JP2008147763A - Ebg構造 - Google Patents

Ebg構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008147763A
JP2008147763A JP2006329538A JP2006329538A JP2008147763A JP 2008147763 A JP2008147763 A JP 2008147763A JP 2006329538 A JP2006329538 A JP 2006329538A JP 2006329538 A JP2006329538 A JP 2006329538A JP 2008147763 A JP2008147763 A JP 2008147763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
ebg structure
conductor
length
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006329538A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Ihata
光詞 井幡
Koichiro Misu
幸一郎 三須
Tomonori Kimura
友則 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006329538A priority Critical patent/JP2008147763A/ja
Publication of JP2008147763A publication Critical patent/JP2008147763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/2005Electromagnetic photonic bandgaps [EPB], or photonic bandgaps [PBG]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Abstract

【課題】温度変化等の外的環境条件を変化させることによりバンドギャップを形成する周波数を変化させることができるEBG構造を得る。
【解決手段】基板1と、基板1の第一の面に形成された導体2と、基板1の第二の面に形成され、所定の間隔を有して配列された複数の導体パターン3と、導体2と導体パターン3とを電気的に接続するスルーホール4とから構成されて、基板1として、厚み方向(Y軸方向)と面に平行な方向(X軸方向)とで、温度変化による長さの変化量(熱膨張率)が異なる基板を用いて、温度変化を付与することによって、バンドギャップが生じる周波数を変化させることができる。
【選択図】図1

Description

この発明はEGB構造に関し、特に、特定の周波数帯にバンドギャップを形成するEBG構造に関するものである。
アンテナの地板の大きさが有限の場合、地板表面に流れる電流が地板端部で回折し、その回折波の影響により、地板裏面への放射が生ずる。そして、この放射により、アンテナ利得の低下及び指向性の乱れが生ずるという問題がある。このような問題を解消するために、エレクトロマグネティックバンドギャップ(EBG)構造の一形態である高インピーダンスグランド板を用いたアンテナ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
ここで、EBG構造は、誘電体または金属等の物質を波長オーダ以下の周期で一次元、二次元または三次元に周期的に配置した構造をとることにより、その内部または平面上で特定周波数帯の電磁波の伝搬、すなわち、表面電流の伝搬が禁止されるバンドギャップと呼ばれる周波数領域を形成する構造である。バンドギャップは、マイクロ波帯の電波から光波まで、それぞれ特有の構造によって形成される。
特許文献1に記載のアンテナ装置は、特定周波数帯の電磁波が伝搬する第一の基板と、第一の基板の周辺に設けられ、特定周波数の電磁波の伝搬を阻止するバンドギャップを有する第二の基板とから構成されている。第二の基板を構成する等間隔に二次元配列された正六角形の金属小板と、第一の基板を構成する金属板とが、スルーホールを介して電気的に接続されている。これにより、第一の基板の中心部に設置されたモノポールアンテナが励振する特定周波数の電磁波の裏面反射を抑圧する。
このように、従来のEBG構造は、誘電体の表面に六角形の金属小板を周期的に二次元配置し、誘電体の裏面の金属板と金属棒であるスルーホールで電気的に接続することにより、隣接する六角形の金属小板間のギャップがキャパシタンス成分Cを形成する。さらに、六角形の金属小板端部→スルーホール→金属板→スルーホール→金属小板端部の電流経路により、インダクタンス成分Lを形成するようにしたものである。
これらキャパシタンス成分Cおよびインダクタンス成分Lからなるユニットが隣接することにより、LC並列共振回路が形成される。このLC並列共振回路が金属板上に多数形成されたものが共振周波数において高いインピーダンス特性を有することにより、バンドギャップを形成する。
特開2003−304113号公報(第1頁、図1)
しかしながら、従来技術には次のような問題点がある。EBG構造は、キャパシタンス成分とインダクタンス成分による並列共振を利用しており、バンドギャップを形成する周波数である共振周波数はEBGの構造により決まってしまい、バンドギャップを形成する周波数を変化させることはできないという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、温度変化等の外的環境条件を変化させることによりバンドギャップを形成する周波数を変化させることが可能なEBG構造を得ることを目的とする。
この発明は、基板と、前記基板の第一の面に形成された導体と、前記基板の第二の面に形成され、所定の間隔を有して配列された複数の導体パターンとからなるEBG構造において、前記EBG構造を構成する各単位セルがLC並列共振回路を構成しており、前記基板に付与する外的環境条件を変化させることにより、前記LC並列共振回路のインダクタンス成分およびキャパシタンス成分の少なくともいずれか一方の値が変化することを特徴とするEBG構造である。
この発明は、基板と、前記基板の第一の面に形成された導体と、前記基板の第二の面に形成され、所定の間隔を有して配列された複数の導体パターンとからなるEBG構造において、前記EBG構造を構成する各単位セルがLC並列共振回路を構成しており、前記基板に付与する外的環境条件を変化させることにより、前記LC並列共振回路のインダクタンス成分およびキャパシタンス成分の少なくともいずれか一方の値が変化することを特徴とするEBG構造であるので、温度変化等の外的環境条件を変化させることによりバンドギャップを形成する周波数を変化させることができる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るEBG構造について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るEBG構造を示す断面図であり、図2は上面図である。さらに、図3および図4は、この発明の実施の形態1におけるEBG構造の電気的な機能を説明する図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
これらの図に示されるように、この発明の実施の形態1に係るEBG構造は、基板1、導体2、導体パターン3、スルーホール4から構成されている。基板1は誘電体等の基板であり、基板1の第一の面上(下側面)には、金属板等から構成される導体2が形成されている。また、基板1をはさんで導体2と対向する基板1の第二の面上(上側面)には、金属小板等からなる導体パターン3が所定の間隔を有して縦横に複数個配列されている。また、第一の面から第二の面にかけて、基板1を貫通するスルーホール4が形成されている。スルーホール4は、図2に示すように、各導体パターン3の略々中心に形成されている。導体パターン3は、各々、スルーホール4を介して、導体2に電気的に接続されている。なお、基板1は、温度変化による膨張の長さの変化量が、方向によって異なる基板から構成されている。すなわち、基板1は、厚み方向(図1中のY方向)と面に平行な方向(図1中のX方向)とで、温度変化による膨張率が異なる。なお、図1〜図4では、導体パターン3を正方形として示しているが、これに限るものではなく、多角形や円形等、任意の形状としてもよい。
次に、本発明の実施の形態1におけるEBG構造の動作について図を用いて説明する。実施の形態1によるEBG構造では、X軸方向にのみ電界を有する電磁波を入力した場合、図1の点線で示す単位セル領域(X軸方向において2つの導体パターンを含む領域)では、図3のように隣接する導体パターン3間でキャパシタンス成分Cを形成する。また、1つの導体パターン3の端部→スルーホール4→導体2→(隣の)スルーホール4→隣接する他の導体パターン3の端部という経路に電流が流れ、インダクタンス成分Lを形成する。従って、各単位セルは、これらのキャパシタンス成分Cとインダクタンス成分Lからなるため、図4のようなLC並列共振回路と考えることができる。このLC並列共振回路が、基板1に多数個形成され、全体として、LC並列共振回路の共振周波数において、高インピーダンス特性を示すようになる。よって、当該共振周波数においてインピーダンスが高くなり、バンドギャップを形成する。なお、バンドギャップでは、電磁波の表面伝搬が抑圧され、バンドギャップの範囲外の周波数帯では、金属板として振舞う。
実施の形態1に係るEBG構造は、前記共振周波数において、
1)EBG構造に入射した電磁波は同相で反射される(通常の金属板では、逆相で反射される)。
2)EBG構造では、共振周波数およびその近傍の周波数成分を有する表面電流は流れない。すなわち、共振周波数およびその近傍の周波数では、電磁波の伝搬を抑圧する。
という、二つの特徴を有する。
ここで、隣接する導体パターン3間で生じるキャパシタンス成分Cの素子値の算出方法について、図を参照して説明する。図5は、隣接する導体パターン3間で生じるキャパシタンス成分Cの素子値の算出方法を説明する図である。
導体パターン3のX軸方向の幅をw、隣接する導体パターン3間の間隔をg、2つの導体パターン3間の電圧をV、一方の導体パターン3の端部から隣接する他方の導体パターン3の反対側の端部までの距離をaとし、距離aが間隔gに比べ十分大きいとすると、等角写像の理論から電束関数ψは下記の式(1)で近似される。
Figure 2008147763
式(1)の電束関数ψは、2つの導体パターン3間に蓄えられる電荷量qに等しいことから、電荷量qは下記の式(2)で表すことができる。
Figure 2008147763
導体パターン3の幅をw、導体パターン3の上面の誘電率をε、導体パターン3の下面の誘電率をεとすると、隣接する導体パターン3間に生じるキャパシタンス成分Cは、下記の式(3)となる。
Figure 2008147763
ここで、図5から明らかなように、g=a−2wという関係があるので、したがって、キャパシタンス成分Cは、隣接する導体パターン3間の間隔gに依存しており、隣接する導体パターン3間の間隔gが小さくなった場合、キャパシタンス成分Cは大きくなり、隣接する導体パターン3間の間隔gが大きくなった場合、キャパシタンス成分Cは小さくなる。
つぎに、1つの導体パターン3の端部→スルーホール4→導体2→スルーホール4→隣接する他の導体パターン3の反対側の端部という経路に電流が流れることにより生じるインダクタンス成分Lの素子値の算出方法について、図を参照して説明する。図6は、インダクタンス成分Lの素子値の算出方法を説明する図である。インダクタンス成分Lは、縦t、横lの断面を有する長さwのソレノイドを流れる電流を仮定することにより求めることができる。
図6の場合、磁界Hは下記の式(4)である。
Figure 2008147763
インダクタンスに蓄えられるエネルギーは、磁界Hに蓄えられるエネルギーに等しくなる。よって、下記の式(5)となる。
Figure 2008147763
したがって、インダクタンス成分Lは下記の式(6)となる。
Figure 2008147763
ここで式(6)のtは、図1のスルーホール4の長さとみなすことができる。よって、インダクタンス成分Lはスルーホール4の長さに依存しており、スルーホール4の長さが大きくなった場合、インダクタンス成分Lは大きくなり、スルーホール4の長さが小さくなった場合、インダクタンス成分Lは小さくなる。
また、図4に示したLC並列共振回路の共振周波数fは下記の式(7)となる。この共振周波数fにおいて入力インピーダンスが無限大となり、EBG構造によるバンドギャップが形成される。
Figure 2008147763
したがって、インダクタンス成分L、または、キャパシタンス成分Cが変化することにより、バンドギャップが形成される周波数は変化する。
実施の形態1に係るEBG構造において、基板1は、厚み方向(Y方向)と面に平行な方向(X方向)で、温度変化による長さの変化量が異なるので、温度変化を与えることにより、主として基板1の厚み方向(Y方向)の長さ、あるいは、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する。
基板1が温度変化に対して、主として厚み方向(Y方向)の長さが変化する場合について図を用いて説明する。図7は、温度変化ΔTが与えられた場合のEBG構造を説明する図であり、図7(a)は温度変化を与える前、図7(b)は温度変化を与えた後のEBG構造を示す図である。
基板1が温度変化に対して、主として厚み方向(Y方向)の長さが変化する場合、基板1の変化にともないスルーホール4の長さが変化する。基板1の厚み方向(Y方向)の変化量をΔtとすると、スルーホール4の長さはt+Δtとなる。したがって、上記の式(6)により、インダクタンス成分Lの素子値が変化する。温度変化が与えられる前のインダクタンス成分の素子値をL、インダクタンス成分の素子値の変化量をΔLとし、温度変化を与えた後のインダクタンス成分をL+ΔLとすると、上記の式(7)により、LC並列共振回路の共振周波数、すなわちEBG構造が形成するバンドギャップの周波数が変化する。よって、温度変化を与える前と後で、異なる周波数にバンドギャップを形成するEBG構造を得ることができる。
なお、Δt>0の場合、すなわち、厚み方向(Y方向)の変化量が増えた場合、インダクタンス成分の素子値の変化量をΔLは、ΔL>0となり、共振周波数は低周波数側へシフトする。一方、Δt<0の場合、ΔL<0となり、共振周波数は高周波数側へシフトする。
ここで、基板1が温度変化に対して、主として厚み方向(Y方向)の長さが変化するのは、基板1が有する線膨張係数によるものである。一般に固体は固有の線膨張係数を持っており、温度変化に対して伸縮する。基板1の線膨張係数をαとし、基準となる温度における基板1の厚み方向(Y方向)の長さをtとすると、基準となる温度からΔT℃変化した温度における基板1の厚み方向(Y方向)の長さの変化量Δtは下記の式(8)のように表すことができる。
Figure 2008147763
図7に示すEBG構造における温度変化とインダクタンス成分の素子値との関係について、具体的な事例として、計算例を用いて説明する。基準温度において、基板1は比誘電率3.9を有し、厚み方向(Y方向)の長さを0.4mmとし、導体パターン3は正方形であり、一辺を2.0mm、厚み方向(Y方向)の長さは非常に小さいとし、隣接する導体パターン間の間隔は0.2mmとする。基準温度におけるインダクタンス成分の素子値は、式(6)よりL=0.5027(nH)と算出することができる。基準温度から温度が変化した場合のインダクタンス成分の素子値を式(6)、式(8)を用いて算出する。図8は温度変化とインダクタンス成分の素子値との関係を示す計算例である。計算では、基板1の線膨張係数αは50ppmとしている。基準温度から温度が50℃変化すると、インダクタンスは約0.25%増大する。
次に、線膨張係数とインダクタンス成分の素子値との関係について計算例を用いて説明する。図9は線膨張係数とインダクタンスの素子値との関係を示す計算例である。計算では、温度変化を50℃としている。線膨張係数が増大するにしたがって、インダクタンス成分の素子値が増大する。線膨張係数が100ppmの場合、前記基準となるインダクタンス成分の素子値と比較してインダクタンスは約0.5%増大する。
次に、温度変化と共振周波数、すなわち実施の形態1に係るEBG構造のバンドギャップが形成される周波数の関係について計算例を用いて説明する。図10は、温度変化と共振周波数の関係を示す計算例である。計算では、インダクタンス成分の素子値のみが変化するとしている。温度変化が大きくなるに従い、共振周波数が低周波数側へシフトしていく。温度変化が50℃の場合、基準となる温度と比較し、共振周波数は約0.12%低周波数側へシフトしている。
上述のように、基板1として、温度変化に対して、主として厚み方向(Y方向)の長さが変化する基板を用いることにより、温度変化を与えることによって、バンドギャップが生じる周波数を変化させることができるEBG構造を得ることができる。
なお、基板1が温度変化を与えることにより主として厚み方向(Y方向)の長さが変化するようにするには、パッケージなどに封入する際、基板1に平行な方向(X方向)の長さを変化させないように機械的に拘束し、厚み方向(Y方向)は拘束せず、パッケージ内に固定すればよい。
または、基板1として線膨張係数が異方性を持ち、厚み方向(Y方向)の線膨張係数が、面に平行な方向(X方向)の線膨張係数より大きな基板を選択してもよい。
または、基板1が基板内に複数の繊維を有し、前記複数の繊維を厚み方向(Y方向)に対して平行に配列し、主として厚み方向(Y方向)の長さが変化するようにしてもよい。
一方、基板1が温度変化に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する場合について図を用いて説明する。図11は温度変化ΔTが与えられた場合のEBG構造を説明する図であり、図11(a)は温度変化を与える前、図11(b)は温度変化を与えた後のEBG構造を示す図である。
基板1が温度変化に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する場合、基板1の変化に伴い、隣接する導体パターン3間の間隔gが変化する(導体パターン3が設けられている領域はほとんど変化しないこととする)。基板1の面に平行な方向(X方向)の隣接する導体パターン3間の間隔gの変化量をΔgとすると、隣接する導体パターン3間の間隔はg+Δgとなり、一方の導体パターン3の端部から他方の導体パターン3の端部までの距離はa+Δgとなる。よって、上記の式(3)により、キャパシタンス成分の素子値が変化する。温度変化を与える前のキャパシタンス成分の素子値をC、キャパシタンス成分の素子値の変化量をΔCとし、温度変化を与えた後のキャパシタンス成分をC+ΔCとすると、上記の式(7)により、LC並列共振回路の共振周波数、すなわちEBG構造が形成するバンドギャップの周波数が変化する。よって、温度変化を与える前と後で、異なる周波数にバンドギャップを形成するEBG構造を得ることができる。
なお、Δg>0の場合、すなわち、隣接する導体パターン3間の間隔が長くなった場合、キャパシタンス成分の素子値の変化量ΔCは、ΔC<0となり、共振周波数は高周波数側へシフトする。一方、Δg<0の場合、ΔC>0となり、共振周波数は低周波数側へシフトする。
ここで、基板1が温度変化に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化するのは、基板1が有する線膨張係数によるものである。線膨張係数と面に平行(X方向)な方向の長さの変化量は、上述した線膨張係数と厚み方向(Y方向)の長さの変化量の関係と同様であるので、ここでは省略する。
図11のEBG構造における温度変化とキャパシタンス成分の素子値との関係について、計算例を用いて説明する。基準温度において、基板1は比誘電率3.9を有し、厚み方向(Y方向)の長さを0.4mmとし、導体パターン3は正方形であり、一辺を2.0mm、厚み方向(Y方向)の長さは非常に小さいとし、隣接する導体パターン間の間隔は0.2mmとする。基準温度におけるキャパシタンス成分の素子値は、式(3)よりC=0.0853(pF)と算出することができる。基準温度から温度が変化した場合のキャパシタンス成分の素子値を式(3)および式(8)を用いて算出する。図12は温度変化とキャパシタンスの素子値との関係を示す計算例である。計算では、基板1の線膨張係数を50ppmとしている。基準温度から温度が50℃変化すると、キャパシタンスは約0.1%減少する。
次に、線膨張係数とキャパシタンス成分の素子値との関係について、計算例を用いて説明する。図13は線膨張係数とキャパシタンス成分の素子値との関係を示す計算例である。計算では、温度変化を50℃としている。線膨張係数が増大するにしたがって、キャパシタンス成分の素子値が減少する。線膨張係数が100ppmの場合、前記基準となるキャパシタンス成分の素子値と比較してキャパシタンス成分の素子値は約0.15%減少する。
次に、温度変化と共振周波数、すなわち、実施の形態1に係るEBG構造のバンドギャップが形成される周波数の関係について計算例を用いて説明する。図14は、温度変化と共振周波数の関係を示す計算例である。計算では、キャパシタンス成分の素子値のみが変化するとした。温度変化が大きくなるに従い、共振周波数が高周波数側へシフトしていく。温度変化が50℃の場合、基準となる温度と比較し、共振周波数は約0.037%低周波数側へシフトしている。
上述のように、基板1に温度変化に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する基板を用いることにより、温度変化を与えることによって、バンドギャップが生じる周波数を変化させることができるEBG構造を得ることができる。
基板1が温度変化を与えることにより主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化するようにするには、本発明の実施の形態1に係るEBG構造をパッケージなどに封入する際、基板1に厚み方向(Y方向)の長さを変化させないように機械的に拘束し、面に平行な方向(X方向)は拘束せず、パッケージ内に固定すればよい。
または、基板1として線膨張係数が異方性を持ち、面に平行な方向(X方向)の線膨張係数が、厚み方向(Y方向)の線膨張係数より大きな基板を選択してもよい。
または、基板1が基板内に複数の繊維を有し、前記複数の繊維を面に平行な方向(X方向)に対して平行に配列し、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化するようにしてもよい。
なお、基板1が温度変化に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する場合に関して、図11に示すスルーホール4を有したEBG構造を用いて説明したが、これに限るものではなく、スルーホール4の変わりに、メアンダライン、スタブあるいはチップインダクタなど、インダクタンス要素を導体パターンと同一面上に形成し、導体パターン3に接続した構造を用いても同じ効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態1によれば、基板1と、基板1の第一の面に設けられた導体2と、第一の面に対向する基板1の第二の面に所定の間隔を有して並列された複数の導体パターン3と、基板1を貫通して設けられ、導体2と導体パターン3とを電気的に接続するスルーホール4とを備えたEBG構造において、基板1として、厚み方向と第一および第二の面に平行な方向とで、温度変化による長さの変化量が異なる基板を用いるようにしたので、外的環境条件として温度変化を与えることにより、バンドギャップを形成する周波数を所望の値に自由に変化させることができるため、本実施の形態1に係るEBG構造は、高性能で、かつ、利便性および汎用性に優れている。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るEBG構造について図面を参照しながら説明する。図15は、この発明の実施の形態2に係るEBG構造を示す断面図であり、図16は上面図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
この発明の実施の形態2に係るEBG構造は、基板5、導体2、導体パターン3、スルーホール4から構成されている。本実施の形態2は、基本的に実施の形態1と同様の構成であるが、本実施の形態においては、実施の形態1の基板1の代わりに、基板5が設けられている。基板5は圧電性を有する基板であり、前記基板5の第一の面上(下側面)には、導体2が形成されている。また、基板5をはさんで導体2と対向する基板5の第二の面上(上側面)には、導体パターン3が所定の間隔を有して複数個配列されている。導体パターン3は各々スルーホール4を介して導体2に電気的に接続されている。基板5は、圧電性を有し、印加電圧による長さの変化量が厚み方向(図15中のY方向)と面に平行な方向(図15中のX方向)で異なる基板である。なお、図では導体パターン3を正方形として示しているが、これに限るものではなく多角形、円形等としてもよい。
この発明の実施の形態2に係るEBG構造の動作、隣接する導体パターン3間で生じるキャパシタンス成分の素子値の算出方法、および、1つの導体パターン3の端部→スルーホール4→導体2→(隣の)スルーホール4→隣接する他の導体パターン3の端部という経路に電流が流れることにより生じるインダクタンス成分Lの素子値の算出方法については、実施の形態1と同様なので、ここでは省略する。
ここで、圧電性を有する基板5について図を用いて説明する。ある種の結晶に歪を与えると電気的な応答を示す。このような性質を圧電性あるいは圧電効果という。一方、この結晶に電圧を加えると歪が生じる。これを逆圧電効果というが、一般に、「圧電性」あるいは「圧電効果」という文言は、逆圧電効果を含めて総称している。圧電効果の原因は、外部から加えた電界が分極に作用することにより応力を生じさせるためである。
図17は圧電効果を説明する図である。図17(a)のように、圧電性を有する基板5に電圧を印加すると、基板5には歪が生じ、厚み方向(Y方向)の長さが大きくなる。一方、図17(b)のように、図17(a)とは逆極性の電圧を印加すると、基板5は、厚み方向(Y方向)の長さが小さくなる。
図17では、厚み方向(Y方向)の長さの変化について示したが、電圧の印加方向を面に平行な方向(X方向)とすることにより、基板5は面に平行な方向(X方向)の長さが変化する。
なお、圧電性を有する基板として、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、PZT、チタン酸鉛、ポリフッ化ビニリデン、三フッ化エチレン共重合体などがある。
本実施の形態2に係るEBG構造において、基板5は、圧電性を有し、厚み方向(Y方向)と面に平行な方向(X方向)で、印加電圧による長さの変化量が異なり、電圧を印加することにより、主として基板5の厚み方向(Y方向)の長さ、あるいは、主として平行な方向(X方向)の長さが変化する。
基板5が印加電圧に対して、主として厚み方向(Y方向)の長さを変化させる場合について図を用いて説明する。図18は電圧が印加された場合のEBG構造を説明する図であり、図18(a)は電圧が印加される前、図18(b)は電圧が印加された後のEBG構造を示す図である。図18(b)において、電圧は基板5の厚み方向(Y方向)に印加されている。
基板5が印加電圧に対して、主として厚み方向(Y方向)の長さが変化する場合、基板5の変化にともない、スルーホール4の長さが変化する。基板1の厚み方向(Y方向)の変化量をΔtとすると、スルーホール4の長さはt+Δtとなる。したがって、上記式(6)により、インダクタンス成分の素子値が変化する。電圧を印加する前のインダクタンス成分の素子値をLとし、インダクタンス成分の素子値の変化量をΔLとし、電圧を印加した後のインダクタンス成分をL+ΔLとすると、上記式(7)により、LC並列共振回路の共振周波数、すなわちEBG構造が形成するバンドギャップの周波数が変化する。よって、電圧を印加する前と後で、異なる周波数でバンドギャップを形成するEBG構造を得ることができる。
なお、Δt>0の場合、ΔL>0となり、共振周波数は低周波数側へシフトする。一方、Δt<0の場合、ΔL<0となり、共振周波数は高周波数側へシフトする。
上述のように、基板5として、印加電圧に対して、主として厚み方向(Y方向)の長さが変化する基板を用いることにより、電圧を印加することによって、バンドギャップが生じる周波数を変化させることができるEBG構造を得ることができる。
一方、基板5が印加電圧に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する場合について図を用いて説明する。図19は電圧が印加された場合のEBG構造を説明する図であり、図19(a)は電圧が印加される前、図19(b)は電圧が印加された後のEBG構造を示す図である。
基板5が印加電圧に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する場合、基板5の変化にともない、隣接する導体パターン3間の間隔が変化する。基板5の面に平行な方向(X方向)の隣接する導体パターン3間の間隔の変化量をΔgとすると、隣接する導体パターン3間の間隔はg+Δgとなり、一方の導体パターン3の端部から他方の導体パターン3の端部までの距離はa+Δgとなる。よって、式(3)により、キャパシタンス成分の素子値が変化する。電圧が印加される前のキャパシタンス成分の素子値をC、キャパシタンス成分の素子値の変化量をΔCとし、電圧が印加された後のキャパシタンス成分をC+ΔCとすると、式(7)により、LC回路の共振周波数、すなわちEBG構造が形成するバンドギャップの周波数が変化する。よって、電圧が印加される前と後で、異なる周波数にバンドギャップを形成するEBG構造を得ることができる。
なお、Δg>0の場合、ΔC<0となり、共振周波数は高周波数側へシフトする。一方、Δt<0の場合、ΔC>0となり、共振周波数は低周波数側へシフトする。
上述のように、基板5として、印加電圧に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する基板を用いることにより、電圧を印加することによって、バンドギャップを生じる周波数が変化するEBG構造を得ることができる。
なお、基板5が印加電圧に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する場合に関して、図19に示すスルーホール4を有したEBG構造を用いて説明したが、これに限るものではなく、スルーホール4の変わりに、メアンダライン、スタブあるいはチップインダクタなどのインダクタンス要素を導体パターンと同一面上に形成し、導体パターン3に接続した構造を用いても同じ効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態2によれば、基板5と、基板5の第一の面に設けられた導体2と、第一の面に対向する基板5の第二の面に所定の間隔を有して並列された複数の導体パターン3と、基板5を貫通して設けられ、導体2と導体パターン3とを電気的に接続するスルーホール4とを備えたEBG構造において、基板5として、厚み方向と第一および第二の面に平行な方向とで、印加電圧による長さの変化量が異なる基板を用いるようにしたので、外的環境条件として印加電圧を付与させることにより、バンドギャップを形成する周波数を変化させることができるため、高性能で、かつ、利便性および汎用性に優れている。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るEBG構造について図面を参照しながら説明する。図20は、この発明の実施の形態3に係るEBG構造を示す断面図であり、図21は上面図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
この発明の実施の形態3に係るEBG構造は、基板6、導体2、導体パターン3、スルーホール4から構成されている。本実施の形態2は、基本的に実施の形態1と同様の構成であるが、本実施の形態においては、実施の形態1の基板1の代わりに、基板6が設けられている。基板6の第一の面上には、導体2が形成されている。また、基板6をはさんで導体2と対向する基板6の第二の面上には、導体パターン3が所定の間隔を有して複数個配列されている。導体パターン3は各々スルーホール4を介して導体2に電気的に接続されている。基板6は、機械的に加えられた外力による長さの変化量が厚み方向(図20中のY方向)と面に平行な方向(図20中のX方向)で異なる基板である。なお、図では導体パターン3を正方形として示しているが、これに限るものではなく多角形、円形等としてもよい。
この発明の実施の形態3におけるEBG構造の動作、隣接する導体パターン3間で生じるキャパシタンス成分の素子値の算出方法、および、1つの導体パターン3の端部→スルーホール4→導体2→(隣の)スルーホール4→隣接する他の導体パターン3の端部という経路に電流が流れることにより生じるインダクタンス成分Lの素子値の算出方法については、実施の形態1と同様なので、ここでは省略する。
実施の形態3に係るEBG構造において、基板6は、厚み方向(Y方向)と面に平行な方向(X方向)で、機械的に加えられた外力による長さの変化量が異なり、外力を加えることにより主として基板6の厚み方向(Y方向)の長さ、あるいは、主として平行な方向(X方向)の長さが変化する。
基板6が外力に対して、主として厚み方向(Y方向)の長さを変化させる場合について図を用いて説明する。図22は外力が加えられた場合のEBG構造を説明する図であり、図22(a)は外力が加えられる前、図22(b)は外力が加えられた後のEBG構造を示す図である。図22(b)において、外力は基板6の厚み方向(Y方向)に加えられている。
基板6が外力に対して、主として厚み方向(Y方向)の長さが変化する場合、基板6の変化にともないスルーホール4の長さが変化する。基板6の厚み方向(Y方向)の変化量をΔtとすると、スルーホール4の長さはt+Δtとなる。したがって、式(6)により、インダクタンス成分の素子値が変化する。外力が加えられる前のインダクタンス成分の素子値をL、インダクタンス成分の素子値の変化量をΔLとし、外力が加えられた後のインダクタンス成分の素子値をL+ΔLとすると、式(7)により、LC回路の共振周波数、すなわちEBG構造が形成するバンドギャップの周波数が変化する。よって、外力を加える前と後で、異なる周波数にバンドギャップを形成するEBG構造を得ることができる。
なお、Δt>0の場合、ΔL>0となり、共振周波数は低周波数側へシフトする。一方、Δt<0の場合、ΔL<0となり、共振周波数は高周波数側へシフトする。
上述のように、基板6として、外力に対して、主として厚み方向(Y方向)の長さが変化する基板を用いることにより、外力を加えることによって、バンドギャップが生じる周波数を変化させることができるEBG構造を得ることができる。
一方、基板6が外力に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する場合について図を用いて説明する。図23は外力が加えられた場合のEBG構造を説明する図であり、図23(a)は外力が加えられる前、図23(b)は外力が加えられた後のEBG構造を示す図である。
基板6が外力に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する場合、基板6の変化にともない、隣接する導体パターン3間の間隔が変化する。基板6の面に平行な方向(X方向)の隣接する導体パターン3間における変化量をΔgとすると、隣接する導体パターン3間の間隔はg+Δgとなり、一方の導体パターン3の端部から他方の導体パターン3の端部までの距離はa+Δgとなる。よって、式(3)により、キャパシタンス成分の素子値が変化する。外力が加えられる前のキャパシタンス成分の素子値をC、キャパシタンス成分の素子値の変化量をΔCとし、外力が加えられた後のキャパシタンス成分の素子値をC+ΔCとすると、式(7)により、LC回路の共振周波数、すなわちEBG構造が形成するバンドギャップの周波数が変化する。よって、外力が加えられる前と後で、異なる周波数にバンドギャップを形成するEBG構造を得ることができる。
なお、Δg>0の場合、ΔC<0となり、共振周波数は高周波数側へシフトする。一方、Δt<0の場合、ΔC>0となり、共振周波数は低周波数側へシフトする。
上述のように、基板6として、外力に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する基板を用いることにより、外力が加えられることによって、バンドギャップが生じる周波数を変化させることができるEBG構造を得ることができる。
なお、基板6が外力に対して、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化する場合に関して、図23に示すスルーホール4を有したEBG構造を用いて説明したが、これに限るものではなく、スルーホール4の変わりに、メアンダライン、スタブあるいはチップインダクタなどのインダクタンス要素を導体パターンと同一面上に形成し、導体パターン3に接続した構造を用いても同じ効果を得ることができる。
なお、基板6が外力により主として厚み方向(Y方向)の長さ、あるいは、主として面に平行な方向(X方向)の長さが変化するような例として、例えば、スライド式携帯電話に実施の形態3に係るEBG構造を適用し、筐体をスライドさせることにより、基板6に外力が機械的に加わるようにすればよい。
または、二つ折り形携帯電話に実施の形態3に係るEBG構造を適用し、筐体を開くことにより、基板6に外力が機械的に加わるようにすればよい。
以上のように、本実施の形態3によれば、基板6と、基板6の第一の面に設けられた導体2と、第一の面に対向する基板6の第二の面に所定の間隔を有して並列された複数の導体パターン3と、基板6を貫通して設けられ、導体2と導体パターン3とを電気的に接続するスルーホール4とを備えたEBG構造において、基板6として、厚み方向と第一および第二の面に平行な方向とで、外力による長さの変化量が異なる基板を用いるようにしたので、外的環境条件として外力を与えることにより、バンドギャップを形成する周波数を変化させることができるため、高性能で、かつ、利便性および汎用性に優れている。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係るEBG構造について図面を参照しながら説明する。図24は、この発明の実施の形態4に係るEBG構造を示す断面図であり、図25は上面図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
この発明の実施の形態4に係るEBG構造は、基板7、導体2、導体パターン3、スルーホール4から構成されている。本実施の形態4は、基本的に実施の形態1と同様の構成であるが、本実施の形態においては、実施の形態1の基板1の代わりに、基板7が設けられている。基板7の第一の面上には、導体2が形成されている。また、基板7をはさんで導体2と対向する基板7の第二の面上には、導体パターン3が所定の間隔を有して複数個配列されている。導体パターン3は各々スルーホール4を介して導体2に電気的に接続されている。基板7は、少なくとも一部に液晶8を有している。なお、図では導体パターン3を正方形として示しているが、これに限るものではなく多角形、円形等としてもよい。
この発明の実施の形態4に係るEBG構造の動作、隣接する導体パターン3間で生じるキャパシタンス成分の素子値の算出方法、および、1つの導体パターン3の端部→スルーホール4→導体2→(隣の)スルーホール4→隣接する他の導体パターン3の端部の経路に電流が流れることにより生じるインダクタンス成分Lの素子値の算出方法については、実施の形態1と同様なので、ここでは省略する。
実施の形態4に係るEBG構造において、基板7は、少なくとも一部に液晶8を有しており、印加電圧に対して、基板7のもつ誘電率が変化する。電圧を印加する前の基板7の誘電率をε、電圧を印加した後の誘電率の変化量をΔεとすると、電圧を印加したあとの基板7の誘電率はε+Δεとなる。したがって、式(3)により隣接する導体パターン3間のキャパシタンス成分の素子値が変化する。
さらに、電圧を印加する前のキャパシタンス成分の素子値をC、キャパシタンス成分の素子値の変化量をΔCとし、電圧を印加した後のキャパシタンス成分の素子値をC+ΔCとすると、式(7)により、LC並列共振回路の共振周波数、すなわちEBG構造が形成するバンドギャップの周波数が電圧を印加する前と後で変化する。よって、電圧を印加する前と後で、異なる周波数にバンドギャップを形成するEBG構造を得ることができる。
なお、Δε>0の場合、ΔC>0となり、共振周波数は低周波数側へシフトする。一方、Δε<0の場合、ΔC<0となり、共振周波数は高周波数側へシフトする。
基板7への電圧の印加方法として、図26のように基板7の厚み方向(Y方向)に電圧を印加すればよい。
また、基板7への電圧の印加方法として、図27のように基板7の面に平行な方向(X方向)に電圧を印加してもよい。
なお、実施の形態4に係るEBG構造では、図24に示すようにスルーホール4を有したEBG構造を用いて説明したが、これに限るものではなく、スルーホール4の変わりに、メアンダライン、スタブあるいはチップインダクタなどのインダクタンス要素を導体パターンと同一面上に形成した構造を用いても同じ効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態4によれば、基板7と、基板7の第一の面に設けられた導体2と、第一の面に対向する基板7の第二の面に所定の間隔を有して並列された複数の導体パターン3と、基板7を貫通して設けられ、導体2と導体パターン3とを電気的に接続するスルーホール4とを備えたEBG構造において、基板7として、一部に液晶8を有した基板を用いて、電圧印加によって誘電率が変化するようにしたので、外的環境条件として電圧印加することにより、バンドギャップを形成する周波数を変化させることができるため、高性能で、かつ、利便性および汎用性に優れている。
上述した本発明のEBG構造の好ましい適用例は、衛星通信機器、移動体通信機器、無線通信機器、高周波通信機器、あるいは、前記の基地局等に用いられる回路要素であって、回路基板、共振器、発振器、方向性結合器、分岐路、フィルタ、デュプレクサ、またはそれらの複合回路等である。本発明のEBG構造は、外的環境条件を変化させることにより、異なる周波数にバンドギャップを形成することができるので、これらの高周波デバイスに本発明のEBG構造を適用した場合には、十分な利得が得られるとともに、性能および利便性を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係るEBG構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造を示す上面図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造の電気的な機能を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造の電気的な機能を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造におけるキャパシタンス成分の素子値の算出方法を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造におけるインダクタンス成分の素子値の算出方法を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造における温度変化を与えた場合の変化を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造における温度変化とインダクタンス成分の素子値との関係を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造における線膨張係数とインダクタンスの素子値との関係を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造における温度変化と共振周波数の関係を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造における温度変化を与えた場合の変化を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造における温度変化とキャパシタンス成分の素子値との関係を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造における線膨張係数とキャパシタンス成分の素子値との関係を説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係るEBG構造における温度変化と共振周波数の関係を説明する説明図である。 この発明の実施の形態2に係るEBG構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係るEBG構造を示す上面図である。 この発明の実施の形態2に係るEBG構造の圧電効果を説明する説明図である。 この発明の実施の形態2に係るEBG構造における電圧印加した場合の変化を説明する説明図である。 この発明の実施の形態2に係るEBG構造における電圧印加した場合の変化を説明する説明図である。 この発明の実施の形態3に係るEBG構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係るEBG構造を示す上面図である。 この発明の実施の形態3に係るEBG構造における電圧印加した場合の変化を説明する説明図である。 この発明の実施の形態3に係るEBG構造における電圧印加した場合の変化を説明する説明図である。 この発明の実施の形態4に係るEBG構造を示す断面図である。 この発明の実施の形態4に係るEBG構造を示す上面図である。 この発明の実施の形態4に係るEBG構造における電圧印加方法を示した説明図である。 この発明の実施の形態4に係るEBG構造における電圧印加方法を示した説明図である。
符号の説明
1,5,6,7 基板、2 導体、3 導体パターン、4 スルーホール、8 液晶。

Claims (11)

  1. 基板と、前記基板の第一の面に形成された導体と、前記基板の第二の面に形成され、所定の間隔を有して配列された複数の導体パターンとからなるEBG構造において、
    前記EBG構造を構成する各単位セルがLC並列共振回路を構成しており、
    前記基板に付与する外的環境条件を変化させることにより、前記LC並列共振回路のインダクタンス成分およびキャパシタンス成分の少なくともいずれか一方の値が変化する
    ことを特徴とするEBG構造。
  2. 基板と、前記基板の第一の面に形成された導体と、前記基板の第二の面に形成され、所定の間隔を有して配列された複数の導体パターンとからなるEBG構造において、
    前記基板に、厚み方向と面に平行な方向とで、温度変化による長さの変化量が異なる基板を用いたことを特徴とするEBG構造。
  3. 前記基板に、温度変化に対して、主として厚み方向の長さが変化する基板を用いたことを特徴とする請求項2に記載のEBG構造。
  4. 前記基板に、温度変化に対して、主として面に平行な方向の長さが変化する基板を用いたことを特徴とする請求項2に記載のEBG構造。
  5. 基板と、前記基板の第一の面に形成された導体と、前記基板の第二の面に形成され、所定の間隔を有して配列された複数の導体パターンとからなるEBG構造において、
    前記基板に、少なくとも一部に圧電性を有し、厚み方向と面に平行な方向とで、印加電圧による長さの変化量が異なる基板を用いたことを特徴とするEBG構造。
  6. 前記基板に、印加電圧に対して、主として厚み方向の長さが変化する基板を用いたことを特徴とする請求項5に記載のEBG構造。
  7. 前記基板に、印加電圧に対して、主として面に平行な方向の長さが変化する基板を用いたことを特徴とする請求項5に記載のEBG構造。
  8. 基板と、前記基板の第一の面に形成された導体と、前記基板の第二の面に形成され、所定の間隔を有して配列された複数の導体パターンとからなるEBG構造において、
    前記基板に、厚み方向と面に平行な方向で、外力による長さの変化量が異なる基板を用いたことを特徴とするEBG構造。
  9. 前記基板に、外力に対して、主として厚み方向の長さが変化する基板を用いたことを特徴とする請求項8に記載のEBG構造。
  10. 前記基板に、外力に対して、主として面に平行な長さが変化する基板を用いたことを特徴とする請求項8に記載のEBG構造。
  11. 基板と、前記基板の第一の面に形成された導体と、前記基板の第二の面に形成され、所定の間隔を有して配列された複数の導体パターンとからなるEBG構造において、
    前記基板は、少なくとも一部に液晶を有していることを特徴とするEBG構造。
JP2006329538A 2006-12-06 2006-12-06 Ebg構造 Pending JP2008147763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006329538A JP2008147763A (ja) 2006-12-06 2006-12-06 Ebg構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006329538A JP2008147763A (ja) 2006-12-06 2006-12-06 Ebg構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008147763A true JP2008147763A (ja) 2008-06-26

Family

ID=39607487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006329538A Pending JP2008147763A (ja) 2006-12-06 2006-12-06 Ebg構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008147763A (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288770A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Mitsubishi Electric Corp Ebgマテリアル
JP2010016554A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp Ebg構造ユニット
WO2010029770A1 (ja) * 2008-09-11 2010-03-18 日本電気株式会社 構造体、アンテナ、通信装置、及び電子部品
KR100956689B1 (ko) 2008-06-27 2010-05-10 삼성전기주식회사 전자기 밴드갭 구조물 및 인쇄회로기판
JP2010130095A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Toshiba Corp アンテナ装置および無線通信装置
WO2010100932A1 (ja) * 2009-03-06 2010-09-10 日本電気株式会社 共振器アンテナ及び通信装置
KR101021551B1 (ko) 2009-09-22 2011-03-16 삼성전기주식회사 전자기 밴드갭 구조를 구비하는 인쇄회로기판
KR101021548B1 (ko) 2009-09-18 2011-03-16 삼성전기주식회사 전자기 밴드갭 구조를 구비하는 인쇄회로기판
CN102065632A (zh) * 2009-11-18 2011-05-18 三星电机株式会社 电磁带隙结构和包括该电磁带隙结构的印刷电路板
KR101038236B1 (ko) 2009-09-16 2011-06-01 삼성전기주식회사 전자기 밴드갭 구조를 구비하는 인쇄회로기판
WO2011111297A1 (ja) * 2010-03-08 2011-09-15 日本電気株式会社 構造体、配線基板および配線基板の製造方法
KR101172812B1 (ko) 2010-06-30 2012-08-09 광주과학기술원 일차원 전자기 밴드갭 구조물 및 상기 구조물을 갖는 평면 안테나
CN102754276A (zh) * 2009-12-07 2012-10-24 日本电气株式会社 结构和天线
CN102823059A (zh) * 2010-03-19 2012-12-12 日本电气株式会社 电子装置
CN102834969A (zh) * 2010-03-31 2012-12-19 日本电气株式会社 无线通信装置和电流减小方法
CN103262345A (zh) * 2011-08-29 2013-08-21 株式会社Ntt都科摩 多波束反射阵列
WO2013128744A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ リフレクトアレー及び設計方法
WO2013128745A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ リフレクトアレー、設計方法およびシステム
WO2013128743A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ リフレクトアレー及び設計方法
WO2014192784A1 (ja) 2013-05-30 2014-12-04 日東電工株式会社 Ebg構造
US9112475B2 (en) 2012-07-27 2015-08-18 Kabushiki Kaisha Toshiba EBG structure and circuit board
JP2018139390A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 日本電信電話株式会社 電磁波変換プレート
JP2019050514A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 株式会社東芝 構造体
WO2022176737A1 (ja) * 2021-02-19 2022-08-25 株式会社ジャパンディスプレイ 電波反射板
JP2023114787A (ja) * 2022-02-07 2023-08-18 日本電業工作株式会社 電波散乱装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005076408A1 (en) * 2004-02-10 2005-08-18 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Tunable arrangements

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005076408A1 (en) * 2004-02-10 2005-08-18 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Tunable arrangements

Cited By (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288770A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Mitsubishi Electric Corp Ebgマテリアル
KR100956689B1 (ko) 2008-06-27 2010-05-10 삼성전기주식회사 전자기 밴드갭 구조물 및 인쇄회로기판
JP2010016554A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp Ebg構造ユニット
JP5516407B2 (ja) * 2008-09-11 2014-06-11 日本電気株式会社 構造体、アンテナ、通信装置、及び電子部品
WO2010029770A1 (ja) * 2008-09-11 2010-03-18 日本電気株式会社 構造体、アンテナ、通信装置、及び電子部品
JPWO2010029770A1 (ja) * 2008-09-11 2012-02-02 日本電気株式会社 構造体、アンテナ、通信装置、及び電子部品
US9570814B2 (en) 2008-09-11 2017-02-14 Nec Corporation Structure, antenna, communication device and electronic component
JP2010130095A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Toshiba Corp アンテナ装置および無線通信装置
JP5617836B2 (ja) * 2009-03-06 2014-11-05 日本電気株式会社 共振器アンテナ及び通信装置
US8773311B2 (en) 2009-03-06 2014-07-08 Nec Corporation Resonator antenna and communication apparatus
WO2010100932A1 (ja) * 2009-03-06 2010-09-10 日本電気株式会社 共振器アンテナ及び通信装置
KR101038236B1 (ko) 2009-09-16 2011-06-01 삼성전기주식회사 전자기 밴드갭 구조를 구비하는 인쇄회로기판
KR101021548B1 (ko) 2009-09-18 2011-03-16 삼성전기주식회사 전자기 밴드갭 구조를 구비하는 인쇄회로기판
KR101021551B1 (ko) 2009-09-22 2011-03-16 삼성전기주식회사 전자기 밴드갭 구조를 구비하는 인쇄회로기판
KR101044203B1 (ko) 2009-11-18 2011-06-29 삼성전기주식회사 전자기 밴드갭 구조물 및 이를 포함하는 인쇄회로기판
CN102065632A (zh) * 2009-11-18 2011-05-18 三星电机株式会社 电磁带隙结构和包括该电磁带隙结构的印刷电路板
CN102754276A (zh) * 2009-12-07 2012-10-24 日本电气株式会社 结构和天线
CN102754276B (zh) * 2009-12-07 2016-03-02 日本电气株式会社 表现出超颖材料特性的结构和天线
US9000997B2 (en) 2009-12-07 2015-04-07 Nec Corporation Structure and antenna
US9357633B2 (en) 2010-03-08 2016-05-31 Nec Corporation Structure, wiring board, and method of manufacturing wiring board
WO2011111297A1 (ja) * 2010-03-08 2011-09-15 日本電気株式会社 構造体、配線基板および配線基板の製造方法
CN102823059A (zh) * 2010-03-19 2012-12-12 日本电气株式会社 电子装置
CN102834969A (zh) * 2010-03-31 2012-12-19 日本电气株式会社 无线通信装置和电流减小方法
US9065891B2 (en) 2010-03-31 2015-06-23 Lenovo Innovations Limited Radio communication apparatus and current reducing method
CN102834969B (zh) * 2010-03-31 2015-02-11 联想创新有限公司(香港) 无线通信装置和电流减小方法
KR101172812B1 (ko) 2010-06-30 2012-08-09 광주과학기술원 일차원 전자기 밴드갭 구조물 및 상기 구조물을 갖는 평면 안테나
CN103262345B (zh) * 2011-08-29 2015-12-23 株式会社Ntt都科摩 多波束反射阵列
CN103262345A (zh) * 2011-08-29 2013-08-21 株式会社Ntt都科摩 多波束反射阵列
WO2013128743A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ リフレクトアレー及び設計方法
US9531079B2 (en) 2012-02-29 2016-12-27 Ntt Docomo, Inc. Reflectarray and design method
US9620864B2 (en) 2012-02-29 2017-04-11 Ntt Docomo, Inc. Reflectarray and design method
JP2013183238A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Ntt Docomo Inc リフレクトアレー及び設計方法
WO2013128745A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ リフレクトアレー、設計方法およびシステム
WO2013128744A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ リフレクトアレー及び設計方法
US9425512B2 (en) 2012-02-29 2016-08-23 Ntt Docomo, Inc. Reflectarray and design method
US9112475B2 (en) 2012-07-27 2015-08-18 Kabushiki Kaisha Toshiba EBG structure and circuit board
KR20160015199A (ko) 2013-05-30 2016-02-12 닛토덴코 가부시키가이샤 Ebg 구조
WO2014192784A1 (ja) 2013-05-30 2014-12-04 日東電工株式会社 Ebg構造
JP2018139390A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 日本電信電話株式会社 電磁波変換プレート
JP2019050514A (ja) * 2017-09-11 2019-03-28 株式会社東芝 構造体
WO2022176737A1 (ja) * 2021-02-19 2022-08-25 株式会社ジャパンディスプレイ 電波反射板
JP2023114787A (ja) * 2022-02-07 2023-08-18 日本電業工作株式会社 電波散乱装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008147763A (ja) Ebg構造
JP2006253929A (ja) Ebgマテリアル
US8432330B2 (en) Electromagnetic screen
US7136029B2 (en) Frequency selective high impedance surface
JP4629641B2 (ja) アレーアンテナ装置
WO2009082003A1 (ja) 電磁バンドギャップ素子及びそれを用いたアンテナ並びにフィルタ
JP2016171329A (ja) ノイズ抑制構造を有する回路基板
US20050077993A1 (en) High-frequency circuit
TW200933971A (en) Filter device with transmission zero
TW201325082A (zh) 具有結合厚度及寬度振動模式之壓電共振器
JP2017201761A (ja) 高周波ノイズ対策回路
JP2006295182A (ja) 低ロスの薄膜コンデンサおよびその製造方法
CN111740722A (zh) 滤波器和射频通信设备
JP4843468B2 (ja) 高表面インピーダンス構造体、アンテナ装置、及びrfidタグ
CN103401077A (zh) 一种基于交指电容的小型化人工磁导体及应用
WO2017171995A1 (en) Piezoelectric package-integrated delay lines
US9929455B2 (en) Electronic circuit
JP4926099B2 (ja) 電磁波反射面
JP2014216751A (ja) 基板及びアンテナ
JP2017011369A (ja) 構造体及びアンテナ
JP5136131B2 (ja) 構造、プリント基板
JP2007228222A (ja) Ebgマテリアル
JP2007110426A (ja) 誘電体装置
KR100959383B1 (ko) 투과형 편파 변환기 및 편파 발생 장치
CN212627826U (zh) 滤波器和射频通信设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Written amendment

Effective date: 20110303

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110615

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110906

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02