JPH11149745A - 磁気記録用テープカートリッジ - Google Patents
磁気記録用テープカートリッジInfo
- Publication number
- JPH11149745A JPH11149745A JP31809097A JP31809097A JPH11149745A JP H11149745 A JPH11149745 A JP H11149745A JP 31809097 A JP31809097 A JP 31809097A JP 31809097 A JP31809097 A JP 31809097A JP H11149745 A JPH11149745 A JP H11149745A
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- Japan
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- tape
- drive
- housing
- base plate
- forming means
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動ベルト経路形成手段、駆動キャプスタ
ン、及びテープパックが位置するベースプレートと対面
するハウジング内表面、或いは、その内の少なくとも1
つの部位に弾性体のシートを貼り付けたことを特徴とす
る磁気記録用テープカートリッジ。 【解決手段】 記録テープの幅広化、長尺化に有利でか
つカートリッジ全体の強度に悪影響を生じない磁気記録
式テープカートリッジを提供する。
ン、及びテープパックが位置するベースプレートと対面
するハウジング内表面、或いは、その内の少なくとも1
つの部位に弾性体のシートを貼り付けたことを特徴とす
る磁気記録用テープカートリッジ。 【解決手段】 記録テープの幅広化、長尺化に有利でか
つカートリッジ全体の強度に悪影響を生じない磁気記録
式テープカートリッジを提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気テープカートリ
ッジに関する。
ッジに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のコンピュータの急速な高性能化に
伴い、扱われる情報量も急速に増え、その価値も高まり
つつある。こうした傾向に比例して、そのデータの重要
性からバックアップ保存が不可欠となる状況にある。バ
ックアップ媒体というとDDSテープ、8mmテープ、
QICテープさまざまなものがあるが、磁気記録装置の
簡易性から安価な装置が実現できるQICテープがよく
使われている。QICとは、駆動アクセス手段を備える
カセットハウジングと、ハウジング内に平行な軸上に回
転可能に取り付けられた一対のテープリールハブへ、一
方のハブから他方のハブに延在する一本の情報記録テー
プの一端を巻き付けてなるテープパックと、ハウジング
内でテープ経路を形成し、一方のハブから他方のハブに
情報記録テープを案内し上記駆動アクセス手段の少なく
とも一部を横切る情報記録テープ経路形成手段と、駆動
ベルト経路を形成する駆動ベルト経路形成手段と、駆動
ベルト経路に沿って延在し、情報記録テープの一部と摩
擦によって係合し、一方のテープリールハブから他方の
テープリールハブに情報記録テープを移送する駆動ベル
トと駆動装置側に設けられたドライブローラと勘合し、
前記駆動ベルトに駆動力を与える駆動キャプスタンから
構成されるベルト駆動式記録テープカートリッジであ
る。従来、ベースプレートと対面するハウジング面は、
前記駆動ベルト経路形成手段の上部付近にそのベースプ
レートに立てられたピンを囲むような形で突起状のリブ
が設けられている。また、ベースプレートと対面するハ
ウジング面のテープパック上部付近には、やはりそのベ
ースプレートに立てられたピンを囲むような形の凹状の
リブが設けられている。また、テープリールハブがベー
スプレートに立てられたピンに挿入される部分と、その
上に係合されたフランジから構成されている場合も同様
で、そのフランジからベースプレートと対面するハウジ
ング面に延びた突起部を囲むような形で凹状のリブが設
けられている。
伴い、扱われる情報量も急速に増え、その価値も高まり
つつある。こうした傾向に比例して、そのデータの重要
性からバックアップ保存が不可欠となる状況にある。バ
ックアップ媒体というとDDSテープ、8mmテープ、
QICテープさまざまなものがあるが、磁気記録装置の
簡易性から安価な装置が実現できるQICテープがよく
使われている。QICとは、駆動アクセス手段を備える
カセットハウジングと、ハウジング内に平行な軸上に回
転可能に取り付けられた一対のテープリールハブへ、一
方のハブから他方のハブに延在する一本の情報記録テー
プの一端を巻き付けてなるテープパックと、ハウジング
内でテープ経路を形成し、一方のハブから他方のハブに
情報記録テープを案内し上記駆動アクセス手段の少なく
とも一部を横切る情報記録テープ経路形成手段と、駆動
ベルト経路を形成する駆動ベルト経路形成手段と、駆動
ベルト経路に沿って延在し、情報記録テープの一部と摩
擦によって係合し、一方のテープリールハブから他方の
テープリールハブに情報記録テープを移送する駆動ベル
トと駆動装置側に設けられたドライブローラと勘合し、
前記駆動ベルトに駆動力を与える駆動キャプスタンから
構成されるベルト駆動式記録テープカートリッジであ
る。従来、ベースプレートと対面するハウジング面は、
前記駆動ベルト経路形成手段の上部付近にそのベースプ
レートに立てられたピンを囲むような形で突起状のリブ
が設けられている。また、ベースプレートと対面するハ
ウジング面のテープパック上部付近には、やはりそのベ
ースプレートに立てられたピンを囲むような形の凹状の
リブが設けられている。また、テープリールハブがベー
スプレートに立てられたピンに挿入される部分と、その
上に係合されたフランジから構成されている場合も同様
で、そのフランジからベースプレートと対面するハウジ
ング面に延びた突起部を囲むような形で凹状のリブが設
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ベルト駆動方式テープ
カートリッジは、主にハードディスクのバックアップ媒
体として扱われる。近年ハードディスクの容量の増加率
はめざましく、その莫大なデータをバックアップするテ
ープ状の記録媒体も高容量化が要求され、その1つの解
答として記録面積を増やすことで対処する「Trava
n」、「QIC−EXtra」のようなテープの長尺
化、幅広化がある。
カートリッジは、主にハードディスクのバックアップ媒
体として扱われる。近年ハードディスクの容量の増加率
はめざましく、その莫大なデータをバックアップするテ
ープ状の記録媒体も高容量化が要求され、その1つの解
答として記録面積を増やすことで対処する「Trava
n」、「QIC−EXtra」のようなテープの長尺
化、幅広化がある。
【0004】しかし、長尺化により同じ1パスであって
もそのカートリッジ内に使用される各駆動ベルト経路形
成手段の摩耗は長いテープの方が激しく、摩耗に強いパ
ーツを用いることが求められる。摩耗に強いパーツを用
いるとそのパーツとハウジングが、何らかの振動や経年
によるグリースの劣化等で接触した場合、ハウジングが
削れたりして、走行が不安定になったり、ごみが発生す
る可能性が高かった。
もそのカートリッジ内に使用される各駆動ベルト経路形
成手段の摩耗は長いテープの方が激しく、摩耗に強いパ
ーツを用いることが求められる。摩耗に強いパーツを用
いるとそのパーツとハウジングが、何らかの振動や経年
によるグリースの劣化等で接触した場合、ハウジングが
削れたりして、走行が不安定になったり、ごみが発生す
る可能性が高かった。
【0005】また、テープの幅広化に関しては、1/4
インチ幅から8mm幅に幅広化するため、ベースプレー
トと対面するハウジング面をテープパックリールのフラ
ンジに相当する部分のみ薄くしてテープパックの内装ス
ペースを広げているが、この場合その薄くなっている部
分の中央部が更にテープパックの振動を吸収するフラン
ジのジンバル構造の突起を支持するために薄く削られた
構造をしている。しかし、こうした構造によりテープ幅
は広くできるもののカートリッジの機械的強度が落ちて
しまうという問題があった。この問題は、カートリッジ
が大きくなるほど大きな問題となって現れてくる。更に
フランジ自体がジンバル構造を持っている場合は、テー
プパックの振動を吸収するための強度が必要なため、あ
る程度の厚みを取らなくてはならず、幅広化に対して制
限となることがあった。
インチ幅から8mm幅に幅広化するため、ベースプレー
トと対面するハウジング面をテープパックリールのフラ
ンジに相当する部分のみ薄くしてテープパックの内装ス
ペースを広げているが、この場合その薄くなっている部
分の中央部が更にテープパックの振動を吸収するフラン
ジのジンバル構造の突起を支持するために薄く削られた
構造をしている。しかし、こうした構造によりテープ幅
は広くできるもののカートリッジの機械的強度が落ちて
しまうという問題があった。この問題は、カートリッジ
が大きくなるほど大きな問題となって現れてくる。更に
フランジ自体がジンバル構造を持っている場合は、テー
プパックの振動を吸収するための強度が必要なため、あ
る程度の厚みを取らなくてはならず、幅広化に対して制
限となることがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、鋭
意検討の結果、かかる課題は、駆動ベルト経路形成手
段、駆動キャプスタン、及びテープパックが位置するベ
ースプレートと対面するハウジング内表面、或いは、そ
の内の少なくとも1つの部位に弾性体のシートを設ける
ことにより解決することを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明の目的は、記録テープの幅広化、長尺化
に有利でかつカートリッジ全体の強度に悪影響を生じな
い磁気記録式テープカートリッジを提供することにあ
り、かかる目的は、駆動アクセス手段を備えるカセット
ハウジングと、ハウジング内において、ベースプレート
上に平行な軸上に回転可能に取り付けられた一対のテー
プリールハブへ、一方のハブから他方のハブに延在する
一本の情報記録テープの一端を巻き付けてなるテープパ
ックと、ハウジング内でテープ経路を形成し、一方のハ
ブから他方のハブに情報記録テープを案内し上記駆動ア
クセス手段の少なくとも一部を横切る情報記録テープ経
路形成手段と、駆動ベルト経路を形成する駆動ベルト経
路形成手段と、駆動ベルト経路に沿って延在し、情報記
録テープの一部と摩擦によって係合し、一方のテープリ
ールハブから他方のテープリールハブに情報記録テープ
を移送する駆動ベルトと駆動装置側に設けられたドライ
ブローラと勘合し、前記駆動ベルトに駆動力を与える駆
動キャプスタンから構成されるベルト駆動式記録テープ
カートリッジにおいて、前記駆動ベルト経路形成手段、
駆動キャプスタン、及びテープパックの少くとも1つが
位置するベースプレートと対面するハウジング内表面に
弾性体のシートを貼り付けたことを特徴とする磁気記録
用テープカートリッジ、により容易に達成される。以
下、本発明をより詳細に説明する。
意検討の結果、かかる課題は、駆動ベルト経路形成手
段、駆動キャプスタン、及びテープパックが位置するベ
ースプレートと対面するハウジング内表面、或いは、そ
の内の少なくとも1つの部位に弾性体のシートを設ける
ことにより解決することを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明の目的は、記録テープの幅広化、長尺化
に有利でかつカートリッジ全体の強度に悪影響を生じな
い磁気記録式テープカートリッジを提供することにあ
り、かかる目的は、駆動アクセス手段を備えるカセット
ハウジングと、ハウジング内において、ベースプレート
上に平行な軸上に回転可能に取り付けられた一対のテー
プリールハブへ、一方のハブから他方のハブに延在する
一本の情報記録テープの一端を巻き付けてなるテープパ
ックと、ハウジング内でテープ経路を形成し、一方のハ
ブから他方のハブに情報記録テープを案内し上記駆動ア
クセス手段の少なくとも一部を横切る情報記録テープ経
路形成手段と、駆動ベルト経路を形成する駆動ベルト経
路形成手段と、駆動ベルト経路に沿って延在し、情報記
録テープの一部と摩擦によって係合し、一方のテープリ
ールハブから他方のテープリールハブに情報記録テープ
を移送する駆動ベルトと駆動装置側に設けられたドライ
ブローラと勘合し、前記駆動ベルトに駆動力を与える駆
動キャプスタンから構成されるベルト駆動式記録テープ
カートリッジにおいて、前記駆動ベルト経路形成手段、
駆動キャプスタン、及びテープパックの少くとも1つが
位置するベースプレートと対面するハウジング内表面に
弾性体のシートを貼り付けたことを特徴とする磁気記録
用テープカートリッジ、により容易に達成される。以
下、本発明をより詳細に説明する。
【0007】本発明の特徴は、駆動ベルト経路形成手
段、駆動キャプスタン、及びテープパックが位置するベ
ースプレートと対面するハウジング内表面、或いは、そ
の内の少なくとも1つの場所に弾性体のシートを設けた
ことにある。この弾性体のシートは、弾性体であるため
クッション性があるので駆動ベルト経路形成手段、駆動
キャプスタンの振動やテープパックの振動を吸収してく
れる。
段、駆動キャプスタン、及びテープパックが位置するベ
ースプレートと対面するハウジング内表面、或いは、そ
の内の少なくとも1つの場所に弾性体のシートを設けた
ことにある。この弾性体のシートは、弾性体であるため
クッション性があるので駆動ベルト経路形成手段、駆動
キャプスタンの振動やテープパックの振動を吸収してく
れる。
【0008】また、前記弾性体のシートにおいて、駆動
ベルト経路形成手段、駆動キャプスタン、及びテープパ
ックの回転軸上に位置し、かつベースプレートに立てら
れたピンの上部近傍のそれとピンに挿入された駆動ベル
ト経路形成手段、駆動キャプスタン、及び/又はテープ
パックの上部のそれを比較した場合、ピンの上部近傍の
方が厚さが薄くなっているとグリースの飛散防止効果も
生ずるので好ましい。このようなグリースの飛散防止効
果と振動吸収を考えた場合、駆動ベルト経路形成手段、
駆動キャプスタンの上部付近の弾性体のシートは、中心
部に穴の空いた形状になっていてもよい。尚、本発明で
いう弾性体とは、弾性変形をするもので有れば特に限定
されないが、後で説明するように、前述のような変形、
具体的には図2に示すような変形を容易にすることがで
きるよう、具体的には弾性率が25℃において106 D
yn/cm2 以上、1010Dyn/cm2 以下の範囲の
ものが好ましい。
ベルト経路形成手段、駆動キャプスタン、及びテープパ
ックの回転軸上に位置し、かつベースプレートに立てら
れたピンの上部近傍のそれとピンに挿入された駆動ベル
ト経路形成手段、駆動キャプスタン、及び/又はテープ
パックの上部のそれを比較した場合、ピンの上部近傍の
方が厚さが薄くなっているとグリースの飛散防止効果も
生ずるので好ましい。このようなグリースの飛散防止効
果と振動吸収を考えた場合、駆動ベルト経路形成手段、
駆動キャプスタンの上部付近の弾性体のシートは、中心
部に穴の空いた形状になっていてもよい。尚、本発明で
いう弾性体とは、弾性変形をするもので有れば特に限定
されないが、後で説明するように、前述のような変形、
具体的には図2に示すような変形を容易にすることがで
きるよう、具体的には弾性率が25℃において106 D
yn/cm2 以上、1010Dyn/cm2 以下の範囲の
ものが好ましい。
【0009】更に本発明が有効なのは、テープリールハ
ブがベースプレートに立てられたピンに挿入される部分
と、その上に係合されたフランジから構成されているカ
ートリッジに適用した場合で、弾性体のシート自身がク
ッション性を有しているため、フランジのジンバル構造
が簡略できるのでフランジの厚みを減少したり、フラン
ジ上の突起を低く形成できるので、振動吸収のみなら
ず、ハウジングの機械的強度を落とすことなくテープを
幅広化できる。特に本発明は、機械強度が必要な5.2
5インチの大きなカートリッジのテープ幅広化に適用す
ると好ましい。また、従来のように、ベースプレートと
対面するハウジング面をテープパックリールのフランジ
に相当する部分を薄く形成したとしても、機械強度は、
従来製品と変わることなく、更なるテープ幅広化が実現
できる。また、機能が向上するだけでなく、ハウジング
内のリブを減らすことができるため、ハウジング成形の
ためのコストが下がり、かつ成形性が上がる。
ブがベースプレートに立てられたピンに挿入される部分
と、その上に係合されたフランジから構成されているカ
ートリッジに適用した場合で、弾性体のシート自身がク
ッション性を有しているため、フランジのジンバル構造
が簡略できるのでフランジの厚みを減少したり、フラン
ジ上の突起を低く形成できるので、振動吸収のみなら
ず、ハウジングの機械的強度を落とすことなくテープを
幅広化できる。特に本発明は、機械強度が必要な5.2
5インチの大きなカートリッジのテープ幅広化に適用す
ると好ましい。また、従来のように、ベースプレートと
対面するハウジング面をテープパックリールのフランジ
に相当する部分を薄く形成したとしても、機械強度は、
従来製品と変わることなく、更なるテープ幅広化が実現
できる。また、機能が向上するだけでなく、ハウジング
内のリブを減らすことができるため、ハウジング成形の
ためのコストが下がり、かつ成形性が上がる。
【0010】本発明に用いる弾性体のシートは、摩耗に
強く、かつクッション性があるよう加工されたものなら
何でもよいが、擦れてもくずを発生しにくい点、滑りが
良い点、信頼性の点などから、好適な例としては、90
mmフレキシブルディスクに用いられているセンタープ
レートと同様な塩化ビニルを材料としたものが好まし
い。以下、本発明を実施の形態に沿って詳細に説明する
が、その要旨の範囲を越えない限り、実施の形態により
限定されるものではない。
強く、かつクッション性があるよう加工されたものなら
何でもよいが、擦れてもくずを発生しにくい点、滑りが
良い点、信頼性の点などから、好適な例としては、90
mmフレキシブルディスクに用いられているセンタープ
レートと同様な塩化ビニルを材料としたものが好まし
い。以下、本発明を実施の形態に沿って詳細に説明する
が、その要旨の範囲を越えない限り、実施の形態により
限定されるものではない。
【0011】図1、2は本発明の一例を示す説明図であ
る。図1は構造の概要を説明する図であり、図2は駆動
ベルト経路形成手段3の部分を側面から見た説明図であ
る。駆動アクセス手段を備えるカセットハウジングと、
ハウジング内において、ベースプレート11上に平行な
軸上に回転可能に取り付けられた一対のテープリールハ
ブへ、一方のハブから他方のハブに延在する一本の情報
記録テープの一端を巻き付けてなるテープパック1と、
ハウジング内でテープ経路を形成し、一方のハブから他
方のハブに情報記録テープを案内し上記駆動アクセス手
段の少なくとも一部を横切る情報記録テープ経路形成手
段2と、駆動ベルト経路を形成する駆動ベルト経路形成
手段3と、駆動ベルト経路に沿って延在し、情報記録テ
ープの一部と摩擦によって係合し、一方のテープリール
ハブから他方のテープリールハブに情報記録テープを移
送する駆動ベルト4と駆動装置側に設けられたドライブ
ローラ5と勘合し、前記駆動ベルトに駆動力を与える駆
動キャプスタン6とを備えた5.25インチQICテー
プカートリッジにおいて、駆動ベルト経路形成手段3と
駆動キャプスタン6のベースプレート11と対面するハ
ウジング内表面でベースプレート11に立てられたピン
9上部近傍の厚みが駆動ベルト経路形成手段3と駆動キ
ャプスタン6上部の厚みより薄くなった塩化ビニール製
の弾性体のシート10を貼付する。また、テープリール
ハブがベースプレートに立てられたピンに挿入される部
分と、その上に係合されたフランジ7から構成されてい
て、フランジ7上には、フランジ上の突起8が設けられ
ている。フランジ上の突起8のベースプレートと対面す
るハウジング内表面は、フランジ部分があらかじめ薄く
形成されていて、フランジ7自身も従来の半分の厚み、
かつフランジ上の突起8の高さも従来の半分高さにし
て、フランジ上の突起8の上部付近が、フランジ7上の
その他の部分より薄い塩化ビニール製の弾性体のシート
10を貼付することで、テープ幅約10mmのテープを
巻き込むことが可能なスペースを持った磁気テープカー
トリッジを構成できる。
る。図1は構造の概要を説明する図であり、図2は駆動
ベルト経路形成手段3の部分を側面から見た説明図であ
る。駆動アクセス手段を備えるカセットハウジングと、
ハウジング内において、ベースプレート11上に平行な
軸上に回転可能に取り付けられた一対のテープリールハ
ブへ、一方のハブから他方のハブに延在する一本の情報
記録テープの一端を巻き付けてなるテープパック1と、
ハウジング内でテープ経路を形成し、一方のハブから他
方のハブに情報記録テープを案内し上記駆動アクセス手
段の少なくとも一部を横切る情報記録テープ経路形成手
段2と、駆動ベルト経路を形成する駆動ベルト経路形成
手段3と、駆動ベルト経路に沿って延在し、情報記録テ
ープの一部と摩擦によって係合し、一方のテープリール
ハブから他方のテープリールハブに情報記録テープを移
送する駆動ベルト4と駆動装置側に設けられたドライブ
ローラ5と勘合し、前記駆動ベルトに駆動力を与える駆
動キャプスタン6とを備えた5.25インチQICテー
プカートリッジにおいて、駆動ベルト経路形成手段3と
駆動キャプスタン6のベースプレート11と対面するハ
ウジング内表面でベースプレート11に立てられたピン
9上部近傍の厚みが駆動ベルト経路形成手段3と駆動キ
ャプスタン6上部の厚みより薄くなった塩化ビニール製
の弾性体のシート10を貼付する。また、テープリール
ハブがベースプレートに立てられたピンに挿入される部
分と、その上に係合されたフランジ7から構成されてい
て、フランジ7上には、フランジ上の突起8が設けられ
ている。フランジ上の突起8のベースプレートと対面す
るハウジング内表面は、フランジ部分があらかじめ薄く
形成されていて、フランジ7自身も従来の半分の厚み、
かつフランジ上の突起8の高さも従来の半分高さにし
て、フランジ上の突起8の上部付近が、フランジ7上の
その他の部分より薄い塩化ビニール製の弾性体のシート
10を貼付することで、テープ幅約10mmのテープを
巻き込むことが可能なスペースを持った磁気テープカー
トリッジを構成できる。
【0012】
【発明の効果】本発明により、記録テープの幅広化、長
尺化に有利でかつカートリッジ全体の強度に悪影響を生
じない磁気記録式テープカートリッジを提供することが
できた。
尺化に有利でかつカートリッジ全体の強度に悪影響を生
じない磁気記録式テープカートリッジを提供することが
できた。
【図1】図1は構造の概要を説明する図である。
【図2】図2は駆動ベルト経路形成手段の部分を側面か
ら見た説明図である。
ら見た説明図である。
1 テープパック 2 情報記録テープ経路形成手段 3 駆動ベルト経路形成手段 4 駆動ベルト 5 ドライブローラ 6 駆動キャプスタン 7 フランジ 8 フランジ上の突起 9 ベースプレートに立てられたピン 10 弾性体のシート 11 ベースプレート
Claims (5)
- 【請求項1】 駆動アクセス手段を備えるカセットハウ
ジングと、ハウジング内において、ベースプレート上に
平行な軸上に回転可能に取り付けられた一対のテープリ
ールハブへ、一方のハブから他方のハブに延在する一本
の情報記録テープの一端を巻き付けてなるテープパック
と、ハウジング内でテープ経路を形成し、一方のハブか
ら他方のハブに情報記録テープを案内し上記駆動アクセ
ス手段の少なくとも一部を横切る情報記録テープ経路形
成手段と、駆動ベルト経路を形成する駆動ベルト経路形
成手段と、駆動ベルト経路に沿って延在し、情報記録テ
ープの一部と摩擦によって係合し、一方のテープリール
ハブから他方のテープリールハブに情報記録テープを移
送する駆動ベルトと駆動装置側に設けられたドライブロ
ーラと勘合し、前記駆動ベルトに駆動力を与える駆動キ
ャプスタンから構成されるベルト駆動式記録テープカー
トリッジにおいて、前記駆動ベルト経路形成手段、駆動
キャプスタン、及びテープパックの少くとも1つが位置
するベースプレートと対面するハウジング内表面に弾性
体のシートを貼り付けたことを特徴とする磁気記録用テ
ープカートリッジ。 - 【請求項2】 前記弾性体のシートが、駆動ベルト経路
形成手段、駆動キャプスタン、及びテープパックの回転
軸上に位置し、かつベースプレートに立てられたピンの
上部近傍のそれとピンに挿入された駆動ベルト経路形成
手段、駆動キャプスタン、及び/又はテープパックの上
部のそれを比較した場合、ピンの上部近傍の方が厚さが
薄くなっていることを特徴とする請求項1記載の磁気記
録用テープカートリッジ。 - 【請求項3】 前記テープリールハブがベースプレート
に立てられたピンに挿入される部分と、その上に係合さ
れたフランジから構成されていることを特徴とする請求
項1記載の磁気記録用テープカートリッジ。 - 【請求項4】 前記弾性体のシートであって、駆動ベル
ト経路形成手段、駆動キャプスタンの中心に位置し、か
つベースプレートに立てられたピンの上部近傍とピンに
挿入された駆動ベルト経路形成手段の上部を比較した場
合、ピンの上部近傍の方が薄くなっていることを特徴と
する請求項3記載の磁気記録用テープカートリッジ。 - 【請求項5】 駆動ベルト経路形成手段、駆動キャプス
タンの中心に位置し、かつベースプレートに立てられた
ピン上部近傍に貼り付けられた弾性体のシートが中心部
に穴の空いた形状になっていることを特徴とする請求項
1、3、4のいずれかに記載の磁気記録用テープカート
リッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31809097A JPH11149745A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 磁気記録用テープカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31809097A JPH11149745A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 磁気記録用テープカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11149745A true JPH11149745A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18095376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31809097A Pending JPH11149745A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 磁気記録用テープカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11149745A (ja) |
-
1997
- 1997-11-19 JP JP31809097A patent/JPH11149745A/ja active Pending
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