JP2008152175A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で緩衝装置を形成することができ、開閉扉の開方向への回動時には緩衝装置を作用させ、閉方向への回動時には前記緩衝装置としての作用を実質的に解除できる構成とした画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置本体に支軸された開閉扉を有し、当該開閉扉を開方向に回動する途中で、画像形成装置本体側に設けられている駆動負荷に対して開閉扉側に設けてある連結手段を噛み合わせることにより緩衝装置を構成し、前記開閉扉を閉方向に回動するときに、前記駆動負荷に対する前記連結手段の噛み合わせを解除する構成としたことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図9

Description

本願発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に、記録紙のジャム処理などに利用される開閉扉の操作性を向上させた画像形成装置に係わる。
帯電されている感光体ドラムの表面を原稿画像の反射光により露光して静電潜像を形成し、次いで、現像装置により前記静電潜像をトナー像となし、転写紙に転写せしめた後に定着装置により定着するプロセスからなる画像形成装置はよく知られている。
このような画像形成装置においては、紙詰まり(ジャム)がときとして発生する問題があり、その対策として、ジャム処理用の開閉扉が準備されている。
また、前記開閉扉を開方向に操作するとき、あまりに軽く前記開閉扉が開いてしまう構成であると、機械的衝撃が発生したり、その衝撃によって人体に被害が及んだり、或いは、開閉扉の損傷等が起こりかねない。
そこで、何らかの緩衝手段を適宜に設けておき、開閉扉の開閉動作に作用させるように構成するのが一般的である。
例えば、太陽ギヤと遊星ギヤ等からなる開閉扉の駆動系中にオイルダンパを設け、開閉扉の回動動作に負荷をかけることにより、当該開閉扉の回動をゆっくりと行いうるようにした構成の開閉扉の開閉機構が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
或いは、扉開閉機構と定着装置を含めた用紙搬送駆動系とをラック、ピニオン機構を介してリンクさせ、ジャム処理時の開閉扉の回動により駆動される前記ラックの動力をアイドルギヤを介して所定の用紙搬送駆動系ローラに伝達する構成のジャム処理機構が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開平7−102850号公報 特開2000−44086号公報
上記両特許文献に開示された技術はそれぞれに有用なものと思われるが、その機構は複雑であり、その上、特許文献1においては特殊部品であるオイルダンパ等を使用するので高価にならざるを得ない。
また、特許文献2においては、大がかりな構成になったり、或いは、制御が数段階になったり、更には、開閉扉の開閉時において負荷が掛かる態様であるように見受けられ、操作性の点で問題があるように思える。
本願発明は、上述のような問題点に鑑みて成されたもので、その主目的は、簡単な構成で緩衝装置を形成することができ、開閉扉の開方向への回動時には緩衝装置を作用させ、閉方向への回動時には前記緩衝装置としての作用を実質的に解除できる構成とした画像形成装置を提供することにある。
本願発明に係わる目的は、下記の構成要件によって達成することができる。
(1)
画像形成装置本体に支軸された開閉扉を有し、当該開閉扉を開方向に回動する途中で、画像形成装置本体側に設けられている駆動負荷に対して開閉扉側に設けてある連結手段を噛み合わせることにより緩衝装置を構成し、前記開閉扉を閉方向に回動するときに、前記駆動負荷に対する前記連結手段の噛み合わせを解除する構成としたことを特徴とする画像形成装置。
(2)
前記連結手段は、開閉扉の支軸上に設けたギヤに一方向クラッチを有することを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
(3)
前記連結手段は、装置本体側に設けられていて駆動負荷となる連結ギヤ列と噛み合う首振り機構を有し、当該首振り機構は、前記連結ギヤ列に対して、開閉扉の開方向への回動時は食い込み勝手に、また、閉方向への回動時は逃げ勝手となる相関関係を有することを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
(4)
画像形成装置本体に支軸された開閉扉を有し、当該開閉扉を開方向に回動する途中で、画像形成装置本体側に設けられていて駆動負荷となる連結ギヤ列に対して、前記開閉扉側に設けてある連結手段を噛み合わせて緩衝装置を構成するとともに、開閉扉の完全解放時には前記連結手段の噛み合わせを解除する構成としたことを特徴とする画像形成装置。
(5)
前記連結手段は、開閉扉の支軸上に設けたギヤに一方向クラッチを有することを特徴とする前記(4)に記載の画像形成装置。
(6)
駆動負荷が低減された状態で前記開閉扉が開方向に回動される場合、前記駆動負荷は自動的に通常の駆動負荷となるように構成したことを特徴とする前記(4)に記載の画像形成装置。
(7)
前記連結手段は、前記連結ギヤ列と噛み合う首振り機構を有し、当該首振り機構は、前記連結ギヤ列に対して、開閉扉の開方向への回動時は食い込み勝手に、また、閉方向への回動時は逃げ勝手となる相関関係を有することを特徴とする前記(4)に記載の画像形成装置。
(8)
前記開閉扉を閉方向に回動するときに、前記駆動負荷に対する前記連結手段の噛み合わせを解除する構成としたことを特徴とする前記(4)に記載の画像形成装置。
(1)に係わる発明は、開閉扉側に連結手段を持たせ、当該開閉扉の開方向への回動途中で緩衝装置を構成するようにしたので機構が簡単である。
また、開閉扉を閉方向に回動するときに、前記駆動負荷に対する前記連結手段の噛み合わせを解除する、換言すれば緩衝装置としての作用を実質的に解除する構成としたことで操作性を向上させることができる。
(2)に係わる発明は、開閉扉の支軸上に設けたギヤに一方向クラッチを介在させた構成であるので、機構の簡素化を維持しながら、安価に制作することができる。
(3)に係わる発明は、前記連結手段を首振り機構とするとともに、装置本体側の連結ギヤ列に対して、開閉扉の開方向への回動時は食い込み勝手に、また、閉方向への回動時は逃げ勝手となる相関関係を持たせたので、操作性がよい。
(4)に係わる発明は、開閉扉を開方向に回動する途中で、画像形成装置本体側に設けられていて駆動負荷となる連結ギヤ列に対して、前記開閉扉側に設けてある連結手段を噛み合わせて緩衝装置を構成するとともに、開閉扉の完全解放時には前記連結手段の噛み合わせを解除する構成としたので、緩衝装置の機構は簡単であり、また、ジャム処理作業性を向上させることができる。
(5)に係わる発明は、開閉扉の支軸上に設けたギヤに一方向クラッチを介在させた構成であるので、機構の簡素化を維持しながら、安価に制作することができる。
(6)に係わる発明は、駆動負荷が低減された状態で開閉扉が開方向に回動される場合、前記駆動負荷は自動的に通常の駆動負荷となるように構成したので、緩衝装置としての機能を安定させることができる。
(7)に係わる発明は、前記連結手段を首振り機構とするとともに、装置本体側の連結ギヤ列に対して、開閉扉の開方向への回動時は食い込み勝手に、また、閉方向への回動時は逃げ勝手となる相関関係を持たせたので、操作性がよい。
(8)に係わる発明は、開閉扉を閉方向に回動するときに、前記駆動負荷に対する前記連結手段の噛み合わせを解除する構成としたので操作性がよい。
以下、本願発明に係わる実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係わる画像形成装置の実施の形態を示す概略図である。
なお、デジタルカラー複写機からなる画像形成装置を示す図1の説明をした後に、本願発明に係わる緩衝機構の説明を他の図を用いて行うこととする。
本実施の形態における画像形成装置は、装置本体上部に自動原稿送り装置1を有するとともに、内部に画像読み取り部2、画像形成部3、ベルトユニット4のためのベルト設置部、給紙部5、定着装置T、反転排紙・再給紙部6、および、反転搬送手段であるADU7を有している。
前記自動原稿送り装置1は、原稿を1枚ずつ送り出して画像読み取り位置へと搬送し、画像読み取りが終わった原稿を所定の場所に排出する装置である。
前記自動原稿送り装置1は、原稿を載置する原稿載置台101、載置された原稿を分離する原稿分離手段103、分離された原稿を搬送する原稿搬送部105、搬送された原稿を排紙する原稿排紙手段107、排紙された原稿を載置する原稿排紙台109、および、原稿の両面の画像を読み取る両面コピーモードにおいて、当該原稿の表裏面を反転させるべく使用されるローラ対からなる原稿反転手段111を有している。
処理プロセスがらみで述べるに、前記原稿載置台101上に載置された複数枚の原稿(不図示)は、原稿分離手段103によって1枚づつ分離され、前記原稿搬送部105を介して画像読み取り位置に向けて搬送される。
前記原稿読み取り位置は、前記原稿搬送部105の下方部に設けられており、そこで、画像読み取り装置2を構成するスリット201を介して、原稿の画像が読み取られ、読み取られた原稿は原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
なお、両面コピーモードにおいては、片面が読み取られて搬送されてくる原稿は前記原稿反転手段111により二点鎖線の矢印で示す方向に搬送され、進行方向における後端を咬んでいる状態で当該原稿反転手段111の駆動が停止された後の逆方向回転により前記原稿搬送部105を介して、再び画像読み取り位置に導かれ、しかる後、前記原稿排紙手段107によって原稿排紙台109上に排出される。
上記の工程は、原稿載置台101上に載置された原稿の枚数分繰り返される。
前記画像読み取り装置2は、前記スリット201、原稿を照射するためのランプ213と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー215とを一体化してなる第1ミラーユニット205、第1ミラー215からの光を反射させる第2ミラー217と第3ミラー219とを略V字状に一体化してなる第2ミラーユニット207と、当該第3ミラー219からの反射光を撮像素子上に結像させる結像レンズ209、および、結像レンズ209によって結像された光像を光電変換して画像情報を得るライン状の撮像素子(以下、CCDという)211を有している。
前記画像情報は、適宜の画像処理を施された後、一旦、図示しないメモリに蓄積されるようになっている。
前記自動原稿送り装置1によって送られている原稿を、画像読み取り装置2で読み取る態様においては、第1ミラーユニット205及び第2ミラーユニット207は、図示の如き位置に固定されている。
前記画像読み取り装置2によって読み取られた各色毎の画像信号はメモリより順次取り出され、静電荷潜像形成手段である各露光光学系にそれぞれ電気信号として入力される。
前記画像形成部3は色分解画像に応じたトナー像を形成するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の4組の画像形成手段(以下、画像形成ユニットという)30を含む。
それぞれの画像形成ユニット30は、例えば、有機光導電体を含有させたポリカーボネイトなどの樹脂よりなる感光層をドラム状の金属基体上に設けてなる像担持体(以下、感光体ドラムという)310、スコロトロン形式からなる帯電器320、画像書き込み手段(静電荷潜像形成手段と同義)である露光光学系330、静電荷潜像を顕像化する現像装置8、転写手段340、転写後の感光体ドラム310の表面をクリーニングするブレード(クリーニング手段)を含むクリーニング装置350を主要構成要素とする。
前記現像装置8は、磁性キャリア(以下、単にキャリアという)と非磁性トナー(以下、単にトナーという)とを含む二成分現像剤を収納し、また、位置固定であって周方向に複数の磁極を配列せしめた磁石を内蔵する可回転、かつ、非磁性の円筒形状からなる現像剤担持体(現像スリーブ)等を有しているが、この構成自体は公知なので詳細な説明は割愛する。
なお、前記露光光学系330はレーザ光学系で構成される露光ユニットであり、また、前記転写手段340は後述する回転ベルト401を介して前記感光体ドラム310の周面一部に対向している。
上述した4組の前記画像形成ユニットの機械的構成は基本的に同じであるので、参照符号は1組みのユニットについてのみ付し、他のユニットについては省略してある。
それぞれの画像形成ユニット30は、ベルト設置部において縦方向に長く配設された、ベルトユニット4を構成するループ状の回転ベルト(以下、中間転写ベルトという)401の一平面(張設面)Aに沿って、上から、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に配列されている。
前記中間転写ベルト401と、当該中間転写ベルトを回転可能に懸架する支持ローラ405、406、407、および、バックアップローラ410等がベルトユニット4を構成し、また、前記バックアップローラ410は、中間転写ベルト401を挟んで当該バックアップローラと押圧しながら回転するように対向配置した転写ローラ510とで二次転写手段を構成している。
上記の画像形成ユニット30とベルトユニット4の構成とによる画像形成は次のようになされる。
画像形成プロセスの開始に伴って、反時計方向に回転する感光体ドラム310の表面は帯電器320により所定の極性に帯電される。
次いで、露光光学系330による第1の色信号、即ち、イエロー(Y)の画像信号に対応する露光が施され、当該(Y)の画像に対応する潜像が前記感光体ドラム310上に形成される。
前記潜像は現像装置8の現像剤による接触または非接触現像処理により反転現像されて(Y)のトナー像に変換された後、転写手段340の作用によって中間転写ベルト401上に転写される。
第1の色信号による画像形成開始から所定の時間後に順次開始される他の色信号による画像形成は上記と同様のプロセスにより、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(BK)の各画像形成ユニットによって作られ、それぞれのトナー像が前記(Y)のトナー像のある画像領域と重畳するように順次転写され、前記中間転写ベルト401上に重ね合わせのカラートナー像が形成される。
一方、転写処理終了後の前記感光体ドラム310の表面はクリーニング手段350で清掃され、新たな画像形成のための準備が整えられる。
なお、前記感光体ドラム310、あるいは、中間転写ベルト401に対する個々の画像形成プロセスの開始タイミングは、前記中間転写ベルト401の一方の側、本実施の形態においては外側であって、前記中間転写ベルトの回転方向に見て、前記転写ローラ510のある位置から1組目(イエロー)の画像形成ユニットが設けてある位置までの区間に付設したレジストセンサ413が、当該中間転写ベルト401に設けた、例えば、塗料を用いて形成した基準マークを検知した時を起点として計時を行い、所定時間経過毎に、順次、(Y)、(M)、(C)、(BK)プロセスを開始させるように構成してある。
前記レジストセンサ413による検知信号を取り込み、計時を監視するとともに、個々のプロセス等に関する制御はコンピュータを含む制御部(制御手段)Sで行う。
次に、中間転写ベルト上に形成されたカラートナー画像が用紙Pに転写され、装置外に排紙されるまでの工程に絡めて、装置のその他の構成につき簡単に述べる。
前記中間転写ベルト401上における画像形成に対応した適宜のタイミングで、転写材(以下、用紙という)Pが給紙部5の送り出し部501(511、521)に位置する給紙ローラ503(513、523)によって給紙され、分離ローラ506、および給紙経路上に設けた複数の搬送ローラ対R1〜R7を介して、レジストローラ551に向けて搬送される。
給紙される用紙Pは、記録枚数、記録開始釦、或いは、記録倍率やトナー濃度等を設定することができる操作盤111上で指定されたサイズの用紙であるが、他の公知技術を用いて選択することもできる。
前記用紙Pは、前記レジストローラ551に当接された後、当該前記レジストローラ551の回転再開によって前記中間転写ベルト401上のカラートナー像領域と重畳するように再給紙される。
次いで、前記用紙Pは二次転写部において前記バックアップローラ410と前記転写ローラ510とにより前記中間転写ベルトとともに押圧挟持されながらニップ部から送り出され、この間に、前記中間転写ベルト401上のカラートナー画像が前記用紙P上に転写される。
転写の際、前記転写ローラ510に適宜の転写バイアス電圧を印加するように構成することが望ましい。
トナー像が転写された前記用紙Pは、例えば、不図示の分離爪の作用を受けながら前記中間転写ベルト401から分離され、定着装置Tに向けて搬送される。
前記定着装置Tは定着ヒータを内蔵する定着ローラT1と、当該定着ローラと圧接しながら回転する圧着ローラT2とを有し、画像を形成しているカラートナーは、両ローラによる加熱・加圧により溶融され、用紙P上に定着される。
定着装置Tによる定着処理終了後の用紙Pは、その下流に設けてある排紙ローラ603により搬送され、装置本体外に設けてある排紙トレイ上に排出される。
一方、二次転写終了後の前記中間転写ベルト401の表面はブレードからなるクリーニング手段415によってクリーニングされ、新たなトナー像を担持する準備がなされる。
また、図において、通路切替部材601の実線位置は定着処理後に用紙Pの上下面を反転させて排出する場合に保持される位置であり、破線位置は、上述の如く、定着装置から送り出された用紙をそのまま排出する際に保持される位置である。
例えば、用紙Pの反転排出においては、前記定着装置Tから送り出された用紙Pは前記通路切替部材601の右側の辺に沿って下方に案内され、ローラ対602によって進行方向における後端が挟持された状態とされた後の当該ローラ対602の逆回転により上昇され、前記切替部材601の左側の辺を通って前記排紙ローラ603に達し、かつ、当該排紙ローラで排出されるように規制される。
更に、前記ADU7を用いる両面コピーモードの場合の用紙Pの挙動は、反転排出の場合と同様に、片面に画像が形成された定着処理後の用紙Pを前記切替部材601の右側の辺に沿って下方に導き、進行方向における用紙Pの後端をローラ対605により挟持した状態で搬送停止せしめた後、当該ローラ対605を逆回転せしめ、ガイド板Gに沿って上昇させ、複数のローラ対701、703、705を有するADU7に導くことで用紙Pの反転を達成する。
用紙Pの第2面に対する画像形成プロセスは前述と同じであり、前記定着装置Tから送り出された後の排出については前述した何れかを選択することになる。
尚、図中P1,P2,P3は所定量の用紙Pを収納することができる用紙収納装置であり、図の手前側に引き出し可能に構成してある。
また、参照符号9は開閉扉であり、反転排紙・再給紙部6の近傍において生じたジャム紙の排除(ジャム処理)をするときに操作される。
前記開閉扉9は、自身の下端部において、画像形成装置本体の固定部に回動可能に支軸されている。
次に、図2乃至図5を用いて開閉扉と装置本体側の駆動負荷との関係につき説明する。
尚、図は前記図1の画像形成装置を裏側からみたものであるが、本願発明の概念を簡単に説明するという意図から図1とは若干異なる外形構成としてあり、また、その構成も簡略化して示してある。
図において、GT1は前記定着ローラT1の一側部に固定して設けられる定着駆動ギヤであり、図示せぬ動力駆動系のギヤと噛み合っている。
GT2,GT3,GT4,GT5は連結ギヤ列GTを構成するギヤで装置本体の固定部に位置固定で設けられている。
また、前記定着駆動ギヤGT1とギヤGT2は、常時、噛み合い状態にある。
前記連結ギヤ列は、後述する開閉扉9の開方向への回動時において負荷となる(駆動負荷)ものであり、定着ローラT1或いは、圧接状態にある定着ローラT1と圧着ローラT2も駆動負荷とすることができる。
本実施の形態においては、前記連結ギヤ列GT、前記定着駆動ギヤGT1を介しての定着ローラT1、および、前記定着ローラT1と圧接している圧着ローラT2を駆動負荷とする。
以下、説明の便宜上、駆動負荷は駆動負荷DLと呼称する。
GT10,GT11,GT12は開閉扉9側に設けたギヤであり、前記連結ギヤ列GTと噛み合うことができる連結手段900を構成している。
前記ギヤGT10は開閉扉9の下端部に固定して設けられた軸(開閉扉の回動支点となる)に対して回転できるように、実質的に回転扉に固定されている。
また、前記ギヤGT11とギヤGT12は首振り機構910を構成している。
後記するが、前記首振り機構910はバネ付勢されており、ギヤGT11を中心として反時計方向に回動するようになっている。
但し、開閉扉9が閉じている図2の状態においては前記連結ギヤ列GTのギヤGT5に対して前記ギヤGT12が噛み合わないように、ストッパで位置制御してある。
尚、前記ギヤGT10は、前記開閉扉9の回動支点ギヤでもある。
上述の構成において、図2の状態にある開閉扉9を操作して開方向に回動させると、首振り機構910に対する前記ストッパの拘束が解除される。
換言すれば、開閉扉9の回動途中で、バネの付勢力によりギヤGT12はギヤGT11を中心として反時計方向に回動し、連結ギヤ列GTのギヤGT5と噛み合う。
その結果、前記した駆動負荷DLが掛かった状態下で開閉扉9が開方向に回動されることになり、開閉扉の急激な開放落下を抑制できるので、安全な扉操作が確保される。
前記駆動負荷DLと前記連結手段900との結合、言い換えると、ギヤGT12とギヤGT5との噛み合いにより緩衝装置(緩衝手段)が完成される。
図3は、緩衝装置が完成した状態を示す。図3の状態から、更に、開閉扉9を開方向に回動させると、開閉扉が完全に解放される(実施の形態では略90度回動)直前に前記ギヤGT12と前記ギヤGT5との噛み合いが解除され、緩衝装置は解消する。
開閉扉9が完全に解放されると、自身の下端部が装置本体の一部と当接し、その位置が保たれる。この状態が図4に示される。
このような状態を得るには、例えば、付勢バネによる首振り機構910の回動量を制限するストッパを前記開閉扉9に備えることにより達成することができる。
ジャム処理作業が終了した後、図4に示す状態から開閉扉9が閉方向に回動される。
すると、その途上で、図5に示されるように前記ギヤGT12とギヤGT5とが噛み合う状態となる。
しかしながら、首振り機構910(実質的にはギヤGT12である)は、前記連結ギヤ列GT(実質的にはギヤGT5である)に対して、開閉扉の開方向への回動時は食い込み勝手に、また、閉方向への回動時は逃げ勝手となる相関関係を持たせてあるので、無理なく開閉扉9を回動させることができる。
このような状態を、本願明細書においては、駆動負荷DLに対する連結手段900の噛み合わせを解除するという。
更に、回動が進むと、やがて開閉扉9は図1に示す状態に戻り、首振り機構910は前記ストッパに再び係止され、駆動負荷DLに対する連結手段900の噛み合いは解除された状態に保たれる。
首振り機構に関連した、「食い込み勝手」および「逃げ勝手」について図6,図7を用いて説明する。
図6は、開閉扉の開方向への回動時において、駆動負荷に対する首振り機構の反力を示す図であり、図7は、開閉扉の閉方向への回動時において、駆動負荷に対する首振り機構の反力を示す図である。
図6において、操作者の開動作によって前述した緩衝装置がバネ付勢の基に完成され、更に開閉扉9が時計方向に回動されると、ギヤ10は時計方向、ギヤGT11は反時計方向、ギヤGT12は時計方向に回動(回転の意)し、首振り機構910のギヤGT12は、連結ギヤ列GTのギヤGT5を介して駆動負荷を受ける。
このとき、前記ギヤGT12には、左斜め下方向に向いた反力が発生し、前記ギヤGT5に対してギヤGT12は食い込み勝手となって、その噛み合いが維持されることになる。
即ち、最終的にギヤGT10には時計方向の回動に対してブレーキがかけられる態様となり、前記開閉扉9の落下回動に対して抑制力が働くようになる。
一方、図7に示すように、開閉扉9が閉方向に回動している場合であると、前記ギヤ10は開閉扉9と同方向である反時計方向に回動、また、ギヤGT11は時計方向、ギヤGT12は反時計方向に回動する。
このような状態においては、首振り機構910、実質的にはギヤGT12には前述と略反対側の右斜め上方向に向いた反力が発生し、前記ギヤGT12はギヤGT5に対して逃げ勝手となる。
即ち、バネの付勢力はギヤGT12をギヤGT5に対して押さえつける方向に作用しているものの、当該ギヤ同士の噛み合いは弱められ、結果、開閉扉9の閉動作はスムーズに行われる。
尚、前記開閉扉9の回動支点ギヤであるギヤGT10に一方向クラッチを設け、開閉扉の開方向への回動において動力が繋がり、開閉扉の閉方向への回動時にはフリーとなるように構成しても、前記と同様の機能を達成することができる。
次に、図8,9を用いて、開閉扉の開閉機構について簡単に説明する。
図は主要部の概略図であり、既出のギヤGT10等、説明上不要と思われるものについては省略してあり、また、前出の部材(手段)と同じ部材については同一の参照符号を付してある。
図8は開閉扉9が閉状態にある時を示す。参照符号910は開閉扉側に設けた首振り機構であり、ギヤGT11とギヤGT12は略コの字状をした取付部材911に回転可能に取り付けてある。
前記取付部材911の一方の背側には切り欠き部913が形成してあり、また、他方の背側には屈折部916が設けてある。
前記ギヤGT11が取り付けられる軸Jの一端は前記取付部材911の外側に突出しており、当該軸Jに巻き回された付勢バネ914の一端が前記切り欠き部913に掛けられている。
また、前記付勢バネの他端は前記開閉扉9に設けた突起915に係止され、結果、前記首振り機構910には、常時、ギヤGT5側に向いた付勢力が作用している。
前記屈折部916は装置本体側に設けたストッパ930に当接して位置規制される。
換言すれば、前記ストッパ930は、装置本体側に設けられているギヤGT5に対してギヤGT120が連結(噛み合い)することを阻止或いは遮断する機能を有する。
前記ストッパ930は、矢示方向(時計方向)に所定量の回動ができるようにバネ(図示せず)で付勢され、また、ストッパ(図示せず)で規制されている。
前記ストッパ930は略半円形状を有し、軸部933を中心として可回動である。
前記ストッパ930の他端面は、開閉扉に固定して設けた押圧部材940に押圧されて閉時の位置を保っている。
上記の状態から、操作者が開閉扉9を開方向に回動させると、押圧部材940とストッパ930との係止が解除され、当該ストッパ930は、所定量、時計方向に回動する。
前記ストッパ930の回動により、首振り機構910は位置規制を解除され、付勢バネ914の付勢力により軸Jを中心として回動し、ギヤGT12がギヤGT5と噛み合う(図9参照)。
そして、駆動負荷が前記首振り機構に掛かった状態で開閉扉9が開方向に回動され、完全解放前にギヤGT12とギヤGT5との噛み合いが外れることは前述した通りである。
開閉扉9を開状態から閉方向に回動すると、図9に示す状態を経て、やがて押圧部材940がストッパ930に当接し、当該ストッパを反時計方向に回動させる。
その途上において、前記ストッパ930の一端面が首振り機構910の屈折部916を押圧し、ギヤGT5に対するギヤGT12の噛み合いを解除させる。
即ち、前記駆動負荷に対する前記連結手段の噛み合いを解除させ、図8の状態に戻る。
本実施の形態においては、駆動負荷を連結ギヤ列等を介しての、圧接状態にあるローラ対(定着ローラ、圧着ローラ)としたが、本願発明はこれに拘束されるものではなく、場合によって、例えば、連結ギヤ列と定着ローラまたは圧着ローラの何れか1つとすることもできる。
更に、排紙ローラ、或いは、給紙部における分離ローラ等を駆動負荷とすることもでき、設計の自由度は広い。
本発明に係わる画像形成装置の実施の形態を示す概略図である。 開閉扉と装置本体側の駆動負荷との関係を説明するための図である。 開閉扉と装置本体側の駆動負荷との関係を説明するための図である。 開閉扉と装置本体側の駆動負荷との関係を説明するための図である。 開閉扉と装置本体側の駆動負荷との関係を説明するための図である。 開閉扉の開方向への回動時において、駆動負荷に対する首振り機構の反力を示す図である。 開閉扉の閉方向への回動時において、駆動負荷に対する首振り機構の反力を示す図である。 開閉扉の開閉機構について説明するための図である。 開閉扉の開閉機構について説明するための図である。
符号の説明
1 自動原稿送り装置
2 画像読み取り部
3 画像形成部
4 ベルトユニット4
9 開閉扉
900 連結手段
910 首振り機構
911 取付部材
913 切り欠き部
914 付勢バネ
915 突起
916 屈折部
930 ストッパ
933 軸部
940 押圧部材
GT1 定着駆動ギヤ
GT2〜GT12 ギヤ

Claims (8)

  1. 画像形成装置本体に支軸された開閉扉を有し、当該開閉扉を開方向に回動する途中で、画像形成装置本体側に設けられている駆動負荷に対して開閉扉側に設けてある連結手段を噛み合わせることにより緩衝装置を構成し、前記開閉扉を閉方向に回動するときに、前記駆動負荷に対する前記連結手段の噛み合わせを解除する構成としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記連結手段は、開閉扉の支軸上に設けたギヤに一方向クラッチを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記連結手段は、装置本体側に設けられていて駆動負荷となる連結ギヤ列と噛み合う首振り機構を有し、当該首振り機構は、前記連結ギヤ列に対して、開閉扉の開方向への回動時は食い込み勝手に、また、閉方向への回動時は逃げ勝手となる相関関係を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置本体に支軸された開閉扉を有し、当該開閉扉を開方向に回動する途中で、画像形成装置本体側に設けられていて駆動負荷となる連結ギヤ列に対して、前記開閉扉側に設けてある連結手段を噛み合わせて緩衝装置を構成するとともに、開閉扉の完全解放時には前記連結手段の噛み合わせを解除する構成としたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記連結手段は、開閉扉の支軸上に設けたギヤに一方向クラッチを有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 駆動負荷が低減された状態で前記開閉扉が開方向に回動される場合、前記駆動負荷は自動的に通常の駆動負荷となるように構成したことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記連結手段は、前記連結ギヤ列と噛み合う首振り機構を有し、当該首振り機構は、前記連結ギヤ列に対して、開閉扉の開方向への回動時は食い込み勝手に、また、閉方向への回動時は逃げ勝手となる相関関係を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記開閉扉を閉方向に回動するときに、前記駆動負荷に対する前記連結手段の噛み合わせを解除する構成としたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011252981A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Canon Inc 画像形成装置
JP2013216075A (ja) * 2012-03-13 2013-10-24 Seiko Epson Corp 記録装置

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