JP2008154967A - 宅配物受取箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】宅配物受取箱1は、投入部屋3と収納部屋4とを備えた本体2を有する。投入部屋3の上面301には、宅配物8を投入するための投入口31と投入口開閉扉32とを備え、投入部屋3内には、宅配物8を収納部屋4に移動させるスロープ33を備えている。収納部屋4内には、印鑑7を収納部屋4内において移動可能に、かつ、収納部屋4外へ持ち出し不能に保持する印鑑保持具41を備え、収納部屋4の周囲には、収納部屋4内を外部から視認可能に設けられた確認窓42と印鑑7を収納部屋4内において使用するために宅配物配達人の手を挿入することができるよう設けられた挿入口43と宅配物8を取り出すための取出口44と取出口開閉扉45と南京錠46とを備えている。
【選択図】図2
Description
しかしながら、これらの従来技術は、宅配物や受取印を押すために備えた印鑑等の盗難防止が不充分であったり、非常に複雑な構造であったり、1回の配達にしか使用できなかったりする等の問題点がある。その他、電気的な装置等を設けるとコストが高くなるという問題点もある。
上記投入部屋の上面には、宅配物を投入するために開口させた投入口と、該投入口を開閉するための投入口開閉扉とを備え、上記投入部屋内には、上記投入口から投入された宅配物を上記収納部屋に移動させる移動手段を備えており、
上記収納部屋内には、印鑑を上記収納部屋内において移動可能に、かつ、上記収納部屋外へ持ち出し不能に保持する印鑑保持具を備え、上記収納部屋の周囲には、少なくとも上記収納部内を外部から視認可能に設けられた確認窓と、上記印鑑保持具に保持された印鑑を上記収納部屋内において使用するために宅配物配達人の手を上記収納部屋内に挿入することができるよう設けられた挿入口と、上記収納部屋に収納された宅配物を取り出すために開口させた取出口と、該取出口を開閉するための取出口開閉扉と、該取出口開閉扉を閉じた状態で施錠するための取出口施錠手段とを備えていることを特徴とする宅配物受取箱にある(請求項1)。
そのため、上記投入部屋の上記投入口から手を挿入する等しても、投入した上記投入部屋とは別の上記収納部屋内に収納されている宅配物を持ち出すことが困難となる。これにより、宅配物を上記収納部屋内に安全に収納することができると共に、宅配物の盗難防止の効果を得ることができる。
そのため、宅配物配達人は、宅配物を上記宅配物受取箱に安全に収納した上で、宅配物に付された受領書に受取印を押し、その受領書を持ち帰ることができる。これにより、宅配物配達人は、宅配物を安全かつ確実に配達することができる。
また、上記挿入口は、あくまでも上記収納部屋内において印鑑を使用するために宅配物配達人が手を差し込むことができるよう構成されているため、他人に宅配物を持ち出されることを防止しながら、宅配物配達人の作業性を充分に確保することができる。
そのため、受取人は、不在時に宅配物を上記宅配物受取箱において安全に保管することができ、帰宅時に宅配物を確実に受け取ることができる。
また、上記宅配物受取箱の形状は、上記の機能を果たすことができる範囲で様々な形状を採用することができる。例えば、上記投入部屋と上記収納部屋とは互いに連通していれば、これらを一体的に設けてもよいし、別々に設けてもよい。
また、上記宅配物受取箱の大きさは、宅配物の収容量等を考慮して自由に変更することができる。
すなわち、上記投入口回転扉は、上記投入部屋の外側方向に開閉しないよう構成されている。そのため、上記収納部屋に収納された宅配物を上記投入口から外部(上記投入部屋の外側方向)に持ち出すことがさらに困難となる。これにより、宅配物の盗難防止効果を向上させることができる。
この場合には、上記投入口開閉扉を露出させずに上記上蓋によって覆うことができるため、防犯性を高めることができる。
この場合には、上記投入部屋の上記投入口から投入された宅配物を上記スロープによって上記収納部屋に円滑に移動させることができる。
この場合には、上記確認窓から上記収納部屋内を容易に視認することができる。これにより、宅配物配達人の作業性を向上させることができる。
なお、上記透明板を構成する材料としては、ガラス、樹脂等の種々の透明性を有する材料を用いることができる。
また、上記確認窓は、上記収納部屋の上面や側面等、上記収納部屋内を視認できる場所であれば、どのような場所に設けてもよい。最も好ましくは、上記確認窓は、上記収納部屋の上面側に設けるのがよい。これにより、宅配物配達人の作業性をさらに向上させることができる。
この場合には、上記確認窓を露出させずに上記確認窓蓋によって覆うことができるため、防犯性を高めることができる。
この場合には、宅配物配達人の作業性を充分に確保しながら、上記挿入口から宅配物が持ち出されることをより一層防止することができる。これにより、宅配物の盗難防止効果をさらに向上させることができる。
なお、上記閉塞部材を構成する材料としては、ゴム等の弾性体を用いることができる。
また、上記取出口施錠手段としては、シリンダ錠、ダイヤル錠、南京錠等やその他の種々の施錠手段を用いることができる。
この場合には、上記投入部屋と上記収納部屋との間を上記仕切板によって仕切ることにより、上記収納部屋に収納された宅配物の盗難をさらに防止することができる。
すなわち、上記連通口開閉扉は、上記投入部屋側方向に開閉しないよう構成されている。そのため、上記収納部屋内に収納された宅配物を上記連通口から上記投入部屋側に持ち出すことが困難となる。これにより、宅配物の盗難防止効果をより一層向上させることができる。
本発明の実施例にかかる宅配物受取箱について、図1〜図7を用いて説明する。
本例の宅配物受取箱1は、図1、図2に示すごとく、宅配物を投入する投入部屋3と宅配物を収納する収納部屋4とを互いに連通するよう備えた直方体形状の本体2を有している。本体2の上面201には、その上面201を覆うように上蓋21が設けられている。上蓋21は、図示しないヒンジによって開閉できるよう構成されている。
なお、本例の宅配物受取箱1を構成する材料としては、鋼板を用いた。これ以外にも、アルミ板等の金属板や、木材、樹脂等の種々の材料を用いることができる。
なお、本例の透明板を構成する材料としては、透明性を有する合成樹脂よりなる透明プラスチックを用いた。これ以外にも、ガラス板等を用いることもできる。また、確認窓42としては、金網等を用いることもできる。
なお、本例の取出口施錠手段としては、南京錠を用いたが、これ以外にもシリンダ錠、ダイヤル錠、その他の種々の施錠手段を用いることができる。また、取出口44、取出口開閉扉45及び南京錠46は、図1及び後述の図8以外において図示を省略した。
受取人の不在時において、宅配物配達人は、図3に示すごとく、宅配物受取箱1の上蓋21を開き、受取人に配達すべき宅配物8を投入部屋3の投入口31から投入する。投入された宅配物8は、図4に示すごとく、その自重によって下り傾斜のスロープ33上を滑るようして収納部屋4に移動する。そして、図5に示すごとく、収納部屋4内に収納される。
これにより、宅配物配達人は、宅配物8の配達を完了する。
これにより、受取人は、宅配物8の受け取りを完了する。
本例の宅配物受取箱1は、宅配物8を投入する投入部屋3と収納する収納部屋4とを別々に設けた構成としている。そして、投入部屋3の投入口31から投入された宅配物8をスロープ33によって収納部屋4に確実に移動させ、収納部屋4内に収納することができるよう構成されている。
そのため、投入部屋3の投入口31から手を挿入する等しても、投入した投入部屋3とは別の収納部屋4内に収納されている宅配物8を持ち出すことが困難となる。これにより、宅配物8を収納部屋4内に安全に収納することができると共に、宅配物8の盗難防止の効果を得ることができる。
そのため、宅配物配達人は、受取人が不在の場合でも、宅配物8を宅配物受取箱1に安全に収納した上で、宅配物8に付された受領書81に受取印を押し、その受領書81を持ち帰ることができる。これにより、宅配物配達人は、宅配物8を安全かつ確実に配達することができる。
また、挿入口43は、あくまでも収納部屋4内において印鑑7を使用するために宅配物配達人が手を差し込むことができるよう構成されているため、他人に宅配物8を持ち出されることを防止しながら、宅配物配達人の作業性を充分に確保することができる。
そのため、受取人は、不在時に宅配物8を宅配物受取箱1において安全に保管することができ、帰宅時に宅配物8を確実に受け取ることができる。
また、宅配物受取箱1の大きさも、宅配物8の収納量等を考慮して自由に変更することができる。
また、取出口44は、本体2の裏面203の収納部屋4側に設けたが、収納部屋4から宅配物8を取り出せる場所であれば、その他の様々な場所に変更することができる。
本例は、実施例1の宅配物受取箱1について、本体2の内部構成を変更した例である。
本例では、図10に示すごとく、本体2は、本体2内において投入部屋3と収納部屋4との間を仕切る仕切板5を備えている。
その他は、実施例1と同様の構成である。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
2 本体
3 投入部屋
31 投入口
32 投入口開閉扉
33 スロープ
4 収納部屋
41 印鑑保持具
42 確認窓
43 挿入口
44 取出口
45 取出口開閉扉
46 南京錠
7 印鑑
8 宅配物
Claims (9)
- 宅配物を投入する投入部屋と宅配物を収納する収納部屋とを互いに連通するよう備えた箱状の本体を有し、
上記投入部屋の上面には、宅配物を投入するために開口させた投入口と、該投入口を開閉するための投入口開閉扉とを備え、上記投入部屋内には、上記投入口から投入された宅配物を上記収納部屋に移動させる移動手段を備えており、
上記収納部屋内には、印鑑を上記収納部屋内において移動可能に、かつ、上記収納部屋外へ持ち出し不能に保持する印鑑保持具を備え、上記収納部屋の周囲には、少なくとも上記収納部屋内を外部から視認可能に設けられた確認窓と、上記印鑑保持具に保持された印鑑を上記収納部屋内において使用するために宅配物配達人の手を上記収納部屋内に挿入することができるよう設けられた挿入口と、上記収納部屋に収納された宅配物を取り出すために開口させた取出口と、該取出口を開閉するための取出口開閉扉と、該取出口開閉扉を閉じた状態で施錠するための取出口施錠手段とを備えていることを特徴とする宅配物受取箱。 - 請求項1において、上記投入口開閉扉は、一端を回転軸として回転可能に設けられた投入口回転扉を1枚又は2枚有しており、該投入口回転扉は、上記投入部屋の内側方向にのみ開閉するよう構成されていることを特徴とする宅配物受取箱。
- 請求項1又は2において、上記投入口開閉扉の上方には、これを覆うための上蓋を備えていることを特徴とする宅配物受取箱。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、上記移動手段は、上記投入部屋内の底面に設けられ、上記収納部屋に向けて下り傾斜を有するスロープであり、該スロープは、上記投入部屋に投入された宅配物がその自重により上記スロープ上を滑るようにして上記収納部屋に移動するよう構成されていることを特徴とする宅配物受取箱。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記確認窓は、透明板よりなることを特徴とする宅配物受取箱。
- 請求項1〜5のいずれか1項において、上記収納部屋の周囲には、上記確認窓上を覆うための確認窓蓋を備えていることを特徴とする宅配物受取箱。
- 請求項1〜6のいずれか1項において、上記挿入口には、これを閉塞するための閉塞部材が配設されており、該閉塞部材には、手を差し込むための切れ目を設けてあることを特徴とする宅配物受取箱。
- 請求項1〜7のいずれか1項において、上記本体は、該本体内において上記投入部屋と上記収納部屋との間を仕切る仕切板を備えており、該仕切板は、上記投入部屋と上記収納部屋とを連通するよう設けられた連通口と、該連通口を開閉するための連通口開閉扉とを備えていることを特徴とする宅配物受取箱。
- 請求項8において、上記連通口開閉扉は、一端を回転軸として回転可能に設けられた連通口回転扉を1枚又は2枚有しており、該連通口回転扉は、上記収納部屋側方向にのみ開閉するよう構成されていることを特徴とする宅配物受取箱。
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