JP2008159237A - テープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】記録テープの巻き乱れやテープ巻回体の傾動を規制でき、さらに、テープ厚みが薄い場合にもテープエッジに損傷を与えることなく記録テープを整然と巻き取ることができるテープカートリッジを提供する。
【解決手段】本体ケース1の内部左右にテープ巻回体2を配置し、本体ケース1の上下壁の内面とテープ巻回体2との間に規制シート15を配置する。本体ケース1の上壁内面と規制シート15との間に、低反発性の規制体16を配置する。規制体16は、テープ巻回体2に巻装されたテープ巻層Rのうち、テープ巻回体2より後側の後半領域Zに臨んで配置する。規制体16は、発泡ゴム材を素材とする成形品で形成し、本体ケース1の上壁内面に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハブ構造のテープ巻回体を備えているテープカートリッジに関する。
テープ巻回体には、フランジを備えたリール構造のテープ巻回体と、フランジを備えていないハブ構造のテープ巻回体とがあり、後者巻回体を備えたテープカートリッジは、例えば特許文献1に公知である。この種のテープカートリッジは、フランジを備えたテープ巻回体に比べて、記録テープを巻き取る際にテープ巻層の断面が波型になるなど巻き乱れを生じやすい。このような記録テープの巻き乱れを防ぐために、本体ケースの上壁および下壁とテープ巻回体との間に、フリクションシートまたはスリップシートなどの規制シートを配置している。
本発明に関して、規制シートに弾性体を設けて規制シートをテープエッジに押し付け付勢することが特許文献2に公知である。そこでは、規制シートのシート面に本体ケースへ向かって膨出する直線リブ状の突条を前後平行に設け、突条がケース内面に接当するときの反力で、シート面をテープ巻回体およびテープエッジに弾性接当させて、記録テープの巻き乱れを防止している。
特開平11−273303号公報(段落番号0011、図2) 実公平1−27191号公報(第4欄第6〜19行、第3図)
特許文献1に見られるように、ハブ構造のテープ巻回体を備えたテープカートリッジにおいては、テープ巻層から飛び出るテープエッジを、自己保形性に優れた規制シートで受け止めて巻き乱れを防いでいるに過ぎない。そのため、記録テープをテープ巻回体で巻き取る際に、テープテンションの変動などによってテープ巻回体が傾くことがあり、こうした場合に規制シートがテープ巻回体やテープ巻層の周縁に押されて変位し、巻き乱れを確実に防止できない。このように巻き乱れた状態の記録テープは、次回使用時に上下に蛇行するなど走行姿勢が不安定になり、信号情報の読み書きミスの原因にもなりかねない。とくに、信号情報の記録密度が高いコンピュータ用の外部記録媒体として使用されるテープカートリッジにおいて、高度の信頼性を得ることが困難となる。
特許文献2のように、規制シートのシート面に直線リブ状の突条を前後平行に設けると、シート面をテープ巻回体およびテープエッジに弾性接当できるので、記録テープの巻き乱れをある程度は解消できる。しかし、規制シートおよび突条の弾性のみで規制シートを押さえ込むので、充分な押し込み効果が得られにくく、巻き乱れを確実に規制できない。また、記録テープを巻き取る際のテープ巻回体は、テープテンションを受けて前傾する傾向があるが、突条が左右のテープ巻回体の左外側方あるいは右外側方に位置するので、テープ巻層の前方傾動を規制することはできず、巻き乱れを効果的に規制できない。
また、上記のようにテープ巻回体が前傾すると、テープ巻層の一部がケース本体の上壁に接触して摩擦抵抗を受け、その分だけテープ巻回体の回転トルクが増大し、あるいはテープエッジが傷つくことがある。さらに、回転トルクが一定値を越えるような場合には、テープドライブが強制的に停止されて、以後の使用に支障を来たすおそれがある。
本体ケースの内面に、先の突条に相当する規制リブを一体に形成し、この規制リブで規制シートを受け止めると、記録テープの巻き乱れを規制しながらテープ巻回体の傾動を規制できるであろう。しかし、その場合にはせり上がったテープエッジを規制シートおよび規制リブで受け止めて、それ以上テープエッジが変位するのを強制的に阻止するので、とくに、記録容量を高めるためにベーステープの厚みが薄く設定してある記録テープにおいて、テープエッジが折れ曲がり変形し、あるいはテープエッジが早期に摩滅するなどの問題を生じるおそれがある。
本発明の目的は、記録テープの巻き乱れを解消しながらテープ巻回体の傾動を規制できるテープカートリッジを提供することにある。本発明の目的は、テープ厚みが薄い場合にもテープエッジに損傷を与えることなく記録テープを整然と巻き取ることができ、したがって、信号情報の記録密度が高く、しかも記録容量を高めるためにベーステープの厚みが薄く設定してあるコンピュータの外部記録媒体として好適なテープカートリッジを提供することにある。
本発明は、本体ケース1の内部左右に記録テープ3を巻き取るためのハブ構造のテープ巻回体2が配置してあって、本体ケース1の上下壁の内面とテープ巻回体2との間に規制シート15が配置してあるテープカートリッジを適用対象として、本体ケース1の上壁内面と規制シート15との間に、低反発性の規制体16を配置する。規制体16は、テープ巻回体2に巻装されたテープ巻層Rのうち、テープ巻回体2の中心を通る仮想中心線Pより後側の後半領域Zに臨んで配置する。
図1に示すように規制体16は、ゴム材ないしプラスチック材を素材とする成形品で形成し、本体ケース1の上壁内面に固定する。
図6に示すように規制体16は、複数個の低反発性のばねで構成できる。その場合には、複数個の規制体16を、図5に示すようにテープ巻層Rの後半領域Zに臨んで分散配置し、それぞれの規制体16を本体ケース1の上壁内面に固定する。
図7に示すように規制体16は、規制シート15と一体に折り曲げ形成した低反発性の弾性片で構成できる。その場合には、複数個の規制体15を、テープ巻層Rの後半領域Zに臨んで分散配置し、規制体16の規制端25aを本体ケース1の上壁内面に接当させる。
図3に示すように、規制体16は横長棒状に形成して、テープ巻層Rの後半領域Zを左右に横切る状態で配置することができる。
本発明においては、本体ケース1の上壁内面と規制シート15との間に低反発性の規制体16を配置し、規制シート15がテープ巻層Rや、テープ巻層Rから飛び出るテープエッジで押し上げられるとき、押し上げられたシート面を規制体16で受け止めて、規制体16の弾性力によってテープ巻層Rやテープエッジを押し戻すようにした。また、テープ巻回体2に巻装されたテープ巻層Rのうち、テープ巻回体2の中心を通る仮想中心線Pより後側の後半領域Zに臨んで規制体16を配置して、テープテンションを受けてテープ巻層Rやテープ巻回体2が前傾しようとする力を規制体16で吸収し、テープ巻層Rやテープ巻回体2がそれ以上前傾するのを阻止し、適正な巻回姿勢へ復帰できるようにした。
したがって、本発明のテープカートリッジによれば、記録テープ3がケース外へ繰り出され、あるいはテープ巻回体2に巻き込まれるときの記録テープ3の巻き乱れを解消し、同時にテープ巻回体2の傾動を規制でき、テープ厚みが薄い場合にもテープエッジに損傷を与えることなく記録テープ3を整然と巻き取ることができる。これにより、信号情報の記録密度が高く、しかも記録容量を高めるためにベーステープの厚みが薄く設定してあるコンピュータの外部記録媒体として好適なテープカートリッジが得られる。
また、規制シート15と規制体16とでテープ巻回体2の傾動を規制することにより、テープ巻層Rの一部がケース本体1の上壁に接触してテープ巻回体2の回転トルクが増大するのを一掃でき、回転トルクの増大に伴うテープドライブの緊急停止や故障などを一掃して、テープカートリッジの信頼性を向上できる。
ゴム材ないしプラスチック材を素材とする成形品で形成した規制体16によれば、規制体16の弾性力を面状に発揮できるので、規制シート15に局部的な力が作用する場合にも、その力を吸収し、テープエッジやテープ巻層Rの上面を柔軟に押し戻して記録テープ3の巻き乱れを的確に防止でき、さらにテープエッジが損傷するのを良く防止できる。
低反発性のばねで構成した複数個の規制体16を、テープ巻層Rの後半領域Zに臨んで分散配置するテープカートリッジによれば、テープ飛び出しを生じやすい特定の領域に集中的に規制体16を配置でき、複数個の規制体16の弾性力を必要に応じて大小に変更できる。
規制シート15と一体に折り曲げ形成した低反発性の弾性片で規制体16を構成し、複数個の規制体15を、テープ巻層Rの後半領域Zに臨んで分散配置するテープカートリッジによれば、規制体16の規制端25aを本体ケース1の上壁内面に接当させることにより、テープ巻層Rの上面に規制シート15の後半部分を常時密着させることができるので、テープ巻層Rからテープエッジが飛び出すのを確実に防止できる。また、主に規制シート15の後半部分のみをテープ巻層Rの上面に密着させ、規制シート15の前半部分は自由状態のままとするので、テープ巻回体2に巻き込まれる記録テープ3が規制シート15の後半部分に達するまでの間に、記録テープ3を規制シート15で徐々に押さえ込み案内して的確に巻き込むことができる。
横長棒状に形成した規制体16をテープ巻層Rの後半領域Zを左右に横切る状態で配置するテープカートリッジによれば、テープ巻回体2に対する記録テープ3の巻き込み量がある程度増加した状況において、記録テープ3を的確に押さえ込んで巻き乱れを防止できる。規制シート15を横長棒状の規制体16で帯状に押さえ込むので、規制シート15が不必要にテープ巻層Rに接触するのを避けて、規制シート15による摩擦抵抗を最小限化できる。
(実施例) 図1ないし図4は本発明をDAT規格のテープカートリッジ、または同カートリッジをコンピュータ用の外部記録媒体として適用するDDS規格のテープカートリッジに適用した実施例を示す。図2および図3においてテープカートリッジは、本体ケース1の内部左右にハブ構造のテープ巻回体2・2が配置してあり、一方のテープ巻回体2に巻装された記録テープ(磁気テープまたは光テープ)3をケース外へ繰り出し、繰り出された記録テープ3を他方のテープ巻回体2で巻き取る間に情報信号を記録テープ3に記録し、あるいは記録テープ3に記録された情報信号を読み取るように構成してある。本体ケース1は、二分割された上ケース1aおよび下ケース1bを蓋合わせ状に接合して構成する。
本体ケース1の前部には、記録テープ3をケース外へ引き出し操作するためのローディング用のポケット4が設けてあり、このポケット4の前部両側に設けたテープガイド5・5で、記録テープ3をローディング可能な状態に保持している。不使用時のテープ保護のために、ポケット4の下面側は前後スライド可能なシャッター6で塞さがれ、ポケット4の前面および上面は上下に揺動開閉可能な前蓋7で覆ってある。シャッター6および前蓋7は、それぞれ図示していないばねで閉じ勝手に移動付勢してあり、これら両者6・7は、テープドライブに対するテープカートリッジの装填動作を利用して、それぞれ開放される。上ケース1aの内面には、透明のプラスチック材からなる窓板8が固定してある。
テープ巻回体2は、記録テープ3を巻き取るためのハブ2aと、ハブ2aより上下寸法が大きな駆動ボス2bとを一体に備えた二重筒状のプラスチック成形品からなり、駆動ボス2bの内面にテープドライブの駆動軸と嵌係合するスプライン穴状の駆動穴が設けてある。駆動ボス2bの上部周縁にはロックギヤ10が形成してあり、このロックギヤ10にハブロック体11が係合することにより、不使用時のテープ巻回体2を回転不能にロック保持できる。ハブロック体11は上ケース1aおよび窓板8の内面に装着されて、先の前蓋7の開閉動作に連動して前後スライドできる。詳しくは、ハブロック体11のロック爪12がロックギヤ10と係合するケース後方のロック姿勢(図3に示す状態)と、ロック爪12がロックギヤ10から分離する前方のロック解除姿勢とにスライド変位できる。
テープ巻回体2に巻き込まれるときの記録テープ3の巻き乱れを防ぎ、さらに、記録テープ3が繰り出しあるいは巻き込まれるときのテープ巻回体2の傾動を規制するために、本体ケース1の上壁および下壁の内面と、テープ巻回体2のハブ2aの上端面および下端面との間に規制シート15を配置し、さらに上壁内面と規制シート15との間に、低反発性の規制体16を配置している。
規制シート15は、強靭で、滑り性および対摩耗性に優れたプラスチックシート、例えばポリブチレンテレフタレート製のシート材を眼鏡状に打ち抜いて形成してあり、図4に示すように、シート面の中央左右には駆動ボス2bに外嵌する逃げ穴17が打ち抜き形成してある。図3に示すように、規制シート15を構成する左右の優弧部分15aの直径寸法は、満巻き状態のテープ巻層Rの直径寸法より僅かに大きく設定してあり、左右の優弧部分15aは、本体ケース1の後壁と平行な直線辺部15bで連続してある。
図4に示すように、規制体16は、断面が四角形の左右に長い直線棒状の成形品からなり、発泡ゴム、発泡プラスチック、ゴムなどの低反発性の形成素材で形成する。規制体16は、テープ巻回体2に巻装されたテープ巻層Rのうち、左右のテープ巻回体2の中心を通り、本体ケース1の後壁と平行な仮想中心線Pより後側の後半領域Z(図3参照)に臨んで配置する。好ましくは、テープ巻回体2のハブ2aの後周面より後方で、規制シート15の直線辺部15bの近傍において、左右の優弧部分15aを左右に横切る状態で配置する。図1に示すように、規制体16は上ケース1aの内面に固定した窓板8に接着固定してあり、その接着層を符号19で示している。
上記のように、規制体16を窓板8に固定した状態において、テープ巻層Rと規制体16のシート受面20との間には、僅かな隙間Eが確保されている。これは、テープ巻回体2が回転駆動されて、記録テープ3が繰り出し供給されるとき、あるいは記録テープ3が巻き取られるとき、規制体16が規制シート15に対して不必要に接触するのを避けながら、テープ巻装Rから飛び出ようとするテープエッジを規制シート15を介して規制体16で受け止めて、テープエッジの飛び出しを規制するためである。隙間Eは0.3mm前後か、それ以下の値に設定することが好ましいが、場合によっては、隙間Eの値をゼロとすることもある。
以上のように、規制シート15とは別に規制体16を設けると、規制シート15の一部がテープエッジに押し上げられるとき、押し上げられた規制シート15のシート面を規制体16で受け止めて、テープ巻層R側へ押し戻すことができるので、テープ巻層Rにおいて記録テープ3が巻き乱れるのを確実に防止できる。また、規制体16が低反発性の素材で形成してあるので、受けた力を吸収しながら自身も変形し、テープエッジを押し戻す反発力が急激に増加することはなく、柔軟に押し戻すので、テープエッジの飛び出しを規制体16で防止することに伴って、テープエッジが折り曲げ変形され、あるいは強い摩擦抵抗を受けて短期に摩滅するのを解消できる。
定常値を越える衝撃的なテープテンションを受けるとき、テープ巻回体2およびテープ巻層Rは前傾しようとするが、テープ巻回体2が先に説明した隙間Eの相当量を越えて前傾すると、規制シート15のシート面後部が規制体16で受け止められる。つまり、テープ巻層Rの周縁の上方移動が、規制体16で規制シート15を介して規制される。この場合の規制体16は、低反発性素材で形成してあるとはいえ、テープ巻回体2の前傾角度が増加するのに伴い、弾性変形量が増加して反発力が徐々に増加する。そのため、テープ巻回体2およびテープ巻層Rは、規制体16の反発力によって前傾姿勢が矯正され、適正な姿勢変化範囲内に復帰保持された状態で回転駆動される。その結果、テープ巻層Rの断面が波型になるなどの巻き乱れを防止できる。
図5および図6は規制体16の別の実施例を示す。そこでは、複数個の低反発性の圧縮コイルばねで規制体16を構成し、複数個の規制体16を、テープ巻層Rの後半領域Zに臨んで分散配置した。詳しくは、本体ケース1の左右の後隅部に臨む規制シート15の優弧部分15aに、それぞれ2個の規制体16を分散配置し、左右一対の優弧部分15aで挟まれる後部シート面に3個の規制体16を分散配置した。図6に示すように、各規制体16のコイル上端は、窓板8の内面に突設した装着突起22に圧嵌装着して、コイル下端のシート受面20が規制シート15と対向するようにした。低反発性の圧縮コイルばねは、プラスチック材を素材にして形成でき、あるいは、線径が小さな金属線材を素材にして形成することができる。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同様に扱う。
図7および図8は規制体16のさらに別の実施例を示す。そこでは、規制シート15と一体に折り曲げ形成した低反発性の弾性片で規制体16を構成し、複数個の規制体16を、テープ巻層Rの後半領域Zに臨んで分散配置した。詳しくは、本体ケース1の後壁に臨む規制シート15の直線辺部15bに、3個の規制体16を均等間隔で分散配置し、本体ケース1の左右の後隅部に臨む優弧部分15aの周縁に規制体16を1個ずつ配置した。各規制体16は、規制シート15のシート面に連続して折り曲げられる断面V字状の弾性部24と、弾性部24に連続して規制シート15の周縁から内側へ向かって折り曲げられる接当部25とを一体に備えており、接当部25の規制端25aを窓板8に接当させて、規制シート15をテープ巻層Rに押し付け付勢できるようにした。
図9は規制体16を板ばねで形成した実施例を示す。具体的には、窓板8の後端下面から下向きに突設される基部26と、基部26の下端から規制シート15の上面に沿って前向きに連出される弾性腕27とで規制体16を構成した。この場合の規制体16は、左右の各テープ巻回体2ごとに、テープ巻回体2の中心を通る前後方向の中心線に沿って1個ずつ配置して、規制シート15の周縁部分をテープ巻層Rに押し付け付勢できるようにした。
上記の実施例以外に、図1ないし図4で説明した規制体16は、例えば、左右のテープ巻層Rの後半領域Zに対応して2個の部分円弧が連続する形状とすることができ、あるいはテープ巻層Rの後半領域Zに放射状に配置した複数個のリブ状体で規制体16を構成することができる。規制体16の形状や、複数個の規制体16の配置パターンは、必要に応じて自由に変更することができる。図5および図7で説明した規制体16の配置個数や、配置パターンも同様に自由に変更することができる。
図5および図6においては、低反発性の規制体16を圧縮コイルばねで形成したが、その必要はなく皿ばねで低反発性の規制体16を形成することができる。図9で説明した板ばね製の規制体16は、本体ケース1の上ケース1aと一体に形成することができ、必要があれば独立した部品で形成することができる。また、各ばねの形成素材としては、金属、プラスチックなどを自由に選定できる。空気などの圧縮性を備えた気体を内包する空気ばねで低反発性の規制体16を形成してもよい。必要があれば、上記の各実施例で説明した規制体を組み合わせて規制体16を構成することができ、例えば、複数個の圧縮コイルばねを構成要素とする規制体において、複数個のコイルばねの下端に、ゴム製の部分円弧状のシート受面20を固定して規制体16とすることができる。上記の各実施例では、各規制体16を上ケース1aの内面に、窓板8を介して間接的に固定したが、その必要はなく、上ケース1aの内面に直接固定することができる。
テープカートリッジの縦断側面図である。 テープカートリッジの外観斜視図である。 テープカートリッジの横断平面図である。 規制シートとテープ巻回体の分解斜視図である。 規制体の別の実施例を示す平面図である。 図5に係る規制体の固定構造を示す断面図である。 規制体のさらに別の実施例を示す斜視図である。 図7に係る規制体の使用態様を示す断面図である。 規制体のさらに別の実施例を示す断面図である。
符号の説明
1 本体ケース
2 テープ巻回体
3 記録テープ
15 規制シート
16 規制体

Claims (5)

  1. 本体ケースの内部左右に記録テープを巻き取るためのハブ構造のテープ巻回体が配置されており、前記本体ケースの上下壁の内面と前記テープ巻回体との間に規制シートが配置してあるテープカートリッジであって、
    前記本体ケースの上壁内面と前記規制シートとの間に、低反発性の規制体が配置されており、
    前記規制体が、前記テープ巻回体に巻装されたテープ巻層のうち、前記テープ巻回体の中心を通る仮想中心線より後側の後半領域に臨んで配置してあるテープカートリッジ。
  2. 前記規制体が、ゴム材ないしプラスチック材を素材とする成形品で形成されて、前記本体ケースの上壁内面に固定してある請求項1記載のテープカートリッジ。
  3. 前記規制体が、複数個の低反発性のばねで構成されており、
    複数個の前記規制体が、前記テープ巻層の後半領域に臨んで分散配置され、それぞれ前記本体ケースの上壁内面に固定してある請求項1記載のテープカートリッジ。
  4. 前記規制体が、前記規制シートと一体に折り曲げ形成した低反発性の弾性片で構成されており、
    複数個の前記規制体が、前記テープ巻層の後半領域に臨んで分散配置され、前記規制体の規制端が前記本体ケースの上壁内面に接当してある請求項1記載のテープカートリッジ。
  5. 前記規制体が横長棒状に形成されて、前記テープ巻層の後半領域を左右に横切る状態で配置してある請求項2記載のテープカートリッジ。
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