JP2008151501A - 空調機の不正使用防止ユニットを備えた空調制御システム及び不正使用防止プログラム - Google Patents

空調機の不正使用防止ユニットを備えた空調制御システム及び不正使用防止プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、遠隔から不正使用されている空調機の運転を自動的に禁止させることである。
【解決手段】空調制御システムは、通常運転禁止状態にある空調機50,70と、公衆ネットワーク40と、公衆ネットワークを介して空調機と通信可能な中央管理装置20と、空調機と通信可能であり、空調機の不正使用を防止する不正使用防止ユニット10とを備える。空調機は、中央管理装置にアクセスし、中央管理装置は、顧客に関するデータを参照し、顧客について空調機の不正使用があるかどうかを判断し、不正使用がない場合は、同アクセスに対し第1信号を発信し、不正使用がある場合は、同アクセスに対し第1信号を発信しない。不正使用防止ユニットの制御部11は、第1信号を受信しない回数をカウントし、第1信号を受信した場合、或いは第1信号を受信しない場合であって前記回数が所定回数以下である場合は、空調機の運転禁止状態を解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調機の不正使用を防止するユニットを備えた空調制御システム及び空調機の不正使用を防止するためのプログラムに関する。
近年、空調設備については顧客との間でリース契約が結ばれることが多く見られる。
リース契約が結ばれると、顧客はリース料を支払う義務を負うが、顧客がリース料を滞納する等の重大な契約違反や契約外の使用があったとしても、空調設備の使用を止めさせるのは実際上困難なことが多い。例えば、遠隔地にある顧客に対しては、たとえ顧客側において不正使用があったとしても放置せざるを得ない。しかし、不正使用があった場合でも空調設備を使用し続けられるとすると、リース料の不払いに拍車がかかりかねない。
そこで、本発明の課題は、遠隔から不正使用されている空調機の運転を自動的に禁止させることができる空調機の不正使用防止ユニットを備えた空調制御システム及び不正使用防止プログラムを提供することにある。
第1発明に係る空調制御システムは、通常運転禁止状態にある空調機と、公衆ネットワークと、中央管理装置と、空調機の不正使用を防止する不正使用防止ユニットとを備える。空調機は、熱源側装置及び利用側装置を含み、中央管理装置にアクセスする。中央管理装置は、公衆ネットワークを介して空調機と通信可能であり、顧客に関するデータを参照し、顧客について空調機の不正使用があるかどうかを判断し、不正使用がない場合は、その顧客の空調機の前記アクセスに対し第1信号を発信し、不正使用がある場合は、その顧客の空調機の前記アクセスに対し第1信号を発信しない。不正防止ユニットは、空調機と通信可能であり、空調機が第1信号を受信したかどうかを判断する制御部を有する。同制御部は、第1信号を受信しない回数をカウントし、第1信号を受信した場合、或いは第1信号を受信しない場合であって前記回数が第1所定回数以下である場合は、空調機の運転禁止状態を解除する。
ここで、空調機の不正使用とは、例えば空調機のリース料を滞納する等顧客側において重大な契約違反や契約外の使用等があるにも関わらず、空調機が使用し続けられていること等をいう。また、空調機を運転させない手段としては、運転が禁止された状態にある空調機の状態を維持することをいう。
また、不正使用防止ユニットが空調機と通信可能であるとは、不正使用防止ユニットが独立した機器として設けられもよく、また空調機内に設けられていてもよい。
また、第1所定回数とは、空調機の不正使用をしている顧客に対する猶予期間に対応する回数であり、猶予期間とはかかる顧客に対し空調機の使用を止めさせるまでの期間として適切な期間をいう。
この空調制御システムでは、第1信号を受信しない場合は空調機を運転させないことにより、遠隔であっても自動的に不正使用されている空調機を特定し、空調機の不正使用を積極的かつ速やかに止めさせることができる。
また、この空調制御システムでは、空調機の運転を止めさせるタイミングを設定することにより、遠隔から自動的にかつ迅速に不正使用されている空調機を特定し、空調機の不正使用を止めさせることができる。
また、この空調制御システムは、不正使用防止ユニットが第1信号を、例えば一定期間毎に受信し、第1信号を受信しないと判断した場合は空調機を運転させないことにより、遠隔であっても自動的に不正使用されている空調機を特定し、空調機の不正使用を速やかに止めさせることができる。
また、この空調制御システムでは、中央管理装置が不正使用をしている顧客の空調機に対し第1信号を出さないことにより、自動的に空調機の不正使用の発生を把握することができる。
更に、この空調制御システムでは、中央管理装置は空調機のアクセスに対する応答信号として第1信号を発信することにより、空調機の認証等を行うことができ、より迅速かつ確実に空調機の不正使用の発生を把握することができる。
第2発明に係る空調制御システムは、第1発明に係る空調制御システムであって、不正使用防止ユニットの制御部は、前記回数が、第1所定回数より少ない第2所定回数を超える場合は、第2信号を生成し、発信させる。同第2信号は、警告を表示させる信号である。
ここで、第2所定回数とは、空調機の不正使用をしている顧客に対する猶予期間に対応する回数であり、猶予期間とはかかる顧客に対し何らかの警告を出すまでの期間として適切な期間をいう。
この空調制御システムでは、空調機の運転を止めさせる前に、警告を表示させることにより、空調機の不正使用が生じていることや、空調機の使用ができなくなることを顧客に事前に知らせることが可能となる。
第3発明に係る空調制御システムは、第2発明に係る空調制御システムであって、警告を表示する表示手段を備えている。
この空調制御システムでは、表示手段に警告を表示することにより、空調機の不正使用が生じていることや、空調機の使用ができなくなることを顧客に事前に知らせることが可能となる。
第4発明に係る空調制御システムは、第1発明に係る空調制御システムであって、空調機は、熱源側装置及び同利用側装置のいずれかに不正使用防止ユニットを有する。
ここで、空調機は、熱源、一次系及び二次系を含むタイプ(いわゆるセントラルタイプ)や室外機と室内機とが冷媒配管により結ばれたタイプのものを含む。また、利用側装置にはリモートコントローラも含まれる。
この空調制御システムは、不正使用防止ユニットを熱源側装置及び利用側装置のいずれかに備えることにより、空調機をより確実にかつ強制的に停止させることが可能となる。
第5発明に係る空調制御システムでは、第1発明に係る空調制御システムであって、空調機は、緊急停止用端子を含む空調制御部を有し、空調制御部は、中央管理装置と不正使用防止ユニットとの通信が不能となったとき、緊急停止用端子に信号を入力する。
この空調制御システムは、遠隔であっても不正使用されている空調機の運転を確実に禁止することができる。
第6発明に係るプログラムは、通常運転禁止状態にある空調機と、公衆ネットワークと、中央管理装置と、空調機の不正使用を防止する不正使用防止ユニットとを備える空調制御システムの不正使用防止ユニットを作動させるプログラムである。空調機は、熱源側装置及び利用側装置を含み、中央管理装置にアクセスする。中央管理装置は、公衆ネットワークを介して空調機と通信可能であり、顧客に関するデータを参照し、顧客について空調機の不正使用があるかどうかを判断し、不正使用がない場合は、その顧客の空調機の前記アクセスに対し第1信号を発信し、不正使用がある場合は、その顧客の空調機の前記アクセスに対し第1信号を発信しない。同プログラムは、第1信号を受信したかどうかを判断する受信判断ステップと、第1信号を受信しない回数をカウントするカウントステップと、第1信号を受信した場合、或いは同第1信号を受信しない場合であって前記回数が第1所定回数以下である場合は、空調機の運転禁止状態を解除する運転禁止状態解除ステップと、同回数が、第1所定回数より少ない第2所定回数を超える場合は、警告を表示させる第2信号を生成し発信させる警告ステップと、を不正使用防止ユニットに実行させる。
このプログラムでは、遠隔であっても自動的に不正使用されている空調機を特定し、警告を出して空調機の使用ができなくなることを事前に顧客に知らせることが可能であり、空調機の不正使用を速やかに止めさせることができる。
第1発明に係る空調制御システムは、第1信号を受信しない場合は空調機を運転させないことにより、遠隔であっても自動的に不正使用されている空調機を特定し、空調機の不正使用を積極的かつ速やかに止めさせることができる。また、空調機の運転を止めさせるタイミングを設定することにより、遠隔から自動的にかつ迅速に不正使用されている空調機を特定し、空調機の不正使用を止めさせることができる。また、不正使用防止ユニットが第1信号を、例えば一定期間毎に受信し、第1信号を受信しないと判断した場合は空調機を運転させないことにより、遠隔であっても自動的に不正使用されている空調機を特定し、空調機の不正使用を速やかに止めさせることができる。また、中央管理装置が不正使用をしている顧客の空調機に対し第1信号を出さないことにより、自動的に空調機の不正使用の発生を把握することができる。更に、中央管理装置は空調機のアクセスに対する応答信号として第1信号を発信することにより、空調機の認証等を行うことができ、より迅速かつ確実に空調機の不正使用の発生を把握することができる。
第2発明に係る空調制御システムは、空調機の運転を止めさせる前に、警告を表示させることにより、空調機の不正使用が生じていることや、空調機の使用ができなくなることを顧客に事前に知らせることが可能となる。
第3発明に係る空調制御システムは、表示手段に警告を表示することにより、空調機の不正使用が生じていることや、空調機の使用ができなくなることを顧客に事前に知らせることが可能となる。
第4発明に係る空調制御システムは、不正使用防止ユニットを熱源側装置及び利用側装置のいずれかに備えることにより、空調機をより確実かつ強制的に停止させることが可能となる。
第5発明に係る空調制御システムは、遠隔であっても不正使用されている空調機の運転を確実に禁止することができる。
第6発明に係るプログラムでは、遠隔であっても自動的に不正使用されている空調機を特定し、警告を出して空調機の使用ができなくなることを事前に顧客に知らせることが可能であり、空調機の不正使用を速やかに止めさせることができる。
≪第1実施形態≫
<第1実施形態に係る空調制御システムの概略構成>
本発明の第1実施形態に係る空調制御システム1を、図1に示す。
空調制御システム1は、主に、顧客の建物5内の空調機(顧客に対しリースされているもの)を管理し制御する中央管理装置20と、同中央管理装置20と公衆ネットワーク40を介して通信可能な空調制御装置31と、同空調制御装置31と内部ネットワーク60で通信可能な空調機51群から構成されている。
中央管理装置20は、遠隔地の管理センター等に配されており、各顧客の建物5に設置されリースされている空調機50に関する遠隔制御を行う。なお、図1においては、図示を省略しているが、中央管理装置20は複数の顧客の空調設備の管理を行う。中央管理装置20はまた、通信部21を有し、公衆ネットワーク40を介して空調制御装置31と通信可能である。さらに中央管理装置20は、顧客データベース22にアクセス可能であり、顧客データベース22は、顧客データ(顧客ID等)、リース料の支払い状態等の情報を保持する。リース料の支払い状態とは、主に支払い済みか未払いかの情報や未払い状態となってから日数等を含み、顧客からの入金等により更新される。
空調制御装置31は、顧客の建物内において、公衆ネットワーク40を介して中央管理装置20と通信可能に配されているコンピュータ等からなる装置である。空調制御装置31の構成は、図2において概略的に示すように、建物5の空調機50群の空調制御を行う空調制御部33の他、通信部32、メモリ34、表示部35及び入力部36を備える。空調制御装置31はさらに、後述するように、空調機の不正使用を防止するための不正使用防止ユニット10を備えている。空調制御装置31は、中央管理装置20に一日一回の頻度でアクセスする。なお、このアクセス頻度は一日一回に限定されず、状況に応じて高くしたり低くしたりできる。
空調機50群は、空調制御装置31と内部ネットワーク60を介して通信可能であり、主に、室外機51群と室内機52群とリモートコントローラ53とを有する。
なお、空調制御装置31は独立した機器として設けられている必要はなく、室外機512や室内機52の制御部が、空調機毎に中央管理装置20にアクセスをし、第1信号を受信するようにしてもよい。
<不正使用防止ユニットの概略構成>
図2に示すように、空調制御装置31に配された不正使用防止ユニット10は、主に、不正使用防止プログラム12と不正使用防止制御部11とを有する。不正使用防止制御部11は、後述するように、不正使用防止プログラムが実行されることによる処理(以下、不正使用防止処理)を行う。なお、図2においては、理解を容易にするため、空調制御部33と不正使用防止制御部11とを分けて示しているが、実際は一つのCPUにより実行されてもよい。
<第1実施形態に係る空調制御システムにおける不正使用防止処理の流れ>
不正使用防止処理の流れを、図3のフローチャートを参照しながら説明する。なお、この一連の処理は、空調制御装置31による一日一回のアクセスから始まり、リース料が支払われたかどうかの判断がされ、その判断に基づく対処がなされるまでの処理である。
まず、不正使用防止ユニット10を備えた空調制御装置31は、中央管理装置20にアクセスする(S101ステップ)。なお、このアクセスは一日一回行われ、中央管理装置20は顧客IDや暗証番号等によってアクセスしてきた顧客を認証する。同アクセスを受信した中央管理装置20は(S102ステップ)、顧客データベース22にアクセスし、当該顧客のリース料支払い状態(リース料が支払い済みか未払いかを示す情報等)を参照し確認する(S103ステップ)。
S104ステップにおいて、不正使用防止ユニット10の制御部11が支払い済みであると判断した場合、中央管理装置20は、上記S102ステップにおけるアクセスに対する応答として、空調機50の使用を許可するための信号(以下、使用許可信号と称する)を空調制御装置31に送信する(S105ステップ)。使用許可信号を受信した不正使用防止ユニット10は、未受信カウンタ(空調制御装置31が使用許可信号を受信しない回数をカウンとする)を0にし(S106ステップ)、処理は終了する。
一方S104ステップにおいて、不正使用防止ユニット10の制御部11が未払いであると判断した場合、中央管理装置20は使用許可信号を送信しない。したがって、空調制御装置31はアクセスに対する応答である使用許可信号を受信できない。これにより不正使用防止ユニット10の制御部11は、未受信カウンタを1加算する(S107ステップ)。
次に、不正使用防止ユニット10の制御部11は、未受信カウンタが13を超えているかどうかを判断する。13を超えている場合(つまり未払いの状態になってから2週間以上経過した場合)は、S109ステップに進む。13以下である場合(つまり未払いの状態になってから2週間未満までの間)、顧客に猶予期間を与えるため警告等の対処をせず、処理は終了する。
S109ステップにおいて、不正使用防止ユニット10の制御部11は、未受信カウンタが27を超えているかどうかをさらに判断する。27以下である場合、未払いの状態になってから2週間は過ぎているものの4週間にはなっていないので、表示手段であるモニタ32に警告表示を出す(S110ステップ)。27を超えている場合は、未払いの状態になってから4週間以上は経過していることになる。したがって、不正使用防止ユニット10の制御部11は、空調機50群の運転を禁止させるための信号(以下、運転禁止信号と称する。)を生成、発信するとともに、モニタ35には使用不可表示をする(S111ステップ)。
このように、本実施形態に係る空調機に不正使用防止処理は、リース料を支払い済みの顧客には使用許可信号を送信し、未払い状態の顧客には、未払いとなった期間に応じて警告、運転禁止信号の送信を行う。
<運転禁止制御の具体的態様>
空調制御装置31からの運転禁止信号により禁止される具体的態様をいくつか挙げると、例えば、空調制御装置31により行っていたON/OFF等の操作を不能にする、各リモートコントローラ53の操作を無効とする、室外機を停止状態としロックする等が考えられる。これらの設定は、空調制御装置31が中央管理装置20から解除指令を受信しない変更できないようにする。
なお、空調制御装置31を空調機50の内部ネットワーク60から不正に切り離すことにより、空調機50を使用し続けることも考えられる。この場合、例えば、空調機50の制御部にそもそも取り付けられているエラー端子(緊急停止用端子)を利用し、空調制御装置31の切り離しが行われると空調機50を緊急停止させるようにすること等が可能である。
また、運転禁止となった状態の空調機50を再び使用できる状態とするには、中央管理装置20から所定の解除信号等を送信する。
<第1実施形態の特徴>
(1)
上記実施形態においては、不正使用防止ユニット10は、空調機の使用許可信号を一日一回受信し、同信号を受信しない場合は運転を禁止する信号を出すことにより、遠隔であっても自動的に不正使用されている空調機50を特定し、空調機50の不正使用を速やかに止めさせることができる。また、空調制御装置31が不正使用防止ユニット10を備えているため、空調機50の運転を禁止させる制御を容易に行うことができるとともに、既存の設備に大きな変更を加えることなく不正使用防止ユニット10を導入できる。
(2)
上記実施形態においては、中央管理装置20は空調制御装置31のアクセスに対する応答信号として空調機50の使用許可信号を発信することにより、空調制御装置の認証等を行うことができ、より迅速かつ確実に空調機50の不正使用の発生を把握することができる。
(3)
上記実施形態においては、不正使用防止ユニット10は、顧客のリース料が未払い状態になってから2週間経過したとき警告を表示し、4週間経過したとき運転禁止信号を出すため、リース料の未払いにより空調機50の不正使用が生じていることや、空調機50の使用ができなくなることを顧客に事前に知らせることが可能となる。
(4)
上記実施形態においては、中央管理装置20は空調制御装置31のアクセスに対する応答信号として使用許可信号発信することにより、空調制御装置31の認証を行うことができ、より迅速かつ確実に空調機50の不正使用の発生を把握することができる。
<第1実施形態の変形例>
(A)
第1実施形態においては、不正使用防止ユニット10は空調制御装置31に設けられているが、中央管理装置20に設けてもよい。この処理の流れについて、図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、この一連の処理は、空調制御装置31による一日一回のアクセスから始まり、リース料が納付されているかどうかの判断がされ、その判断に基づく対処がなされるまでの処理である。不正使用防止ユニット10については、制御部11及び不正使用防止プログラム12を備えている点は図2に示すものと同様なので図示は省略する。
まず、空調制御装置31は、中央管理装置20にアクセスする(S201ステップ)。なお、このアクセスは、上記第1実施形態と同様に一日一回行われる。同アクセスを受信した中央管理装置20は(S202ステップ)、顧客データベース22にアクセスし、当該顧客のリース料支払い状態(リース料が納付済みか未納付かを示す情報等)を参照し確認する(S203ステップ)。
S204ステップにおいて、不正使用防止ユニット10の制御部11は、支払い済みであると判断した場合、顧客データベース22等に保持されている未払いカウンタ(未納付の状態を確認した連続回数)を0にする(S205ステップ)。そして、上記S202ステップにおけるアクセスに対する応答として、空調機50の使用許可信号を空調制御装置31に送信し(S206ステップ)、空調制御装置31は、使用許可信号を受信し(S207ステップ)、処理は終了する。
一方S204ステップにおいて、不正使用防止ユニット10の制御部11は、未払いであると判断した場合、使用許可信号を送信せず、未払いカウンタを1加算する(S208ステップ)。
次に、不正使用防止ユニット10の制御部11は、未払いカウンタが13を超えているかどうかを判断する。13を超えている場合は(つまり未払いの状態になってから2週間以上経過した場合)はS210ステップに進む。13以下である場合(つまり未払いの状態になってから2週間未満までの間)、顧客に猶予期間を与えるため警告等の対処をせず、処理は終了する。
S210ステップにおいて、不正使用防止ユニット10の制御部11は、未払いカウンタが27を超えているかどうかをさらに判断する。27以下である場合は、未払いの状態になってから2週間は過ぎているものの4週間にはなっていないので、警告表示指令を空調制御装置31に送信し(S211ステップ)、空調制御装置31は。表示手段であるモニタ35に警告表示を出す(S212ステップ)。27を超えている場合は、未払いの状態になってから4週間以上は経過していることになる。したがって、不正使用防止ユニット10の制御部11は、空調機50群の運転禁止信号を生成し、空調制御装置31に送信する(S213ステップ)。空調制御装置31は運転禁止信号を受信して、空調機50の各運転禁止制御を行い、モニタ35には空調機の使用不可表示をする(S214ステップ)。
上記変形例では、中央管理装置20は、不正使用防止ユニット10を備えており、空調機の使用許可信号の送信暦を管理し、その送信暦に基づき運転を禁止する信号を発信するため、空調機の不正使用状況を一元的に管理でき、遠隔より空調機の不正使用を速やかに止めさせることができる。
(B)
空調機は、室外機や室内機を有するタイプの空調機に限定されず、例えば、図5に示すように、チラー等の熱源71、ポンプ、配管系である1次系72、及びファンコイルユニットやエアハンドリングユニット等の2次系73から構成される、いわゆるセントラル系の空調機70であってもよい。これらは、空調制御装置31と内部ネットワーク80で通信可能である。
(C)
第1実施形態においては、空調制御装置31が中央管理装置20に一日一回アクセスするとしているが、操作毎にアクセスし、使用許可信号を得るようにしてもよい。この場合、リース料が未払いの状態で使用回数が一定の回数を超えると警告、さらに運転禁止となる。
(D)
第1実施形態においては、空調機50は通常運転可能状態であるが、これを運転禁止状態としていてもよい。この場合、一日一回の中央管理装置20からの使用許可信号を受信する毎に、空調機の運転禁止状態を解除させる。このように空調機50を通常運転禁止状態としておくことで、より確実に不正使用を防止することができる。
また、この場合、中央管理装置20から送信される使用許可信号を毎回異なる暗証番号としてもよい。顧客は、一日一回のアクセスに対し暗証番号を入手し、空調制御装置31にその暗証番号を入力することによって、空調機50が運転可能状態となるようにする。リース料が未払いの場合、暗証番号が送信されなくなるため、空調機50を使用できなくなる。このように暗証番号を導入することで、さらに確実に不正使用を防止することができる。
≪他の実施形態≫
本発明に係る不正使用防止ユニット10は、空調機50における室外機51、室内機52、リモートコントローラ53のいずれに設けてもよい。
室外機51に設けた場合、その運転禁止制御の態様としては、操作不能制御の他、電源供給停止、ファン停止、コンプレッサ停止、異常コード発信による停止、弁閉鎖、切替弁の操作不能制御等がある。室内機52に設けた場合、操作不能制御の他、電源供給停止、ファン停止、異常コード発信による停止、弁閉鎖等がある。リモートコントローラ53に設けた場合、リモートコントローラの操作不能制御等がある。
さらに、同不正使用防止ユニット10は、冷媒配管の弁に設けることも可能である。この場合、冷媒配管の弁を閉鎖することにより空調機50の運転を停止できる。
また、本発明に係る不正使用防止ユニット10は、図5に示すいわゆるセントラル系タイプの空調機70において設けることも可能である。禁止制御の態様としては、例えば熱源71に設けた場合は、操作不能制御の他、電源供給停止、ファン・ポンプ停止、コンプレッサ停止、異常コード発信による停止、弁閉鎖等がある。一次系72に設けた場合は、ポンプや弁の操作不能制御、電源供給停止等がある。二次系73に設けた場合、操作不能制御の他、電源供給停止、ファン停止、異常コード発信による停止、弁閉鎖等がある。
本発明は、遠隔地であっても不正使用されている空調機の運転を自動的に禁止させることができる不正使用防止ユニット、同不正使用防止ユニットを備えた空調制御装置、空調機及び空調制御システムとして有用である。
本発明の第1実施形態に係る空調制御システムの概略図。 同第1実施形態に係る不正使用防止ユニットを備えた空調制御装置の概略構成図。 同第1実施形態に係る不正使用防止プログラムによる処理の流れを示すフローチャート。 同第1実施形態の変形例に係る不正使用防止プログラムによる処理の流れを示すフローチャート。 同第1実施形態の変形例に係る空調制御システムの概略図。
符号の説明
1 空調制御システム
10 不正使用防止ユニット
11 不正使用防止制御部(制御部)
12 不正使用防止プログラム
20 中央管理装置
21 通信部
22 顧客データベース
31 空調制御装置
33 空調制御部
35 モニタ(表示手段)
40 公衆ネットワーク
50 空調機
51 室外機
52 室内機
53 リモートコントローラ
60,80 内部ネットワーク
70 空調機(セントラル系)
71 熱源
72 一次系
73 二次系

Claims (6)

  1. 熱源側装置(51,71,72)及び利用側装置(52,53,73)を含み、通常運転禁止状態にある空調機(50,70)と、
    公衆ネットワーク(40)と、
    前記公衆ネットワーク(40)を介して前記空調機(50,70)と通信可能な中央管理装置(20)と、
    前記空調機(50,70)と通信可能であり、前記空調機(50,70)の不正使用を防止する不正使用防止ユニット(10)と、
    を備え、
    前記空調機(50,70)は、前記中央管理装置(20)にアクセスし、
    前記中央管理装置(20)は、顧客に関するデータを参照し、前記顧客について前記空調機(50,70)の不正使用があるかどうかを判断し、不正使用がない場合は、前記顧客の前記空調機(50,70)の前記アクセスに対し第1信号を発信し、不正使用がある場合は、前記顧客の前記空調機(50,70)の前記アクセスに対し前記第1信号を発信せず、
    前記不正使用防止ユニット(10)は、前記空調機(50,70)が前記第1信号を受信したかどうかを判断する制御部(11)を有し、
    前記制御部(11)は、
    前記第1信号を受信しない回数をカウントし、
    前記第1信号を受信した場合、或いは前記第1信号を受信しない場合であって前記回数が第1所定回数以下である場合は、前記空調機(50,70)の運転禁止状態を解除する、
    空調制御システム(1)。
  2. 前記不正使用防止ユニット(10)の前記制御部(11)は、前記回数が、前記第1所定回数より少ない第2所定回数を超える場合は、第2信号を生成し、発信させ、
    前記第2信号は、警告を表示させる信号である、
    請求項1記載の空調制御システム(1)。
  3. 前記警告を表示する表示手段(35)を備えた、
    請求項2記載の空調制御システム(1)。
  4. 前記空調機(50,70)は、前記熱源側装置(51,71,72)及び前記利用側装置(52,53,73)のいずれかに前記不正使用防止ユニット(10)を有する、
    請求項1記載の空調制御システム(1)。
  5. 前記空調機(50,70)は、緊急停止用端子を含む空調制御部を有し、
    前記空調制御部は、前記中央管理装置(20)と前記不正使用防止ユニット(10)との通信が不能となったとき、前記緊急停止用端子に信号を入力する、
    請求項1記載の空調制御システム(1)。
  6. 熱源側装置(51,71,72)及び利用側装置(52,53,73)を含み、通常運転禁止状態にある空調機(50,70)と、
    公衆ネットワーク(40)と、
    前記公衆ネットワーク(40)を介して前記空調機(50,70)と通信可能な中央管理装置(20)と、
    前記空調機(50,70)と通信可能であり、前記空調機(50,70)の不正使用を防止する不正使用防止ユニット(10)と、
    を備え、
    前記空調機(50,70)は、前記中央管理装置(20)にアクセスし、
    前記中央管理装置(20)は、顧客に関するデータを参照し、前記顧客について前記空調機(50,70)の不正使用があるかどうかを判断し、不正使用がない場合は、前記顧客の前記空調機(50,70)の前記アクセスに対し第1信号を発信し、不正使用がある場合は、前記顧客の前記空調機(50,70)の前記アクセスに対し前記第1信号を発信しない、
    空調制御システム(1)の前記不正使用防止ユニット(10)を作動させるプログラムであって、
    前記空調機(50,70)が前記第1信号を受信したかどうかを判断する受信判断ステップと、
    前記第1信号を受信しない回数をカウントするカウントステップと、
    前記第1信号を受信した場合、或いは前記第1信号を受信しない場合であって前記回数が第1所定回数以下である場合は、前記空調機(50,70)の運転禁止状態を解除する運転禁止状態解除ステップと、
    前記回数が、前記第1所定回数より少ない第2所定回数を超える場合は、警告を表示させる第2信号を生成し発信させる警告ステップと、
    を前記不正使用防止ユニット(10)に実行させるプログラム。
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