JP2014004704A - 液体噴出ヘッドおよびその駆動方法 - Google Patents

液体噴出ヘッドおよびその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動電圧信号配線の電圧降下を低減することを可能にした液体噴出ヘッドを提供する。
【解決手段】駆動電圧信号が入力される配線と複数の圧電素子との間に配置された複数のスイッチ素子が設けられ、複数のノズル孔に対応して2次元に配置された複数のスイッチ素子が、所定の方向に平行な複数の列にグループ化されている。複数の列のうち、少なくとも1つの列のスイッチ素子が、液体を噴出させるか否かの情報を含む画像データに対応してオンまたはオフに動作し、他の列のスイッチ素子がオフ状態になる。この少なくとも1つの列は、外部から入力される画像データに対応して順次切り替えられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の圧電素子を用いて液滴を吐出して画像形成を行う液体噴射装置の液体噴出ヘッドおよびその駆動方法に関する。
記録ヘッドの複数の圧電素子を充放電して駆動し、液体が充填された圧力室に圧力を発生させ、ノズルから液体を噴出させて画像形成を行う液体噴出装置が知られている。近年、高画質で高速に印刷を行うことが求められている。
高速および高画質の印刷を実現するには、多数のノズルを高密度に配置し、各ノズルに対応する圧電素子を駆動するため配線を基板に多数引き回す必要がある。この場合、配線の配置が困難になるという問題や、FPC(Flexible Printed Circuits)およびコネクタ等の部品点数が増えるという問題が新たに発生する。
この問題を解決するための方法が特許文献1に開示されている。特許文献1では、駆動回路のIC(Integrated Circuit)を流路形成基板に一体的に形成して個々の圧電素子と駆動回路を短い配線で接続する技術が提案されている。この方法によれば、ヘッドから外部に引き出す配線の本数を減らし、部品点数を削減することが可能となる。
特開2001−162794号公報
特許文献1に開示された方法では、1列に並んだ圧電素子と駆動回路の間の配線を短くし、かつ配線領域の面積を減らすために細長い駆動回路を圧電素子の並びと平行に配置する必要がある。駆動回路の長辺側に並んだ、駆動電圧信号の出力端子と圧電素子を短い配線で接続し、駆動回路の短辺側の入力端子から駆動回路に制御信号と駆動電圧信号を入力する構成になる。
しかし、特許文献1に開示された方法では、ノズル数が増えると、ノズル数に比例して圧電素子の充放電の総電流が増えてしまう。また、配置される圧電素子の数に応じて駆動回路の長さが長くなると、駆動回路内の駆動電圧信号の全長も長くなり、配線での電圧降下が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は上述したような技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、駆動電圧信号配線の電圧降下を低減することを可能にした液体噴出ヘッドおよびその駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の液体噴出ヘッドは、
液体を噴出する、2次元に配置された複数のノズル孔と、
前記複数のノズル孔と連通し、液体が満たされた複数の圧力室と、
前記複数の圧力室へ液体を供給する液体流路と、
駆動電圧信号が入力されると、前記複数の圧力室の体積を変化させる複数の圧電素子と、
前記駆動電圧信号が入力される配線と複数の圧電素子との間に配置された複数のスイッチ素子と、を有し、
前記複数のノズル孔に対応して2次元に配置された前記複数のスイッチ素子が、所定の方向に平行な複数の列にグループ化され、
前記複数の列のうち、少なくとも1つの列のスイッチ素子が、前記液体を噴出させるか否かの情報を含む画像データに対応してオンまたはオフに動作し、他の列のスイッチ素子がオフ状態になり、
前記少なくとも1つの列が、外部から入力される前記画像データに対応して、前記複数の列の中で順次切り替えられる構成である。
また、本発明の液体噴出ヘッドの駆動方法は、液体を噴出する、2次元に配置された複数のノズル孔と、該複数のノズル孔と連通し、液体が満たされた複数の圧力室と、該複数の圧力室へ液体を供給する液体流路と、駆動電圧信号が入力されると、前記複数の圧力室の体積を変化させる複数の圧電素子と、駆動電圧信号が入力される配線と複数の圧電素子との間に配置された複数のスイッチ素子とを有する液体噴出ヘッドの駆動方法であって、
前記複数のノズル孔に対応して2次元に配置された前記複数のスイッチ素子を、所定の方向に平行な複数の列にグループ化し、
前記複数の列のうち、少なくとも1つの列のスイッチ素子を、前記液体を噴出させるか否かの情報を含む画像データに対応してオンまたはオフに動作させ、他の列のスイッチ素子をオフ状態にする制御を、前記複数の列の中で前記少なくとも1つの列を順次切り替えて行うものである。
本発明によれば、駆動させる圧電素子の充放電電流を減らすことで、駆動電圧信号の配線における電圧降下を低減できる。
実施例1の液体噴出ヘッドの全体構成を示す斜視図である。 実施例1の液体噴出ヘッドの全体構成を示す側面図である。 ヘッドブロックの一部を拡大した断面図および側面図である。 ヘッドブロックに設けられた電極と後方絞り板に設けられた駆動回路との接合方法を説明するための側面図である。 後方絞り板に設けられた駆動回路および配線を示す平面図である。 図4に示した後方絞り板の一部を拡大した図である。 実施例1の液体噴出ヘッドを用いて画像形成を行う場合の動作を説明するための図である。 実施例1の液体噴出ヘッドを用いて画像形成を行うための駆動回路の一例を示す図である。 2次元配列のノズルで画像を形成する場合の動作を説明するための図である。 圧電素子の充放電電流のピークを低減することを可能にする方法を説明するための図である。 駆動電圧信号配線の配線抵抗を低減可能にした構成例を示す図である。 オリフィスプレートに駆動回路を実装した場合の構成を示す図である。 実施例2の液体噴出ヘッドを用いて画像形成を行う場合の動作を説明するための図である。 実施例2の液体噴出ヘッドを用いて画像形成を行うための駆動回路の一例を示す図である。 実施例2の液体噴出ヘッドの駆動回路の別の構成例を示す図である。 実施例2の液体噴出ヘッドの液体噴出に対する別の分割駆動方法を説明するための図である。 図15に示した分割駆動方法を実行可能にした駆動回路の構成例を示す図である。
本発明における一実施例の液体噴出ヘッドの構成を説明する。図1Aは本実施例の液体噴出ヘッドの全体の構成を示す斜視図であり、図1Bは本実施例の液体噴出ヘッドの全体の構成を示す側面図である。図1Aおよび図1Bでは、構成をわかりやすくするために液体噴出ヘッドを分解した状態を示す。
図1Aに示すように、液体噴出ヘッドは、オリフィスプレート101と、ヘッドブロック103と、後方絞り板104と、ブロック120とを有する。
オリフィスプレート101はシリコンやポリイミドなどの材質で作製されている。オリフィスプレート101には、液体を噴出するノズル孔102が設けられている。ヘッドブロック103は、圧電体で作製されている。ヘッドブロック103の内部には、液体が充填される圧力室が設けられている。
ブロック120は共通液室106を有する。液体107が外部から液体入出ポート108を介して共通液室106に供給される。後方絞り板104はシリコン基板で作製されている。後方絞り板104は、ヘッドブロック103の圧力室の圧力をブロック120の共通液室側に逃がさないようにするための絞り孔105と、駆動回路(不図示)とを有する。
図1Bに示すように、ヘッドブロック103には、圧電素子の共通電極を引き出すための共通電極配線ケーブル109が設けられている。後方絞り板104には、駆動回路に駆動電圧信号および制御信号を伝達するための信号配線ケーブル110が設けられている。共通電極配線ケーブル109および信号配線ケーブル110は、例えば、FPCで形成されている。
図2は、図1Aに示したヘッドブロックを後方絞り板の方向から見たときの一部を拡大した断面図とその側面図である。図2の左側が断面図であり、図2の右側が側面図である。
図2の断面図に示すように、ヘッドブロック103は、圧電基板201と圧電基板202が交互に複数積層された構成である。圧電基板201は、圧電体の板に溝加工で圧力室203および空気室204が形成され、その後に電極が形成され、さらに、電極に電圧を印加する分極処理が行われている。圧電基板202は、圧電基板201と同様に溝加工で空気室205が形成された構成である。圧力室203の周囲に設けられた圧電素子は、空気室204および空気室205により分離され、個々に変位することが可能になっている。圧力室203はノズル孔102と連通している。
このように、圧力室203が設けられた基板を積層構造にすることで圧力室203と、圧力室203に対応するノズル孔102が2次元に配列され、高密度で、多ノズルの液体噴出ヘッドを実現することが可能となる。
本実施例では、液体噴出ヘッドが、圧電基板201と圧電基板202とが交互に8層積層され、その積層方向にノズル孔102が8列並んだ構成の場合とする。そして、このような構成の液体噴出ヘッドを用いて、その積層方向に記録媒体を相対的に移動させて画像を描画させる場合の動作を説明する。
図2の側面図に示すように、圧力室203の内壁面には駆動電極206が形成されている。駆動電極206は、ヘッドブロック103の後方絞り板104との接合面に形成された接合電極207と接続されている。空気室204と空気室205の内壁面には共通電極208が形成されている。全ての共通電極208は、ヘッドブロック103のオリフィスプレート102が接着される面に形成された共通電極209と接続されており、共通電極配線ケーブル109(図1B参照)により外部に引き出される。
図1Bに示すように、液体入出ポート108より共通液室106に供給される液体107は、後方絞り板104の絞り孔105を通って、図2に示す圧力室203に充填される。絞り孔105は液体107を共通液室106から圧力室203に供給するための液体流路としての役目も果たす。駆動電極206と共通電極209の間に駆動電圧が印加されると、駆動電極206に対応する圧力室203の周りの圧電素子が収縮して圧力室203の体積が減ることで、圧力室内の圧力が上昇する。その結果、ノズル孔102より液体が噴出する。
この液体噴出ヘッドを用いて、画像データに対応したノズル孔102から液体を噴出させて記録媒体に画像を形成するには、ノズル孔102に対応する圧力室203の駆動電極206に画像データに対応して駆動電圧を印加する必要がある。画像データは、記録対象の画像に対応して、ノズル孔102から液体を噴出させるか否かを示す情報を含むデータである。
図3は、図1Aに示した後方絞り板のシリコン基板上に設けられ、圧電素子に駆動電圧を印加する駆動回路とヘッドブロックの駆動電極との接続方法を説明するための側面図である。
駆動回路301に設けられた接合電極302の表面には、金をメッキして形成したバンプ303が設けられている。このバンプ303を介して、接合電極302は、ヘッドブロック103側の接合電極207と電気的に接合される。駆動回路301から出力される駆動電圧は、接合電極302、バンプ303および接合電極207を介して、図2に示した駆動電極206に印加される。バンプ303で電気的に接合している部分以外は、図に示さない接着剤などで後方絞り板104とヘッドブロック103が接合されている。このような構成にすることで、後方絞り孔105から供給される液体107が圧力室203以外の所に入るのを防止している。
なお、電気的接合のためのバンプ303は金メッキ以外の方法としてボンディングなどで形成してもよい。また、導電性接着剤、異方導電性接着テープまたはハンダボールなどで、接合電極302および接合電極207を電気的に接合することも可能である。
図4と図5は図1Aに示した後方絞り板のシリコン基板に設けられた駆動回路の構成を示す平面図である。図4は後方絞り板の全体を示す図であり、図5はその一部を拡大して示した図である。
本実施例における駆動回路301は、図4に示す、複数の接続端子401、複数の駆動電圧信号配線402および制御回路403と、図5に示す複数のスイッチ素子502とを有する。
図4に示すように、後方絞り板104の長辺の端部には、複数の接続端子401が設けられている。接続端子401は長辺に沿って一定の間隔で配置されている。後方絞り板104の2つの短辺のうち、一方の短辺側に、シフトレジスタおよびラッチレジスタを含む制御回路403が設けられている。接続端子401は、図1Bに示した信号配線ケーブル110と接続され、圧電素子に駆動電圧を印加するための駆動電圧信号と、画像データを含む制御信号とが信号配線ケーブル110を介して外部から入力される。制御信号は、画像データの他に、外部から入力される信号と同期をとるためのクロックと、ラッチレジスタにデータを取り込むタイミングを指示するためのラッチパルスとを含む。
後方絞り板104の長辺に平行な方向を所定の方向とすると、後方絞り板104の短辺は、長辺に直交する方向の辺に相当する。
図4では、後方絞り板104の長辺に平行に配置された、絞り孔105の列に対応して、後方絞り板104の短辺の横に、1から8の番号を付している。この1から8の番号は、それぞれの絞り孔105の列に対応するノズル孔102の列の番号に相当する。以下では、番号毎に、1列に配置された複数のノズル孔102を「ノズル孔列」と称する。
図4に示す構成例では、後方絞り板104の2つの長辺のうち、図の上側の長辺の近傍に配置された接続端子401は1番目から4番目のノズル孔列の液体噴出のために用いられる。図の下側の長辺の近傍に配置された接続端子401は、5番目から8番目のノズル孔列の液体噴出のために用いられる。
また、図4に示すように、後方絞り板104の短辺に平行に複数の駆動電圧信号配線402が設けられている。駆動電圧信号配線402の長手方向が後方絞り板104の短辺と平行である。各駆動電圧信号配線402は接続端子401と接続されている。図5に示すように、駆動電圧信号配線402と各接合電極302との間にスイッチ素子502が設けられている。スイッチ素子502は、制御端子を含む3つの端子を有し、制御端子に入力される信号の電圧にしたがって、他の2つの端子の接続(オン状態)と遮断(オフ状態)を切り替える。この2つの端子のうち、一方の端子が駆動電圧信号配線402と接続され、他方の端子が接合電極302と接続されている。
駆動電圧信号は接続端子401および駆動電圧信号配線402を介してスイッチ素子502に入力される。画像データを含む制御信号は、接続端子401を介して、シフトレジスタおよびラッチレジスタを含む制御回路403に入力される。
スイッチ素子502は、制御入力501として、制御回路403から制御端子に入力される画像データの電圧レベルにしたがって、オン/オフの動作を行う。制御入力501が予め決められた基準電圧よりも高い電圧レベル(以下では、Hレベルと称する)である場合、スイッチ素子502はオン状態に遷移する。スイッチ素子502がオンになると、駆動電圧信号が駆動電圧信号配線402からスイッチ素子502を介して、図2に示した駆動電極206に伝送される。
一方、制御入力501が基準電圧よりも低い電圧レベル(以下では、Lレベルと称する)である場合、スイッチ素子502はオフ状態に遷移する。スイッチ素子502がオフになると、駆動電圧信号配線402と駆動電極206との接続が切り離され、駆動電極206に駆動電圧が印加されなくなる。
次に、外部から入力される画像データに対応して、どのようにして画像を記録媒体に形成するかを簡単に説明する。
外部から液体噴出ヘッドに入力される画像データは、信号線の数を削減するために、シリアルの制御信号に変換されて送られてくる。転送クロックに同期してシリアルに変換されて送られてきた画像データは、制御回路403内のシフトレジスタでパラレルに変換される。パラレルに変換された画像データは、ラッチパルスによりラッチレジスタに保持される。その後、ラッチレジスタから出力された画像データが、その画像データに対応してスイッチ素子502を動作させる。スイッチ素子502がオンすると、駆動電圧信号配線402に印加された駆動電圧がスイッチ素子502および接合電極302を介して、駆動電極206に印加される。その結果、圧電素子が駆動してノズル孔102から液体を噴出させ、記録媒体に画像が形成される。
本実施例では、図4に示すように、駆動電圧信号の接続端子401を、後方絞り板104の長辺の端部に複数配置することにより、後方絞り板104の短辺側に駆動電圧信号を入力するための端子を配置する場合に比べて、回路内の配線を短くできる。このような構成により、電圧降下を防止するために配線を広く、かつ厚くする必要がなくなり、駆動回路のICを作成するのが困難になるという問題を回避できる。
なお、図5に示す平面図では、本実施例をわかりやすく説明するために、駆動電圧信号配線402およびスイッチ素子502を含む構成を簡略化して同一平面上に示している。駆動回路301は、シリコン基板上にトランジスタを形成し、その上に絶縁膜と配線を複数層形成し、層間の配線をビアホールで接続することで作製されている。
図6は本実施例の液体噴出ヘッドによる画像形成動作とそれに対応する画像データの送信方法を示す図である。図7は図6に示した画像データにしたがって画像形成を行う場合の駆動回路の一例を示す図である。
図7に示す駆動回路301は、図4に示した後方絞り板104の短辺方向に沿って配置された8つのノズル孔102の液体噴出を制御するためのものである。短辺方向に沿って配置された8つのノズル孔102の列を「短辺方向列」と称する。図7に示す駆動回路301が、後方絞り板104の長辺方向に並んだ短辺方向列の数に応じて、後方絞り板104に設けられている。
制御回路403には、液体噴出ヘッドのノズル孔102に対応して、シフトレジスタ701およびラッチレジスタ702がノズル孔102と同じ数だけ設けられている。図7では、図を簡略化するために、複数のシフトレジスタを1つの構成で示し、複数のラッチレジスタを1つの構成で示している。また、スイッチ素子502は、図4に示した絞り孔105毎に設けられているが、図7では、1つのノズル孔列に対して、1つだけ示している。
各ノズル孔102に対応して、シフトレジスタ701、ラッチレジスタ702およびスイッチ素子502が接続されている。シフトレジスタ701の出力端子がラッチレジスタ702の入力端子に接続され、ラッチレジスタ702の出力端子がスイッチ素子502の制御端子に接続されている。
図7に示す駆動回路301の動作を簡単に説明する。以下では、画像データの電圧レベルがHレベルである場合、ノズル孔102から液体を噴出させ、画像データの電圧レベルがLレベルである場合、ノズル孔102から液体を噴出させないものとする。
画像データが、クロックCLKに同期してシリアル信号SDで外部から制御回路403に転送されると、シフトレジスタ701でパラレルに変換された後、ラッチパルスLTでラッチレジスタ702に保持される。ラッチレジスタ702に保持された画像データは、制御入力305としてスイッチ素子502の制御端子に入力され、スイッチ素子502をオン/オフする。
Hレベルを記憶するラッチレジスタ702と接続されるスイッチ素子502は、制御入力305の入力によりオンになる。オンしたスイッチ素子502は、駆動電圧信号が入力されると、駆動電極206に駆動電圧を印加する。駆動電極206に駆動電圧が印加されると、その駆動電極206に対応する圧力室203の周囲の圧電素子が収縮し、ノズル孔102より液体が噴出する。
次に、液体噴出ヘッドに設けられた複数のノズル孔102を複数にグループ化し、グループ毎に液体噴出を実行させる場合を、図6および図7を参照して説明する。
ここでは、図4を参照して説明した、1から8番のノズル孔列を、次の4つのグループに分ける。1列目および5列目のノズル孔列を第1グループとし、2列目および6列目のノズル孔列を第2グループとする。また、3列目および7列目のノズル孔列を第3グループとし、4列目および8列目のノズル孔列を第4グループとする。
さらに、これら4つのグループに対応して、液体噴出の周期を4つに分割する。1周期を均等に分割した期間を「分割期間」と呼ぶと、1つの分割期間に対して、液体噴出を実行可能なグループを1つにする。図6に示すノズル孔列の番号1から8は、図7に示す、圧電基板201、202の層の番号1から8に対応している。
最初の分割期間で、第1グループのノズル孔列のノズル孔102では液体を噴出可能にし、他のグループのノズル孔列のノズル孔102では液体を噴出できないようにする画像データを、外部から制御回路403のシフトレジスタ701に転送する。この画像データは、第1グループのノズル孔列については、液体を噴出させるノズル孔102に対応するデータがHレベルになっており、液体を噴出させないノズル孔102に対応するデータがLレベルになっている。ノズル孔102に液体を噴出させるか否かは、記録対象の画像によって決まる。また、この画像データは、他のグループのノズル孔列については、全てのノズル孔102に対応するデータがLレベルになっている。
上記の画像データが、シフトレジスタ701からラッチレジスタ702に転送され、ラッチレジスタ702で保持された後、外部から接続端子401に駆動電圧信号を印加する。これにより、第1グループのノズル孔列に対応する1層目および5層目の駆動電極206にのみ駆動電圧が印加される。その結果、1列目および5列目のノズル孔列のノズル孔102が液体を噴出し、他のノズル孔列のノズル孔102は液体を噴出しない。
図6に示すように、分割期間毎に、制御対象のグループを第1グループ→第2グループ→第3グループ→第4グループに順次切り替える手順を繰り返し、駆動電圧を駆動電圧配線402に印加し、制御対象のグループのノズル孔102に液体を噴出させる。
図6は、第1から第4のグループのノズル孔列の圧電素子を順に駆動させ、さらに次の周期の第1のグループのノズル孔列の圧電素子を駆動させる様子を表している。
このようにして、複数の圧電素子を分割して時間をずらして駆動させる時分割駆動を行うことで、液体噴出動作により同時に充放電する圧電素子の数を減らすことができる。その結果、駆動電圧信号配線402と共通電極配線ケーブル109との間に流れる電流が減り、電圧降下が少なくなる。そのため、これらの配線を細く、かつ薄くすることが可能となる、ノイズが減るなどの効果が得られる。
図8は、圧電基板201と圧電基板202とが交互に8層積層され、その積層方向にノズル孔102が8列並んだ構成を有する液体噴出ヘッドを用いて、その積層方向に記録媒体を相対的に移動させて画像を描画させる場合の動作を説明するための図である。
記録ドット格子の寸法Pで画像を描画できるようにするために、各圧電基板の層に対応するノズル孔列におけるノズル孔は互いに寸法Pだけ横方向にずらして配置されている。この液体噴出ヘッドで時分割駆動を行う場合、各ノズル孔列の間隔Lを描画画像の記録ドット格子の寸法Pの整数倍で変えることが望ましい。
ここで、ノズル孔列の間隔L[mm]の算出方法の一例を説明する。描画画像の記録ドット格子の寸法Pを600DPI(dots per inch)とする。m、nを正の整数とすると、液体噴出の周期を等間隔にn分割し、隣接するノズル孔列を(m/n)周期だけ遅らせて液体を噴出して画像を形成する場合を考える。この場合、n=4とすると、ノズル孔列の間隔L[mm]を、以下に示す算出式で求まる寸法にする。
L[mm]=P×(k+m/n)=25.4/600×(k+m/4)
kは、定数であり、設計および製法等で決まる任意の自然数である。mは一度に動作させたいノズル孔列の数に相当し、隣接するノズル孔列が順番に液体を噴出して画像を形成する場合は、m=1になる。
なお、本実施例では、液体噴出の周期を4つに分割する場合を説明したが、分割数は4に限らない。噴出周期を2分割し、4つの層に同時に駆動電圧を印加して液体を噴出する動作を繰り返す場合でも、全部の層(ここでは、8つの層に相当)の圧電素子を同時に駆動する場合と比較して配線に流れる電流を半分に減らすことができる。
さらに、同時に充放電する圧電素子の数を減らし、共通電極配線ケーブル109に流れる電流を減らす方法として、噴出周期を8つに分割し、8層の圧電基板に対して1層毎に順番に駆動電極に駆動電圧を印加し、液体を噴出させる動作を繰り返してもよい。この場合、8つのノズル孔列を列毎に動作させることが可能となる。
また、周期を4分割する場合において、図4に示した駆動回路301の上側の接続端子401に入力される駆動電圧信号と、下側の接続端子401に入力される駆動電圧信号の波形をずらしてもよい。図9は、制御回路の接続端子を2つのグループに分け、グループ分けされた接続端子に対応して駆動電圧信号の波形をずらした場合を示す図である。
図9に示すように、駆動信号波形1は1番目から4番目のノズル孔列に対応する駆動電圧信号に相当し、駆動信号波形2は5番目から8番目のノズル孔列に対応する駆動電圧信号に相当する。例えば、最初の分割期間に注目すると、1番目と5番目のノズル孔列に対して駆動電圧が印加されるが、駆動電圧の印加されるタイミングが1番目よりも5番目の方が遅くなっている。このようにして、外部から駆動電圧信号が入力されるタイミングをずらすことで、圧電素子の充電または放電の時間が重ならないようになり、配線に流れる電流をさらに減らすことができる。
また、図4に示す平面図では、接続端子401から後方絞り板104の短辺方向に伸びるように駆動電圧信号配線402を設けた場合を示したが、図10に示すように、後方絞り板104の長辺方向に伸びる配線を追加してもよい。図10に示すように、交差する駆動電圧信号配線402同士を接続し、配線に流れる電流の経路を複数にすることで、電圧降下を低減することが可能となる。
また、本実施例では、シリコン基板で作製された後方絞り板104に駆動回路301を設ける場合で説明したが、オリフィスプレート101に駆動回路301を設けてもよい。図11はオリフィスプレートに駆動回路を設けた場合を示す側面図である。オリフィスプレート101がシリコン基板で形成されていれば、半導体集積回路の製造技術を用いて駆動回路301をオリフィスプレート101に形成することが可能である。その際、図3に示したヘッドブロック103の前後を逆にして、オリフィスプレート101との接合面に接合電極207が対向するようにして、接合電極207を駆動回路301と電気的に接合する。
本実施例によれば、駆動回路内の駆動電圧信号の配線を短くし、圧電素子を分割駆動することで、流れる充放電電流を減らすことが可能となり、駆動電圧信号の配線での電圧降下を低減できる。
特許文献1に開示された方法では、駆動電圧信号の電圧降下を防止するためには駆動回路内の駆動電圧信号の配線を太く、厚くする必要があり、この場合、駆動回路を作成するのが困難になるという問題がある。しかし、本実施例では、駆動電圧信号の配線での電圧降下が低減するので、駆動電圧信号を供給するための配線を細く、薄くすることが可能となり、駆動回路の作成が容易になる。
本実施例は、複数のノズル孔列のうち、液体を噴出させるノズル孔列を選択する列選択制御を行うことを可能にしたものである。
本実施例の液体噴出ヘッドの構成および駆動方法を説明する。なお、本実施例では、実施例1の構成と同様な構成についての詳細な説明を省略し、実施例1と異なる構成を詳しく説明する。
図12と図13は本実施例における液体噴出ヘッドの駆動方法および駆動回路を説明するための構成図である。本実施例は、駆動電極に駆動電圧を印加し液体を噴出する列を選択するのに列選択用の信号線を用いて分割駆動する場合である。
はじめに、図13を参照して、本実施例の駆動回路の構成を説明する。
本実施例の駆動回路は、ノズル孔102に対応して設けられた、シフトレジスタ701、ラッチレジスタ702およびスイッチ素子502の他に、図13に示すように、複数のAND回路703を有する。スイッチ素子502に対応して、AND回路703が設けられている。AND回路703の2つの入力端子のうち、一方の入力端子がラッチレジスタ702の出力端子に接続され、他方の入力端子が列選択用の信号線に接続されている。そして、AND回路703の出力端子がスイッチ素子502の制御端子と接続されている。
本実施例では、列選択用の信号線が4つの場合である。これら4つの信号線が、実施例1で説明した、ノズル孔列の4つのグループに対応している。4つの列選択用の信号線に入力される列選択信号を区別するために、列選択信号の符号をBE1〜BE4で表す。列選択信号BE1〜BE4は、液体を噴出させるノズル孔列のグループを選択するための信号である。列選択信号BE1〜BE4のそれぞれが、ノズル孔列の第1グループ〜第4グループのそれぞれに対応している。
次に、外部から入力される制御信号および駆動電圧信号を、図12を参照して説明する。本実施例においても、図6を参照して説明したように、液体噴出を実行させる周期を4分割している。
図12に示すように、液体噴出ヘッドの駆動回路に全ノズル孔に対応する画像データを1度に外部から転送し、画像データをノズル孔102と同じ数のラッチレジスタ702に保持する。続いて、液体を噴出させるノズル孔の列を選択するための列選択信号BE1〜BE4を外部から駆動回路に順次入力し、駆動電圧信号を印加することで分割駆動を行う。
次に、図12に示した信号波形に対する駆動回路の動作を、図13を参照して説明する。
シフトレジスタ701にシリアル信号SDとクロックCLKで画像データを外部から転送し、ラッチパルスLTでラッチレジスタ702に全ノズル孔に対応する画像データを保持する。その後、最初の分割期間で、列選択信号BE1をHレベルにし、ラッチレジスタ702から画像データを出力すると、列選択信号BE1が入力される信号線に接続されたAND回路703がHレベルを出力する。1層目および5層目の圧電基板に対応するスイッチ素子502の制御端子にHレベルの電圧が印加されると、スイッチ素子502はオンする。
その状態で駆動電圧信号配線402に駆動電圧信号を印加することで、第1グループのノズル孔列に対応する1層目および5層目の駆動電極206にのみ駆動電圧が印加される。その結果、1列目および5列目のノズル孔列のノズル孔102が液体を噴出し、他のノズル孔列のノズル孔102は液体を噴出しない。
次の分割時間では、列選択信号BE2のみをHレベルにして、駆動電圧信号を入力する。このようにして、分割期間毎に、制御対象のグループを第1グループ→第2グループ→第3グループ→第4グループに順次切り替える手順を繰り返す分割駆動を行うことで、画像を形成する。AND回路703は、駆動させるノズル孔列を選択するための列選択部に相当する。
次に、本実施例の液体噴出ヘッドの駆動回路の別の構成例を説明する。図14は本実施例の液体噴出ヘッドの駆動回路の別の構成例を示す図である。
図14に示す駆動回路は、図13に示したAND回路703の代わりにスイッチ素子503が設けられている。ただし、信号線の接続方法が図13に示す回路と異なっている。スイッチ素子502にスイッチ素子503が直列に接続されている。スイッチ素子502は、図7に示した構成と同様に、制御端子がラッチレジスタ702の出力端子と接続され、他の2つの端子のうち、一方の端子が駆動電圧信号配線402と接続されている。本実施例では、スイッチ素子502の他の2つの端子のうち、他方の端子がスイッチ素子503と接続されている。スイッチ素子503は、駆動させるノズル孔列を選択するための列選択部に相当する。
スイッチ素子503は、制御端子を含む3つの端子のうち、制御端子が列選択用の信号線と接続され、他の2つの端子のうち、一方の端子がスイッチ素子502と接続され、他方の端子が接合電極302と接続されている。
次に、図14に示す駆動回路の動作を説明する。このとき、外部から入力される制御信号および駆動電圧信号の波形は図12に示したものと同様である。
シフトレジスタ701にシリアル信号SDとクロックCLKで画像データを外部から転送し、ラッチレジスタ702に全ノズル孔に対応画像データを保持する。その後、最初の分割期間で列選択信号BE1のみをHレベルにすると、列選択信号BE1が入力される信号線に接続されたスイッチ素子503がオンになる。また、スイッチ素子503に直列に接続されたスイッチ素子502は、Hレベルの画像データに対応してオンになる。その状態で駆動電圧信号を印加すると、直列に接続された2つのスイッチ素子502、503の両方がオンなので、第1グループのノズル孔列に対応する1層目および5層目の駆動電極206にのみ駆動電圧が印加される。その結果、1列目および5列目のノズル孔列のノズル孔102が液体を噴出し、他のノズル孔列のノズル孔102は液体を噴出しない。
次の分割時間では、列選択信号BE2のみをHレベルにして、駆動電圧信号を入力する。このようにして、分割期間毎に、制御対象のグループを第1グループ→第2グループ→第3グループ→第4グループに順次切り替える手順を繰り返す分割駆動を行うことで、画像を形成する。
次に、図12に示した分割駆動方法とは異なる方法を説明する。
図15は本実施例の液体噴出ヘッドの液体噴出に対する別の分割駆動方法を説明するための図である。
図15に示す信号波形を用いた分割駆動方法は、各分割期間に噴出するノズル孔の列に対応する画像データを転送し、列選択信号BE1〜BE4を順次入力し、駆動電圧信号を印加するものである。最初の分割期間に第1グループのノズル孔列の画像データを制御回路403に外部から転送し、次の分割期間に第2グループのノズル孔列の画像データを制御回路403に外部から転送する。このようにして、分割期間毎に、外部から制御回路403に転送する画像データを、第1グループ→第2グループ→第3グループ→第4グループに順次切り替える手順を繰り返す。この方法によれば、シフトレジスタ701とラッチレジスタ702の数を(全ノズル数/分割数)に削減することができる。
図16は図15に示した分割駆動方法を実行可能にした駆動回路の構成例を示す図である。図16に示す駆動回路の構成を説明する。
図16に示す駆動回路は、スイッチ素子502a〜502hのそれぞれにAND回路703a〜703hのそれぞれが接続されているが、信号線の接続方法が図13に示した構成と異なる。スイッチ素子502a〜502dのそれぞれは、1層目〜4層目の圧電基板の駆動電極206のそれぞれと接続されている。スイッチ素子502e〜502hのそれぞれは、5層目〜8層目の圧電基板の駆動電極206のそれぞれと接続されている。
図16に示す構成例では、シフトレジスタ701およびラッチレジスタ702のそれぞれの数は2つ(=8(全ノズル数)/4(分割数))である。2つのラッチレジスタ702のうち、一方のラッチレジスタ702の出力端子がAND回路703a〜703dのそれぞれの入力端子に接続され、他方のラッチレジスタ702の出力端子がAND回路703e〜703hのそれぞれの入力端子に接続されている。
AND回路703a〜703hのそれぞれは、2つの入力端子のうち、一方の入力端子がラッチレジスタ702の出力端子に接続され、他方の入力端子が列選択用の信号線に接続されている。列選択信号BE1の信号線がAND回路703a、703eの入力端子に接続され、列選択信号BE2の信号線がAND回路703b、703fの入力端子に接続されている。また、列選択信号BE3の信号線がAND回路703c、703gの入力端子に接続され、列選択信号BE4の信号線がAND回路703d、703hの入力端子に接続されている。AND回路703a〜703hは、駆動させるノズル孔列を選択するための列選択部に相当する。
次に、図16に示す駆動回路の動作を説明する。このとき、外部から入力される制御信号および駆動電圧信号の波形は図15に示したものと同様である。
2つのシフトレジスタ701にシリアル信号SDとクロックCLKで1列目と5列目のノズル孔列に対応する画像データを外部から転送し、それらの画像データを2つのラッチレジスタ702に保持する。その後、最初の分割期間で、列選択信号BE1のみをHレベルにし、ラッチレジスタ702が1列目の画像データをAND回路703aに送信し、5列目の画像データをAND回路703eに送信する。これにより、AND回路703a、703eは、Hレベルの画像データが入力されると、Hレベルの信号をスイッチ素子502a、502eの制御端子に出力する。その結果、1列目と5列目のノズル孔列に対応するスイッチ素子502a、502eのうち、Hレベルの画像データに対応するスイッチ素子がオンになる。
その状態で駆動電圧信号配線402に駆動電圧信号を印加することで、第1グループのノズル孔列に対応する1層目および5層目の駆動電極206にのみ駆動電圧が印加される。その結果、1列目および5列目のノズル孔列のノズル孔102が液体を噴出し、他のノズル孔列のノズル孔102は液体を噴出しない。
次の分割期間では、2列目と6列目のノズル孔列に対応する画像データを2つのラッチレジスタ702に保持した後、列選択信号BE2のみをHレベルにし、駆動電圧信号を駆動電圧信号配線402に入力する。
このようにして、分割期間毎に、外部から制御回路403に転送する画像データを、第1グループ→第2グループ→第3グループ→第4グループに順次切り替える手順を繰り返す分割駆動を行うことで、画像を形成する。
なお、図13、図14および図16では、列選択信号BE1〜BE4の4つの信号を4つの接続端子401を介して外部から制御回路403に入力する場合の構成を示した。この場合に限らず、4つの信号を2つの信号にまとめて外部から制御回路403に入力し、制御回路403の内部で2つの信号をデコードして4つの信号に分けてもよい。また、列選択信号を画像データと一緒して、シリアルデータに乗せて制御回路403に入力してもよい。
101 オリフィスプレート
102 ノズル孔
103 ヘッドブロック
104 後方絞り板
105 絞り孔
106 共通液室
108 液体入出ポート
109 共通電極配線ケーブル
110 信号配線ケーブル
201、202 圧電基板
203 圧力室
204、205 空気室
301 駆動回路
302 接合電極
401 接続端子
402 駆動電圧信号配線
403 制御回路
502 スイッチ素子
701 シフトレジスタ
702 ラッチレジスタ
703 AND回路

Claims (7)

  1. 液体を噴出する、2次元に配置された複数のノズル孔と、
    前記複数のノズル孔と連通し、液体が満たされた複数の圧力室と、
    前記複数の圧力室へ液体を供給する液体流路と、
    駆動電圧信号が入力されると、前記複数の圧力室の体積を変化させる複数の圧電素子と、
    前記駆動電圧信号が入力される配線と複数の圧電素子との間に配置された複数のスイッチ素子と、を有し、
    前記複数のノズル孔に対応して2次元に配置された前記複数のスイッチ素子が、所定の方向に平行な複数の列にグループ化され、
    前記複数の列のうち、少なくとも1つの列のスイッチ素子が、前記液体を噴出させるか否かの情報を含む画像データに対応してオンまたはオフに動作し、他の列のスイッチ素子がオフ状態になり、
    前記少なくとも1つの列が、外部から入力される前記画像データに対応して、前記複数の列の中で順次切り替えられる、液体噴出ヘッド。
  2. 請求項1に記載の液体噴出ヘッドにおいて、
    前記複数のスイッチ素子と接続され、前記画像データを保持する複数のラッチレジスタをさらに有し、
    前記複数のラッチレジスタは、順次切り替えられる前記少なくとも1つの列毎にタイミングをずらして前記画像データを前記複数のスイッチ素子に出力する、液体噴出ヘッド。
  3. 請求項1に記載の液体噴出ヘッドにおいて、
    前記複数のスイッチ素子と接続され、前記画像データを保持する複数のラッチレジスタと、
    前記複数の列毎にタイミングをずらして、前記少なくとも1つの列のスイッチ素子を選択する列選択部と、をさらに有し、
    前記列選択部によって選択されたスイッチ素子が、前記ラッチレジスタから入力される前記画像データに対応してオンまたはオフに動作する、液体噴出ヘッド。
  4. 請求項1に記載の液体噴出ヘッドにおいて、
    前記少なくとも1つの列のスイッチ素子に対応する前記画像データを保持するラッチレジスタと、
    前記複数の列毎にタイミングをずらして、前記少なくとも1つの列のスイッチ素子を選択する列選択部と、をさらに有し、
    前記列選択部によって選択されたスイッチ素子が、前記ラッチレジスタから入力される前記画像データに対応してオンまたはオフに動作する、液体噴出ヘッド。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の液体噴出ヘッドにおいて、
    前記駆動電圧信号が入力される配線は、長手方向が前記所定の方向と直交する方向であり、
    前記複数の圧電素子は、前記複数の列に対応して、列毎に異なるタイミングで駆動する、液体噴出ヘッド。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の液体噴出ヘッドにおいて、
    前記複数の列の数をnとし、前記少なくとも1つの列の数をmとしたとき、
    前記少なくとも1つの列に対応する前記ノズル孔が液体を噴出するタイミングと、隣接する他の列に対応する前記ノズル孔が液体を噴出するタイミングとのずれが、1周期×(m/n)である、液体噴出ヘッド。
  7. 液体を噴出する、2次元に配置された複数のノズル孔と、該複数のノズル孔と連通し、液体が満たされた複数の圧力室と、該複数の圧力室へ液体を供給する液体流路と、駆動電圧信号が入力されると、前記複数の圧力室の体積を変化させる複数の圧電素子と、駆動電圧信号が入力される配線と複数の圧電素子との間に配置された複数のスイッチ素子とを有する液体噴出ヘッドの駆動方法であって、
    前記複数のノズル孔に対応して2次元に配置された前記複数のスイッチ素子を、所定の方向に平行な複数の列にグループ化し、
    前記複数の列のうち、少なくとも1つの列のスイッチ素子を、前記液体を噴出させるか否かの情報を含む画像データに対応してオンまたはオフに動作させ、他の列のスイッチ素子をオフ状態にする制御を、前記複数の列の中で前記少なくとも1つの列を順次切り替えて行う、液体噴出ヘッドの駆動方法。
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