JP4512530B2 - 記録テープカートリッジ - Google Patents

記録テープカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP4512530B2
JP4512530B2 JP2005212785A JP2005212785A JP4512530B2 JP 4512530 B2 JP4512530 B2 JP 4512530B2 JP 2005212785 A JP2005212785 A JP 2005212785A JP 2005212785 A JP2005212785 A JP 2005212785A JP 4512530 B2 JP4512530 B2 JP 4512530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording tape
case
leader tape
slot
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005212785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006066056A (ja
Inventor
和男 平口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2005212785A priority Critical patent/JP4512530B2/ja
Publication of JP2006066056A publication Critical patent/JP2006066056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4512530B2 publication Critical patent/JP4512530B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

本発明は、主にコンピューター等の記録再生媒体として使用される磁気テープ等の記録テープが巻装された単一のリールをケース内に収容してなる記録テープカートリッジに関する。
従来から、コンピューター等のデータ記録再生媒体として使用されている磁気テープ等の記録テープを単一のリールに巻装し、そのリールをケース内に回転可能に収容してなる記録テープカートリッジが知られている。このような記録テープカートリッジにおいて、記録テープの端部には、ドライブ装置の引出部材(図示省略)が係合して引き出すリーダー部材が固着されている。
リーダー部材としては、リーダーテープ、リーダーピン、リーダーブロック等が知られている。中でもリーダーテープは、ポリエチレンテレフタレート(PET)を主基材として成型され、ドライブ装置に装填しないとき(保存時等)には、リーダーテープの幅方向に張出した張出部が、ケースに設けられたスロット部に収納されて保持されるようになっている。そして、ドライブ装置に装填したときには、ドライブ装置の引出部材が、先端近傍に穿設された孔部に係合してリーダーテープを引き出すようになっている。
このようなリーダーテープにおいては、引出部材が係合する孔部周辺が破損しないように、その部位を強度アップすることが課題とされており、従来、その部位をラミネートするなどして強度アップを図るようにしていた(例えば、特許文献1参照)。これによれば、孔部周辺の引っ張り強度や曲げ強度を向上させることができるので、引出部材の集中応力に対する耐久性(耐破損性)を向上させることができる。
また、このようなリーダーテープにおいては、落下等の衝撃によって、リールの巻締まり方向(以下「テンション方向」という場合がある)へ強引に引っ張られることがあり、その場合には、張出部が撓み変形して、スロット部から外れてしまうことがあった。そのため、従来では、張出部に別部材を貼付して、その部分の強度を向上させ、張出部の撓み変形を防止するようにしていた(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、落下等によって衝撃を受ける方向は、テンション方向に限られるわけではなく、例えばテンション方向と略直交する方向に力が加わった場合には、リーダーテープ自体の剛性が低いために、スロット部から外れることがあった。すなわち、このスロット部は、記録テープが干渉しない程度の高さに形成された規制壁を有し、その規制壁と側壁との間の隙間に張出部を収納保持するようになっている。したがって、リーダーテープに規制壁側に向かって力が加えられると、リーダーテープは自重によって規制壁側が円弧面となるように幅方向にカール(湾曲変形)し、張出部が規制壁を乗り越えて外れてしまうことがあった。
また一方で、このようなスロット部からの脱落(外れ)を防止する対策として、従来、張出部をスロット部に収納するとともに、ケース内に設けたフック等でリーダーテープに穿設した係止孔を係止することも提案されていた。しかしながら、このように、フック等を設ける構成であると、部品点数の増加やケース内における構造の複雑化を招く問題があり、コストアップとなる問題があった。
特開平11−167785号公報 特開2003−233959号公報
そこで、本発明は、部品点数が増加することなく、簡易な構造で、リーダーテープのスロット部からの脱落を防止できる記録テープカートリッジを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の記録テープカートリッジは、記録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容するケースと、前記記録テープの端部に取り付けられ、ドライブ装置の引出部材が係合する孔部と、前記記録テープの幅方向に張り出した張出部と、を有するリーダーテープと、前記ケースに形成され、前記張出部の端面を前記ケースの天板及び底板に接触させた状態で、該張出部を収納保持するスロット部と、を備え、前記スロット部の前記リーダーテープの引出方向側に、前記張出部の端面と前記ケースの天板及び底板との接触面積を低減する空隙部が形成されるとともに、前記張出部の端面における前記ケースの天板及び底板との非接触長さが、前記ケースの天板及び底板との接触長さよりも長くされていることを特徴としている。
請求項1の発明では、スロット部のリーダーテープの引出方向側に、張出部の端面とケースとの接触面積を低減する空隙部を形成し、張出部の端面におけるケースとの非接触長さを、ケースとの接触長さよりも長くしたので、落下等の衝撃により、スロット部が形成されているコーナー部が内側に撓み変形しても、その空隙部によって張出部がケースに押圧されるのを回避することができる。したがって、張出部のスロット部からの外れを防止することができる。
また、請求項2に記載の記録テープカートリッジは、請求項1に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記スロット部の内面に凹凸部が形成されていることを特徴としている。
請求項2の発明では、スロット部の内面に凹凸部を形成したので、リーダーテープの張出部は、その凹凸部によって屈曲させられた状態で保持される。したがって、リーダーテープは幅方向のカール(湾曲変形)が阻止され、その張出部をスロット部から外れ難くすることができる。しかも、スロット部の形状を工夫することによってリーダーテープを外れ難くしたので、その構造が簡易であり、部品点数が増加するような不具合もない。
また、請求項3に記載の記録テープカートリッジは、請求項に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記スロット部において、前記リーダーテープの引出方向と平行な凸部の接線同士の間隔を、前記リーダーテープの厚さ以下としたことを特徴としている。
請求項3の発明では、リーダーテープの引出方向と平行な凸部の接線同士の間隔を、リーダーテープの厚さ以下としたので、リーダーテープの張出部を好適に屈曲させることができる。よって、リーダーテープのスロット部からの脱落をより一層防止することができる。
また、請求項4に記載の記録テープカートリッジは、請求項2又は請求項3に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記凹凸部は矩形状又は波形状であることを特徴としている。
請求項4の発明では、凹凸部が矩形状又は波形状であるので、より好適に屈曲させることができる。
また、請求項5に記載の記録テープカートリッジは、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記スロット部が、コーナー部に形成されていることを特徴としている。
請求項5の発明では、スロット部が、コーナー部に形成されているので、ドライブ装置の引出部材は、リーダーテープの孔部に好適に係合できる。
なお、スロット部と張出部のケース高さ方向のオーバーラップ量を、記録テープの幅の20%以上40%以下にするとよい。スロット部と張出部のケース高さ方向のオーバーラップ量を、記録テープ幅の20%以上40%以下とすると、リーダーテープ及び記録テープのパス経路を確保しつつ、リーダーテープをスロット部から外れ難くすることができる。
つまり、スロット部と張出部のケース高さ方向のオーバーラップ量が20%未満では、リーダーテープがスロット部から外れ易く、40%より大きければ、スロット部がリーダーテープや記録テープに干渉するおそれがある。また、このように、スロット部の高さを規定することによってリーダーテープが外れ難くなるので、その構造が簡易であり、部品点数が増加するような不具合もない。
また、スロット部には、張出部の記録テープ側縁部と当接してリーダーテープの引き込みを規制するストッパーが形成されている。張出部の記録テープ側縁部がスロット部のストッパーに当接することにより、リーダーテープの引き込みが規制される。
また、孔部は、張出部の記録テープ側縁部から1.0mm〜10.0mm離間された位置に形成するとよい。孔部が張出部の記録テープ側縁部から1.0mm〜10.0mm離間された位置に形成されると、スロット部と張出部とのリーダーテープの引出方向における係合長さが延長されるので、リーダーテープをスロット部から外れ難くすることができる。
つまり、孔部が形成される位置が、張出部の記録テープ側縁部から1.0mm未満では張出部の剛性確保が難しく、10.0mmより長ければ、張出部を許容するために、ドライブ装置側の巻取リールに設けられている溝部の長さが長くなり、巻取リールにおけるフランジの面振れ防止が困難になる。また、このように、スロット部の長さを規定することによってリーダーテープ外れ難くなるので、その構造が簡易であり、部品点数が増加するような不具合もない。
以上のように、本発明によれば、部品点数が増加することなく、簡易な構造で、リーダーテープのスロット部からの脱落を防止できる記録テープカートリッジを提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態を図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1は本発明に係る記録テープカートリッジを示す概略斜視図であり、図2は開口付近の概略斜視図である。なお、説明の便宜上、記録テープカートリッジのドライブ装置への装填方向を矢印Aで表し、それを前方向とする。また、矢印Bを左方向とし、それらを基準に前後・左右・上下の表現をする。
図1、図2で示すように、記録テープカートリッジ10は、略矩形箱状のケース12を有している。このケース12は、PC等の合成樹脂製の上ケース14と下ケース16とが、それぞれ天板14Aの周縁に立設された周壁14Bと、底板16Aの周縁に立設された周壁16Bとを互いに当接させた状態で、超音波溶着やねじ止め等によって接合されて構成されている。
また、ケース12の内部には単一のリール18が回転可能に収容されている(図2ではその一部が示されている)。リール18には、情報記録再生媒体としての磁気テープ等の記録テープTが巻装されている。また、リール18の下面にはリールギア(図示省略)が環状に形成されており、下ケース16に穿設されたギア開口(図示省略)から露出するようになっている。
記録テープカートリッジ10の左前方側のコーナー部12C付近には、リール18に巻装された記録テープTを外部に引き出すための開口20が形成されている。すなわち、コーナー部12Cに隣接する前壁12Aと左側壁12Bとに跨って開口20が形成され、その開口20から、記録テープTの端部に固着され、左側壁12Bに沿って配置されたリーダーテープ22が引き出されるようになっている。
なお、ここで言うコーナー部12Cとは、略矩形箱状ケース12の周壁14B、16Bにおいて、前壁12Aと左側壁12Bとが平面視で略直角に交わっている稜線部分を指している。また、開口20は、左前方側のコーナー部12C付近に設けられる場合に限定されるものではなく、例えば右前方側のコーナー部12D付近に設けられる場合もある。
また、その開口20は、記録テープカートリッジ10の不使用時にはドア30によって閉塞される。このドア30は、開口20と略同じ形状及び大きさの平面視略「L」字状に形成されている。なお、このドア30は、POM等のオレフィン系樹脂で成形されるのが好ましいが、PC等の樹脂やSUS等の金属で成形してもよい。
また、そのドア30の回動支点となる支軸32が、上ケース14及び下ケース16の前壁12A側にそれぞれ突設されている。この支軸32は、上ケース14側が円筒状のボス32Aになっており、下ケース16側が円柱状のボス32Bになっている。そして、下ケース16側のボス32Bの先端(上端)が、上ケース14側のボス32Aに嵌入することにより、支軸32が構成されるようになっている。したがって、ボス32Bの径がボス32Aの径よりも若干小さくなっている。
また、ドア30の内面の右端部近傍(右端部より所定距離左方へずれた位置)には、平板状の回転摺動部34、36、38が3本平行に突設されている。この回転摺動部34、36、38は、ドア30の内面の上下両端部と、中央より若干下方へずれた中途部とからそれぞれ突設され、各回転摺動部34、36、38には、支軸32に遊嵌される貫通孔が穿設されている。したがって、各貫通孔に支軸32が挿通されることにより、ドア30が回動可能に支持される。
また、上端部の回転摺動部34の上面と、下端部の回転摺動部38の下面には、それぞれ貫通孔周りに環状凸部40が形成されている。そして、この環状凸部40が、それぞれ上ケース14と下ケース16に接触することにより、ドア30の上端面30Aと天板14Aとの間、及びドア30の下端面30Bと底板16Aとの間に、それぞれ0.3mm〜0.5mm程度の隙間が形成されるようにしている。
また、回転摺動部34、36、38間のドア30の内面には、支軸32の周面に沿った平断面視円弧状の隆起部42が形成されている。そして、支軸32には、ドア30を常時開口20の閉塞方向へ付勢するトーションばね46の巻回部46Aが挿嵌されている。
すなわち、このトーションばね46の巻回部46Aは、下端部の回転摺動部38と中途部の回転摺動部36の間に保持された状態で、径が細い方のボス32Bに挿嵌されて取り付けられている。そして、トーションばね46の一方の端部46B側は、ケース12のビスボス48(下ケース16に突設されたビスボス)に係止され、他方の端部(図示省略)側は、回転摺動部36、38間における隆起部42の右側の縁端部に係止されている。
以上のような構成の記録テープカートリッジ10において、次にリーダーテープ22と、そのリーダーテープ22を収納保持するスロット部50について、図2乃至図6を基に詳細に説明する。図3は左側壁12Bを取って、その左側壁12B側からスロット部50を見た場合の概略側面図であり、図4は図2のX−X線矢視概略断面図である。そして、図5は上ケース14を取って、上方からスロット部50を見た場合の概略平面図であり、図6はスロット部50の一部拡大概略平面図である。
リーダーテープ22は、ドライブ装置の引出部材(図示省略)が記録テープTを引き出すために係合する被引出部材であり、スプライステープ(図示省略)によって記録テープTの端部に取り付けられている。そして、リーダーテープ22の先端には、引出部材が係合する孔部24が穿設されている。この孔部24は、図3で示すように、真円部24Aとリーダーテープ22の先端形状に略沿った幅狭部24Bとが連通されて形成されている。したがって、左側壁12Bのコーナー部12C側は、その孔部24を露出させるために、略円弧状に切り欠かれている(図2参照)。
また、リーダーテープ22の先端近傍の上下両サイドには、それぞれ上下方向(幅方向)に向かって矩形状に張り出す張出部26が形成されている。この張出部26は、その前端26Aが、側面視で、幅狭部24Bが穿設された先端部に連続するテーパー状に形成され、記録テープT側縁部である後端26Bが、後述する寸法において、孔部24の後端を通り、リーダーテープ22の幅方向に引いた仮想線KよりもH=1.0mm〜10.0mm程度、好ましくはH=5.0mm程度後方(記録テープTが接続されている方向)に位置するように、長めに形成されている。
ここで、このリーダーテープ22は、ポリエチレンテレフタレート(PET)を主基材とするプラスチック製であり、そのヤング率は、3500MPa以上4500MPa以下(3500MPa〜4500MPa)、好ましくは4000MPaとされている。また、リーダーテープ22の基材の厚さ(表面コーティングを除いた厚さ)は、例えば90μm以上200μm以下(90μm〜200μm)に形成されている。
したがって、H=1.0mm未満であると、張出部26の剛性確保が難しくなる。なお、H=10.0mmより長ければ、張出部26を許容するために、ドライブ装置側の巻取リール(図示省略)のフランジに設けられている溝部(図示省略)の長さが長くなるので、巻取リールにおけるフランジの面振れ防止が困難になる。
また、この張出部26が、上ケース14の内面及び下ケース16の内面にそれぞれ形成されたスロット部50に収納(挿入)されることにより、リーダーテープ22がケース12内に保持されるようになっている。すなわち、このスロット部50は、図3乃至図5で示すように、左側壁12Bと、その左側壁12Bと所定の間隙を有するように立設された規制壁52とで構成され、規制壁52の後端は、左側壁12Bと一体に連設して後方側を閉塞する後壁54とされている。
この後壁54が本発明におけるストッパーとされており、この後壁54に張出部26の後端26Bが当接することにより、リーダーテープ22のリール巻締まり方向(テンション方向)への引き込みが規制されるようになっている。また、この後壁54は、張出部26の長さに合わせて立設されており、リーダーテープ22の引出方向におけるスロット部50と張出部26との係合長さが、上記のように延長されている。これにより、張出部26のスロット部50からの脱落(外れ)が防止される構成である。
また、規制壁52の前端は、ケース12の形状に略沿うようにして屈曲形成され、スロット部50の前方側を開口20に臨ませて開放している。これにより、張出部26はスロット部50の前方側から自由に出入可能となる構成である。なお、図3で示すように、このスロット部50内の後壁54側の天板14A及び底板16Aに、開口20側(リーダーテープ22の引出方向側)が0.4mm〜0.8mm程度低くなる段部28を形成し、天板14A及び底板16Aと張出部26の上下端面26Cとの接触面積を低減する空隙部Cを設けることが好ましい。
このような構成にすると、落下等の衝撃により、スロット部50が形成されているコーナー部12Cが内側に向かって(底板16Aが上に向かい、天板14Aが下に向かう)撓み変形しても、その空隙部Cによって、張出部26がケース12(天板14A、底板16A)に押圧されるのを回避することができる。したがって、張出部26のスロット部50からの脱落(外れ)を防止することができる。なお、このときの底板16A(天板14A)と張出部26の端面26Cとの非接触部分の長さJは、図3の側面視で、張出部26の長さの1/3以上2/3未満とされるのが好ましい。
また、規制壁52(後壁54を含む)の高さは、リーダーテープ22及び記録テープTに干渉しない程度の高さに形成され、図3、図4で示すように、上下それぞれの張出部26とのケース12高さ方向のオーバーラップ量Lの合計2Lが、記録テープTの幅の20%以上40%以下(20%〜40%)とされている。これは、20%未満では張出部26がスロット部50から外れ易く、40%より大きければ、リーダーテープ22や記録テープTに干渉するおそれが出てくるからである。
なお、具体的な数値を用いて説明すると、記録テープTの幅が12.65mm(1/2インチ)の場合、上下それぞれの合計2Lは、2L=3.0mm以上5.0mm以下(3.0mm〜5.0mm)が好ましく、2L=5.0mmとするのが、張出部26のスロット部50からの脱落(外れ)を防止する上で最適である。
また、図5で示すように、後壁54を除く規制壁52の内面には、平面視で矩形状又は波状となる凹凸部56、58が形成され、規制壁52の内面と対向する左側壁12Bの内面にも、平面視で矩形状又は波状となる凹凸部60、62が、凹凸部56、58の位置とは反対になるように形成されている。
すなわち、規制壁52の内面においては、前側に矩形状凹部56、後側に波状凸部58が形成され、左側壁12Bの内面においては、前側に矩形状凸部60、後側に波状凹部62が形成されて、波状凸部58と波状凹部62、矩形状凹部56と矩形状凸部60がそれぞれ対面している。
そして、図6の平面視で示すように、規制壁52側の波状凸部58におけるリーダーテープ22の引出方向と平行な接線S1と、左側壁12B側の矩形状凸部60におけるリーダーテープ22の引出方向と平行な接線S2(直線部64を含む)との間隔Dが、リーダーテープ22の厚さ(例えば0.2mm)以下、好ましくは厚さ未満(マイナスの値でも可)とされている(図5で示すものはD=0とされ、S1=S2とされている)。
したがって、リーダーテープ22は、その張出部26の後端26Bが後壁54によって位置規制された状態で、左側壁12Bと規制壁52の間の隙間に配置されるが、このとき、その凹凸部56、58及び凹凸部60、62によって好適に屈曲された状態に保持される。
つまり、規制壁52の後側に形成された波状凸部58が左側壁12Bの波状凹部62側に迫り出し、左側壁12Bの前側に形成された矩形状凸部60が規制壁52の矩形状凹部56側に迫り出しているので、張出部26は、リーダーテープ22の先端を内側(左側壁12Bから離間する方向)に向かって傾倒させるように屈曲された状態にスロット部50に保持される。
これにより、リーダーテープ22は、規制壁52側が円弧面となるような幅方向のカール(湾曲変形)が阻止され、スロット部50からの脱落が防止される構成である。なお、このように、リーダーテープ22の先端が内側に向かって傾倒するようになっていると、開口20を閉塞したドア30の内面との干渉をより一層回避できるので好ましい。
また、このような凹凸部56〜62を形成すると、上記間隔Dを得る上で、金型の強度を確保できるので好ましい。つまり、波状凸部58の接線S1と矩形状凸部60の接線S2との間隔Dが、リーダーテープ22の厚さ(0.2mm)以下となってさえいれば、互いに対向する波状凸部58と波状凹部62の間隔、及び矩形状凹部56と矩形状凸部60の間隔は、それより大きくとっても構わない。したがって、例えば0.4mm〜1.0mm程度、その間隔を確保することができるので、スロット部50を成形する金型の強度を充分に確保することができる。
また、リーダーテープ22を屈曲した状態に保持するための凹凸部は、図5、図6で示す凹凸部56〜62に限定されるものではなく、例えば図7で示すような凹凸部としてもよい。すなわち、規制壁52の内面において、前側に矩形状凹部66を形成し、後側は直線状の凸部68とする。そして、左側壁12Bの内面において、前側に矩形状凹部66へ迫り出す矩形状凸部70を形成し、後側に直線状の凸部68と対面する波状凹部72を形成する。
そして更に、図8で示すように、左側壁12B側の矩形状凸部70におけるリーダーテープ22の引出方向と平行な接線S3と、規制壁52側の直線状の凸部68におけるリーダーテープ22の引出方向と平行な接線S4との間隔Dを、リーダーテープ22の厚さ(例えば0.2mm)以下、好ましくは厚さ未満(マイナスの値でも可)とする(図7で示すものはD=0とされ、S3=S4とされている)。
このような凹凸部66、68及び凹凸部70、72にすると、張出部26は、リーダーテープ22の先端を外側(左側壁12Bに接近する方向)に向かって傾倒させるように屈曲された状態で保持されるので、上記と同様に、スロット部50からの脱落が防止されるが、この場合、リーダーテープ22の先端が開口20を閉塞したドア30の内面に干渉するおそれがある。したがって、リーダーテープ22を内側に向けて傾倒させるように屈曲させる凹凸部56〜62の方が、凹凸部66〜72よりも好ましい。
以上のような構成の記録テープカートリッジ10において、次に、その作用について説明をする。記録テープカートリッジ10は、不使用時(ドライブ装置に装填しないとき)には、ドア30が開口20を閉塞している。また、リーダーテープ22は、その張出部26がスロット部50内に収納(挿入)されて保持されることにより、左側壁12Bに沿って配置されている。
このとき、張出部26は、スロット部50の内面に形成された凹凸部56〜62によって、特に波状凸部58における接線S1と、矩形状凸部60における接線S2との間隔Dが、リーダーテープ22の厚さ以下とされていることによって、リーダーテープ22の先端を内側に傾倒させるように屈曲させられている。
また、このスロット部50を構成する規制壁52(後壁54を含む)の高さは、リーダーテープ22及び記録テープTに干渉しない程度の高さ(リーダーテープ22及び記録テープTのパス経路が確保される高さ)とされ、かつ上下それぞれの張出部26とのケース12高さ方向のオーバーラップ量Lの合計2Lが、記録テープT(張出部26を除くリーダーテープ22)の幅の20%〜40%とされている。
そして、その張出部26の後端26Bが、孔部24よりもH=1.0mm〜10.0mm程度後方(記録テープTが接続されている方向)に位置するように延設されて、リーダーテープ22の引出方向におけるスロット部50と張出部26との係合長さが延長されている。したがって、落下等の衝撃により、張出部26に対して規制壁52側へ向かう外力が加えられたとしても、その張出部26はスロット部50から外れることがない。
すなわち、この張出部26は、上記間隔Dとされた凸部58、60により屈曲された状態に保持されているので、リーダーテープ22は規制壁52側が円弧面となるような幅方向のカール(湾曲変形)が阻止され、かつ、規制壁52が上記高さ及び長さに規定されているので、張出部26は、その規制壁52から外れ難くなっている。よって、リーダーテープ22がスロット部50から脱落する(外れる)ような不具合は起きない。
しかも、このスロット部50内の後壁54側の天板14A及び底板16Aには、開口20側(リーダーテープ22の引出方向側)が0.4mm〜0.8mm程度低くなる段部28が形成され、天板14A及び底板16Aと張出部26の上下端面26Cとの接触面積を低減する空隙部Cが形成されているので、落下等の衝撃により、コーナー部12Cが内側に向かって撓み変形しても、その空隙部Cによって、張出部26がケース12(天板14A、底板16A)に押圧されるのを回避することができる。したがって、張出部26のスロット部50からの脱落(外れ)をより一層防止することができる。
記録テープカートリッジ10の記録テープTにデータを記録、又は記録テープカートリッジ10の記録テープTに記録されたデータを再生する際には、その記録テープカートリッジ10をドライブ装置(図示省略)へ装填する。すなわち、ドライブ装置の装填口(図示省略)に記録テープカートリッジ10を前壁12A側から挿入する。すると、その装填に伴って、ドライブ装置の開閉部材(図示省略)が相対的にドア30の右端部(支軸32よりも右側)へ接近、当接して、その右端部を押圧する。
こうして、開閉部材がドア30の右端部を押圧すると、ドア30は、トーションばね46の付勢力に抗して支軸32を中心に平面視時計方向へ回動し、開口20を開放する。なお、このとき、ドア30の上端面30Aと天板14A(上ケース14)の間、及びドア30の下端面30Bと底板16A(下ケース16)との間には、それぞれ環状凸部40によって0.3mm〜0.5mm程度の隙間が形成されている。つまり、ドア30において、上ケース14及び下ケース16と接触しているのは、環状凸部40だけとなっている。したがって、ドア30は摺動抵抗少なく回動できる。
また、そのドア30において、少なくとも回転摺動部34、36、38及び環状凸部40は、POM等のオレフィン系樹脂で成形することが望ましい。これによれば、PC等の樹脂で成形されている上ケース14及び下ケース16に対する摺動抵抗を更に低減することができるとともに、支軸32に対する摺動抵抗も低減することができる。
また、トーションばね46の巻回部46Aは、回転摺動部36、38の間に配置されているので、その回転摺動部36、38がPOM等のオレフィン系樹脂で成形されていると、PC等の樹脂で成形されるケース12よりも削られ難くなる。つまり、トーションばね46の巻回部46Aが、ドア30の回動によって摺動しても、摩耗粉等が発生し難くなる。したがって、記録テープTに対して悪影響を与えることがなくなる。
何れにしても、このようなドア30が回動して開口20が開放されると、ドライブ装置の引出部材(図示省略)が左側壁12B側から開口20に接近し、リーダーテープ22の孔部24と係合する。このとき、スロット部50はコーナー部12C近傍の左側壁12Bに沿って形成されているので、リーダーテープ22の孔部24を含む後方側は左側壁12Bに接近した状態に待機でき、更に、その左側壁12Bは、孔部24を露出させるように略円弧状に切り欠かれているので、引出部材は好適かつ確実に孔部24に係合できる。
こうして、引出部材が孔部24に係合したら、その引出部材が開口20から離間することにより、リーダーテープ22がケース12のスロット部50内から引き出される。ここで、リーダーテープ22はPETを主基材とするプラスチック製なので、スロット部50から外れた張出部26は、その弾性により元の状態に復元する。そして、ケース12内から引き出されたリーダーテープ22は、ドライブ装置の巻取リール(図示省略)に巻回される。
一方、記録テープカートリッジ10のリール18のリールギア(図示省略)には、ドライブ装置の駆動ギア(図示省略)がギア開口(図示省略)から進入して噛合している。したがって、その巻取リールとリール18が同期して回転することにより、記録テープTが順次ドライブ装置側へ送り出され、そのドライブ装置の記録再生ヘッド(図示省略)によって、記録テープTにデータの記録、又は記録テープTに記録されたデータの再生が行われる。
記録テープカートリッジ10をドライブ装置から取り出すときには、まず、リール18が巻き戻されてリーダーテープ22が巻取リールから外され、開口20からケース12内に戻される。このとき、コーナー部12Cにおける天板14A及び底板16Aには、図3で示すように、開口20を拡開するようなテーパー面14C、16Cが形成されているので、張出部26はスムーズにスロット部50内に挿入される。
こうして、張出部26がスロット部50内に収納(挿入)され、リーダーテープ22がケース12内の所定位置に保持されるが、このとき、その張出部26は、上記間隔Dとされた波状凸部58及び矩形状凸部60によって屈曲された状態に保持される。そして、規制壁52は上記のような高さ及び長さに規定されている。したがって、リーダーテープ22はスロット部50からの脱落が防止された状態に好適に保持される。
また、リールギアと駆動ギアとの噛合が解除された後、記録テープカートリッジ10が装填口から排出されるが、この排出動作に伴って、開閉部材がドア30の右端部から離間する。すると、ドア30はトーションばね46の付勢力によって、支軸32を中心に平面視反時計方向へ回動して、開口20を閉塞する。こうして、開口20がドア30によって閉塞された後、記録テープカートリッジ10がドライブ装置から排出される。
以上、説明したように、リーダーテープ22の張出部26はスロット部50内に屈曲された状態で保持され、かつ規制壁52が上記のような高さ及び長さに規定され、更には段部28により、天板14A及び底板16Aと張出部26の端面26Cとの接触面積を低減する空隙部Cが形成されているので、例えば記録テープカートリッジ10を誤って落下させてしまった場合等、ケース12(コーナー部12C)に衝撃が加えられても、その張出部26がスロット部50から外れることがない。
つまり、リーダーテープ22は、規制壁52側が円弧面となるような幅方向のカール(湾曲変形)が阻止された状態で保持されることになるので、その張出部26が規制壁52を乗り越えるようなことはなく、コーナー部12Cに受けた衝撃力も空隙部Cによって緩和されるので、張出部26への影響が軽減される。したがって、張出部26(リーダーテープ22)のスロット部50からの脱落(外れ)が好適に防止される。しかも、スロット部50の形状を工夫したり、規制壁52の高さや長さを規定することによって、リーダーテープ22を外れ難くしたので、その構造が簡易であり、部品点数が増加するような不具合もない。
なお、上記実施例では、凸部58及び凹部62を波状にし、凸部60及び凹部56を矩形状としたが、波状及び矩形状は図示のものに限定されるものではなく、例えば凸部58及び凹部62を矩形状にし、凸部60及び凹部56を波状にしてもよいし、全て波状又は矩形状としてもよい。更に、スロット部50内に形成する凹凸部の形状は、波状又は矩形状が好適に屈曲させられるので好ましいが、波状又は矩形状に限定されるものではなく、リーダーテープ22を好適に保持できる形状であれば、適宜設計変更しても構わない。
記録テープカートリッジの概略斜視図 同上の開口付近の概略斜視図 左側壁を取って、その左側壁側からスロット部を見た場合の概略側面図 図2のX−X線矢視概略断面図 上ケースを取って、上方からスロット部を見た場合の概略平面図 スロット部の一部拡大概略平面図 上ケースを取って、上方から別のスロット部を見た場合の概略平面図 別のスロット部の一部拡大概略平面図
符号の説明
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
12A 前壁
12B 左側壁
12C コーナー部
18 リール
20 開口
22 リーダーテープ
24 孔部
26 張出部
28 段部
30 ドア
50 スロット部
52 規制壁
54 後壁(ストッパー)
56 凹部
58 凸部
60 凸部
62 凹部

Claims (5)

  1. 記録テープが巻装された単一のリールを回転可能に収容するケースと、
    前記記録テープの端部に取り付けられ、ドライブ装置の引出部材が係合する孔部と、前記記録テープの幅方向に張り出した張出部と、を有するリーダーテープと、
    前記ケースに形成され、前記張出部の端面を前記ケースの天板及び底板に接触させた状態で、該張出部を収納保持するスロット部と、
    を備え、
    前記スロット部の前記リーダーテープの引出方向側に、前記張出部の端面と前記ケースの天板及び底板との接触面積を低減する空隙部が形成されるとともに、
    前記張出部の端面における前記ケースの天板及び底板との非接触長さが、前記ケースの天板及び底板との接触長さよりも長くされていることを特徴とする記録テープカートリッジ。
  2. 前記スロット部の内面に凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録テープカートリッジ。
  3. 前記スロット部において、前記リーダーテープの引出方向と平行な凸部の接線同士の間隔を、前記リーダーテープの厚さ以下としたことを特徴とする請求項に記載の記録テープカートリッジ。
  4. 前記凹凸部は矩形状又は波形状であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の記録テープカートリッジ。
  5. 前記スロット部は、コーナー部に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の記録テープカートリッジ。
JP2005212785A 2004-07-26 2005-07-22 記録テープカートリッジ Active JP4512530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005212785A JP4512530B2 (ja) 2004-07-26 2005-07-22 記録テープカートリッジ

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217517 2004-07-26
JP2005212785A JP4512530B2 (ja) 2004-07-26 2005-07-22 記録テープカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006066056A JP2006066056A (ja) 2006-03-09
JP4512530B2 true JP4512530B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=36112385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005212785A Active JP4512530B2 (ja) 2004-07-26 2005-07-22 記録テープカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4512530B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4927044B2 (ja) * 2008-08-13 2012-05-09 富士フイルム株式会社 記録テープカートリッジ
JP2010061762A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Fujifilm Corp 記録テープカートリッジ及び回転ロック構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000182354A (ja) * 1998-12-11 2000-06-30 Sony Corp テープカセット
JP2004055036A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Hitachi Maxell Ltd 単リール型のテープカートリッジ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000182354A (ja) * 1998-12-11 2000-06-30 Sony Corp テープカセット
JP2004055036A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Hitachi Maxell Ltd 単リール型のテープカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006066056A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4875017B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP3710410B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP4512530B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP2008204543A (ja) 記録テープカートリッジ
US7004418B2 (en) Recording tape cartridge
US6857592B2 (en) Recording tape cartridge
JP4054236B2 (ja) 記録テープカートリッジ
US7316367B2 (en) Recording tape cartridge
JP4663358B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP4846748B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP4819011B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP2006066059A (ja) 記録テープカートリッジ
JP4262938B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP2010073256A (ja) 記録テープカートリッジ
JP4160958B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP2004047057A (ja) 記録テープカートリッジ
JP4709175B2 (ja) 磁気テープカートリッジ
JP4865071B2 (ja) リール
US6843441B2 (en) Recording tape cartridge
US7055772B2 (en) Recording tape cartridge
JP2006092714A (ja) 記録テープカートリッジ
JP4012020B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP2007052831A (ja) リール及び記録テープカートリッジ
JP2005085380A (ja) 記録テープカートリッジ
JP2005235370A (ja) 記録テープカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070203

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100510

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4512530

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250