JP2008145352A - 電流センサ及び電流検出方法 - Google Patents

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Norio Miyahara
紀夫 宮原
Masato Ishihara
正人 石原
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Abstract

【課題】本発明は導電線の周囲に発生する磁界に応じて導電線に流れる電流を検出する電流センサに関し、外部磁界による計測誤差を低減できる電流センサを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、導電線の周囲に発生する磁界に応じて導電線に流れる電流を検出する電流センサにおいて、導電線の周囲に磁路を形成する磁性体と、磁性体により形成される磁路に挿入され、磁路に流れる磁束に応じた信号を出力する第1の磁界検出手段と、第1の磁界検出手段と導電線を挟んで平行となるように、磁路に挿入され、磁路に流れる磁束に応じた信号を出力する第2の磁界検出手段と、第1の磁界検出手段の出力から第2の磁界検出手段の出力を減算する減算手段とを有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は電流センサ及び電流検出方法に係り、特に、導電線の周囲に発生する磁界に応じて導電線に流れる電流を検出する電流センサ及び電流検出方法に関する。
電池を駆動電源として駆動されるハイブリッド車などの車両では、電池から充放電される電流を検出することにより、電池の残量を計測している。電池の充放電電流は、電流センサにより電池と負荷との間に接続されたケーブルに流れる電流を検出することにより計測される。
この種の電流センサは、ケーブルの周囲の磁気ギャップを有する磁性体コアを配置し、さらに、磁気ギャップに磁気センサを配置し、ケーブルに流れる電流によって磁性体コアにケーブルに流れる電流に応じた磁束は流し、磁気ギャップに配置された磁気センサによって磁束を検出することにより、ケーブルに流れる電流を検出する構成とされている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
図10は従来の電流センサの一例の構成図を示す。
電流センサ10は、コア11に形成されたギャップG10にホール素子12を配置した構成とされている。コア11は磁性体からなり、測定対象となるケーブル13を囲むように配置されている。ケーブル13に電流が流れると、ケーブル13の周囲に磁束M10が発生する。ケーブル13の周囲に発生した磁束M10は、コア11に誘導される。
コア11に誘導された磁束M10は、ギャップG10でホール素子12に供給される。ホール素子12には、ケーブル13に流れる電流に応じた磁束M10が貫通する。これにより、ホール素子12は、貫通する磁束M10に応じた電圧を出力する。これにより、ホール素子12の出力電圧によってケーブル13に流れる電流を検出することが可能となる。
なお、故障を検知することを目的として、コアに2つのギャップを設け、各々のギャップに感磁素子を配置し、2つの感磁素子の出力信号を比較して、故障を検知する電流センサが提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2005−292109号公報 特開平10−232248号公報 特開平6−201732号公報 特開2000−275279号公報
しかるに、従来の電流センサでは、外乱磁界によりホール素子に発生する誤差を考慮しておらず、外乱磁界はホール素子を貫通し、ホール素子を貫通した外乱磁界によりホール素子の出力信号に誤差が発生していた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、外部磁界による計測誤差を低減できる電流センサ及び電流検出方法を提供することを目的とする。
本発明は、導電線の周囲に発生する磁界に応じて該導電線に流れる電流を検出する電流センサにおいて、前記導電線の周囲に磁路を形成する磁性体と、前記磁性体により形成される磁路に挿入され、前記磁路に流れる磁束に応じた信号を出力する第1の磁界検出手段と、前記第1の磁界検出手段と前記導電線を挟んで平行となるように、前記磁路に挿入され、前記磁路に流れる磁束に応じた信号を出力する第2の磁界検出手段とを有し、前記第1の磁界検出手段及び前記第2の磁界検出手段は、周囲に一様に印加される磁界に対して同じ極性の信号を出力するように配置されていることを特徴とする。
また、第1の磁界検出手段と第2の磁界検出手段とは、磁性体により形成される磁路の中心に対して対称に配置されることを特徴とする。
磁性体は、磁路が矩形状となるように成形されていることを特徴とする。また、磁性体は磁路が円環状となるように成形されていることを特徴とする。磁性体は、第1のコア及び第2のコアから構成され、第1のコアと前記第2のコアとを同一形状としたことを特徴とする。
第1の磁界検出手段及び第2の磁界検出手段は、ホール効果素子から構成されていることを特徴とする。第1の磁界検出手段の出力から前記第2の磁界検出手段の出力を減算する減算手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、導電線の周囲に発生する磁界に応じて導電線に流れる電流を検出する電流検出方法において、導電線の周囲に磁性体を配置し、周囲に一様に印加される磁界に対して同じ極性の信号が出力されるように磁性体に第1の磁界検出手段及び第2の磁界検出手段を配置し、第1の磁界検出手段の出力から第2の磁界検出手段の出力を減算することにより、周囲に一様に印加される磁界の成分が除去され、導電線に流れる電流に応じた信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば、導電線の周囲に磁路を形成する磁性体と、磁性体により形成される磁路に挿入され、前記磁路に流れる磁束に応じた信号を出力する第1の磁界検出手段と、第1の磁界検出手段と導電線を挟んで平行となるように、磁路に挿入され、磁路に流れる磁束に応じた信号を出力する第2の磁界検出手段とを設け、第1の磁界検出手段及び第2の磁界検出手段を周囲に一様に印加される磁界に対して同じ極性の信号を出力するように配置した構成とし、第1の磁界検出手段の出力から第2の磁界検出手段の出力を減算することにより、それらの一様に印加される外乱磁界の影響を排除でき、外部磁界による計測誤差を低減できる。
〔構成〕
図1は本発明の一実施例の組立図、図2は本発明の一実施例の分解斜視図、図3は本発明の一実施例のブロック構成図を示す。
本実施例の電流センサ100は、環状をなし、測定孔部101に計測対象ケーブル102を挿通し、計測対象ケーブル102に流れる電流を検出し、検出した電流に応じた信号を出力する。電流センサ100は、第1のコア111、第2のコア112、第1のホール素子113、第2のホール素子114、減算器115、プリント配線板116、ケース117、カバー118、入出力ケーブル119から構成されている。
第1のコア111は、方向性珪素鋼板などの磁性体からなる板材を略コ字状に打ち抜き、複数枚積層したものであり、測定対象ケーブル102に流れる電流により発生する周囲の磁界の磁路を形成する。第1のコア111は、ケース117に端面121、122が第2のコア112の端面131、132に対向するように収納される。
第2のコア112は、方向性珪素鋼板などの磁性体からなる板材を第1のコア111と同じ形状に打ち抜き、複数枚積層したものであり、第1のコアとともに測定対象ケーブル102に流れる電流により発生する周囲の磁界の磁路を形成する。第2のコア112は、ケース117に端面131、132が第1のコア111の端面121、122に対向するように収納される。
第1のコア111と第2のコア111は、ケース117に取り付けられて、互いの端面121、122と端面131、132とが対向するように配置される。このとき、端面121と端面131との間にはギャップG1が形成される。また、端面122と端面132との間にはギャップG2が形成される。
第1のホール素子113は、ホール効果素子が内蔵された電子デバイスであり、バイアス電圧を印加することにより、周囲の磁界に応じた信号を出力する。第1のホール素子113は、第1のコア111と第2のコア112とにより形成されるギャップG1に挿入されるように、プリント配線板116に実装される。第1のホール素子113は、例えば、矢印Y1方向の磁束に対して正極性の信号を出力し、矢印Y2方向の磁束に対して負極性の信号を出力するようにプリント配線板116に接続、配置されている。
第2のホール素子114は、ホール効果素子が内蔵された電子デバイスであり、バイアス電圧を印加することにより、周囲の磁界に応じた信号を出力する。第2のホール素子114は、第1のコア111と第2のコア112とにより形成されるギャップG2に挿入されるようにプリント配線板116に実装される。第2のホール素子114は、例えば、矢印Y2方向の磁束に対して正極性の信号を出力し、矢印Y1方向の磁束に対して負極性の信号を出力するようにプリント配線板116に接続、配置されている。
このように、第1のホール素子113と第2のホール素子114とは、同じ方向の磁束に対して違いに相殺するような信号を出力するように配置されている。すなわち、周囲に一様に印加される磁界に対して同じ極性の信号が出力されるように配置されている。例えば、測定孔101の中心に対して互いに対称となるように配置されることが好ましい。
図4は、第1のホール素子113及び第2のホール素子114の配置を説明するための図を示す。
図4に示すように中心点Pを中心として点対称に第1のコア111及び第2のコア112を配置し、そのギャップに第1のホール素子113、及び、第2のホール素子114を配置する。
第1のホール素子113と第2のホール素子114とを中心点Pを中心に点対称に配置することにより、第1のホール素子113と第2のホール素子114とに同じ量の磁束が貫通する。これによって、電流センサ100が地磁気等の均一磁界中に置かれた場合、同じ量の外乱成分が第1のホール素子113と第2のホール素子114とを通過するので、第1のホール素子113と第2のホール素子114との差分を取ることによって外乱成分を除去することが可能となる。
減算器115は、プリント配線板116に実装され、第1のホール素子113の出力信号及び第2のホール素子114の出力信号が供給される。減算器115は、第1のホール素子113の出力信号から第2のホール素子114の出力信号を減算した信号を出力する。
プリント配線板116は、第1のホール素子113、及び、第2のホール素子114、並びに、減算器115、入出力ケーブル119が相互に接続され、かつ、測定孔101を避けるような形状に形成されている。また、プリント配線板116には、入出力ケーブル119が半田付けされる。
ケース117には、その底面に、第1のホール素子113、第2のホール素子114、減算器115が実装され、かつ、入出力ケーブル119が半田付けされたプリント配線板116が装着される。第1のコア111、及び、第2のコア112は、プリント配線板116の上部に第1のホール素子113及び第2のホール素子114を挟むように搭載される。
ケース117は、開口面がカバー118によって閉蓋される。これにより、第1のホール素子113、第2のホール素子114、減算器115が実装され、かつ、入出力ケーブル119が半田付けされたプリント配線板116、及び、第1のコア111、並びに、第2のコア112がケース117及びカバー118によって形成される空間に収納される。
このとき、第1のコア111及び第2のコア112によりギャップG1、G2を介して囲まれる測定孔101は、外部に開放されるようにケース117及びカバー118が成形されている。
入出力ケーブル119は、一端がプリント配線板116に半田付けされており、他端がケース117とカバー118との接合部から外部に延出されている。入出力ケーブル119は、第1のホール素子113及び第2のホール素子114に外部電源103からバイアス電圧を印加するとともに、減算器115の出力信号を外部に出力する。
〔動作〕
図4は本発明の一実施例の動作説明図、図5は本発明の一実施例の動作波形図を示す。
図4に示すように測定対象ケーブル102に矢印Z2方向に電流が流れると、第1のコア111及び第2のコア112に磁束M1が発生する。このとき、矢印Y1方向に一様に外部磁界M2が存在するものとする。
ここで、例えば、第1のホール素子113の出力電圧をV1は、ホール素子の電流−電圧変換係数をk、検出電流をI、コアに誘導される外乱磁界によるノイズ成分をNとすると、
V1=k*I−N ・・・(1)
で表せる。この第1のホール素子113の出力電圧V1は、例えば、図5に破線で示すように表せる。
また、同様に、第2のホール素子114の出力電圧をV2は、
V2=−k*I−N ・・・(2)
で表せる。この第2のホール素子114の出力電圧V2は、例えば、図5に一点鎖線で示すように表せる。
したがって、減算器115の出力信号Voutは、
Vout=V1−V2=(k*I−N)−(−k*I−N)=2*k*I ・・・(3)
で表せる。このとき、減算器115の出力信号Voutは、図5に実線で示すように表せる。減算器115の出力信号Voutは、式(3)、図5に示すように外部磁界によるノイズ成分Nが除去されていることがわかる。
このように、本実施例によれば、外乱磁界があっても外乱磁界によるノイズ成分Nが除去された信号を出力することができ、よって、測定誤差を低減できる。
したがって、例えば、二次電池から負荷に接続されたケーブルに流れる電流を測定したときに、電池の充放電電流を外乱磁界によるノイズなく、正確に検出でき、よって、電池の残量を正確に検出することが可能となる。
また、本実施例によれば、コアが第1のコア111及び第2のコア112に2分割されているため、ギャップG1及びG2の幅で磁気抵抗を調整することができ、大電流の計測が可能となる。また、本実施例によれば、2つの第1のホール素子113及び第2のホール素子114が実装されるため、第1のホール素子113の出力と第2のホール素子114の出力とを比較することによって、ホール素子の故障を検知することが可能である。
なお、本実施例では、第1のコア111及び第2のコア112を矩形状となるように成形したが、第1のコアと第2のコアとを円環状となるように成形してもよい。また、第1のホール素子113と第2のホール素子114とは測定対象ケーブル102を挟んで、互いに平行となるように配置されていればよい。
また、本実施例では、コアを2分割したが、コアは2分割に限定されるものではなく、更に、2以上に多分割するようにしてもよい、これによって、更に大電流の測定が可能となる。
〔第1変形例〕
図6は本発明の一実施例の第1変形例の構成図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本変形例の電流センサ200は、電流センサ100とは、第1のコア211及び第2のコア222の形状が異なるとともに、第1のホール素子113及び第2のホール素子114、第1のギャップG21及び第2のギャップG22の配置が異なる。
本変形例の第1のコア211及び第2のコア212は、略L字状の同じ形状に成形されており、第1のコア211の端面221が第2のコア212の端面231に対向し、第1のコア211の端面222が第2のコア212の端面232に対向するように配置されている。第1のギャップG21は端面221と端面231との間に形成され、第2のギャップG22は端面232と端面222との間に形成される。
第1のホール素子113は第1のギャップG21に挿入され、第2のホール素子114は第2のギャップG22に挿入されるようにプリント配線板116に実装される。
〔第2変形例〕
図7は本発明の一実施例の第2変形例の構成図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本変形例の電流センサ300は、電流センサ100とは、第1のコア311及び第2のコア312の形状が異なるとともに、第1のホール素子113及び第2のホール素子114、第1のギャップG31及び第2のギャップG32の配置が異なる。
本変形例の第1のコア311は略コ字状に形成され、第2のコア312は略直線状に形成されている。第1のコア311の端面321、322は、第2のコア312の端面331の両端部に対向するように配置される。第1のギャップG31は端面321と端面331との間に形成され、第2のギャップG32は端面322と端面331との間に形成される。
第1のホール素子113は第1のギャップG31に挿入され、第2のホール素子114は第2のギャップG22に挿入されるようにプリント配線板116に実装される。
〔第3変形例〕
図8は本発明の一実施例の第3変形例の構成図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本変形例の電流センサ400は、電流センサ100とは、第1のコア411及び第2のコア422の形状が異なる。
本変形例の第1のコア411及び第2のコア412は略半円状に形成され、共に同一形状に形成されている。第1のコア411の端面421は、第2のコア312の端面431に対向するように配置され、第1のコア411の端面422は、第2のコア312の端面432に対向するように配置される。第1のギャップG41は端面421と端面431との間に形成され、第2のギャップG42は端面422と端面432との間に形成される。第1のコア411と第2のコア412とは第1のギャップG41及び第2のギャップG42を介して略円環状に配置される。
第1のホール素子113は第1のギャップG41に挿入され、第2のホール素子114は第2のギャップG42に挿入されるようにプリント配線板116に実装される。
なお、上記実施例、及び、変形例では、プリント配線板116上に減算器115を実装したが、第1のホール素子113及び第2のホール素子114の出力信号をそのまま出力し、外部回路で第1のホール素子113の出力信号から第2のホール素子114の出力信号を減算するようにしてもよい。このとき、外部回路としてマイコンなどにして、第1のホール素子113及び第2のホール素子114の出力信号をディジタルデータに変換して、ディジタル処理によって減算するようにしてもよい。
なお、本実施例におけるコアの形状は、略コ字状、あるいは、略L字状とされているため、プレス時の配置自由度が高く、材料に利用効率が高い。
図9はコアのプレス時の配置を説明するための図を示す。図9(A)は従来の非分割コア、図9(B)はコ字状2分割コア、図9(C)はL字状2分割コア、図9(D)はコ字状コアと直線状コアとを組み合わせた構成、図9(E)は半円弧状2分割コアのプレス字の配置を示す図である。
従来の非分割コアでは、図9(A)に示すようにフープ材511からコア部材512が打ち抜かれるため、例えば、コア部材512の中央部分の材料が無駄となるのに対し、例えば、第1のコア111及び第2のコア112の形状を図2に示すようなコ字状とすることにより、図9(B)に示すように第1のコア111及び第2のコア112を構成するコア部材を互いに密着して配置できるため、フープ材511の無駄を低減させることができる。
また、図6に示すように第1のコア211及び第2のコア212の形状をL字状とすることにより、図9(C)に示すように第1のコア211及び第2のコア212を構成するコア部材を互いに密着して配置できるため、フープ材511の無駄を低減させることができる。
さらに、図7に示すように第1のコア311をコ字状とし、第2のコア312を直線状とすることにより、図9(D)に示すように第1のコア311及び第2のコア312を構成するコア部材を互いに密着して配置できるため、フープ材511の無駄を低減させることができる。
また、図8に示すように第1のコア411及び第2のコア412の形状を略半円弧状とすることにより、図9(E)に示すように第1のコア411及び第2のコア412を構成するコア部材を互いに密着して配置できるため、フープ材511の無駄を低減させることができる。
このように、第1のコア111,211,311、411、及び、第2のコア112、212、312、412を略コ字状、L字状、直線状、あるいは、半円弧状とすることにより、コア部材のフープ材511上での配置の自由度を高くすることができ、よって、フープ材511の利用効率を向上させることができる。なお、高性能用電流センサでは、コア材として、通常、ニッケル含有量の高いパーマロイを使用している。パーマロイは高価であるので、フープ材511の利用効率をあげることによって、製品のコストダウンに寄与する。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形例が考えられることは言うまでもない。
本発明の一実施例の組立図である。 本発明の一実施例の分解斜視図である。 本発明の一実施例のブロック構成図である。 本発明の一実施例の動作説明図である。 本発明の一実施例の動作波形図である。 本発明の一実施例の第1変形例の構成図である。 本発明の一実施例の第2変形例の構成図である。 本発明の一実施例の第3変形例の構成図である。 コアのプレス時の配置を説明するための図である。 従来の電流センサの一例の構成図である。
符号の説明
100、200、300、400 電流センサ
101 測定孔、102 測定対象ケーブル、103 外部電源
111、211、311、411 第1のコア
112、212、312、412 第2のコア
113 第1のホール素子
114 第2のホール素子、115 減算器、116 プリント配線板
117 ケース、118 カバー、119 入出力ケーブル
511 フープ材
G1、G21、G31、G41 第1のギャップ、G2、G22、G32、G42 第2のギャップ

Claims (8)

  1. 導電線の周囲に発生する磁界に応じて該導電線に流れる電流を検出する電流センサにおいて、
    前記導電線の周囲に磁路を形成する磁性体と、
    前記磁性体により形成される磁路に挿入され、前記磁路に流れる磁束に応じた信号を出力する第1の磁界検出手段と、
    前記第1の磁界検出手段と前記導電線を挟んで平行となるように、前記磁路に挿入され、前記磁路に流れる磁束に応じた信号を出力する第2の磁界検出手段とを有し、
    前記第1の磁界検出手段及び前記第2の磁界検出手段は、周囲に一様に印加される磁界に対して同じ極性の信号を出力するように配置されていることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記第1の磁界検出手段と前記第2の磁界検出手段とは、前記磁性体により形成される磁路の中心に対して対称に配置されることを特徴とする請求項1記載の電流センサ。
  3. 前記磁性体は、前記磁路が矩形状となるように成形されていることを特徴とする請求項1記載の電流センサ。
  4. 前記磁性体は、前記磁路が円環状となるように成形されていることを特徴とする請求項1記載の電流センサ。
  5. 前記磁性体は、第1のコア及び第2のコアから構成され、
    前記第1のコアと前記第2のコアとを同一形状としたことを特徴とする請求項1記載の電流センサ。
  6. 前記第1の磁界検出手段及び前記第2の磁界検出手段は、ホール効果素子から構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の電流センサ。
  7. 前記第1の磁界検出手段の出力から前記第2の磁界検出手段の出力を減算する減算手段とを有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の電流センサ。
  8. 導電線の周囲に発生する磁界に応じて該導電線に流れる電流を検出する電流検出方法において、
    前記導電線の周囲に磁性体を配置し、周囲に一様に印加される磁界に対して同じ極性の信号が出力されるように前記磁性体に第1の磁界検出手段及び第2の磁界検出手段を配置し、
    前記第1の磁界検出手段の出力から前記第2の磁界検出手段の出力を減算することにより、周囲に一様に印加される磁界の成分が除去され、前記導電線に流れる電流に応じた信号を出力することを特徴とする電流検出方法。
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