JP2008159216A - 光ピックアップ - Google Patents
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Abstract
【課題】球面収差の補正およびワーキングディスタンスの確保ができるとともに、ディスク面に形成される光スポットを整形して、より良好な記録再生特性が得られるようにする。
【解決手段】球面収差補正用の液晶素子6は、CD再生時に光ビームを発散光に変換するための回折用電極66と、BD再生時に光ビームに位相差を与えるための位相シフト用電極67とを有する。BD再生時には、位相シフト用電極67に電圧を印加するとともに、回折用電極66にも電圧を印加し、光ビームを発散させて中央部分の光強度を低下させることにより、ディスク上に形成される光スポットを整形する。
【選択図】図2
【解決手段】球面収差補正用の液晶素子6は、CD再生時に光ビームを発散光に変換するための回折用電極66と、BD再生時に光ビームに位相差を与えるための位相シフト用電極67とを有する。BD再生時には、位相シフト用電極67に電圧を印加するとともに、回折用電極66にも電圧を印加し、光ビームを発散させて中央部分の光強度を低下させることにより、ディスク上に形成される光スポットを整形する。
【選択図】図2
Description
本発明は、DVDレコーダ等に搭載される光ピックアップに関し、特に、収差を補正するための電極パターンを有する液晶素子を備えた光ピックアップに関する。
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc;登録商標)などの光ディスクに対して情報の記録再生を行う光ピックアップにおいては、光ディスクの種類に応じて、対物レンズや光源の仕様が異なる。例えば、対物レンズの開口数(NA)は、CDでは0.50、DVDでは0.65、BDでは0.85であり、レーザ光の波長は、CDでは780nm、DVDでは650nm、BDでは405nmである。
このように光ディスクの種類によって対物レンズの開口数やレーザ光の波長は異なるが、ディスクごとに別々の光ピックアップを用いたのでは、構成部品が増えて装置の大型化やコストアップを招来するため、1台で各種の光ディスクに対応できる複数波長互換型の光ピックアップが開発されている。そして、構成部品をより少なくして組立作業性の向上や小型化を図るために、対物レンズを1個だけ搭載した光ピックアップも実用化されている。
しかしながら、1個の対物レンズによって複数種類の光ディスクに対し記録再生を行う場合、光ディスクの種類によってディスクの記録層を保護する保護層の厚みが異なるため、これが原因で光学系に球面収差が発生する。このような球面収差は、光ディスク上に形成される光スポットを劣化させ、記録再生性能を低下させる要因となる。また、保護層の厚みの違いから、対物レンズで光ビームを記録層に集光したときの対物レンズから保護層までの距離、すなわちワーキングディスタンスがCDの場合は特に小さくなり、対物レンズと光ディスクとの衝突が問題となる。
図9は、上述した球面収差とワーキングディスタンスの問題を説明する図である。(a)は、光ディスクがBDの場合であり、101は記録層、102は保護層である。(b)は、光ディスクがDVDの場合であり、201は記録層、202は保護層である。(c)は、光ディスクがCDの場合であり、301は記録層、302は保護層である。Aは対物レンズ、L1〜L3は各波長の光ビーム(レーザ光)、WD1〜WD3はワーキングディスタンスである。ここで、対物レンズAがBDに対して最適設計されているものとすると、BDの場合は球面収差が発生しないが、DVDやCDの場合は、保護層202,302がBDの保護層102よりも厚いために、球面収差が発生する。また、BDであっても、複数の記録層を有するBDの場合は、球面収差の補正が必要となる。さらに、保護層302の最も厚いCDについては、ワーキングディスタンスWD3が非常に小さくなり、対物レンズAがディスク面に衝突するおそれがある。
そこで、図10のように、CDの記録再生時に、回折パターンを構成する電極を有する液晶素子Bを電気的に制御し、光ビームL3を角度αだけ発散させて発散光L3’として対物レンズAへ入射させることにより、球面収差を補正できることが知られている(例えば、後掲の特許文献1参照)。この場合、対物レンズAへ発散光L3’が入射することから、ワーキングディスタンスWD3’を図9(c)の場合に比べて大きく確保することができ(WD3’>WD3)、対物レンズAがディスク面に衝突するのを回避することができる。しかしながら、図10の手段だけでは、複数の記録層を有するBDの球面収差を補正することはできない。
一方、位相シフトパターンを構成する電極を有する液晶素子を電気的に制御し、光ビームに位相差を与えて対物レンズへ入射させることにより、球面収差を補正できることが知られている(例えば、後掲の特許文献2、3参照)。この方法を用いると、複数の記録層を有するBDであっても球面収差の補正は可能であるが、CDの球面収差を補正しつつワーキングディスタンスを確保し、かつ、BDの各記録層の球面収差を補正しようとすれば、前述した発散光を生成するための液晶素子と、位相シフトのための液晶素子との2つの液晶素子が必要となり、部品点数が多くなってコストが増加するという問題がある。
そこで、本出願人は先に、1つの液晶素子でCDにおける球面収差の補正およびワーキングディスタンスの確保と、BDの各記録層における球面収差の補正の両方を行うことができる光ピックアップを提案した(特願2006−227900)。この先願の発明の液晶素子は、図3(a)に示すように、同心円状の電極パターンを備えたものであって、内側の第1領域Xには発散光を生成する回折パターンの電極66が設けられ、外側の第2領域Yには位相シフトパターンの電極67が設けられている。このような液晶素子を用いれば、CDの場合は、回折パターンの電極66に電圧を印加することで、従来と同様に発散光が生成されるため、球面収差を補正できるとともに、ワーキングディスタンスを大きくすることが可能となる。また、BDの場合は、回折パターンの電極66の電圧をOFFにし、位相シフトパターンの電極67の電圧を適切に制御することで、BDの各記録層の球面収差を補正することができる。
本発明は、上記先願発明を更に発展させたものであって、その課題とするところは、先願発明の利点を全て生かしながら、ディスク面に形成される光スポットを整形して、より良好な記録再生特性が得られるようにすることにある。
本発明は、少なくとも2種類の光ディスクに対して、それぞれ異なる波長の光ビームを投射する複数の光源と、各光源から投射された光ビームを各光ディスクのディスク面に集光させる1個の対物レンズと、光源からみて対物レンズの手前に設けられた球面収差補正用の液晶素子とを備えた光ピックアップにおいて、液晶素子に、使用開口数の小さい光ディスクの再生時に光ビームを発散光に変換するための回折用電極と、使用開口数の大きい光ディスクの再生時に光ビームに位相差を与えるための位相シフト用電極とを設け、使用開口数の大きい光ディスクの再生時に、位相シフト用電極に電圧を印加するとともに、回折用電極にも電圧を印加するようにしたものである。
本発明においては、1つの液晶素子に回折用電極と位相シフト用電極とを設けているので、CDのような使用開口数の小さい光ディスクに対して、回折用電極により光ビームを発散させることにより球面収差の補正が行えるとともに、ワーキングディスタンスを十分に確保することができる。また、BDのような使用開口数の大きい光ディスクが複数の記録層を有している場合でも、位相シフト用電極に印加する電圧を制御することで、光ビームに位相分布を生じさせて球面収差を容易に補正することができる。さらに、これらに加えて、使用開口数の大きい光ディスクの再生時には、回折用電極を利用して光ビームの中央部の光強度を低下させることで、ディスク上に集光される光スポットを整形することができ、良好な再生信号を得ることができる。
本発明においては、上記光ピックアップにおいて、回折用電極および位相シフト用電極と対向する共通電極を設け、この共通電極を、回折用電極と対向する第1電極と、この第1電極を取り囲むように設けられた第2電極とから構成し、使用開口数の大きい光ディスクの再生時に、第1電極と回折用電極との間に電圧を印加するようにしてもよい。これによると、光ビームの回折は液晶素子の中央付近でのみ生じるので、共通電極における必要な部分だけを選択して駆動することができ、より効率的に光スポットを整形するような設計を行うことが可能となる。
本発明の典型的な実施形態においては、CD、DVD、BDの各光ディスクに対して、それぞれ異なる波長の光ビームを投射する複数の光源と、各光源から投射された光ビームを各光ディスクのディスク面に集光させる1個の対物レンズと、 光源からみて対物レンズの手前に設けられた球面収差補正用の液晶素子とを備えた光ピックアップにおいて、液晶素子が、内側の第1領域に設けられた同心円状の回折パターンからなる回折用電極と、外側の第2領域に設けられた同心円状の領域からなる位相シフト用電極と、これらの回折用電極および位相シフト用電極と対向する共通電極とを有する。CDの再生時には、回折用電極のそれぞれと共通電極との間に同じ電圧を印加することにより、第1領域に入射する光ビームを回折させて、所定角度だけ発散した発散光に変換する。また、BDの再生時には、位相シフト用電極の各領域と共通電極との間に個別に電圧を印加することにより、各領域における屈折率を変化させて当該領域を通過する光ビームに位相差を与えるとともに、回折用電極と共通電極との間に所定の電圧を印加することにより、第1領域の光透過率を低下させて、ディスク上に形成される光スポットを整形する。
本発明によれば、1つの液晶素子により、CDなどの使用開口数の小さい光ディスクに対して、球面収差の補正とワーキングディスタンスの確保が可能になるとともに、BDのような使用開口数の大きい光ディスクに対して、複数の記録層が存在する場合の球面収差を容易に補正することができる。また、回折用電極による光ビームの発散を利用して、BD等の再生時における光スポットを整形することができ、再生性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る光ピックアップの概略構成図である。ここでは、CDとDVDとBDの3種類の光ディスクに対応可能な、3波長互換型の光ピックアップ100を例に挙げる。
図1において、1aはCDとDVD用の光源であって、波長が780nmの赤外レーザ光および波長が650nmの赤色レーザ光をそれぞれ投射する2個の半導体レーザを備えている。1bはBD用の光源であって、波長が405nmの青色レーザ光を投射する半導体レーザを備えている。2はプリズムであって、光源1aからのレーザ光を透過して直進させるとともに、光源1bからのレーザ光を反射して光路を90°変更させる。3もプリズムであって、プリズム2を透過した光を90°の角度でコリメートレンズ4側へ反射するとともに、コリメートレンズ4からの光はそのまま透過させる。コリメートレンズ4は、プリズム3で反射されたレーザ光を平行光に変換するレンズである。5はコリメートレンズ4を通った光を90°の角度で上向きに反射する立上げミラーである。
6はCDおよびBDの記録再生時の球面収差を補正するための液晶素子、7はDVDの記録再生時の球面収差を補正するための位相シフト素子、8は入射したレーザ光をディスク面に集光させる対物レンズである。9は液晶素子6、位相シフト素子7および対物レンズ8が組み込まれた可動アクチュエータである。10は光ディスク13のディスク面で反射した光を各光学部品3〜8を介して受光する受光部である。11は受光部10から出力される信号を処理して所定の制御を行う制御部、12は制御部11からの出力に基づいて液晶素子6を駆動する液晶駆動部である。
光源1a,1bから投射されたレーザ光は、プリズム2を介してプリズム3で90°反射され、コリメートレンズ4で平行光に変換された後、立上げミラー5、位相シフト素子7、液晶素子6および対物レンズ8を介して、光ディスク13のディスク面に集光され、微小な光スポットを形成する。また、光ディスク13のディスク面で反射された反射光は、各光学部品3〜8を介して受光部10で受光される。受光部10から出力される信号は制御部11へ与えられる。制御部11では、受光部10の出力信号に基づいて液晶駆動部12を制御し、液晶駆動部12によって後述する液晶素子6の制御が行われる。また、制御部11は受光部10の出力信号に基づいてフォーカスエラーおよびトラッキングエラーを検出し、フォーカス制御やトラッキング制御などのサーボ制御を行うが、サーボ制御系は本発明に直接関係しないので、図1では図示を省略してある。
図2および図3は、液晶素子6の詳細な構造を示す図である。図2は液晶素子6の断面図、図3(a)は液晶素子6の上面図、図3(b)は液晶素子6の下面図である。
図2に示されるように、液晶素子6は、液晶63を挟んで対向する一対の透明基板61,62と、各基板61,62にそれぞれ設けられた透明電極64,65とを有している。液晶63は、例えばネマチック液晶からなり、透明電極64,65に電圧を印加すると、電圧印加部分の液晶分子の配向方向が変化して、屈折率が変化する。透明電極64,65は、例えばITO(Indium Tin Oxide)からなり、透明基板61,62に支持されている。透明基板61,62は、例えばガラスから構成される。
図3(a)に示されるように、透明電極64は、同心円状の電極パターンを構成している。内側の第1領域Xに設けられている電極66は、光ビームを発散させる回折パターンをなす電極(以下「回折用電極」という。)であり、外側の第2領域Yに設けられている電極67は、光ビームに位相差を与える位相シフトパターンをなす電極(以下「位相シフト用電極」という。)である。一方、図3(b)に示されるように、透明電極65は、特別のパターンを構成しない単一の電極(以下「共通電極」という。)である。透明電極64の個々の電極と共通電極65との間には、図1の液晶駆動部12によって所定の電圧が印加されるようになっている。
第1領域Xは、液晶素子6の中央部分に設けられ、使用開口数が小さいCD用の球面収差補正領域として利用される。第1領域Xに配置される回折用電極66は、同心円状の回折パターンに形成されている。そして、液晶63は、回折用電極66と共通電極65との間に電圧が印加されていない状態では、第1領域Xの全領域にわたって均一な屈折率n1を有し、通過する光ビームに対し光学的に作用しないように配向されている。このため、光ビームは第1領域Xを回折することなくそのまま透過する。一方、液晶駆動部12により、回折用電極66のそれぞれと共通電極65との間に同じ電圧が印加されると、液晶63における両電極間に挟まれた部分の配向方向が変化し、当該部分の屈折率がn1からn2に変化する。したがって、第1領域Xには、屈折率がn1である部分と、屈折率がn2である部分とが同心円状に交互に形成されることになる。このため、図4に示すように、第1領域Xに入射する光ビームLは、回折によって角度αだけ発散した発散光L’に変換され、対物レンズ8に入射する。その結果、図10の場合と同様、光ディスク13がCDである場合に、保護層13bの厚みによる球面収差を補正することができるとともに、光ビームを記録層13aに集光させたときのワーキングディスタンスWDを大きく確保することができる。
第2領域Yは、第1領域Xを取り囲むように設けられ、使用開口数が大きいBD用の球面収差補正領域として利用される。第2領域Yに配置される位相シフト用電極67は、同心円状の複数の領域を有するように形成される。これらの各領域は、隣同士が接触しないように間隙を隔てて設けられる。図3(a)の第2領域Yにおける実線の円の部分が間隙に相当する。また、位相シフト用電極67の各領域と、共通電極65との間には、図1の液晶駆動部12によって、個別に電圧が印加されるようになっている。
第2領域Yにおいても、第1領域Xの場合と同様に、液晶63は、位相シフト用電極67と共通電極65との間に電圧が印加されていない状態では、全領域にわたって均一な屈折率n1を有し、通過する光ビームに対し光学的に作用しないように配向されている。このため、光ビームは第2領域Yをそのまま透過する。一方、液晶駆動部12により、位相シフト用電極67と共通電極65との間に電圧が印加されると、液晶63における両電極間に挟まれた部分の配向方向が変化し、当該部分の屈折率が変化する。この場合、上述したように、位相シフト用電極67の同心円状の領域には独立して電圧を印加することができるので、この電圧の値を調整することにより、各領域における屈折率を個別に制御することが可能となる。この結果、各領域を通過する光ビームには位相差が生じる。
図5は、第2領域Yの位相シフトパターンによる球面収差の補正を説明する図である。図5(a)の太実線は、BD再生時に光ビームに発生する球面収差を示している。図のように、球面収差は光軸から離れた外周側で大きくなる。したがって、主に外周側に発生する大きな球面収差を補正すれば、球面収差による再生品質の劣化を抑制することができる。このためには、第2領域Yにおける位相シフト用電極67の同心円領域の数や面積を、外周に行くほど大ききなる球面収差を補正できるような値に設定すればよい。図5(a)の細実線は、このようにして領域の数や面積が決定された同心円状の複数領域を用い、各領域に印加する印加電圧を調整して球面収差を補正する場合の補正パターンを示している。
図5(b)の太実線は、図5(a)の球面収差から補正パターンを差し引いた補正後の球面収差を示している。これからわかるように、第2領域Yにおいて位相分布を変化させるような補正を行うことにより、球面収差を小さくすることができる。このため、複数の記録層を有するBDの場合でも、位相シフト用電極67の電圧制御により、球面収差の補正を容易に行うことができる。
このようにして、回折用電極66と位相シフト用電極67とを備えた液晶素子6を用いることにより、1つの液晶素子で、CDに対して球面収差の補正とワーキングディスタンスの確保ができるとともに、複数の記録層を有するBDに対しても球面収差の補正が可能となる。
一方、DVDに対する球面収差の補正は、位相シフト素子7により行われる。位相シフト素子7は、本発明の要部ではないので、以下では簡単に説明する。位相シフト素子7は、透明基板に階段状に形成された段差により位相シフト領域を形成したもので、各位相シフト領域で光ビームの通過時間に差が生じるために、位相分布に変化が生じる。この位相分布の変化により、球面収差を補正することができる。位相シフト素子7には、必要に応じて開口制限部を設けてもよい。なお、CD用の光ビームとBD用の光ビームは、位相シフト素子7により光学的作用を受けず、そのまま素子7を透過する。
以上説明した内容は、前記先願においても開示されているものであるが、先願発明の場合は、CD再生時には、第1領域Xの回折用電極66のみを駆動し、BD再生時には、第2領域Yの位相シフト用電極67のみを駆動するようになっていた。これに対して、本発明は、BD再生時に、第1領域Xの回折用電極66も駆動することを特徴としている。
BD再生時に、回折用電極66に電圧を印加しない場合、ディスク上に集光される光スポットは、一般に図6(a)に示すような楕円形の光スポットSPになる。mは、ディスク面に形成されたマークを表している。ここで、BD再生時に、回折用電極66に電圧を印加すると、前述した回折作用により光ビーム(青色レーザ光)が回折して発散するため、第1領域Xの光透過率が低下する。このため、中央部分における光の強度が下がり、対物レンズ8を介してディスク上に集光した光スポットは、図6(b)に示すようにサイズが小さな円形の光スポットSPとなる。こうして、ディスク上に形成される光スポットSPを整形することにより、良好な再生信号を得ることができ、再生性能を向上させることができる。記録時についても同様のことが言える。
また、第1領域Xの中央部分における光の強度を下げるために、別に液晶素子や他の光学部材を用いると、構成部品が増えてコストアップとなるが、本発明では、CDの収差補正用の回折パターンを利用してBD再生時の光スポットを整形するので、部品点数が増えることはなく、コストアップを抑制することができる。
なお、CDの記録再生時には、回折効率が最大になるように回折用電極66に印加される電圧の値が決定されるが、BDの記録再生時には、第1領域Xにおける透過率が適度となるように回折用電極66に印加される電圧の値が決定される。
図7は、本発明の他の実施形態による液晶素子6を示す図である。図7では、図2および図3と同一部分に同一符号を付してある。図7(a)は液晶素子6の断面図であり、図7(b)は液晶素子6の下面図である。液晶素子6の上面図については、図3(a)と同じであるので、図示は省略している。
本実施形態では、共通電極65が、第1電極65aと第2電極65bとに分かれている。両電極65a,65bは電気的に分離されており、それぞれの電極に独立して電圧が印加されるようになっている。第1電極65aは、回折用電極66と対向するように設けられた面積の小さな電極であり、第2電極65bは、この第1電極65aを取り囲むように設けられている面積の大きな電極である。
CDの再生時には、第1電極65aおよび第2電極65bと、回折用電極66との間に電圧が印加され、両電極65a,65bは、図2の場合の共通電極65と同じ働きをする。一方、BDの再生時には、第1電極65aと回折用電極66との間に電圧が印加され、第2電極65bと回折用電極66との間には電圧が印加されない。このため、光ビームの回折は第1領域Xの中央付近でのみ生じる。したがって、本実施形態によれば、共通電極65における必要な部分だけを選択して駆動することができ、より効率的に光スポットを整形するような設計を行うことが可能となる。
本発明の効果を確認するために行ったシミュレーションの結果を表1に示す。シミュレーションでは、BD再生時の光ビームの発散角α(図4)をα=5.7°とし、第1領域Xにおける回折効率を50%(透過率が50%)として、図6(a)のような縦長の光スポットSPの場合について、スポット径と分解能を求めた。スポット径のrad方向は、図6のラジアル方向(ディスクの径方向)を表し、tan方向は、図6のタンゼンシャル方向(ディスクの周方向)を表している。また、分解能は、図8に示す再生信号における最長ピット再生信号振幅Imaxと、最短ピット再生信号振幅Iminとから、Imin/Imaxで算出される。
表1において、実施形態1のシミュレーション結果は、図2で示した液晶素子6を用いて、BD再生時に第1領域Xの回折用電極66を駆動した場合のデータであり、第1領域Xの直径φ(図3(a)参照)は、φ=2.4mmとしている。実施形態2のシミュレーション結果は、図7で示した液晶素子6を用いて、BD再生時に第1領域Xの回折用電極66を駆動した場合のデータであり、図7(b)における第1電極65aの寸法を1mm×2.4mmとしている。比較例のシミュレーション結果は、BD再生時に第1領域Xの回折用電極66を駆動しない場合のデータである。
表1から、本発明のようにBD再生時に回折用電極66を駆動すれば、回折用電極66を駆動しない場合に比べて、光ビームのスポット径を小さくすることができ、これによって分解能が向上することがわかる。
なお、図6のラジアル方向に長い横長の光スポットについてはシミュレーションを行っていないが、横長の光スポットの場合は、分解能の向上はあまり期待できない反面、スポット径が小さくなることで、隣接するトラックからのクロストークを抑制することが可能となる。
上述した実施形態では、CD,DVD,BDの3種類の光ディスクに対応可能な3波長互換型の光ピックアップ100を例に挙げたが、本発明はこれ以外の光ピックアップにも適用することができる。例えば、CDとBD、あるいはDVDとBDのような2種類の光ディスクに対応可能な2波長互換型の光ピックアップにも本発明は適用が可能である。
1a,1b 光源
2,3 プリズム
4 コリメートレンズ
5 立上げミラー
6 液晶素子
7 位相シフト素子
8 対物レンズ
9 可動アクチュエータ
10 受光部
11 制御部
12 液晶駆動部
61,62 透明基板
63 液晶
64,65 透明電極
65a 第1電極
65b 第2電極
66 回折用電極
67 位相シフト用電極
100 光ピックアップ
X 第1領域
Y 第2領域
2,3 プリズム
4 コリメートレンズ
5 立上げミラー
6 液晶素子
7 位相シフト素子
8 対物レンズ
9 可動アクチュエータ
10 受光部
11 制御部
12 液晶駆動部
61,62 透明基板
63 液晶
64,65 透明電極
65a 第1電極
65b 第2電極
66 回折用電極
67 位相シフト用電極
100 光ピックアップ
X 第1領域
Y 第2領域
Claims (3)
- CD、DVD、BDの各光ディスクに対して、それぞれ異なる波長の光ビームを投射する複数の光源と、
前記各光源から投射された光ビームを各光ディスクのディスク面に集光させる1個の対物レンズと、
前記光源からみて対物レンズの手前に設けられた球面収差補正用の液晶素子と、
を備えた光ピックアップにおいて、
前記液晶素子は、内側の第1領域に設けられた同心円状の回折パターンからなる回折用電極と、外側の第2領域に設けられた同心円状の領域からなる位相シフト用電極と、これらの回折用電極および位相シフト用電極と対向する共通電極とを有し、
CDの再生時に、前記回折用電極のそれぞれと共通電極との間に同じ電圧を印加することにより、前記第1領域に入射する光ビームを回折させて、所定角度だけ発散した発散光に変換し、
BDの再生時に、前記位相シフト用電極の各領域と共通電極との間に個別に電圧を印加することにより、各領域における屈折率を変化させて当該領域を通過する光ビームに位相差を与えるとともに、前記回折用電極と共通電極との間に所定の電圧を印加することにより、第1領域の光透過率を低下させて、ディスク上に形成される光スポットを整形するようにしたことを特徴とする光ピックアップ。 - 少なくとも2種類の光ディスクに対して、それぞれ異なる波長の光ビームを投射する複数の光源と、
前記各光源から投射された光ビームを各光ディスクのディスク面に集光させる1個の対物レンズと、
前記光源からみて対物レンズの手前に設けられた球面収差補正用の液晶素子と、
を備えた光ピックアップにおいて、
前記液晶素子は、使用開口数の小さい光ディスクの再生時に光ビームを発散光に変換するための回折用電極と、使用開口数の大きい光ディスクの再生時に光ビームに位相差を与えるための位相シフト用電極とを有し、
使用開口数の大きい光ディスクの再生時に、前記位相シフト用電極に電圧を印加するとともに、前記回折用電極にも電圧を印加するようにしたことを特徴とする光ピックアップ。 - 請求項2に記載の光ピックアップにおいて、
前記回折用電極および位相シフト用電極と対向する共通電極を備え、
前記共通電極は、前記回折用電極と対向する第1電極と、この第1電極を取り囲むように設けられた第2電極とからなり、
使用開口数の大きい光ディスクの再生時に、前記第1電極と回折用電極との間に電圧を印加することを特徴とする光ピックアップ。
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