JP2006302599A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放電灯に流れる過大電流を抑制し、放電灯の電極の磨耗を防止して長寿命化を図ると共に、安価かつ小型の放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る放電灯点灯装置10は、入力電源Viと、電源回路1と、放電灯5交流動作させるスイッチング素子Q1〜Q4からなるブリッジ回路4と、点灯回路6と、電源回路1を制御する制御回路2と、ブリッジ回路4を駆動する駆動回路3とを備え、さらに、ブリッジ回路4の負極側と電源回路1の負極側との間には、抵抗要素R1と、抵抗要素R1に並列に接続されたスイッチング素子Q6からなる過電流抑制回路7が接続されている。この過電流抑制回路7によって、スイッチング素子Q2、Q4を流れる電流を自動的に調整し、放電灯5始動時の過電流を抑制することができる。

Description

本発明は、放電灯点灯装置に関し、特に、高圧水銀ランプ、高圧ナトリウムランプ、メタルハライドランプ等の高輝度放電ランプの点灯始動時に、高輝度放電ランプに流れる過大電流を防止する放電灯点灯装置に関する。
従来、高圧水銀ランプ、高圧ナトリウムランプ、メタルハライドランプ等の高輝度放電ランプを点灯させる点灯装置として、図5に示す放電灯点灯装置が知られている。図5において、放電灯点灯装置100は、放電灯点灯装置100に直流電圧を供給する入力電源Viと、入力電源Viの出力電圧を降圧して出力する電源回路1と、電源回路1の出力電圧Voを、極性を切り替えつつ放電灯(例えば、メタルハライドランプ等の高輝度放電ランプ)5に印加して放電灯5を交流動作させるブリッジ回路4と、放電灯5を始動させる点灯回路6と、電源回路1を制御する制御回路102と、ブリッジ回路4を駆動する駆動回路103とを備えている。
放電灯点灯装置100において、電源回路1は、スイッチング素子Q5、ダイオードD5、チョークコイルL1、およびコンデンサC1から構成され、制御回路102の出力信号に基づいて、スイッチング素子Q5をオン・オフ動作させることにより、入力電圧Viを所定の電圧に降圧して出力するチョッパ回路である。その際、制御回路102は、電源回路1の出力電圧Voおよび管電流Ioを検出し、これらの値に基づいて、放電灯5に対して必要電力を供給すべく、電源回路1をフィードバック制御するものである。
また、ブリッジ回路4は、4個のスイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4と各スイッチング素子に並列に接続されたダイオードD1、D2、D3、D4から構成されるフルブリッジ回路であり、駆動回路103の出力信号に基づいて、一対のスイッチング素子Q1、Q4と、もう一対のスイッチング素子Q2、Q3とを交互にオン・オフ動作させることにより、放電灯5に対して交流低周矩形波で電力を供給して、放電灯5の点灯を安定に維持するものである。また、点灯回路6は、放電灯5を始動させるための高圧パルスを発生させるイグナイタであり、図示は省略するが、パルス発生器であるトリガ回路とパルスを昇圧させるためのパルストランスとから構成されている。
一般に、放電灯(例えば、高圧水銀ランプ、高圧ナトリウムランプ、メタルハライドランプ等の高輝度放電ランプ)の点灯時に高圧パルスを放電灯に印加すると、放電灯の内部で絶縁破壊が生じて、グロー放電を経た後アーク放電へと移行する。このとき、放電灯のランプインピーダンスが急激に低下するため、電源回路1のコンデンサC1に蓄積された電荷は急速に放電して、瞬時的な過大電流となって放電灯5に流れ込むことになる。図5に示す放電灯点灯装置100のような、従来の放電灯点灯装置には、この過大電流により放電灯の電極の磨耗が発生し、放電灯の寿命が短くなるという問題があった。このため、例えば図6および図7に示すような、放電灯に流れる過大電流を抑制する放電灯点灯装置が提案されている。
図6に示す放電灯点灯装置200は、図5に示す放電灯点灯装置100とほぼ同様の構成に加えて、過電流制御回路207を備えており、この過電流制御回路207は、放電灯5に流れる管電流Ioを検出して特定の基準値と比較し、検出された電流Ioが過大電流であると判別される期間のみ、ブリッジ回路4を通常の低周波動作と共に高周波でチョッパ動作させるように、駆動回路203を制御するものである。それによって、放電灯始動時の過大電流を抑制することが図られている(例えば、特許文献1参照)。
また、図7に示す放電灯点灯装置300は、図5に示す放電灯点灯装置100とほぼ同様の構成に加えて、点灯検出回路307を備えており、この点灯検出回路307は、管電流Ioを監視して放電灯5の点灯を検出し、駆動回路303は、点灯検出回路307が放電灯5の点灯を検出する前は、ブリッジ回路4のスイッチング素子Q1〜Q4のゲート電圧もしくはベース電流を低く設定することによってスイッチング素子Q1〜Q4を流れる得る電流を制限し、点灯検出回路307が放電灯5の点灯を検出した後にゲート電圧もしくはベース電流を正規の値に上昇させるように動作するものである。それによって、放電灯始動時の過大電流を抑制することが図られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3,258,758号明細書(請求項1、請求項2、図1) 特開2005−5185号公報(請求項3、図7)
しかしながら、このような従来の放電灯点灯装置には、以下のような問題があった。例えば、図6に示す放電灯点灯装置200では、チョッパ動作による過電流抑制を有効に実施するためには、放電経路に存在するインダクタンス(例えば、点灯回路6のパルストランスの二次側インダクタンス)を大きくする必要があり、放電灯点灯装置の小型化、低価格化が困難である。また、高周波のチョッパ動作において、オン・オフ駆動される一対のスイッチング素子(例えば、Q1、Q4)に流れる電流と、スイッチング素子Q1〜Q4がすべてオフとなるデッドタイム時にダイオード(例えば、D2、D3)を流れる電流とが不連続モードである場合、放電灯5へ流れる電流がアーク放電を維持できる電流を下回り、放電灯5が立ち消えしてしまう。一方、これらの電流を連続モードとした場合には、デッドタイム時にダイオード(例えば、D2、D3)を流れる電流がオフする際に、過大なリカバリ電流が流れるため、電力損失が増大する。また、スイッチング素子Q1〜Q4を低周波と高周波の両方で駆動する必要があるため、過電流制御回路207および駆動回路203が非常に複雑になると共に、放電灯始動時にスイッチング素子(例えば、Q1、Q4)を高周波で駆動するため、周辺回路がノイズにより誤作動する可能性が高くなるという問題もある。
また、図7に示す放電灯点灯装置300では、スイッチング素子Q1〜Q4をMOSFETで構成した場合、MOSFETのゲート・ソース間電圧の閾値には温度特性があり、温度が上昇すると閾値が低下するため、放電灯5の点灯前に各スイッチング素子Q1〜Q4のゲート・ソース間電圧を低い値に設定して、MOSFETを流れる電流値を制限したとしても、温度上昇に伴う閾値の低下により、抑制していた電流値が低温時に比べてかなり大きくなってしまい、過大電流を精度良く抑制できないという問題がある。また、放電灯5の始動時に、アーク放電が維持できずにグロー放電に移行してしまった場合、放電灯5にグロー放電を維持できるだけの十分な電圧を印加することができないため、放電灯5が立ち消えてしてしまうという問題がある。さらに、スイッチング素子Q1、Q3のように、ソース電圧がグランド電位から浮いている場合、そのゲート・ソース間電圧を制御するための駆動回路303が非常に複雑なものとなるという問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、放電灯に流れる過大電流を抑制し、放電灯の電極の磨耗を防止して長寿命化を図ると共に、安価かつ小型の放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る放電灯点灯装置は、入力電源と、該入力電源の出力電圧を昇圧または降圧して出力する電源回路と、該電源回路の出力電圧を、極性を切り替えつつ放電灯に印加して該放電灯を交流動作させるブリッジ回路と、前記放電灯を始動させる点灯回路と、前記電源回路を制御する制御回路と、前記ブリッジ回路を駆動する駆動回路とを備えた放電灯点灯装置において、前記ブリッジ回路は、前記電源回路の正極側に接続された第1のスイッチング素子および前記電源回路の負極側に接続された第2のスイッチング素子からなる直列回路と、前記電源回路の正極側に接続された第3のスイッチング素子および前記電源回路の負極側に接続された第4のスイッチング素子からなる直列回路とから構成され、前記第2のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子の接続点と、前記電源回路の負極側との間には、過電流抑制回路が接続されており、該過電流抑制回路は、抵抗要素と、該抵抗要素に並列に接続されたスイッチング素子からなることを特徴とする。
本発明によれば、抵抗要素と、その抵抗要素に並列に接続されたスイッチング素子からなる過電流抑制回路を、第2のスイッチング素子と第4のスイッチング素子の接続点と直流電源の負極側との間に接続することで、放電灯に流れる電流の増大に応じて、第2のスイッチング素子および第4のスイッチング素子のゲート電圧またはベース電流を低下させ、これらのスイッチング素子に流れる電流を制限することができるため、放電灯に流れる過大電流を抑制することが可能となる。また、このような過電流抑制は、特殊な駆動回路を使用することなく自動的に実施されるものであり、また、大きなインダクタンスを持つインダクタを使用する必要もないため、放電灯点灯装置の小型化、低コスト化に寄与するものとなる。
さらに、前記第2のスイッチング素子および前記第4のスイッチング素子は、前記過大電流が流れているときに、不飽和領域で動作するものであり、これによって、過大電流を効果的に抑制することができる。
また、前記過電流抑制回路のスイッチング素子は、前記制御回路により、前記放電灯に過大電流が流れているときにオフし、前記過大電流が流れ終わった後にオンするように制御されるものであり、これによって、過大電流が流れていないときの過電流抑制制御回路による損失を最小限に抑えることができる。
本発明は、以上のように構成したため、放電灯に流れる過大電流を抑制し、放電灯の電極の磨耗を防止して長寿命化を図ると共に、安価かつ小型の放電灯点灯装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態における放電灯点灯装置10を示す回路構成図である。図1において、放電灯点灯装置10は、放電灯点灯装置10に直流電圧を供給する入力電源Viと、入力電源Viの出力電圧を降圧して出力する電源回路1と、電源回路1の出力電圧を、極性を切り替えつつ放電灯5に印加して放電灯5を交流動作させるブリッジ回路4と、放電灯5を始動させる点灯回路6と、電源回路1と共に後述する過電流抑制回路7を制御する制御回路2と、ブリッジ回路4を駆動する駆動回路3とを備えており、過電流抑制回路7は、ブリッジ回路4の負極側と電源回路1の負極側との間に接続されている。
放電灯点灯装置10において、電源回路1は、スイッチング素子Q5、ダイオードD5、チョークコイルL1、およびコンデンサC1から構成され、制御回路2の出力信号VQ5に基づいて、スイッチング素子Q5を適切な周波数およびオンデューティでオン・オフ動作させ、入力電圧Viを所定の電圧Voに降圧して出力するチョッパ回路であり、制御回路2は、電源回路1の出力電圧Voおよび管電流Ioを検出し、これらの値に基づいて、放電灯5に対して必要電力を供給すべく、電源回路1をフィードバック制御するものである。
また、ブリッジ回路4は、4個のスイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4と、各スイッチング素子に並列に接続されたダイオードD1、D2、D3、D4からなり、電源回路1の正極側に接続された第1のスイッチング素子Q1および電源回路1の負極側に接続された第2のスイッチング素子Q2からなる直列回路と、電源回路1の正極側に接続された第3のスイッチング素子Q3および電源回路1の負極側に接続された第4のスイッチング素子Q4からなる直列回路とから構成されたフルブリッジ回路である。ブリッジ回路4は、駆動回路3の出力信号VQ1〜VQ4に基づいて、一対のスイッチング素子Q1、Q4と、もう一対のスイッチング素子Q2、Q3とを交互にオン・オフ動作させることにより、放電灯5に対して交流低周矩形波で電力を供給し、放電灯5の点灯を安定に維持するものである。これらのスイッチング素子Q1〜Q4は、好ましくは、MOSFETからなるものであり、その場合、各ダイオードD1〜D4は、各スイッチング素子Q1〜Q4に内蔵された寄生ダイオードとすることができる。また、点灯回路6は、放電灯5を始動させるための高圧パルスを発生させるイグナイタであり、図示は省略するが、パルス発生器であるトリガ回路とパルスを昇圧させるためのパルストランスとから構成されている。
さらに、上述したように、ブリッジ回路4の負極側(即ち、第2のスイッチング素子Q2と第4のスイッチング素子Q4の接続点)と、電源回路1の負極側との間には、過電流抑制回路7が接続されており、過電流抑制回路7は、抵抗要素R1と抵抗要素R1に並列に接続されたスイッチング素子Q6からなるものである。本実施形態において、スイッチング素子Q6は、好ましくはMOSFETからなり、制御回路2の出力信号VQ6に基づいてオン・オフ制御されるものである。
本実施形態における放電灯点灯装置10において、放電灯5のアーク放電が安定に維持される定常状態における動作は、従来の放電灯点灯装置と同様のもであるため、その説明は省略し、以下、図2の動作状態図を参照して、放電灯点灯装置10の始動時の動作について詳述する。
まず、初期状態において、ブリッジ回路4は、スイッチング素子Q1、Q4がオン(即ち、VQ1およびVQ4は所定のHighレベル)、及びスイッチング素子Q2、Q3がオフ(即ち、VQ2およびVQ3はLowレベル)の状態にあるとする。また、過電流抑制回路7のスイッチング素子Q6は、オフ(すなわち、VQ6はLowレベル)に設定されている。その後、時刻t1において、放電灯5に点灯回路6により高圧パルスが印加されると、放電灯の内部で絶縁破壊が生じて、グロー放電を経た後アーク放電へと移行する。このとき、放電灯のランプインピーダンスが急激に低下するため、電源回路1のコンデンサC1に蓄積された電荷は、スイッチング素子Q1、点灯回路6、放電灯5、スイッチング素子Q4、抵抗要素R1の経路を通じて流れる管電流Ioとして、急速に放電を開始する。
時間t1〜t2において、管電流Ioは増大する。このとき、抵抗要素R1の両端間電圧をVR1、スイッチング素子Q4のゲート・ソース間電圧をVGS、および、駆動回路3から出力されるスイッチング素子Q4の駆動電圧をVQ4とすれば、
VGS=VQ4−VR1=VQ4−R1×Io (1)
となるため、管電流Ioの増加に伴って、スイッチング素子Q4のゲート・ソース間電圧VGSは減少し、時刻t2において、使用するスイッチング素子の特性に応じた一定の平衡値に到達する。
この点に関して、図3に示すMOSFETの典型的な出力特性図に基づいて、具体的に説明する。ここで、図3(a)は、ドレイン・ソース間電圧に対するドレイン電流を、ゲート・ソース間電圧をパラメータとして示す出力特性図であり、図3(b)は、ゲート・ソース間電圧に対するドレイン電流を、温度をパラメータとして示す特性図である。スイッチング素子Q4として図3に示す特性を有するMOSFETを使用し、例えば、VQ4を12V、抵抗要素R1の抵抗値を1Ω、管電流Ioを7Aとした場合、スイッチング素子Q4のゲート・ソース間電圧VGSは5Vに低下し、スイッチング素子Q4は、不飽和領域で動作することになる。さらに、25°C環境下において、ドレイン電流を8Aまで流すことができるため、Ioはさらに7Aから上昇するが、図3(b)に示す特性と上記(1)式とを考慮すれば、Ioが約7.1A、VGSが約4.9Vになった段階で平衡に達するため、Ioは7.1Aに制限されることになる。また、100°C環境下になったとしても、同様に、Ioが約7.5A、VGSが約4.5Vで平衡に達するため、Ioは7.5Aに制限されることになる。
この点に関連して、図7に示す従来の放電灯点灯装置300において、そのスイッチング素子Q1〜Q4として、同様のMOSFETを使用して、放電灯始動前のゲート・ソース間電圧を5Vに設定した場合、25°C環境下におけるIoは8Aに抑制されるものの、100°C環境下では、その制限値は12Aとかなり大きなものとなる。これと比較して、本実施形態における放電灯点灯装置10は、上述したように、簡単な構成を有する過電流抑制回路7によって、温度変動に対して安定な過電流抑制を実現するものである。また、過電流抑制を実施するための、スイッチング素子Q4のゲート・ソース間電圧VGSの調整は、駆動回路3の出力電圧VQ4を所定のHighレベルから変動させることなく、抵抗要素R1の両端間電圧VR1によって自動的に実施されるため、ブリッジ回路4を駆動するために、従来の駆動回路をそのまま使用することができる。
以後、時間t2〜t3の間は、スイッチング素子Q4のゲート・ソース間電圧は時刻t2において到達した平衡値(例えば、約4.9V)に維持され、管電流Ioはその値に応じた制限値(例えば、上記約7.1A)に抑制されて、Ioを示すチャートに破線で示したような過大電流の波形は発生しない。その後、時刻t4において、過大電流の放電は終了し、放電灯5は、温度が上昇してアーク放電が安定した状態(定常状態)となる。このとき、制御回路2は、電源回路1の出力電圧Voが十分低下したことを検出し、時刻t5において、過電流抑制回路7のスイッチング素子Q6をオンにする。これによって、スイッチング素子Q4のゲート・ソース間電圧VGSは、ほぼ駆動回路3からの駆動電圧VQ4に回復し、以後、ブリッジ回路4による通常の交流点灯が実施される。
過大電流が流れ終わった後に、スイッチング素子Q6がオフしたままであると、定常電流Ioが、常に抵抗要素R1に流れることになる。例えば、定常電流Ioが2A、抵抗要素R1が1Ωとすると、その消費電力は4Wとなり、非常に大きな損失が発生することになる。そこで、放電灯点灯装置10では、過大電流が流れ終わった後に、スイッチング素子Q6をオンすることにより、過電流抑制回路7の実質的な抵抗値を、抵抗要素R1とスイッチング素子Q6の、好ましくは抵抗要素R1の抵抗値よりも十分に小さい、オン抵抗との合成抵抗に低減させ、過電流抑制回路7における損失の発生を最小限に抑えるものである。
ここで、スイッチング素子Q6をオンにする時刻(t5)を判別するための手段は、電源回路1の出力電圧Voの検出に限定されるものではなく、制御回路2が管電流Ioを監視することによって判別するものであっても、もしくは、制御回路2がタイマー回路を備えて、一定の時間の経過を計測することによって判別するものであってもよい。また、スイッチング素子Q6は、MOSFETに限定されるものではなく、例えば、バイポーラトランジスタ、IGBT、サイリスタ、トライアック、リレー等のスイッチング素子を使用することができる。さらに、抵抗要素R1としては、サーミスタまたは温度ヒューズ付き抵抗を使用するものであってもよい。
次に、図4に示す動作状態図を参照して、放電灯点灯装置10の始動時において、アーク放電が維持できずに、グロー放電へ移行する現象が発生した場合の動作について説明する。尚、以下の説明において、図2を参照して上述した動作と同様の動作の説明は省略する。
図4において、グロー放電への移行は、時刻t3において発生している。時間t3〜t4において、管電流Ioは急激に減少し、それに伴って、スイッチング素子Q4のゲート・ソース間電圧VGSが上昇するため、スイッチング素子Q4は、不飽和領域ではなく、飽和領域で動作するようになる。この際、スイッチング素子Q4のドレイン・ソース間電圧VDSは、そのドレイン電流(すなわち、管電流Io)に応じて十分小さくなるため、放電灯5には、電源回路1の出力電圧Voがほぼそのまま印加されることになり、グロー放電を十分維持することが可能となる。その後、グロー放電からアーク放電へ再度移行して、時刻t4以後は、図2を参照して上述した動作と同様の動作が実施されることになる。このように、放電灯点灯装置10では、スイッチング素子Q4のゲート・ソース間電圧の調整、および、それに伴う動作領域における飽和領域と非飽和領域との遷移が、管電流Ioの増減に応じて自動的に実施されるため、放電灯5の立ち消えを容易に防止することができる。
以上の説明では、放電灯点灯装置10の初期状態において、ブリッジ回路4は、スイッチング素子Q1、Q4がオン、及びスイッチング素子Q2、Q3がオフの状態にあるとしたが、逆に、スイッチング素子Q2、Q3がオン、及びスイッチング素子Q1、Q4がオフとしてもよく、その場合には、スイッチング素子Q2のゲート・ソース間電圧が、電流抑制回路7によって同様に自動調整されるものである。
また、ブリッジ回路4のスイッチング素子Q1〜Q4、および電源回路1のスイッチング素子Q5として、バイポーラトランジスタやIGBTを使用するものあってもよい。ブリッジ回路4のスイッチング素子Q1〜Q4として、バイポーラトランジスタ等の電流制御型の素子を使用する場合には、駆動回路3とスイッチング素子Q2、Q4のベースとの間に抵抗を挿入することにより、過大電流発生時にベース電流を減少させて、スイッチング素子Q2またはスイッチング素子Q4を不飽和領域にて動作させ、本発明に係る過電流抑制動作を実施するものである。なお、各スイッチング素子Q1〜Q4に並列に接続されるダイオードD1〜D4は、必要に応じて外付けのダイオードを使用するものであってもよく、さらに、電源回路1は、降圧回路には限定されず、昇圧回路、昇降圧回路を使用することもできる。
本発明に係る放電灯点灯装置の一実施形態を示す回路構成図である。 図1に示す放電灯点灯装置の始動時の動作を示す動作状態図である。 典型的なMOSFETの特性を示すグラフであり、(a)は、ドレイン・ソース間電圧に対するドレイン電流を、ゲート・ソース間電圧をパラメータとして示す出力特性図であり、(b)は、ゲート・ソース間電圧に対するドレイン電流を、温度をパラメータとして示す特性図である。 図1に示す放電灯点灯装置の始動時において、アーク放電が維持できずに、グロー放電へ移行する現象が発生した場合の動作を示す動作状態図である。 従来の放電灯点灯装置の一例を示す回路構成図である。 過電流抑制機能を備えた従来の放電灯点灯装置の一例を示す回路構成図である。 過電流抑制機能を備えた従来の放電灯点灯装置の別の例を示す回路構成図である。
符号の説明
1:電源回路、2:制御回路、3:駆動回路、4:ブリッジ回路、5:放電灯、6:点灯回路、7:過電流抑制回路、Q1:第1のスイッチング素子、Q2:第2のスイッチング素子、Q3:第3のスイッチング素子、Q4:第4のスイッチング素子、Q6:スイッチング素子(過電流抑制回路)、R1:抵抗要素

Claims (3)

  1. 入力電源と、該入力電源の出力を昇圧または降圧して出力する電源回路と、該電源回路の出力を、極性を切り替えつつ放電灯に印加して該放電灯を交流動作させるブリッジ回路と、前記放電灯を始動させる点灯回路と、前記電源回路を制御する制御回路と、前記ブリッジ回路を駆動する駆動回路とを備えた放電灯点灯装置において、
    前記ブリッジ回路は、前記電源回路の正極側に接続された第1のスイッチング素子および前記電源回路の負極側に接続された第2のスイッチング素子からなる直列回路と、前記電源回路の正極側に接続された第3のスイッチング素子および前記電源回路の負極側に接続された第4のスイッチング素子からなる直列回路とから構成され、
    前記第2のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子の接続点と、前記電源回路の負極側との間には、過電流抑制回路が接続されており、該過電流抑制回路は、抵抗要素と、該抵抗要素に並列に接続されたスイッチング素子からなることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記第2のスイッチング素子および前記第4のスイッチング素子は、前記過大電流が流れているときに、不飽和領域で動作することを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記過電流抑制回路のスイッチング素子は、前記制御回路により、前記放電灯に過大電流が流れているときにオフし、前記過大電流が流れ終わった後にオンするように制御されることを特徴とする請求項1または2に記載の放電灯点灯装置。

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