JP2008149244A - 静電霧化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な回路構成でありながらナノサイズミストを安定して発生させる。
【解決手段】高電圧発生回路3の出力電圧を安定化する出力安定化回路6が、スイッチング素子Q1がオンしているときに制御巻線L3に誘起される参照電圧に基づいてスイッチング素子Q1のオン時間を調整する。故に高電圧発生回路3の出力電圧を検出して調整する場合と比較して、回路部品に必要な耐圧性能が低くなるとともに高電圧発生回路3の1次側と2次側(トランスTの1次側と2次側)を絶縁しなくても高電圧発生回路3の出力電圧が安定化できる。その結果、簡単な回路構成でありながらナノサイズミストを安定して発生させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ナノサイズミストを発生させるための静電霧化装置に関するものである。
液体(例えば、水)が供給される放電電極と対向電極との間に高電圧を印加して放電させることで、放電電極が保持している液体にレイリー分裂を生じさせて霧化させることでナノメータサイズの帯電微粒子水(ナノサイズミスト)を生成する静電霧化装置がある。
上記帯電微粒子水は、ラジカルを含んでいるとともに長寿命であって、空間内への拡散を大量に行うことができ、室内の壁面や衣服やカーテンなどに付着した悪臭成分などに効果的に作用し、無臭化することができるといった特徴を有している。
しかし、水タンクに入れた水を毛細管現象によって放電電極に供給するものでは、水タンクへの水の補給を使用者に強いることになる。この手間を不要とするために空気を冷却することで水を生成する熱交換部を設けて、熱交換部で生成した水(結露水)を放電電極に供給することが考えられるが、この場合、熱交換部で結露水を生成してこの水を放電電極まで送るのに少なくとも数分程度の時間がかかってしまう。
これに対して本出願人は、放電電極を冷却して放電電極部分に空気中の水分を基に結露水を生成させる冷却手段と、電極間に流れる放電電流を検出し当該放電電流が所定値を維持するように冷却手段を制御する制御手段とを備えた静電霧化装置を提案している(特許文献1参照)。
特開2006−122819公報
しかしながら、特許文献1に記載されている従来例のように、一定量のナノサイズミストを安定して生成するために放電電極への水の供給量を制御する場合、水タンクからの補給又は放電電極部分への結露水生成による補給の何れにおいても応答時間が遅いという問題や制御が複雑になるという問題があった。
そこで、一定量のナノサイズミストを安定して生成するための他の方法として、高電圧を発生する高電圧発生回路の出力を安定化させるという方法がある。かかる方法を実現する場合に、放電電極と対向電極との間に印加される高電圧を検出し、当該検出電圧が所定の目標値と一致するように高電圧発生回路の出力を調整することが考えられる。しかしながら、高電圧発生回路の出力電圧を検出して調整する場合、検出回路を高耐圧の回路部品で構成するとともに、高電圧発生回路の1次側と2次側を絶縁する必要があるため、回路構成が複雑化してコストが上昇し、さらには静電霧化装置の大型化を招くという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、簡単な回路構成でありながらナノサイズミストを安定して発生させることができる静電霧化装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、静電霧化される液体が供給される放電電極と、放電電極に対向配置される対向電極と、放電電極と対向電極の間に高電圧を印加して放電を生じさせる高電圧発生手段と、高電圧発生手段の出力電圧を安定化する出力安定化手段とを備え、高電圧発生手段は、1次巻線並びに2次巻線、制御巻線を有するトランスと、直流電源の両極間に1次巻線を介して直列接続されるとともに制御巻線に生じる誘起電圧が制御端子に印加されるスイッチング素子とを具備し、スイッチング素子のスイッチング動作に伴って2次巻線に生じる誘起電圧を放電電極並びに対向電極に出力する自励発振型の直流/直流コンバータを有し、出力安定化手段は、スイッチング素子がオンしているときに制御巻線に誘起される参照電圧に基づいてスイッチング素子のオン時間を調整することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、出力安定化手段は、制御巻線に誘起される電圧を整流・平滑した前記参照電圧を所定の閾値電圧と比較し、参照電圧と閾値電圧の大小関係が変化したときにスイッチング素子をオフすることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、参照電圧の極性が、スイッチング素子がオフしているときに制御巻線に生じる誘起電圧と逆極性であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、出力安定化手段は、制御巻線の両端間に接続された整流素子並びに平滑コンデンサの直列回路と、平滑コンデンサの両端電圧が所定の閾値電圧を超えたときにオンするスイッチ要素とを有し、スイッチング素子の制御端子と整流素子並びに平滑コンデンサの直列回路の一端が制御巻線の一端に共通接続されるとともに、スイッチング素子の制御端子と整流素子並びに平滑コンデンサの接続点との間にスイッチ要素が挿入されてなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、出力安定化手段以外の回路の動作電圧を参照電圧から得ることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、高電圧発生手段の出力電圧を安定化する出力安定化手段が、スイッチング素子がオンしているときに制御巻線に誘起される参照電圧に基づいてスイッチング素子のオン時間を調整するので、高電圧発生回路の出力電圧を検出して調整する場合と比較して、回路部品に必要な耐圧性能が低くなるとともに高電圧発生手段の1次側と2次側(トランスの1次側と2次側)を絶縁しなくても高電圧発生手段の出力電圧が安定化でき、その結果、簡単な回路構成でありながらナノサイズミストを安定して発生させることができる。
請求項2の発明によれば、マイコン等を使用せずに簡単な回路構成で出力安定化手段が構成できる。
請求項3の発明によれば、参照電圧の極性が、スイッチング素子がオフしているときに制御巻線に生じる誘起電圧と逆極性であるため、スイッチング素子のスイッチング動作を制御するに当たって、参照電圧の極性がスイッチング素子がオフしているときに制御巻線に生じる誘起電圧と同極性である場合と比較して、スイッチング素子の制御端子に印加される電圧(制御電圧)の調整範囲を拡げることができ、その結果、スイッチング素子のオン時間の調整が容易且つ安定して行える。
請求項4の発明によれば、簡単な構成でスイッチング素子のオン時間の調整が容易且つ安定して行える。
請求項5の発明によれば、出力安定化手段以外の回路の動作電圧を参照電圧から得るので、電源回路を削減してコストダウンが図れる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図2に示すように本実施形態は、放電電極1と、放電電極1の先端と所定の距離をおいて対向配置されるとともに内周縁が実質的な電極として機能する対向電極2と、これら両電極1,2間に高電圧を印加して放電を生じさせる高電圧発生回路3と、高電圧発生回路3の出力電圧を安定化する出力安定化回路6とを備えている。ここで、対向電極2は接地されており、放電時には放電電極1側に負もしくは正の高電圧(例えば、数キロボルトの負電圧)が印加される。また、放電電極1へは図示しない供給手段(従来技術で説明した水タンクや冷却手段など)によって液体(例えば、水)が供給される。
ここで、放電電極1上に水分(例えば、結露水)を付着させた状態で放電電圧を放電電極1と対向電極2との間に印加すると、放電電極1上の水は対向電極2側に引っ張られてテーラーコーンTCと称される形状のものになるとともに、そのテーラーコーンTCの先端においてレイリー分裂が生じてナノメータサイズの帯電微粒子水が生成されることで液体(水)が霧化されるのであるが、放電電圧(高電圧発生回路3の出力電圧)が変動すると帯電微粒子水の生成量も増減して安定しなくなる。したがって、帯電微粒子水の生成量を安定させるためには、高電圧発生回路3の出力電圧を安定化することが必須条件となる。そのために本実施形態では、高電圧発生回路3の出力電圧を安定化させる出力安定化回路6を備えている。
図1は本実施形態の具体回路図を示している。高電圧発生回路3は従来周知のリンギングチョークコンバータ3Aと多段(図示例では3段)の倍電圧整流回路3Bからなる。リンギングチョークコンバータ3Aは、直流電源(平滑コンデンサC0)の両極間にトランスTの1次巻線L1とNPN型のバイポーラトランジスタからなるスイッチング素子Q1と抵抗R4の直列回路が接続され、トランスTの2次巻線L2にダイオードD11,D12,D13とコンデンサC11,C12,C13からなる倍電圧整流回路3Bが接続されるとともに、トランスTの制御巻線L3の一端がコンデンサC1と抵抗R2の直列回路を介してスイッチング素子Q1の制御端子(ベース)に接続され、平滑コンデンサC0の正極とスイッチング素子Q1のベースの間に抵抗R1が挿入され、さらにNPN型のバイポーラトランジスタからなるスイッチング素子Q2のベースが抵抗R3を介してスイッチング素子Q1のエミッタに接続されるとともにスイッチング素子Q2のコレクタがスイッチング素子Q1のベースと接続され、スイッチング素子Q2のエミッタが抵抗R4と制御巻線L3の接続点に接続されて構成されている。
ここで、高電圧発生回路3の基本動作について簡単に説明する。直流電源たる平滑コンデンサC0の両端に直流電圧が発生すると、抵抗R1を介してスイッチング素子Q1のベースに駆動電流が供給されてスイッチング素子Q1がオンし、スイッチング素子Q1を介してトランスTの1次巻線L1に電流が供給され、さらに当該電流の増加に伴って抵抗R4の両端電圧が上昇してスイッチング素子Q2をオンし、スイッチング素子Q1のベースがスイッチング素子Q2を介してグランドに接続されるためにスイッチング素子Q1がオフする。スイッチング素子Q1がオフすると抵抗R4に電流が流れなくなってスイッチング素子Q2がオフし、1次巻線L1に蓄積されたエネルギが放出されることで2次巻線L2に電圧が誘起され、さらに、2次巻線L2に生じる誘起電圧によって制御巻線L3にも電圧が誘起されるため、スイッチング素子Q1のベースに駆動電流が供給されてオンするという自励動作を繰り返すことになる。そして、スイッチング素子Q1のオフ時にトランスTの2次巻線に誘起される電圧が倍電圧整流回路3Bで整流・昇圧されて高電圧発生回路3の出力電圧として放電電極1と対向電極2の間に印加される。また、スイッチング素子Q1がオフ(スイッチング素子Q2がオン)するタイミングを遅らせば2次巻線L2に誘起される電圧が上昇し、反対にスイッチング素子Q1がオフ(スイッチング素子Q2がオン)するタイミングを早めれば2次巻線L2に誘起される電圧が下降するので、スイッチング素子Q1のオンオフのタイミング(オン時間)を調整することによって高電圧発生回路3の出力電圧を調整することが可能である。
次に、本発明の要旨である出力安定化回路6について説明する。出力安定化回路6は、整流素子たるダイオードD1、平滑コンデンサC2、スイッチ要素たるトランジスタQ3、分圧抵抗R6,R7、ツェナーダイオードZDで構成される。制御巻線L3とコンデンサC1の接続点にダイオードD1のカソードが接続され、ダイオードD1のアノードとグランドの間に平滑コンデンサC2が挿入される。トランジスタQ3はNPN型のバイポーラトランジスタであって、コレクタがスイッチング素子Q1のベースに接続されるとともに、エミッタがダイオードD1のアノードに接続され、ベースがツェナーダイオードZDのアノードに接続される。分圧抵抗R6がツェナーダイオードZDのカソードとグランドの間に挿入され、分圧抵抗R7がツェナーダイオードZDのカソードとトランジスタQ3のエミッタの間に挿入される。つまり、平滑コンデンサC2の両端電圧を分圧抵抗R6,R7で分圧した参照電圧がツェナーダイオードZDのツェナー電圧とトランジスタQ3のベース・エミッタ間電圧の合成電圧(閾値電圧)よりも高くなるとトランジスタQ3がオンとなり、その結果、スイッチング素子Q1のベース電位が低下してスイッチング素子Q1がオフすることになる。
続いて、出力安定化回路6の動作を詳しく説明する。上述のようにリンギングチョークコンバータ3Aが自励発振しているとき、スイッチング素子Q1のオフ時には図1における実線の矢印の向きに誘起電圧が生じるため、制御巻線L3からコンデンサC1並びに抵抗R2を介してスイッチング素子Q1のベースに駆動電流が供給されてスイッチング素子Q1がオンするが、このときにはダイオードD1が導通しないことから出力安定化回路6には電流が流れず、参照電圧も発生しない。
一方、スイッチング素子Q1のオン時には制御巻線L3に生じる誘起電圧の極性が反転してダイオードD1が導通するため、制御巻線L3の誘起電圧をダイオードD1で整流し且つ平滑コンデンサC2で平滑した参照電圧が分圧抵抗R6,R7の直列回路に印加される。但し、平滑コンデンサC2はグランドに接続されている側が高電位となるから、参照電圧は常に負電位となる。この参照電圧は、2次巻線L2に生じる誘起電圧に比例しており、誘起電圧が上昇(高電圧発生回路3の出力電圧が上昇)すると同じく上昇し、誘起電圧が下降(高電圧発生回路3の出力電圧が下降)すると同じく下降する。すなわち、高電圧発生回路3の出力電圧が上昇すると参照電圧の上昇速度が速くなるためにトランジスタQ3のオンするタイミングが早くなり、その結果、スイッチング素子Q1のオン時間が短縮されて高電圧発生回路3の出力電圧が下降する。反対に、高電圧発生回路3の出力電圧が下降すると参照電圧の上昇速度が遅くなるためにトランジスタQ3のオンするタイミングも遅くなり、その結果、スイッチング素子Q1のオン時間が延長されて高電圧発生回路3の出力電圧が上昇する。このようにして出力安定化回路6のフィードバック制御によって高電圧発生回路3の出力電圧を調整して安定化できる。
而して、出力安定化回路6が無い場合はスイッチング素子Q2によってスイッチング素子Q1のオン時間が調整されていたが、スイッチング素子Q2のオンするタイミングがスイッチング素子Q2のベース電圧に依存していて温度変化によるばらつきが大きく、その結果、高電圧発生回路3の出力電圧も温度変化によってばらついてしまうことになる。また、スイッチング素子Q1のエミッタ電流(トランスTの1次巻線L1に流れる電流)に基づいてスイッチング素子Q1のオン時間を調整していることから負荷変動に追従できない。
これに対して本実施形態では、高電圧発生回路3の出力電圧を安定化する出力安定化回路6が、スイッチング素子Q1がオンしているときに制御巻線L3に誘起される参照電圧に基づいてスイッチング素子Q1のオン時間を調整しているので、高電圧発生回路3の出力電圧を検出して調整する場合と比較して、回路部品に必要な耐圧性能が低くなるとともに高電圧発生回路3の1次側と2次側(トランスTの1次側と2次側)を絶縁しなくても高電圧発生回路3の出力電圧が安定化でき、その結果、簡単な回路構成でありながらナノサイズミストを安定して発生させることができる。しかも、参照電圧の極性が、スイッチング素子Q1がオフしているときに制御巻線L3に生じる誘起電圧と逆極性(負極性)であるため、スイッチング素子Q1のスイッチング動作を制御するに当たって、参照電圧の極性がスイッチング素子Q1がオフしているときに制御巻線L3に生じる誘起電圧と同極性(正極性)である場合と比較して、スイッチング素子Q1の制御端子(ベース)に印加される制御電圧(ベース電圧)の調整範囲を拡げることができ、その結果、スイッチング素子Q1のオン時間の調整が容易且つ安定して行えるという利点がある。また、出力安定化回路6はトランジスタ、抵抗、ダイオード、コンデンサで構成できるため、マイコンやA/Dコンバータ等で構成する場合と比較して回路構成が簡素化できるという利点もある。
(実施形態2)
図3に示すように本実施形態は、実施形態1と同様に放電電極1、対向電極2、高電圧発生回路3、出力安定化回路6を備えるとともに、対向電極2を通して両電極1,2間に流れる放電電流を検出する放電電流検出回路4と、放電電流検出回路4の検出結果に基づいて所望の放電状態を維持するように高電圧発生回路3の出力を制御する制御回路5とを備えており、制御回路5の動作電源を参照電圧から得ている点に特徴がある。
図4は本実施形態の具体回路図を示している。但し、高電圧発生回路3並びに出力安定化回路6については実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。制御回路5では、放電電流検出回路4から出力される検出電圧(放電電流に比例した直流電圧)を所定の基準電圧と比較し、検出電圧が基準値を越えればスイッチング素子Q2をオンさせることでスイッチング素子Q1のオン時間を短縮して放電電流を減少させるとともに、検出電圧が基準値を下回ればスイッチング素子Q2をオフさせることでスイッチング素子Q1のオン時間を延長して放電電流を増加させるというフィードバック制御を行っている。そして、制御回路5には出力安定化回路6の平滑コンデンサC2が接続されており、トランスTの制御巻線L3に生じる誘起電圧をダイオードD1で整流するとともに平滑コンデンサC2で平滑した直流電圧(参照電圧)が制御回路5の動作電源に利用される。
このように本実施形態では、制御回路5の動作電源を参照電圧から得ているので、制御回路5のために別途電源回路を設ける必要がなく、電源回路を削減してコストダウンが図れるという利点がある。
本発明の実施形態1を示す具体回路図である。 同上のブロック図である。 本発明の実施形態2を示すブロック図である。 同上の具体回路図である。
符号の説明
1 放電電極
2 対向電極
3 高電圧発生手段
6 出力安定化回路
T トランス
L1 1次巻線
L2 2次巻線
L3 制御巻線

Claims (5)

  1. 静電霧化される液体が供給される放電電極と、放電電極に対向配置される対向電極と、放電電極と対向電極の間に高電圧を印加して放電を生じさせる高電圧発生手段と、高電圧発生手段の出力電圧を安定化する出力安定化手段とを備え、
    高電圧発生手段は、1次巻線並びに2次巻線、制御巻線を有するトランスと、直流電源の両極間に1次巻線を介して直列接続されるとともに制御巻線に生じる誘起電圧が制御端子に印加されるスイッチング素子とを具備し、スイッチング素子のスイッチング動作に伴って2次巻線に生じる誘起電圧を放電電極並びに対向電極に出力する自励発振型の直流/直流コンバータを有し、
    出力安定化手段は、スイッチング素子がオンしているときに制御巻線に誘起される参照電圧に基づいてスイッチング素子のオン時間を調整することを特徴とする静電霧化装置。
  2. 出力安定化手段は、制御巻線に誘起される電圧を整流・平滑した前記参照電圧を所定の閾値電圧と比較し、参照電圧と閾値電圧の大小関係が変化したときにスイッチング素子をオフすることを特徴とする請求項1記載の静電霧化装置。
  3. 参照電圧の極性が、スイッチング素子がオフしているときに制御巻線に生じる誘起電圧と逆極性であることを特徴とする請求項2記載の静電霧化装置。
  4. 出力安定化手段は、制御巻線の両端間に接続された整流素子並びに平滑コンデンサの直列回路と、平滑コンデンサの両端電圧が所定の閾値電圧を超えたときにオンするスイッチ要素とを有し、スイッチング素子の制御端子と整流素子並びに平滑コンデンサの直列回路の一端が制御巻線の一端に共通接続されるとともに、スイッチング素子の制御端子と整流素子並びに平滑コンデンサの接続点との間にスイッチ要素が挿入されてなることを特徴とする請求項3記載の静電霧化装置。
  5. 出力安定化手段以外の回路の動作電圧を参照電圧から得ることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の静電霧化装置。
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