JP4797550B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクなどの液滴を吐出する液滴吐出装置に関する。
液滴吐出装置には、液滴吐出ヘッドとしてインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置がある。また、インクジェット記録装置では、をサーマル方式に加え、ピエゾ素子などの圧電素子をアクチュエータとする圧電方式を用いたものがある。
圧電素子を用いたインクジェット記録装置では、圧電素子によってインクが充填された圧力発生室の膨張、収縮等を行うことにより体積(容積)変化させ、これによる内部圧力の変化によって、圧力発生室に連通させたノズルの先端からインクの液滴を吐出させる所謂ドロップオンデマンド方式を用いたものがある。
一般に、インクジェット記録ヘッドには、圧電素子ごとにスイッチング素子を設け、スイッチング素子のオン/オフによって駆動電圧の印加/停止を行って、ノズルからのインク液滴の吐出を制御している。
このために、インクジェット記録ヘッドには、圧電素子ごとに、スイッチング素子を駆動する信号線を接続する必要があり、また、一つの圧電素子の駆動を制御するスイッチング素子の数が増えると、そのスイッチング素子の数だけ信号線が必要となる。また、ノズルの高密度化に伴って圧電素子が密集することにより配線が複雑化し、配線作業も難しくなってしまう。
近年の高画質化を狙った滴径変調(液滴体積の変調)を実現するためには、複数の駆動波形を同時に生成する必要があり、そのためにスイッチング素子の数が倍増してしまうと共に、スイッチング素子の集合体であるICと制御基板間の配線数も多くなり、処理も複雑となる(例えば、特許文献1参照。)。
制御基板からスイッチング素子ICまでの配線に対しては、印字の1周期内に複数の駆動波形を順次生成させ、ICを制御することで任意の駆動波形を選択して滴径変調を実現する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、この提案でも、個々の圧電素子への独立した配線が必要であり、多ノズル、高密度化に対してスイッチング素子と圧電素子間の配線の複雑さを解決することができない。また、後述するように、駆動波形の長さが長いために高速印字に適していない。
一方、圧電素子とスイッチング素子間の部品や配線の削減を図る方法として、複数の駆動素子を複数のブロックに分割し、ブロックごとに圧電素子を駆動するインクジェットプリンタの提案がなされている(例えば、特許文献3参照。)。
ところで、インクジェット記録装置においても、他の画像記録装置と同様に高画質化及び高速化が要求されている。
前記したようにインクジェット記録装置では、圧電素子へ印加する駆動電圧の波形(駆動波形)を制御するなどして、吐出滴量を調整するドット径変調(液滴変調)を行うことにより印字階調の向上を図ることができ、また、インクジェット記録ヘッドにインク液滴の吐出用として設けるノズルの高密度化により、印字速度の向上と共に、高画質化を図ることができる。
しかしながら、圧電素子型のインクジェット記録装置においては、イジェクタ内の圧力変動を制御するための数十μsecの長さを持つ駆動波形が必要となる。特許文献3の提案では、印字周期内に発生できる駆動波形の長さによりブロックの分割数に制約が発生する。また、ブロックごとに液滴の記録紙上への着弾位置が、解像度の分割数に応じてずれるという問題がある。
また、サーマル方式では、駆動時間(電圧印加時間)が短いために、マトリックス駆動方式を用いて複数の圧力発生素子を時分割で駆動することも可能であるが、ピエゾ素子などの圧電素子では、イジェクタ内の圧力波制御が必要となり、サーマル方式の圧力発生素子に比較して駆動時間を短くすることは難しい。このため、1印字周期の中で複数の圧電素子へ所定の駆動波形を印加するには、圧電素子の数が限られることになり、また、圧電素子のそれぞれに、所定の駆動波形を印加するためには印字速度が犠牲となり、高速化が困難となるという問題がある。
特開2002−26102号公報 特開平10−193587号公報 特開平4−77260号公報
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであり、配線などの簡略化を図りながら、高画質化、高速化を図る液滴吐出装置を提案することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、それぞれが一対の端子間に電圧が印加される圧電素子を有し、行方向に複数個配列した列を、列方向に所定列配列して設けられ、前記圧電素子の前記一対の端子間に印加される電圧が変化されることで該電圧の変化に応じた量の液滴を吐出する複数の液滴イジェクタ前記液滴イジェクタごとに設けられて前記圧電素子の前記一対の端子の一方の端子に接続され、前記一方の端子の接地と開放とを切り替える接地側スイッチング素子行方向に並ぶ前記液滴イジェクタごとに設けられ、行方向に並ぶ液滴イジェクタの前記圧電素子の前記一対の端子の他方の端子に接続され、それぞれがオフされることにより前記他方の端子を開放する共に、オンされることにより前記圧電素子の前記他方の端子を接地する第1のスイッチング素子、オンされることにより前記他方の端子に第1の電圧を印加する第2のスイッチング素子、及びオンされることにより前記他方の端子に前記第1の電圧と異なる第2の電圧を印加する第3のスイッチング素子を含む行制御回路と列方向に並ぶ前記液滴イジェクタごとの前記接地側スイッチング素子に、前記圧電素子の前記一方の端子の接地と開放とを切り替える列制御信号を出力し、かつ前記列制御信号に同期し、入力された印刷データに応じて設定される電圧変化が得られるように、前記行制御回路のそれぞれの前記第1から第3のスイッチング素子をオフ又は選択的にオンさせて前記液滴イジェクタのそれぞれを駆動する駆動手段とを含む
この発明によれば、複数の液滴イジェクタのそれぞれに設けられている圧電素子を、例えばm行×n列の行列形式で接続し、列方向に並ぶ圧電素子に接続された接地側スイッチング素子毎に列制御信号を出力する。また、行方向に並ぶ圧電素子のそれぞれに所定電圧を印加する
圧電素子は、回路上でコンデンサと等価であり、接地側スイッチング素子がオンされることにより一方の端子が接地されているときに、他方の端子に所定電圧が印加されることにより、この電圧に充電され、この状態で、一対の端子の少なくとも一方が開放されることにより充電状態が保持される。
また、圧電素子が所定電圧に充電された状態で、接地側スイッチング素子がオンされると共に、他方の端子が接地されることにより、圧電素子に蓄積されえている電荷が放電される。
このような充電、放電を行うことにより圧電素子の一対の端子間の電圧(端子電圧は、略台形状の駆動波形を印加されたときと同等となり、この電圧変化によって液滴が吐出可能となる。
ここから、本発明では、列方向に並ぶ圧電素子の接地側スイッチング素子のオン・オフ(列制御信号と行方向に並ぶ圧電素子に印加する電圧によって、圧電素子の充電タイミング及び放電タイミングを制御することにより、圧電素子に所定の駆動波形を印加したときと同等の電圧変化を与え、この電圧変化によって圧電素子を駆動する。
これにより、複数の圧電素子を、部品数の削減が可能な行列形式で接続して駆動するときに、個々の圧電素子に所望の電圧変化を与えることができる。
したがって、例えば、インク液滴を吐出して画像記録を行うときにも、印字階調を低下させることなく、駆動のための回路の簡素化を図ることができる。
このような本発明においては、列制御信号のオン・オフを、所定の周期内で列単位のそれぞれで2回以上行うことが好ましく、所定周期内で接地側スイッチング素子を2回以上オン・オフすることにより、その周期内で、圧電素子に1波形分の電圧変化を与えることができる。
また、列制御信号のオン・オフを列単位で順に移行して繰り返すことにより、行列形式で接続している任意の圧電素子に所望の電圧変化を与えることができる。
さらに、本発明が適用される液滴吐出装置では、方向に並ぶ圧電素子を列制御信号に同期して、開放状態から接地状態、所定電圧の印加状態、開放状態の何れかに切り替え、その状態を所定時間保持した後に、開放状態に切り替えることが好ましい。
ここで、本発明は、行方向に並ぶ液滴イジェクタごとに、オフされることにより圧電素子の他方の端子を開放する共に、オンされることにより圧電素子の他方の端子を接地する第1のスイッチング素子、オンされることにより他方の端子に第1の電圧を印加する第2のスイッチング素子、及びオンされることにより他方の端子に前記第1の電圧と異なる第2の電圧を印加する第3のスイッチング素子を含む行制御回路を設け前記列制御信号に同期し、第1から第3のスイッチング素子をオフ又は選択的にオンさせることにより、液滴イジェクタのそれぞれを駆動する
これにより、本発明では、行方向に並ぶ圧電素子に対して、所定電圧の印加状態が、複数の電圧の間で切り替えられ、圧電素子に複数段階の電圧変化を与えることができ、例えば、インクジェット記録装置として適用したときに、印字速度の低下を生じさせることなく、高画質の画像記録が可能となる。
このような本発明の液滴吐出装置は、前記複数の前記液滴イジェクタ、及び前記液滴イジェクタごとの前記接地側スイッチング素子が一体で設けられた液滴吐出ヘッドを備えることができる
以上説明したように本発明によれば、例えば、インク液滴を吐出して画像記録を行うときにも、印字階調や印字速度を損ねることなく、駆動のための回路の簡素化を図ることができるという効果がある。
これにより、本発明では、部品数の削減、製造効率の向上、製造コストの抑制を図ることが可能となる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1には、第1の本実施の形態に、液滴吐出装置として適用したインクジェット記録装置10の概略構成を示している。
インクジェット記録装置10には、筐体12内の下部に給紙トレイ14が設けられている。この給紙トレイ14には、記録媒体である用紙16が積層されて収容されるようになっており、給紙トレイ14に収容された用紙16は、ピックアップロール18によって最上層から1枚ずつ取り出される。
給紙トレイ14から取り出された用紙16は、複数の搬送ローラ対20によって筐体12内に形成された給紙用の搬送路22に沿って搬送される。
筐体12内には、給紙トレイ14の上方に、駆動ロール24と従動ロール26に張架された無端の搬送ベルト28が配置されている。この搬送ベルト28は、駆動ロール24の回転駆動によって周回移動されるようになっている。
また、この搬送ベルト28の上方には、液滴吐出ヘッドとする記録ヘッドアレイ30が配設されている。記録ヘッドアレイ30は、駆動ロール24と従動ロール26の間の搬送ベルト28の平坦部分に対向されており、記録ヘッドアレイ30の対向領域が、記録ヘッドアレイ30からインク液滴が吐出される吐出領域となっている。
搬送路22を搬送された用紙16は、搬送ベルト28に保持されて、吐出領域へ向けて搬送される。記録ヘッドアレイ30は、この用紙16が吐出領域を通過するタイミングで、画像情報に応じてインク液滴を吐出し、吐出したインク液滴を用紙16に付着させることにより、用紙16に画像情報に応じた画像記録を行なう。
また、インクジェット記録装置10では、用紙16を、搬送ベルト28で保持した状態で周回させることで、吐出領域内を複数回通過させ、所謂マルチパスによる画像記録が可能となっている。
なお、搬送ベルト28を設けず、例えば円筒状あるいは円柱状に形成された搬送ロールの外周に、用紙16を吸着するなどして保持して回転させることにより、用紙16を吐出領域に対向させる構成としたものであっても良く、このときには、吐出領域を、搬送ローラの周面に沿って湾曲させるなどして、記録ヘッドアレイと用紙16の間隔が、吐出領域内で略均一になるようにすれば良い。
本実施の形態に適用したインクジェット記録装置10の記録ヘッドアレイ30は、有効な画像記録領域(インク液滴の吐出領域)が用紙16の搬送方向と直交する方向の長さである用紙幅以上となる長尺とされており、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び、ブラック(K)の4色に対応した4つのインクジェット記録ヘッドユニット(以下、単にヘッドユニット32とする)が、搬送方向に沿って配列されている。これにより、インクジェット記録装置10では、フルカラーの画像記録が可能となっている。
記録ヘッドアレイ30は、搬送方向と直交する方向に沿って不動とされているが、必要に応じて移動可能な構成であっても良く、これにより、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像記録を行ったり、液滴吐出の不具合を記録結果に現れることがないようにすることができる。なお、記録ヘッドアレイ30としては、これに限らず、用紙16の幅方向を主走査方向として、主走査方向へ移動されるものであっても良い。
筐体12内には、Y、M、C及びKのインク液が貯留されるインクタンク34が設けられ、ヘッドユニット32のそれぞれには、インクタンク34に対応するリザーバタンク34Aが設けられている。インクタンク34内のインク液は、リザーバタンク34A内のインク液が、ヘッドユニット32のそれぞれから用紙16へ向けて吐出されるのに応じて、図示しないインク供給パイプを介してリザーバタンク34A内に補充される。
また、記録ヘッドアレイ30の近傍には、4つのヘッドユニット32のそれぞれに対応する4つのメンテナンスユニット36が配置されている。このメンテナンスユニット36を用いてヘッドユニット32のメンテナンスを行うときには、メンテナンスユニット36を搬送ベルト28と記録ヘッドアレイ30の間に形成される隙間へ移動し、メンテナンスユニット36のそれぞれを、ヘッドユニット32のノズル面(搬送ベルト28側の面)に対向させる。
この状態で、メンテナンスユニット36がバキューム、ダミージェット、ワイピング、キャッピング等の所定のメンテナンス動作を行う。なお、メンテナンスユニット36は、2つずつの2組に分けられて、記録ヘッドアレイ30を挟んで用紙16の搬送方向上流側と下流側に配置されている。
インクジェット記録装置10には、記録ヘッドアレイ30の搬送路22側に、搬送ベルト28に対向して帯電ロール38が設けられている。帯電ロール38は、従動ロール26との間で搬送ベルト28と共に用紙16を挟みつつ従動して、用紙16を搬送ベルト28へ押圧する押圧位置と、搬送ベルト28から離間した離間位置との間を移動される。
この帯電ロール38は、図示しない電源から所定電圧の電力が供給されることにより、接地された従動ロール26との間で電位差が生じ、この電位差によって用紙16に電荷を与えることにより、用紙16を搬送ベルト28へ静電吸着させるようにしている。なお、インクジェット記録装置10には、帯電ロール38よりも用紙16の搬送方向上流側に図示しないレジロールが設けられており、このレジロールによって搬送ベルト28と帯電ロール38の間に送り込む用紙16の位置合わせが行われるようになっている。
記録ヘッドアレイ30より、用紙16の搬送方向下流側には、剥離プレート40が設けられており、画像記録された用紙16は、この剥離プレート40によって搬送ベルト28から剥離される。なお、剥離プレート40の下方側には、駆動ロール24との間で搬送ベルト28を挟持するクリーニングロール(図示省略)が配置されており、用紙16が剥離された搬送ベルト28の表面が、クリーニングロールによってクリーニングされるようにしている。
筐体12の上部には、排紙トレイ42が設けられ、剥離プレート40の用紙搬送方向下流側には、用紙16を排紙トレイ42へ向けて搬送する排紙搬送路44が形成されている。
排紙搬送路44は、複数の搬送ローラ対46を備えており、剥離プレート40によって搬送ベルト28から剥離された用紙16は、搬送ローラ対46によって搬送されて、排紙トレイ42上に排出されて集積される。
また、給紙トレイ14と搬送ベルト28の間には、複数の搬送ローラ対48によって反転搬送路50が形成されている。
一方の面に画像記録がなされて排紙搬送路44へ送り込まれた用紙16が、この反転搬送路50へ送り込まれることにより、反転されて給紙用の搬送路22へ送り込まれる。これにより、インクジェット記録装置10では、用紙16の両面への画像記録が可能となっている。
一方、図2に示されるように、インクジェット記録装置10には、記録ヘッドアレイ30を用いたインク液滴の吐出を制御するコントローラ60が設けられている。インクジェット記録装置10には、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどの画像処理装置から画像データが入力されるようになっており、コントローラ60は、入力された画像データに応じて記録ヘッドアレイ30の各ヘッドユニット32によるインク液滴の吐出を制御することにより、用紙16に画像データに応じた画像記録を行う。
前記したごとく、記録ヘッドアレイ30は、用紙16の幅よりも長尺となっており、各色のヘッドユニット32は、用紙16の幅方向に沿ってインク滴を吐出するノズルが緊密に配列されている。
なお、ヘッドユニット32は、例えばノズルを4列などの複数列で配列し、各列のノズルが用紙16の搬送方向に沿って重ならないように二次元的に配列することにより、用紙16の幅方向に対してノズルが緊密に配列されるようにしている。また、本発明が適用される液滴吐出ヘッドの構成は、これに限るものではなく、任意の構成を適用することができる。
このように構成されているインクジェット記録装置10では、画像データが入力されることにより、給紙トレイ14に収容されて装填されている用紙16が、搬送路22を、従動ロール26と帯電ロール38の間へ向けて搬送される。この用紙16が従動ロール26と帯電ロール38の間へ送り込まれることにより、搬送ベルト28と共に従動ロール26と帯電ロール38によって挟持され、搬送ベルト28へ押し付けられることにより搬送ベルト28に保持される。
搬送ベルト28に保持された用紙16は、搬送ベルト28の周回移動によって記録ヘッドアレイ30のヘッドユニット32に対向する吐出領域を通過するときに、ヘッドユニット32から画像データに応じてインク液滴が吐出されることにより、画像データに基づいた画像記録がなされる。
ここで、1パスのみで画像記録がなされるときには、剥離プレート40によって搬送ベルト28から用紙16が剥離され、剥離された用紙16を排紙搬送路44に沿って搬送して、排紙トレイ42へ排出する。また、マルチパスで画像記録を行うときには、搬送ベルト28を周回移動することにより、用紙16を、複数回吐出領域を通過させて画像記録が行われ、画像記録が終了すると用紙16を搬送ベルト28から剥離し、排紙トレイ42へ排出する。
ところで、ヘッドユニット32には、インク液滴を吐出する液滴イジェクタ64が配置されている。この液滴イジェクタ64は、圧力発生素子、圧力室及びノズル部が形成されている。また、液滴イジェクタ64は、アクチュエータとして設ける圧力発生素子として、ピエゾ素子などを用いた圧電素子62を適用しており、圧電素子62は、印加された電圧によって変形して、液滴イジェクタ64の図示しない圧力室(圧力発生室)の壁面の一部を形成している振動板を振動させる。液滴イジェクタ64は、この振動板の振動によって圧力発生室の膨張、収縮がなされることにより、圧力発生室内のインクの液滴をノズルから吐出する。
このような液滴イジェクタ64としては、圧電素子62を用いた公知の一般的構成を適用でき、ここでは詳細な説明を省略する。また、記録ヘッドアレイ30に設けるY、M、C、Kの各色のヘッドユニット32の基本的構成は、同じであり、以下では、1色分のヘッドユニット32について説明する。
コントローラ60には、駆動IC(Integrated Circuit)などを用いた駆動制御回路66が設けられている。駆動制御回路66には、図示しない電源回路から、圧電素子62の駆動用として所定電圧の電力が供給されるようになっている。
なお、駆動制御回路66は、例えば、Y、M、C、Kの各色のヘッドユニット32ごとに設けられ、それぞれがコントローラ60に接続されていてもよく、また、Y、M、C、Kの各色のヘッドユニット32が一つの駆動制御回路66に接続されていても良い。
コントローラ60は、駆動制御回路66に、クロック信号、画像データに応じた印刷データ及びラッチ信号等を出力し、駆動制御回路66からヘッドユニット32の各圧電素子62へ出力する電力制御を行うことにより、ヘッドユニット32の各液滴イジェクタ64のノズルからの吐出滴量を制御して、用紙16に画像データに応じた画像記録を行う。
一方、ヘッドユニット32には、トランスファーゲートを形成するスイッチICを用いた駆動回路68が設けられている。この駆動回路68には、マトリックス駆動回路70及び行制御回路72が形成されている。
本実施の形態では、m個の圧電素子62を一組とすると共にn組を一つのブロックとして、ヘッドユニット32に設けている多数の圧電素子62を複数のブロックに分割して、分割したブロックごとにマトリックス駆動回路70と行制御回路72を設けている。
駆動制御回路66は、マトリックス駆動回路70及び行制御回路72へ所定の制御信号を出力する。マトリックス駆動回路70は、駆動制御回路60から入力される制御信号及び行制御回路72から入力される制御信号に基づいて、1ブロック分(m×n個)の各圧電素子62へ印加する電圧を制御する。
なお、このときの1ブロックとしては、例えば、ヘッドユニット32にノズルを二次元的に配列していることから、列数nに対して、用紙16の幅方向に沿ってm行分のノズルに対応する圧電素子62を1組として、用紙16の幅方向にブロックを設けるようにすることができる。
ここで、本実施の形態では、一例として4行×3列(m=4、n=3)となる12個の圧電素子62を1ブロックとして、この1ブロック分の圧電素子62を例に説明する。
駆動制御回路66では、圧電素子62ごとに所定の駆動波形を与えることで、ノズルからインク液滴を吐出させるドロップオンデマンド方式を適用している。
圧電素子62は、コンデンサと等価であり、所定の電圧が印加されると、端子電圧がその電圧となるように充電され、また、GND(0v)に接続されることにより、蓄積されている電荷を放電して、端子電圧が0vとなる。さらに、圧電素子62は、所定電圧に充電された状態で少なくとも一方の端子が開放されることにより、充電状態が保持される。
液滴イジェクタ64は、圧電素子62が充電されるとき、又は、充電状態から放電されるときに、図示しない振動板が圧力発生室の拡大又は縮小方向へ振動し、これにより、圧力発生室の拡縮によって圧力発生室内のインク液がノズルから吐出される。すなわち、圧電素子62への電圧印加がオンからオフ又はオフからオンに切り替ることにより、ノズルからインク液滴が吐出される。
また、1ドット分の印字周期(以下、単に印字周期とする)内でオン/オフまたはオフ/オンが繰り替えされるか、オン時の印加電圧やオン/オフのタイミングが変わることにより吐出滴量が変化する。
ここで、第1の実施の形態では、図3に示されるように、圧電素子62の駆動電圧(印加電圧)Vを電圧V1とし、放電状態(0v)から1印字周期T内で、少なくとも2回のオン/オフによってインク液滴が吐出され、オン/オフ回数が増えることにより、印字周期T内で形成されるドット(1ドット)の径が大きくなるように、あるいは安定した吐出を可能となるようにしている。
図4A及び図4Bには、本実施の形態に適用したマトリックス駆動回路70の概略構成を示している。なお、ここでは、12個の圧電素子62を圧電素子Pzij(ただし、i=1〜m、j=1〜n、ここでは、i=1〜4、j=1〜3)として示しており、以下、特定の圧電素子62を示すときには、圧電素子Pzij等と記す。また、図4A及び図4Bは同一の回路を示しており、図4Aでは圧電素子62を直線状に配列して示し、図4Bでは圧電素子62を行列形式(マトリックス状)に配列して示している。
マトリックス駆動回路70では、圧電素子62(圧電素子Pzij)のそれぞれにゲートスイッチ74が設けられており、ゲートスイッチ74がオンすることにより、圧電素子Pzijの一方の電極が接地(GND)される。
また、マトリックス駆動回路70には、行信号Ri(R1、R2、R3、R4)と、列制御信号Lj(L1、L2、L3)が入力されるようになっている。
マトリックス駆動回路70では、同一行の圧電素子Pzijに同一の行信号Riが入力されるようになっており、また、同一列の圧電素子Pzijに対するゲートスイッチ74には、同一の列制御信号Liが入力されるようになっている。
すなわち、圧電素子Pz11、Pz12、Pz13に行信号R1が入力され、圧電素子Pz21、Pz22、Pz23に行信号R2が入力され、圧電素子Pz31、Pz32、Pz33に行信号R3が、圧電素子Pz41、Pz42、Pz43に行信号R4が入力される。また、圧電素子Pz11、Pz21、Pz31、Pz41のゲートスイッチ74に操作信号として列制御信号L1が入力され、圧電素子Pz12、Pz22、Pz32、Pz42のゲートスイッチ74に操作信号として列制御信号L2が入力され、圧電素子Pz13、Pz23、Pz33、Pz43のゲートスイッチ74に操作信号として列制御信号L3が入力される。
これにより、マトリックス駆動回路70では、圧電素子Pzijがマトリックス状(行列形式)に接続され、行信号Riと列制御信号Ljによる圧電素子Pzijのマトリックス駆動が可能となっている。
一方、図5には、行制御回路72の一例を示している。この行制御回路72は、マトリックス駆動回路70に入力される行信号Riごとにスイッチ回路76が形成されている。スイッチ回路76のそれぞれは、2つのゲートスイッチ78A、78Bによって形成されている。
ゲートスイッチ78A、78Bは、一方の端子が入力端子とされ、他方の端子が出力端子とされており、ゲートスイッチ78Aは、入力端子に圧電素子Pzijの駆動用の電圧V1が入力され、ゲートスイッチ78Bは、入力端子が接地されている(GND)。
これにより、スイッチ回路76では、ゲートスイッチ78Aがオンされることにより、行信号Riとして電圧V1を出力し、ゲートスイッチ78Bがオンされることにより、行信号Riとして0v(GND)を出力する。また、スイッチ回路78は、ゲートスイッチ78A、78Bがオフされることにより、行信号Riとして出力側を開放する無信号状態とすることができる。
スイッチ回路76には、ゲートスイッチ78A、78Bの入力端子に行制御信号Ri1、Ri2が入力されるようになっており、スイッチ回路76は、この行制御信号Ri1、Ri2によってゲートスイッチ78A、78Bがオン/オフされ、行信号Riとして、電圧V1、GND及び開放(無信号)を出力する。なお、行制御信号Ri1、Ri2は、同時にオンすることのないパルス信号となっている。
図4A及び図4Bに示されるマトリックス駆動回路70では、行信号Riとして電圧V1が入力されているときに、列制御信号Ljによってゲートスイッチ74がオンされることにより、圧電素子Pzij(圧電素子62)に、駆動電圧V1を印加して充電し、行信号Riとして0v(GND)が入力されているときに、ゲートスイッチ74がオンされることにより、印加電圧が0vとなる(GNDされる)。
また、マトリックス駆動回路70では、圧電素子Pzijが電圧V1に充電されている状態又は、GNDされた状態(放電状態)で、ゲートスイッチ74がオフするか、行制御回路72(図5参照)のゲートスイッチ78A、78Bがオフして開放状態となることにより、電圧V1の充電状態又は、GNDされた電位状態で保持される。
すなわち、マトリックス駆動回路70では、行信号Ri及び列制御信号Ljによって、圧電素子Pzijの印加電圧を、「0v(GND)から電圧V1」、「電圧V1の保持」、「電圧V1から0v(GND、放電)」及び、「0v(GND)の保持」の間で変化させることができるようになっており、これにより、図3に示される駆動波形に基づいた電圧変化と同等の状態を、圧電素子Pzijの端子間に生じさせることができるようになっている。
また、マトリックス駆動回路70では、行信号R及び列制御信号Lの組み合わせによって、m×n(ここでは、4×3)個の圧電素子62のそれぞれについて、駆動電圧(印加電圧)のGND(0v)から電圧Vの変化(充電)及び、電圧VからGND(0v)への変化(放電)が可能となっている。
図6には、マトリックス駆動回路70での、行信号Riと列制御信号Ljに応じた各圧電素子Pzijの状態変化を示している。なお、図6では、行信号Riの無しである開放状態を「−」で表している。
すなわち、列制御信号Ljとして、順にオンするパルス信号をマトリックス駆動回路70に入力しながら、行信号R1〜R4を切り替えることにより、圧電素子Pzijへの電圧印加状態を個別に切り替えることができる。
これにより、画像データに応じて各圧電素子Pzijが駆動される行信号Ri、すなわち、行制御信号Ri1、Ri2を行制御回路72に入力することにより、画像データに応じた画像記録が可能となる。
ここで、図7を参照しながら、第1の実施の形態に適用したマトリックス駆動回路70の入力信号に対する圧電素子62(Pzij)の駆動信号の一例を説明する。
図7(A)には、マトリックス駆動回路70に入力される列制御信号Lj(L1〜L3)の一例と示している。列制御信号Ljとしては、例えば、パルス幅(オン時間)tが、1μsecのパルス信号を用い、このパルス信号が順にオン/オフされる。
このとき、パルス幅tが3μsecであっても、4×3個の圧電素子62を用いて印字を行うときに、600dpi以上の解像度での画像記録を行うことができる。なお、このパルス幅tは、圧電素子Pzijの充電及び放電に十分な時間となるように、圧電素子Pzijの充電特性及び放電特性を含めて設定されている。また。列制御信号L1、L2、L3は、オン状態が重ならないようにオン/オフのタイミングが制御されている。
コントローラ60は、各印字周期Tの開始タイミングで、マトリックス駆動回路70に入力する列制御信号Lj及び行信号Riによって、圧電素子PzijをGNDし、端子電圧(印加電圧)が0vとなるようにしており、この状態を初期状態として駆動波形が出力されるように駆動制御回路66から出力される行制御信号Ri1、Ri2及び列制御信号Ljを制御するようにしている。
一方、行制御信号Ri1、Ri2は、列制御信号Ljに同期し、かつ、印字する画像データに基づいて出力される。
ここで、図7(C)に示されるように、圧電素子Pzi1(Pz11、Pz21、Pz31、Pz41)を駆動するときには、図7(B)に示すように、列制御信号L1がオンするタイミングで、行信号Riが電圧V1となるように、行制御信号Ri1、Ri2を出力することにより、圧電素子Pzijが電圧V1に充電されるようにし、この後、列制御信号L1がオフするタイミングで、行信号Riをオフ(開放)するように行制御信号Ri1、Ri2を出力することにより、圧電素子Pzijの端子電圧(印加電圧)が電圧V1に保持されるようにしている。
また、圧電素子Pzijの印加電圧を電圧V1から0vに下げるときには、列制御信号L1がオンするタイミングで、行信号Riが0v(GND)となるように、行制御信号Ri1、Ri2を出力して、圧電素子Pzijが放電されるようにし、この後、列制御信号L1がオフするタイミングで、行信号Riをオフ(開放)するように行制御信号Ri1、Ri2を出力することにより、圧電素子Pzijの端子電圧(印加電圧)が0v(GND)に保持されるようにしている。
これにより、圧電素子Pzijの中のPzi1に対して、GND〜電圧V1〜GNDと変化する一つの駆動波形を得ることができる。すなわち、圧電素子Pzi1は、列制御信号L1がオンするときに、行信号Riが電圧V1となることにより充電され、列制御信号L1のオフないし行信号Riがオフにより、電圧V1に充電された状態が保持される。
この状態で、列制御信号L1がオンするときに、行信号RiがGNDとなることにより、圧電素子Pzi1が放電されて、端子電圧が0vとなるようにしている(GNDされる)。
このとき、行信号RiをGNDするタイミングによって、電圧V1に保持される時間を選択することができる。
また、圧電素子Pzi2(Pz12、Pz22、Pz32、Pz42)、圧電素子Pzi3(Pz13、Pz23、Pz33、Pz43)に対しても、同様とすることにより、端子電圧をGND〜電圧V1〜GNDと変化させることができる。
圧電素子Pzijでは、所定のタイミングで、この端子電圧の変化が繰り替えされることにより、端子電圧の変化に応じた駆動波形が印加されたときと同等の状態が得られ、液滴イジェクタ64のノズルから駆動波形に応じたインク液滴が吐出されることになる。
一方、図8には、具体例として、圧電素子Pzijの中の圧電素子Pz11、圧電素子Pz22と圧電素子Pz32、圧電素子Pz43に個別に駆動波形を印加し、それ以外の圧電素子Pzijの駆動を停止(駆動波形の印加を停止)するときの、列制御信号Ljと行制御信号Ri1、Ri2(行信号Ri)を示している。
また、図9には、図8(C)の駆動波形を得るときの、列制御信号Ljに対する行信号Ri及び、このときの列制御信号Ljと行信号Riに基づいて圧電素子Pzijに印加される電圧の状態変化を示している。
このときにも、例えば、圧電素子Pz11に印加する電圧をGND〜電圧V1〜GNDに変化させるときに、列制御信号L1のオンタイミングに合わせて、行信号R1が電圧V1となるように行制御信号R11をオフし、行制御信号R12をオンする。これにより、圧電素子Pz11に印加される電圧が0v(GND)から電圧V1に上昇される。
また、圧電素子Pz11が電圧V1に充電されている状態で、列制御信号L1のオンタイミングに合わせて、行信号R1がGNDとなるように行制御信号R11をオンし、行制御信号R12をオフすることにより、圧電素子Pz11を放電して、印加される電圧を電圧V1から0v(GND)に下げることができる。
液滴イジェクタ64は、圧電素子Pzijの印加電圧がGND〜電圧V1〜GNDと変化するのを繰り替えされることにより、インク液滴を吐出する。また、印字周期T内で印加される駆動波形の数によって、一つのドットを形成するときの吐出滴量が調整される。
このように、マトリックス駆動回路70を用いて、(m×n)個の圧電素子62を個別に駆動することができると共に、対応する液滴イジェクタ64から吐出する滴量の制御を合わせて行うことができる。
すなわち、圧電素子Pzijの駆動を、本来の駆動波形の立ち上がり部分と立下り部分のパーツのみを用いて形成されるようにすることによりm×n個の1ブロックの圧電素子Pzijを、マトリックス駆動回路70によって個別に駆動することができる。
また、第1の実施の形態では、(m×n)の圧電素子62を駆動するときに、ヘッドユニット32に、m本の列制御用の配線と(n×2)本の行制御用の配線が必要となるが、圧電素子62ごとに駆動波形とゲートスイッチ74のオン/オフ信号を入力するときに比べて、必要とする配線数を少なくすることができる。また、ヘッドユニット32に設ける駆動回路68の簡素化及び組み付け工数の削減を図ることができる。
図10(A)〜図10(C)には、このような第1の実施の形態に係るヘッドユニット32の製造工程の概略を示している。なお、ここでは、ヘッドユニット32を複数のヘッドユニットモジュールに分割して形成するときの一つのモジュールを示して説明するが、本発明が適用されるヘッドユニット32の形状やノズル配置などを限定するものではない。また、各部材の材質等は、公知の材質を適用することができ、ここでは詳細な説明を省略する。
このヘッドユニット32を製造するときには、まず、図10(A)に示されるように、減圧CVD法等により、絶縁基板80上に薄膜半導体回路82を形成する。
次に、絶縁基板80上に、複数の圧電素子62を形成可能な圧電素子モジュール84を実装する。このとき、圧電素子モジュール84は、絶縁基板80との間に球状の半田を並べ、リフローにより、既に絶縁基板80上に形成されている薄膜半導体回路82と電気的に接続されるようにする。
この後、圧電素子モジュール84に対して、実装する圧電素子62ごとに端面を研磨することによりアライメントを取る。また、研磨した圧電素子62の端面をダイシングすることにより、最小構成単位とする液滴モジュール64(図示省略)ごとの各圧力発生室に対応するように、圧電素子62を個別化する。
次に、図10(C)に示されるように、ヘッド本体86を実装する。このヘッド本体86は、振動板88、液滴イジェクタ64ごとの圧力発生室が形成されている圧力室形成部材90及び、圧力発生室(液滴イジェクタ64)に対応するノズル92が形成されたノズルプレート94が積層されている。
このようにヘッドユニット32を製造するときに、図10(A)に示すように、絶縁基板80に列制御用の配線96が接続される。また、行制御用の配線98を、振動板88に接続して、ヘッド本体86を製造しておく。なお、配線96、98としては、FFC(フレキシブルフラットケーブル)などを用いる。
このように製造するヘッドアレイ32は、薄膜半導体回路82によってマトリックス駆動回路70を形成することにより、絶縁基板80に接続される配線96を列ごとに共通化できる。また、振動体88に接続される配線68を、行ごとに共通化することができる。
これにより、ヘッドユニット32に接続する配線を簡素化することが可能となり、部品数の削減、製造歩留まりの向上、製造コストの低下を図ることができる。
なお、第1の実施の形態では、行制御回路72をヘッドユニット32に設けるようにしているが、この行制御回路72を駆動制御回路に設けることにより、ヘッドユニット32と駆動制御回路66の間の配線の簡略化を図ることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態の基本的構成は、前記した第1の実施の形態と同じであり、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の部品には、同一の符号を付与してその説明を省略する。
前記した第1の実施の形態では、圧電素子62(圧電素子Pzij)を電圧V1の駆動波形で駆動するようにしたが、第2の実施の形態では、0v(GND)、電圧V1、電圧V2(V2>V1)の3レベルで変化する駆動波形で駆動する。
すなわち、図11(A)に示す電圧V2の駆動波形と電圧V1の駆動波形を用いた圧電素子62の駆動、図11(B)に示すように、電圧V1、V2で駆動可能であるときの電圧V1で駆動、などにより吐出滴量の制御を行う。
図12には、行制御回路72に換えて第2の実施の形態で適用する行制御回路100の概略構成を示している。
この行制御回路100には、各スイッチ回路76Aに、電圧V1、GND及び電圧V2が入力されるようになっており、スイッチ回路76Aには、電圧V1用のゲートスイッチ78Aと、GND用のゲートスイッチ78Bに加え、電圧V2用のゲートスイッチ78Cを設けている。
また、各スイッチ回路76Aには、ゲートスイッチ78A、78Bの操作信号に加えて、ゲートスイッチ78Cの操作信号が入力される。なお、ここでは、ゲートスイッチ78Bの操作信号を行制御信号Ri1、ゲートスイッチ78Aの操作信号を行制御信号Ri2、ゲートスイッチ78Cの操作信号を行制御信号Ri3とする。
これにより、スイッチ回路76Aでは、行制御信号Ri1〜Ri3に基づいて電圧V2、電圧V1、GND又は開放の行信号Riを出力する。このとき、駆動制御回路66では、同期信号とする列制御信号Ljと画像データに応じて行制御信号Ri1〜Ri3を出力する。
図13から図15には、このような行制御回路100とマトリックス駆動回路70を用いるときの圧電素子Pzijの駆動の一例を示している。なお、図13から図15では、図15に示す駆動波形を出力するものとし、図13には、このときの列制御信号Lj、行制御信号Ri1〜Ri3に基づいた行信号Riを示し、図14には、図13の列制御信号Ljと行信号Riに基づく各圧電素子62(Pzij)への電圧印加状態を示している。
図13に示されるように、列制御信号Ljは、所定のパルス幅tで、列制御信号L1、L2、L3を順にオンする。なお、駆動制御回路66は、印字開始時に、圧電素子PzijをGNDして、端子電圧を0vとした後、行制御信号Ri1〜Ri3(行信号Ri)及び列制御信号Ljの出力を開始する。
ここで、圧電素子Pz11の印加電圧を、0v(GND)から電圧V2に上昇するときには、列制御信号L1のオンタイミングに合わせて、行信号R1として電圧V2を発生する。すなわち、行制御信号R11、R12をオフすると共に、行制御信号R13をオンする。
これにより、行信号R1として電圧V2が出力され、列制御信号L1がオンしていることにより、圧電素子Pz11が電圧V2に充電される。この状態で、列制御信号L1、行制御信号R11、R12、R13をオフすることにより、圧電素子Pz11は、端子電圧が電圧V2に保持される。
また、端子電圧が電圧V2に保持されている状態で、列制御信号L1のオンタイミングに合わせて、行制御信号R12、R13をオフ、行制御信号R11をオンして、行信号R1をGNDすることにより、圧電素子Pz11の端子電圧が電圧V2から下降されてGNDされる。
これにより、圧電素子Pz11に対してGND〜電圧V2〜GNDに変化する駆動波形を得ることができる。
また、圧電素子Pz11の印加電圧を、0v(GND)から電圧V1に上昇するときには、列制御信号L1のオンタイミングに合わせて、行信号R1が、電圧V1となるように、行制御信号R11、R13をオフすると共に、行制御信号R12をオンする。
これにより、行信号R1として電圧V1が出力され、列制御信号L1がオンしていることにより、圧電素子Pz11に電圧V1が印加されて充電され、端子電圧が電圧V1に上昇される。この状態で、列制御信号L1、行制御信号R11、R12、R13をオフすることにより、圧電素子Pz11では、端子電圧が電圧V1に保持され、さらに、列制御信号L1のオンタイミングに合わせて、行制御信号R12、R13をオフ、行制御信号R11をオンして、行信号R1をGNDすることにより、端子電圧が電圧V1から下降されてGNDされる。
これにより、圧電素子Pz11に対してGND〜電圧V1〜GNDに変化する駆動波形を得ることができさらに、GND状態で、行制御信号R11、R12、R13をオフ状態とすることにより、圧電素子Pz11の印加電圧が0V(GND)に保持される。
このような圧電素子Pz11に対する電圧印加は、圧電素子Pzijのそれぞれに対しても同様に行うことができ、これにより、図13(B)及び図14に示す行信号Rj(図13(B)に示す行制御信号Ri1〜Ri3)及び列制御信号Ljによって、図15に示される各圧電素子Pzijの印加電圧を得ることができる。
これにより、圧電素子62(Pzij)をマトリックス駆動したときにも、高い階調性が得られ、高品質の画像記録が可能となる。このときに、(m×n)個の圧電素子62に対して、行単位及び列単位で制御するので、制御に必要な配線数の削減と共に、配線の簡素化を図ることができる。
一方、第1及び第2の実施の形態では、予め設定されている定電圧(電圧V1又は電圧V1、V2)を圧電素子に印加するようにしたが、定電圧に換えて任意に変化させた電圧ないし電圧波形を印加することも可能である。
図16には、マトリックス駆動回路70を介して所定の駆動波形(電圧波形)を印加するときに用いる行制御回路(ここでは、行制御回路100Aとする)の一例を示している。
この行制御回路100Aの基本的構成は、前記した行制御回路100と同じであるが、電圧V1、電圧V2及びGNDに換えて、各スイッチ回路76Aに駆動波形A、B、Cが入力される。なお、この駆動波形A〜Cは、圧電素子62(Pzij)を用いて液滴イジェクタ64から液滴が吐出可能であれば任意の電圧又は電圧波形を適用することができる。
ここで、例えば、行制御信号Ri1のみをオンすることにより、圧電素子Pzijに駆動波形Aの電圧を印加することが可能となり、また、行制御信号Ri2のみをオンすることにより、駆動波形Bの電圧を印加することが可能となり、さらに、行制御信号Ri3のみをオンすることにより、駆動波形Cの電圧を印加することが可能となる。
これにより、m×n個の圧電素子Pzijを1ブロックとしてマトリックス駆動回路70によって駆動するときにも、任意に設定した電圧や電圧波形(電圧変化)を用いた圧電素子62(Pzij)駆動が可能となるので、階調性の向上も図ることが可能となる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、インクジェット記録装置10を例に説明したが本発明は、これに限らず、圧電素子を用いてインク液滴を吐出する任意の構成のインクジェット記録装置に適用することが可能である。
また、本実施の形態では、列制御信号Ljを同期信号として、画像データに応じた圧電素子Pzijの駆動を、行信号Ri(行制御信号Ri1、Ri2又は行制御信号Ri1、Ri2、Ri3)によって行うようにしたが、行信号Riを同期信号として、画像データに応じた圧電素子Pzijの駆動を列制御信号Liによって行うようにしても良い。
さらに、本実施の形態では、液滴吐出装置としてインク液滴を吐出して画像記録を行うインクジェット記録装置を例に説明したが、本発明はこれに限らず、アクチュエータとしてピエゾ素子などの圧電素子を用いて液滴を吐出する任意の構成の液滴吐出装置に適用することが可能である。
本実施の形態に係るインクジェット記録装置の概略構成図である、 インク液滴の吐出制御の概略構成図である。 第1の実施の形態に係る圧電素子の駆動波形の概略を示す線図である。 本実施の形態に係るマトリックス駆動回路を示す概略回路図である。 図4Aと同等のマトリックス駆動回路の概略回路図である。 第1の実施の形態に係る行制御回路の一例を示す概略回路図である。 第1の実施の形態に係るマトリックス駆動回路を用いた列制御信号と行信号に応じた圧電素子の印加電圧の状態を示す図表である。 (A)は列制御信号の一例を示すタイミングチャート、(B)は行制御信号と行制御信号に応じた行信号の一例を示すタイミングチャート、(C)は(A)及び(B)に基づいた圧電素子の端子電圧の変化(駆動波形)を示すタイミングチャートである。 (A)は列制御信号の一例を示すタイミングチャート、(B)は行制御信号と行制御信号に応じた行信号の他の一例を示すタイミングチャート、(C)は(A)及び(B)に基づいた圧電素子の端子電圧の変化(駆動波形)を示すタイミングチャートである。 図8(A)〜図8(C)と同等の列制御信号と行信号に応じた圧電素子の印加電圧の状態を示す図表である。 (A)、(B)、(C)は、その順でヘッドユニットの製造工程の流れを示す概略図である。 (A)及び(B)は第2の実施の形態に係る圧電素子の駆動波形の概略を示す線図である。 第2の実施の形態に係る行制御回路の一例を示す概略回路図である。 (A)は列制御信号の一例を示すタイミングチャート、(B)は行制御信号及び行制御信号に基づいた行信号の一例を示すタイミングチャートである。 図13(A)及び図13(B)に基づいた圧電素子の端子電圧の変化(駆動波形)を示すタイミングチャートである。 図13(A)、図13(B)及び図14と同等の列制御信号と行信号に応じた圧電素子の印加電圧の状態を示す図表である。 本発明に係る行制御回路の他の一例を示す概略回路図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
30 記録ヘッドアレイ(液滴吐出ヘッド)
32 ヘッドユニット(液滴吐出ヘッド)
60 コントローラ(駆動制御手段)
62、Pzij 圧電素子
64 液滴イジェクタ
66 駆動制御回路(駆動制御手段、列制御手段、行制御手段)
68 駆動IC
70 マトリックス駆動回路
72、100、100A 行制御回路(行制御手段)
74 ゲートスイッチ(スイッチング素子)
76 スイッチ回路(行制御手段)
78A ゲートスイッチ(第2のスイッチング素子)
78B ゲートスイッチ(第1のスイッチング素子)
78C ゲートスイッチ(第3のスイッチング素子)
j(L1〜L3) 列制御信号
i(R1〜R4) 行信号
i1〜Ri3(R11〜R43) 行制御信号

Claims (2)

  1. それぞれが一対の端子間に電圧が印加される圧電素子を有し、行方向に複数個配列した列を、列方向に所定列配列して設けられ、前記圧電素子の前記一対の端子間に印加される電圧が変化されることで該電圧の変化に応じた量の液滴を吐出する複数の液滴イジェクタ
    前記液滴イジェクタごとに設けられて前記圧電素子の前記一対の端子の一方の端子に接続され、前記一方の端子の接地と開放とを切り替える接地側スイッチング素子
    行方向に並ぶ前記液滴イジェクタごとに設けられ、行方向に並ぶ液滴イジェクタの前記圧電素子の前記一対の端子の他方の端子に接続され、それぞれがオフされることにより前記他方の端子を開放する共に、オンされることにより前記圧電素子の前記他方の端子を接地する第1のスイッチング素子、オンされることにより前記他方の端子に第1の電圧を印加する第2のスイッチング素子、及びオンされることにより前記他方の端子に前記第1の電圧と異なる第2の電圧を印加する第3のスイッチング素子を含む行制御回路と
    列方向に並ぶ前記液滴イジェクタごとの前記接地側スイッチング素子に、前記圧電素子の前記一方の端子の接地と開放とを切り替える列制御信号を出力し、かつ前記列制御信号に同期し、入力された印刷データに応じて設定される電圧変化が得られるように、前記行制御回路のそれぞれの前記第1から第3のスイッチング素子をオフ又は選択的にオンさせて前記液滴イジェクタのそれぞれを駆動する駆動手段と
    を含む液滴吐出装置
  2. 前記複数の前記液滴イジェクタ、及び前記液滴イジェクタごとの前記接地側スイッチング素子が一体で設けられた液滴吐出ヘッドを備えた請求項1に記載の液滴吐出装置。
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