JP2008154750A - 血圧測定用圧迫帯 - Google Patents

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Abstract

【目的】一端側における周長が他端側における周長よりも長いテーパー状の生体の被圧迫部位に、圧迫帯を円筒状に巻き付けたときに、当初の巻付け位置からずれ難い圧迫帯を提供する。
【解決手段】圧迫帯10において、膨張袋28の外周側に抑制板26が位置するように、外袋18にこれらが収納されている。そして、抑制板26の前記他端側の側縁に、軸方向に切り込まれた切欠32が複数設けられている。このことにより、膨張袋28が膨張した際、抑制板26のその側縁が膨張袋28に密着するように変形し、その側縁と膨張袋28との間に空隙が無くなり、前記他端側において、外袋18が圧迫帯10の内周側に巻き込まれることを、抑制板26が妨げるので、圧迫帯10がその他端側にずれることが抑制される。
【選択図】図2

Description

本発明は、血圧測定に際して、生体の一部である被圧迫部位に巻きつけられて、その被圧迫部位を圧迫する血圧測定用圧迫帯に関するものである。
例えば上腕や足首のような、長手方向において径が変化する生体の一部に血圧測定用圧迫帯を巻き付けると、種々の問題が生じる。例えば、特許文献1では、その図1に示すように、前記圧迫帯をその被圧迫部位に固定するためにその圧迫帯の外周側に巻き付くこととなる細帯部がその幅方向に2つに分けられ、一端側と他端側のそれぞれに対応する前記細帯部によって、その圧迫帯を固定することが可能なものが提案されていた。
また、特許文献2の図1及び図2には、例えば上腕筋が盛り上がっている腕などの被圧迫部位に装着するための圧迫帯が示されている。その圧迫帯は、その軸方向の両側縁にスリットが複数個形成されている可撓性の湾曲板を備えているが、それは、前記被圧迫部位の太さの変化に対する前記圧迫帯の追従性を向上させるためのものであった。
特許第3638932号公報 実公平3−47603号公報
特許文献1の圧迫帯およびその課題を説明するための図8に基づいて詳述する。図8は、圧迫帯200が足首のようなテーパー状の被圧迫部位202に巻き付けられ、血圧測定時の所定の圧力で膨張袋204が膨張させられているときの軸方向断面を模式的に現した図である。なお、図8では圧迫帯200の有する課題を説明するために不要な部材を省略して表示している。
圧迫帯200が、前記テーパー状の被圧迫部位202に円筒状に巻き付けられ、圧迫帯200の外袋206に収納されている膨張袋204が膨張させられることによってその被圧迫部位202を圧迫した場合、その圧迫する力に対する反力208が圧迫帯200に作用し、その被圧迫部位202が前記のようにテーパー状であるため、反力208により、圧迫帯200を、一端側よりも周長の短い他端側へ軸方向に移動させようとする分力210が働く。そうなると、その他端側において、膨張袋204の外周側に配置された可撓性の抑制板212の側縁と膨張袋204との間に図8に示す空隙Aが生じているので、抑制板212の側縁が膨張袋204に近接するように曲げ変形することによって、矢印Bのように、外袋206の外周側がその内周側へ巻き込まれるように変形することが可能であり、圧迫帯200は、当初巻き付けた位置から前記他端側へずれてしまう。このように、圧迫帯200にはその装着位置がずれてしまうという問題点があった。
また、特許文献2の図1及び図2に示される圧迫帯が備える円筒状に成形された前記湾曲板はその両側縁に前記のようなスリットを有しているが、それは、比較的剛性の高い湾曲板を、腕などの被圧迫部位の太さの変化に対して追従させるためのものである。また、そのスリットによりその湾曲板の両側縁の剛性が低下させられているとしても、その湾曲板は、前記圧迫帯の前記被圧迫部位への装着を容易にする目的で円筒状に成形されており、その目的からすると、前記湾曲板の材料自体の剛性はある程度高い方が良い。従って、その圧迫帯を前記テーパー状の被圧迫部位に巻き付けて膨張させたとした場合、前記湾曲板の前記他端側側縁が充分に撓まず、前記空隙Aはこの圧迫帯でも生じてしまうことがあり、その装着位置のずれを抑制できるとは限らなかった。
本発明の目的は、前記生体のテーパー状の被圧迫部位に巻き付けられたとき、その装着位置が当初巻き付けた位置からずれてしまうことを抑えた血圧測定用圧迫帯を提供することである。
請求項1に係る発明は、(a)膨張可能な膨張袋と、その膨張袋の外周側への膨張を抑制するためにその膨張袋の外周側に配置された相対的に剛性の高い可撓性の抑制板と、その膨張袋および抑制板を収納する外袋とを含み、一端側における周長が他端側における周長よりも長いテーパー状の生体の被圧迫部位に円筒状に巻き付けられた状態で、その膨張袋が膨張させられることによりその被圧迫部位を圧迫する血圧測定用圧迫帯であって、(b)前記抑制板の他端側側縁の複数箇所に、軸方向に切り込まれた切欠が設けられており、(c)前記膨張袋が膨張させられた場合に、その抑制板の他端側側縁が前記外袋に押圧されて、その抑制板の他端側側縁が内周側へ変形可能であることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記抑制板の外周側に位置するように前記外袋に収納され、前記抑制板よりも高い剛性を有する筒状に成された可撓性の湾曲板を備えていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明では、前記抑制板は、その一側縁部が前記膨張袋に連結されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記湾曲板が、前記外袋の内側に一体的に設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明では、前記血圧測定用圧迫帯は、平面に展開した状態で側縁が湾曲しており、円筒状に巻き付けた状態では、その一端側の周長が他端側の周長よりも長い截頭円錐形状を成すことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、前記湾曲板は2枚の板から構成されており、その内の一方の板は、円筒状に成されて前記一端側に配置され、他方の板は、断面が楕円形の筒状に成されて前記他端側に配置されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明の血圧測定用圧迫帯が前記テーパー状の生体の被圧迫部位に巻き付けられた状態で、前記膨張袋の膨張によって、本圧迫帯がその他端側にずれようとする場合には、前記外袋の内周面は前記被圧迫部位に押し付けられているので、その被圧迫部位とその外袋の内周面との間に生じる摩擦力によって、それらが互いに摺動することができず、本圧迫帯の他端側において、前記外袋の外周側はその内周側へ巻き込まれるように変形しようとする。また、その外袋の外周側は互いの間に生じる摩擦力により前記抑制板と一体的に移動することになる。しかし、請求項1に係る発明の血圧測定用圧迫帯では、前記抑制板の他端側側縁の複数箇所に、軸方向に切り込まれた切欠が設けられており、前記膨張袋が膨張させられた場合に、その抑制板の他端側側縁が前記外袋に押圧されて、その抑制板の他端側側縁が内周側へ変形可能である。従って、前記膨張袋が膨張させられた場合には、前記外袋に押圧されて前記抑制板の他端側側縁は内周側へ既に変形しているので、その状態から、その抑制板が一層内周側へ巻き込まれることは困難となり、その抑制板が前記外袋の外周側の巻き込まれようとする変形を妨げる。その結果、本圧迫帯では、その装着位置のずれることが抑制される。
請求項2に係る発明の血圧測定用圧迫帯では、前記抑制板の外周側に位置するように前記外袋に収納され、前記抑制板よりも高い剛性を有する筒状に成された可撓性の湾曲板を備えているので、その湾曲板の形状に従って、装着前の本圧迫帯は筒状に変形している。従って、本圧迫帯を前記被圧迫部位に巻き付ける際、その作業を容易に行うことができる。
請求項3に係る発明の血圧測定用圧迫帯によれば、前記抑制板は、その一側縁部が前記膨張袋に連結されており、その抑制板はその膨張袋に比して相対的に剛性が高いので、その膨張袋はその抑制板に沿うように前記外袋に収納され、その外袋内でその膨張袋が折れ曲がってしまうということを抑制できる。
請求項4に係る発明の血圧測定用圧迫帯によれば、前記湾曲板は前記外袋の内側に一体的に設けられているので、その湾曲板の位置を保持することができる。
請求項5に係る発明の血圧測定用圧迫帯は、平面に展開した状態で側縁が湾曲し、円筒状に巻き付けた状態では、その一端側の周長が他端側の周長よりも長い截頭円錐形状を成すものであるので、前記テーパー状の生体の被圧迫部位に倣って、その被圧迫部位に本圧迫帯を巻き付けることができる。
請求項6に係る発明の血圧測定用圧迫帯では、前記湾曲板は2枚の板から構成されており、その内の一方の板は、円筒状に成されて前記一端側に配置され、他方の板は、断面が楕円形の筒状に成されて前記他端側に配置されているので、上記湾曲板の形状に従って、本圧迫帯は、前記一端側では円筒状に変形し、前記他端側では断面が楕円形の筒状に変形している。従って、上記被圧迫部位が足首である場合において、ふくらはぎ側には前記一端側が位置し、足首側には前記他端側が位置するように、本圧迫帯を巻き付けることで、その足首の外形に倣って本圧迫帯を巻き付けることができる。
(実施例1)
以下、本発明の第1実施例の圧迫帯10を図面に基づいて詳細に説明する。図1は圧迫帯10の外観を示す図である。図2は圧迫帯10の外周側を展開した状態を示す図であり、圧迫帯10の内部構造を示すために、図の中央部は部分断面図となっている。
図2に示すように、圧迫帯10は、展開状態では扇状であって湾曲した帯状の形状を有し、例えば生体の足首のようなテーパー状の被圧迫部位に巻き付けるためのものである。そして、圧迫帯10は、その長手方向の中央部を境に、一方は、外周面に面ファスナ12が設けられた、前記被圧迫部位に直接巻き付けられる幅140mm程度の内巻部14であり、他方は、その内周面に面ファスナ12に張り付けることが可能な布が用いられ、内巻部14から離れるに従い幅寸法が小さくなり先端では幅90mm程度である、内巻部14の外周に巻き付けるための外巻部16となっている。そして、前記テーパー状の被圧迫部位の直径が大きい側に、圧迫帯10の円筒状に巻回されたときに大径側となる一方の側縁が位置するように、内巻部14をその被圧迫部位に巻き付けた上で、その外周に外巻部16を巻き付けて、外巻部16の内周面を面ファスナ12に張り付けることで、その被圧迫部位に圧迫帯10が固定される。このとき、圧迫帯10は、その被圧迫部位の形状に倣い、一端側における周長が他端側における周長よりも長くなる截頭円錐形状を成すことになる。
図2に示すように、圧迫帯10の外装は、外袋18によって構成されており、外袋18は内巻部14と外巻部16を有している。そして、外袋18は、その内周面を構成する布とその外周面を構成する布とが、そのそれぞれの外縁をほぼ揃えた上でその外縁を一周する外縁布20とともに縫い合わせられることにより、袋状に形成されている。図2及び図3に示すように、外袋18の内巻部14では、その外周側から順に、湾曲板22,24、抑制板26、膨張袋28と配置されるように、これらが外袋18に収納されている。
抑制板26は板厚1mm程度のポリプロピレンなどの可撓性の樹脂製で、図2及び図3に示すように、内巻部14のほぼ全体に渡って外袋18に収納される大きさの扇状で帯状の板である。そして、圧迫帯10の前記一端側における抑制板26の側縁に沿って、抑制板26と膨張袋28とを連結するための連結穴30が複数設けられている。また、圧迫帯10の前記他端側における抑制板26の側縁には、その側縁の先端に近づくに従い幅寸法が大きくなる軸方向に切り込まれた切欠32が複数設けられている。
図2及び図3示すように、切欠32が設けられている抑制板26の側縁には、その全長に渡って、切欠32を抑制板26の両面から覆うように前記側縁の先端で折り返された細長布34が貼り付けられている。
膨張袋28は、抑制板26とその外形がほぼ等しい、扇状で帯状の袋であり、厚みが0.3mm程度の軟質ポリ塩化ビニルなどの柔らかい樹脂製である。また、抑制板26は膨張袋28に対して相対的に剛性が高い。
図2及び図3に示すように、圧迫帯10の前記一端側における膨張袋28の側縁には、その全長に渡って、抑制板26よりも充分に幅寸法が小さい、長手状である2枚の連結シート36の側縁が融着されている。そして、連結シート36の互いの間に、抑制板26が、膨張袋28とほぼその外周を合わせた状態で挿入され、抑制板26に複数設けられた連結穴30を貫通するように、複数箇所で連結シート36が互いに融着されている。これにより、抑制板26と膨張袋28は互いに連結されている。
湾曲板22,24のそれぞれは抑制板26に対して相対的に剛性が高く、板厚1.5mm程度のポリプロピレンなどの可撓性の樹脂製であって、抑制板26の長手のほぼ全長に渡る扇状で帯状の板であり、その一方の湾曲板22は幅寸法が50mm程度であって圧迫帯10の前記一端側に配置されており、その他方の湾曲板24は幅寸法が30mm程度であって、切欠32を覆わない位置で圧迫帯10の前記他端側寄りに配置されている。そして、湾曲板22,24と抑制板26との間に配置された、外袋18の内巻部14とその外縁がほぼ一致する軟質ポリ塩化ビニルなどの柔らかい樹脂製の保持シート40と、外袋18の内巻部14の外周面を構成する外布42とを、湾曲板22,24の長手方向に平行なその両側縁の外側の位置において、細長い融着代44を形成するように融着することによって、外布42と保持シート40とに挿まれた湾曲板22,24は外袋18に一体的に保持されている。
また、予め、湾曲板22は円筒状に成形され、湾曲板24は断面が楕円形の筒状に成形されており、そのため、図1に示すように、圧迫帯10の内巻部14は、前記一端側が円形断面であり、前記他端側が楕円形断面である、ほぼ筒状の形状を保つようになっている。
図1及び図2に示すように、膨張袋28の中央部外周側には、仰角20度程度で圧迫帯10の前記他端側に傾斜した円筒状の、膨張袋28に空気を注入するための空気注入管46が設けられている。そして、空気注入管46は、図4に示す抑制板26に設けられた挿通穴48と、2枚の湾曲板22,24の間と、外袋18に設けられた穴50とを通って、圧迫帯10の外周面から突き出されている。
本実施例の圧迫帯10には次のような効果(1)乃至(6)がある。(1)図5は、圧迫帯10が足首のようなテーパー状の被圧迫部位52に装着されたときの軸方向断面を模式的に現した図である。なお、図5は第1実施例の効果を説明するために不要な部材を省略して表示している。図5のように、圧迫帯10が前記テーパー状の被圧迫部位52に巻き付けられた状態で、膨張袋28の膨張によって、圧迫帯10がその他端側にずれようとする場合には、外袋18の内周面は被圧迫部位52に押し付けられているので、被圧迫部位52と外袋18の内周面との間に生じる摩擦力によって、それらが互いに摺動することができず、圧迫帯10の他端側において、矢印Jのように、外袋18の外周側はその内周側へ巻き込まれるように変形しようとする。また、外袋18の外周側は互いの間に生じる摩擦力により抑制板26と一体的に移動することになる。しかし、圧迫帯10では、抑制板26の他端側側縁の複数箇所に、軸方向に切り込まれた切欠32が設けられており、膨張袋28が膨張させられた場合に、抑制板26の他端側側縁が外袋18に押圧されて、抑制板26の他端側側縁が内周側へ変形可能である。従って、膨張袋28が膨張させられた場合には、外袋18に押圧されて抑制板26の他端側側縁は内周側へ既に変形しているので、その状態から、抑制板26が一層内周側へ巻き込まれることは困難となり、抑制板26が外袋18の外周側の巻き込まれようとする変形を妨げる。その結果、圧迫帯10では、その装着位置のずれることが抑制される。
圧迫帯10が奏する上記効果について更に詳述すると、圧迫帯10の他端側における抑制板26の側縁には切欠32が複数設けられており、抑制板26の板厚が1mm程度と薄いためその側縁は充分な可撓性を有している。そして、外布42と抑制板26との間に挿まれた湾曲板24は切欠32を覆わないように配置されている。従って、図5に示すように、圧迫帯10がテーパー状の被圧迫部位52に巻き付けられ、膨張袋28が膨張した場合、前記他端側において、外布42によって抑制板26の側縁は、膨張した膨張袋28側に押圧され、膨張袋28に密着するように被圧迫部位52側へ変形し、その側縁と膨張袋28との間に空隙が生じなくなる。そうなると、膨張袋28に密着するように変形している抑制板26の側縁は、膨張袋28よりも剛性が高いため、曲率半径が小さくなっている膨張袋28の前記他端側を超えて外周側から内周側に巻き込まれるように変形することはできず、抑制板26が外袋18の外周側の巻き込まれようとする変形を妨げる。その結果、圧迫帯10では、その装着位置のずれることが抑制されるということである。
(2)可撓性の湾曲板22,24は予め、巻付け後の圧迫帯10と同様の筒状になるよう成形されており、そのため、図1に示すように、圧迫帯10の内巻部14は、ほぼ筒状の形状を保つようになっている。従って、圧迫帯10を所定の被圧迫部位52に巻き付ける際、その作業を容易に行うことができる。
(3)圧迫帯10では、抑制板26は、その一側縁部が膨張袋28に連結シート36を介して連結されており、抑制板26は膨張袋28に比して相対的に剛性が高いので、膨張袋28は抑制板26に沿うように外袋18に収納され、外袋18内で膨張袋28が折れ曲がってしまうということを抑制できる。
(4)圧迫帯10では、湾曲板22,24は外布42と保持シート40とに挿まれて、外袋18の内側に一体的に設けられているので、湾曲板22,24の位置を保持することができる。また、湾曲板24は、抑制板26の切欠32を覆わないように配置されているので、膨張袋28が膨張した場合に、外布42によって抑制板26の他端側側縁が、膨張した膨張袋28に押し当てられることを、湾曲板24が妨げることは無い。
(5)圧迫帯10は、展開状態では扇状であって湾曲した帯状の形状を有しているので、円筒状に巻き付けた状態では、圧迫帯10は、その一端側の周長が他端側の周長よりも長い截頭円錐形状を成すことになり、テーパー状の被圧迫部位52に倣って、被圧迫部位52に圧迫帯10を巻き付けることができる。
(6)圧迫帯10では、予め、湾曲板22は円筒状に成形され、湾曲板24は断面が楕円形の筒状に成形されているため、圧迫帯10の成す上記截頭円錐形状は、前記一端側が円形断面であり、前記他端側が楕円形断面である。従って、被圧迫部位52が足首である場合においては、ふくらはぎ側に湾曲板22が位置し、足首側に湾曲板24が位置する方向で、圧迫帯10を巻き付けることで、その足首の外形に倣って圧迫帯10を巻き付けることができる。
(実施例2)
本発明の第2実施例である圧迫帯70を図6に基づいて詳細に説明する。図6は圧迫帯70の断面を示す図である。
図6に示すように、圧迫帯70は、第1実施例である圧迫帯10から湾曲板22,24とこれを外袋18に保持するための保持シート40とを取り除いたものである。従って、圧迫帯70における、それら2点以外の部材の構成は圧迫帯10と同じである。
本実施例の圧迫帯70は、圧迫帯10から湾曲板22,24と保持シート40とを取り除いただけのものなので、図7に示すように、圧迫帯70がテーパー状の被圧迫部位52に巻き付けられ、膨張袋28が膨張した場合、圧迫帯10と同様に圧迫帯70でも、その他端側において、抑制板26の切欠32を有する側縁は膨張袋28に密着するように変形しており、圧迫帯10の前記効果(1)と同様に、圧迫帯70では、その装着位置のずれることが抑制される。また、圧迫帯10と同様に、圧迫帯70では、抑制板26は、その一側縁部が膨張袋28に連結シート36を介して連結されており、展開状態では扇状であって湾曲した帯状の形状を圧迫帯70は有しているので、圧迫帯10の前記効果(3)及び(5)と同様の効果を圧迫帯70は奏する。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の第1実施例において、湾曲板22,24は、外布42と保持シート40に挿まれ、これらを融着することによって、外袋18に一体的に保持されているが、その保持する方法は外袋18に湾曲板22,24を接着する等他の方法でもよい。また、湾曲板22,24が、外袋18ではなく抑制板26に対し保持されていてもよい。
また、前述の第2実施例において、抑制板26を予め円筒状に曲げ成形しておくことにより圧迫帯70の内巻部を円筒状に変形させておき、足首などの被圧迫部位への圧迫帯70の装着を容易にすることも可能である。
また、前述の実施例の圧迫帯10,70は、展開状態で扇状であって湾曲した帯状であったが、直線的な帯状の圧迫帯であってもよい。
また、前述の実施例では、被圧迫部位52の一例として足首が挙げられているが、被圧迫部位52は上腕などの他の部位であってもよい。
本発明の第1実施例である圧迫帯の外観を示す図である。 図1の圧迫帯の外周側を展開した状態を示す図である。また、その圧迫帯の内部構造を示すために、図の中央部は部分断面図となっている。 図2のIII−III視断面図である。 図1の圧迫帯に用いる抑制板単品を示す図である。 図1の圧迫帯が足首のようなテーパー状の被圧迫部位に装着されたときの軸方向断面を模式的に現した図である。なお、第1実施例の効果を説明するために不要な部材を省略して表示している。 本発明の第2実施例である圧迫帯の断面図である。 図6の圧迫帯が足首のようなテーパー状の被圧迫部位に装着されたときの軸方向断面を模式的に現した図である。なお、第2実施例の効果を説明するために不要な部材を省略して表示している。 従来の圧迫帯が足首のようなテーパー状の被圧迫部位に装着されたときの軸方向断面を模式的に現した図である。なお、この圧迫帯の有する課題を説明するために不要な部材を省略して表示している。
符号の説明
10,70:圧迫帯 18:外袋 22,24:湾曲板 26:抑制板
28:膨張袋 32:切欠 被圧迫部位:52,202

Claims (6)

  1. 膨張可能な膨張袋と、該膨張袋の外周側への膨張を抑制するために該膨張袋の外周側に配置された相対的に剛性の高い可撓性の抑制板と、該膨張袋および該抑制板を収納する外袋とを含み、一端側における周長が他端側における周長よりも長いテーパー状の生体の被圧迫部位に円筒状に巻き付けられた状態で、該膨張袋が膨張させられることにより該被圧迫部位を圧迫する血圧測定用圧迫帯であって、
    前記抑制板の他端側側縁の複数箇所に、軸方向に切り込まれた切欠が設けられており、
    前記膨張袋が膨張させられた場合に、該抑制板の他端側側縁が前記外袋に押圧されて、該抑制板の他端側側縁が内周側へ変形可能であることを特徴とする血圧測定用圧迫帯。
  2. 前記抑制板の外周側に位置するように前記外袋に収納され、前記抑制板よりも高い剛性を有する筒状に成された可撓性の湾曲板を備えていることを特徴とする請求項1の血圧測定用圧迫帯。
  3. 前記抑制板は、その一側縁部が前記膨張袋に連結されていることを特徴とする請求項2の血圧測定用圧迫帯。
  4. 前記湾曲板は、前記外袋の内側に一体的に設けられていることを特徴とする請求項3の血圧測定用圧迫帯。
  5. 平面に展開した状態で側縁が湾曲し、円筒状に巻き付けた状態では、一端側の周長が他端側の周長よりも長い截頭円錐形状を成すことを特徴とする請求項4の血圧測定用圧迫帯。
  6. 前記湾曲板は2枚の板から構成されており、その内の一方の板は、円筒状に成されて前記一端側に配置され、他方の板は、断面が楕円形の筒状に成されて前記他端側に配置されていることを特徴とする請求項5の血圧測定用圧迫帯。
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