JP2008148543A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、小型化を図ると共に、発熱部品からの放熱性を向上させた電気接続箱を提供する。
【解決手段】側部及び底部吸気口63からケース10内に流入した空気は通気路66内に配されたリレー25と接触し、これによりリレー25から発生する熱は空気に伝達される。この熱により温度が上昇した空気は煙突効果により通気路66内を上昇し、本体側及びカバー側排気口45,46からケース10外に流出する。これにより、リレー25から発生した熱はケース10外部に放散されて、ケース10内にはこもらないようになっている。回路基板11の非実装面64と、カバー26の内壁面65との間には空気が通気路66を上昇する際に抵抗となるものがないため、通気路66内の空気の流量を大きくすることができる。これにより、放熱性が大幅に向上するから、電気接続箱を小型化しても、内部が異常な高温になることを防止できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、ケース内に回路基板を収容してなる電気接続箱に関する。
従来より、電気接続箱として特許文献1に記載のものが知られている。このものは、発熱部品を実装する基板を筐体内に収容してなる。上記の基板には金属製の集熱部が固定され、この集熱部には、筐体の外部に露出する筒状部が固定されている。この筒状部の上部には放熱窓が形成されており、また、下部には吸気窓が形成されている。
上記の電気接続箱においては、発熱部品から発生した熱は、基板から集熱部を介して筐体の外部に露出する筒状部へと伝導される。この筒状部に伝導された熱は、吸気窓から流入した空気に伝達され、この空気は筒状部内を上昇して放熱窓から流出するようになっており、これにより熱は筐体外部に放散されるようになっている。
特開2006−19711公報
しかしながら上記の構成によると、筐体の外部に筒状部を設けているため、電気接続箱の小型化を図ることができない。
そこで、筒状部を省略して電気接続箱の小型化を図ると共に、筐体の上下に通気孔を設けることで発熱部品から発生する熱を筐体外部に放散させることが考えられる。この構成によれば、筐体内では下部の通気孔から上部の通気孔に向けて外気が流れるから、この外気の流れにより発熱部品から発生した熱を筐体の外部に放散できると期待される。
しかしながら、筐体の形状は必ずしも筒状をなしているものではないし、また、筐体内に収容された回路基板上の電子部品により空気の流路は複雑なものとなる。このため、筐体内において空気が円滑に流れず、発熱部品の熱が筐体内にこもってしまうことが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小型化を図ると共に、発熱部品からの放熱性を向上させた電気接続箱を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明は、電気接続箱であって、一方の面に電子部品が実装されることで他方の面が非実装面とされる回路基板と、内部に前記回路基板を縦置き姿勢で収容するケースとを備え、前記ケース内の内壁面に前記回路基板の非実装面を対向させて前記回路基板の非実装面と前記ケースの内壁面との間を空気が上下に流通可能な通気路を構成し、前記ケースには前記通気路に連なる吸気口及び排気口を上下に設けて前記通気路内に位置して発熱部品を配置したことを特徴とする。
本発明によれば、吸気口からケース内に流入した空気は通気路内に配された発熱部品と接触し、これにより発熱部品から発生する熱は空気に伝達される。この熱により温度が上昇した空気は密度が小さくなり、いわゆる煙突効果により通気路内を上昇し、排気口からケース外に流出する。これにより、発熱部品から発生した熱はケース外部に放散されて、ケース内にはこもらないようになっている。
空気は、回路基板の非実装面と、ケースの内壁面との間を流通するようになっており、空気が通気路を上昇する際に抵抗となるものがないため、通気路内の空気の流量を大きくすることができる。これにより放熱部品の冷却効率を向上させることができる。
このように本発明によれば、放熱性が大幅に向上するから、電気接続箱を小型化しても、内部が異常な高温になることを防止できる。
本発明の実施態様として、以下の構成が好ましい。
発熱部品はケースの底部に配されていてもよい。これにより、通気路の下部を、上部よりも高温にすることができる。煙突効果による空気の流量は、通気路の上下の温度差が大きいほど大きくなるので、より一層、通気路内の空気の流量を大きくすることができる。これにより、更に放熱性を向上させることができる。
電子部品は回路基板に実装されるための端子を備えており、電子部品は、端子を、回路基板における電子部品の実装面側から非実装面側に貫通させた状態で回路基板に実装されており、電子部品の端子の先端は前記通気路に露出していてもよい。これにより、端子の先端は通気路に露出しているから、回路基板に実装された電子部品から発生した熱は、端子に伝導された後、通気路を流通する空気に伝達される。この結果、電子部品から発生する熱を、通気路を流通する空気により冷却することができるから、電気接続箱の放熱性を向上させることができる。なお、通気路に露出しているのは電子部品の端子の先端なので、空気が流通する際に大きな抵抗とはならず、通気路を流通する空気の流量を低下させるほどの影響は及ぼさない。
吸気口は前記ケースの底壁に設けられていてもよい。これにより、底壁に設けられた吸気口からケース内に流入した空気は発熱部品に対して下方から接触する。すると、例えばケースの側壁のみに吸気口が設けられて、この吸気口から流入した空気が発熱部品に対して側方から接触する場合に比べて、空気と発熱部品とが接触する時間を長くすることができる。この結果、発熱部品の冷却効率を向上させることができる。
排気口の開口面積は、吸気口の開口面積よりも大きく設定されていてもよい。
発熱部品から熱を吸収して温度が上昇した空気は体積が膨張する。このため、排気口における空気の体積は、吸気口からケース内に流入したときよりも膨張している。したがって、例えば、排気口と吸気口の開口面積を等しく設定した場合には、排気口から空気が流出しにくくなることが懸念される。
排気口の開口面積を吸気口の開口面積よりも大きく設定することにより、空気が発熱部品からの熱を吸収して、その体積が膨張した場合でも、空気を排気口から流出しやすくできる。
排気口はケースの側壁に形成して横向きに開口していてもよい。
例えば、排気口をケースの上壁に設けると、その排気口から水滴が浸入することが懸念される。排気口をケースの側壁に形成して横向きに開口させることで、上方から落下する水滴がケース内部に浸入することを防止できる。
発熱部品は、回路基板に接続されたバスバーと接続されていてもよい。これにより、発熱部品から発生した熱はバスバーに伝達された後、通気路を流通する空気に伝達される。このように、バスバーを放熱部材として利用可能となるので、発熱部品の冷却効率を向上させることができる。
バスバーには、発熱部品との接続部分を除く領域に、絶縁皮膜が形成されていてもよい。吸気口からはほこりがケース内に流入することが懸念される。このほこりが隣り合うバスバー同士にまたがるように接触すると、バスバー同士がショートするおそれがある。バスバーに絶縁皮膜を形成することで、隣り合うバスバー同士にまたがるようにしてほこりが接触しても、バスバー同士がショートすることを防止できる。
ケースにはバスバーと対向する領域に開口が設けられており、開口には、バスバーと絶縁性の接着層を介して接着された放熱部材が露出していてもよい。これにより、発熱部品から発生した熱は、バスバーを介して放熱部材に伝達され、放熱部材からケース外部に放散される。これにより、電気接続箱の放熱性が一層向上する。
ケースのうち回路基板の実装面と対向する側壁には、外部から電装品が嵌合される嵌合部が設けられており、回路基板における電子部品の実装面には、電装品と接続するための接続端子が嵌合部内に臨んだ状態で配設されており、ケースのうち回路基板の非実装面と対向する内壁面には、少なくとも接続端子に対して回路基板の実装面側から非実装面側へ向く力が加えられたときに、回路基板に対して非実装面側から当接する支持部材が、回路基板側に突出して設けられていてもよい。
電装品を嵌合部内に嵌合すると、接続端子に対して、回路基板の実装面側から非実装面側へ向く方向の力が加わる。すると、接続端子が配設された回路基板が非実装面側に撓む場合がある。これにより、電装品と接続端子との接続が不十分になることが懸念される。ケースのうち回路基板の非実装面と対向する内壁面に、少なくとも接続端子に対して回路基板の実装面側から非実装面側へ向く力が加えられたときに、回路基板に対して非実装面側から当接する支持部材を、回路基板側に突出して設けることにより、支持部材で回路基板を支持できる。この結果、回路基板が撓むのを抑制できるから、電装品と接続端子との接続信頼性を向上させることができる。
支持部材は、ケースと一体に形成されたボスであってもよい。これにより、簡易な構成で支持部材を形成できる。
ボスは複数形成されており、複数のボスは、上下方向に並んで形成されていてもよい。ボスを複数形成することで、回路基板を確実に支持できるから、電装品と接続端子との接続信頼性を一層向上させることができる。しかも、複数のボスが上下方向に並んで形成されているから、通気路内における上下方向の空気の流通に与える影響を小さくすることができる。
支持部材は、ケースと一体に形成されて上下方向に延びる支持壁であってもよい。回路基板を支持壁の端縁、すなわち線で支持することになるから、電装品と接続端子との接続信頼性を一層向上させることができる。しかも。支持壁は上下方向に並んで形成されているから、通気路内における上下方向の空気の流通を妨げるおそれが小さい。
本発明によれば、電気接続箱を小型化しても、内部が異常な高温になることを防止できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7を参照して説明する。本実施形態の電気接続箱は、バッテリー(図示せず)と、ランプ、パワーウィンドウ等の車載電装品(図示せず)との間に取り付けられて、これら車載電装品を通断電制御する。この電気接続箱は扁平なケース10内に回路基板11が収容されてなる。この電気接続箱は、例えば図6に示す縦置き姿勢で自動車(図示せず)の室内に取り付けられて使用される。なお、縦置き姿勢とは、回路基板11の板面が水平方向を向く姿勢でケース10内に配置されることをいう。
(回路基板)
回路基板11は略矩形状であって、その両面にはプリント配線技術により導電路(図示せず)が形成されている。回路基板11には図7における右側の面(以下、実装面80という)には、フォグランプ、ドアロック等、間欠的に使用される車載電装品(図示せず)の通断電を行う間欠系リレー12(電子部品の一例)が実装されている。また、回路基板11の実装面80には、間欠系リレー12の逆起電力防止用の抵抗13(電子部品の一例)が実装されている。これにより、回路基板11の図7における左側の面は非実装面64とされる。さらに、回路基板11の実装面80には、外部回路と接続するためのコネクタ14と接続する雄タブ(接続端子の一例)17が、雄タブ台座18を介して取り付けられている。
間欠系リレー12及び抵抗13のリード端子(端子の一例)60は、回路基板11の実装面80側から非実装面64側に貫通している。このリード端子60は、回路基板11に形成されて、導電路と電気的に接続されたランド(図示せず)に半田付けされている。リード端子60の先端は、回路基板11の非実装面64側に突出している。
図6及び図7に示すように、回路基板11の下端部には、複数本の端子金具19の一方の端部が回路基板11を貫通しており、この一方の端部は回路基板11に形成されて、導電路と電気的に接続されたランドに半田付けされている。これら端子金具19の他方の端部は、下方に略L字状に折り曲げられて後述するヒューズブロック20に装着されている。端子金具19の他方の端部は、ヒューズ15が装着されるヒューズ端子21とされる。
図6に示すように、ヒューズブロック20は合成樹脂製であって略矩形状をなしている。ヒューズブロック20の下面には、ヒューズ15を装着するためのヒューズ装着部22が図7における上方に陥没して形成されており、下方に開口する開口部23が形成されている。このヒューズ装着部22内に上述の端子金具19のヒューズ端子21が臨んでいる。図4に示すように、ヒューズ装着部22は、図4における左右方向に並ぶと共に、図4における上下に並んで(本実施形態では上下二段に並んでいる)形成されている。ヒューズ装着部22の上壁には、貫通孔44が形成されており、これにより、後述するヒューズ収容部35内にヒューズ装着部22から貫通孔44を通って外気が流入可能になっている。この結果、ヒューズ15を空冷することができる。また、ヒューズブロック20には、隣り合うヒューズ装着部22間に、通気孔70が、ヒューズブロック20の底壁を貫通して設けられて、ヒューズ収容部35の内部空間と、外部空間とを連通するようになっている。この通気孔70からケース10内に外気が流入可能となっている。これにより電気接続箱の放熱性の向上を図ることができるようになっている。
図7における左側に位置するヒューズ装着部22には、側方から見て略S字状に曲げ形成されたバスバー24が装着されて、その右端がヒューズ装着部22内に臨んでいる。このバスバー24は、図7に示すように、ヒューズ15及び端子金具19を介して回路基板11と電気的に接続されている。このバスバー24には、回路基板11の板面と交差する方向に延びる交差部61が形成されており、この交差部61の図7における上面に複数のリレー(発熱部品の一例)25が接続されている。リレー25は、イグニッションキーがイグニッション位置にあるときに通電されるイグニッション系リレー25、及び、イグニッションキーがアクセサリー位置にあるときに通電されるアクセサリー系リレー25を含む。なお、図7においては、バスバー24はヒューズ15を介して回路基板11に電気的に接続される構成が示されているが、バスバー24は、回路基板11と、半田付け等により直接に接続される構成としてもよい。
上述の端子金具19及びバスバー24には、ヒューズ15及びリレー25との接続部分を除いて絶縁皮膜(図示せず)が形成されている。これにより、隣り合う端子金具19同士、又は、隣り合うバスバー24同士をまたぐようにしてほこりが付着しても、端子金具19同士、又はバスバー24同士が短絡することを防止できる。
詳細には図示しないが、回路基板11の上端縁の非実装面64には、後述するECU27と接続するための中継端子(図示せず)が取り付けられている。
(ケース)
図2に示すように、ケース10は、合成樹脂製であって、回路基板11を収容する扁平なケース本体50と、そのケース本体50の開口面を覆うカバー26とを備える。カバー26には、ケース本体50と反対側の面に、ECU27が取り付けられている。
ECU27は、ECU回路基板28(図6において二点鎖線で示す)がECUケース29内に収容されてなる。ECU回路基板28にはマイコン30(図6において二点鎖線で示す)が実装されており、間欠系リレー12の駆動回路等が形成されている。ECU回路基板28と回路基板11とはカバー26及びECUケース29を貫通して設けた中継端子により接続されている。
ケース本体50は、浅い容器状をなしており、その内部に回路基板11を収容するようになっている。ケース本体50の側壁の外側面には、電気接続箱を自動車の車体に取り付けるための車体ロック部31が設けられている。また、図2におけるケース本体50の上面及び側面には、カバー26の上面及び側面に設けられたロック突部32と弾性的に係合するロック受け部33が設けられており、これらロック受け部33と、ロック突部32とが係合することで、ケース本体50とカバー26とが一体化される。
ケース本体50の下端部は、図6における右方に膨出されており、上述したヒューズブロック20を収容するためのヒューズ収容部35とされる。ヒューズ収容部35の下端部は下方に開口しており、この開口部23内にヒューズブロック20が装着されている。図6に示すように、ヒューズ収容部35の下側開口縁部と、ヒューズブロック20の底部の外側面とは、略面一に設定されている。
ケース本体50の、図6における右側壁(回路基板11の実装面80と対向する側壁)には、回路基板11側(図6における左側)に陥没して、コネクタ14を装着するためのコネクタ嵌合部(嵌合部の一例)36が設けられている。
図3に示すように、ケース本体50の上側に形成された上側コネクタ嵌合部36Aは上下方向に延びて形成されており、図3における左右方向に間隔を空けて複数(本実施系形態では4つ)並んで形成されている。これら各上側コネクタ嵌合部36Aの下方位置には、下側コネクタ嵌合部36Bが、図3における左右方向に間隔を空けて複数(本実施形態では4つ)並んで形成されている。また、図3における左端に位置する下側コネクタ嵌合部36Bの下方には、バッテリーの電源ライン(図示せず)と接続される電源用コネクタ嵌合部36Cが形成されている。図8に示すように、上側、下側、及び電源用コネクタ嵌合部36A,36B,36Cの奥壁には窓部38が開口されている。この窓部38から、上述した雄タブ17及び雄タブ台座18が、上側、下側、及び電源用コネクタ嵌合部36A,36B,36Cに臨むようになっている(図3参照)。
図5に示すように、ケース本体50のヒューズ収容部35の上部には、図5の左右方向に延びて、通気口43が形成されている。この通気口43により、外気がケース10内部に流入可能になっている。
カバー26は、図2に示すように、浅い皿状をなしており、ケース本体50の開口面を塞ぐように取り付けられるようになっている。図2に示すように、カバー26の上壁及び側壁には、ケース本体50のロック受け部33と係合するロック突部32か形成されている。また、カバー26には、ECU27と対向する壁面に、ECU27側に突出して弾性撓み可能なロック部39が形成されており、ECU27に形成されたロック受け部40と弾性的に係合して、カバー26とECU27とが一体化されるようになっている。
そして、図2に示すように、カバー26の、ECU27と対向する壁面には、ECU27側に突出する板状のガイド部41が形成されている。カバー26とECU27とを組み付ける際には、ガイド部41がECU27のECUケース29の外側面と摺接することで、ECU27を正規組付位置に案内するようになっている。さらに、ケース本体50の開口面の四隅からは、カバー26側に向けて延びる4つのガイド部34が設けられている。ケース本体50と、カバー26及びECU27とを組み付ける際には、カバー26及びECU27におけるガイド部34と対応する位置の外側面が、ガイド部34の内側面と摺接するようになっており、これによりカバー26及びECU27が正規組付け位置に案内されるようになっている。なお、ケース本体50とカバー26とを組み付けた後に、ECU27を組み付ける構成としてもよい。
図6に示すように、カバー26の下端部は、図6の左方に膨出されており、上述したリレー25を収容するためのリレー収容部51とされる。図6に示すように、リレー収容部51の底壁の外側面は、ケース本体50のヒューズブロック20の底部の外側面とは、面一に形成されている。リレー25は、カバー26の底部の内面側に配設されるようになっている。
さて、リレー収容部35の側壁には、図5の左右方向に延びると共に上下に並んで、側部吸気口62が開口されている。また、図4に示すように、リレー収容部35の底壁には、図4における上下方向に延びると共に左右に並んで、底部吸気口63が開口されている。これら、側部吸気口62及び底部吸気口63により、外気がケース10内に流入可能となっている。
一方、図7に示すように、図7における右側壁の上端部寄りの位置には、右方に開口する本体側排気口45が形成されており、この本体側排気口45により、空気がケース10内からケース10外に流出可能になっている。この本体側排気口45は、図3に示すように、ケース本体50の側壁の上端寄りの位置に、図3における左右方向に延びて、間隔を空けて横に並んで形成されている。また、図7に示すように、カバー26の回路基板11と対向する側壁の上端部寄りの位置には、カバー26を貫通して左方に開口するカバー側排気口46が形成されている。このカバー側排気口46により、ケース10内の空気がケース10外に流出可能になっている。
回路基板11の非実装面64は、カバー26の図6における左側壁の内壁面65と対向して配されている。これにより、回路基板11の非実装面64と、カバー26の内壁面65との間には、空気が上下に流通可能な通気路66が形成されている。
この通気路66の下端は、リレー収容部35内の空間と連なっており、このリレー収容部35内の空間も、通気路66を構成する。すなわち、リレー収容部35に形成された側部吸気口62及び底部吸気口63は、通気路66に連なっている。
また、通気路66の上端は、上述したカバー側排気口46と連なっている。また、図6及び図7に示すように、ケース10内の空間は、回路基板11の上端縁よりも上方で連通しており、通気路66の上端は、上述した本体側排気口45とも連通している。
なお、本体側及びカバー側排気口45,46の開口面積は、側部吸気口62及び底部吸気口63の開口面積よりも大きく設定されている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。イグニッションキーをイグニッション位置に設定すると、イグニッション系リレー25が通電される。さらに、イグニッションスイッチをアクセサリー位置に設定すると、アクセサリー系リレー25が通電される。するとイグニッション系リレー25及びアクセサリー系リレー25が発熱する。さらに、他の車載電装品のスイッチをオンにすることにより、他の車載電装品の通断電制御を行うリレー25が通電され、発熱する。すると、これらリレー25の温度が上昇する。次いで、リレー収容部51の側部及び底部吸気口62,63から外気がリレー収容部51(通気路66)内に流入し、リレー収容部51内に装着されたリレー25と接触する。すると、リレー25から熱が空気に伝達され、空気の温度が上昇する。すると空気の密度が小さくなり、空気はリレー収容部51内を煙突効果により上昇し、回路基板11の非実装面64と、カバー26の内壁面65との間に形成された通気路66内に進入し、煙突効果により上昇する。
また、リレー25から発生した熱は、リレー25と接続されたバスバー24へと伝達される。側部吸気口62からリレー収容部51内の空間(通気路66)に流入した外気は、バスバー24と接触して、バスバー24から熱が伝達される。これにより空気の温度が上がり、密度の小さくなった空気は、回路基板11の非実装面64と、カバー26の内壁面65との間に形成された通気路66内に進入し、煙突効果により上昇する。
回路基板11の非実装面64には、間欠系リレー12や抵抗13といった電子部品が実装されていない。また、カバー26の内壁面65は、上述したように平坦面とされている。このように、通気路66内に進入した空気に対して流動抵抗となるものが存在しないので、本実施形態においては、通気路66内を流通する空気の流量を大きくすることができる。これにより、リレー25の冷却効率を向上させることができる。
そして、ECU27内には熱に弱いマイコン30が実装されている。このため、回路基板11やリレー25から発生する熱がマイコン30に伝達されないようにする必要がある。そこで、ECU27を回路基板11からできるだけ離間させて配することが考えられるが、電気接続箱が全体として大型化するので好ましくない。上記の点に鑑み、本実施形態では、通気路66内を煙突効果により空気を流通させる構成としたから、回路基板11やリレー25から熱がECU27に伝わることを抑制できる。これにより、ECU27をカバー26から離間させて配する必要がないので、電気接続箱を全体として小型化できる。
そして、回路基板11の非実装面64には、間欠系リレー12及び抵抗13のリード端子60の先端が突出している。間欠系リレー12及び抵抗13に通電されると、間欠系リレー12及び抵抗13から発生した熱は、リード端子60に伝達される。このリード端子60に伝達された熱は、通気路66内を流通する空気と接触して、空気により冷却される。これにより、間欠系リレー12及び抵抗13の冷却効率を向上させることができる。
通気路66の上端にまで上昇した空気は、本体側排気口45及びカバー側排気口46からケース10外部に流出する。これにより、リレー25から発生した熱は、効率よく外部に放散される。
なお、通気路66に露出しているのはリード端子60の先端なので、空気が流通する際に大きな抵抗とはならず、通気路66を流通する空気の流量を低下させるほどの影響は及ぼさない。
このように実施形態1によれば、側部及び底部吸気口63からケース10内に流入した空気は通気路66内に配されたリレー25と接触し、これによりリレー25から発生する熱は空気に伝達される。この熱により温度が上昇した空気は密度が小さくなり、いわゆる煙突効果により通気路66内を上昇し、本体側及びカバー側排気口45,46からケース10外に流出する。これにより、リレー25から発生した熱はケース10外部に放散されて、ケース10内にはこもらないようになっている。
空気は、回路基板11の非実装面64と、カバー26の内壁面65との間を流通するようになっており、空気が通気路66を上昇する際に抵抗となるものがないため、通気路66内の空気の流量を大きくすることができる。これによりリレー25の冷却効率を向上させることができる。
このように実施形態1によれば、放熱性が大幅に向上するから、電気接続箱を小型化しても、内部が異常な高温になることを防止できる。
そして、リレー25は、イグニッション系リレー25及びアクセサリー系リレー25を含み、これらは、車両が走行状態にあるときには常に通電され、発熱している。このため発熱量が大きなものとなるので、上記のイグニッション系リレー25及びアクセサリー系リレー25を冷却する必要性は高い。本実施形態によれば、イグニッション系リレー25及びアクセサリー系リレー25を効率よく冷却することができる。
さらに、リレー25はケース内の底部に配する構成となっている。これにより、通気路66の下部を、上部よりも高温にすることができる。煙突効果による空気の流量は、通気路66の上下の温度差が大きいほど大きくなるので、より一層、通気路66内の空気の流量を大きくすることができる。これにより、更に放熱性を向上させることができる。
その上、リード端子60の先端は通気路66に露出しているから、回路基板11に実装された間欠系リレー12及び抵抗13から発生した熱は、リード端子60に伝導された後、通気路66を流通する空気に伝達される。この結果、間欠系リレー12及び抵抗13から発生する熱を通気路66を流通する空気により冷却することができるから、電気接続箱の放熱性を向上させることができる。
そして、カバー26底壁に設けられた底部吸気口63からケース10内に流入した空気はリレー25に対して下方から接触する。これにより、例えばケース10の側壁のみに吸気口が設けられて、この吸気口から流入した空気がリレー25に対して側方から接触する場合に比べて、空気とリレー25とが接触する時間を長くすることができる。この結果、リレー25の冷却効率を向上させることができる。
そして、リレー25から発生した熱はバスバー24に伝達された後、通気路66を流通する空気に伝達される。このように、バスバー24を放熱部材として利用可能となるので、リレー25の冷却効率を向上させることができる。
また、リレー25から熱を吸収して温度が上昇した空気は体積が膨張する。このため、本体側及びカバー側排気口45,46における空気の体積は、側部及び底部吸気口62,63からケース10内に流入したときの空気の体積よりも膨張している。したがって、例えば、本体側及びカバー側排気口45,46と、側部及び底部吸気口62,63の開口面積を等しく設定した場合には、本体側及びカバー側排気口45,46から空気が流出しにくくなることが懸念される。
そこで、本実施形態によれば、本体側及びカバー側排気口45,46の開口面積は側部及び底部吸気口62,63の開口面積よりも大きく設定されているから、空気は、リレー25からの熱を吸収して体積が膨張した場合でも、本体側及びカバー側排気口45,46から流出しやすくなっている。
また、例えば、電気接続箱がエアコンのダクトの下方に配設された場合、ダクトに凝結した水滴が電気接続箱の上に落下することが懸念される。このような場合に、本体側及びカバー側排気口45,46をケース10の上壁に設けると、その本体側及びカバー側排気口45,46から水滴が浸入することが懸念される。本実施形態によれば、本体側及びカバー側排気口45,46はケース10の側壁に形成して横向きに開口しているから、上方から落下する水滴がケース10内部に浸入することを防止できる。
また、側部及び底部吸気口62,63からはほこりがケース10内に流入することが懸念される。このほこりが隣り合うバスバー24同士にまたがるように接触すると、バスバー24同士がショートするおそれがある。本実施形態によれば、バスバー24には絶縁皮膜が形成されているから、隣り合うバスバー24同士にまたがるようにしてほこりが接触しても、バスバー24同士がショートすることを防止できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8を参照して説明する。図8に示すように、バスバー24の図8における下面には、図示しない接着層を介して、金属製の放熱板(放熱部材の一例)67が配設されている。この放熱板67は、カバー26の底壁に設けられた開口68から、ケース10の外部に露出している。上記の構成以外は、実施形態1と略同様なので、同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施形態2によれば、リレー25から発生した熱は、バスバー24を介して放熱板67に伝達され、放熱板67からケース10外部に放散される。これにより、電気接続箱の放熱性が一層向上する。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図6及び図9ないし図11を参照して説明する。図11に示すように、回路基板11の図11における上下方向の略中央には、回路基板11を貫通する挿通孔81が設けられている。
ケース本体50の内壁のうち、挿通孔81と対応する位置には、回路基板11側へ突出する押さえ突部82が設けられている。この押さえ突部82の回路基板11側(図11における右側)の端部は、回路基板11の実装面80と、左方から当接している。押さえ突部82の先端(図11の右端)には、図11における右方に突出する押さえピン83が設けられている。この押さえピン83は回路基板11の挿通孔81に挿通されている。
カバー26の内壁のうち、挿通孔81と対応する位置には、回路基板11側へ突出する筒部84が形成されている。筒部84は略円筒状をなしている。この筒部84の回路基板11側(図11における左側)の端部は、回路基板11の非実装面64と、右方から当接している。そして、回路基板11は、上述の押さえピン83の右端と、筒部84の左端との間に挟持されている。
また、筒部84の回路基板11側の端部には、筒部84の内周方向へ突出する爪部85が設けられている。上述の押さえピン83は、回路基板11の挿通孔81を貫通し、さらに、筒部84内に挿入される。筒部84の爪部85は、押さえピン83の外周面と当接している。これにより、爪部85と押さえピン83の外周面との摩擦力が生じる。この摩擦力により、押さえピン83が筒部84から抜ける方向(図11における左方)に変移するのが抑制される。
図11に示すように、カバー26の側壁のうち、回路基板11の非実装面64と対向する側壁の内壁面には、回路基板11側(図11における左方)に突出するボス86が、カバー26と一体に形成されている。図9及び図10に示すように、カバー26には複数のボス86が設けられている。ボス86は略円柱状をなしている。複数のボス86は、上下方向に3つが並ぶと共に、図10の左右方向に3列に並んで形成されている。図10の左右方向の中央の列に形成されたボス86は、上述の筒部84とも上下方向に並んで形成されている。
ボス86の図11における左右方向の寸法は、コネクタ14がコネクタ嵌合部36内に嵌合されて、少なくとも雄タブ17に対して回路基板11の実装面80側から非実装面64側に向かう方向(図11における左から右へ向かう方向)の力が加わったときに、ボス86の突出端部(図11における左端部)が回路基板11に対して非実装面64側(図11における右側)から当接するように設定されている。
上記の構成以外は、実施形態1と略同様なので、同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図6に示すように、コネクタ14をコネクタ嵌合部36内に嵌合すると、コネクタ14と雄タブ17とが接触する。すると、雄タブ17に対して、回路基板11の実装面80側から非実装面64側へ向く方向(図6における右側から左側を向く方向)の力が加わる。すると、雄タブ17が配設された回路基板11が非実装面64側(図6における左側)に撓む場合がある。これにより、コネクタ14と雄タブ17との接続が不十分になることが懸念される。
そこで、本実施形態では、図11に示すように、カバー26のうち回路基板11の非実装面64と対向する内壁面に、少なくとも雄タブ17に対して回路基板11の実装面80側から非実装面64側へ向く方向(図11における左側から右側へ向く方向)の力が加えられたときに、回路基板11に対して非実装面64側から当接するボス86を、回路基板11側に突出して設ける構成とした。これにより、ボス86で回路基板11を支持できる。この結果、回路基板11が撓むのを抑制できるから、コネクタ14と雄タブ17との接続信頼性を向上させることができる。なお、図6と図11とでは、左右が反転して記載されている。
上述のボス86は、カバー26と一体に形成されているから、構造が簡易である。
さらに、本実施形態ではボス86は複数形成されているから、回路基板11を確実に支持できる。これによりから、コネクタ36と雄タブ17との接続信頼性を一層向上させることができる。
また、カバー26と回路基板11の非実装面64との間の空間は、空気が上下方向に流通する通気路66とされる。ボス86は、この通気路66内に形成されている。このため、通気路66内の空気の流れを妨げるなどの影響を与えることが懸念される。そこで本実施形態においては、複数のボス86は、上下方向に並んで形成される構成とした。これにより、通気路66内における上下方向の空気の流れに対する影響を小さくすることができる。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を図12ないし図14を参照して説明する。本実施形態においては、ボス86は、カバー26の内壁面のうち、回路基板11の非実装面64と対向する面から、複数本突設されている。複数のボス86は、カバー26の内壁面にランダムに配列されている。
上記の構成以外は、実施形態3と略同様なので、同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態においては、複数のボス86がランダムに配列されているから、雄タブ17に加えられる力を均等に分散して支持することができる。これにより、回路基板11を確実に支持できるから、コネクタ14と雄タブ17との接続信頼性を一層向上させることができる。
<実施形態5>
次に、本発明の実施形態5を図15ないし図18を参照して説明する。図18に示すように、カバー26の側壁のうち、回路基板11の非実装面64と対向する側壁の内壁面には、回路基板11側(図18における左方)に突出する支持壁87が、カバー26と一体に形成されている。図16及び図17に示すように、カバー26には上下方向に延びる3つの支持壁87が間隔を空けて設けられている。3つの支持壁87は上下方向に並んで形成されている。支持壁87は、最も上側に位置する上側支持壁87Aと、この上側支持壁87Aの下方に位置する中央支持壁87Bと、この中央支持壁87Bの下方に位置する下側支持壁87Cとからなる。中央支持壁87Bには、筒部84が一体に形成されている。
各支持壁87A,87B,87Cの図18における左右方向の寸法は、コネクタ14がコネクタ嵌合部36内に嵌合されて、少なくとも雄タブ17に対して回路基板11の実装面80側から非実装面64側に向かう方向(図18における左から右へ向かう方向)の力が加わったときに、ボス86の突出端部(図18における左端部)が回路基板11に対して非実装面64側(図18における右側)から当接するように設定されている。
上記の構成以外は、実施形態3と略同様なので、同一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、回路基板11を各支持壁87A,87B,87Cの端縁、すなわち線状に延びる端縁で支持することになるから、コネクタ14と雄タブ17との接続信頼性を一層向上させることができる。しかも。各支持壁87A,87B,87Cは上下方向に延びて形成されているから、通気路66内における上下方向の空気の流通を妨げるおそれが小さい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、発熱部品はリレー25であったが、半導体スイッチング素子であってもよいし、また、ヒューズであってもよく、通電することにより発熱する電子部品であれば任意のものを用いることができる。また、発熱部品は、通気路66内に位置していれば、ケース10の底部に配されていなくてもよい。
(2)本実施形態においては、本体側及びカバー側排気口45,46はケース本体50の側壁及びカバー26の側壁に設ける構成としてが、例えば水滴が上方から落下しない場所に設置する場合には、排気口をケース10の上面に設けてもよい。また、例えば、排気口の上方にひさしを設け、上方から落下する水滴の浸入を防止してもよい。
(3)本実施形態においては、側部吸気口62をカバー26の側壁に設け、底部吸気口63をカバー26の底壁に設ける構成としたが、これに限られず、吸気口は、カバー26の底壁のみ、又は、側壁のみに設けられる構成としてもよい。
(4)本実施形態においては、リレー25はバスバー24に接続される構成としたが、回路基板11上に実装される構成としてもよい。また、例えば、回路基板11とは別体のメタルベース基板に接続される構成としてもよい。
(5)本実施形態においては、バスバー24は、回路基板11の板面と交差する交差部61を備え、この交差部61にリレー25が配設される構成としたが、バスバー24は、回路基板11から下方に、その板面に沿う方向に延びて配設される構成としてもよい。
(6)間欠系リレー12又は抵抗13等の電子部品は、例えば、回路基板11の実装面80側に形成されたランドにリード端子60をはんだ付けすることで回路基板11に実装されるなど、電子部品のリード端子60の先端が回路基板11の非実装面64側に突出した状態で実装されなくてもよい。
(7)本実施形態においては、本体側及びカバー側排気口45,46の開口面積は、側部及び底部吸気口62,63の開口面積よりも大きく設定されていたが、これに限られず、本体側及びカバー側排気口45,46の開口面積は、側部及び底部吸気口62,63と同じか、又は小さく設定されていてもよい。
(8)本体側及びカバー側排気口45,46の排気方向後方に覆い部を設けて、ケース10の上部から流下する水滴やほこりが両排気口45,46からケース10内に入り込むのを防止するようにしてもよい。
(9)放熱部材は板状でなくてもよく、放熱フィンを有していてもよい。
(10)リレー25は、イグニッション系リレー25及びアクセサリー系リレー25に限られず、任意の車載電装品の通段電制御を行うスイッチング素子でもよい。
(11)電装品はコネクタ14に限られず、ヒューズ又はリレー等、任意の電装品を用いることができる。
(12)ボス86は、回路基板11を支持可能であれば、1つでもよい。
実施形態1に係る電気接続箱の斜視図 電気接続箱の分解斜視図 電気接続箱の正面図 電気接続箱の底面図 電気接続箱の側面図 図3におけるA−A線断面図 図3におけるB−B線断面図 実施形態2に係る電気接続箱の断面図 実施形態3に係る電気接続箱の分解斜視図 カバーの斜視図 実施形態3に係る電気接続箱において、図3におけるC−C線に対応する断面図 実施形態4に係る電気接続箱の分解斜視図 カバーの斜視図 実施形態4に係る電気接続箱において、図3におけるC−C線に対応する断面図 実施形態5に係る電気接続箱の正面図 電気接続箱の分解斜視図 カバーの斜視図 図15におけるD−D線断面図
符号の説明
10…ケース
11…回路基板11
12…間欠系リレー(電子部品)
13…抵抗(電子部品)
17…雄タブ(接続端子)
24…バスバー
25…リレー(発熱部品)
36…コネクタ嵌合部(嵌合部)
45…本体側排気口
46…カバー側排気口
60…リード端子(端子)
62…側部吸気口
63…底部吸気口
64…非実装面
65…内壁面
66…通気路
68…開口
67…放熱板(放熱部材)
80…実装面
86…ボス(支持部材)
87…支持壁(支持部材)

Claims (13)

  1. 一方の面に電子部品が実装されることで他方の面が非実装面とされる回路基板と、内部に前記回路基板を縦置き姿勢で収容するケースとを備え、前記ケース内の内壁面に前記回路基板の非実装面を対向させて前記回路基板の非実装面と前記ケースの内壁面との間を空気が上下に流通可能な通気路を構成し、前記ケースには前記通気路に連なる吸気口及び排気口を上下に設けて前記通気路内に位置して発熱部品を配置したことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記発熱部品は前記ケースの底部に配されていることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
  3. 前記電子部品は前記回路基板に実装されるための端子を備えており、
    前記電子部品は、前記端子を、前記回路基板における前記電子部品の実装面側から非実装面側に貫通させた状態で前記回路基板に実装されており、
    前記電子部品の端子の先端は前記通気路に露出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記吸気口は前記ケースの底壁に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電気接続箱。
  5. 前記排気口の開口面積は、前記吸気口の開口面積よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  6. 前記排気口は前記ケースの側壁に形成して横向きに開口していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  7. 前記発熱部品は、前記回路基板に接続されたバスバーと接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  8. 前記バスバーには、前記発熱部品との接続部分を除く領域に、絶縁皮膜が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の電気接続箱。
  9. 前記ケースには前記バスバーと対向する領域に開口が設けられており、
    前記開口には、前記バスバーと絶縁性の接着層を介して接着された放熱部材が露出していることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の電気接続箱。
  10. 前記ケースのうち前記回路基板における前記電子部品の実装面と対向する側壁には、外部から電装品が嵌合される嵌合部が設けられており、前記回路基板の実装面には、前記電装品と接続するための接続端子が前記嵌合部内に臨んだ状態で配設されており、前記ケースのうち前記回路基板の非実装面と対向する内壁面には、少なくとも前記接続端子に対して前記回路基板の前記実装面側から前記非実装面側へ向く力が加えられたときに、前記回路基板に対して前記非実装面側から当接する支持部材が、前記回路基板側に突出して設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の電気接続箱。
  11. 前記支持部材は、前記ケースと一体に形成されたボスであることを特徴とする請求項10に記載の電気接続箱。
  12. 前記ボスは複数形成されており、複数の前記ボスは、上下方向に並んで形成されていることを特徴とする請求項11に記載の電気接続箱。
  13. 前記支持部材は、前記ケースと一体に形成された支持壁であり、前記支持壁は上下方向に延びて形成されている請求項10または請求項11に記載の電気接続箱。
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