JP2008142998A - 成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のゲートが成形面に形成された成形装置において、エジェクタピンを移動させるエジェクタ板の剛性を確保するとともに、エジェクタピンの配設位置の設定自由度を向上させる。
【解決手段】成形装置1は、ゲートG1〜G3が形成された成形面2aを有する固定型2と、可動型3とを備えている。固定型2内には、樹脂供給管4とエジェクタピン5とエジェクタ板6とが設けられている。樹脂供給管4は、上記固定型2の成形面2aの広がる方向に延びるように形成されたホットランナ14と、ホットランナ14から分岐してゲートG1〜G3まで延びる分岐管18とを有している。エジェクタ板6は、固定型2のホットランナ14よりも成形面2a側に位置付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車用内装材等の樹脂成形品を成形する成形装置に関する。
従来より、自動車用内装材としてのドアトリムを成形する場合に、例えば、特許文献1に開示されている成形装置が用いられることがある。この成形装置は、固定型と可動型とを備えており、両型を型締めすると、固定型の成形面と可動型の成形面とによってキャビティが形成されるようになっている。固定型の成形面には、複数のゲートが互いに間隔をあけて形成されている。また、固定型の内部には、樹脂射出機の吐出口に連通する樹脂供給管が設けられている。樹脂供給管の樹脂通路は、ゲートが形成された範囲にわたるように、固定型の成形面が広がる方向に延びている。また、樹脂供給管の樹脂通路からは、ゲートの数と同じだけ分岐部が分岐している。各分岐部の端部がゲートに連通しており、樹脂射出機から送り出された溶融樹脂材は、樹脂通路を通って分岐部に分流した後、各ゲートから成形面上に射出される。このように複数のゲートを設けることで、大型の樹脂成形品の製造が可能になる。
また、一般に、樹脂成形品の成形装置には、例えば、特許文献2に開示されているように、成形品を脱型するための複数のエジェクタピンが設けられている。エジェクタピンは、固定型の内部に配設された板状のピン駆動部材に取り付けられている。そして、型開き時に、ピン駆動部材によりピンを軸線方向に移動させて成形面上の成形品を押すことにより、成形品が脱型されるようになっている。
特開2000−351131号公報 特開平11−333849号公報
ところが、特許文献1のように複数のゲートを備えた成形装置においては、これらゲートが互いに離れていることから、ゲートに樹脂材を供給する樹脂供給管の樹脂通路は固定型内の広い範囲に亘って延び、大型化する。また、エジェクタピンは、成形品の全体にわたるように互いに間隔をあけて複数配置されていることから、これらエジェクタピンを駆動するためのピン駆動部材も固定型内で大型化する。このように樹脂通路及びピン駆動部材が固定型内で大型化すると、ピン駆動部材がエジェクタピンを動かすときに樹脂通路と干渉する問題が発生するので、ピン駆動部材に、樹脂通路を避けるように貫通孔を形成して対応することが考えられる。このようにした場合、樹脂通路が上記の如く大型であるため、ピン駆動部材の貫通孔もそれに対応して大きくなってしまう。ピン駆動部材の貫通孔が大きくなると、ピン駆動部材の剛性が低下してしまうとともに、エジェクタピンの配設位置の設定自由度も低くなる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数のゲートが成形面に形成された成形装置において、エジェクタピンを移動させるピン駆動部材の配設位置に工夫を凝らすことで、ピン駆動部材の剛性を確保するとともに、エジェクタピンの配設位置の設定自由度を向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、成形型内のピン駆動部材を樹脂供給管の樹脂通路よりも成形面に近い側に配置した。
具体的には、請求項1の発明では、樹脂成形品を成形する成形装置であって、複数のゲートが形成された第1成形面を有する第1成形型と、上記第1成形面と共にキャビティを形成する第2成形面を有する第2成形型と、上記第1成形型内に設けられ、樹脂射出機の吐出口と上記ゲートとを連通させる樹脂供給管と、上記第1成形型に支持されたエジェクタピンと、上記第1成形型内に設けられ、上記エジェクタピンを軸線方向に移動させるピン駆動部材とを備え、上記樹脂供給管は、上記第1成形面の広がる方向に延びる樹脂通路と、該樹脂通路から分岐して上記各ゲートまで延びる複数の分岐部とを有し、上記ピン駆動部材は、上記樹脂通路よりも上記第1成形面側に位置付けられている構成とする。
この構成によれば、ピン駆動部材がエジェクタピンを移動させる際、樹脂供給管の樹脂通路よりも第1成形面側で移動することになるので、ピン駆動部材が樹脂通路に干渉することはない。これにより、ピン駆動部材には樹脂通路との干渉を避けるための貫通孔を形成せずに済む。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、第1成形型には、第1成形面の一部を構成するスライド型が設けられ、ピン駆動部材には、上記スライド型に連結される連結部材が設けられている構成とする。
この構成によれば、例えば、アンダーカット部に対応して設けられるスライド型が、連結部材を介してピン駆動部材により駆動されるので、スライド型専用の動力源が不要になる。この場合に、ピン駆動部材には、樹脂供給管の樹脂通路との干渉を避けるための貫通孔が無いので、連結部材の配設位置を設定する際の自由度が高まる。
請求項1の発明によれば、エジェクタピンを移動させるピン駆動部材を、第1成形型内において、樹脂供給管の樹脂通路よりも第1成形面側に位置付けたので、ピン駆動部材には、樹脂通路との干渉を避けるための貫通孔を形成せずに済み、これにより、ピン駆動部材の剛性を十分に高めることができるとともに、エジェクタピンの配設位置の設定自由度を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、第1成形型に設けたスライド型を連結部材を介してピン駆動部材により駆動することができる。この場合に、連結部材の配設位置の設定自由度を高めることができ、ひいては、スライド型の配設位置、移動方向及び移動量の設定自由度を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る成形装置1を示すものである。この成形装置1は、自動車のドアトリムTRを成形する際に用いられるモールドプレス成形装置であり、下側に配置される第1成形型としての固定型2と、固定型2の上側に配置される第2成形型としての可動型3と、固定型2内に設けられた樹脂供給管4と、エジェクタピン5と、エジェクタ板6とを備えている。固定型2の上面には下側成形面2aが形成され、一方、可動型3の下面には上側成形面3aが形成されている。これら固定型2及び可動型3を型締めした状態で、第1成形面としての下側成形面2aと、第2成形面としての上側成形面3aとの間にキャビティ(図示せず)が形成されるようになっている。このキャビティ内で上記ドアトリムTRが成形され、成形されたドアトリムTRは型開き後に脱型されるようになっている。
上記可動型3は、油圧シリンダー等からなる駆動装置(図示せず)により上下方向に移動して固定型2に接離するようになっている。可動型3の上側成形面3aは、ドアトリムTRの表面側(車室内側)を成形するためのものである。上記駆動装置は、制御装置(図示せず)により制御されるようになっている。
上記固定型2の下側成形面2aは、ドアトリムTRの裏面側(車室外側)を成形するためのものであり、ドアトリムTRの形状に対応して全体として見たときには大略水平方向に延びている。この下側成形面2aには、第1〜第3ゲートG1〜G3が互いに間隔をあけて形成されている。
上記第1ゲートG1は、固定型2の下側成形面2aに形成された凹部2bの底面に開口している。この凹部2bは、ドアトリムTRの裏面にクリップ固定座A(図6にのみ示す)を一体成形するためのものである。このクリップ固定座Aは、一側面にのみ開口した箱状をなすアンダーカット形状とされている。このクリップ固定座Aの内面を成形するためのスライド型10が、上記固定型2の凹部2b内に配置されている。
上記固定型2の内部には空洞部12が設けられている。空洞部12の下側には、樹脂供給管4の樹脂通路を構成するホットランナ14が設けられている。このホットランナ14の上流端は、固定型2の左側面(図1の左側)に開口しており、この上流端開口部に、樹脂射出機(図示せず)の吐出口を構成するノズル15が接続されるようになっている。ホットランナ14は、上流端から右側へ向けて延びて下方へ屈曲した後、再び、下側成形面2aに沿う方向である右側へ向けて大略水平に延びている。このホットランナ14は、図2に示す平面視で、第1〜第3ゲートG1〜G3が形成された範囲と重複する広い範囲に亘るように形成されている。
上記ホットランナ14には、ゲートG1〜G3の数と同じ数の分岐管18、18、18が接続されている。これら分岐管18、18、18は、本発明の分岐部を構成しており、第1〜第3ゲートG1〜G3の真下に配置され、上下方向に延びる筒状部材で構成されている。各分岐管18の下端部がホットランナ14の外面に固定されてホットランナ14の内部と連通している。各分岐管18の上端部は、下側成形面2aの近傍まで延びている。図3に示すように、分岐管18の上端部には、スプルーブッシュ20が設けられている。このスプルーブッシュ20は、固定型2に保持されている。スプルーブッシュ20の内部には上下方向に延びるスプルー通路20aが形成され、その内径は、分岐管18の内径よりも小さくされている。スプルー通路20aの下端部が分岐管18の上端部に連通している。また、各スプルー通路20aの上端部が、第1〜第3ゲートG1〜G3を構成している。
上記樹脂供給管4には、各スプルー通路20aを開閉するゲートピン22とゲートピン22を駆動する油圧シリンダー24とが分岐管18毎に計3組設けられている。これら3組とも同じ構造である。ゲートピン22は、分岐管18内に挿入されており、その外径は、分岐管18の内径よりも小さく、かつ、スプルー通路20aの内径よりも大きく設定されている。ゲートピン22の上端部には、上側へ向けて縮径するテーパ面部22aが設けられている。ゲートピン22の下端側は、分岐管18の下端部から下方へ突出してホットランナ14を上下方向に貫通している。ホットランナ14の外壁下部には、上下方向に延びる筒状のゲートピンガイド26が該外壁を貫通するように設けられ、このゲートピンガイド26に、ゲートピン22の下端側が上下方向に移動可能に挿入されている。このゲートピン22の下端部はゲートピンガイド26から下方へ突出している。また、ゲートピン22とゲートピンガイド26との間は、ホットランナ14内の溶融樹脂材が漏れないようにシールされている。
上記ホットランナ14の外壁下部には、上記油圧シリンダー24を取り付けるためのシリンダー取付板28が設けられている。油圧シリンダー24は、油圧により進退するロッド24aを有する周知のものであり、該ロッド24aが上方へ向けて進出するように、ゲートピン22の真下に配置されている。ロッド24aは、ゲートピン22と同軸上に位置付けられている。ロッド24aの上端部とゲートピン22の下端部とは連結されている。
上記油圧シリンダー24のロッド24aを進出させると、図3に示すように、ゲートピン22が上昇端位置まで移動してテーパ面部22aがスプルー通路20aに差し込まれて該スプルー通路20aが閉塞される一方、ロッド24aを後退させると、ゲートピン22が下降端位置(図示せず)まで移動してスプルー通路20aが開放される。各油圧シリンダー24は、図示しないが、制御装置により個別に制御されるようになっており、スプルー通路20aの開閉タイミングや、開閉量はゲートG1〜G3毎に変更可能となっている。
図1にも示すように、上記固定型2には、略水平方向に延びる固定板30が空洞部12のホットランナ14よりも上方に配設されている。この固定板30には、上記3本の分岐管18、18、18がそれぞれ貫通する貫通孔(図示せず)が形成されている。固定板30の上方、すなわち、ホットランナ14と下側成形面2aとの間には、ピン駆動部材としてのエジェクタ板6が配置されている。このエジェクタ板6は、平面視でドアトリムTRよりも小さめに形成されている。エジェクタ板6には、図2に示すように、上記3本の分岐管18、18、18がそれぞれ貫通する貫通孔6a、6a、6aと、複数のエジェクタピン5とが設けられている。エジェクタピン5は、図1に示すように、上下方向に延び、その軸線方向に移動可能に固定型2に支持されている。エジェクタピン5の下端部は、上記エジェクタ板6に固定される一方、上端部は型閉じ状態で下側成形面2aと略同一面上に位置付けられている。
また、エジェクタ板6の上面には、上記スライド型10を駆動する傾斜ピン34がスライダ36を介して取り付けられている。傾斜ピン34は、本発明の連結部材を構成するものであり、鉛直線に対し傾斜して上下方向に延びている。固定型2には、傾斜ピン34が挿通する挿通孔2cが傾斜ピン34の傾斜方向に沿って形成されている。傾斜ピン34の略上半部が挿通孔2cに挿通された状態で軸線方向に移動可能に固定型2に支持されている。傾斜ピン34の上端部は、スライド型10の下端部に連結されている。また、スライダ36は、傾斜ピン34の下端部をエジェクタ板6に対して図1の左右方向にスライド可能に支持するものである。
上記固定型2には、エジェクタ板6を上下方向に移動させる駆動装置(図示せず)が設けられている。この駆動装置は、周知の油圧シリンダー等で構成されており、制御装置により制御されるようになっている。エジェクタ板6は、駆動装置によって図3に示す下降端位置と図6に示す上昇端位置の間を鉛直線方向に移動し、下降端位置にあるとき及び上昇端位置にあるときの両方で、ホットランナ14よりも上方に位置付けられるようになっている。つまり、エジェクタ板6が移動する際に、該エジェクタ板6がホットランナ14と干渉しないようになっている。
上記エジェクタ板6を駆動装置により上方へ移動させると、図4〜図6に示すように、エジェクタピン5が下側成形面2aから上方へ突出するとともに、傾斜ピン34がスライダ36を介して上方へ押し上げられる。この傾斜ピン34は、斜めに延びる挿通孔2cに支持されているので、挿通孔2cの内周面に案内されながら右斜め上方に移動する。この傾斜ピン34の移動によってスライド型10が固定型2に対して上昇しながら、右側へ移動していく。また、このとき傾斜ピン34の下端部は、エジェクタ板6に対しスライドする。
次に、上記のように構成された成形装置1を用いてドアトリムTRを成形する場合について説明する。まず、固定型2と可動型3とを型開きし、エジェクタ板6を下降端位置としておく。そして、可動型3を下降させて固定型2に接近させていくと同時に、第1〜第3ゲートG1〜G3用の油圧シリンダー24のロッド24aを後退させてゲートピン22を下降させ、スプルー通路20aを開放する。これら第1〜第3ゲートG1〜G3用の油圧シリンダー24の作動タイミングは、ドアトリムTRの形状や大きさにより任意に設定することができる。各スプルー通路20aが開放されると、樹脂射出機内の溶融樹脂材は、ノズル15からホットランナ14に流入した後、分岐管18に分流する。各分岐管18に分流した溶融樹脂材は、スプルー通路20aを通って第1〜第3ゲートG1〜G3から下側成形面2a上に射出される。
上記溶融樹脂材が射出される間、可動型3は下方へ移動しており、やがて可動型3と固定型2とが型閉じ状態となる。この型閉じ状態となる前に溶融樹脂材の射出が完了し、両型2、3が型締めされる。
溶融樹脂材が成形されて固化しドアトリムTRとなった後、可動型3を上方へ移動させて型開きするとともに、エジェクタ板6を上方へ移動させる。エジェクタ板6を上方へ移動させると、図4に示すように、エジェクタピン5が下側成形面2aから突出し、ドアトリムTRがエジェクタピン5の上端部により押し上げられて下側成形面2aから外れる。これと同時に傾斜ピン34が押し上げられることで、スライド型10がクリップ取付座Aの開口から出る方向に移動していく。図5及び図6に示すように、可動型3及びエジェクタ板6をさらに上方へ移動させていくと、ドアトリムTRが上側成形面3aからも外れてスライド型10がクリップ取付座Aの開口から完全に出て、脱型が完了する。この際、エジェクタ板6は、ホットランナ14よりも上方で移動しているので、ホットランナ14と干渉することはない。尚、スプルー通路20a内で固化した樹脂材は、ドアトリムTRから切除する。
以上説明したように、この実施形態に係る成形装置1によれば、エジェクタ板6を固定型2のホットランナ14よりも下側成形面2a側に位置付けたので、エジェクタピン5を移動させる際、エジェクタ板6がホットランナ14に干渉することはない。これにより、エジェクタ板6にホットランナ14との干渉を避けるための貫通孔を形成せずに済む。その結果、エジェクタ板6の剛性を十分に高めることができるとともに、エジェクタピン5の配設位置の設定自由度を向上させることができる。
また、ドアトリムTRのアンダーカット部に対応して設けられたスライド型10が、傾斜ピン34を介してエジェクタ板6により駆動されるので、スライド型10専用の動力源が不要になり、低コスト化を図ることができる。この場合に、エジェクタ板6には、上記の如くホットランナ14との干渉を避けるための貫通孔が無いので、傾斜ピン34の配設位置を設定する際の自由度を高めることができ、ひいては、スライド型10の配設位置、移動方向及び移動量の設定自由度を高めることができる。
尚、上記実施形態では、本発明に係る成形装置1によりドアトリムTRを成形する場合について説明したが、これに限らず、図示しないが、本発明は、ドアトリムTR以外にも自動車の樹脂製バンパーやインストルメントパネル等を成形する際に用いることができる。
また、本発明は、表皮付のドアトリムを成形する場合にも適用することができる。
以上説明したように、本発明に係る成形装置は、例えば、自動車用内装材を成形する場合に用いることができる。
本発明の実施形態に係る成形装置の概略構造を示す断面図である。 図1のII−II線における断面図である。 キャビティ内の樹脂材が固化した状態にある成形装置の部分拡大断面図である。 型開き初期の状態にある成形装置の図3相当図である。 型開き終期の状態にある成形装置の図3相当図である。 ドアトリムを脱型した状態にある成形装置の図3相当図である。
符号の説明
1 成形装置
2 固定型(第1成形型)
2a 下側成形面(第1成形面)
3 可動型(第2成形型)
3a 上側成形面(第2成形面)
4 樹脂供給管
5 エジェクタピン
6 エジェクタ板(ピン駆動部材)
10 スライド型
14 ホットランナ
18 分岐管(分岐部)
A クリップ固定座
G1〜G3 ゲート
TR ドアトリム(樹脂成形品)

Claims (2)

  1. 樹脂成形品を成形する成形装置であって、
    複数のゲートが形成された第1成形面を有する第1成形型と、
    上記第1成形面と共にキャビティを形成する第2成形面を有する第2成形型と、
    上記第1成形型内に設けられ、樹脂射出機の吐出口と上記ゲートとを連通させる樹脂供給管と、
    上記第1成形型に支持されたエジェクタピンと、
    上記第1成形型内に設けられ、上記エジェクタピンを軸線方向に移動させるピン駆動部材とを備え、
    上記樹脂供給管は、上記第1成形面の広がる方向に延びる樹脂通路と、該樹脂通路から分岐して上記各ゲートまで延びる複数の分岐部とを有し、
    上記ピン駆動部材は、上記樹脂通路よりも上記第1成形面側に位置付けられていることを特徴とする成形装置。
  2. 請求項1に記載の成形装置において、
    第1成形型には、第1成形面の一部を構成するスライド型が設けられ、
    ピン駆動部材には、上記スライド型に連結される連結部材が設けられていることを特徴とする成形装置。
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