JP2008154967A - 宅配物受取箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造でありながら、受取人が不在の場合でも安全かつ確実に宅配物を受け取ることができる宅配物受取箱を提供すること。
【解決手段】宅配物受取箱1は、投入部屋3と収納部屋4とを備えた本体2を有する。投入部屋3の上面301には、宅配物8を投入するための投入口31と投入口開閉扉32とを備え、投入部屋3内には、宅配物8を収納部屋4に移動させるスロープ33を備えている。収納部屋4内には、印鑑7を収納部屋4内において移動可能に、かつ、収納部屋4外へ持ち出し不能に保持する印鑑保持具41を備え、収納部屋4の周囲には、収納部屋4内を外部から視認可能に設けられた確認窓42と印鑑7を収納部屋4内において使用するために宅配物配達人の手を挿入することができるよう設けられた挿入口43と宅配物8を取り出すための取出口44と取出口開閉扉45と南京錠46とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、受取人が不在の場合に宅配物を受け取るための宅配物受取箱に関する。
従来、宅配物の配達人は、受取人が不在の場合には、受領書に受取印がもらえないために宅配物を再度配達したり、または近所の人に預かってもらったりしていた。一方、受取人も、不在時に宅配物を受け取ることができず、再度配達してもらうために配達人に指定日時の連絡をしたり、その指定日時に在宅していなければならなかったりしていた。そのため、双方共に非常に不便を感じていた。
上記の問題を解決すべく、受取人の不在時に宅配物を受け取ることができる様々な受取箱等が提案されている(特許文献1〜4参照)。
しかしながら、これらの従来技術は、宅配物や受取印を押すために備えた印鑑等の盗難防止が不充分であったり、非常に複雑な構造であったり、1回の配達にしか使用できなかったりする等の問題点がある。その他、電気的な装置等を設けるとコストが高くなるという問題点もある。
このようなことから、簡易な構造でありながら、受取人が不在の場合でも安全かつ確実に宅配物を受け取ることができる宅配物受取箱は、非常に有益なものと考えられる。
特開平7−327809号公報 特開平9−262172号公報 特開平10−137106号公報 特開2004−237054号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡易な構造でありながら、受取人が不在の場合でも安全かつ確実に宅配物を受け取ることができる宅配物受取箱を提供しようとするものである。
本発明は、宅配物を投入する投入部屋と宅配物を収納する収納部屋とを互いに連通するよう備えた箱状の本体を有し、
上記投入部屋の上面には、宅配物を投入するために開口させた投入口と、該投入口を開閉するための投入口開閉扉とを備え、上記投入部屋内には、上記投入口から投入された宅配物を上記収納部屋に移動させる移動手段を備えており、
上記収納部屋内には、印鑑を上記収納部屋内において移動可能に、かつ、上記収納部屋外へ持ち出し不能に保持する印鑑保持具を備え、上記収納部屋の周囲には、少なくとも上記収納部内を外部から視認可能に設けられた確認窓と、上記印鑑保持具に保持された印鑑を上記収納部屋内において使用するために宅配物配達人の手を上記収納部屋内に挿入することができるよう設けられた挿入口と、上記収納部屋に収納された宅配物を取り出すために開口させた取出口と、該取出口を開閉するための取出口開閉扉と、該取出口開閉扉を閉じた状態で施錠するための取出口施錠手段とを備えていることを特徴とする宅配物受取箱にある(請求項1)。
本発明の宅配物受取箱は、宅配物を投入する上記投入部屋と収納する上記収納部屋とを別々に設けている。また、上記投入部屋の上面には、上記投入口と上記投入口開閉扉とを備えており、上記投入部屋内には、上記移動手段を備えている。そして、上記構成とすることにより、上記投入部屋の上記投入口から投入された宅配物を上記移動手段によって上記収納部屋に確実に移動させ、該収納部屋内に収納することができる。
そのため、上記投入部屋の上記投入口から手を挿入する等しても、投入した上記投入部屋とは別の上記収納部屋内に収納されている宅配物を持ち出すことが困難となる。これにより、宅配物を上記収納部屋内に安全に収納することができると共に、宅配物の盗難防止の効果を得ることができる。
また、上記宅配物受取箱において、上記収納部屋内には、上記印鑑保持具を備え、上記収納部屋の周囲には、上記確認窓と上記挿入口とを備えている。そして、上記構成とすることにより、宅配物が上記収納部屋内に収納された状態で、宅配物配達人が上記挿入口から手を差し込み、上記確認窓から上記収納部屋内を視認しながら上記印鑑保持具に保持された印鑑を用いて宅配物に付された受領書に押印し、その受領書を上記挿入口から取り出すことができる。
そのため、宅配物配達人は、宅配物を上記宅配物受取箱に安全に収納した上で、宅配物に付された受領書に受取印を押し、その受領書を持ち帰ることができる。これにより、宅配物配達人は、宅配物を安全かつ確実に配達することができる。
さらに、上記印鑑保持具は、印鑑を例えば上記挿入口等から上記収納部屋外へ持ち出すことができないよう保持しているため、他人に印鑑を持ち出されたり、悪用されたりするおそれがない。
また、上記挿入口は、あくまでも上記収納部屋内において印鑑を使用するために宅配物配達人が手を差し込むことができるよう構成されているため、他人に宅配物を持ち出されることを防止しながら、宅配物配達人の作業性を充分に確保することができる。
また、上記宅配物受取箱において、上記収納部屋内には、上記取出口と上記取出口開閉扉と上記取出口施錠手段とを備えている。そして、上記構成とすることにより、上記取出口を上記取出口施錠手段によって施錠し、上記収納部屋内に収納された宅配物を保管することができる。また、上記取出口施錠手段を開錠することによって、宅配物を上記受取口から受け取ることができる。
そのため、受取人は、不在時に宅配物を上記宅配物受取箱において安全に保管することができ、帰宅時に宅配物を確実に受け取ることができる。
このように、本発明によれば、簡易な構造でありながら、受取人が不在の場合でも安全かつ確実に宅配物を受け取ることができる宅配物受取箱を提供することができる。
本発明においては、上記宅配物受取箱を構成する材料としては、木材、金属、樹脂等の種々の材料を用いることができる。
また、上記宅配物受取箱の形状は、上記の機能を果たすことができる範囲で様々な形状を採用することができる。例えば、上記投入部屋と上記収納部屋とは互いに連通していれば、これらを一体的に設けてもよいし、別々に設けてもよい。
また、上記宅配物受取箱の大きさは、宅配物の収容量等を考慮して自由に変更することができる。
また、上記投入部屋においては、上記投入口開閉扉は、一端を回転軸として回転可能に設けられた回転扉を1枚又は2枚有しており、該投入口回転扉は、上記投入部屋の内側方向にのみ開閉するよう構成されていることが好ましい(請求項2)。
すなわち、上記投入口回転扉は、上記投入部屋の外側方向に開閉しないよう構成されている。そのため、上記収納部屋に収納された宅配物を上記投入口から外部(上記投入部屋の外側方向)に持ち出すことがさらに困難となる。これにより、宅配物の盗難防止効果を向上させることができる。
また、この場合には、上記投入口開閉扉は、ヒンジ(蝶番)等を設けることにより回転可能に構成することができる。また、スプリング(ばね)のような弾性部材等の付勢手段を用いて、上記投入口開閉扉が常に閉位置に戻るよう付勢する構成を採用することが好ましい。
また、上記投入口開閉扉の上方には、これを覆うための上蓋を備えていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記投入口開閉扉を露出させずに上記上蓋によって覆うことができるため、防犯性を高めることができる。
また、上記移動手段は、上記投入部屋内の底面に設けられ、上記収納部屋に向けて下り傾斜を有するスロープであり、該スロープは、上記投入部屋に投入された宅配物がその自重により上記スロープ上を滑るようにして上記収納部屋に移動するよう構成されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記投入部屋の上記投入口から投入された宅配物を上記スロープによって上記収納部屋に円滑に移動させることができる。
また、上記収納部屋においては、上記確認窓は、透明板よりなることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記確認窓から上記収納部屋内を容易に視認することができる。これにより、宅配物配達人の作業性を向上させることができる。
なお、上記透明板を構成する材料としては、ガラス、樹脂等の種々の透明性を有する材料を用いることができる。
また、上記確認窓としては、上記透明板以外にも金網等を用いることができる。また、上記収納部屋の周囲の一部分に無数の小さな穴を設けて上記収納部屋内を視認できるよう構成することもできる。
また、上記確認窓は、上記収納部屋の上面や側面等、上記収納部屋内を視認できる場所であれば、どのような場所に設けてもよい。最も好ましくは、上記確認窓は、上記収納部屋の上面側に設けるのがよい。これにより、宅配物配達人の作業性をさらに向上させることができる。
また、上記収納部屋の周囲には、上記確認窓上を覆うための確認窓蓋を備えていることが好ましい(請求項6)。
この場合には、上記確認窓を露出させずに上記確認窓蓋によって覆うことができるため、防犯性を高めることができる。
また、上記挿入口には、これを閉塞するための閉塞部材が配設されており、該閉塞部材には、手を差し込むための切れ目を設けてあることが好ましい(請求項7)。
この場合には、宅配物配達人の作業性を充分に確保しながら、上記挿入口から宅配物が持ち出されることをより一層防止することができる。これにより、宅配物の盗難防止効果をさらに向上させることができる。
なお、上記閉塞部材を構成する材料としては、ゴム等の弾性体を用いることができる。
また、上記取出口及び上記取出口開閉扉は、上記収納部屋の上面、側面、底面等の様々な場所に設けることができる。防犯性を考えると、上記宅配物受取箱を設置したときに外部から見えない位置に設けることが好ましい。
また、上記取出口施錠手段としては、シリンダ錠、ダイヤル錠、南京錠等やその他の種々の施錠手段を用いることができる。
また、上記本体は、該本体内において上記投入部屋と上記収納部屋との間を仕切る仕切板を備えており、該仕切板は、上記投入部屋と上記収納部屋とを連通するよう設けられた連通口と、該連通口を開閉するための連通口開閉扉とを備えていることが好ましい(請求項8)。
この場合には、上記投入部屋と上記収納部屋との間を上記仕切板によって仕切ることにより、上記収納部屋に収納された宅配物の盗難をさらに防止することができる。
また、上記連通口開閉扉は、一端を回転軸として回転可能に設けられた連通口回転扉を1枚又は2枚有しており、該連通口回転扉は、上記収納部屋側方向にのみ開閉するよう構成されていることが好ましい(請求項9)。
すなわち、上記連通口開閉扉は、上記投入部屋側方向に開閉しないよう構成されている。そのため、上記収納部屋内に収納された宅配物を上記連通口から上記投入部屋側に持ち出すことが困難となる。これにより、宅配物の盗難防止効果をより一層向上させることができる。
また、この場合には、上記連通口開閉扉は、上記投入口開閉扉と同様に、ヒンジ(蝶番)等を設けることにより回転可能に構成することができる。また、スプリング(ばね)のような弾性部材等の付勢手段を用いて、上記連通口開閉扉が常に閉位置に戻るよう付勢する構成を採用することが好ましい。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる宅配物受取箱について、図1〜図7を用いて説明する。
本例の宅配物受取箱1は、図1、図2に示すごとく、宅配物を投入する投入部屋3と宅配物を収納する収納部屋4とを互いに連通するよう備えた直方体形状の本体2を有している。本体2の上面201には、その上面201を覆うように上蓋21が設けられている。上蓋21は、図示しないヒンジによって開閉できるよう構成されている。
なお、本例の宅配物受取箱1を構成する材料としては、鋼板を用いた。これ以外にも、アルミ板等の金属板や、木材、樹脂等の種々の材料を用いることができる。
また、図2に示すごとく、本体2の上面201の投入部屋3側には、宅配物を投入するために開口させた投入口31と、投入口31を開閉するための投入口開閉扉32とを備えている。投入口開閉扉32は、図示しないヒンジにより一端を回転軸として回転できるよう設けられた2枚の投入口回転扉321、322を有している。投入口回転扉321、322は、投入部屋3の内側方向にのみ開閉でき、外側方向に開閉できないよう構成されている。また、図示しないスプリング等の弾性部材により閉位置に付勢されている。
また、同図に示すごとく、投入部屋3内には、投入口31から投入された宅配物を収納部屋に移動させる移動手段としてのスロープ33を備えている。スロープ33は、本体2の底面200の投入部屋3側に設けられ、収納部屋4に向けて下り傾斜を有する。スロープ33は、投入部屋3に投入された宅配物がその自重によりスロープ33上を滑るようにして収納部屋4に移動するよう構成されている。
また、同図に示すごとく、収納部屋4内には、印鑑7を収納部屋4内において移動することができるように、かつ、収納部屋4外へ持ち出しできないように保持する印鑑保持具41を備えている。印鑑保持具41は、印鑑7を保持しておくための保持部411と、印鑑7を収納部屋4内において移動させるのに充分な長さの鎖部412とを有している。印鑑7は、鎖部412に繋がれており、通常は保持部411に保持されている。
また、同図に示すごとく、本体2の上面201の収納部屋4側には、収納部屋4内を外部から視認できるよう設けられた透明板よりなる確認窓42を備えている。
なお、本例の透明板を構成する材料としては、透明性を有する合成樹脂よりなる透明プラスチックを用いた。これ以外にも、ガラス板等を用いることもできる。また、確認窓42としては、金網等を用いることもできる。
また、同図に示すごとく、本体2の前面202には、印鑑保持具41に保持された印鑑7を収納部屋4内において使用するために宅配物配達人の手を収納部屋4内に挿入することができるよう設けられた2つの挿入口43を備えている。挿入口43には、これを閉塞するためのゴム状の閉塞部材431が設けられており、閉塞部材431には、手を差し込むための切れ目432が入っている。
また、図1に示すごとく、本体2の裏面203には、収納部屋4に収納された宅配物を取り出すために開口させた取出口44と、取出口44を開閉するための取出口開閉扉45と、取出口開閉扉45を閉じた状態で施錠するための取出口施錠手段としての南京錠46とを備えている。取出口開閉扉45は、図示しないヒンジにより一端を回転軸として回転できるよう設けられている(後述の図8参照)。また、取出口開閉扉45は、通常は南京錠46によって施錠されている。
なお、本例の取出口施錠手段としては、南京錠を用いたが、これ以外にもシリンダ錠、ダイヤル錠、その他の種々の施錠手段を用いることができる。また、取出口44、取出口開閉扉45及び南京錠46は、図1及び後述の図8以外において図示を省略した。
次に、宅配物受取箱1を利用した際の宅配物8の配達及び受け取りについて、図3〜図8を用いて説明する。
受取人の不在時において、宅配物配達人は、図3に示すごとく、宅配物受取箱1の上蓋21を開き、受取人に配達すべき宅配物8を投入部屋3の投入口31から投入する。投入された宅配物8は、図4に示すごとく、その自重によって下り傾斜のスロープ33上を滑るようして収納部屋4に移動する。そして、図5に示すごとく、収納部屋4内に収納される。
次いで、宅配物配達人は、図6に示すごとく、宅配物8が収納部屋4内に収納された状態で、挿入口43から手(図示略)を差し込み、確認窓42から収納部屋4内を視認しながら印鑑保持具41の保持部411から印鑑7を取り外す。そして、宅配物8に付された受領書81に印鑑7を押印する。その後、図7に示すごとく、受領書81を宅配物8から剥がし、挿入口43から取り出す。
これにより、宅配物配達人は、宅配物8の配達を完了する。
一方、受取人は、図8に示すごとく、帰宅後に南京錠46を開錠して取り外し、受取口開閉扉45を開ける。そして、受取口44から収納部屋4に収納されている宅配物8を取り出す。
これにより、受取人は、宅配物8の受け取りを完了する。
本例の宅配物受取箱1における作用効果について説明する。
本例の宅配物受取箱1は、宅配物8を投入する投入部屋3と収納する収納部屋4とを別々に設けた構成としている。そして、投入部屋3の投入口31から投入された宅配物8をスロープ33によって収納部屋4に確実に移動させ、収納部屋4内に収納することができるよう構成されている。
そのため、投入部屋3の投入口31から手を挿入する等しても、投入した投入部屋3とは別の収納部屋4内に収納されている宅配物8を持ち出すことが困難となる。これにより、宅配物8を収納部屋4内に安全に収納することができると共に、宅配物8の盗難防止の効果を得ることができる。
また、宅配物受取箱1は、宅配物8が収納部屋4内に収納された状態で、宅配物配達人が挿入口43から手を差し込み、確認窓42から収納部屋4内を視認しながら印鑑保持具41に保持された印鑑7を用いて宅配物8に付された受領書81に押印し、その受領書81を挿入口43から取り出すことができるよう構成されている。
そのため、宅配物配達人は、受取人が不在の場合でも、宅配物8を宅配物受取箱1に安全に収納した上で、宅配物8に付された受領書81に受取印を押し、その受領書81を持ち帰ることができる。これにより、宅配物配達人は、宅配物8を安全かつ確実に配達することができる。
さらに、印鑑保持具41は、印鑑7を挿入口43等から収納部屋4外へ持ち出すことができないよう保持しているため、他人に印鑑7を持ち出されたり、悪用されたりするおそれがない。
また、挿入口43は、あくまでも収納部屋4内において印鑑7を使用するために宅配物配達人が手を差し込むことができるよう構成されているため、他人に宅配物8を持ち出されることを防止しながら、宅配物配達人の作業性を充分に確保することができる。
また、宅配物受取箱1は、取出口44を南京錠46によって施錠し、収納部屋4内に収納された宅配物8を保管することができ、南京錠46を開錠することによって、宅配物8を取出口44から受け取ることができるよう構成されている。
そのため、受取人は、不在時に宅配物8を宅配物受取箱1において安全に保管することができ、帰宅時に宅配物8を確実に受け取ることができる。
また、本例では、投入口開閉扉32及び確認窓42の上方には、これらを覆うための上蓋21を備えている。そのため、投入口開閉扉32及び確認窓42を露出させずに上蓋21によって覆うことができ、防犯性を高めることができる。
また、投入口開閉扉32は、一端を回転軸として回転可能に設けられた投入口回転扉321、322を有しており、投入口回転扉321、322は、投入部屋3の内側方向にのみ開閉するよう構成されている。すなわち、投入口回転扉321、322は、投入部屋3の外側方向に開閉しないよう構成されている。そのため、投入口31から外部(投入部屋3の外側方向)に宅配物8を持ち出すことがさらに困難となる。これにより、宅配物8の盗難防止効果を向上させることができる。
また、投入部屋3の移動手段としては、本体2の底面200の投入部屋3側に設けられ、収納部屋4に向けて下り傾斜を有するスロープ33を用いており、スロープ33は、投入部屋3に投入された宅配物8がその自重によりスロープ33上を滑るようにして収納部屋4に移動するよう構成されている。そのため、投入部屋3の投入口31から投入された宅配物8をスロープ33によって収納部屋4に円滑に移動させることができる。
また、確認窓42は、透明板よりなる。そのため、確認窓42から収納部屋4内を容易に視認することができる。これにより、宅配物配達人の作業性を向上させることができる。本例では、収納部屋4の上面側に設けているため、より一層作業性を高めることができる。
また、挿入口43には、これを閉塞するための閉塞部材431が配設されており、閉塞部材431には、手を差し込むための切れ目432を設けてある。そのため、宅配物配達人の作業性を充分に確保しながら、挿入口43から宅配物8が持ち出されることをより一層防止することができる。これにより、宅配物8の盗難防止効果をさらに向上させることができる。
このように、本発明によれば、簡易な構造でありながら、受取人が不在の場合でも安全かつ確実に宅配物を受け取ることができる宅配物受取箱を提供することができる。
なお、本例においては、宅配物受取箱1の形状を直方体形状としたが、上記の機能を果たすことができる範囲で様々な形状を採用することができる。
また、宅配物受取箱1の大きさも、宅配物8の収納量等を考慮して自由に変更することができる。
また、確認窓42は、本体2の上面201の収納部屋4側に設けたが、図9に示すごとく、本体2の前面202に設けることもできる。確認窓42は、収納部屋4内を視認できる場所であれば、その他の様々な場所に変更することができる。
また、取出口44は、本体2の裏面203の収納部屋4側に設けたが、収納部屋4から宅配物8を取り出せる場所であれば、その他の様々な場所に変更することができる。
(実施例2)
本例は、実施例1の宅配物受取箱1について、本体2の内部構成を変更した例である。
本例では、図10に示すごとく、本体2は、本体2内において投入部屋3と収納部屋4との間を仕切る仕切板5を備えている。
同図に示すごとく、仕切板5は、投入部屋3と収納部屋4とを連通するよう設けられた連通口51と、連通口51を開閉するための連通口開閉扉52とを備えている。連通口開閉扉52は、図示しないヒンジにより一端を回転軸として回転可能に設けられた1枚の連通口回転扉521により構成されている。連通口回転扉521は、収納部屋4側方向にのみ開閉でき、投入部屋3側方向に開閉できないよう構成されている。また、図示しないスプリング等の弾性部材により閉位置に付勢されている。
その他は、実施例1と同様の構成である。
この場合には、投入部屋3と収納部屋4との間を仕切板5によって仕切ることにより、収納部屋4に収納された宅配物8の盗難をさらに防止することができる。また、連通口開閉扉521は、投入部屋3側方向に開閉しないよう構成されているため、収納部屋4内に収納された宅配物8を連通口51から投入部屋3側に持ち出すことが困難となる。これにより、宅配物8の盗難防止効果をより一層向上させることができる。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
実施例1における、上蓋を閉じた状態の宅配物受取箱を示す説明図。 実施例1における、上蓋を開いた状態の宅配物受取箱を示す説明図。 実施例1における、宅配物が投入部屋に投入される様子を示す説明図。 実施例1における、宅配物が収納部屋に移動する様子を示す説明図。 実施例1における、宅配物が収納部屋に収納された状態を示す説明図。 実施例1における、宅配物の受領書に押印する様子を示す説明図。 実施例1における、宅配物の配達を完了した状態を示す説明図。 実施例1における、宅配物を収納部屋から取り出す様子を示す説明図。 実施例1における、確認窓を本体の前面に設けた例を示す説明図。 実施例2における、本体の内部に仕切板を設けた例を示す説明図。
符号の説明
1 宅配物受取箱
2 本体
3 投入部屋
31 投入口
32 投入口開閉扉
33 スロープ
4 収納部屋
41 印鑑保持具
42 確認窓
43 挿入口
44 取出口
45 取出口開閉扉
46 南京錠
7 印鑑
8 宅配物

Claims (9)

  1. 宅配物を投入する投入部屋と宅配物を収納する収納部屋とを互いに連通するよう備えた箱状の本体を有し、
    上記投入部屋の上面には、宅配物を投入するために開口させた投入口と、該投入口を開閉するための投入口開閉扉とを備え、上記投入部屋内には、上記投入口から投入された宅配物を上記収納部屋に移動させる移動手段を備えており、
    上記収納部屋内には、印鑑を上記収納部屋内において移動可能に、かつ、上記収納部屋外へ持ち出し不能に保持する印鑑保持具を備え、上記収納部屋の周囲には、少なくとも上記収納部屋内を外部から視認可能に設けられた確認窓と、上記印鑑保持具に保持された印鑑を上記収納部屋内において使用するために宅配物配達人の手を上記収納部屋内に挿入することができるよう設けられた挿入口と、上記収納部屋に収納された宅配物を取り出すために開口させた取出口と、該取出口を開閉するための取出口開閉扉と、該取出口開閉扉を閉じた状態で施錠するための取出口施錠手段とを備えていることを特徴とする宅配物受取箱。
  2. 請求項1において、上記投入口開閉扉は、一端を回転軸として回転可能に設けられた投入口回転扉を1枚又は2枚有しており、該投入口回転扉は、上記投入部屋の内側方向にのみ開閉するよう構成されていることを特徴とする宅配物受取箱。
  3. 請求項1又は2において、上記投入口開閉扉の上方には、これを覆うための上蓋を備えていることを特徴とする宅配物受取箱。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記移動手段は、上記投入部屋内の底面に設けられ、上記収納部屋に向けて下り傾斜を有するスロープであり、該スロープは、上記投入部屋に投入された宅配物がその自重により上記スロープ上を滑るようにして上記収納部屋に移動するよう構成されていることを特徴とする宅配物受取箱。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記確認窓は、透明板よりなることを特徴とする宅配物受取箱。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、上記収納部屋の周囲には、上記確認窓上を覆うための確認窓蓋を備えていることを特徴とする宅配物受取箱。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、上記挿入口には、これを閉塞するための閉塞部材が配設されており、該閉塞部材には、手を差し込むための切れ目を設けてあることを特徴とする宅配物受取箱。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、上記本体は、該本体内において上記投入部屋と上記収納部屋との間を仕切る仕切板を備えており、該仕切板は、上記投入部屋と上記収納部屋とを連通するよう設けられた連通口と、該連通口を開閉するための連通口開閉扉とを備えていることを特徴とする宅配物受取箱。
  9. 請求項8において、上記連通口開閉扉は、一端を回転軸として回転可能に設けられた連通口回転扉を1枚又は2枚有しており、該連通口回転扉は、上記収納部屋側方向にのみ開閉するよう構成されていることを特徴とする宅配物受取箱。
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