JP5416855B1 - 印刷物、ファイルバインダ、及び印刷物の製造方法 - Google Patents

印刷物、ファイルバインダ、及び印刷物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 紙葉群の着脱が自在であるとともに、より低コストで提供できるファイルバインダへの装着に適した印刷物を提供する。
【解決手段】 印刷物1の各紙葉には、中綴じされた一辺3の付近に、貫通孔7と切り取り用の穿孔列5とが形成されている。穿孔列5は、内側の紙葉から外側の紙葉へ順に又は段階的に、一辺3から遠くなるように形成されている。それにより、穿孔列5の位置が、重なり合う全ての紙葉群の間で、実質的に互いに整合する。印刷物1は、ファイルバインダ11の背面板部材17と前面板部材13との間に上端部を挿入し、前面板部材13から後方に突起する柱状突起部21を貫通孔7に通すことにより、ファイルバインダ11に装着できる。穿孔列5の位置が、前面板部材13の下端縁と実質的に整合するので、穿孔列5に沿って各紙葉を前方から順に、容易に切り裂くことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙葉を着脱可能に保持するファイルバインダ、当該ファイルバインダへの装着に適した印刷物、及び当該印刷物の製造に適した製造方法に関する。
カレンダー月表等が印刷された複数の紙葉(「紙葉群」とも記載する)を綴じる手段として、当該紙葉群の天頂部を、天金具で巻き込んで綴じるもの、接着液により綴じ具を接着することにより綴じるもの、天頂部に形成される穿孔に通されたリングにより綴じるもの、天頂部に沿って形成される多数の穿孔にワイヤーを通して綴じるもの、などが知られている(例えば、特許文献1及び2)。
これに対して、同一出願人は、紙葉群を着脱可能に綴じて、卓上あるいは壁面等に掲示することを可能にするファイルバインダを提案している(例えば、特許文献3〜6)。さらには、紙葉群の着脱が自在であるとともに、かつ一層低コストで提供できるファイルバインダが望まれていた。
特開平8−318687号公報 特開2000−6549号公報 特許第4709940号公報 特許第4763844号公報 特許第4913253号公報 特許第5021059号公報
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、紙葉群の着脱が自在であるとともに、より低コストで提供できるファイルバインダを提供することを目的とする。本発明は又、当該ファイルバインダへの装着に適した印刷物を提供することを目的とする。本発明は更に、当該印刷物の製造に適した方法を提供することをも目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、印刷物であって、一辺において綴じられた3枚以上の紙葉を含んでいる。前記3枚以上の紙葉の各々は、前記一辺の付近において当該一辺に沿い、かつ重なり合う前記3枚以上の紙葉の間で実質的に整合する部位に形成された複数の貫通孔と、前記一辺の付近であって前記一辺から前記複数の貫通孔よりも遠い部位において前記一辺に沿い、かつ重なり合う前記3枚以上の紙葉の間で実質的に整合する部位に形成された切り取り用の穿孔列と、を含んでいる。
この構成によれば、本発明の一態様によるファイルバインダの複数の柱状突起部を、印刷物の複数の貫通孔に挿通させることにより、当該印刷物を当該ファイルバインダに装着することができる。また、当該ファイルバインダの前面板部材の最下端縁を利用しつつ、切り取り用の穿孔列に沿って、複数の紙葉の最前面のものから順に、一端部を残して切り捨てることができる。本構成による印刷物は、ファイルバインダに装着する前から、すでに綴じられているので、取扱いに便宜である。本構成による印刷物は、例えば、月めくり、或いは日めくりのカレンダーに適している。切り取り用の穿孔列には、例えば、いわゆる切り取り用ミシン目、及びいわゆる切り取り用スリットが含まれる。
本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る印刷物であって、前記3枚以上の紙葉は4枚以上の紙葉であり、中綴じにより前記一辺において綴じられている。前記4枚以上の紙葉の間で、前記切り取り用の穿孔列が、内側の紙葉から外側の紙葉へ順に又は段階的に前記一辺から遠くなるように形成されており、それにより、前記切り取り用の穿孔列が、重なり合う前記4枚以上の紙葉の間で実質的に整合する部位に形成されている。
この構成によれば、4枚以上の紙葉が中綴じにより綴じられているにも拘わらず、切り取り用の穿孔列が、重なり合う4枚以上の紙葉の間で実質的に整合する部位に形成された印刷物が実現する。
本発明のうち第3の態様に係るものは、第2の態様に係る印刷物であって、前記4枚以上の紙葉は16枚の紙葉であり、前記切り取り用の穿孔列よりも前記一辺から遠い領域に、共通する年のカレンダーの月表が順に印刷された紙葉群を含んでいる。
この構成による印刷物は、本発明の一態様によるファイルバインダに装着することにより、切り取り用の穿孔列に沿って切り取り可能な、月めくりカレンダーとして使用することができる。さらに、紙葉が16枚であるから、1枚ないし複数枚の印刷用シートに印刷を施し、折り畳むことにより、本構成による印刷物を製造するのに好都合である。
本発明のうち第4の態様に係るものは、第2の態様に係る印刷物であって、前記4枚以上の紙葉は32枚の紙葉であり、前記切り取り用の穿孔列よりも前記一辺から遠い領域に、共通する年及び月のカレンダーの日表が順に印刷された紙葉群を含んでいる。
この構成による印刷物は、本発明の一態様によるファイルバインダに装着することにより、切り取り用の穿孔列に沿って切り取り可能な、日めくりカレンダーとして使用することができる。さらに、紙葉が32枚であるから、1枚ないし複数枚の印刷用シートに印刷を施し、折り畳むことにより、本構成による印刷物を製造するのに好都合である。
本発明のうち第5の態様に係るものは、第1から第4のいずれかの態様に係る印刷物であって、前記4枚以上の紙葉と重ねたときに、当該4枚以上の紙葉と輪郭が実質的に整合する形状の別の紙葉を更に含んでいる。当該別の紙葉は、前記4枚以上の紙葉と重ねたときに、前記複数の貫通孔と実質的に整合する部位に形成された複数の別の貫通孔と、前記4枚以上の紙葉と重ねたときに、前記切り取り用の穿孔列と実質的に整合する部位に形成された別の切り取り用の穿孔列と、を含んでいる。
この構成によれば、別の紙葉を、4枚以上の紙葉の間に挿入するか、それらと重ねて、本発明の一態様によるファイルバインダに、4枚以上の紙葉と共に装着することができる。本構成において、別の紙葉は、4枚以上の紙葉の間に挿入されたり、これらの紙葉と重ねられたりしていてもよく、ユーザ等の操作に任せるべく、未だ挿入も重ね合わせもなされていなくてもよい。
本発明のうち第6の態様に係るものは、ファイルバインダであって、背面板部材と、突出部材と、前面板部材と、1以上の柱状突起部と、を備えている。前記背面板部材は、下端部が前方に向かうように曲がっている。前記突出部材は、前記背面板部材の前記下端部より上方の部位から前方側に突出している。前記前面板部材は、前記突出部材の前方端部から下方へ延びている。前記1以上の柱状突起部は、前記前面板部材の背面から後方へ向かって突起する。また、前記前面板部材は、前記背面板部材の前記下端部の前方端縁よりもさらに下方へ延びており、かつ当該前方端縁との間に間隙を形成している。前記1以上の柱状突起部は、前記背面板部材の最下端よりも下方に位置し、前記背面板部材の前記前方端縁よりも後方へ延びており、段差壁を有する紙葉滑り止めを先端部に有している。
この構成によれば、紙葉の一端部に1以上の貫通孔を形成し、当該一端部を背面板部材と前面板部材との間に挿入し、当該1以上の貫通孔に前記1以上の柱状突起部を挿通させることにより、当該紙葉を保持することが可能となる。1以上の柱状突起部が、段差壁を有する紙葉滑り止めを先端部に有するので、1以上の柱状突起部から不用意に紙葉が脱落することが抑えられる。
本発明のうち第7の態様に係るものは、第6の態様に係る印刷物ファイルバインダであって、前記1以上の柱状突起部は、前記前面板部材を貫通しており、当該前面板部材に対して人の指圧により前後に可動であり、前記前面板部材の前方に突出する別の先端部に、段差壁を有する抜け止めを有している。
この構成によるファイルバインダは、紙葉を装着させるときに、1以上の柱状突起部を指圧により前方に移動させることにより、紙葉を湾曲させなくとも、その一端部を前面板部材と背面板部材との間に挿入することができる。その後に、1以上の柱状突起部を、指圧により後方に移動させることにより、紙葉の貫通孔に挿通させることができる。このようにして、本構成によるバインダには、紙葉を湾曲させることなく、当該紙葉を装着することができる。また、1以上の柱状突起部は、両端部に紙葉滑り止め及び抜け止めを有するので、前面板部材から抜け落ちない。
本発明のうち第8の態様に係るものは、第2の態様に係る印刷物を製造する方法であって、以下のことを含む。すなわち、2枚以上の印刷用シートの各々に、印刷を施すとともに、中折の基準線の付近かつ両側に、当該基準線に沿って切り取り用の穿孔列を、印刷用シートごとに前記基準線からの距離を異ならせて形成すること。前記印刷及び前記切り取り用の穿孔列の形成の後に、前記2枚以上の印刷用シートの各々を、前記基準線が1本のままに止まるか重なり合うように折り畳むこと。折り畳まれた前記2枚以上の印刷用シートを、互いに基準線が重なり合うように、かつ綴じられたときに前記距離が短い印刷用シートほど内側となるように、重ね合わせること。前記重ね合わされた前記2枚以上の印刷用シートを、互いに重なり合う前記基準線において中綴じすること。中綴じされた前記2枚以上の印刷用シートを前記基準線に沿って折られた状態にして、当該2枚以上の印刷用シートの全体に三方裁断を施すこと。中綴じされた前記2枚以上の印刷用シートを前記基準線に沿って折られた状態にして、前記基準線と前記切り取り用の穿孔列との間において前記基準線に沿うように、前記2枚以上の印刷用シートの全体を貫通する複数の貫通孔を形成すること。
この構成の製造方法によれば、枚葉印刷により本発明の第2の態様による印刷物が得られる。なお、「前記2枚以上の印刷用シートの各々を、前記基準線が1本のままに止まるか重なり合うように折り畳むこと」の語義について付言する。印刷用シート毎に中折りの基準線が1本であるときに、2丁折りするのであれば、基準線は折られないので1本のままに止まる場合に該当する。印刷用シート毎に中折りの基準線が1本であるときに、4丁折り以上をするのであれば、基準線が1本に重なり合うように折り畳む場合に該当する。印刷用シート毎に中折りの基準線が、例えば平行な2本であるときに、8丁折りあるいは16丁折りをするのであれば、2本の基準線がすべて1本に重なり合うように折り畳む場合に該当する。
本発明のうち第9の態様に係るものは、第2の態様に係る印刷物を製造する方法であって、以下のことを含む。すなわち、2本以上の長尺の印刷用シートの各々の所定領域に、印刷を施すとともに、中折の基準線の付近かつ両側に、当該基準線に沿って切り取り用の穿孔列を、印刷用シートごとに前記基準線からの距離を異ならせて形成すること。前記2本以上の長尺の印刷用シートの各々から、前記所定領域を切り出すこと。切り出されてなる前記2枚以上の印刷用シートの各々を、前記基準線が1本のままに止まるか重なり合うように折り畳むこと。折り畳まれた前記2枚以上の印刷用シートを、互いに基準線が重なり合うように、かつ綴じられたときに前記距離が短い印刷用シートほど内側となるように、重ね合わせること。前記重ね合わされた前記2枚以上の印刷用シートを、互いに重なり合う前記基準線において中綴じすること。中綴じされた前記2枚以上の印刷用シートを前記基準線に沿って折られた状態にして、当該2枚以上の印刷用シートの全体に三方裁断を施すこと。中綴じされた前記2枚以上の印刷用シートを前記基準線に沿って折られた状態にして、前記基準線と前記切り取り用の穿孔列との間において前記基準線に沿うように、前記2枚以上の印刷用シートの全体を貫通する複数の貫通孔を形成すること。
この構成の製造方法によれば、輪転機印刷により本発明の第2の態様による印刷物が、より安価に得られる。
以上のように本発明によれば、紙葉群の着脱が自在であるとともに、より低コストで提供できるファイルバインダが得られる。また、当該ファイルバインダへの装着に適した印刷物が得られる。更に、当該印刷物の製造に適した方法が得られる。
本発明の一実施の形態によるファイルバインダと、当該ファイルバインダへの装着に適した一実施の形態による印刷物の構成を示す説明図である。 本発明の別の実施の形態による印刷物の製造方法を例示する工程図である。 本発明の別の実施の形態による印刷物の製造方法を例示する工程図である。 本発明の別の実施の形態による印刷物の製造方法を例示する工程図である。 本発明の別の実施の形態による印刷物の製造方法を例示する工程図である。 本発明の別の実施の形態による印刷物の製造方法と、使用方法とを例示する工程図である。 本発明の別の実施の形態による印刷物の製造方法を例示する工程図である。 本発明のさらに別の実施の形態による印刷物の構成と使用方法とを示す説明図である。 本発明の別の実施の形態によるファイルバインダの構成と使用方法とを示す説明図である。
図1は、本発明の一実施の形態によるファイルバインダと、当該ファイルバインダへの装着に適した一実施の形態による印刷物の構成を示す説明図である。本明細書に添付の斜視図の一部は、遠近法を加味して描かれている。「正面」、「背面」、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「下」、「水平」等の位置又は方向を示す表現は、図1(d)に例示するように、装着される紙葉群を吊り下げるべく、壁面に取り付けて使用するときのファイルバインダ11の標準的な姿勢を基準とする。
ファイルバインダ11は、前面板部材13、突出部材15、及び背面板部材17を有している。これらの前面板部材13、突出部材15、及び背面板部材17は、例えば、一体成型されたプラスチックにより形成されている。背面板部材17は、本体部18とその下方に続く下端部19とを含んでいる。本体部18は、取り付け対象となる壁面に沿うように平坦な板状である。下端部19は、前方へ向かうように、本体部18に対して曲がっている。図1(b)〜(d)では、下端部19は、湾曲することにより前方へ向かっているが、例えば90度など、角度をもって本体部18から屈曲していてもよい。何れであっても、下端部19が前方へ向かうように、本体部18に対して曲がっていることに変わりはない。
背面板部材17の下端部19よりも上方で、上端縁よりも下方の部位、例えば本体部18の中央付近には、前方に突出する突出部材15が連結している。図1(b)〜(d)の例では、突出部材15は、左右に延びる板状体である。突出部材15の前方端部には、下方に延びる前面板部材13が連結している。図1(b)〜(d)の例では、前面板部材13は、背面板部材17の本体部18と、主面同士が平行である。図1(b)〜(d)の例では、突出部15は、背面板部材17と前面板部材13とを連結するだけでなく、ファイルバインダ11に、水平面上の湾曲に対する剛性を付与するリブとしての役割をも果たす。
前面板部材13は、背面板部材17の下端部19の前方端縁20よりも下方にまで延びており、この前方端縁20との間に、間隙22を形成している。この構成により、背面板部材17と前面板部材13との間には、袋状の空間49が形成される。
ファイルバインダ11には、前面板部材13の背面から後方へ向かって突起する柱状突起部21が形成されている。図1(b)〜(d)の例では、柱状突起部21は水平方向に並ぶように、かつ左右対称となる部位に2本形成されている。柱状突起部21は、背面板部材17の最下端よりも下方に位置し、背面板部材17の下端部19の前方端縁20よりも後方へ延びている。図1(b)〜(d)の例では、柱状突起部21は、背面板部材17の本体部18の背面と同一平面上に達している。すなわち、柱状突起部21は、背面板部材17の背面を壁面へ当接させたときに、先端がこの壁面に当接する長さ、あるいは略当接する長さに設定されている。
背面板部材17は、突出部材15よりも下方で、かつ背面から見て左右の端縁が、中央寄りに後退している。この構成は、図1(b)を参照しつつ後述するように、複数の紙葉をファイルバインダ11に取り付ける作業を、容易化する。
背面板部材17の上端部には、前後に貫通する貫通孔25が形成されている。この貫通孔25に、釘、鋲、ねじ、又はフック等を挿通させることにより、ファイルバインダ11を壁面に容易に取り付けることができる。図1(d)は、背面板部材17の上端部に、吊り下げ用の紐(ひも)29を通すための別の貫通孔27が、さらに形成された形態を例示している。背面板部材17には、突出部材15にまで侵入する溝が形成されており、当該溝には磁石体71が埋め込まれている(図1(b)参照)。磁石体71は、ファイルバインダ11を、磁性体壁面等に磁力により吸着させる働きをなす。
図1(a)、(b)は、ファイルバインダ11への装着に適した印刷物を例示している。当該印刷物1は、月毎の日めくりカレンダーとして構成されている。印刷物1は、32枚の紙葉が、一辺3において中綴じされたものであり、ある年・月のカレンダーの日表が順に印刷された紙葉群を含んでいる。図1(a)、(b)には、印刷物1が綴じ針9により中綴じされた例を示している。
印刷物1の各紙葉には、一辺3の付近において、一辺3に沿うように、2個の貫通孔7が形成されている。貫通孔7は、重なり合う紙葉の間で、実質的に整合する部位に形成されている。貫通孔7は、さらに、印刷物1の一辺3の側の端部を、ファイルバインダ11の前面板部材13と背面板部材17の下端部19との間隙22に挿入したときに、柱状突起部21に挿通可能な位置、及び大きさに形成されている。
印刷物1の各紙葉には、さらに、一辺3から貫通孔7よりも遠い部位において、一辺に沿うように切り取り用の穿孔列5が形成されている。穿孔列5は、重なり合う紙葉の間で、実質的に整合する部位に形成されている。穿孔列5は、さらに、印刷物1の一辺3の側の端部を、ファイルバインダ11の間隙22に挿入したときに、前面板部材13の最下端縁に整合する位置に形成されている。日表は、一辺3から穿孔列5より遠い紙葉主要部10に印刷されている。
印刷物1は、図1(b)に示すように、裏返しにしたファイルバインダ11の前面板部材13及び背面板部材17の左右のうちの一方端縁から、他方端縁へ水平にスライドさせることにより、ファイルバインダ11に装着することができる。このとき、印刷物1の上端部を、背面板部材17に覆われない前面板部材13の左右のうちの一方の端部付近の上に置き、かつ柱状突起部21による干渉を避けるように、印刷物1を湾曲させつつ、他方の端部へ向かってスライドさせる。突出部15より下方の背面板部材17の左右方向端縁が、前面板部材13の対応する端縁に対して中央寄りに後退しているために、印刷物1の上端部を前面板部材13の背面の上に一旦載せて、そのままスライドさせることにより、印刷物1を背面板部材17と前面板部材13との間の間隙22に、楽に滑り込ませることができる。
印刷物1の左右の位置が、所定の最終位置に定まると、印刷物1の湾曲を元に戻すことにより、柱状突起部21が貫通孔7に挿入される。その結果、図1(c)に示すように、印刷物1の貫通孔7に柱状突起部21が係合することにより、印刷物1がファイルバインダ11に保持される。また、柱状突起部21は、背面板部材17の下端部19の前方端縁20(図1(b)参照)よりも、後方へ延びているので、前方端縁20と前面板部材13との間の間隙22から垂れ下がる印刷物1が、柱状突起部21に安定して保持される。
印刷物1の穿孔列5は、印刷物1がファイルバインダ11に装着された状態で、前面板部材13の最下端縁に対応する部位に位置するように形成される。このため、図1(d)に示すように、印刷物1の紙葉群を、前面から順に、穿孔列5に沿って容易に切り裂くことができる。それにより、ファイルバインダ11及び印刷物1のユーザは、日毎に不要となる前日の日表を、容易に切り離すことが可能となる。このように、ファイルバインダ11に装着された状態で保持された印刷物1は、壁掛け日めくりカレンダーとしての使用に供することができる。
印刷物1は、日毎に穿孔列5に沿って日表を切り離してゆくことにより、やがて、一辺3から穿孔列5までの印刷物上端部8のみが残ることとなる。日表のない印刷物1の上端部8は、印刷物1をファイルバインダ11に装着する手順とは逆の手順を採ることにより、ファイルバインダ11から、容易に取り外すことができる。これによりユーザは、図1(e)に示すように、不要となった印刷物1の上端部8を、ファイルバインダ11から容易に分別して、廃棄することができる。ファイルバインダ11は、新たな印刷物1、例えば別の月の日めくりカレンダーとしての印刷物1の装着のために、再利用することができる。
図2〜図7は、本発明の別の実施の形態による印刷物の製造方法を例示する工程図である。図6は、当該印刷物の使用方法をも例示している。図6(c)〜(e)に示すとおり、当該印刷物30は、月めくりカレンダーとして構成されている。印刷物30は、16枚の紙葉が一辺において中綴じされたものであり、ある年、すなわちある暦年又は年度のカレンダーの月表が順に印刷された紙葉群を含んでいる。印刷物30の各紙葉には、図1(a)、(b)に例示した印刷物1の各紙葉と同様に、2個の貫通孔7及び切り取り用の穿孔列5が形成されている。月表は、中折れの基準線31である一辺から穿孔列5より遠い紙葉主要部10に印刷されている。
印刷物30を製造するには、まず、図2(a)、(b)及び図3(a)、(b)に示すように、2枚の印刷用紙A及びBを準備する。印刷用紙A,Bは、一例としてA1規格の寸法を有する。図2(a)及び(b)は、印刷用紙Aの表と裏とをそれぞれ表し、図3(a)及び(b)は、印刷用紙Bの表と裏とをそれぞれ表す。印刷用紙A,Bは、中折りの基準線(綴じ背ライン)31により二分され、さらに折り丁ライン35により8個の領域(丁)37に等分割されている。各領域37は、一例としてA4規格の寸法を有する。すなわち、印刷用紙A,Bは、8丁折りを前提としている。
印刷用紙A,Bの表裏には、印刷が施される。印刷は、枚葉印刷であっても、輪転機印刷であってもよい。枚葉印刷であれば、例えばA1規格の大きさの印刷用紙A,Bが準備された後に、当該印刷用紙A,B毎に、図2(a)、(b)あるいは図3(a)、(b)に例示する印刷が行われる。輪転機印刷であれば、ロール状の用紙に、図2(a)、(b)あるいは図3(a)、(b)に例示する印刷が行われる。図2(a)、(b)に例示する印刷と、図3(a)、(b)に例示する印刷とは、別のロール状の用紙に行われるのが効率的である。ロール状の用紙は、印刷後に例えばA1寸法に裁断されることにより、図2(a)、(b)に例示する印刷用紙A、あるいは図3(a)、(b)に例示する印刷用紙Bとなる。
印刷の過程で、綴じ背ライン31の両側に、かつ等距離で、切り取り用の穿孔列33が形成される。枚葉印刷であれ、輪転機印刷であれ、印刷工程に付加する形式で、穿孔列33を形成することが可能である。枚葉印刷であれば、いわゆる「トムソン」と称される装置により、印刷対象とされる印刷用紙A,B毎に、穿孔列33を形成することができる。輪転機印刷では、4色に対応する4個の印刷ドラムと並んで穿孔列形成用のドラムを用意することにより、ロール状の用紙に穿孔列33を形成することができる。
穿孔列33は、綴じ背ライン31の付近に、かつ綴じ背ライン31に平行に形成される。綴じ背ライン31から穿孔列33までの距離は、印刷用紙Aに比べて、印刷用紙Bの方が短く設定される。好ましい例として、その差は、8丁折りを前提とする印刷用紙A,Bにおいては、印刷用紙A,Bの厚さの4倍に設定される。
印刷は、綴じ背ライン31から穿孔列33よりも遠い主要領域に印刷される。一例として各丁37には、ページ番号39が印刷される。中綴じ完了後の印刷物30では、例えば、奇数ページが表となり、偶数ページが裏となる。各丁37のうち、奇数ページにはカレンダーの表紙又は月表が印刷され、偶数ページには奇数ページとはカテゴリーの異なる印刷物、例えば広告あるいはカタログが印刷される。
次に、図4(a)、(b)に示すように、印刷用紙A,Bは、それぞれ、3本の折り丁ライン35に沿って、巻き四ツ折りされる。さらに、図5(a)〜(d)に示すように、印刷用紙A,Bは、綴じ背ライン31に沿って、それぞれ中折りされる。続いて、図5(e)〜(g)に示すように、中折りされた印刷用紙A,Bは、互いに綴じ背ライン31が重なるように、しかも、印刷用紙Bが内側に位置するように重ね合わされる。その後、図5(h)に示すように、折り部位となる綴じ背ライン31に沿って、綴じ針9により、印刷用紙A,Bを中綴じする。
次に、図6(a)に示すように中綴じが完了した印刷用紙A,Bを、図6(b)に示すように、三方裁断する。すなわち、中綴じが完了した印刷用紙A,Bの綴じ背ライン31に沿った一辺を除く他の3辺について、裁断線43,44,45に沿った裁断が行われる。それに前後して、中綴じされた印刷用紙A,Bのうち、綴じ背ライン31と穿孔列33との間の領域である上端部41に、綴じ背ライン31に平行に貫通孔7が形成される。これにより、図6(c)に示すように、印刷用紙A,Bは、印刷物30となる。各印刷用紙A,Bの間で連続していた穿孔列33は、綴じられた紙葉毎の穿孔列5となる。
印刷物30は、図1に示したファイルバインダ11と同様に構成されたファイルバインダ51に装着される。図6(c)、(d)に示すように、装着の手順は、図1(b)〜(d)を参照しつつ示した印刷物1の装着の手順と同様である。
ファイルバインダ51は、背面板部材17の上端部に形成され、前後に貫通する貫通孔47を有している。貫通孔47は、左右に延びる長孔と、その中央部において上端側へ向かう切れ込みとを有している。切れ込みは、壁面等から突起する釘、フック等に、ファイルバインダ51を吊り下げるのに適している。長孔は、特許文献3に開示される磁石保持用ベースの開口部と同様に構成され、特許文献3に開示される特殊形状の磁石体57(図6(e))を着脱可能に保持する。磁石体57を貫通孔47の長孔に装着することにより、埋め込み磁石71の磁力が補強され、より重い印刷物をファイルバインダ51に装着することが可能となる。図6(e)に示すように、柱状突起部21の側面には例えばネジ山など、軸方向に反復する凹凸が形成されていてもよい。それにより、ファイルバインダ51に装着された印刷物30が、柱状突起部21から脱落し難くなる。
図6(e)に示すように、印刷物30の穿孔列5は、印刷物30がファイルバインダ51に装着された状態で、前面板部材13の最下端縁に対応する部位に位置するように形成される。特に、図7(a)、(b)に示すように、綴じ背ライン31から穿孔列5までの距離は、外側に位置する印刷用紙Aに比べて、内側に位置する印刷用紙Bの方が短く設定されており、その差は、印刷用紙A,Bの厚さの4倍に相当している。このため、図7(c)、(d)に示すように、印刷用紙A,Bの間で穿孔列5が略同一部位に位置する。図7(d)は、印刷物30の紙葉群を穿孔列5に沿って切り裂いた後に残る、印刷物30の上端部41を表している。
印刷物30の紙葉群の間で、穿孔列5は、多少の位置ずれはあっても、実用上、すなわち実質的に、互いに整合する位置にあれば足りる。同様に、紙葉群の穿孔列5と前面板部材13の最下端縁との位置関係についても、実用上、すなわち実質的に同じ位置にあれば足りる。
図6(e)に示すように、ファイルバインダ51に装着された印刷物30は、その紙葉群を、前面から順に、穿孔列5に沿って容易に切り裂くことができる。それにより、ファイルバインダ51及び印刷物30のユーザは、月毎に不要となる前月の月表を、容易に切り離すことが可能となる。このように、ファイルバインダ51に装着された状態で保持された印刷物30は、壁掛け月めくりカレンダーとしての使用に供することができる。
16枚の紙葉が綴じられた印刷物30を製造するのに、2枚の印刷用紙A、Bを各々8丁折りする例を示したが、4枚の印刷用紙を各々4丁折りする方法、8枚の印刷用紙を各々2丁折りする方法など、他の方法を採ることも可能である。2丁折りでは、1枚の印刷用紙に対して、綴じ背ライン31に沿った中折りのみがなされるので、1本の綴じ背ライン31は、中途で折られることなく1本のままとなる。また、32枚の紙葉が綴じられた印刷物1を製造するのに、2枚の印刷用紙を各々16丁折りする方法、4枚の印刷用紙を各々8丁折りする方法、8枚の印刷用紙を各々4丁折りする方法など、様々な方法を採り得る。16丁折りを採用するときには、各印刷用紙に、2本の綴じ背ライン31の各々の両側に穿孔列33を形成するとよい。各印刷用紙は、2本の綴じ背ライン31がすべて重なり合うように折られる。
図8は、本発明のさらに別の実施の形態による印刷物の構成と使用方法とを示す説明図である。この印刷物40は、印刷物30と、これに付加される別の紙葉50とを有している。紙葉50は、印刷物30の紙葉群とともに綴じられてはいない。紙葉50は、印刷物30の紙葉群の間に挿入されるか、当該紙葉群と重ねられた状態で、印刷物30とともにファイルバインダ51に装着される。このため、紙葉50は、印刷物30の紙葉群と、輪郭が実質的に重なり合い、貫通孔7及び穿孔列5も実質的に重なり合うように形成される。紙葉50は、印刷物30の紙葉群の間に挿入されたり、紙葉群と重ねられたりした形態で、印刷物30とともにユーザに供給されてもよく、ユーザに操作させるべく、未だ、挿入も重ね合わせもなされていない形態で、ユーザに供給されてもよい。紙葉50は、折り込み宣伝チラシとして利用したり、印刷物30の一部の紙葉の印刷内容の訂正版を供給するのに利用したり、することができる。
図9(a)〜(d)は、本発明の別の実施の形態によるファイルバインダの構成と使用方法とを示す説明図である。図9(a)に示すように、このファイルバインダ61においては、一例として2本である柱状突起部63が、前面板部材13を貫通しており、前面板部材13に対して可動である。前面板部材13には、柱状突起部63を挿通させるための貫通孔69が形成されている。柱状突起部63の後方端部には、装着された印刷物30等の紙葉が脱落し難くなるように、段差壁を有する紙葉滑り止め67が形成されている。また、柱状突起部63の前方端部には、柱状突起部63が前面板部材13から脱落することを防止するために、段差壁を有する抜け止め65が形成されている。
好ましくは、ファイルバインダ61は、柱状突起部63が前面板部材13を貫通するように、プラスチックのインサート成形により形成される。それにより、柱状突起部63は、人の指圧により前後に可動な程度に、適度の摩擦力を貫通孔69から受ける。
ファイルバインダ61に印刷物30を装着するには、まず、図9(b)に示すように、指圧により、柱状突起部63を前面板部材13に対して前方一杯に移動させる。これにより、印刷物30は湾曲させることなく、その上端部を、背面板部材17と前面板部材13との間の間隙22に、下方から挿入することが可能となる。印刷物30を所定の位置に配置した後に、指圧により抜け止め65を押すことにより、柱状突起部63を後方に移動させ、印刷物30の貫通孔7に挿入する。これにより、図9(c)に示すように、印刷物30がファイルバインダ61に装着される。図9(d)に示すように、印刷物30が装着されたファイルバインダ61を、どのような姿勢に傾けても、印刷物30は滑り止め67により係止されるので、柱状突起部63から脱落し難い。なお、図9(c)、(d)では、貫通孔7について、その位置及び断面形状が分かり易いように、点線で囲まれた矩形領域で示している。
以上に示した実施の形態のほかに、本発明は様々な変形形態を採り得る。例えば、印刷物1、30として、中綴じされた印刷物の形態を例示したが、糊付け等による無線綴じされた印刷物に、貫通孔7及び穿孔列5を形成しても良い。さらには、前面板部材13に固定された柱状突起部21(図1(b))の先端部に、柱状突起部63(図9(a))の先端部のように、滑り止め67を形成してもよい。それにより、装着された印刷物1が柱状突起部21から抜け落ち難くなる。また、滑り止め67あるいは抜け止め65を、図9(a)に例示したように、柱状突起部63の全周にわたって段差を有する形状に形成する代わりに、例えば鈎型のように、全周のうちのある部分、例えば上部についてのみ段差を有する形状に形成してもよい。この場合に、図9(a)に例示するように、柱状突起部63が前面板部材13に対して可動である場合には、柱状突起部63が周方向に回動するのを規制するように、例えば柱状突起部63の断面を円形から外れた形状にするのが望ましい。
1、30、40 印刷物
3 一辺
5、33 穿孔列
7 貫通孔
8、41 印刷物上端部
11、51、61 ファイルバインダ
13 前面板部材
15 突出部材
17 背面板部材
19 下端部
20 前方端縁
21、63 柱状突起部
22 間隙
31 綴じ背ライン(基準線)
35 折り丁ライン
A、B 印刷用紙(印刷用シート)
50 別の紙葉
67 滑り止め
65 抜け止め

Claims (9)

  1. 一辺において中綴じにより綴じられた枚以上の紙葉を含み、
    前記枚以上の紙葉の各々は、
    前記一辺の付近において当該一辺に沿い、かつ重なり合う前記枚以上の紙葉の間で実質的に整合する部位に形成された複数の貫通孔と、
    前記一辺の付近であって前記一辺から前記複数の貫通孔よりも遠い部位において前記一辺に沿い、かつ重なり合う前記枚以上の紙葉の間で実質的に整合する部位に形成された切り取り用の穿孔列と、を含む印刷物。
  2. 記4枚以上の紙葉の間で、前記切り取り用の穿孔列が、内側の紙葉から外側の紙葉へ順に又は段階的に前記一辺から遠くなるように形成されており、それにより、前記切り取り用の穿孔列が、重なり合う前記4枚以上の紙葉の間で実質的に整合する部位に形成されている、請求項1に記載の印刷物。
  3. 前記4枚以上の紙葉は16枚の紙葉であり、前記切り取り用の穿孔列よりも前記一辺から遠い領域に、共通する年のカレンダーの月表が順に印刷された紙葉群を含む、請求項2に記載の印刷物。
  4. 前記4枚以上の紙葉は32枚の紙葉であり、前記切り取り用の穿孔列よりも前記一辺から遠い領域に、共通する年及び月のカレンダーの日表が順に印刷された紙葉群を含む、請求項2に記載の印刷物。
  5. 前記4枚以上の紙葉と重ねたときに、当該4枚以上の紙葉と輪郭が実質的に整合する形状の別の紙葉を更に含み、
    当該別の紙葉は、
    前記4枚以上の紙葉と重ねたときに、前記複数の貫通孔と実質的に整合する部位に形成された複数の別の貫通孔と、
    前記4枚以上の紙葉と重ねたときに、前記切り取り用の穿孔列と実質的に整合する部位に形成された別の切り取り用の穿孔列と、を含む、請求項1から4のいずれかに記載の印刷物。
  6. 下端部が前方に向かうように曲がっている背面板部材と、
    前記背面板部材の前記下端部より上方の部位から前方側に突出する突出部材と、
    前記突出部材の前方端部から下方へ延びている前面板部材と、
    前記前面板部材の背面から後方へ向かって突起する1以上の柱状突起部と、を備え、
    前記前面板部材は前記背面板部材の前記下端部の前方端縁よりもさらに下方へ延びており、かつ当該前方端縁との間に間隙を形成しており、
    前記1以上の柱状突起部は、前記背面板部材の最下端よりも下方に位置し、前記背面板部材の前記前方端縁よりも後方へ延びており、段差壁を有する紙葉滑り止めを先端部に有している、ファイルバインダ。
  7. 前記1以上の柱状突起部は、前記前面板部材を貫通しており、当該前面板部材に対して人の指圧により前後に可動であり、前記前面板部材の前方に突出する別の先端部に、段差壁を有する抜け止めを有している、請求項6に記載のファイルバインダ。
  8. 請求項2に記載の印刷物を製造する方法であって、
    2枚以上の印刷用シートの各々に、印刷を施すとともに、中折の基準線の付近かつ両側に、当該基準線に沿って切り取り用の穿孔列を、印刷用シートごとに前記基準線からの距離を異ならせて形成することと、
    前記印刷及び前記切り取り用の穿孔列の形成の後に、前記2枚以上の印刷用シートの各々を、前記基準線が1本のままに止まるか重なり合うように折り畳むことと、
    折り畳まれた前記2枚以上の印刷用シートを、互いに基準線が重なり合うように、かつ綴じられたときに前記距離が短い印刷用シートほど内側となるように、重ね合わせることと、
    前記重ね合わされた前記2枚以上の印刷用シートを、互いに重なり合う前記基準線において中綴じすることと、
    中綴じされた前記2枚以上の印刷用シートを前記基準線に沿って折られた状態にして、当該2枚以上の印刷用シートの全体に三方裁断を施すことと、
    中綴じされた前記2枚以上の印刷用シートを前記基準線に沿って折られた状態にして、前記基準線と前記切り取り用の穿孔列との間において前記基準線に沿うように、前記2枚以上の印刷用シートの全体を貫通する複数の貫通孔を形成することと、を備える印刷物の製造方法。
  9. 請求項2に記載の印刷物を製造する方法であって、
    2本以上の長尺の印刷用シートの各々の所定領域に、印刷を施すとともに、中折の基準線の付近かつ両側に、当該基準線に沿って切り取り用の穿孔列を、印刷用シートごとに前記基準線からの距離を異ならせて形成することと、
    前記2本以上の長尺の印刷用シートの各々から、前記所定領域を切り出すことと、
    切り出されてなる前記2枚以上の印刷用シートの各々を、前記基準線が1本のままに止まるか重なり合うように折り畳むことと、
    折り畳まれた前記2枚以上の印刷用シートを、互いに基準線が重なり合うように、かつ綴じられたときに前記距離が短い印刷用シートほど内側となるように、重ね合わせることと、
    前記重ね合わされた前記2枚以上の印刷用シートを、互いに重なり合う前記基準線において中綴じすることと、
    中綴じされた前記2枚以上の印刷用シートを前記基準線に沿って折られた状態にして、当該2枚以上の印刷用シートの全体に三方裁断を施すことと、
    中綴じされた前記2枚以上の印刷用シートを前記基準線に沿って折られた状態にして、前記基準線と前記切り取り用の穿孔列との間において前記基準線に沿うように、前記2枚以上の印刷用シートの全体を貫通する複数の貫通孔を形成することと、を備える印刷物の製造方法。
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