後、係合片25を折罫gで直角に立てることにより両者を係合することで図2に示す如く組み立てる。そして、月の変わり目に紙葉Sを順次切り取っていき、最後にホルダーHを廃棄することになる。
【0022】
図6〜図9は本発明に係る第2のタイプの卓上式カレンダーの一例を示すもので、図6はカレンダーを立てた状態で斜め前方から見た斜視図、図7は同じく斜め後方から見た斜視図、図8はホルダーの展開図、図9は図6及び図7に示すカレンダーの上部を拡大して示す側面図である。
【0023】
図6及び図7に示すように、この実施例の卓上式カレンダーは複数枚の紙葉Sとこれらをまとめて傾斜状態に保持するホルダーHとからなり、ホルダーHは紙葉Sと略同じサイズの脚板30とこの脚板30を紙葉と綴じ合わせるための綴じ板40の2枚の板紙で構成される。
【0024】
紙葉Sは複数枚、先の実施例と同様に、例えば1枚の表紙と各月の暦欄を表した12枚のシートの合計13枚が準備される。そして、図3に示したのと同様に、各紙葉Sにはその上縁から所定幅αだけ下がった高さ位置に横向きのスリット10が離間した状態で2つ設けられ、スリット10と同じ高さ位置に各紙葉Sを横断するミシン目11が設けられている。このよう切取り用のミシン目11を設けるに当たり、スリット10と同じ高さにする以外に、スリット10より下の高さ位置に設けるようにしても構わない点は先の実施例の場合と同様である。その場合は、全幅に渡ってミシン目11を設ける必要がある。また、ミシン目11をスリット10と同じ高さに設ける仕様においては、更にスリット10と同じ高さの位置で紙葉Sの左右縁に切欠きを設けることにより、切り離しをより確実なものとすることができる点も先の実施例と同様である。
【0025】
一方、ホルダーHを構成する脚板30と綴じ板40はともに紙製の加工品であって、具体的にはそれぞれ1枚の板紙を打抜き加工して形成されたものであるが、先の実施例のホルダーHの場合と同様、十分な強度のある用紙や和紙、複数枚の紙を積層(貼り合わせ)して強度を持たせた厚紙等を打ち抜いて形成されたものであっても構わない。
【0026】
脚板30は紙葉Sと略同じサイズで、図8に示すように、切込線hと折罫iとにより脚片31,31が区画され、切込線jと折罫kとにより係合片32が区画されている。これらの脚片31,31と係合片32は互いに係合して脚板30を傾斜状態に保持するようになっている。なお、脚片と係合片の形状は図示の例に限るものではなく、公知のどのような形状であっても構わないことは言うまでもない。また、脚板30の上辺付近には、前記紙葉Sと略同じ位置に同様な横向きのスリット33が離間した状態で2つ設けられている。
【0027】
綴じ板40は、脚板30のスリット33と略合致するスリット41を有する後板部42と、この後板部42の上辺側に折罫lを介して連接された連結部43と、この連結部43の上辺側に折罫mを介して連接された前記所定幅αと略同じ幅の折返し部44と、この折返し部44の後板部42と反対側に折罫nで連接された2つの足片45とから構成されている。なお、図示の例では、後板部42と折返し部44との間に、綴じる紙葉Sの束と脚板30を合わせた厚み分の連結部43を設けてあるが、このような連結部43を設けない場合は、後板部42と折返し部44を上下に少し長めにすればよい。また、綴じ板40の足片45は、スリット41を通過できる大きさの差込み部分45aとその両側の折曲げ部分45bとからなり、各折曲げ部分45bは折罫nから所定長さだけ離れたところから差込み部分45aの両側に延設されている。ここでいう所定長さは、綴じる紙葉Sの束と脚板30と後板部42の厚み分を合わせた長さと略等しい。なお、足片45の折曲げ部分45bは図示の如く差込み部分45aの両側に折罫を介して設けてあるが、このような折罫がなくても構わない点は先の場合と同様である。
【0028】
この実施例の卓上式カレンダーも、複数枚の紙葉SをホルダーHで綴じ合わせた状態で供給されることもあり、またこれらが別々となったカレンダーセットで供給されることもある。後者の場合は使用者が綴じ合わせを行うことになる。
【0029】
図9に複数枚の紙葉Sを脚板30と綴じ板40とからなる上記のホルダーHで綴じ合わせた状態を示す。この綴じ合わせの手順は次のようである。まず、脚板30に複数枚の紙葉Sを上向きに重ね合わせ、さらに綴じ板40の後板部42を紙葉Sの裏面上部に当てがい、各紙葉Sのスリット10と脚板30のスリット31と綴じ板40のスリット41をすべて合わせた状態とする。次いで、綴じ板40の折返し部44を折罫l,mで紙葉Sの表側に折り返し、各足片45を紙葉Sのスリット10に挿入し、その足片45の先側を脚板30のスリット31を通過させて綴じ板40の後板部42のスリット41から露出させる。この場合、足片45の折曲げ部分45bを折り曲げて差込み部分45aに重ねた状態で挿入させる。そして、露出した足片45の折曲げ部分45bを拡げて後板部42の裏面側に係止させる。
【0030】
上記のように複数枚の紙葉Sを脚板30と綴じ板40とからなるホルダーHで綴じ合わせたカレンダーは、使用時に際し脚板30を利用して机上等に傾斜状態で立てる。この例では、脚片31,31を折罫iで直角に立てた後、係合片32を折罫kで直角に立てることにより両者を係合することで図7に示す如く組み立てる。そして、月の変わり目に紙葉Sを順次切り取っていき、最後に脚板30と綴じ板40とからなるホルダーHを廃棄することになる。
【0031】
図10〜図12は図1〜図5に示した第1のタイプの卓上式カレンダーの変形例を示すもので、図10はカレンダーを立てた状態で斜め後方から見た斜視図、図11はホルダーの展開図、図12はカレンダーの上部を拡大して示す側面図である。なお、カレンダーを立てた状態で斜め前方から見た斜視図は図1と同様なので省略する。
【0032】
この卓上式カレンダーは、図3に示したのと同様な紙葉Sを複数枚まとめて傾斜状態に保持するホルダーとして、図11に示す展開形状のホルダーHを使用している。このホルダーHは、図4に示したのと類似した展開形状をしているので、同様の部位には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0033】
図11に示すホルダーHは、図4に示すのと比べて、折返し部22の上側に設ける足片27の形状が異なっているとともに、脚板部20のスリット26の外側に切込み28を設けてある点が異なっている。すなわち、足片27は、スリット26を通過できる大きさの差込み部分27aとその外側の翼部分27bとからなり、この翼部分27bは折罫cから所定長さだけ離れたところから差込み部分27aの外側に延設されている。ここでいう所定長さは、綴じる紙葉Sの束の厚み分とホルダーHの厚み分を合わせた長さと略等しい。また、スリット26の外側に位置する切込み28は、スリット26に足片27を通した時に翼部分27bが通過できる長さで形成してある。
【0034】
図12に複数枚の紙葉Sを上記のホルダーHで綴じ合わせた状態を示す。この綴じ合わせの手順は次のようである。まず、前述したのと同様に、ホルダーHの脚板部20に複数枚の紙葉Sを上向きに重ね合わせ、脚板部20のスリット26と各紙葉Sのスリット10をすべて合わせた状態とする。次いで、ホルダーHの折返し部22を折罫a,bで紙葉Sの表側に折り返し、各足片27を紙葉Sのスリット10に挿入し、さらに各足片27の翼部分27bがスリット26外側の切込み28を通るように押し込み、足片27の先側を脚板部20のスリット26及び切込み28から露出させる。これにより足片27の翼部分27bが切込み28の回りに引っ掛かって脚板部20の裏面側に係止する。このように本実施例ではスリット26に足片27を差し込むだけで抜けないようになる。
【0035】
ここで、図13に示すように、スリット26の長さをA、スリット26に切込み28を加えた長さをB、スリット26の幅をC、切込み28の幅をDとした場合、厚さがtで全体幅がLの足片27がスリット26から抜けないようにするためには、A>L>B、且つC>t>Dの条件を満たすことが必要である。
【0036】
なお、上記した図10〜図12の例では足片の翼部分を差込み部分の外側に延設したが、差込み部分の内側に延設してもよい。さらには両側に延設しても構わない。この場合、スリットの端に設ける切込みもそれらに合わせて形成しておくようにする。また、図13で説明した条件を満たすように設計することも必要である。
【0037】
また、図10〜図12に示した足片は、図6〜図9に示した第2のタイプの卓上式カレンダーにも適用可能であることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の卓上式カレンダーは、暦を印刷した紙葉はもちろん複数枚の紙葉を綴じるホルダーも紙製としたので、廃棄する場合に分別などの手間がかからず、しかも環境に優しく公害問題を起こすこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1のタイプの卓上式カレンダーの一例を示すもので、カレンダーを立てた状態で斜め前方から見た斜視図である。
【図2】同じく斜め後方から見た斜視図である。
【図3】紙葉の平面図である。
【図4】ホルダーの展開図である。
【図5】図1及び図2に示すカレンダーの上部を拡大して示す側面図である。
【図6】本発明に係る第2のタイプの卓上式カレンダーの一例を示すもので、カレンダーを立てた状態で斜め前方から見た斜視図である。
【図7】同じく斜め後方から見た斜視図である。
【図8】脚板と綴じ板とからなるホルダーの展開図である。
【図9】図6及び図7に示すカレンダーの上部を拡大して示す側面図である。
【図10】図1〜図5に示した第1のタイプの卓上式カレンダーの変形例を示すもので、カレンダーを立てた状態で斜め後方から見た斜視図である。
【図11】図10に示したカレンダーのホルダーの展開図である。
【図12】図10に示すカレンダーの上部を拡大して示す側面図である。
【図13】図10に示すカレンダーにおけるホルダー足片の抜止めの説明図である。
【符号の説明】
H ホルダー
S 紙葉
10 スリット
11 ミシン目
20 脚板部
21 連結部
22 折返し部
23 足片
23a 差込み部分
23b 折曲げ部分
24 脚片
25 係合片
26 スリット
27 足片
27a 差込み部分
27b 翼部分
28 切込み
30 脚板
31 脚片
32 係合片
33 スリット
40 綴じ板
41 スリット
42 後板部
43 連結部
44 折返し部
45 足片
45a 差込み部分
45b 折曲げ部分

Claims (12)

  1. 複数枚の紙葉とこれらをまとめて傾斜状態に保持するホルダーとからなる卓上式カレンダーであって、各紙葉には上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されており、前記ホルダーは1枚の板紙からなるもので、紙葉と略同じサイズの脚板部と、この脚板部の上辺側に設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の脚板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、前記ホルダーの脚板部には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられており、前記ホルダーの脚板部に前記複数枚の紙葉を重ねた状態で、折返し部が折り返されて足片が紙葉のスリットに挿入され、その足片の先側が脚板部のスリットから露出し且つこの足片の露出した部分が脚板部の裏面側に係止されていることを特徴とする卓上式カレンダー。
  2. 紙葉のスリットと同じ高さ位置の左右側縁に切欠き部を設けた請求項1に記載の卓上式カレンダー。
  3. 紙葉のスリットと同じ高さ位置に紙葉を横断するミシン目を設けた請求項1又は2に記載の卓上式カレンダー。
  4. 紙葉のスリットより下の高さ位置に各紙葉を横断するミシン目を設けた請求項1に記載の卓上式カレンダー。
  5. 上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されてなる複数枚の紙葉をまとめて傾斜状態に保持する卓上式カレンダー用のホルダーであって、当該ホルダーは1枚の板紙からなり、前記紙葉と略同じサイズの脚板部と、この脚板部の上辺側に設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の脚板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、脚板部には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられ、足片には挿入されたスリットに係合する係止部が設けられていることを特徴とするホルダー。
  6. 上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されてなる複数枚の紙葉と、これらをまとめて傾斜状態に保持するためのホルダーとの組合せからなる卓上式カレンダーセットであって、当該ホルダーは1枚の板紙からなり、前記紙葉と略同じサイズの脚板部と、この脚板部に連接して設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の脚板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、脚板部には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられ、足片には挿入されたスリットに係合する係止部が設けられていることを特徴とする卓上式カレンダーセット。
  7. 複数枚の紙葉とこれらをまとめて傾斜状態に保持するホルダーとからなる卓上式カレンダーであって、各紙葉には上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されており、前記ホルダーは紙葉と略同じサイズの脚板とこの脚板を紙葉と綴じ合わせるための綴じ板の2枚の板紙からなるもので、脚板には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられており、綴じ板は脚板のスリットと略合致するスリットを有する後板部と、この後板部に繋がって設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の後板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、前記脚板に前記複数枚の紙葉を重ねた状態で、綴じ板の後板部が紙葉の裏面上部に互いのスリットが合致するように当てがわれ、折返し部が折り返されて足片が紙葉のスリットに挿入され、その足片の先側が脚板のスリットを通過して綴じ板の後板部のスリットから露出し且つこの足片の露出した部分が綴じ板の後板部の裏面側に係止されていることを特徴とする卓上式カレンダー。
  8. 紙葉のスリットと同じ高さ位置の左右側縁に切欠き部を設けた請求項7に記載の卓上式カレンダー。
  9. 紙葉のスリットと同じ高さ位置に紙葉を横断するミシン目を設けた請求項7又は8に記載の卓上式カレンダー。
  10. 紙葉のスリットより下の高さ位置に各紙葉を横断するミシン目を設けた請求項7に記載の卓上式カレンダー。
  11. 上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されてなる複数枚の紙葉をまとめて傾斜状態に保持する卓上式カレンダー用のホルダーであって、当該ホルダーは紙葉と略同じサイズの脚板とこの脚板を紙葉と綴じ合わせるための綴じ板の2枚の板紙からなり、脚板には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられており、綴じ板は脚板のスリットと略合致するスリットを有する後板部と、この後板部に繋がって設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の後板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、足片には挿入されたスリットに係合する係止部が設けられていることを特徴とするホルダー。
  12. 上縁から所定幅だけ下がった高さ位置に横向きのスリットが形成されてなる複数枚の紙葉と、これらをまとめて傾斜状態に保持するためのホルダーとの組合せからなる卓上式カレンダーセットであって、前記ホルダーは紙葉と略同じサイズの脚板とこの脚板を紙葉と綴じ合わせるための綴じ板の2枚の板紙からなり、脚板には切込線と折罫とにより脚片と係合片とが区画されると共に前記紙葉と略同じ位置に略同じスリットが設けられており、綴じ板は脚板のスリットと略合致するスリットを有する後板部と、この後板部に繋がって設けられた前記所定幅と略同じ幅の折返し部と、この折返し部の後板部と反対側に連接して設けられた足片とから構成され、足片には挿入されたスリットに係合する係止部が設けられていることを特徴とする卓上式カレンダーセット。
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