JPH0638931A - 血圧計のカフ帯 - Google Patents
血圧計のカフ帯Info
- Publication number
- JPH0638931A JPH0638931A JP4200854A JP20085492A JPH0638931A JP H0638931 A JPH0638931 A JP H0638931A JP 4200854 A JP4200854 A JP 4200854A JP 20085492 A JP20085492 A JP 20085492A JP H0638931 A JPH0638931 A JP H0638931A
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- JP
- Japan
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- circumferential direction
- rigidity
- curved plate
- cuff band
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 阻血袋の空気容量を均一にして血圧の判定値
に差が出ることを防ぐ。 【構成】 内周面に阻血袋を設けたカフ帯本体にその湾
曲に沿って断面略C字形の剛性を有する湾曲板3を取着
して血圧計のカフ帯を形成する。このようなカフ帯にお
いて、湾曲板3の剛性を周方向で不均一に形成する。湾
曲板3の周方向の曲げモーメントに逆比例して剛性が小
さくなるようにすることによって、湾曲板3は周方向の
曲げに対して均一に変形するようになり、阻血袋の加圧
時の空気分布を均一化することができる。
に差が出ることを防ぐ。 【構成】 内周面に阻血袋を設けたカフ帯本体にその湾
曲に沿って断面略C字形の剛性を有する湾曲板3を取着
して血圧計のカフ帯を形成する。このようなカフ帯にお
いて、湾曲板3の剛性を周方向で不均一に形成する。湾
曲板3の周方向の曲げモーメントに逆比例して剛性が小
さくなるようにすることによって、湾曲板3は周方向の
曲げに対して均一に変形するようになり、阻血袋の加圧
時の空気分布を均一化することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血圧を測定する際に腕
や手首等に巻き付ける血圧計のカフ帯に関するものであ
る。
や手首等に巻き付ける血圧計のカフ帯に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】血圧計のカフ帯Aとしては図5に示すも
のが提供されている。すなわち、ゴム等で形成されるカ
フ帯本体2の内周面にゴム袋などの阻血袋1を設け、阻
血袋1を設けた部分に対応してカフ帯本体2の外周に図
9のように断面略C字形に湾曲した剛性を有する硬質樹
脂板などで作成された湾曲板3を取着することによっ
て、カフ帯Aを形成するようにしてあり、ポンプに接続
した通気孔8から阻血袋1に空気を圧送して阻血袋1を
膨らませることができるようにしてある。尚、図5はカ
フ帯Aを拡げた状態を図示している。
のが提供されている。すなわち、ゴム等で形成されるカ
フ帯本体2の内周面にゴム袋などの阻血袋1を設け、阻
血袋1を設けた部分に対応してカフ帯本体2の外周に図
9のように断面略C字形に湾曲した剛性を有する硬質樹
脂板などで作成された湾曲板3を取着することによっ
て、カフ帯Aを形成するようにしてあり、ポンプに接続
した通気孔8から阻血袋1に空気を圧送して阻血袋1を
膨らませることができるようにしてある。尚、図5はカ
フ帯Aを拡げた状態を図示している。
【0003】このカフ帯Aを用いて血圧を測定するにあ
たっては、腕やあるいは手首9に図6のようにカフ帯A
を巻く。このときカフ帯Aには剛性を有する湾曲板3が
取着してあるために、その弾性力でカフ帯Aを手首9の
廻りに巻付けることができる。そして面状ファスナー1
0でカフ帯Aの一端を他端部に係着させた後に、通気孔
8から阻血袋1に空気を圧送して阻血袋1を膨らませ
て、阻血袋1で手首の血管を圧迫することによっておこ
なうことができる。
たっては、腕やあるいは手首9に図6のようにカフ帯A
を巻く。このときカフ帯Aには剛性を有する湾曲板3が
取着してあるために、その弾性力でカフ帯Aを手首9の
廻りに巻付けることができる。そして面状ファスナー1
0でカフ帯Aの一端を他端部に係着させた後に、通気孔
8から阻血袋1に空気を圧送して阻血袋1を膨らませ
て、阻血袋1で手首の血管を圧迫することによっておこ
なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、湾曲板3はそ
の周方向の全長に亘って厚みが均一に形成されており、
湾曲板3はその周方向のどの部分においても剛性は均一
である。しかし湾曲板3の周方向の曲げモーメントは周
方向の中央部から端縁部へと徐々に大きくなるために、
湾曲板3の湾曲を拡げようとする力が作用した場合に、
湾曲板3は一様に拡げられず湾曲板3の周方向の中央部
は端縁部よりも拡げられ易くなっている。このために、
カフ帯Aの阻血袋1に空気を圧送すると図7(a)のよ
うに阻血袋1の中央部から側端部へと流れていくが、図
7(b)のように変性され易い湾曲板3の中央部の部分
では阻血袋1は大きく脹らみ、変形されにくい湾曲板3
の端縁部の部分では阻血袋1は脹らみが小さくなるとい
うように阻血袋1の空気容量が均一にならなくなる。こ
のために、カフ帯Aの巻き方やカフ帯Aの巻き位置等に
よって脈圧の検出に差が発生し、判定値に多少の差が出
るおそれがあるという問題があった。また、上記のよう
な阻血袋1への空気の圧送に伴う湾曲板3の変形によっ
て、図8に示すように、カフ帯Aは上下に広がり左右に
狭まるようになって、手首9の側面部分とカフ帯Aとの
間で阻血袋1は押し縮められる形になり、阻血袋1の空
気容量は側縁部で少なくなり、同様な問題が生じるもの
である。
の周方向の全長に亘って厚みが均一に形成されており、
湾曲板3はその周方向のどの部分においても剛性は均一
である。しかし湾曲板3の周方向の曲げモーメントは周
方向の中央部から端縁部へと徐々に大きくなるために、
湾曲板3の湾曲を拡げようとする力が作用した場合に、
湾曲板3は一様に拡げられず湾曲板3の周方向の中央部
は端縁部よりも拡げられ易くなっている。このために、
カフ帯Aの阻血袋1に空気を圧送すると図7(a)のよ
うに阻血袋1の中央部から側端部へと流れていくが、図
7(b)のように変性され易い湾曲板3の中央部の部分
では阻血袋1は大きく脹らみ、変形されにくい湾曲板3
の端縁部の部分では阻血袋1は脹らみが小さくなるとい
うように阻血袋1の空気容量が均一にならなくなる。こ
のために、カフ帯Aの巻き方やカフ帯Aの巻き位置等に
よって脈圧の検出に差が発生し、判定値に多少の差が出
るおそれがあるという問題があった。また、上記のよう
な阻血袋1への空気の圧送に伴う湾曲板3の変形によっ
て、図8に示すように、カフ帯Aは上下に広がり左右に
狭まるようになって、手首9の側面部分とカフ帯Aとの
間で阻血袋1は押し縮められる形になり、阻血袋1の空
気容量は側縁部で少なくなり、同様な問題が生じるもの
である。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、阻血袋の空気容量を均一にして血圧の判定値に差
が出ることを防ぐことができる血圧計のカフ帯を提供す
ることを目的とするものである。
あり、阻血袋の空気容量を均一にして血圧の判定値に差
が出ることを防ぐことができる血圧計のカフ帯を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、内周面に阻血
袋1を設けたカフ帯本体2にその湾曲に沿って断面略C
字形の剛性を有する湾曲板3を取着して形成される血圧
計のカフ帯において、湾曲板3の剛性を周方向で不均一
に形成して成ることを特徴とするものである。本発明に
あって、湾曲板3の周方向の側端縁部にのみ軸方向と略
平行な溝4を設けることによって、この側端縁部の剛性
を周方向の他の部分よりも低くすることができる。
袋1を設けたカフ帯本体2にその湾曲に沿って断面略C
字形の剛性を有する湾曲板3を取着して形成される血圧
計のカフ帯において、湾曲板3の剛性を周方向で不均一
に形成して成ることを特徴とするものである。本発明に
あって、湾曲板3の周方向の側端縁部にのみ軸方向と略
平行な溝4を設けることによって、この側端縁部の剛性
を周方向の他の部分よりも低くすることができる。
【0007】また本発明にあって、湾曲板3に軸方向と
略平行な溝4をその周方向に複数本設けると共にこの溝
4の間隔や溝幅を変えることによって、湾曲板3の剛性
を周方向で不均一に形成するようにしてもよい。さらに
本発明にあって、湾曲板3の軸方向の端まで至らないよ
うに溝4を設けるようにするのが好ましい。
略平行な溝4をその周方向に複数本設けると共にこの溝
4の間隔や溝幅を変えることによって、湾曲板3の剛性
を周方向で不均一に形成するようにしてもよい。さらに
本発明にあって、湾曲板3の軸方向の端まで至らないよ
うに溝4を設けるようにするのが好ましい。
【0008】
【作用】湾曲板3の剛性を周方向で不均一に形成してあ
るので、湾曲板3の周方向の曲げモーメントに逆比例し
て剛性が小さくなるようにすることによって、湾曲板3
を周方向の曲げに対して均一に変形させるようにするこ
とができ、阻血袋の加圧時の空気分布を均一化すること
ができる。
るので、湾曲板3の周方向の曲げモーメントに逆比例し
て剛性が小さくなるようにすることによって、湾曲板3
を周方向の曲げに対して均一に変形させるようにするこ
とができ、阻血袋の加圧時の空気分布を均一化すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図1
は本発明において用いる湾曲板3の第一の実施例を示す
ものであり、肉厚が周方向(湾曲方向)でほぼ均一な断
面C字状に形成してあり、剛性を有し且つ弾性を有する
ように硬質合成樹脂の成形品で作成してある。この図1
の実施例では、湾曲板3の周方向の両側端縁部にのみ、
軸方向と略平行な溝4を図1(b)のように設けること
によって、湾曲板3の側端縁部の肉厚を部分的に薄くす
るようにしてこの部分の剛性を周方向の他の部分よりも
低くするようにしてある。この溝4としては図のように
有底のものであっても、スリット状のものであってもい
ずれでもよい。そしてこのように形成される湾曲板3を
用いて、図5と同様にして血圧計のカフ帯Aを作成する
ことができる。
は本発明において用いる湾曲板3の第一の実施例を示す
ものであり、肉厚が周方向(湾曲方向)でほぼ均一な断
面C字状に形成してあり、剛性を有し且つ弾性を有する
ように硬質合成樹脂の成形品で作成してある。この図1
の実施例では、湾曲板3の周方向の両側端縁部にのみ、
軸方向と略平行な溝4を図1(b)のように設けること
によって、湾曲板3の側端縁部の肉厚を部分的に薄くす
るようにしてこの部分の剛性を周方向の他の部分よりも
低くするようにしてある。この溝4としては図のように
有底のものであっても、スリット状のものであってもい
ずれでもよい。そしてこのように形成される湾曲板3を
用いて、図5と同様にして血圧計のカフ帯Aを作成する
ことができる。
【0010】このように作成されるカフ帯Aを用いて、
図6と同様に腕や手首9にカフ帯Aを巻き付け、阻血袋
1に空気を圧送して膨らませる。ここで、カフ帯Aに取
着した湾曲板3は、曲げモーメントの大きい周方向の側
端縁部に溝4を設けてこの部分の剛性を小さくしてある
ために、湾曲板3の側端縁部を変形させてこの部分に対
応する阻血袋1の側端部にも空気を行き渡らせることが
できるものであり、図7(b)のように湾曲板3の中央
部の部分では阻血袋1は大きく脹らみ、変形されにくい
湾曲板3の端縁部の部分では阻血袋1は脹らみが小さく
なるというようなことがなくなり、阻血袋1の加圧時の
空気分布を均一化することができるものである。
図6と同様に腕や手首9にカフ帯Aを巻き付け、阻血袋
1に空気を圧送して膨らませる。ここで、カフ帯Aに取
着した湾曲板3は、曲げモーメントの大きい周方向の側
端縁部に溝4を設けてこの部分の剛性を小さくしてある
ために、湾曲板3の側端縁部を変形させてこの部分に対
応する阻血袋1の側端部にも空気を行き渡らせることが
できるものであり、図7(b)のように湾曲板3の中央
部の部分では阻血袋1は大きく脹らみ、変形されにくい
湾曲板3の端縁部の部分では阻血袋1は脹らみが小さく
なるというようなことがなくなり、阻血袋1の加圧時の
空気分布を均一化することができるものである。
【0011】図2は本発明において用いる湾曲板3の第
二の実施例を示すものであり、湾曲板3に軸方向と略平
行な溝4をその周方向に複数本設けるようにし、複数本
設けたこの溝4の間隔(単位周長当たりの溝4の本数、
すなわち溝4の密度)を変えることによって、湾曲板3
の剛性を周方向で不均一に形成するようにしてある。そ
して図2の実施例では湾曲板3の周方向の中央部では溝
4の間隔を大きくすると共に周方向の端縁部では溝4の
間隔を小さくするようにして、湾曲板3の剛性を中央部
から端縁部にかけて徐々に小さくするようにしてあり、
湾曲板3の周方向の曲げに対する曲げモーメントに略逆
比例するように剛性を変化させるようにしてある。従っ
て、この湾曲板3を用いて作成したカフ帯Aにあって
も、阻血袋1を加圧した際に湾曲板3は周方向に均一に
変形し、阻血袋1の加圧時の空気分布を均一化すること
ができるものである。
二の実施例を示すものであり、湾曲板3に軸方向と略平
行な溝4をその周方向に複数本設けるようにし、複数本
設けたこの溝4の間隔(単位周長当たりの溝4の本数、
すなわち溝4の密度)を変えることによって、湾曲板3
の剛性を周方向で不均一に形成するようにしてある。そ
して図2の実施例では湾曲板3の周方向の中央部では溝
4の間隔を大きくすると共に周方向の端縁部では溝4の
間隔を小さくするようにして、湾曲板3の剛性を中央部
から端縁部にかけて徐々に小さくするようにしてあり、
湾曲板3の周方向の曲げに対する曲げモーメントに略逆
比例するように剛性を変化させるようにしてある。従っ
て、この湾曲板3を用いて作成したカフ帯Aにあって
も、阻血袋1を加圧した際に湾曲板3は周方向に均一に
変形し、阻血袋1の加圧時の空気分布を均一化すること
ができるものである。
【0012】図3は本発明において用いる湾曲板3の第
三の実施例を示すものであり、湾曲板3に軸方向と略平
行な溝4をその周方向に等間隔で複数本設けるように
し、複数本設けたこの各溝4の溝幅(溝4の開口幅)を
湾曲板3の周方向の側端縁部のもの程広くなるように形
成してある。この実施例にあっても、湾曲板3の周方向
の剛性が中央部よりも端縁部程徐々に小さくなる。従っ
て、この湾曲板3を用いて作成したカフ帯Aにあって
も、阻血袋1を加圧した際に湾曲板3は周方向に均一に
変形し、阻血袋1の加圧時の空気分布を均一化すること
ができるものである。
三の実施例を示すものであり、湾曲板3に軸方向と略平
行な溝4をその周方向に等間隔で複数本設けるように
し、複数本設けたこの各溝4の溝幅(溝4の開口幅)を
湾曲板3の周方向の側端縁部のもの程広くなるように形
成してある。この実施例にあっても、湾曲板3の周方向
の剛性が中央部よりも端縁部程徐々に小さくなる。従っ
て、この湾曲板3を用いて作成したカフ帯Aにあって
も、阻血袋1を加圧した際に湾曲板3は周方向に均一に
変形し、阻血袋1の加圧時の空気分布を均一化すること
ができるものである。
【0013】上記図1乃至図3の実施例では溝(スリッ
ト)4は湾曲板3の軸方向(周方向と直交する方向)の
一方の端面から他方の端面に至る全長に亘って設けてあ
り、湾曲板3が軸方向にねじ曲げられると湾曲板3の端
面から溝4に沿って裂けが発生するおそれがある。図4
の実施例では、溝(スリット)4を湾曲板3の軸方向の
全長に設けず、湾曲板3の軸方向の両端に至らないよう
にして、遊びの部分aを設けるようにしてある。従って
この図4の実施例では湾曲板3が軸方向にねじ曲げられ
るても湾曲板3の端面から裂けが発生するようなおそれ
はなくなり、ねじり力に対する湾曲板3の強度を高める
ことができるものである。
ト)4は湾曲板3の軸方向(周方向と直交する方向)の
一方の端面から他方の端面に至る全長に亘って設けてあ
り、湾曲板3が軸方向にねじ曲げられると湾曲板3の端
面から溝4に沿って裂けが発生するおそれがある。図4
の実施例では、溝(スリット)4を湾曲板3の軸方向の
全長に設けず、湾曲板3の軸方向の両端に至らないよう
にして、遊びの部分aを設けるようにしてある。従って
この図4の実施例では湾曲板3が軸方向にねじ曲げられ
るても湾曲板3の端面から裂けが発生するようなおそれ
はなくなり、ねじり力に対する湾曲板3の強度を高める
ことができるものである。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明は、内周面に阻血袋
を設けたカフ帯本体にその湾曲に沿って断面略C字形の
剛性を有する湾曲板を取着して形成される血圧計のカフ
帯において、湾曲板の剛性を周方向で不均一に形成した
ので、湾曲板の周方向の曲げモーメントに逆比例して剛
性が小さくなるようにすることによって、湾曲板は周方
向の曲げに対して均一に変形するようになり、阻血袋の
加圧時の空気分布を均一化することができ、阻血袋の空
気容量を均一にして血圧の判定値に差が出ることを防ぐ
ことができるものである。
を設けたカフ帯本体にその湾曲に沿って断面略C字形の
剛性を有する湾曲板を取着して形成される血圧計のカフ
帯において、湾曲板の剛性を周方向で不均一に形成した
ので、湾曲板の周方向の曲げモーメントに逆比例して剛
性が小さくなるようにすることによって、湾曲板は周方
向の曲げに対して均一に変形するようになり、阻血袋の
加圧時の空気分布を均一化することができ、阻血袋の空
気容量を均一にして血圧の判定値に差が出ることを防ぐ
ことができるものである。
【0015】また、湾曲板の周方向の側端縁部にのみ軸
方向と略平行な溝を設けるようにすれば、曲げモーメン
トの大きい湾曲板のこの側端縁部の剛性を周方向の他の
部分よりも低くすることができるものである。。さら
に、湾曲板に軸方向と略平行な溝をその周方向に複数本
設けると共にこの溝の間隔や溝幅を変えることによっ
て、湾曲板の周方向の曲げに対する曲げモーメントに略
逆比例するように剛性を変化させることが容易になるも
のである。
方向と略平行な溝を設けるようにすれば、曲げモーメン
トの大きい湾曲板のこの側端縁部の剛性を周方向の他の
部分よりも低くすることができるものである。。さら
に、湾曲板に軸方向と略平行な溝をその周方向に複数本
設けると共にこの溝の間隔や溝幅を変えることによっ
て、湾曲板の周方向の曲げに対する曲げモーメントに略
逆比例するように剛性を変化させることが容易になるも
のである。
【0016】また、湾曲板の軸方向の端まで至らないよ
うに溝を設けるようにすれば、湾曲板が軸方向にねじ曲
げられても湾曲板の端面から溝に沿って裂けが発生する
ようなおそれがなくなり、ねじり力に対する湾曲板の強
度を高めることができるものである。
うに溝を設けるようにすれば、湾曲板が軸方向にねじ曲
げられても湾曲板の端面から溝に沿って裂けが発生する
ようなおそれがなくなり、ねじり力に対する湾曲板の強
度を高めることができるものである。
【図1】本発明に用いる湾曲板の第一の実施例を示すも
のであり、(a)は斜視図、(b)は一部の拡大した斜
視図である。
のであり、(a)は斜視図、(b)は一部の拡大した斜
視図である。
【図2】本発明に用いる湾曲板の第二の実施例を示すも
のであり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
のであり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図3】本発明に用いる湾曲板の第三の実施例を示すも
のであり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
のであり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図4】本発明に用いる湾曲板の第四の実施例を示すも
のであり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
のであり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図5】カフ帯の断面図である。
【図6】カフ帯の使用状態の斜視図である。
【図7】カフ帯の従来の使用状態を示すものであり、
(a),(b)は断面図である。
(a),(b)は断面図である。
【図8】カフ帯の従来の使用状態を示す断面図である。
【図9】従来例の湾曲板を示す斜視図である。
1 阻血袋 2 カフ帯 3 湾曲板 4 溝
Claims (4)
- 【請求項1】 内周面に阻血袋を設けたカフ帯本体にそ
の湾曲に沿って断面略C字形の剛性を有する湾曲板を取
着して形成される血圧計のカフ帯において、湾曲板の剛
性を周方向で不均一に形成して成ることを特徴とする血
圧計のカフ帯。 - 【請求項2】 湾曲板の周方向の側端縁部にのみ軸方向
と略平行な溝を設けることによって、この側端縁部の剛
性を周方向の他の部分よりも低くして成ることを特徴と
する請求項1に記載の血圧計のカフ帯。 - 【請求項3】 湾曲板に軸方向と略平行な溝をその周方
向に複数本設けると共にこの溝の間隔や溝幅を変えるこ
とによって、湾曲板の剛性を周方向で不均一に形成して
成ることを特徴とする請求項1に記載の血圧計のカフ
帯。 - 【請求項4】 湾曲板の軸方向の端まで至らないように
溝を設けるようにしたことを特徴とする請求項2又は3
に記載の血圧計のカフ帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4200854A JPH0638931A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 血圧計のカフ帯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4200854A JPH0638931A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 血圧計のカフ帯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638931A true JPH0638931A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16431333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4200854A Withdrawn JPH0638931A (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 血圧計のカフ帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638931A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1332717A1 (en) * | 2002-02-04 | 2003-08-06 | Omron Corporation | Cuff for blood pressure monitor |
US6997878B2 (en) | 2001-01-23 | 2006-02-14 | Omron Corporation | Cuff for blood pressure monitor |
US7153270B2 (en) | 2004-02-18 | 2006-12-26 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Device for securing living body by pressing |
JP2008154750A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | A & D Co Ltd | 血圧測定用圧迫帯 |
DE112010005030T5 (de) | 2009-12-29 | 2013-01-03 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Manschette eines messgeräts für blutdruckinformationen und messgerät für blutdruckinformationen, welches mit selbiger ausgerüstet ist |
-
1992
- 1992-07-28 JP JP4200854A patent/JPH0638931A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6997878B2 (en) | 2001-01-23 | 2006-02-14 | Omron Corporation | Cuff for blood pressure monitor |
EP1332717A1 (en) * | 2002-02-04 | 2003-08-06 | Omron Corporation | Cuff for blood pressure monitor |
US7153270B2 (en) | 2004-02-18 | 2006-12-26 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Device for securing living body by pressing |
JP2008154750A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | A & D Co Ltd | 血圧測定用圧迫帯 |
DE112010005030T5 (de) | 2009-12-29 | 2013-01-03 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Manschette eines messgeräts für blutdruckinformationen und messgerät für blutdruckinformationen, welches mit selbiger ausgerüstet ist |
US9986920B2 (en) | 2009-12-29 | 2018-06-05 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Blood pressure information measurement device cuff and blood pressure information measurement device provided therewith |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |