JP2008155541A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図りつつ、劣化させることなくデータを液滴吐出素子に転送する。
【解決手段】液滴吐出装置は、画像データであるシリアルデータをパラレルデータに変換する第1シリアルパラレル変換器110と、第1シリアルパラレル変換器110から供給されるデータをパラレルデータに変換する第2シリアルパラレル変換器120と、第2シリアルパラレル変換器120から供給されるデータに基づいて駆動する液滴吐出素子60と、を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、液滴吐出装置に関する。
従来、主走査方向に往復移動する記録ヘッドの複数のノズルから選択的にインク滴を吐出し、副走査方向に搬送されて来る記録紙等の記録媒体に文字や画像等を印刷するインクジェット記録装置が知られている。
特許文献1には、ノズルの高密度化と、それに伴う微細ピッチ配線の形成を実現可能にして高解像度化が図れるようにした液滴吐出ヘッドが開示されている。特許文献1の液滴吐出ヘッドでは、振動板を間に置いて圧力室と反対側に液体プール室が設けられ、更に圧電素子を液体から隔離する隔離室が液体プール室内に設けられている。
特許文献2には、1枚の基板に複数のインク噴出用ノズル、前記ノズルに接続する個別インク流路、インク噴出駆動源を配置するとともに、前記基板上に積み重ねプロセスで形成した薄膜トランジスタ回路を設けたことを特徴とするインクジェットヘッドが開示されている。
特許文献3には、ノズル、液室、振動板、液体供給孔及び圧電素子が形成されて成るヘッド基板上の上電極と、絶縁基板上の薄膜トランジスタを用いた駆動回路の出力端子と、を向かい合わせに接続することにより、100個以上のノズルを有するコンパクトな構造の液体噴射記録ヘッドが開示されている。
特許文献4には、印字周期を跨ぐ駆動クロック信号の採用を可能とし、分割駆動のグループ数の制約を緩和して、駆動電流の集中防止をより徹底させたインクジェット記録装置が開示されている。上記インクジェット記録装置は、シリアルパラレル変換回路とその出力であるパラレル印字データを取り込んで保持するラッチ回路とを2組設け、同文献の図4及び図6に示すように、第1ラッチ回路14により第1タイミング時t11、…に第1シリアルパラレル変換回路12の出力データを取り込むとともに、第2ラッチ回路15により第2タイミング時t21、…に第2シリアルパラレル変換回路13の出力データを取り込む。これにより、印字周期Lの境目を超えても前サイクルの印字データが第2ラッチ回路15に保存されているので、グループDのように、印字周期Lを跨ぐ印字クロックDを採用することが可能となっている。このため、インクジェットヘッド70の分割駆動において最大遅延量を大きくとることができ、分割のグループ数を増やしても駆動電流の集中が防止できる。
特開2006−44225号公報 特開2000−289204号公報 特開平11−78003号公報 特開平9−262974号公報
特許文献1では、インジェクタ基板周辺部に駆動ICを実装しなければならず、駆動ICの実装領域が必要になる。その実装領域はインジェクタ基板短辺寸法の30〜40%を占める場合があり、小型化に不利である。一方、インジェクタ基板に駆動ICを搭載しない場合、インジェクタの数の分だけ外部端子が必要になり、膨大な配線数になり、小型化に不利になる。
特許文献2では、駆動ICは、配線を含め、インジェクタの領域外に配置される。また、特許文献3では、ロジック部が局所に集中するものの、ドライバはインジェクタの数に応じて分散される。このため、特許文献2及び3においても、特許文献1と同様に、インジェクタの数の分だけ外部端子が必要になり、膨大な配線数になり、小型化に不利になる。
また、特許文献4では、同文献の図4に示すように、外部入力信号に基づいて、シリアルパラレル変換回路12、13が動作する。このため、離間するシリアルパラレル変換回路12、13の各段が高速に駆動してしまうので、各段で信号伝送距離が異なり、波形がなまってしまう問題がある。よって、長距離伝送が事実上困難になってしまう問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、小型化を図りつつ、劣化させることなくデータを液滴吐出素子に転送する液滴吐出装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、複数の液滴吐出素子が配列され、当該液滴吐出素子が駆動することにより各液滴吐出素子に対応する液体収納室から液滴を吐出させる液滴吐出素子群と、シリアルデータをパラレルデータに変換する第1シリアルパラレル変換手段と、前記第1シリアルパラレル変換手段から出力された各々のデータをシリアルデータとして、更にパラレルデータに変換する第2シリアルパラレル変換手段と、前記第2シリアルパラレル変換手段から出力された各々のデータに基づいて前記液滴吐出素子の各々に供給する駆動波形を生成する駆動波形生成手段と、を備えた液滴吐出装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の液滴吐出装置であって、前記第1及び第2シリアルパラレル変換手段は、データをクロック信号に基づいて転送するシフトレジスタ回路と、前記シフトレジスタ回路から出力されたデータをラッチ信号に基づいてラッチするラッチ回路と、を備える。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の液滴吐出装置であって、前記複数の液滴吐出素子は第1方向及び第2方向に配列され、前記第1シリアルパラレル変換手段は前記液滴素子群の第1方向に沿って設けられるとともに、前記第2シリアルパラレル変換手段は前記液滴素子群の第2方向に沿って設けられ、前記第1方向及び前記第2方向は空間的に交差する。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液滴吐出装置であって、各第2シリアルパラレル変換手段は、互いに同期して動作する。
請求項5の発明は、請求項2に記載の液滴吐出装置であって、前記第1シリアルパラレル変換手段のクロック信号を分周して前記第2シリアルパラレル変換手段のクロック信号を生成する分周手段を更に備える。
請求項6の発明は、請求項2に記載の液滴吐出装置であって、前記第2シリアルパラレル変換手段のクロック信号は、前記第1シリアルパラレル変換手段のラッチ信号である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の液滴吐出装置であって、前記各第2シリアルパラレル変換手段に沿って各々設けられ、前記液滴吐出素子の駆動波形を第2方向に転送すると共に、転送した駆動波形をパラレルな駆動波形に変換し、変換した各駆動波形を隣接する前記液滴吐出素子列の各液滴吐出素子に供給する第3のシリアルパラレル変換手段を更に備える。
請求項8の発明は、請求項7に記載の液滴吐出装置であって、前記液滴吐出素子群が形成された液滴吐出素子基板と、前記液滴吐出素子基板に接続され、前記第1、前記第2及び前記第3シリアルパラレル変換手段が形成された駆動回路基板と、を更に備える。
請求項9の発明は、請求項7に記載の液滴吐出装置であって、前記液滴吐出素子群、前記第1、前記第2及び前記第3シリアルパラレル変換手段が形成された回路基板を更に備える。
請求項1〜4の発明は、劣化させることなくデータを液滴吐出素子に転送して、液滴を吐出させることができる。
請求項5〜6の発明は、端子を削減することができる。
請求項7の発明は、各液滴吐出素子の駆動タイミングをずらすことができる。
請求項8〜9の発明は、小型の液滴吐出装置を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る画像形成装置10は、図1に示すように、用紙を送り出す用紙供給部12、用紙の姿勢を制御するレジ調整部14、インク滴を吐出して用紙に画像形成する記録ヘッド部16、記録ヘッド部16のメンテナンスを行なうメンテナンス部18を有する記録部20と、記録部20で画像形成された用紙を排出する排出部22と、を備えている。
用紙供給部12は、用紙が積層されてストックされているストッカ24と、ストッカ24から1枚ずつ枚葉してレジ調整部14に搬送する搬送装置26と、を備えている。
レジ調整部14は、ループ形成部28と用紙の姿勢を制御するガイド部材29が備えられており、この部分を通過することによって用紙のコシを利用してスキューが矯正されると共に搬送タイミングが制御されて記録部20に進入する。
排出部22は、記録部20で画像が形成された用紙を排紙ベルト23を介してトレイ25に収納する。
記録ヘッド部16とメンテナンス部18の間には、記録紙Pが搬送される用紙搬送路104が構成されている(搬送方向を矢印Hで示す)。スターホイール17と搬送ロール19とで記録紙Pを挟持しつつ連続的に(停止することなく)搬送する。そして、この用紙に対して、記録ヘッド部16からインク滴が吐出され当該記録紙Pに画像が形成される。
メンテナンス部18は、インクジェット記録ヘッド32に対して対向配置されるメンテナンス装置21で構成されており、インクジェット記録ヘッド32に対するキャッピングや、ワイピング、さらにダミージェットやバキューム等の処理を行うことができる。
図2に示すように、各インクジェット記録ユニット30は、用紙搬送方向と直交する方向に配置された、複数のインクジェット記録ヘッド32を備えている。インクジェット記録ヘッド32には、マトリックス状に複数のノズル84が形成されている。用紙搬送路104を連続的に搬送される記録紙Pに対し、ノズル84からインク滴を吐出することで、記録紙P上に画像が記録される。なお、インクジェット記録ユニット30は、たとえば、いわゆるフルカラーの画像を記録するために、YMCKの各色に対応して、少なくとも4つ配置されている。
図3に示すように、それぞれのインクジェット記録ユニット30のノズル84による印字領域幅は、この画像形成装置10での画像記録が想定される記録紙Pの用紙最大幅PWよりも長くされており、インクジェット記録ユニット30を紙幅方向に移動させることなく記録紙Pの全幅にわたる画像記録が可能となっている(いわゆるFull Width Array(FWA))。ここで、印字領域とは、用紙の両端から印字しないマージンを引いた記録領域のうち最大のものが基本となるが、一般的には印字対象となる用紙最大幅PWよりも大きくとっている。これは、用紙が搬送方向に対して所定角度傾斜して(スキューして)搬送されるおそれがあること、また縁無し印字の要請が高いためである。
図4は、インクジェット記録ヘッド32を部分的に取り出して主要部分が明確になるように示した概略断面図である。なお、図4ではインクジェット記録ヘッド32を逆さまにした状態が示されており、ここでは、ノズル36が形成される側を上側として説明する。
インクジェット記録ヘッド32は、シリコン基板40上に振動板70、例えば液滴吐出素子(例えば圧電素子、対向電極の一方を弾性体電極として、静電気力による前記弾性体電極の変位を利用する静電アクチュエータ等)60、第2シリアルパラレル変換器120等が設けられて構成されている。液滴吐出素子60の下面には一方の極性となる第2電極としての下部電極58が配置され、液滴吐出素子60の上面には他方の極性となる第1電極としての上部電極64が配置されている。
また、振動板70は、Chemical Vapor Deposition(CVD)法で形成された第1の層としてのテトラエトキシシラン膜(以下「TEOS膜」という)54と、第2の層としてのLocal Oxidation of Silicon膜(以下「LOCOS膜」という)44と、で主に構成されており、少なくとも上下方向に弾性を有し、液滴吐出素子60に通電されると(電圧が印加されると)、上下方向に撓み変形する(変位する)構成になっている。
また、振動板70の内部、即ちTEOS膜54とLOCOS膜44の間には、第1の電気配線としての金属配線52が設けられており、第2シリアルパラレル変換器120の上方には、上部電極64と接続する第3の電気配線としての金属配線72が設けられている。そして、金属配線52と下部電極58、及び金属配線72(上部電極64)と第2シリアルパラレル変換器120とをそれぞれ電気接続するための電気接続用貫通口94、96が、振動板70(TEOS膜54)に形成されている。
この電気接続用貫通口94内に、第2の電気配線として、融点が600℃以上の高融点金属、例えばタングステン56を充填することにより、金属配線52と下部電極58とが電気接続され、電気接続用貫通口96内にも、タングステン68を充填することにより、金属配線72(上部電極64)と第2シリアルパラレル変換器120とが電気接続されるようになっている。
また、シリコン基板40の下面側には、耐インク性を有する材料で構成されたマニフォールド86が接合されており、振動板70との間に、所定の形状及び容積を有するインクプール室80が形成されている。マニフォールド86には、インクタンク(図示省略)と接続されるインク供給ポート(図示省略)が所定箇所に穿設されており、インク供給ポートから注入されたインクNは、インクプール室80に貯留される。なお、噴射による振動が他のノズル36に影響を与えないように(クロストークを防止するために)、マニフォールド86には、エアダンパー84が設けられている。
また、インクプール室80には、インクN中のゴミを排除するため、インクフィルター88が設置されている。そして、液滴吐出素子60の上部には、インクプール室80から供給されたインクNが充填される圧力室82が形成され、インクプール室80と圧力室82とはインク供給路90(インク供給用貫通口92)によって接続されている。したがって、振動板70の振動によって圧力室82の容積を増減させて圧力波を発生させることで、ノズル36からインク滴が吐出される。
また、インクプール室80と圧力室82とが同一水平面上に存在しないように構成されている。これにより、圧力室82を互いに接近させた状態で配置でき、ノズル36をマトリックス状に高密度に配置できる構成である。その他、金属配線52には、バンプ38を介してフレキシブルプリント基板(以下「FPC」という)100が接続されている。
図5は、インクジェット記録ユニット30内に設けられた液滴吐出装置の構成を示すブロック図である。なお、ここでは、8行×4列で配列された液滴吐出素子60を20kHzで駆動する場合について説明する。
液滴吐出装置は、画像データであるシリアルデータをパラレルデータに変換する第1シリアルパラレル変換器110と、第1シリアルパラレル変換器110から供給されるデータをパラレルデータに変換する第2シリアルパラレル変換器120と、第2シリアルパラレル変換器120から供給されるデータに基づいて駆動する液滴吐出素子60と、を備えている。
図6は、第1シリアルパラレル変換器110の構成を示すブロック図である。第1シリアルパラレル変換器110は、画像データを転送する第1シフトレジスタ回路111と、画像データを所定のタイミングでラッチする第1ラッチ回路112と、を備えている。
第1シリアルパラレル変換器110は、640kHz(=20kHz×32個)以上の所定周波数である第1クロックに基づいて画像データを行方向に転送する。第1ラッチ回路112は、第1シリアルパラレル変換器110の各段から出力された画像データを、160kHz(=20kHz×8サイクル:20kHzで32個の画像データを転送するのに8サイクル必要)以上の所定周波数である第1ラッチクロックに基づいて、所定のタイミングでラッチする。なお、本実施形態では、4つの第2シリアルパラレル変換器120が存在するので、第1シフトレジスタ回路111は4段(0段(遅延なし)〜3段(3クロック分遅延あり))である。
4個の第2シリアルパラレル変換器120は、共通の第2クロック、第2ラッチクロックで同期して動作する。よって、各第2シリアルパラレル変換器120は、動作周波数が異なるものの、第1シリアルパラレル変換器110と同様に動作する。
図7は、第2シリアルパラレル変換器120の構成を示すブロック図である。第2シリアルパラレル変換器120は、第1シリアルパラレル変換器110と同様に、第1シリアルパラレル変換器110から供給された画像データを列方向に転送する第2シフトレジスタ回路121と、第2シフトレジスタ回路121の各段から出力された画像データを所定のタイミングでラッチする第2ラッチ回路122と、を備えている。
ここで、第2シリアルパラレル変換器120の各第2シフトレジスタ回路121に入力されるシリアルデータは、第1シリアルパラレル変換器110の第1ラッチ回路112からパラレルに出力されたデータである。第1ラッチ回路112のパラレル出力は、次の第1ラッチ入力まで固定される。よって、第2クロックの周波数は、第1ラッチクロックの周波数と同じ値の160kHz以上の所定周波数でよい。
以上のように構成された液滴吐出装置において、32個の画像データが第1シリアルパラレル変換器110に入力されると次の処理が行われる。
第1シリアルパラレル変換器110の第1シフトレジスタ回路111は、画像データが入力されると、画像データを行方向の最終段まで転送した後、4個の画像データずつ第1ラッチ回路112に出力する。このため、32個の画像データは行単位毎に8分割され、遅延時間が1クロック周期ずつ異なる4個の画像データが8回にわたり第1ラッチ回路112に供給される。
第1ラッチ回路112は、第1ラッチクロックに基づいて所定のタイミングで4個の画像データをラッチして、各画像データ(パラレルデータ)を各第2シリアルパラレル変換器120に供給する。
第2シリアルパラレル変換器120の各第2シフトレジスタ回路121は、第1ラッチ回路112から供給される画像データを列方向の最終段まで転送した後、8個の画像データずつ第2ラッチ回路122に出力する。このため、8個の画像データは、列毎に8つに分割される。第2ラッチ回路122は、第2シフトレジスタ回路121からの供給された画像データをラッチして、液滴吐出素子60に供給する。これにより、液滴吐出素子60は20kHzで駆動する。
以上のように、第1の実施形態に係る画像形成装置10は、第1シリアルパラレル変換器110を用いて画像データを行方向に転送し、第2シリアルパラレル変換器120を用いて画像データを列方向に転送することにより、各液滴吐出素子60の配線の長さの影響を除去し、各液滴吐出素子60に対して劣化のないデータを供給する。これにより、画像形成装置10は、高精細な画像を形成することができる。
また、上記画像形成装置10は、インクジェット記録ユニット30がいわゆる長尺状に形成された場合であっても、インクジェット記録ユニット30の長手方向に沿って形成された第2シリアルパラレル変換器120の動作周波数を、第1シリアルパラレル変換器110よりも大幅に抑制することができる。よって、上記画像形成装置10は、インクジェット記録ユニット30の長手方向が長くなっても、データの劣化の影響を受けることなくその長手方向に画像データを転送することができる。
[第2の実施形態]
つぎに、第2の実施形態に係る画像形成装置10について説明する。
図8は、インクジェット記録ユニット30内に設けられた第2の実施形態に係る液滴吐出装置の構成を示すブロック図である。第2の実施形態に係る液滴吐出装置は、図5の構成に加えて、更に駆動回路130を備えたものである。なお、ここでは主に図5と異なる部分について説明する。
駆動回路130は、1つの液滴吐出素子60に対して1つ設けられている。駆動回路130は、具体的には、第2シリアルパラレル変換器120の第2ラッチ回路122から出力されたデータをデコードするデコーダ131と、電圧振幅を変換するレベルシフタ132と、圧電素子60を駆動するドライバ133と、を備えている。
本実施形態では、第1シリアルパラレル変換器110は、インクジェット記録ユニット30の長辺端部に1個だけ、その長手方向がインクジェット記録ユニット30の短辺と平行になるように、配置されている。また、第1シリアルパラレル変換器110は、64段で構成されている。なお、データは、1段転送される毎に、1クロック分遅延する。
第2シリアルパラレル変換器120は、インジェクタ列間に、インクジェット記録ユニット30の長辺に平行になるように64個配置されている。なお、第2シリアルパラレル変換器120は、32段で構成されている。よって、第1シリアルパラレル変換器110と第2シリアルパラレル変換器120とのデータ転送方向は、空間的に交差している。
また、液滴吐出素子60を20kHzで駆動する場合、第1シリアルパラレル変換器110は、40.96MHz以上の第1クロック、640kHz以上の第1ラッチクロックに基づいて動作する。また、第2シリアルパラレル変換器120は、640kHz以上の第2クロック、20kHzの第2ラッチクロックに基づいて動作する。
以上のように構成された液滴吐出装置において、第1シリアルパラレル変換器110は、波形選択信号を示すシリアルデータを64個のパラレルデータに変換して、各パラレルデータを各第2シリアルパラレル変換器120に供給する。そして、第2シリアルパラレル変換器120は、第1シリアルパラレル変換器110から供給されたデータを32個のパラレルデータに変換し、各パラレルデータを各液滴吐出素子60に対して設けられた駆動回路130に供給する。
駆動回路130のデコーダ131は、第2シリアルパラレル変換器120から供給された、波形選択信号を示すデータをデコードする。レベルシフタ132は、デコーダ131のデコード値の電圧振幅変換を行う。ドライバ133は、レベルシフタ132からの電圧値に応じてオン又はオフに設定される。ここで、各ドライバ133には、駆動波形が供給されている。そして、オンに設定されたドライバ133が、駆動波形に基づいて液滴吐出素子60を駆動する。
以上のように、第2の実施形態に係る画像形成装置10は、第1の実施形態と同様に、各液滴吐出素子60の配線の長さの影響を除去し、各液滴吐出素子60に対して劣化のないデータを供給することにより、高精細な画像を形成することができる。
また、上記画像形成装置10は、インクジェット記録ユニット30がいわゆる長尺状に形成された場合であっても、インクジェット記録ユニット30の長手方向に沿って形成された第2シリアルパラレル変換器120の動作周波数640kHzを、第1シリアルパラレル変換器110の動作周波数40.96MHzよりも大幅に抑制することができる。よって、上記画像形成装置10は、インクジェット記録ユニット30の長手方向が長くなっても、データの劣化の影響を受けることなくその長手方向に画像データを転送することができる。
なお、1個の液滴吐出素子60に対して、複数ビットのシリアルデータ及び複数の駆動波形を用いてもよい。例えば、2ビットシリアルデータを1単位とすると、4状態が表現可能になり、滴径(又は滴体積)制御に利用できる。例えば、階調制御の場合、「大滴」、「中滴」、「小滴」、「吐出しないが液摂動」の4つの状態を制御できる。また、滴ばらつきを調整する場合、「やや小」、「変更なし」、「やや大」、「大」の4つの状態を調整することができる。
[第3の実施形態]
つぎに、第3の実施形態に係る画像形成装置10について説明する。
図9は、インクジェット記録ユニット30内に設けられた第3の実施形態に係る液滴吐出装置の構成を示すブロック図である。第3の実施形態に係る液滴吐出装置は、図8の構成に加えて、更に駆動波形を列方向に転送する第3シフトレジスタ回路140と、第1クロックを第2クロックに分周する分周回路150と、を備えたものである。なお、ここでは主に図5と異なる部分について説明する。
分周回路150は、40.96MHzの第1クロックを1/64に分周して640kHzの第2クロックを生成し、この第2クロックを各第2のシリアルパラレル変換器120の各第2シフトレジスタ回路121に供給する。なお、第2クロック及び第1ラッチクロックの周波数は共に同じ周波数であるため、第1ラッチクロックをそのまま第2クロックとして使用してもよいし、第1クロックのパルス幅を拡張して第2クロックを生成してもよい。
第3シフトレジスタ回路140は、第3クロックに基づいて駆動波形源信号を列方向に転送し、各駆動回路130のドライバ133に供給する。このため、第3クロックにより駆動波形源信号の転送タイミングがずれるので、ドライバ133には駆動タイミングのずれた(遅延した)駆動波形が供給される。
第3シフトレジスタ回路140は、例えば、駆動波形を1クロック遅延させる場合は駆動波形を1段だけ転送して出力し、駆動波形をNクロック遅延させる場合は駆動波形をN段だけ転送して出力すればよい。そして、オンに設定されているドライバ133が駆動波形に基づいて液滴吐出素子60を駆動する。なお、各第3シフトレジスタ回路140は、互いに同期している場合は、行単位で各液滴吐出素子60の駆動タイミングをずらすことができる。
以上のように第3の実施形態に係る画像形成装置10は、第1及び第2の実施形態と同様の効果を得ると共に、第3シフトレジスタ回路140を用いて、液滴吐出素子60の駆動タイミングをずらすことができる。
また、画像形成装置10は、第1クロックを分周して第2クロックを生成する分周回路150を備えることにより、端子数を削減することができる。また、第1ラッチクロックをそのまま第2クロックとして使用すれば、更に端子数を削減することができる。
[実装の態様]
つぎに、第2の実施形態に係る液滴吐出装置の実装の一態様について説明する。ここでは、第2の実施形態の液滴吐出装置を例に挙げて説明するが、第1及び第3の実施形態に係る液滴吐出装置についても同様に適用可能である。
図10は、駆動回路基板の構成を示す図である。駆動回路基板には、第1シリアルパラレル変換器110、第2シリアルパラレル変換器120、駆動回路130が一体に形成されている。駆動回路130のドライバ133には、各液滴吐出素子60に接続するための複数の出力電極160が接続されている。
図11は、液滴吐出素子基板を示す図である。液滴吐出素子基板には、空間上に交差する行方向及び列方向に配列された複数の液滴吐出素子60が形成されている。そして、各液滴吐出素子60には入力電極61が接続されている。
図12は、回路基板回路と液滴吐出素子基板とを貼り合わせる状態を示す図である。回路基板回路と液滴吐出素子基板とを貼り合わせる場合、図10のドライバ133の出力電極160と図11の液滴吐出素子60の入力電極61とが接続すればよい。ここで、液滴吐出素子60が圧電素子のように容量性を有する場合、液滴吐出素子60の配列間隔が大きくなる。よって、出力電極160と入力電極61とは、互いに接続可能な範囲であれば、ばらついていてもよい。さらに、出力電極160と入力電極61とが互いに接続可能であれば、液滴吐出素子60の配列方向と、第1シリアルパラレル変換器110(又は第2シリアルパラレル変換器120)の配列方向との斜行度合いが異なってもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で設計上の変更をされたものにも適用可能であるのは勿論である。例えば、第1シリアルパラレル変換器110及び第2シリアルパラレル変換器120の設置方向は、液滴吐出素子60の配列方向に限定されるものではない。
画像形成装置の構成を示す図である。 インクジェット記録ユニットを示す図である。 インクジェット記録ユニットのノズルによる印字領域幅を示す図である。 インクジェット記録ヘッドを部分的に取り出して主要部分が明確になるように示した概略断面図である。 インクジェット記録ユニット内に設けられた液滴吐出装置の構成を示すブロック図である。 第1シリアルパラレル変換器の構成を示すブロック図である。 第2シリアルパラレル変換器の構成を示すブロック図である。 インクジェット記録ユニット内に設けられた第2の実施形態に係る液滴吐出装置の構成を示すブロック図である。 インクジェット記録ユニット内に設けられた第3の実施形態に係る液滴吐出装置の構成を示すブロック図である。 駆動回路基板の構成を示す図である。 液滴吐出素子基板を示す図である。 回路基板回路と液滴吐出素子基板とを貼り合わせる状態を示す図である。
符号の説明
110 第1シリアルパラレル変換器
111 第1シフトレジスタ回路
112 第1ラッチ回路
120 第2シリアルパラレル変換器
121 第2シフトレジスタ回路
122 第2ラッチ回路
130 駆動回路
131 デコーダ
132 レベルシフタ
133 ドライバ
140 第3シフトレジスタ回路
150 分周回路

Claims (9)

  1. 複数の液滴吐出素子が配列され、当該液滴吐出素子が駆動することにより各液滴吐出素子に対応する液体収納室から液滴を吐出させる液滴吐出素子群と、
    シリアルデータをパラレルデータに変換する第1シリアルパラレル変換手段と、
    前記第1シリアルパラレル変換手段から出力された各々のデータをシリアルデータとして、更にパラレルデータに変換する第2シリアルパラレル変換手段と、
    前記第2シリアルパラレル変換手段から出力された各々のデータに基づいて前記液滴吐出素子の各々に供給する駆動波形を生成する駆動波形生成手段と、
    を備えた液滴吐出装置。
  2. 前記第1及び第2シリアルパラレル変換手段は、データをクロック信号に基づいて転送するシフトレジスタ回路と、前記シフトレジスタ回路から出力されたデータをラッチ信号に基づいてラッチするラッチ回路と、を備える
    請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記複数の液滴吐出素子は第1方向及び第2方向に配列され,
    前記第1シリアルパラレル変換手段は前記液滴素子群の第1方向に沿って設けられるとともに、
    前記第2シリアルパラレル変換手段は前記液滴素子群の第2方向に沿って設けられ、
    前記第1方向及び前記第2方向は空間的に交差する
    請求項1または請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 各第2シリアルパラレル変換手段は、互いに同期して動作する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記第1シリアルパラレル変換手段のクロック信号を分周して前記第2シリアルパラレル変換手段のクロック信号を生成する分周手段を更に備えた
    請求項2に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記第2シリアルパラレル変換手段のクロック信号は、前記第1シリアルパラレル変換手段のラッチ信号である
    請求項2に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記各第2シリアルパラレル変換手段に沿って各々設けられ、前記液滴吐出素子の駆動波形を第2方向に転送すると共に、転送した駆動波形をパラレルな駆動波形に変換し、変換した各駆動波形を隣接する前記液滴吐出素子列の各液滴吐出素子に供給する第3のシリアルパラレル変換手段を更に備えた
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記液滴吐出素子群が形成された液滴吐出素子基板と、
    前記液滴吐出素子基板に接続され、前記第1、前記第2及び前記第3シリアルパラレル変換手段が形成された駆動回路基板と、を更に備えた
    請求項7に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記液滴吐出素子群、前記第1、前記第2及び前記第3シリアルパラレル変換手段が形成された回路基板を更に備えた
    請求項7に記載の液滴吐出装置。
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