JP2008156502A - 二液硬化型接着剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不揮発分40%以上で接着剤を塗工することができ、ラミネート直後の初期接着強度が高く、尚かつ常態での接着強度が高く、ボイル耐性に優れる二液硬化型接着剤を提供する。
【解決手段】 ポリオール成分中の30〜95重量%が側鎖アルキル基を有するグリコールで0.5〜3重量%が水酸基を3個以上有する多価アルコールからなるポリオール混合物および、酸成分として炭素数8以上の直鎖又は分岐鎖をもつ炭化水素基を含有する単官能脂肪酸と二塩基酸の混合物を反応させた数平均分子量が5,000から10,000であるポリエステルポリオールと、ポリイソシアネートを硬化剤とした二液硬化型接着剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は高不揮発分塗工が可能なラミネート接着用の二液硬化型接着剤に関する。さらに詳しくは食品等の包装用途に使用されるフレキシブル包装を製造する際に用いることができ、高不揮発分塗工が可能なラミネート接着用二液硬化型接着剤に関する。
従来から、フレキシブル包装材の製造は、ドライラミネーション、サンドイッチラミネーション、押出コート、共押出等の各種の手段が用いられているが、基材としてプラスチックや金属箔の殆どが使用できる溶剤系の接着剤を用いたドライラミネーションが90%を占めている。
このドライラミネーション用の溶剤系接着剤としては、主として2液硬化型ポリウレタン系接着剤が使用されている。実用に供されている代表的な主剤としては、ポリオールとジカルボン酸より得られる末端水酸基のポリエステルポリオール、ポリエステルポリオールと有機ジイソシアネートより得られるポリエステルポリウレタンポリオール、ポリエーテルポリオールと有機ジイソシアネートから得られるポリエーテルポリウレタンポリオール、ポリエステルポリオールとポリエーテルポリオールの混合物と有機ジイソシアネートから得られるポリエステルポリエーテルポリウレタンポリオールが挙げられ、これらはいずれも2官能及び3官能のポリオールである。これらのポリオールは、数平均分子量が15,000以上のものが主に使用される。
一方、硬化剤としては、1モルのトリメチロールプロパンに3モルの有機ジイソシアネートを付加して得られるアダクト、3モルの有機ジイソシアネートに1モルの水を反応させて得られるビューレット、または3モルの有機ジイソシアネートの重合で得られるイソシアヌレート等の結合形態を有する多官能の有機ポリイソシアネートが使用され、又、ポリイソシアネートとポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールまたは必要によりこれらと低分子ポリオールを反応させて得られるポリウレタンポリイソシアネート化合物が主として使用されている。
上記の主剤と硬化剤とは、一般的に水酸基/イソシアネート基の当量比が1/1〜1/3の割合で混合する。
また、これら接着剤は適当な塗工性を確保するため、接着剤の組成に応じて、酢酸エチル等の希釈剤を加え塗工時の接着剤の不揮発分を30重量%に調整して使用される。
一方、こうした希釈溶剤を乾燥させるためには、乾燥炉で加熱乾燥しなければならないが、近年、環境保護の点から、溶剤の大気中への排出を避ける必要があり、乾燥した溶剤を回収するか、焼却する必要があり、生産量が上がった場合、溶剤回収装置、焼却装置等の高額な設備の増設が必要となり、維持するにもコストがかかりコストアップの要因となる。生産量が増加しても従来の設備等が使用できるように、また、作業環境の向上から溶剤による希釈量を少なくしたハイソリッド型接着剤への要求は強い。
しかしながら、現有するハイソリッド型接着剤は分子量が数万の従来のポリオール分子量を単に下げただけのものであり、不揮発分40重量%以上で接着剤を塗工することができ、ラミネート直後の初期接着強度が高く、尚かつ常態での接着強度が高く、ボイル耐性に優れる接着剤は未だに得られていないのが現状である。
特開2000−290631号公報
そこで、接着剤樹脂として塗工時の不揮発分が40重量%以上で、塗工性、初期接着性、各種被着体への接着性の良好な樹脂の設計が必要になっている。
本発明は、上記問題点に鑑み、ドライラミネーションに最適な接着剤を提供するものである。また、不揮発分40重量%以上で接着剤を塗工することができ、ラミネート直後の初期接着強度が高く、尚かつ常態での接着強度が高く、ボイル耐性に優れる二液硬化型接着剤を提供するものである。
本発明者らは、上記課題を解決するために種々検討をした結果、二液硬化型接着剤の主剤であるポリエステルポリオールのポリオール成分として特定の多価アルコールと、酸成分として単官能脂肪酸を特定量含有させ、分子量を制御することで本発明に到達した。
すなわち、本発明は、[1]ポリオール成分中の0.5〜3重量%が水酸基を3個以上有する多価アルコールであり、残りのポリオール成分中の30重量%以上が側鎖アルキル基を有するグリコールであるポリオール混合物および、酸成分として炭素数8以上の直鎖又は分岐鎖をもつ炭化水素基を含有する単官能脂肪酸と二塩基酸の混合物を反応させた数平均分子量が5,000から10,000であるポリエステルポリオールと、ポリイソシアネートを硬化剤とした二液硬化型接着剤である。
また、本発明は、[2]1分子当たり平均1.9〜2.1個の水酸基を有するポリエステルポリオールである上記[1]に記載の二液硬化型接着剤である。
また、本発明は、単官能脂肪酸が、天然油脂由来の脂肪酸である上記[1]または上記[2]に記載の二液硬化型接着剤である。
更に、本発明は、不揮発分が40重量%以上で、25℃におけるザーンカップ粘度が15〜25秒である上記[1]ないし上記[3]のいずれかに記載の二液硬化型接着剤である。
本発明は、不揮発分40重量%以上で接着剤を塗工することができ、ラミネート直後の初期接着強度が高く、尚かつ常態での接着強度が高く、ボイル耐性に優れる二液硬化型接着剤を提供することができる。
本発明の二液硬化型接着剤は、ポリオール成分中の0.5〜3重量%が水酸基を3個以上有する多価アルコールであり、残りのポリオール成分中の30重量%以上が側鎖アルキル基を有するグリコールであるポリオール混合物および、酸成分として炭素数8以上の直鎖又は分岐鎖をもつ炭化水素基を含有する単官能脂肪酸と二塩基酸の混合物を反応させた数平均分子量が5,000から10,000であるポリエステルポリオールと、ポリイソシアネートを硬化剤とした二液硬化型接着剤であることを特徴とする。
本発明に用いるポリオール成分としての側鎖アルキル基を有するグリコールとしては公知のグリコールであれば使用できる。例えばプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ジメチルブタンジオール、ブチルエチルプロパンジオール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコールが挙げられる。また、これら側鎖アルキル鎖を有するグリコールはいずれも単独または2種以上の混合物として使用でき、ポリオール成分中30重量%以上であることが好ましい。30重量%未満では、溶剤に対する溶解性が低下し、不揮発分40重量%以上での塗工が出来なくなる。
また、本発明に用いるポリオール成分としての水酸基を3個以上有する多価アルコールからなるポリオールとしては、トリメチロールプロパン、グリセリン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトールカルビトール、ソルビトール等の3価以上のポリオールが挙げられる。これら水酸基を3個以上有するポリオールとしてはいずれも単独または2種以上の混合物として使用でき、ポリオール成分中の0.5〜3重量%であることが好ましい。3重量%を超える場合は、ポリエステルポリオール中の架橋点が多くなり、溶剤に対する溶解性が低下し、不揮発分40重量%以上での塗工が出来なくなるうえに、架橋密度が多くなりすぎ接着性が低下する。また、0.5重量%未満であると、ポリエステルポリオール中の架橋点が少なくなり、接着強度が低下する。
また、前記した側鎖アルキル基を有するグリコールや水酸基を3個以上有するポリオール以外のポリオールとしては、公知のグリコールであればいずれも使用可能であり、例えばエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ポリカプロラクトンジオール、ダイマージオール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA等のグリコール類;プロピオラクトン、ブチロラクトン、ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン等の環状エステル化合物の開環重合反応によって得られるポリエステル類等が挙げられる。
単官能脂肪酸としては、炭素数8以上の直鎖又は分岐鎖をもつ炭化水素基を含有するものであればよく、カプリル酸、カプリン酸、オクチル酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等はもとより、天然油脂由来の脂肪酸であるひまし油脂肪酸、大豆油脂肪酸等も挙げられるが、不飽和脂肪酸の含有量の少ないやし油脂肪酸が、得られるポリエステルポリオールの着色が少なくでき、安価であるので好ましい。
二塩基酸としては、公知であればいずれの原料も使用することができる。例えば、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、無水マレイン酸、フマル酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸が挙げられる。これらは単独であるいは二種以上の混合物で使用することができる。
また、本発明の効果を阻害しない程度でダイマー酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等の多塩基酸を単独であるいは二種以上の混合物で使用することができる。
本発明のポリエステルポリオールは、1分子当たり平均1.9〜2.1個の水酸基である必要がある。水酸基が1.9未満である場合は、架橋密度が低下し、耐熱性などの接着性が低下する。一方、水酸基が2.1を超える場合は、架橋密度が多くなりすぎ密着性が低下する。
さらに本発明のポリエステルポリオールは、数平均分子量が5,000から10,000である必要がある。数平均分子量が5,000未満の場合には初期接着強度が低下する。一方、数平均分子量が10,000を超える場合、不揮発分40重量%以上での塗工が出来なくなる。
本発明の二液硬化型接着剤は、塗工時の不揮発分が40重量%以上の場合に、温度25℃に於けるザーンカップ粘度(3番)が15〜25秒であることが好ましい。この範囲外であると塗工性が悪くなる。
また、これらのポリエステルポリオールには、前記の多価アルコールやポリエーテルポリオール成分をブレンドして使用することもできる。
(ポリイソシアネート成分)
本発明に用いる硬化剤であるポリイソシアネートは、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、オルソトリジンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、ジフェニルエーテル−4,4’−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、イソプロピリデンビス−4−シクロへキシルイソシアネートなどが挙げられる。
また、前記したジイソシアネートとポリオールとのアダクト体、前記のジイソシアネートのイソシアヌレート体、ビューレット体、アロファネート体等の1分子内にイソシアネート基が少なくとも2個以上有するものが挙げられる。 例えば、1モルのトリメチロールプロパンに3モルのジイソシアネートを付加して得られるアダクト、3モルのジイソシアネートに1モルの水を反応させて得られるビューレット、または3モルのジイソシアネートの重合で得られるイソシアヌレート等の結合形態を有する多官能の有機ポリイソシアネートが使用され、又、ポリイソシアネートとポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールまたは必要によりこれらと低分子ポリオールを反応させて得られるポリウレタンポリイソシアネート化合物が挙げられる。
数平均分子量が5,000から10,000であるポリエステルポリオール等のポリオール成分に起因する水酸基と、ポリイソシアネート成分に起因するイソシアネート基の割合は、OH:NCOが、1:1〜1:4が好ましく、より好ましくは、1:1〜1:3程度である。
また、本発明の二液硬化型接着剤には、接着促進剤をポリオール成分合成後に添加することもできる。接着促進剤にはシランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、アルミネート系カップリング剤、エポキシ樹脂等が挙げられる。
シランカップリング剤としては、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル・トリス (2−メトキシエトキシ) シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3− アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3− アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3− アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン等を挙げることが出来る。
チタネート系カップリング剤としては、例えば、テトライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブトキシチタネート、テトラステアリルチタネート、ポリヒドロキシチタンステアレート、トリイソプロピルステアリルチタネート、トリ−n−ブトキシチタンモノステアレート、ブチルチタネートダイマー等を挙げることができる。
また、アルミネート系カップリング剤としては、アルキルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート等を挙げることが出来る。
エポキシ樹脂としては、フエノールノボラック型エポキシ樹脂、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂をはじめとするフェノール類とアルデヒド類のノボラック樹脂をエポキシ化したもの、ビスフェノールA、ビスフェノールB、ビスフェノールF、ビスフェノールSなどのジグリシジルエーテル、フタル酸ダイマー酸などの多塩基酸とエピクロルヒドリンの反応により得られるグリシジルエステル型エポキシ樹脂、ジアミノジフエニルメタン、イソシアヌル酸などのポリアミンとエピクロルヒドリンの反応により得られるグリシジルアミン型エポキシ樹脂、オレフィン結合を過酢酸など過酸で酸化して得られる線状脂肪族エポキシ樹脂、及び脂環族エポキシ樹脂などがあり、これらを適宜何種類でも併用することができる。
更に、本発明の二液硬化型接着剤には、接着剤層の耐酸性を向上させる方法として公知の酸無水物を併用することもでき、例えば、コハク酸無水物、フタル酸無水物、ハイミック酸無水物、ヘット酸無水物、マレイン酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドラフタル酸無水物、テトラブロムフタル酸無水物、テトラクロルフタル酸無水物、トリメリット酸無水物、ピロメリット酸無水物、ベンゾフェノテトラカルボン酸無水物、2,3,6,7−ナフタリンテトラカルボン酸2無水物、5−(2,5−オキソテトラヒドロフリル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、スチレン無水マレイン酸共重合体等が挙げられる。
本発明の二液硬化型接着剤は、不揮発分60〜80重量%のポリオール成分と、不揮発分70〜100重量%程度のポリイソシアネート成分を混合し、必要に応じて希釈溶剤で希釈して使用する。本発明の二液硬化型接着剤の不揮発分は調製時で、40〜60重量%程度が好ましい。
本発明の二液硬化型接着剤には、更に、レベリング剤、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を添加することができる。
本発明の二液硬化型接着剤は、延伸、無延伸、金属蒸着のポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリエチレン等のプラスチックフィルム同士、それらプラスチックフィルムとアルミ、アルミナ、シリカを蒸着したプラスチックフィルム、またはアルミ、ステンレス鋼、鉄、銅等の箔との積層体を作成する際に使用される。
以下に、本発明の内容および効果を実施例により更に具体的に説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。尚、例中「部」、「%」とあるのは「重量部」、「重量%」を示す。
〔合成例1〕
撹拌機、温度計、窒素ガス導入管、精留管、水分分離器等を備えたポリエステル反応容器に、イソフタル酸50.0部、アジピン酸18.9部、やし油脂肪酸0.77部、ネオペンチルグリコールの37.8部、ジエチレングリコール9.1部、トリメチロールプロパン0.48部およびテトラブチルチタネート0.03部を仕込み、精留管上部温度が100℃を越えないように徐々に加熱して内温を240℃に保持した。酸価が5mgKOH/gになったところで、20mmHg以下に減圧し、酸価が1mgKOH/g以下を確認しエステル化反応を終了し、酢酸エチルの25部を添加し希釈し、不揮発分75.1重量%のポリエステルポリオールを得た。このポリオールの分子量分布をGPCにより測定したところ、スチレン換算の数平均分子量で6000であった。
〔合成例2〕
上記ポリエステル反応容器に、テレフタル酸25.0部、イソフタル酸25.0部、アジピン酸18.9部、やし油脂肪酸0.77部、ネオペンチルグリコールの37.8部、ジエチレングリコール9.1部、トリメチロールプロパン0.48部およびテトラブチルチタネート0.03部を仕込み、合成例1と同様の方法と同様にしてポリエステルポリオールを得た。このポリオールの分子量分布をGPCにより測定したところスチレン換算の数平均分子量で6000であった。
〔合成例3〕
上記ポリエステル反応容器に、イソフタル酸50.0部、アジピン酸18.9部、やし油脂肪酸1.38部、ネオペンチルグリコールの37.5部、ジエチレングリコール9.1部、トリメチロールプロパン0.86部およびテトラブチルチタネート0.03部を仕込み、合成例1と同様の方法と同様にしてポリエステルポリオールを得た。このポリオールの分子量分布をGPCにより測定したところスチレン換算の数平均分子量で6000であった。
〔合成例4〕
上記ポリエステル反応容器に、イソフタル酸49.5部、アジピン酸18.7部、やし油脂肪酸0.77部、ネオペンチルグリコールの39.0部、ジエチレングリコール9.1部、トリメチロールプロパン0.48部およびテトラブチルチタネート0.03部を仕込み、合成例1と同様の方法と同様にしてポリエステルポリオールを得た。このポリオールの分子量分布をGPCにより測定したところスチレン換算の数平均分子量で4000であった。
〔合成例5〕
上記ポリエステル反応容器に、イソフタル酸50.5部、アジピン酸19.6部、やし油脂肪酸0.75部、ネオペンチルグリコールの37.5部、ジエチレングリコール9.1部、トリメチロールプロパン0.47部およびテトラブチルチタネート0.03部を仕込み、合成例1と同様の方法と同様にしてポリエステルポリオールを得た。このポリオールの分子量分布をGPCにより測定したところスチレン換算の数平均分子量で14000であった。
〔合成例6〕
上記ポリエステル反応容器に、イソフタル酸50.0部、アジピン酸18.9部、やし油脂肪酸1.54部、ネオペンチルグリコールの38.5部、ジエチレングリコール9.1部およびテトラブチルチタネート0.03部を仕込み、合成例1と同様にしてポリエステルポリオールを得た。このポリオールの分子量分布をGPCにより測定したところスチレン換算の数平均分子量で6000であった。
〔合成例7〕
上記ポリエステル反応容器に、イソフタル酸50.0部、アジピン酸18.9部、ネオペンチルグリコールの37.2部、ジエチレングリコール9.1部、トリメチロールプロパン0.86部およびテトラブチルチタネート0.03部を仕込み、合成例1と同様の方法でポリエステルポリオールを得た。このポリオールの分子量分布をGPCにより測定したところスチレン換算の数平均分子量で6000であった。
〔合成例8〕
上記ポリエステル反応容器に、イソフタル酸50.1部、アジピン酸18.9部、やし油脂肪酸2.99部、ネオペンチルグリコールの37.0部、ジエチレングリコール9.1部、トリメチロールプロパン1.86部およびテトラブチルチタネート0.03部を仕込み、合成例1と同様の方法でポリエステルポリオールを得た。このポリオールの分子量分布をGPCにより測定したところスチレン換算の数平均分子量で6000であった。
〔合成例9〕
上記ポリエステル反応容器に、イソフタル酸50.0部、アジピン酸18.1部、やし油脂肪酸0.77部、ジエチレングリコール47.7部、トリメチロールプロパン0.48部およびテトラブチルチタネート0.03部を仕込み、合成例1と同様の方法でポリエステルポリオールを得た。このポリオールの分子量分布をGPCにより測定したところスチレン換算の数平均分子量で6000であった。
上記の調製したポリエステルポリオール、ポリイソシアネートを下記の表2及び表3に示したように配合した。不揮発分40重量%でのザーンカップ#3での粘度、ナイロンフィルムとLLDPE(線状低密度ポリエチレン)とを接着させた複合フィルムの直後の初期接着強度及びエージング後の常態接着強度、ボイル耐性について測定し、その結果も合わせて示した。
複合フィルムの製造方法を以下に示す。表2および表3に示したように主剤、硬化剤、および希釈溶剤である酢酸エチルを配合した二液硬化型接着剤を、バーコーターを用いて、塗布量3.5g(不揮発分)/mとなるように二軸延伸ナイロンフィルムに塗布し、温度70℃に設定した乾燥機で希釈溶剤を揮発させ乾燥し接着剤組成物が塗布された15μmの接着剤面とLLDPE(60μm)フィルムとをラミネートし、ナイロン/LLDPEの2層からなる複合フィルムを作製した。次いで、この複合フィルムを40℃、3日間のエージンングを行い接着剤の硬化を行って2層の複合フィルムを得た。
[初期接着強度]
複合フィルムを、剥離速度300mm/分、室温(25℃)で引張り試験機を用い、T型剥離で測定し、その引張り強度を接着強度とし、表2および表3に示した。接着強度(kgf/15mm)は、0.05kgf/15mm以上が好ましい。
[常態接着強度]
エージングした複合フィルムを、剥離速度を300mm/分、室温(25℃)で引張り試験機を用い、T型剥離で測定し、その引張り強度を接着強度とし、表2および表3に示した。接着強度の単位は、kgf/15mmとする。常態接着強度(kgf/15mm)は、1.0kgf/15mm以上が好ましい。
[ボイル耐性]
エージングした複合フィルムを、120mm角の大きさのパウチを作製し、内容物として、酢、サラダ油、ミートソースを重量比で1:1:1に配合した疑似食品70gを充填した。作製したパウチを98℃、60分間の処理でボイル殺菌を行い、パウチの外観を目視で観察した。ボイル殺菌後に浮きが発生したものを「×」で、浮きがないものを「○」として評価した。
Figure 2008156502
NPG:ネオペンチルグリコール DEG:ジエチレングリコール
TMP:トリメチロールプロパン AA:アジピン酸
IPA:イソフタル酸 TPA:テレフタル酸 COA:やし油脂肪酸
{ }ポリオール成分中の重量%
[ ]酸成分中の重量%
Figure 2008156502
Figure 2008156502
表2、3の結果から明らかなように、本発明の二液硬化型接着剤は、高不揮発分濃度で塗工が可能であり優れた接着性能及びボイル耐性を示していることがわかる。
ポリエステルポリオールの数平均分子量が5,000〜10,000の範囲外である比較例1(数平均分子量4000)では、初期接着強度、常態接着強度が低く、ボイル耐性も悪い。また、比較例2(数平均分子量14000)では、配合粘度が高く塗工性に劣る。比較例3は、水酸基を3個以上有する多価アルコールを用いておらず、初期接着強度、常態接着強度が低く、ボイル耐性も悪い。また、水酸基を3個以上有する多価アルコールを0.5〜3重量%の範囲外である3.9重量%用いた比較例5では、配合粘度が高く塗工性に劣る。
本発明では、酸成分として炭素数8以上の直鎖又は分岐鎖をもつ炭化水素基を含有する単官能脂肪酸を0.5〜3重量%用いるが、それを用いていない比較例4では、初期接着強度、常態接着強度が低い。さらに、水酸基を3個以上有する多価アルコールを0.5〜3重量%用い、残りのポリオール成分中に30重量%以上の側鎖アルキル基を有するグリコールを用いない比較例6は、配合粘度が高く塗工性に劣る。
本発明は、ポリオール成分として、(a)0.5〜3重量%の水酸基を3個以上有する多価アルコールと、(b)残りのポリオール成分中の30重量%以上に側鎖アルキル基を有するグリコールを用い、酸成分に(c)炭素数8以上の直鎖又は分岐鎖をもつ炭化水素基を含有する単官能脂肪酸と、(d)二塩基酸を用いて反応させ数平均分子量が5,000から10,000であるポリエステルポリオールを主剤とすることにより、ラミネート直後の初期接着強度、常態での接着強度が共に高く、ボイル耐性に優れるドライラミネーション接着剤とすることができる。

Claims (4)

  1. ポリオール成分中の0.5〜3重量%が水酸基を3個以上有する多価アルコールであり、残りのポリオール成分中の30重量%以上が側鎖アルキル基を有するグリコールであるポリオール混合物および、酸成分として炭素数8以上の直鎖又は分岐鎖をもつ炭化水素基を含有する単官能脂肪酸と二塩基酸の混合物を反応させた数平均分子量が5,000から10,000であるポリエステルポリオールと、ポリイソシアネートを硬化剤とした二液硬化型接着剤。
  2. 1分子当たり平均1.9〜2.1個の水酸基を有するポリエステルポリオールである請求項1に記載の二液硬化型接着剤。
  3. 単官能脂肪酸が、天然油脂由来の脂肪酸である請求項1または請求項2に記載の二液硬化型接着剤。
  4. 不揮発分が40重量%以上で、25℃におけるザーンカップ粘度が15〜25秒である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の二液硬化型接着剤。
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