JP5215838B2 - 髪ケア装置 - Google Patents

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本発明は、高電圧放電により金属微粒子を発生させる金属微粒子化ブロックを備えたヘアドライヤ、ヘアブラシ、ヘアアイロンなどの髪ケア装置に関するものである。
従来から、商用電源から電力の供給を受け、高電圧放電によって負に帯電した荷電粒子を発生させて毛髪に水分を補給するヘアドライヤ、ヘアブラシ、ヘアアイロンなどの髪ケア装置が提供されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に開示されたマイナスイオン発生装置は、昇圧トランス及び高圧整流回路などからなる高電圧発生回路が商用電源に接続され、商用電源からの供給電力によって高電圧を発生し、電極部(放電部)に高電圧を印加して放電させることで、負に帯電した荷電粒子(マイナスイオン)を発生している。
特開2004−55351号公報
しかしながら、上述のような従来の髪ケア装置においては、高電圧発生回路に商用電源が直接供給されているために、商用電源の電圧が変動すると放電部に印加される電圧の変動が大きくなり、高電圧放電によって発生する荷電粒子の量が大きく変動するという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、放電部に印加する電圧の変動を低減し、荷電粒子及び金属微粒子の発生量を安定させた金属微粒子化ブロックを用いた髪ケア装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、高電圧放電により金属微粒子及び荷電粒子を発生させる放電部を有する金属微粒子化ブロックと、前記放電部で発生させた金属微粒子及び荷電粒子を人の毛髪に向けて放出する開口部とを備えた髪ケア装置において、前記金属微粒子化ブロックは、電源からの供給電力を受けて動作し、前記放電部に高電圧を印加する高電圧発生回路を有し、前記電源と前記高電圧発生回路との間に、前記電源からの供給電力を安定化して前記高電圧発生回路に電力を供給する出力安定化回路を設け、前記出力安定化回路は、前記高電圧発生回路への出力電圧を定電圧に制御する電圧制御部と、前記出力電圧を前記電圧制御部にフィードバックする出力電圧フィードバック部とを備え、前記電圧制御部は、コレクタがダイオードを介して一方の電源入力端子に、エミッタが前記高電圧発生回路に、ベースが前記出力電圧フィードバック部にそれぞれ接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタのコレクタとベースの間を接続する第1の抵抗とで構成され、前記出力電圧フィードバック部は、前記出力安定化回路の出力端子間に直列に接続された第2の抵抗及び第3の抵抗と、ベースが前記第2の抵抗及び前記第3の抵抗の中間に、コレクタが前記第1のトランジスタのベースに、エミッタが他方の電源入力端子にそれぞれ接続された第2のトランジスタとで構成され、前記出力安定化回路と前記高電圧発生回路との間に、前記第1のトランジスタに流れる電流を制限する電流制限回路をさらに設け、前記電流制限回路は、ベースが前記第1のトランジスタのエミッタに、コレクタが前記第1のトランジスタのベースに、エミッタが前記高電圧発生回路の入力側にそれぞれ接続された第3のトランジスタと、前記第3のトランジスタのベースとエミッタの間を接続する第4の抵抗とで構成されたことを特徴とする。
請求項の発明では、請求項1記載の発明において、前記高電圧発生回路の出力電圧を調整する電圧調整手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電源からの供給電力の変動によらず高電圧発生回路に安定した電圧を入力することができるので、高電圧発生回路が放電部に印加する電圧を安定させることができ、放電部で発生する金属微粒子および荷電粒子の量を安定させることができる。また、高電圧発生回路への出力電圧を安定させることによって、電源からの供給電力の変動によらず高電圧発生回路における発熱量を安定させることができる。さらに、出力安定化回路に流れる電流を制限することで出力安定化回路の発熱を軽減することができ、出力安定化回路を小型化することができる。また、ピーク電流値が減ることで、電流特性が低い電子部品を使用することができ、より小型化できるとともに、コストを低減することができる。さらに、上述のような微粒子発生ブロックを備えているので、金属微粒子および荷電粒子の発生量が安定した髪ケア装置を提供することができる。
請求項の発明によれば、高電圧発生回路からの出力電圧を変化させることができるので、放電部で発生する金属微粒子および荷電粒子の発生量を自由に変化させることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態にかかる金属微粒子化ブロックを、図1〜図5を用いて説明する。
図1に示すように、金属微粒子化ブロック1は、高電圧の直流電源を入力電源として金属粒子または荷電粒子を発生させる放電部2と、入力電源を安定化して一定の直流電圧を出力する出力安定化回路4と、出力安定化回路4から入力された直流電圧を昇圧して高電圧を放電部2に印加する高電圧発生回路3とを備えている。
放電部2は、図2に示すように、例えば白金などからなる金属棒の先端を鋭利にして針状に形成された針電極21と、針電極21の軸心を延長させた仮想延長線Mの周囲を囲むようにして形成された金属製の対向電極22とが、絶縁物からなる円筒状に形成されたケース23内に配置されている。ケース23には開口部24が設けられており、対向電極22は針電極21よりも開口部24に近い位置に配置されている。また、対向電極22は、仮想延長線Mの周囲を囲む外周の一部に開放部25を形成している。
針電極21に高電圧の直流電力が印加されると、針電極21の先端と対向電極22の間に電界が集中し、コロナ放電及びアーク放電が発生する。この放電によるエネルギーによって、針電極21を構成する金属の微粒子(例えば、白金微粒子)、もしくは、空気中の例えば水分子などの分子がイオン化した荷電粒子が発生する。ここで、対向電極22には開放部25が設けられ、対向電極22は針電極21よりも開口部24に近い部位に配置されているので、針電極21の先端から開口部24に向かって電界が発生し、金属微粒子及び荷電粒子はこの電界によって開口部24から放電部2の外部に放出される。
高電圧発生回路3は、図3に示すように、パルス電流が流れることで一次側の電圧を昇圧して二次側に電力を出力する高圧トランスTと、高圧トランスTの一次側に接続され、直流電力の供給を受けてパルス電流を発生させる抵抗R5、R6、コンデンサC、及び、スイッチング素子Q3(逆阻止二端子サイリスタ)からなるパルス発生回路31と、高圧トランスTの二次側に接続され、高圧トランスTから間欠的に出力される高圧パルスを平滑化して得た高圧の直流電圧を出力する平滑整流回路32とで構成される。
ここで、後述の出力安定化回路4から安定化された直流電力が高電圧発生回路3に供給されると、抵抗R5、R6とトランスTの一次巻線とを介してコンデンサCに電流が流れ、コンデンサCが充電される。その後、コンデンサCの両端電圧がスイッチング素子Q3のトリガ電圧を超えることでスイッチング素子Q3が導通し、コンデンサCに充電された電荷がコンデンサC→スイッチング素子Q3→高圧トランスTの一次巻線という経路で放電されて、高圧トランスTの一次巻線にパルス電流が流れる。高圧トランスTの一次側にパルス電流が流れることで、トランスTの二次側には高電圧が発生し、高圧トランスTから平滑整流回路32に高電圧が出力される。平滑整流回路32は、入力された高電圧のパルス電圧を平滑化し、高電圧の直流電力を出力する。このようにして、高電圧発生回路3は出力安定化回路4から入力された電力を受けて、放電部2に高電圧の直流電力を印加する。
出力安定化回路4は、図3に示すように、電圧制御部41と出力電圧フィードバック部42で構成される。電圧制御部41は、コレクタがダイオードを介して一方の電源入力端子11に接続され、エミッタが高電圧発生回路3に接続され、ベースが出力電圧フィードバック部42に接続されたNPN型のトランジスタQ1と、トランジスタQ1のコレクタ・ベース間を接続する抵抗R3で構成されている。
出力電圧フィードバック部42は、出力端間に接続された抵抗R1、R2の直列回路と、抵抗R1、R2の中点にベースが接続され、コレクタがトランジスタQ1のベース、エミッタが他方の電源入力端子12に接続されたトランジスタQ2とで構成される。トランジスタQ2のベースには、出力電圧V1が抵抗R1、R2によって分圧されて印加され、この電圧がベース・エミッタ間電圧(以下、Vbeと略す)よりも高い間はオン状態となり、電圧制御部41のトランジスタQ1のベース側に流れる電流を電源入力端子12側に流す。
次に、出力安定化回路4が高電圧発生回路3に出力する電圧の変化と、高電圧発生回路3が放電部2に印加する電圧の変化について、図4に示すタイミングチャート及び図5に示すグラフを用いて説明する。
まず、商用電源ACが金属微粒子化ブロック1に接続されると(t0)、初期状態ではトランジスタQ1、Q2がオフ状態となっており、抵抗R3によってトランジスタQ1のベース側に電圧が印加され、トランジスタQ1がオン状態となる。このとき、抵抗R1、R2によって分圧された電圧はトランジスタQ2のVbeよりも低い電圧であるので、トランジスタQ2はオフ状態が維持され、トランジスタQ1はオン状態を保ち、出力安定化回路4からの出力電圧V1が徐々に高くなる。
その後、出力安定化回路4からの出力電圧V1が上昇して目標電圧Va1よりも高くなると、抵抗R1、R2によって分圧された電圧がトランジスタQ2のVbeよりも高い電圧になり、トランジスタQ2がオン状態になる(t1)。これにより、抵抗R3を介して電源側から流れる電流はトランジスタQ2側を流れ、トランジスタQ1のベース電位が低下してトランジスタQ1がオフ状態になり、出力安定化回路4からの出力電圧V1が徐々に低くなり、放電部2に印加される高電圧発生回路3からの出力電圧V2も徐々に低くなる。
さらにその後、出力安定化回路4からの出力電圧V1が低下して目標電圧Va1よりも低くなると、抵抗R1、R2によって分圧された電圧がトランジスタQ2のVbeよりも低い電圧になり、トランジスタQ2がオフ状態となる(t2)。これにより、再びトランジスタQ1のベース電圧が上昇してトランジスタQ1がオン状態となり、出力安定化回路4からの出力電圧V1は徐々に高くなるので、放電部2に印加される高電圧発生回路3からの出力電圧V2も徐々に高くなる。
出力安定化回路4は、上述の動作を連続的に繰り返すことで、出力電圧を目標電圧Va1に制御している。これにより、商用電源ACの電圧に対する高電圧発生回路3への入力電圧特性は、図5(a)の線Aに示すように、商用電源ACの電圧変動によらず一定となる。なお、同図中の線Bは、出力安定化回路4を用いない場合における高電圧発生回路3の入力電圧を示している。
また、高電圧発生回路3は入力電圧が一定であれば、出力電圧V2も一定となるので、商用電源ACの電圧に対する高電圧発生回路3からの出力電圧V2の電圧特性は、図5(b)の線Aに示すように、商用電源ACの電圧変動によらず一定となる。なお、同図中の線Bは、出力安定化回路4を用いない場合における高電圧発生回路3の出力電圧V2を示している。
以上述べたように、出力安定化回路4が高電圧発生回路3に定電圧の直流電圧を供給し、放電部2には高電圧発生回路3によって昇圧された高圧電圧が印加されており、電源の電圧変動によらず、高電圧発生回路3の出力を一定にできるので、放電部2から放出される金属微粒子及び荷電粒子の量を一定にすることができる。また、高電圧発生回路3にかかる電圧は一定であるので、スイッチング素子Q3などで発生する熱量が一定になる。
なお、図6に示すように、トランジスタQ2のベースと、抵抗R1、R2の中点との間にツェナーダイオードZDを接続するようにしても良い。例えば、本実施の形態において、トランジスタQ2として正の温度特性を持ったトランジスタを使用すると、温度が上昇した場合には、出力安定化回路4の出力電圧V1が目標電圧Va1に満たない場合でもトランジスタQ2がオン状態になり、温度の上昇に応じて出力安定化回路4からの出力電圧V1が低下する傾向にある。そこで、図6に示すように、負の温度特性を持ったツェナーダイオードZDを接続すると、トランジスタQ2のベース電位は抵抗R1、R2による分圧電圧と、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧によって決定されるので、ツェナーダイオードZDの負の温度特性によってトランジスタQ2の正の温度特性が打ち消され、出力電圧フィードバック部42の温度特性は一定とすることができ、出力安定化回路4の出力電圧V1は、温度によらず目標電圧Va1を出力することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態にかかる金属微粒子化ブロックを、図7〜図10を用いて説明する。
本実施の形態の金属微粒子化ブロック1は、図7及び図8に示すように、トランジスタQ2のベースに接続され、制御電圧をトランジスタQ2のベースに入力する出力制御回路5を備える。この点を除いては、実施の形態1と同様の構成であるので共通する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
出力制御回路5は、出力安定化回路4のトランジスタQ2のベースに一端が接続された抵抗R7と、外部に設けられた設定手段13から制御信号が入力され、制御信号の値に基づいてD/A変換した制御電圧を抵抗R7の他端に出力するマイコン51とで構成される。抵抗R7は、トランジスタQ2のベースと接続されているので、トランジスタQ2のベース電圧は、抵抗R1、R2で分圧された出力安定化回路4の出力電圧V1と、出力制御回路5からの制御電圧とで決まる。すなわち、出力制御回路5からトランジスタQ2に出力される制御電圧が高くなると、トランジスタQ2のベース電位が高くなるので、出力安定化回路4の出力電圧V1は低くなる(図9を参照)。
次に、出力安定化回路4の出力電圧及び放電部2に印加される電圧の変化について、図10に示すタイミングチャートを用いて説明する。
まず、商用電源ACが金属微粒子化ブロック1に接続されると(t0)、実施の形態1で説明したように、出力安定化回路4からの出力電圧V1は徐々に高くなる。このときの、出力制御回路5の制御電圧をVc1とする。次に、出力電圧V1が目標電圧Va1よりも高くなると(t1)トランジスタQ1がオフされて、出力電圧は徐々に低下していく。その後、出力安定化回路4からの出力電圧V1が目標電圧Va1を下回ると(t2)、トランジスタQ2がオフ状態となり、トランジスタQ1がオン状態となることで出力電圧V1が徐々に上昇する。
その後、設定手段13から制御信号を受け、出力制御回路5からの制御電圧がVc1からVc2に大きくなると(t3)、目標電圧がVaからVbに下げられる。これにより、出力安定化回路4の出力電圧V1が目標電圧Vbを上回ることになるので、トランジスタQ2のベース側の電圧がVbeよりも高い電圧となり、トランジスタQ2が再びオン状態になる。そして、トランジスタQ1がオフ状態になり、出力安定化回路4からの出力電圧V1は徐々に低くなって、放電部2に印加される高電圧発生回路3からの出力電圧V2も徐々に低くなる。
さらにその後、出力安定化回路4からの出力電圧V1が低下して目標電圧Va1よりも低くなると(t4)、抵抗R1、R2によって分圧された電圧がトランジスタQ2のVbeよりも低い電圧になり、トランジスタQ2が再びオフ状態、トランジスタQ1がオン状態になって、出力安定化回路4からの出力電圧が徐々に上昇する。このようにして、出力安定化回路4からの出力電力V1は、目標電圧Vb1により制御される。
このように、出力制御回路5の制御電圧を変化させることで、出力安定化回路4の出力電圧V1を変化させ、放電部2に印加する高電圧発生回路3の出力電圧V2を変化させて、放電部2から放出される金属微粒子及び荷電粒子の量を調整することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態にかかる金属微粒子化ブロックを、図11〜図12を用いて説明する。
本実施の形態の金属微粒子化ブロック1は、図11及び図12に示すように、出力安定化回路4の出力電圧フィードバック部42と電源入力端子12との間に、抵抗6が直列に接続されている。この点を除いては、実施の形態1と同様の構成であるので共通する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
商用電源ACからの電源電圧は、抵抗6と出力安定化回路4によって分圧されるので、商用電源ACの電源電圧に比べて抵抗6による減衰分だけ低い電圧が出力安定化回路4に印加される。ここで、出力安定化回路4の出力電圧V1は、入力電圧によらず抵抗R1、R2によって決められた定電圧を出力するよう動作するので、抵抗6を接続した場合であっても、放電部2から放出される金属微粒子及び荷電粒子の量を一定に保つことができる。
次に、出力安定化回路4で発生する熱量について、出力安定化回路4の出力電圧を125Vとし、商用電源ACとして200Vの交流電源を使用した場合を例にして説明する。
抵抗6を接続しない場合には、出力安定化回路4のトランジスタQ1は商用電源ACからの入力電圧の一部を、熱を発生させて消費することで出力安定化回路4の出力電圧まで低下させており、トランジスタQ1では大量の熱が発生する。一方、本実施の形態のように、出力安定化回路4に抵抗6を接続し、出力安定化回路4の入力電圧を例えば100Vになるよう分圧させると、入力電力の一部の電力が抵抗6によって熱として消費され、トランジスタQ1が熱として消費する電力が低減し、トランジスタQ1で発生する熱量を減らすことができる。
これにより、出力安定化回路4のトランジスタQ1には、耐圧特性が低く、小さくて安価な素子を選択することが可能となり、出力安定化回路4の小型化を行うことができる。
ここに本実施形態では、前記電源と前記出力安定化回路との間に抵抗を接続したことを特徴とする。そして本構成により、電源と出力安定化回路との間に設けた抵抗によって、出力安定化回路にかかる電圧を低くすることができ、出力電圧よりも大きな電圧が入力された場合であっても発熱量を低減でき、出力安定化回路を小型化することができる。また、電源からの供給電力の電圧が大きく異なっていても抵抗値を変えるだけでよく、コストを低減することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態にかかる金属微粒子化ブロックを、図13〜図15を用いて説明する。
本実施の形態の金属微粒子化ブロック1は、図13及び図14に示すように、出力安定化回路4と高電圧発生回路3との間に、電流値を制限する電流制限回路7を備えている。電流制限回路7は、ベースがトランジスタQ1のエミッタ、コレクタがトランジスタQ1のベース、エミッタが高電圧発生回路3の入力側に接続されたトランジスタQ4と、トランジスタQ4のベースとエミッタを接続する抵抗R4とで構成される。この点を除いては、実施の形態1と同様の構成であるので共通する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
電流制限回路7は出力安定回路4の出力電力を受けて動作し、出力安定化回路4から入力された電流が抵抗R4で電圧降下を起こしてトランジスタQ4のベース側には電圧が印加される。この電圧は、抵抗R4を流れる電流に比例して大きくなり、出力安定化回路4の出力電流が所定の電流値Ithを超えると、トランジスタQ4はオン状態となる。
次に、出力安定化回路4の出力電圧及び出力電流の変化について、図15に示すタイミングチャートを用いて説明する。
まず、商用電源ACが金属微粒子化ブロック1に接続されると(t0)、実施の形態1で説明したように、出力安定化回路4からの出力電圧は徐々に高くなる。このとき、出力安定化回路4からの出力電流I1も徐々に大きくなり、抵抗R4の電圧降下によって、トランジスタQ4のベース・エミッタ間電圧が上昇する。そして、出力電流I1が所定の電流値Ithを超えると(t1)、トランジスタQ4がオン状態になり、トランジスタQ1のベース側に流れていた電流がトランジスタQ4を流れるようになるので、トランジスタQ1がオフ状態となり、出力安定化回路4からの出力電流I1が徐々に減少する。ただし、トランジスタQ4を介して高電圧発生回路3に電力が供給されるので、出力安定化回路4からの出力電圧V1は依然として上昇を続ける。
その後、出力安定化回路4からの出力電圧1が目標電圧V1aよりも高くなってトランジスタQ2がオンされると(t2)、出力電圧V1は徐々に低下していく。このとき、出力安定化回路4の出力電流I1が所定の電流値Ithよりも小さくなり、トランジスタQ4のベース側に印加される電圧が小さくなるので、トランジスタQ4はオフ状態となるが、トランジスタQ2がオン状態であるので、トランジスタQ1は依然としてオフ状態である。これにより、出力安定化回路4の出力電圧V1及び出力電流I1は徐々に減少する。
さらにその後、出力安定化回路4の出力電圧V1が目標電圧V1aよりも低くなってトランジスタQ2がオフされると(t3)、トランジスタQ1がオンされるので、徐々に出力電圧V1及び出力電流I1は上昇する。
出力安定化回路4及び電流制限回路7は、上述の動作が連続的に繰り返し行われることで、商用電源ACからの入力電圧によらず、定電圧を高電圧発生回路3に出力するとともに、出力安定化回路4のトランジスタQ1に流れる電流値が所定の電流値を超えないように制限されるので、トランジスタQ1で発生する熱量を制限することができる。
このようにして、放電部2に印加される電圧を一定にして、放電部2から放出される金属微粒子及び荷電粒子の量を一定に保つことができ、また、小型のトランジスタQ1を使用して、出力安定化回路4を小さくすることができる。
(実施の形態5)
上述した実施の形態にかかる金属微粒子化ブロック1を適応した髪ケア装置について、ヘアドライヤを例に説明する。
ヘアドライヤ81は、図16示すように、送風口82と同じ方向に向けて開口した粒子放出口83が設けられている。粒子放出口83の近傍には、放電部2の開口部24が粒子放出口83と対向するようにして放電部2が設置されており、放電部2は高電圧発生回路3と出力安定化回路4と接続されている。この点を除いては、従来技術のヘアドライヤと同様の構成であるので説明は省略する。
出力安定化回路4は、送風機能を制御するためのスイッチと併用されるスイッチSWを介して商用電源ACに接続されており、スイッチSWを押すことで商用電源ACからの電力供給がオン・オフされる。
スイッチSWを押下することで商用電源ACからの電力が出力安定化回路4に入力されると、出力安定化回路4は定電圧を高電圧発生回路3に出力し、高電圧発生回路3が高電圧の直流電圧を放電部2に印加することで、放電部2の開口部24から金属微粒子及び荷電粒子が放出される。
放電部2の開口部24から放出された金属微粒子及び荷電粒子は、粒子放出口83からヘアドライヤ81の外部に放出される。ここで、粒子放出口83は送風口82と同じく人の毛髪に向けて使用されるので、金属微粒子及び荷電粒子は人の毛髪に供給することができる。
なお、本実施の形態ではヘアドライヤを例にして説明したが、図17に示すようなヘアアイロンや、図18に示すようなヘアブラシに金属微粒子化ブロック1を適応させても良いことは言うまでもない。
実施の形態1にかかる金属微粒子化ブロックを示すブロック図である。 (a)及び(b)は、同金属微粒子化ブロックの放電部の例を示す断面図である。 同金属微粒子化ブロックの要部を示す回路図である。 同金属微粒子化ブロックの動作を示すタイミングチャートである。 (a)は同金属微粒子化ブロックの入力電圧に対する高電圧発生回路への出力電圧特性を示すグラフであり、(b)は同金属微粒子化ブロックの入力電圧に対する放電部に印加される電圧特性を示すグラフである。 同金属微粒子化ブロックの他例の要部を示す回路図である。 実施の形態2にかかる金属微粒子化ブロックを示すブロック図である。 同金属微粒子化ブロックの要部を示す回路図である。 同金属微粒子化ブロックの制御信号に対する高電圧発生回路への出力電圧特性を示すグラフである。 同金属微粒子化ブロックの動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態3にかかる金属微粒子化ブロックを示すブロック図である。 同金属微粒子化ブロックの要部を示す回路図である。 実施の形態4にかかる金属微粒子化ブロックを示すブロック図である。 同金属微粒子化ブロックの要部を示す回路図である。 同金属微粒子化ブロックの動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態5にかかる髪ケア装置の一例を示す概略断面図である。 同髪ケア装置の他例を示す概略断面図である。 同髪ケア装置のさらに他例を示す概略断面図である。
符号の説明
1 金属微粒子化ブロック
2 放電部
3 高電圧発生回路
4 出力安定化回路

Claims (2)

  1. 高電圧放電により金属微粒子及び荷電粒子を発生させる放電部を有する金属微粒子化ブロックと、前記放電部で発生させた金属微粒子及び荷電粒子を人の毛髪に向けて放出する開口部とを備えた髪ケア装置において、
    前記金属微粒子化ブロックは、電源からの供給電力を受けて動作し、前記放電部に高電圧を印加する高電圧発生回路を有し、
    前記電源と前記高電圧発生回路との間に、前記電源からの供給電力を安定化して前記高電圧発生回路に電力を供給する出力安定化回路を設け
    前記出力安定化回路は、前記高電圧発生回路への出力電圧を定電圧に制御する電圧制御部と、前記出力電圧を前記電圧制御部にフィードバックする出力電圧フィードバック部とを備え、
    前記電圧制御部は、コレクタがダイオードを介して一方の電源入力端子に、エミッタが前記高電圧発生回路に、ベースが前記出力電圧フィードバック部にそれぞれ接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタのコレクタとベースの間を接続する第1の抵抗とで構成され、
    前記出力電圧フィードバック部は、前記出力安定化回路の出力端子間に直列に接続された第2の抵抗及び第3の抵抗と、ベースが前記第2の抵抗及び前記第3の抵抗の中間に、コレクタが前記第1のトランジスタのベースに、エミッタが他方の電源入力端子にそれぞれ接続された第2のトランジスタとで構成され、
    前記出力安定化回路と前記高電圧発生回路との間に、前記第1のトランジスタに流れる電流を制限する電流制限回路をさらに設け、
    前記電流制限回路は、ベースが前記第1のトランジスタのエミッタに、コレクタが前記第1のトランジスタのベースに、エミッタが前記高電圧発生回路の入力側にそれぞれ接続された第3のトランジスタと、前記第3のトランジスタのベースとエミッタの間を接続する第4の抵抗とで構成されたことを特徴とする髪ケア装置
  2. 前記高電圧発生回路の出力電圧を調整する電圧調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の髪ケア装置。
JP2008328230A 2008-12-24 2008-12-24 髪ケア装置 Active JP5215838B2 (ja)

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