JP2008159838A - 電子機器の放熱器 - Google Patents

電子機器の放熱器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008159838A
JP2008159838A JP2006347068A JP2006347068A JP2008159838A JP 2008159838 A JP2008159838 A JP 2008159838A JP 2006347068 A JP2006347068 A JP 2006347068A JP 2006347068 A JP2006347068 A JP 2006347068A JP 2008159838 A JP2008159838 A JP 2008159838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
fins
heat
fin
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006347068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4893298B2 (ja
Inventor
Akira Otsuka
亮 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP2006347068A priority Critical patent/JP4893298B2/ja
Publication of JP2008159838A publication Critical patent/JP2008159838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4893298B2 publication Critical patent/JP4893298B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】全体の熱伝達率が高く、しかも、成形性に優れた電子機器の放熱器を提供する。【解決手段】発熱素子から熱が伝導される平板形状のベース板1aに平行に並んだ第1のフィン1b、1b…が一体形成されると共に前記第1のフィン1b、1b…と非平行の第2のフィン1c、1c…を前記ベース板1aに一体形成した。
【選択図】図1

Description

この発明は放熱器に係わり、特に、電子機器の発熱部品の冷却に好適な放熱器に関する。
従来の電子機器の放熱器の例を図6おび図7に示す。図6は電子機器の放熱器6を示す斜視図、図7は同放熱器6を裏返した状態で示す断面図である。図に示す放熱器6はベース板6aの表面(図6における上面、図7における下面)にフィン6b、6b…が平行に並ぶようにダイカスト法等により一体形成されている。そして、ベース板6aの裏面にパワートランジスタ等の発熱部品2が固着される。
このようにフィン6b、6b…を設けることにより、放熱器6の放熱表面積が大きくなり、フィン6b、6b…が延びる方向を垂直となるように配置して自然対流を生じさせたり、ファンによる気流がフィン6b、6b…に沿って流れるようにすることで放熱器6の放熱面の熱伝達係数を大きくすることができる。
しかしながら、図7に示すように発熱部品2が右側に偏って配置されている場合、発熱部品2から図で円で示す等温線を生じるように熱が伝えられるが、左側のフィン6b、6b…に熱を伝えるためにはベース板6aを矢印で示す方向に熱が流れる。
このため、ベース板6aの厚みaにより左側のフィン6b、6b…に伝えられる熱の量が制限される。すなわち、厚みaが薄いとフィン6b、6b…の温度差が大きくなる。そして、全体の熱伝達率が低くなり、発熱部品2の温度が高くなる。
ベース板6aの厚みaを厚くすると、フィン6b、6b…の温度差は小さくなるが、ベース板6aの裏面からフィン6b、6b…の先端までの高さbが制限されるため、フィン6b、6b…の高さが低くなり、放熱器の表面積が狭くなると、熱放射による放熱量が低くなり、蓄熱して冷めにくいという結果となる。しかも、ベース板6a全体が厚くなるため、放熱器の重量が重くなるという問題が発生する。
図8は従来の放熱器の他の例を示す正面図、図9は同放熱器の製造工程を説明するための断面図である。この例では放熱器7のベース板7aに平行に並べられたフィン7b、7b…が一体に形成されている点は図6および図7に示した放熱器6と同じであるが、フィン7b、7b…が延びる方向の両端の面の形状が湯口を設けられない形状となっている。このため、湯口7cがフィン7b、7b…と平行の面に形成されている。
そして、図8に示すように、発熱素子2がフィン7b、7b…の延びる方向の端に固着されている場合、発熱素子2近傍のフィン7b、7b…では発熱素子2からの熱が黒矢印で示すフィン7b、7b…の延びる方向に伝えられるので、この方向の熱通過断面積は図6おび図7に示す放熱器よりも大きくなる。しかしながら、発熱素子2から離れた両端側のフィン7b、7b…ではベース板7aを通るように迂回して熱が伝えられるので、熱通過距離が長くなり熱伝導性能が落ちる。
また、材料に対する圧力は湯口7cから白矢印で示す方向に加わるので、フィン7b、7b…が延びる方向に材料が流れない。すなわち、図9に黒矢印で示すように、湯口7cからベース板7aを通って各フィン7b、7b…に流れ込む。このため、材料の流れの抵抗が増大するため、金型に溶損を起こしやすく、放熱器7の成形性が落ちるという問題が発生する。
特開2002−299868号公報に開示された発熱素子の放熱構造では、筐体内に供給された空気は全て放熱器3の溝3a(フィンの谷)を通るので放熱能力が高められる。しかしながら、フィンは全て平行に配置されているため、図6および図7に示した放熱器6または図8および図9に示した放熱器7と同様の問題が発生する。
特開2002−299868号公報、段落0011、段落0012および図1
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、全体の熱伝達率が高く、しかも、成形性に優れた電子機器の放熱器を提供することにある。
この発明の電子機器の放熱器は、発熱素子から熱が伝導される平板形状のベース板に平行に並んだ第1のフィンが一体形成されると共に前記第1のフィンと非平行の第2のフィンが前記ベース板に一体形成されているものである。
また、前記電子機器の放熱器において、前記第2のフィンが前記平板形状のベース板の発熱素子が固着される部分から放射状に延びているものである。
また、前記各電子機器の放熱器において、前記第2のフィンが発熱素子の前記平板形状のベース板に固着される部分から先に延びるにつれて低くなるものである。
また、前記各電子機器の放熱器において、前記第1のフィンと第2のフィンが前記平板形状のベース板の同一の面に形成され、第2のフィンの高さが第1のフィンより低くなっているものである。
また、前記同電子機器の放熱器において、前記第1のフィンと第2のフィンとが平板形状のベース板の反対側の面に形成されているものである。
この発明の電子機器の放熱器によれば、全体の熱伝達率(熱拡散率)が高く、しかも、材料肉厚が確保されるため、成形性に優れている。
以下この発明を実施するための最良の形態を実施例に即して説明する。
図1はこの発明の実施例1である放熱器を示す斜視図、図2は同放熱器を一部斜線を省略して示す断面図である。以下の各実施例の説明において、ベース板の第1のフィンが設けられている面を表面とし、発熱素子2が固着される面を裏面とする。
実施例1の放熱器1のベース板1aの表面には平行に並ぶ第1のフィン1b、1b…と放射状の第2のフィン1c、1c…がベース板1aと一体に形成されている。そして、ベース板の厚みは符号Aで示され、第1のフィン1b、1b、…のベース板1aの裏面からの高さは符号Bで示され、第2のフィン1c、1c…のベース板1aの裏面からの高さは符号Cで示されている。
図2で示されているように、第2のフィン1c、1c…の高さは第1のフィン1b、1bの高さより低くなっている。そして、発熱素子2は第2のフィン1c、1c…が集中して重なり円形をなす部分と対向する裏面に固着されている。
上記構成において、第1のフィン1b、1b…と第2のフィン1c、1c…が放熱面となるので、放熱面の面積が大きくなる。また、気流は第1のフィン1b、1b…に沿って流れ、第2のフィン1c、1c、…の所で乱されて乱流なるので放熱器の表面の熱伝達率が大きくなる。
さらに、湯口が第1のフィン1b、1b…と平行する側面に設けられても、湯口から材料に第2のフィン1c、1c、…により第1のフィン1b、1b…と傾斜する方向に圧力が加えられ、材料が第1のフィン1b、1b、…が延びる方向にも流れるので成形もよくなる。
さらに、第2のフィン1c、1c…により、第1のフィン1b、1b…と直交する方向に熱が伝えられるので、ベース板1aの厚さを厚くすることなく、放熱器全体の温度差を小さくすることができる。このように、軽量化され、かつ、放熱能力の高い放熱器が得られる。
図3はこの発明の実施例2である放熱器を示す斜視図である。この例では、放熱器3のベース板3aの表面に第1のフィン3b、3b…が形成され、ベース板3aの裏面に第2のフィン3c、3c…が形成されている。
そして、発熱素子2は第2のフィン3cの面に固着されている。この例でも放熱器3の放熱面の面積を大きくすることができ、第2のフィン3c、3c…により、第1のフィン3b、3b…と直交する方向に熱が伝えられるので、ベース板3aの厚さを厚くすることなく、放熱器全体の温度差を小さくすることができる。また、湯口を第1のフィン3b、3b…と平行する外面に設けた場合にも、湯口から材料に第2のフィン3c、3c…により第1のフィン3b、3b…が延びる方向に圧力が加えられて成形性が落ちない。
図4はこの発明の実施例3である放熱器を示す正面図である。この例では、放熱器4のベース板4aの表面に平行に並ぶ第1のフィン1b、1b…と放射状の第2のフィン4c、4c…がベース板4aと一体に形成されている。発熱素子2は第2のフィン4c、4cが集中する部分と対向する裏面に固着されている。
この例で実施例1と異なるのは発熱素子2が放熱器4の中心に配置されていることであるが、熱の伝導性および成形性について、実施例1と同様に効果が得られ、さらに、発熱素子から熱が放熱器内を流れる最大距離が小さくなるので、放熱能力が高くなるという実施例3特有の効果が得られる。
図5(a)はこの発明の実施例4である放熱器を一部斜線を省略して示す断面図、図5(b)は同放熱器を簡略化して示す正面図である。なお、図5(b)において、図面を見易くするために、第2のフィン5cを放射状の直線で示し、熱の伝わりかたを示す等温線を複数の円で示している。
この例では、放熱器5のベース板5aの表面に平行に並ぶ第1のフィン5b、5b…と放射状の第2のフィン5c、5c…がベース板5aと一体に形成されている。発熱素子2は第2のフィン5c、5c…が集中する位置のベース板5a裏面に固着されている。
この例で実施例1と異なる点は第2のフィン5c、5c…が先端方向に向けて低くなっていることである。第2のフィン5c、5c…では先端方向に伝熱量が減少するので、このような構成により第2のフィン5c、5c…の伝熱能力を低くすることなく、材料の節約および軽量化が図れる。
実施例は以上のように構成されているが発明はこれに限られず、例えば、実施例1、実施例2、実施例4において、発熱素子2を放熱器の中心に配置してもこの発明の効果が得られる。
この発明の実施例1である放熱器を示す斜視図である。 同放熱器を一部斜線を省略して示す断面図である。 この発明の実施例2である放熱器を示す斜視図である。 この発明の実施例3である放熱器を示す正面図である。 図5(a)はこの発明の実施例4である放熱器を一部斜線を省略して示す断面図、図5(b)は同放熱器を簡略化して示す正面図である。 従来の放熱器の例を示す斜視図である。 同放熱器の作用を説明するための一部斜線を省略して示す断面図である。 従来の放熱器の他の例を示す正面図である。 同放熱器の製造工程を説明するための断面図である。
符号の説明
1 放熱器、1a ベース板、1b 第1のフィン、1c 第2のフィン
2 発熱素子
3 放熱器、3a ベース板、3b 第1のフィン、3c 第2のフィン
4 放熱器、3a ベース板、4b 第1のフィン、4c 第2のフィン
5 放熱器、5a ベース板、5b 第1のフィン、5c 第2のフィン
6 放熱器、6a ベース板、6b フィン
7 放熱器、7a ベース板、7b フィン、7c 湯口

Claims (5)

  1. 発熱素子から熱が伝導される平板形状のベース板に平行に並んだ第1のフィンが一体形成されると共に前記第1のフィンと非平行の第2のフィンが前記ベース板に一体形成されていることを特徴とする電子機器の放熱器。
  2. 前記第2のフィンは前記平板形状のベース板の発熱素子が固着される部分から放射状に延びている請求項1の電子機器の放熱器。
  3. 前記第2のフィンが発熱素子の前記平板形状のベース板に固着される部分から先に延びるにつれて低くなる請求項1または2の電子機器の放熱器。
  4. 前記第1のフィンと第2のフィンが前記平板形状のベース板の同一の面に形成され、第2のフィンの高さが第1のフィンより低くなっている請求項1から3のいずれかに記載した電子機器の放熱器。
  5. 前記第1のフィンと第2のフィンとが平板形状のベース板の反対側の面に形成されている請求項1から3のいずれかに記載した電子機器の放熱器。
JP2006347068A 2006-12-25 2006-12-25 電子機器の放熱器 Expired - Fee Related JP4893298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006347068A JP4893298B2 (ja) 2006-12-25 2006-12-25 電子機器の放熱器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006347068A JP4893298B2 (ja) 2006-12-25 2006-12-25 電子機器の放熱器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008159838A true JP2008159838A (ja) 2008-07-10
JP4893298B2 JP4893298B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=39660423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006347068A Expired - Fee Related JP4893298B2 (ja) 2006-12-25 2006-12-25 電子機器の放熱器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4893298B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0376748U (ja) * 1989-11-29 1991-07-31
JPH0449645A (ja) * 1990-06-19 1992-02-19 Nec Corp 発熱体の冷却方法
JPH07234035A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Aisin Seiki Co Ltd 放熱器
JP2008130397A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0376748U (ja) * 1989-11-29 1991-07-31
JPH0449645A (ja) * 1990-06-19 1992-02-19 Nec Corp 発熱体の冷却方法
JPH07234035A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Aisin Seiki Co Ltd 放熱器
JP2008130397A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4893298B2 (ja) 2012-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7600558B2 (en) Cooler
JP5249434B2 (ja) 直交する2組の放熱フィンを有する放熱用ヒートシンクを備えたサーボアンプ
JP4466644B2 (ja) ヒートシンク
WO2011096218A1 (ja) 放熱装置およびそれを用いた電子機器
JP2005114341A (ja) ヒートパイプを備えたヒートシンクおよびその製造方法
JP6349161B2 (ja) 液冷式冷却装置
JP2007208116A (ja) 風冷式冷却体
JP2008218589A5 (ja)
TW201031881A (en) Thermal module having enhanced heat-dissipating efficiency and thermal system thereof
JP5667739B2 (ja) ヒートシンクアセンブリ、半導体モジュール及び冷却装置付き半導体装置
TWI225767B (en) Heat-dissipating module structure for electronic apparatus
JP2019021825A (ja) 放熱器およびこれを用いた液冷式冷却装置
JP2007080989A (ja) ヒートシンク
TWI334529B (en) Heat dissipation device
JP2008277442A (ja) 放熱基板
JP2006210611A (ja) 放熱フィンを備えたヒートシンク及びその製造方法。
JP4893298B2 (ja) 電子機器の放熱器
JP2005303063A (ja) ヒートシンク
TWI302823B (en) Heat dissipation device
JP2010287730A (ja) 受熱面平行フィン型扁平状放熱構造体
JP3146030U (ja) 放熱フィンの構造およびその放熱フィンを使用した放熱モジュール
JP3148593U (ja) 放熱流体の圧力損失を低減した放熱フィンセットの構造およびその放熱フィンセットを使用した放熱モジュール
JP2011171686A (ja) 放熱部付き金属ベースプリント基板
JP6044157B2 (ja) 冷却部品
TWI422315B (zh) 散熱裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20111012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111205

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees