JP4466644B2 - ヒートシンク - Google Patents

ヒートシンク Download PDF

Info

Publication number
JP4466644B2
JP4466644B2 JP2006349398A JP2006349398A JP4466644B2 JP 4466644 B2 JP4466644 B2 JP 4466644B2 JP 2006349398 A JP2006349398 A JP 2006349398A JP 2006349398 A JP2006349398 A JP 2006349398A JP 4466644 B2 JP4466644 B2 JP 4466644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive sheet
heat
anisotropic
heat conductive
heat sink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006349398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008159995A (ja
Inventor
次郎 新開
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2006349398A priority Critical patent/JP4466644B2/ja
Publication of JP2008159995A publication Critical patent/JP2008159995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4466644B2 publication Critical patent/JP4466644B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/31Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
    • H01L24/32Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector

Description

本発明はヒートシンクに関し、より特定的には縦方向および横方向異方性熱伝導シートの複合構造のヒートシンクに関する。
近年、電子機器の高性能化および小型化が進み、それに伴い半導体などの電子部品の高密度化および高機能化が進んでいる。電子部品の高密度化および高機能化によって、電子部品自体が大量の熱を発生するようになってきている。この熱をそのまま放置しておくと、当該電子部品の品質を劣化させたり、当該電子部品を損傷させてしまうため、電子部品が発生させる熱を効率よく取り除くための装置または機構が要望されている。
このような電子機器中の発熱源が発生する熱を取り除く方法として、特開2002−76217号公報(特許文献1)に横方向に異方性を有する異方性熱伝導性繊維を構成する炭素繊維を有する放熱ユニットが開示されている。特許文献1に開示の放熱ユニットでは、熱を効果的に筐体などに逃がすことを目的としている。
ここで、発熱源が発生する熱を効率的に取り除くためには、熱を取り除く部材の熱抵抗を低減することが効果的である。熱抵抗は、当該部材の厚みに比例し、熱伝導率および放熱面積に反比例する。
上記特許文献1に開示の方法では、横方向に異方性を有する異方性熱伝導性繊維を用いている。このような横方向異方性熱伝導シートは、横方向に熱伝導率の高い繊維などを高分子シートに配向させているので、その間は高分子が充填されており、縦方向に熱がほとんど伝わらない。そのため、発熱源の放熱面積は拡大されるものの、縦方向の熱伝導率が低い。その結果、熱抵抗の低減が十分でないという問題がある。
また、縦方向に熱伝導率の高い繊維を高分子シート内に配向させている縦方向異方性熱伝導シートを用いると、縦方向の繊維の間は高分子が充填されており、横方向には熱がほとんど伝わらない。そのため、発熱源の底面積がそのまま射影されるので、面積の拡大ができない。その結果、熱抵抗の低減が十分でないという問題がある。
さらに、縦方向と横方向との熱伝導率が同じである等方性熱伝導シートを用いると、図10に示すように、発熱源225から略45°の角度で下方に熱が伝達される。すなわち、発熱源の面積から略45°の角度で放熱面積が拡大する。放熱面積は拡大されるものの、熱を取り除く部材(ヒートシンク200)の厚みD3も拡大されることになる。その結果、熱抵抗の低減が十分でないという問題がある。なお、図10は、等方性熱伝導シートを用いた従来のヒートシンクを示す概略断面図である。
特開2002−76217号公報
本発明の目的は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、熱抵抗を低減できるヒートシンクを提供することである。
本発明のヒートシンクは、縦方向異方性熱伝導シートと、縦方向異方性熱伝導シート上に形成された横方向異方性熱伝導シートとを備えている。上方から見たときの横方向異方性熱伝導シートの外周縁が、縦方向異方性熱伝導シートの外周縁よりも内側に配置されている。
本発明のヒートシンクによれば、横方向異方性熱伝導シートにより、熱を横方向に伝達するため、放熱面積が大きくなる。そして、縦方向異方性熱伝導シートにより、拡大された放熱面積を有したまま熱を縦方向に伝達できる。そのため、全体として熱抵抗を低減することができる。
なお、本明細書において、「縦方向異方性熱伝導シート」とは、縦方向のみに、熱を伝導させる媒質を樹脂の中に配向させた高分子シートを意味する。また、「横方向異方性熱伝導シート」とは、横方向のみに、熱を伝導させる媒質を樹脂の中に配向させた高分子シートを意味する。また、「上方から見た」とは、横向異方性熱伝導シートにおいて縦方向異方性熱伝導シートと対向する面と反対側の面側から見ることを意味する。また、本発明では、縦方向異方性熱伝導シートの相対的に熱が多く伝達される方向と交差する表面上に、横方向異方性熱伝導シートの相対的に熱が多く伝達される方向に沿って延びる表面とが接触するように配置されている。
上記ヒートシンクにおいて好ましくは、縦方向異方性熱伝導シートは凹部を有しており、横方向異方性熱伝導シートは、凹部を充填するように配置されている。
これにより、縦方向異方性熱伝導シートの厚みをより薄くできるので、熱抵抗をより低減できる。
上記ヒートシンクにおいて好ましくは、横方向異方性熱伝導シートの表面上に形成され、発熱源を搭載するための金属膜をさらに備えている。
これにより、金属膜上に搭載される発熱源からの熱を、横方向異方性熱伝導シートにより均一に広げることができる。
なお、上記「横方向異方性熱伝導シートの表面」とは、横方向異方性熱伝導シートにおいて、縦方向異方性熱伝導シート上に形成された面と反対側の面を意味する。
上記ヒートシンクにおいて好ましくは、縦方向異方性熱伝導シートおよび横方向異方性熱伝導シートの少なくとも一方に接続された放熱フィンをさらに備えている。
熱を放熱フィンにも伝達することができるため、発熱源からの熱を放熱させる効果がより大きくなる。
本発明のヒートシンクによれば、縦方向異方性熱伝導シートと横方向異方性熱伝導シートとを備えているので、全体として熱抵抗を低減することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態および実施例を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付してその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるヒートシンクを示す概略斜視図である。図2は、図1における線分II−IIでの概略断面図である。図1および図2を参照して、本発明の実施の形態1におけるヒートシンクを説明する。図1および図2に示すように、実施の形態1におけるヒートシンク10は、縦方向異方性熱伝導シート11と、横方向異方性熱伝導シート12とを備えている。ヒートシンク10は、発熱源にとりつけて熱を拡散する部材である。
縦方向異方性熱伝導シート11は、縦方向のみに、熱を伝導させる媒質を樹脂の中に配向させた高分子シートである。このような性質を有する材料として、たとえばカーボンファイバおよびニッケルファイバを高分子に配向したものが挙げられる。具体的には、縦方向異方性熱伝導シート11として、Btech社製のLM−2、TF−1、IOB−3、およびTP−1などを用いることができる。
縦方向異方性熱伝導シート11の形状は、上方から見たときの縦方向異方性熱伝導シート11の外周縁11aが、上方(図1および2において上側)から見たときの横方向異方性熱伝導シート12の外周縁12aよりも外側に配置されていれば特に限定されないが、横方向異方性熱伝導シート12の横方向の面積は大きいほど好ましい。縦方向異方性熱伝導シート11の形状は、図1に示すように、四角柱に限定されず、たとえば円柱などであってもよい。
また、縦方向異方性熱伝導シート11の厚みは、1.0mm以上3.0mm以下が好ましい。1.0mm以上とすることによって、縦方向異方性熱伝導シート11のハンドリングが容易になる。3.0mm以下とすることによって、製造コストを低減できる。
また、縦方向異方性熱伝導シート11の縦方向(横方向異方性熱伝導シート12が積層されている方向)の熱伝導率は、400W/mK以上が好ましい。400W/mK以上とすることによって、発熱体の発生熱量を素早く移動でき熱抵抗を低くできる。
横方向異方性熱伝導シート12は、横方向のみに、熱を伝導させる媒質を樹脂に配向させた高分子シートである。具体的には、横方向異方性熱伝導シート12として、松下電器株式会社製のPGSグラファイトシートなどを用いることができる。
横方向異方性熱伝導シート12は、縦方向異方性熱伝導シート11上に形成されている。また、縦方向異方性熱伝導シート11の相対的に熱が多く伝達される方向(矢印13b)と交差する表面上に、横方向異方性熱伝導シート12の相対的に熱が多く伝達される方向(矢印13a)に沿って延びる表面とが接触するように配置されている。すなわち、縦方向異方性熱伝導シート11の相対的に熱の伝わりやすい方向と、横方向異方性熱伝導シートの相対的に熱の伝わりやすい方向とは交差(直交)している。
また、上方(図1および2において上側)から見たときの横方向異方性熱伝導シート12の外周縁12aが、縦方向異方性熱伝導シート11の外周縁11aよりも内側に配置されている。
横方向異方性熱伝導シート12の上部表面の面積は、2.0mm以上15mm以下が好ましい。2.0mm以上とすることによって、小パッケージに搭載可能になる。15mm以下とすることによって、パワーデバイスチップに対応したパッケージに搭載可能となる。
また、横方向異方性熱伝導シート12の横方向(横方向異方性熱伝導シート12の上部表面と平行な方向)の熱伝導率は、400W/mK以上が好ましい。400W/mK以上とすることによって、多くの熱を広い面積に拡散させる事が可能になる。
また、横方向異方性熱伝導シート12の形状は、図1に示すように四角柱に限定されず、たとえば円柱などであってもよい。
本実施の形態におけるヒートシンク10に、発熱源から熱を受けると、まず、図2の矢印13aに示すように、横方向異方性熱伝導シート12により横方向異方性熱伝導シート12の横方向の面積に相当する領域まで熱が伝達される。この際、横方向異方性熱伝導シート12の温度は、発熱源の温度とほぼ同じになる。
そして、縦方向異方性熱伝導シート11により、矢印13bに示すように縦方向異方性熱伝導シート11において横方向異方性熱伝導シート12が形成されている表面と反対側の表面に向けて(図1において下向きに)熱が素早く伝達される。この際、横方向異方性熱伝導シート12から熱が伝達されるので、横方向異方性熱伝導シート12の面積に相当する領域から、縦方向に熱を伝達する。そのため、横方向異方性熱伝導シート12の面積が、ヒートシンク10の放熱面積Sとなる。
以上説明したように、本発明の実施の形態1におけるヒートシンク10によれば、縦方向異方性熱伝導シート11と、縦方向異方性熱伝導シート11上に形成された横方向異方性熱伝導シート12とを備え、上方から見たときの横方向異方性熱伝導シート12の外周縁12aが、縦方向異方性熱伝導シート11の外周縁11aよりも内側に配置されている。熱抵抗は、下記の式(1)により表わされる。そのため、横方向異方性熱伝導シート12により、熱を横方向に伝達するため、放熱面積Sを大きくできる。そして、縦方向異方性熱伝導シート11により、拡大された放熱面積Sを有したまま熱を矢印13bのように下方に伝達できる。そのため、全体として熱抵抗を低減することができる。
熱抵抗Rth=ヒートシンクの厚み/(熱伝導率×放熱面積S)・・・・(1)
また、放熱面積Sを大きくできるので、縦方向異方性熱伝導シート単体を備えるヒートシンクと比較して、縦方向異方性熱伝導シート11の厚みよりも薄くできる。その結果、熱抵抗Rthを低減することができる。
(実施の形態2)
図3および図4を参照して、本発明の実施の形態2におけるヒートシンクを説明する。なお、図3は、本発明の実施の形態2におけるヒートシンクを示す概略斜視図である。図4は、図3における線分IV−IVでの概略断面図である。
図3および図4に示すように、実施の形態2におけるヒートシンク20は、基本的には実施の形態1におけるヒートシンク10と同様である。実施の形態2では、縦方向異方性熱伝導シート21は凹部21bを有している点、および横方向異方性熱伝導シート22が凹部21bを充填するように配置されている点においてのみ、図1および図2に示す実施の形態1におけるヒートシンク10と異なる。
具体的には、縦方向異方性熱伝導シート21および横方向異方性熱伝導シート22は、それぞれ実施の形態1の縦方向異方性熱伝導シート11および横方向異方性熱伝導シート12と同様であるので、その説明は繰り返さない。
また、ヒートシンク20では、横方向異方性熱伝導シート22の上部表面は、縦方向異方性熱伝導シート11において横方向異方性熱伝導シート22により覆われていない部分の表面と同一平面を構成することが好ましい。
なお、凹部21bの平面形状は、図4に示すように四角形に特に限定されず、円形や他の矩形であってもよく、後述する搭載する発熱源の形状に合わせることが好ましい。また、凹部21bの深さも局所的に深くすることや浅くすることもできる。
次に、図5、および図10を参照して、実施の形態2におけるヒートシンク20の熱抵抗と、従来のヒートシンク200の熱抵抗とについて説明する。なお、図5は、本発明の実施の形態2におけるヒートシンクにチップを搭載したときの概略断面図である。
実施の形態2におけるヒートシンク20において、図5に示す横方向異方性熱伝導シート22の上部表面は、縦方向異方性熱伝導シート11において横方向異方性熱伝導シート22により覆われていない部分の表面と同一平面上に位置するように、図5および図10に示したそれぞれのヒートシンク20,200に、縦1mm、横1mm、厚み0.3mmの四角柱の形状のチップ25,225を搭載すると仮定する。
実施の形態2におけるヒートシンク20の縦方向異方性熱伝導シート21は、縦5mm、横5mm、厚み(D1)0.75mmの四角柱の形状とし、縦方向熱伝導率を780W/mK、横方向熱伝導率0W/mKとする。また、横方向異方性熱伝導シート22は、縦4mm、横4mm、厚み0.25mmの四角柱の形状とし、縦方向熱伝導率を0W/mK、横方向熱伝導率を600W/mKとする。
実施の形態2では、放熱面積Seは、実施の形態1で説明したように熱が伝達されることから、1.6×10-52(4mm×4mm)になる。ヒートシンク20の厚みは、縦方向異方性熱伝導シート11の凹部21b下の厚み(D1−D2)となり、縦方向異方性熱伝導シート11の凹部21bに横方向異方性熱伝導シート12を埋め込んでいることから、0.5mmになる。その結果、熱抵抗Rthは、0.0401(=0.0005/{780×1.6×10-5})℃/Wになる。
一方、従来のヒートシンク200は、縦方向と横方向との熱伝導率が同じである等方性熱伝導シート222を用いているとする。等方性熱伝導シート222は縦5mm、横5mm、厚み0.075mmで、銅からなり、熱伝導率が393W/mKとする。
この場合では、放熱面積Shは、6.25×10-62(=2.5mm×2.5mm)になる。ヒートシンク200の厚みは、0.75mmになる。その結果、熱抵抗Rthは、0.305(=0.00075/{393×6.25×10-6})℃/Wになる。
このように、同一の大きさである実施の形態2におけるヒートシンク20と、従来のヒートシンク200とを比較すると、実施の形態2におけるヒートシンク20の熱抵抗Rthは、従来よりも低減できることがわかる。
以上説明したように、本発明の実施の形態2におけるヒートシンク20によれば、縦方向異方性熱伝導シート21は凹部21bを有しており、横方向異方性熱伝導シート22は、凹部21bを充填するように配置されている。これにより、縦方向異方性熱伝導シート21の厚みをより薄くできるので、熱抵抗Rthをより低減できる。
(実施の形態3)
図6および図7を参照して、本発明の実施の形態3におけるヒートシンクを説明する。なお、図6は、本発明の実施の形態3におけるヒートシンクを示す概略斜視図である。図7は、図6における線分VII−VIIでの概略断面図である。
図6および図7に示すように、実施の形態3におけるヒートシンク30は、基本的には図3および4に示す実施の形態2におけるヒートシンク20と同様である。実施の形態3では、横方向異方性熱伝導シート32の表面上に形成され、発熱源35を搭載するための金属膜34をさらに備える点においてのみ、図3および4に示す実施の形態2におけるヒートシンク20と異なる。
具体的には、縦方向異方性熱伝導シート31および横方向異方性熱伝導シート32は、それぞれ実施の形態1の縦方向異方性熱伝導シート11および横方向異方性熱伝導シート12と同様であるので、その説明は繰り返さない。
金属膜34は、発熱源35を搭載できれば、特に限定されない。たとえば、金属膜34は、ダイボンド用メタライズなどを用いることができる。金属膜34は、たとえば薄い金属の半田を蒸着することにより形成できる。金属膜34は、横方向異方性熱伝導シート32の上面からクロム、ニッケルおよび金の積層膜からなることが好ましい。
発熱源35は特に限定されず、半導体素子など一般公知のものを金属膜34上に搭載できる。
以上説明したように、本発明の実施の形態3におけるヒートシンク30によれば、横方向異方性熱伝導シート32の表面上に形成され、発熱源35を搭載するための金属膜34をさらに備えている。これにより、金属膜34上に搭載される発熱源35からの熱を、横方向異方性熱伝導シート32により均一に広げることができる。
また、ヒートシンク30は、熱抵抗が低く放熱効果が高いため、発熱量の多い素子や消費電力の大きい素子などの発熱源35を好適に搭載できる。
(実施の形態4)
図8および図9を参照して、本発明の実施の形態4におけるヒートシンクを説明する。なお、図8は、本発明の実施の形態3におけるヒートシンクを示す概略斜視図である。図9は、図8における線分IX−IXでの概略断面図である。
図8および図9に示すように、実施の形態4におけるヒートシンク40は、基本的には図6および図7に示す実施の形態3におけるヒートシンク30と同様である。実施の形態4では、縦方向異方性熱伝導シート41および横方向異方性熱伝導シート42の少なくとも一方に接続された放熱フィン46をさらに備えている点においてのみ、図6および図7に示す実施の形態3におけるヒートシンク30と異なる。
具体的には、縦方向異方性熱伝導シート41および横方向異方性熱伝導シート42は、それぞれ実施の形態1の縦方向異方性熱伝導シート11および横方向異方性熱伝導シート12と同様であるので、その説明は繰り返さない。
放熱フィン46は、熱を拡散するための部材である。放熱フィン46は、縦方向異方性熱伝導シート41および横方向異方性熱伝導シート42の少なくとも一方に接続されていれば特に限定されないが、縦方向異方性熱伝導シート41に接続されていることが好ましい。また、放熱フィン46は、図8および図9に示すように縦方向異方性熱伝導シート41において横方向異方性熱伝導シート42が形成されている面と反対の面に接続されていることがより好ましく、表面積が大きい方が熱を拡散する効果が高いことから、放熱フィン46の外周縁は、縦方向異方性熱伝導シート41において横方向異方性熱伝導シート42が形成されている面と反対の面の外周縁よりも外側に配置されていることがより一層好ましい。
なお、放熱フィン46は、縦方向異方性熱伝導シート41の側面(横方向異方性熱伝導シート42が形成される面およびその面以外の面)に接続されていてもよい。また、放熱フィン46が横方向異方性熱伝導シート42に接続されている場合とは、たとえば放熱フィン46が上方に向かって延びる場合や、途中で略垂直に延びる場合などを含んでいる。
放熱フィン46は1枚以上であれば特に限定されないが、表面積が増加する観点から、複数枚有していることが好ましい。放熱フィン46がフィンを複数枚有している場合には、それぞれのフィン形状は同一でもよいし、フィン毎に形状が異なっていてもよい。また、放熱フィン46の形状は特に限定されず、図8および図9に示すように平面形状が矩形でもよいし、曲がっていてもよいし、平面形状が円形であってもよい。また、放熱フィン46は、細孔や凹凸の多い構造としてもよい。
また、放熱フィン46の材料は、特に限定されないが、たとえばアルミニウムや銅などを用いることができる。
また、放熱フィン46の各フィン間のピッチPを局所的に変更しても良い。たとえば横方向異方性熱伝導シート42の下方に配置されるフィンのピッチPを小さくしてもよい。この場合は、熱が伝達される領域において、放熱効率を向上させることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態4におけるヒートシンク40によれば、縦方向異方性熱伝導シート41および横方向異方性熱伝導シート42の少なくとも一方に接続された放熱フィン46をさらに備えている。これにより、熱を放熱フィン46にも伝達することができるため、発熱源45からの熱を放熱させる効果がより大きくなる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明のヒートシンクは、熱抵抗を低減できるので、熱を拡散する効果が高い。そのため、発熱量の多い素子や消費電力の大きい発熱源に好適に用いられる。
本発明の実施の形態1におけるヒートシンクを示す概略斜視図である。 図1における線分II−IIでの概略断面図である。 本発明の実施の形態2におけるヒートシンクを示す概略斜視図である。 図3における線分IV−IVでの概略断面図である。 本発明の実施の形態2におけるヒートシンクにチップを搭載したときの概略断面図である。 本発明の実施の形態3におけるヒートシンクを示す概略斜視図である。 図6における線分VII−VIIでの概略断面図である。 本発明の実施の形態3におけるヒートシンクを示す概略斜視図である。 図8における線分IX−IXでの概略断面図である。 等方性熱伝導シートを用いたヒートシンクを示す概略断面図である。
符号の説明
10,20,30,40 ヒートシンク、11,21,31,41 縦方向異方性熱伝導シート、11a,12a 外周縁、12,22,32,42 横方向異方性熱伝導シート、13a,13b 矢印、21b 凹部、25 チップ、34,44 金属膜、35,45 発熱源、46 放熱フィン。

Claims (4)

  1. 縦方向異方性熱伝導シートと、
    前記縦方向異方性熱伝導シート上に形成された横方向異方性熱伝導シートとを備え、
    上方から見たときの前記横方向異方性熱伝導シートの外周縁が、前記縦方向異方性熱伝導シートの外周縁よりも内側に配置されている、ヒートシンク。
  2. 前記縦方向異方性熱伝導シートは凹部を有しており、
    前記横方向異方性熱伝導シートは、前記凹部を充填するように配置されている、請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 前記横方向異方性熱伝導シートの表面上に形成され、発熱源を搭載するための金属膜をさらに備える、請求項1または2に記載のヒートシンク。
  4. 前記縦方向異方性熱伝導シートおよび前記横方向異方性熱伝導シートの少なくとも一方に接続された放熱フィンをさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載のヒートシンク。
JP2006349398A 2006-12-26 2006-12-26 ヒートシンク Active JP4466644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349398A JP4466644B2 (ja) 2006-12-26 2006-12-26 ヒートシンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349398A JP4466644B2 (ja) 2006-12-26 2006-12-26 ヒートシンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008159995A JP2008159995A (ja) 2008-07-10
JP4466644B2 true JP4466644B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=39660555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006349398A Active JP4466644B2 (ja) 2006-12-26 2006-12-26 ヒートシンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4466644B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5251614B2 (ja) * 2009-03-06 2013-07-31 株式会社デンソー 電力変換装置
US8749978B2 (en) * 2010-01-29 2014-06-10 Nitto Denko Corporation Power module
JP5818127B2 (ja) * 2010-02-04 2015-11-18 株式会社リコー 画像形成装置
CN102742008B (zh) * 2010-02-05 2015-07-01 三菱综合材料株式会社 功率模块用基板及功率模块
JP5707810B2 (ja) * 2010-09-22 2015-04-30 サンケン電気株式会社 半導体モジュールの製造方法
JP6380037B2 (ja) 2014-11-19 2018-08-29 株式会社デンソー 半導体装置およびそれを用いた電子部品
KR101527376B1 (ko) * 2014-12-30 2015-06-09 주식회사 카보랩 다층 구조 방열필름 및 이의 제조 방법
JP6245229B2 (ja) * 2015-07-24 2017-12-13 トヨタ自動車株式会社 半導体装置と半導体装置の製造方法
JP6607792B2 (ja) * 2016-01-18 2019-11-20 株式会社豊田中央研究所 ヒートスプレッダ
JP2018129443A (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 デクセリアルズ株式会社 電磁波抑制熱伝導シート、電磁波抑制熱伝導シートの製造方法及び半導体装置
JP6862896B2 (ja) * 2017-02-17 2021-04-21 富士電機株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
CN111433908A (zh) * 2017-10-27 2020-07-17 日产自动车株式会社 半导体装置
JP7025204B2 (ja) * 2017-12-26 2022-02-24 京セラ株式会社 ヒートシンクおよびこれを用いた電子装置
JP7404845B2 (ja) 2019-12-17 2023-12-26 株式会社レゾナック ヒートシンク

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008159995A (ja) 2008-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4466644B2 (ja) ヒートシンク
JP4391366B2 (ja) ヒートパイプを備えたヒートシンクおよびその製造方法
JP5684228B2 (ja) ヒートシンク
US20070029072A1 (en) Heat dissipation device
KR200448519Y1 (ko) 돌출형 ⅰc 패키지용 방열판
JP2008060172A (ja) 半導体装置
JP2017123379A (ja) 半導体装置
CN1321337A (zh) 受热表面上带有突出部分的散热器
JP6595531B2 (ja) ヒートシンクアッセンブリ
JP2004079949A (ja) メモリモジュール内発熱半導体素子の放熱装置
JP2012129379A (ja) 放熱フィン
JP2006210611A (ja) 放熱フィンを備えたヒートシンク及びその製造方法。
JP4529703B2 (ja) 放熱構造および放熱部品
US20140116670A1 (en) Heat sink and cooling system including the same
JP6025614B2 (ja) 発熱部品の放熱構造およびこれを用いたオーディオ装置
JP2006203016A (ja) 放熱部品
KR200421435Y1 (ko) 다채널 평판형 히트파이프가 구비된 히트싱크
JP2006128571A (ja) 半導体装置
JP2019160881A (ja) 半導体装置
JP2011171686A (ja) 放熱部付き金属ベースプリント基板
TWI482002B (zh) 散熱器及其製造方法
TWI413889B (zh) 散熱裝置
JP3100713U (ja) 熱放散フィンモジュール
JP2011044507A (ja) 放熱器
JP2009004558A (ja) コの字型フィンからなるヒートシンク

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100215

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3